ミディアムパーマ 面長|髪が硬いか細いかで、かける高さを変える

**面長寄りの輪郭でミディアムにパーマをかけるなら、巻き始める高さを髪質で決めてください。**硬くて多い直毛は頬骨の高さから、細くやわらかい髪は口の高さから下、くせ毛やうねりのある髪は根元はかけずにあごより下の毛先だけです。
**どの髪質でも、ねらう場所は同じです。頬の高さに横幅を置くこと。**髪質によって、パーマが落ちる量とかかる量が違うので、同じ高さから巻くと、硬い髪は幅が下へ逃げ、細い髪は縮んで上へ上がります。だから巻き始めの高さを、髪質の側で上げ下げします。
自分の髪質は、濡らして乾かすだけで見分けられます。この記事では、見分け方、髪質ごとのかけ方、肩につく長さとつかない長さの違い、秋冬の襟やマフラーとの付き合い方、どちらとも取れるときの決め方、美容室での伝え方を順に書きます。カールの直径そのものの決め方は面長とパーマで扱っています。
結論|髪質で、パーマの出る高さがずれる
パーマは、かけた場所にそのまま出るわけではありません。髪の重さと硬さで、仕上がりの位置が上下にずれます。
| 髪質 | パーマの出方 | 巻き始め | 強さ |
|---|---|---|---|
| 硬くて多い直毛 | 重さで伸び、裾だけ広がる | 頬骨の高さ | ロッドを1段細く |
| 細くやわらかい | かかりすぎて縮み、上がる | 口の高さ | ロッドを太めに |
| くせ毛・うねり | 根元がふくらみ、上が広がる | あごより下 | 毛先だけそろえる |
面長の人が避けたいのは、頭の上に高さが出ることと、頬の横に縦の空きができることです。この表の巻き始めは、どの髪質でも仕上がったときに横幅が頬の高さに来るように逆算した位置です。
自分の髪質を見分ける|濡らして乾かし、指でつまむ
美容室で「髪質は普通です」と言われて、そのままになっている人は多いと思います。パーマのために知りたいのは、硬さと量と、くせの3つです。家でできる見分け方を書きます。
硬さは、ブラシに残った抜け毛を1本取り、根元側をつまんで指先で横に倒してみます。すぐまっすぐに戻るなら硬い髪、くたっと曲がったままなら細くやわらかい髪です。
量は、耳の後ろで髪をひとつに束ねて、束の太さを見ます。親指と人差し指で作った輪がゆるいくらいなら多め、輪の中で余るなら少なめです。
くせは、洗ってから何もつけずに自然に乾かして見ます。根元から波が出るならくせ毛、毛先だけはねるなら直毛に近い髪です。
面長でパーマにねらうこと|頬の高さに横幅を置く
面長寄りの輪郭は、顔の縦と横の比がやや縦に長い形です。パーマでしたいのは、縦を消すことではなく、横の目印を頬の高さに一本置くことです。目印があると、目はそこで止まり、縦の長さを一気に読まなくなります。
そのために避けたいのが2つあります。1つは、頭の上がふくらむこと。上に高さが出ると、縦がそのまま伸びて見えます。もう1つは、頬の横が平らにつぶれて、毛先だけが肩で広がることです。横幅が顔より下に移ると、顔の横に縦の空きができます。
ミディアムは、肩の上から鎖骨くらいまでの長さです。長さがあるぶん重さもあるので、どの高さに幅が残るかは、髪質の影響をいちばん受けやすい長さでもあります。
硬くて多い直毛|巻き始めを頬骨まで上げて、細めに
硬くて多い直毛は、パーマが落ちやすい髪です。かけた直後はきれいでも、髪の重さで巻きが下へ引っぱられ、上のほうから順に伸びていきます。1〜2週間たつと、頬の横はまっすぐに戻り、毛先だけが広がって裾広がりになります。
そこで、巻き始めを頬骨の高さまで上げます。上の巻きが少し伸びても、頬の横に幅が残る高さです。ロッドはねらうカールより1段細くしてもらうと、落ちたときにちょうどよい大きさに落ち着きます。
量が多い人は、パーマの前に中間を軽くしてもらうと、裾広がりが出にくくなります。表面ではなく内側の量を減らすように伝えてください。表面を薄くすると、上がぱさついて広がり、頭の上が大きく見えます。
細くやわらかい髪|口の高さから下、ロッドは太めに
細くやわらかい髪は、パーマがかかりやすい髪です。かけた直後に強く出て、毛先が縮み、頬より下でかたまります。顔の横は根元から頬までぺたんとして、縦の空きがかえって目立ちます。
巻き始めは、口の高さまで下げます。かかったカールが縮んで上がってくると、頬の下のあたりに幅が来ます。ロッドは太めにして、カールではなく、ゆるい波が出るくらいを目安にしてください。
根元から中間は、パーマをかけずに乾かし方でふくらみを作るほうが扱いやすくなります。頬の高さの毛束だけ、乾かすときに指で横へ引いておくと、パーマの波とつながって、頬の横に幅が残ります。
くせ毛・うねりのある髪|毛先だけそろえて、根元はかけない
くせ毛やうねりのある髪は、もともと波があります。全体にパーマをかけると、根元のくせとパーマの波が重なり、頭の上がふくらみます。面長の人には、いちばん避けたい形です。
かけるのは、あごより下の毛先だけです。くせの向きがばらばらな毛先をそろえる目的で、強さは控えめにします。根元から中間は、くせを生かすか、くせを伸ばす施術で落ち着かせてから毛先だけかける、という順番も選べます。
うねりが強い人は、乾燥する季節に上のほうが広がりやすくなります。乾かすときは、根元を上から下へ押さえるように風を当てて、上のふくらみを先に抑えてください。
ミディアムの長さで変わる|肩につくか、つかないか
ミディアムの中でも、毛先が肩につくかどうかでパーマの出方が変わります。
肩につかない長さは、毛先が自由に動くので、パーマの形がそのまま出ます。上の表の高さどおりにかければ、頬の横に幅が残ります。
肩につく長さは、毛先が肩に当たって外へはねるか、内側に押されて丸まります。硬い直毛では外ハネが強くなり、横幅が肩の高さに下がります。この長さの人は、巻き始めを表の高さより2〜3cm上げて、肩に当たる手前で毛先のカールが終わるようにしてもらってください。
鎖骨まで届く長さになると、重さが増えて、どの髪質でもパーマが下へ伸びやすくなります。その場合は、長さを肩の上まで切るか、表の高さより一段上から巻くかのどちらかです。
秋冬の襟とマフラーで、毛先がつぶれるとき
秋冬は、コートの襟やマフラー、タートルネックが首のまわりに来て、ミディアムの毛先と重なります。毛先が襟の内側に入るとつぶれて、頬の横の幅が消えます。外に出すと、襟に押されて外へはねます。
マフラーを巻く日は、髪を外に出してから巻いてください。そのとき、耳より前の髪は前に、耳より後ろの髪はマフラーの上に乗せます。前の髪が頬の横に残るので、面長の人が欲しい横の目印が消えません。
タートルネックやハイネックは、首の高さまで布が上がるぶん、毛先が肩に当たる長さと同じ扱いになります。首元の詰まった服の多い季節にかけるなら、肩につく長さの調整(巻き始めを2〜3cm上げる)をしておくと、冬じゅう形が持ちます。首元の服との合わせ方はミディアムボブの面長|秋冬の予定で首元に当たる毛先の置き方を決めるも参考にしてください。
どちらとも取れるとき①|硬いのに細い、やわらかいのに多い
髪質が表のどれかにきれいに当てはまる人ばかりではありません。硬いけれど1本1本は細い、やわらかいけれど量は多い、という人もいます。
この場合は、濡らして乾かしたあと、毛先がどこまで戻るかで決めます。何もつけずに乾かして、前にかけたパーマやくせの波が毛先からどの高さまで残っているかを見てください。
- 波が毛先から数cmしか残らない人は、落ちやすい側。硬い直毛のかけ方に寄せる
- 波が耳の高さあたりまで上がってくる人は、かかりやすい側。細い髪のかけ方に寄せる
パーマをかけたことがない人は、太めのヘアアイロンで頬の高さの毛束を巻き、半日後に見てください。巻きが残っていればかかりやすい側、伸びていれば落ちやすい側です。
どちらとも取れるとき②|前のパーマやカラーが残っている
前にかけたパーマが毛先に残っていたり、カラーを何度も重ねていたりすると、根元と毛先で髪質が変わります。毛先は傷んで、細くやわらかい髪と同じようにかかりやすくなっています。
この場合は、根元側を自分の本来の髪質で、毛先側を「かかりやすい髪」として扱ってもらいます。美容室では「毛先は前のパーマが残っているので、強さを分けてほしい」と伝えてください。毛先だけ縮んで頬の下でかたまる失敗を防げます。
明るい色を重ねている人は、毛先が乾燥でさらにかかりやすくなる季節でもあります。パーマとカラーを同じ日にすると、毛先の負担が大きくなるので、間を空けて相談してください。
どちらとも取れるとき③|かけて1週間で取れた、強すぎた
かけたあとで、取れた・強すぎたとわかった場合の直し方です。
1週間で取れたときは、硬い直毛か、重さに負けている長さです。次にかけるときは、巻き始めを3cmほど上げるか、ロッドを1段細くします。かけた日のうちは髪を濡らさず、翌日から洗うようにすると、落ち方がゆるやかになります。
強すぎたときは、細くやわらかい髪か、毛先が傷んでかかりやすくなっていた髪です。乾かすときに頬の高さの毛束を横へ引いて乾かし、2〜3回洗うとゆるみます。それでも頬の下でかたまるなら、縮んだ毛先を1〜2cm切ると、重さが戻って形が下がり、頬の横に幅が来ます。
前髪とトップはどうするか
面長の人は、前髪とトップにはパーマをかけないほうが扱いやすくなります。トップにかけると、頭の上に高さが出て、縦がそのまま伸びて見えます。
前髪を作っている人は、前髪はまっすぐに乾かして、横へ流す毛束だけを頬の高さのパーマとつなげます。前髪の有無と長さの決め方は面長に似合う前髪で扱っています。
トップがつぶれやすい細い髪の人は、パーマではなく、分け目を毎日少しずらすだけでも根元がふんわりします。高さを足すのは、つむじのあたりの1cmだけにしてください。
美容室で伝えること
注文は、写真より先に髪質を伝えると通りやすくなります。次の3つを言えば足ります。
- 自分の髪質(硬くて多い/細くてやわらかい/くせがある)と、前にかけたパーマが取れやすかったか、強く出たか
- 横幅を頬の高さに置きたいこと。頭の上はふくらませたくないこと
- ふだんの長さが肩につくかどうか。秋冬はマフラーや襟の高い服が多いこと
写真を見せるときは、写真の人の髪質を美容師さんに聞いてください。自分と髪質が違う写真なら、巻き始めの高さをどう変えるかを、その場で相談できます。
まとめ
面長寄りの輪郭でミディアムにパーマをかけるときは、頬の高さに横幅を置くことをねらい、巻き始めの高さを髪質で変えます。
- 硬くて多い直毛は、頬骨の高さから、ロッドを1段細く
- 細くやわらかい髪は、口の高さから下、ロッドは太めに
- くせ毛やうねりのある髪は、あごより下の毛先だけ
- 肩につく長さや首元の詰まった服の多い季節は、巻き始めを2〜3cm上げる
髪質がどちらとも取れるときは、乾かしたあとに波がどの高さまで残るかで決めてください。毛先を巻く位置と向きはミディアムヘア×面長にまとめています。
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よくある問い
- Q. 面長でミディアムのパーマは、どこからかければいいですか
- 髪質で変えてください。硬くて多い直毛は、重さで下へ伸びるので、頬骨の高さから巻き始めると頬の横に幅が残ります。細くやわらかい髪はかかりやすいので、口の高さから下だけにして、頬には毛先がふわりと届く程度にします。くせ毛やうねりのある髪は、根元から中間はかけずに、あごより下の毛先だけをそろえます。
- Q. パーマをかけたのに、1週間で取れてしまいました
- 硬くて多い直毛によくあることです。髪の重さで巻きが下へ引っぱられ、上のほうから伸びていきます。次にかけるときは、ロッドを1段細くするか、巻き始めを頬骨の高さまで上げてもらってください。かけた日のうちに洗うと落ちやすいので、その日は濡らさないようにします。
- Q. パーマが強すぎて、顔が長く見える気がします
- 細くやわらかい髪でかかりすぎると、毛先が縮んで頬より下でかたまり、顔の横に縦の空きができます。すぐに直すなら、乾かすときに頬の高さの毛束だけを手で横へ引いて乾かしてください。2〜3回洗うとゆるみます。次にかけるときは、ロッドを太めにして、巻き始めを口の高さまで下げてもらいます。
- Q. 秋冬はマフラーで毛先がつぶれてしまいます
- 肩につく長さのミディアムは、襟やマフラーに毛先が押されて外へはねるか、内側でつぶれます。マフラーを巻く日は、髪をマフラーの外に出してから巻くと、頬の高さの幅が残ります。外に出す毛先は、耳より後ろの髪だけにすると、首元が重くなりません。
— メグラシ編集部





