七五三のママ服を骨格タイプで選ぶ|しゃがむ・座る・抱く場面で見る

**七五三の日、ママがいちばん長くしている姿勢は、立っているときではありません。**子どもの目線までしゃがむ、写真館や会食の席で座る、歩き疲れた3歳を抱き上げる。この3つの動きのあいだに、服はいちばん崩れます。
そして、崩れる場所は骨格タイプで違います。**ストレートは胸から腰の前、ウェーブは腰から下、ナチュラルは肩と背中。**自分のタイプが分かっていれば、試着室で見る場所は1か所に絞れます。
色や格の選び方は七五三の親の服装の可否判定と七五三のママのワンピースの4か所に分けてあります。この記事は、動いたときの形だけを扱います。
結論:七五三のママ服は、3つの動きで選ぶ
先に答えを置きます。自分の骨格タイプの行を見て、そこに書いてある場所だけを試着室で確かめてください。
| 骨格タイプ | 崩れやすい動き | 崩れる場所 | 選ぶときに見る1点 |
|---|---|---|---|
| ストレート | しゃがむ | 胸から腰の前 | しゃがんで前身頃にしわが横に何本出るか |
| ウェーブ | 座る | 腰から下 | 座ったとき切り替えがおへそより下に落ちるか |
| ナチュラル | 抱く | 肩と背中 | 腕を前に出して肩甲骨の間が突っ張るか |
立った姿で似合っていても、この1点で外れる一着は当日の写真で目立ちます。逆に、この1点が合っていれば、形の名前が教科書どおりでなくても当日は崩れません。
当日、ママが実際にしている動き
七五三の半日を動きで分けると、立っている時間は思ったより短くなります。服にかかる負担を場面ごとに並べました。
| 場面 | 主な動き | 目安の時間 | 服にかかる負担 |
|---|---|---|---|
| 着付け・支度の付き添い | しゃがむ、床に膝をつく | 20〜40分 | 裾の上がり、背中の引き |
| 移動(車・電車) | 座る、子を膝にのせる | 20〜60分 | 前身頃のしわ、裾の広がり |
| 参道を歩く | 砂利を歩く、手を引く | 10〜20分 | 裾の揺れ、足元 |
| 手水・お参り | かがむ、手を前に出す | 5〜10分 | 袖口、前かがみの胸元 |
| 祈祷の待合・拝殿 | 椅子に座る、正座 | 20〜40分 | 腰まわり、ひざ上の裾 |
| 境内での写真 | しゃがむ、子の横に寄る | 10〜30分 | 背中、裾、上着の前 |
| 写真館 | 立つ、椅子に座る、膝をつく | 30〜60分 | 座り姿の切り替え位置 |
| 3歳の抱っこ | 抱き上げる、腰にのせる | 合計10〜30分 | 肩、背中、腰の布 |
| 会食 | 座る、上着を脱ぐ | 60〜120分 | 前身頃のしわ、脱いだあとの一枚 |
写真に残るのは、境内と写真館の2か所です。**写真館では座った姿、境内ではしゃがんだ姿が多く残ります。**立ち姿だけで一着を決めると、この2枚で崩れた形が写ります。
まず骨格タイプを、当日の服で確かめる
骨格タイプが分かっている人は、この節を飛ばして構いません。分からない人や、診断で2つの名前を言われた人は、手持ちのワンピースを1枚着て、次の3か所を見てください。
| 見る場所 | ストレート寄り | ウェーブ寄り | ナチュラル寄り |
|---|---|---|---|
| 鎖骨 | 細く短めに見える | 細く、下にくぼみがある | 太めで長く見える |
| 手首の骨 | 目立ちにくい | 小さく丸い | 大きく角がある |
| 腰まわりの布 | 腰骨の上で張る | 腰から下で布が余る | 布がまっすぐ落ちる |
| 座ったときのしわ | 胸の下に横じわ | おなかの下に斜めじわ | しわが少なく縦に落ちる |
| 腕を前に出したとき | 二の腕まわりが張る | 袖が余って下がる | 肩と背中が突っ張る |
| しゃがんだとき | 前身頃が突っ張る | 裾が大きく上がる | 背中の布が上へ引かれる |
3か所以上が同じ列に並べば、その列のタイプとして読んでください。割れる場合の決め方は、後半の「どちらとも取れるとき」に書いています。詳しい見分け方は骨格診断3タイプの違いと骨格診断セルフチェックにあります。
骨格ストレート|しゃがむと、胸から腰の前が突っ張る
骨格ストレートの人は、上半身に厚みがあり、胸の位置が高めです。立っているときは布が胸から下へまっすぐ落ちて、すっきり見えます。
ところが、しゃがむと体が前に折れ、胸から腰の前の長さが縮みます。**布の長さはそのままなので、余った布が胸の下で横じわになり、前ボタンのある服はボタンの間が引かれて開きます。**境内でしゃがんで撮った写真で、おなかまわりが実際より厚く写るのはこのためです。
もう1つは、ハリの弱い素材です。薄く柔らかい布は、しゃがんだ瞬間に胸の高さで止まり、その下がたるんで落ちます。ストレートの人は、しゃがむ回数が多い日ほど、ハリのある素材が効きます。
骨格ストレートの一着を決める寸法
ストレートの人が試着で見るのは、しゃがんだときの前身頃です。次の寸法を目安にしてください。
| 部位 | 見るところ | 目安 |
|---|---|---|
| 首元 | Vかスクエアの開き | 鎖骨の中央から下へ5〜8cm |
| 前立て | ボタンの間隔 | 胸の頂点の高さにボタンが来るか |
| 身幅 | 胸まわりのゆとり | 手のひら1枚ぶん(約4〜6cm) |
| ウエスト | 切り替えの高さ | 本来のウエスト位置か、その2cm上まで |
| 素材 | 布のハリ | 腕にかけて角が折れずに立つ程度 |
| 丈 | 立ったときの裾 | ひざの皿の下端から下へ3〜8cm |
| 丈 | しゃがんだときの裾 | ひざの皿が半分以上出ない |
| 上着 | 前を留めたときの引き | しゃがんでボタンの間に横じわが出ない |
首元に開きがあると、胸の厚みが縦に分かれ、しゃがんでも前の布が一枚の面になりません。丸く詰まった首元は、しゃがんだときに胸から下が一枚の面になりやすいので、選ぶならネックレスで縦の線を足してください。
骨格ウェーブ|座ると、腰から下で布が余る
骨格ウェーブの人は、上半身が薄く、重心が下にあります。立っているときに合っていたワンピースでも、座ると上半身の布が下へ落ち、切り替えの位置がおへその下まで下がって見えます。
**座った姿は写真館でいちばん長く残る姿です。**切り替えが下がると、胸から腰までの布が長く見え、上半身の薄さに対して布だけが多い写り方になります。
しゃがんだときには、もう1つのことが起きます。重心が下にあるぶん、腰まわりの布が引かれて裾が大きく上がります。フレアの裾は広がりながら上がるので、ひざ上まで出ることがあります。
骨格ウェーブの一着を決める寸法
ウェーブの人が試着で見るのは、座ったときの切り替えの高さと、しゃがんだときの裾です。
| 部位 | 見るところ | 目安 |
|---|---|---|
| 首元 | 開きの深さ | 鎖骨の中央から下へ3〜5cm、浅めの丸かボウ |
| 肩 | 肩線の位置 | 肩先の骨から内側へ1cm以内 |
| 身幅 | 胸まわりのゆとり | 指2本ぶん(約2〜3cm) |
| 切り替え | 座ったときの高さ | おへそより上に残る |
| 素材 | 布の落ち方 | 手でつかんで離すと、しわが残らず落ちる |
| 丈 | 立ったときの裾 | ひざの皿の中央から下へ5〜10cm |
| 丈 | しゃがんだときの裾 | ひざの皿の上端より下に収まる |
| 上着 | 着丈 | 腰骨の上端より上で終わる |
**切り替えは、立って合わせるときより2cm高いものを選ぶと、座ったときにちょうどになります。**上着は短い丈にすると、上着を脱がずに座っても腰まわりに布が重なりません。
骨格ナチュラル|抱くと、肩と背中が引かれる
骨格ナチュラルの人は、肩や関節のフレームがしっかりしていて、体の厚みより骨の枠が印象を作ります。立っているときは、ゆとりのある布がまっすぐ落ちて、よく似合います。
崩れるのは、3歳の子を抱き上げるときです。腕を前に出して子どもを持ち上げると、肩甲骨が左右に開き、背中の布が横に引かれます。肩線が肩先より内側にある服や、背中に伸びのない布は、このときに肩の骨の上で突っ張り、袖が上がって手首が出ます。
もう1つは、薄い素材です。ナチュラルの人は布が体に沿うと骨の線がそのまま出るので、抱っこで布が引かれると肩の角が強く見えます。
骨格ナチュラルの一着を決める寸法
ナチュラルの人が試着で見るのは、腕を前に出したときの肩と背中です。
| 部位 | 見るところ | 目安 |
|---|---|---|
| 首元 | 開きの形 | 横に広めのボートか、Vでも浅め |
| 肩 | 肩線の位置 | 肩先の骨と同じか、外へ2cmまで |
| 背中 | 腕を前に出したとき | 肩甲骨の間に横じわが出ない |
| 袖 | 腕を前に出したときの袖口 | 手首の骨が隠れる長さが残る |
| 身幅 | 全体のゆとり | こぶし1個ぶん(約8〜10cm) |
| 素材 | 布の厚み | つまんで2〜3mm、透けない |
| 丈 | 立ったときの裾 | ひざ下10cmからふくらはぎの中ほど |
| 上着 | 背中の余裕 | 抱く動きで背中の縫い目が引かれない |
**丈は長めが合います。**ナチュラルの人は、しゃがんだときに裾がひざの上まで上がっても、長い丈なら布の量でひざが隠れたまま収まります。
3タイプで比べる|同じ動きで崩れる場所
同じ動きをしても、崩れる場所はタイプごとに違います。家族や付き添いの祖母と服を相談するときにも、この表が使えます。
| 動き | ストレート | ウェーブ | ナチュラル |
|---|---|---|---|
| しゃがむ | 前身頃に横じわ、ボタンが開く | 裾が大きく上がる | 背中が上へ引かれる |
| 椅子に座る | 胸の下に横じわ | 切り替えが下がる | 裾が広がって角が出る |
| 正座する | ウエストが締まって苦しい | 腰まわりに布が溜まる | ひざで裾が引かれる |
| 抱き上げる | 二の腕まわりが張る | 袖が落ちて手首に溜まる | 肩と背中が突っ張る |
| 前かがみ | 胸元が開いて見える | 首元が浮く | 襟が肩から浮く |
| 上着を脱ぐ | 一枚になって厚みが出る | 上半身が寂しく見える | 肩の線がそのまま出る |
ここから言えるのは、同じ一着でも家族全員が同じ注意で着られるわけではないということです。祖母と母で似た服を着る場合も、試す動きはそれぞれのタイプで変えてください。
試着室でやる5つの動き
試着室は狭いですが、次の5つはできます。1つにつき10秒で足ります。
| 順番 | 動き | 見る場所 | 合格の目安 |
|---|---|---|---|
| 1 | まっすぐ立つ | 全体の丈 | 自分のタイプの丈の範囲に裾がある |
| 2 | 深くしゃがむ | 裾 | ひざの皿が半分以上出ない |
| 3 | しゃがんだまま前を見る | 前身頃 | 横じわが2本以内 |
| 4 | しゃがんだまま背中を鏡に向ける | 背中 | 裾が腰より上に上がらない |
| 5 | 試着室の椅子か台に座る | 切り替え | おへそより上に残る |
| 6 | 座ったまま前を見る | おなかまわり | 斜めじわが出ない |
| 7 | 両腕を前にまっすぐ出す | 背中と肩 | 肩甲骨の間が突っ張らない |
| 8 | 腕を前に出したまま袖口を見る | 手首 | 手首の骨が隠れたまま |
| 9 | 片腕で荷物を持ち上げるまねをする | 肩 | 肩線が肩の骨の上にずれない |
| 10 | 上着を脱いで一枚で立つ | 首元と肩 | 上着なしでも場に合う |
5つの動きに、上着の確認を足すと10項目になります。**全部を満たす一着は少ないので、自分のタイプに関係する3つを先に見て、残りは着方で直せるかを考えてください。**ストレートなら2・3・6、ウェーブなら2・4・5、ナチュラルなら7・8・9です。
上着|10月下旬と11月下旬で変わる
七五三のお参りは10月下旬から11月下旬に集まります。同じ七五三でも、朝の気温は10度近く違うことがあり、上着の厚みが変わります。
| 時期の目安 | 朝の体感 | 上着の目安 | 動きへの影響 |
|---|---|---|---|
| 10月下旬の晴れ | 薄手で足りる | 短いジャケット、カーディガン | 動きへの影響は小さい |
| 10月下旬の曇り・雨 | 少し冷える | ジャケット+薄手のストール | ストールが抱っこの邪魔になる |
| 11月上旬 | 朝は冷える | ジャケットか薄手のコート | コートの丈が座り姿に出る |
| 11月中旬 | 冷える | ウールのコート | 前を閉めてしゃがめるか |
| 11月下旬 | はっきり寒い | 厚手のコート | 抱く動きで肩が突っ張る |
| 12月にずらす家 | 冬の寒さ | 厚手のコート+手袋 | 手袋を外す動作が増える |
コートを着る時期は、ワンピースより先にコートで動きを試してください。境内の写真は、コートを着たまま撮ることが多いからです。
上着の丈と肩を、タイプごとに決める
上着は、ワンピースと同じく、タイプごとに崩れる場所が違います。
| 骨格タイプ | 上着の丈 | 肩 | 前の留め方 |
|---|---|---|---|
| ストレート | 腰骨にかかる程度 | 肩先にぴったり | 1つボタンか、前を開けて着る |
| ストレート | コートはひざ丈 | 肩先にぴったり | しゃがんで前が突っ張らないか確かめる |
| ストレート | カーディガンは避けるか厚手 | 肩先にぴったり | 前を開けて縦の線にする |
| ウェーブ | 腰骨の上端より上 | 肩先から内側1cm | 前を留めて切り替えを見せる |
| ウェーブ | コートはひざ上 | 肩先から内側1cm | 腰の位置で絞れるもの |
| ウェーブ | 短いカーディガン | 肩先から内側1cm | 1つ目だけ留める |
| ナチュラル | 腰が隠れる長め | 肩先から外へ2cmまで | 前を開けて着る |
| ナチュラル | コートはひざ下 | 落ち気味でもよい | 抱く日は前を開ける |
| ナチュラル | 厚手のカーディガン | 落ち気味でもよい | 前を開けて袖をまくらない |
ストレートの人は前を留めた上着でしゃがむと、ワンピースと同じ場所が突っ張ります。上着の前を開けてしゃがむほうが、写真では縦の線が残ります。
秋の素材を、タイプごとに選ぶ
10月から11月は、夏の薄い布から秋冬の厚い布へ移る時期で、売り場にも両方が並びます。動きへの強さは素材で大きく変わるので、形と同じくらい素材を見てください。
| 素材 | 動きへの強さ | ストレート | ウェーブ | ナチュラル |
|---|---|---|---|---|
| 目の詰んだウール | しわが戻りやすい | よく合う | 厚すぎると上半身が重い | よく合う |
| ツイード | 形が崩れにくい | 平らな織りなら可 | 細かい織りなら可 | よく合う |
| ジョーゼット | 軽いがしわが寄る | 胸で止まりやすい | よく合う | 骨の線が出る |
| ポリエステルのとろみ | しわが残りにくい | 厚手なら可 | よく合う | 上着と合わせれば可 |
| ハイゲージのニット | 伸びて戻る | 厚手なら可 | よく合う | 厚手なら可 |
| ローゲージのニット | 伸びて戻る | 胸まわりが厚く見える | 上半身が重い | よく合う |
| 綿のブロード | しわが残る | 可、ただし座るとしわ | 硬く見える | しわが味になる |
| ベロア | 光で厚みが出る | 光が胸に集まる | 小さな面積なら可 | 場に対して強い |
**迷ったら、手でつかんで離したときのしわの戻り方で決めます。**3秒でしわが消える布は、しゃがんでも座っても当日の写真にしわが残りにくく、タイプを問わず使えます。しわが残る布は、会食で1時間座ったあとの写真に、おなかまわりの横じわとして出ます。
雨の日と、冷える日の備え
七五三の時期は、秋の長雨と重なることがあります。雨の日は、動きの中身が変わります。傘を持つので片手がふさがり、抱く動きは片腕になります。参道のぬかるみで裾が汚れないよう、しゃがむ深さも浅くなります。
片腕で抱くと、服はその側の肩だけが上へ引かれます。**ナチュラルの人は、雨の日ほど肩に余裕のある上着が効きます。**ウェーブの人は、裾の長いスカートがぬれやすいので、ひざ下5cm程度に収まる丈を選ぶと、泥はねを気にせずに歩けます。ストレートの人は、はっ水のある上着の前を留めてしゃがむと突っ張りやすいので、雨の日は前を開けたまま着られる上着を選んでください。
冷える日は、ワンピースの下にもう1枚重ねたくなります。重ねた1枚は、ストレートの人は胸まわりの厚みに、ウェーブの人は腰まわりの布の量に、ナチュラルの人は肩まわりの突っ張りに出ます。下に重ねるなら、自分のタイプで崩れる場所に布が重ならない薄手を選んでください。
足元とバッグ|抱く日に手を空ける
足元の高さや色は七五三の母親の服装は足元から決めるに詳しく書いてあります。ここでは、動きに関わることだけを並べます。
| 持ち物 | 動きへの影響 | 骨格タイプで変わること |
|---|---|---|
| ヒールの高さ | しゃがむときの踏ん張り | ウェーブは低めでも重心が安定しにくいので幅のある踵 |
| 靴の甲 | 砂利道で脱げないか | ナチュラルは甲の深いものが足の骨と釣り合う |
| バッグの持ち手 | 抱くときに手が空くか | 3タイプとも肩にかけられる長さがあると抱きやすい |
| サブバッグ | しゃがむときに地面に置けるか | 底に鋲のあるものは砂利の上で倒れにくい |
| ストール | 抱くと落ちる | ストレートは細め、ナチュラルは大判を肩に留める |
| 手袋 | 帯を直すときに外す | 11月下旬の家は外しやすい薄手 |
手持ちのワンピースで行けるか
七五三のためだけに一着を買わなくても、手持ちで足りることがあります。自宅でしゃがむ・座る・腕を出すの3つを試して、次の表で分けてください。
| 手持ちの一着 | ストレート | ウェーブ | ナチュラル |
|---|---|---|---|
| 紺の丸首ワンピース(ひざ丈) | ネックレスで縦を足せば可 | 切り替えが高ければ可 | 丈が短く見えるなら上着を長めに |
| 黒のシャツワンピース | ボタンが開かないか確かめる | 腰で絞れるなら可 | 前を開けて羽織り風にも使える |
| グレーのニットワンピース | 厚手なら可、薄手は胸で止まる | ゆとりが少なければ可 | 厚手ならよく合う |
| ベージュのプリーツワンピース | 胸まわりにゆとりがあれば可 | よく合う | 裾が短く見えるなら避ける |
| 紺のセットアップ(スカート) | 上着の丈が腰骨なら可 | 上着が長ければ前を開けない | スカートが長めなら可 |
| 紺のセットアップ(パンツ) | 可、しゃがむ日にも強い | 裾が広すぎなければ可 | よく合う |
| 光沢の強いドレス | 場に対して強すぎることが多い | 場に対して強すぎることが多い | 場に対して強すぎることが多い |
| 薄手のとろみワンピース | 胸で止まるので上着が要る | 可、ただし座るとしわ | 骨の線が出るので上着が要る |
| 厚手のジャンパースカート | 胸まわりが詰まる | 上半身が寂しい | 中に襟付きの一枚で可 |
| 着物(訪問着・色無地) | 次の節を見る | 次の節を見る | 次の節を見る |
**「可」と書いた一着でも、3つの動きで崩れたら当日は外してください。**表は形の相性で、動きの確認の代わりにはなりません。
どちらとも取れるとき①|骨格タイプが2つにまたがる
診断でストレートとウェーブの両方を言われた、上半身はストレートで下半身はウェーブに見える、という人は少なくありません。この場合は、当日いちばん多い動きのタイプに寄せるのが決め方です。
- 3歳の子で、抱く時間が長い日 → 腕を前に出す動きを優先。ナチュラルかストレートの肩の決め方を使う
- 写真館での撮影が長い日 → 座る動きを優先。ウェーブの切り替えの決め方を使う
- 境内でのロケ撮影がある日 → しゃがむ動きを優先。ストレートの前身頃の決め方を使う
上半身と下半身でタイプが割れるときは、上はどちら、下はどちら、と分けて考えると決めやすくなります。骨格が混合タイプのコートで使っている「肩は上半身、丈は下半身」の分け方は、ワンピースにもそのまま使えます。
どちらとも取れるとき②|タイプの服と、手持ちの服がずれる
骨格タイプで選ぶと合う一着と、手持ちで場に合う一着がずれることがあります。たとえば、ウェーブの人が手持ちの紺のシャツワンピースしか持っていない場合です。
このときは、タイプに合わせて買い足すか、手持ちを着方で寄せるかを、崩れる1点が直せるかで決めます。
| ずれている点 | 着方で直せるか | 直し方 |
|---|---|---|
| 切り替えが低い | 直せる | 細いベルトを本来の位置より2cm上で締める |
| 丈が長すぎる | 直せる | 上着を短くして、裾の見え方を変える |
| 丈が短すぎる | 直しにくい | しゃがむ場面が多い日は別の一着にする |
| 前身頃が突っ張る | 直しにくい | 上着の前を開けて縦の線にする程度 |
| 肩が合わない | 直しにくい | 肩が外に落ちる上着を重ねる |
| 素材が薄すぎる | 直せる | 厚手の上着を脱がずに過ごす |
| 首元が詰まりすぎる | 直せる | 長めのネックレスで縦を足す |
直しにくい点が1つでもあれば、当日は別の一着にするほうが迷いません。
どちらとも取れるとき③|3歳と7歳で、優先する動きが違う
同じ母親でも、3歳の七五三と7歳の七五三では、当日の動きの中身が違います。
3歳は、着物のまま歩ける距離が短く、途中で抱き上げる時間が長くなります。**腕を前に出す動きと、子どもの足が当たる腰まわりを優先してください。**子どもを腰にのせると、その側のスカートが上へ引かれます。広がるスカートより、腰から下がまっすぐ落ちる布のほうが、引かれても形が戻ります。
7歳は抱く場面がほとんどなく、代わりに帯や草履、髪飾りを直すためにしゃがむ回数が増えます。**しゃがんだときの裾と背中を優先してください。**5歳の男の子の場合は、袴の裾を直すしゃがみ方が多く、7歳と同じ優先順で足ります。
兄弟の七五三を同じ日にする家は、年下の子の優先順に合わせます。抱く動きのほうが、服にかかる負担が大きいからです。
どちらとも取れるとき④|着物にするか洋服にするか
ママが着物を着る家もあります。着物は骨格タイプで補整の仕方が変わりますが、動きの面では洋服と逆のことが起きます。
| 比べる点 | 洋服 | 着物 |
|---|---|---|
| しゃがむ | 裾が上がる | 裾が割れないよう、ひざをそろえて浅くしか沈めない |
| 座る | 切り替えが下がる | 帯の位置は動かないが、長く座ると苦しい |
| 抱く | 背中と肩が引かれる | 袖と衿が崩れる、帯の上で子どもの足が当たる |
| 砂利道 | 靴で歩ける | 草履で歩幅が狭くなる |
| 会食 | 上着を脱げる | 脱げないので、座る時間の長さが負担になる |
| 着付け | 自分で着られる | 子どもと合わせて早朝の支度になる |
**3歳の子を抱く時間が長い日は、洋服のほうが動けます。**7歳で抱く場面がなく、写真館での撮影が中心の日は、着物でも動きの負担は小さくなります。どちらにするかは、骨格タイプより当日の動きで決めてください。
写真館と境内で、写る範囲が違う
写真に残る範囲が場所で違うので、見るべき場所も変わります。
| 撮る場所 | よくある姿勢 | 写る範囲 | 骨格タイプ別に見る点 |
|---|---|---|---|
| 写真館(家族写真) | 椅子に座る、後ろに立つ | 全身 | ウェーブは座り姿の切り替え |
| 写真館(親子2人) | 子の横に膝をつく | ひざ上から上 | ストレートは前身頃のしわ |
| 境内(全身) | 立つ | 全身 | ナチュラルは上着の肩 |
| 境内(子と同じ高さ) | しゃがむ | 腰から上 | 3タイプとも背中と裾 |
| 参道を歩く後ろ姿 | 手を引いて歩く | 全身の後ろ | 裾の揺れ、コートの背中 |
写真館の家族写真では、母親が座ることが多くあります。**座る位置を写真館の人に聞いておくと、試着室で試す動きが決まります。**家族全員の色の数は七五三の家族写真は色数で決まるで数えられます。
会食の席で上着を脱いだあと
お参りのあとに会食がある家では、上着を脱いだ一枚で1〜2時間座ります。ここで、上着で整えていた形がそのまま出ます。
ストレートの人は、上着を脱ぐと上半身が一枚の面になり、厚みが前に出ます。首元に開きのある一枚か、縦の線が入る一枚を下に選んでおくと、脱いでも崩れません。
ウェーブの人は、上着を脱ぐと上半身の布が少なく見えます。襟元にボウや小さな飾りがある一枚、胸元に切り替えがある一枚だと、上着なしでも上半身が寂しくなりません。
ナチュラルの人は、上着を脱ぐと肩の線がそのまま出ます。肩が落ちる一枚か、厚手の一枚にしておくと、脱いだあとも骨の線が布で和らぎます。
座敷の場合は、正座と横座りが混ざります。ひざ下10cm以上の丈があると、どのタイプでも座敷で裾を気にせずに済みます。
前の週にやっておくこと
当日の朝に動きを試すと、合わなかったときに替える一着がありません。前の週に済ませてください。
| いつ | やること | 見る点 |
|---|---|---|
| 1週間前 | 着る一着を決めて、自宅で3つの動きを試す | タイプに関係する3つの合格の目安 |
| 1週間前 | 上着を重ねて同じ動きを試す | コートを着たまましゃがめるか |
| 5日前 | 子どもを抱き上げてみる(3歳の家) | 肩と背中、袖口 |
| 5日前 | 靴を履いて、玄関で深くしゃがむ | 踵が浮いて前に倒れないか |
| 3日前 | 天気予報を見て上着を決める | 前の節の時期の目安 |
| 前日 | バッグの中身を入れて持つ | 肩にかけて両手が空くか |
| 当日朝 | 一度だけしゃがんで確かめる | 裾と背中 |
よくある行き違い
**「骨格タイプに合う形なら、当日も崩れない」。**形が合っていても、動いたときの布の引かれ方は別に見る必要があります。骨格タイプは、どこを見ればいいかを教えてくれるもので、動きの確認を省いてよいという意味ではありません。
**「七五三は主役が子どもなので、ママの服は何でもいい」。**主役が子どもだからこそ、写真の中でママの服のしわや裾が目に入ると、見返したときに気になります。目立たせるためではなく、崩れないように選ぶ、という考え方です。
**「ゆったりした服なら動きやすい」。**ゆとりが多すぎると、しゃがんだときに布が前に溜まり、座ったときには腰まわりに布が重なります。ゆとりはタイプごとの目安の範囲に収めるほうが、結果として動きやすくなります。
**「ストレッチ素材なら安心」。**伸びる素材は動きには強いですが、伸びたぶん体の線がそのまま出ます。ストレートの人は胸の下に、ナチュラルの人は肩に、ウェーブの人は腰に線が出るので、伸びるかどうかより、伸びたときの形を試着室で見てください。
**「暗い色にすれば、しわや崩れは写らない」。**紺や黒は面の広さを狭く見せますが、しゃがんだときの横じわや、座ったときの斜めじわは、光の当たり方で影として残ります。特に境内の写真は横から日が差すことが多く、しわの影がはっきり出ます。色で消そうとするより、崩れる1点を試着室で合わせるほうが、写真の印象は大きく変わります。
**「前撮りを済ませたから、当日の服はどうでもいい」。**前撮りを済ませた家でも、当日のお参りでは境内でしゃがんで撮る写真や、祖父母が撮る写真が残ります。前撮りの日より動く時間は長くなるので、当日のほうが動きの確認は大切です。
関連記事
- 七五三の親の服装は「着ていいか」で決まる ── 迷う一着の可否を先に決める場合
- 七五三のママのワンピースは4か所で決まる ── 丈・襟・袖・素材で一着を選ぶ場合
- 七五三の母親の服装は足元から決める ── 参道の砂利と靴の高さを決める場合
- 七五三の家族写真は色数で決まる ── 家族全員の色をそろえる場合
- 骨格が混合タイプのコート ── 上半身と下半身でタイプが割れる場合
- 骨格診断セルフチェック ── 自分のタイプを先に確かめる場合
— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 七五三のママの服は、骨格タイプで何が変わりますか
- 変わるのは、動いたときに布がどこで引かれるかです。骨格ストレートの人は上半身に厚みがあるので、しゃがむと前身頃が胸から腰の前で突っ張り、ボタンの間が開きやすくなります。ウェーブの人は上半身が薄く、重心が下にあるので、座ると腰から下で布が余り、切り替えの位置が下がって見えます。ナチュラルの人は肩や関節のフレームがしっかりしているので、子どもを抱き上げたときに肩と背中が引かれます。立った姿で似合う一着でも、この3つの動きで崩れることがあります。
- Q. 骨格タイプが分からないまま七五三の服を選んでもいいですか
- 選べます。試着室でしゃがむ・座る・腕を前に出すの3つをやり、どこが引かれるかを見てください。胸から腰の前が突っ張るならストレート寄り、腰から下で布が余るならウェーブ寄り、肩と背中が引かれるならナチュラル寄りの選び方がそのまま使えます。タイプの名前より、その日にどこが崩れるかのほうが、当日の服には直接効きます。
- Q. 手持ちのワンピースは七五三に着ていけますか
- 色と丈が場に合っていれば、動きの確認をして着ていけることが多いです。自宅で、しゃがんだときに裾がひざ上何cmまで上がるか、椅子に座ったときに前身頃にしわが何本出るか、腕を前に伸ばしたときに背中が突っ張るかを見てください。裾がひざ上5cmを超えて上がる、しわが3本以上出る、背中が突っ張る、のどれかがあれば、上着や着方で足すか、別の一着にします。
- Q. 3歳と7歳で、服の選び方は変わりますか
- 変わります。3歳は途中で抱き上げる時間が長いので、腕を前に出す動きと、子どもの足が当たる腰まわりを優先します。7歳は抱く場面が少なく、帯や草履を直すためにしゃがむ回数が増えるので、しゃがんだときの裾と背中を優先します。同じ一着でも、子どもの年齢で試す動きの順番を入れ替えてください。
— メグラシ編集部





