ミディアム巻き髪|秋冬は毛先と襟の距離で、巻く向きを決める

**あなたのミディアムの巻き髪が昼までに崩れるなら、それは巻き方ではなく、毛先と襟が同じ高さにあるからです。**今日着る上着を着て、毛先から襟の上端までを測ってください。その距離で、巻く向きが決まります。
ミディアムの毛先は、肩から鎖骨のあたりに落ちます。夏はそこに何もありませんでしたが、秋冬はコートの襟、タートルネックの首、マフラーがちょうどその高さに来ます。歩くたび、振り向くたびに襟が毛先を押し、朝に巻いた向きとは違う形に変えていきます。
巻き髪ロングでの縦のカールの作り方は巻き髪ロング|カール1個の縦と巻き上げ高さに、まとめ髪の場合はポニーテール巻き髪|結んでから巻くか、巻いてから結ぶかに分けてあります。この記事は、下ろしたミディアムの話です。
結論:毛先と襟の上端の距離で、3通りに分かれる
先に全体を置きます。
| 毛先から襟の上端まで | 巻き方 | 襟との関係 |
|---|---|---|
| 毛先が5cm以上上 | 向きは自由。毛先から巻く | 襟に届かないので、巻いた形が残る |
| 上下5cm以内 | 外ハネに寄せる | 襟が押す向きと、巻いた向きをそろえる |
| 毛先が5cm以上下 | 毛先ではなく、襟より上の中間を巻く | 襟の上に出る部分だけに形を作る |
**襟に逆らう巻き方をすると、形は必ず負けます。**襟に押される前提で向きを決めておけば、昼に崩れたようには見えません。
なぜ秋冬はミディアムの巻きが崩れやすいのか
ショートは毛先が首の上で終わり、ロングは毛先が胸のあたりまで落ちます。どちらも、襟とぶつかる場所は髪の途中です。途中の部分は、巻いた形が崩れても目立ちにくいのです。
ミディアムは、毛先そのものが襟の高さに来ます。巻き髪の形がいちばん出るのは毛先なので、その毛先が襟に押されると、形の変化がそのまま目に入ります。内巻きに巻いた毛先が、襟に押されて外に返る。これが、秋になると「巻いてもすぐ取れる」と感じる理由です。
もう1つ、秋冬の上着は、ウールやニットのように表面に毛羽のある素材が多くなります。毛羽は髪と擦れやすく、カールを伸ばす方向に働きます。
測り方|その日の上着を着て、巻く前に測る
測るのは1か所だけです。
- 髪を下ろした状態で、今日着るコートやニットを着る
- 鏡に背を向けて手鏡で後ろを見るか、横向きに立つ
- 背中の真ん中で、毛先から襟の上端までの距離を指で測る
指1本の幅がおよそ1.5〜2cmなので、指3本で5cm前後です。巻く前に測るのは、巻くと毛先が上がって距離が変わるからです。巻く前のまっすぐな状態で測ってください。
上着を2枚持ち歩く日は、襟の高いほうで測ります。脱ぎ着が多い日の扱いは、この記事の後半に書きました。
5cm以上上|向きは自由、毛先から巻く
毛先が襟より5cm以上上で終わる人は、襟に毛先が届きません。巻いた形がそのまま残るので、内巻きでも外ハネでも好きな向きで構いません。
巻くのは毛先から。毛先を挟んで1回転半巻くと、毛先がふんわり丸まります。顔まわりの印象をどう変えたいかで向きを決めてください。内巻きは顔のほうへ視線を集め、外ハネは首元を軽く見せます。
ただし、首を傾けたり、振り向いたりすると、毛先が襟に触れることがあります。距離が5〜7cmのときは、少し余裕を見て、次の外ハネの巻き方にしておくと安心です。
上下5cm以内|外ハネに寄せて、襟に押させる
毛先が襟の上端の上下5cm以内にある人は、襟に毛先がいちばん当たる高さです。この人は、はじめから外ハネに巻きます。
襟は、毛先を外側へ押し上げる方向に働きます。内巻きに巻いておくと、襟に押されて途中で向きが変わり、内でも外でもない形になります。はじめから外ハネにしておけば、襟が押す向きと巻いた向きがそろい、歩くほど外ハネが強くなるだけで済みます。
巻き方は、毛先を外向きに1回転。コテを縦にせず、横に寝かせて毛先だけを挟みます。表面の毛束だけ外ハネにして、内側はまっすぐ残すと、襟の上で毛先が重なりすぎません。
5cm以上下|毛先ではなく、襟より上の中間を巻く
毛先が襟より5cm以上下にある人は、毛先がコートの表面の上に乗ります。ここを巻いても、襟と上着の表面に擦られて、カールは伸びていきます。
この人は、毛先を巻かずに、襟より上にある髪の中間を巻きます。耳の下から襟の上端までのあいだに、ゆるい波を1段作るイメージです。襟の上に出ている部分に形があれば、毛先がまっすぐでも巻き髪に見えます。
毛先は、ブラシでまっすぐに整えるか、ごく軽く内に入れる程度にしておきます。毛先に形を作らないぶん、上着に擦られても変化が目立ちません。
コテの太さと回転数
毛先と襟の距離で、使いやすい太さが変わります。
| 毛先と襟 | 太さの目安 | 回転数 |
|---|---|---|
| 5cm以上上 | 32mm前後 | 毛先から1回転半 |
| 上下5cm以内 | 26mm前後 | 外向きに1回転 |
| 5cm以上下 | 32mm前後 | 中間を1回転ずつ、2段に分けて |
太いほど形はゆるく、細いほど持ちがよくなります。外ハネを細めのコテで作るのは、襟に押されても形が残りやすくするためです。
襟の形で、押す力が変わる
同じ距離でも、襟の形によって毛先を押す力が違います。測った距離に加えて、今日の襟がどの形かも見ておいてください。
いちばん強く押すのは、立ち襟や、襟を立てて着るコートです。襟の上端が首に沿って高く立ち、毛先を下から外へ押し上げます。この襟の日は、上下5cm以内の人はもちろん、7cmほど上に毛先がある人も外ハネに寄せておくと安心です。
折り返しのある襟、たとえばテーラードの襟は、襟の上端が首から少し離れて寝ています。押す力は中くらいで、毛先は襟の上で左右に流れやすくなります。外ハネにするときは、左右で向きをそろえず、片側だけ少し強めに巻くと、流れた形が自然に見えます。
襟のない上着や、首元の開いたカーディガンは、ほとんど押しません。この日は、測った距離より1段ゆるく考えて、内巻きを選んでも崩れにくくなります。
タートルネックの日|首の上端が襟になる
タートルネックやハイネックの日は、首元の布の上端が襟の代わりになります。コートの襟よりも高い位置に来るので、ふだん5cm以上上に毛先がある人でも、この日は上下5cm以内に入ることがあります。
タートルネックの日は、必ずそのニットを着てから測り直してください。首元の布は柔らかく、髪を押す力はコートの襟ほど強くありません。そのかわり、首に沿って髪が内側に入り込みやすくなります。外ハネにするときは、表面の毛束を1周多めに巻いておくと、首元に吸い込まれずに済みます。
マフラーの日|外に出すか、中に入れるか
マフラーは、襟よりも厚みがあり、首まわりの高さを一気に上げます。毛先が上下5cm以内の人は、マフラーの外に髪を出してください。マフラーの上で毛先が外ハネになります。
毛先が襟より下の人は、マフラーを巻いてから、髪を後ろから外に引き出します。中に入れたままにすると、首まわりで髪が押しつぶされ、外したときに跡が残ります。引き出すときは、指を髪の内側に入れて、根元から持ち上げるように出すと、中間の波が崩れません。マフラーの色と幅の選び方はマフラーの色はPC、柄と幅は顔タイプで決めるにあります。
持たせ方|冷ましてから、襟を着る
巻き髪の持ちを決めるのは、巻き終わってからの5分です。コテから外した直後の髪は、温かいうちは形が決まっていません。この状態で上着を着ると、襟に押された形のまま冷えて固まります。
巻き終わったら、髪に触れずに5分待ちます。手の甲で触って冷たくなったら、指で軽くほぐし、スタイリング剤を手のひらに薄く伸ばして表面にだけつけます。上着を着るのはそのあとです。
スタイリング剤は、毛先と襟が当たる人ほど、つけすぎないでください。重いものを毛先にたっぷりつけると、襟の毛羽に髪が引っかかりやすくなります。手のひらに伸ばして、手に残ったぶんを表面になでつける程度で足ります。昼に形が落ちたら、ほどかずに、毛先を指に1回巻きつけて5秒押さえるだけで、外ハネも内巻きも戻ります。
どちらとも取れるとき①|ちょうど5cmの境目
毛先から襟までがちょうど5cm前後で、上にも下にも取れる。こういう人は、外ハネに寄せてください。
5cm上で内巻きにしておくと、首を傾けたときだけ襟に当たって、1日のうちに内と外が混ざった形になります。外ハネなら、当たっても当たらなくても同じ向きです。迷ったら、襟に押されても変わらないほうを選ぶ、と決めておくと朝が早く済みます。
どちらとも取れるとき②|前と後ろで長さが違う
前下がりに切っていたり、段が入っていたりすると、前と後ろで毛先の高さが違います。後ろは襟の上で終わるのに、前は鎖骨まで落ちる、という形です。
この場合は、前と後ろで巻き方を分けます。後ろは測った距離のとおりに巻き、前はコートの前身頃の打ち合わせとの距離で決めます。前は襟が当たりにくいので、多くの場合は向きが自由になります。顔まわりの毛先の位置の考え方はミディアムのヘアアレンジ|毛先が鎖骨から何cmかで、その日成立する型が変わるにも書きました。
どちらとも取れるとき③|脱ぎ着が多い日
移動のあいだはコート、室内ではニット1枚、という日は、襟の高さが1日に何度も変わります。この日は、いちばん長く着ている上着で測ってください。
室内にいる時間が長いならニットで、外を歩く時間が長いならコートで決めます。短いほうの上着に合わない形になったときは、コートを着ている間だけ、髪を片側の肩の前に流しておくと、襟に押される量が半分になります。
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よくある問い
- Q. ミディアムの巻き髪が、コートを着るとすぐ崩れます
- 毛先がコートの襟と同じ高さにあると、歩くたびに襟が毛先を押して、内巻きが外に返ったり、カールが伸びたりします。巻く前に、その日のコートを着て毛先から襟の上端までを測ってください。上下5cm以内なら、はじめから外ハネに巻いておくと、襟が押す向きと巻いた向きがそろって、崩れたように見えません。毛先が襟より5cm以上下にあるなら、毛先ではなく襟より上の中間を巻くと、襟の摩擦で形がつぶれにくくなります。
- Q. ミディアムは何mmのコテで巻けばいいですか
- 毛先から襟までの距離で変わります。襟より上に毛先が浮く人は、32mm前後で1回転半巻くと、毛先がふんわり丸まります。襟に当たる人は、外ハネを作るので26mm前後で1回転がまとまりやすい太さです。襟より下に毛先がある人は、中間をゆるく波打たせたいので、32mmで1回転を2段に分けて巻きます。太いほど形はゆるく、細いほど持ちがよくなります。
- Q. 巻いた髪を夕方まで持たせるには、どうすればいいですか
- 巻いたあと、髪が冷めるまで触らないことがいちばん効きます。コテから外した直後の髪は、温かいうちは形が決まっていません。この状態で上着を着ると、襟に押された形で固まります。巻き終わってから5分ほど待ち、手の甲で触って冷たくなってから上着を着てください。そのあと、指でほぐしてから、スタイリング剤を手のひらに薄く伸ばして表面にだけつけます。
- Q. マフラーをする日は、髪を外に出すのと中に入れるのとどちらがいいですか
- 毛先が襟の上下5cm以内の人は、マフラーの外に出すと、マフラーの上で毛先が外ハネになります。はじめから外ハネに巻いておけば、そのまま形になります。毛先が襟より下にある人は、一度マフラーを巻いてから、髪を後ろからそっと外に引き出してください。中に入れたままにすると、首まわりで髪が押しつぶされて、外したときに跡が残ります。
— メグラシ編集部





