ミディアムストレート 丸顔|根元がつぶれるか毛先が広がるかで分ける

**丸顔でミディアムのストレートにして顔が大きく見えるなら、まず鏡の前で2か所を見てください。**頭のてっぺんと、頬の横にある毛先です。てっぺんが平らにつぶれているなら「根元がつぶれる側」、毛先が頬の外へ広がっているなら「毛先が広がる側」です。
根元がつぶれる側の人は、頭の上に高さを足して、顔まわりの髪を頬に沿わせないようにします。毛先が広がる側の人は、内側から量を減らして、毛先の位置を頬のいちばん広い所からずらします。直す場所が正反対なので、同じ「丸顔向けのミディアム」の切り方をそのまま頼むと、どちらかの人は悪化します。
両方起きている人は、先に根元を直してください。頭の上に高さが出ると縦の線ができて、毛先の広がりは目立ちにくくなります。このあと、どちらの側かを測る方法と、それぞれの直し方、どちらとも取れるときの決め方を順に書きます。
結論:髪質で、直す場所が2つに割れる
ミディアムのストレートは、肩から鎖骨にかかる長さで、段をあまり入れずにまっすぐ下ろす形です。この形が丸顔を大きく見せるとき、原因は髪の量と太さでほぼ2つに分かれます。
| 側 | 髪質 | 顔が大きく見える理由 | 直す場所 |
|---|---|---|---|
| 根元がつぶれる側 | 細い・柔らかい・少ない | 頭の上が平らで、顔の丸さだけが残る | 頭の上の高さ |
| 毛先が広がる側 | 太い・硬い・多い | 頬の高さで髪が横に膨らむ | 毛先の量と位置 |
自分の髪質を言葉で決めるより、次の2つを測ったほうが早く決まります。
まず測る①:頭のてっぺんに指が何本入るか
乾いた髪を、いつも通り分け目をつけて下ろしてください。鏡に横顔を映して、頭のてっぺんの髪の表面と頭皮のあいだに、指を横にして差し込みます。
- 指1本分も入らない:根元がつぶれる側
- 指1本分ちょうど:どちらでもない
- 指2本分以上:根元は立っている
夕方にもう一度見てください。朝は指1本入っても、夕方に入らなくなる人は根元がつぶれる側です。
まず測る②:毛先の幅と頬の幅を比べる
正面から写真を撮ってください。顔の幅がいちばん広い位置、たいていは頬骨の少し下に、横の線を1本引くつもりで見ます。その高さで、毛先が顔の輪郭から外へ何cm出ているかを測ります。
- 片側3cm以上出ている:毛先が広がる側
- 片側1〜2cm:どちらでもない
- 毛先が頬に沿って内側に入っている:毛先は広がっていない
毛先がちょうど頬のいちばん広い高さで終わっている人は、広がりの量が少なくても横幅が強く出ます。この場合も毛先が広がる側として扱ってください。

根元がつぶれる側:頭の上に高さを足す
細くて柔らかい髪は、根元が自分の重さで寝てしまいます。頭の上が平らになると、顔のまわりで目立つ線が頬の丸みだけになり、顔が丸く大きく見えます。
直すのは高さです。頭のてっぺんの髪を、指1本分から2本分立たせると、顔の上に縦の余白ができて、丸さがやわらぎます。
高さを足す方法は3つあります。
- 分け目を、いつもの位置から1〜2cmずらす。根元の向きが変わって、自然に立ちます
- 乾かすときに、てっぺんの髪を前へ倒して根元に温風を当て、冷えるまで手で押さえない
- 頭の上だけ、短めの段を少しだけ入れてもらう。毛先の長さは変えない
この側の人は、顔まわりの髪を頬にぴったり沿わせないでください。細い髪が頬に沿うと、頬の丸い線がそのまま髪の線になります。顔まわりの髪は頬から1cmほど離して、あごの少し下で外へ逃がします。
根元がつぶれる側の切り方:段は上だけ
美容室で頼むときは、段の位置を言葉にしてください。
- 頭の上:軽く段を入れて高さを出す
- 顔まわり:あごより下で終わる長さにして、頬にはかけない
- 毛先:まっすぐのまま、量は減らさない
細い髪の人が毛先の量を減らすと、毛先が薄く透けて、頭の上だけが重く見えます。毛先はしっかり残し、ミディアムの重さで下へ落とすほうが縦の線が出ます。
毛先が広がる側:量を内側から減らす
太くて多い髪は、まっすぐ下ろしても毛先が肩に当たって横へ逃げます。逃げた毛先が頬の高さで膨らむと、顔の幅にそのまま足されます。
直すのは量と位置です。表面の髪はそのまま残し、内側の髪だけを減らしてもらってください。表面を削ると、短い毛が立ち上がってかえって広がります。
毛先の位置は、頬のいちばん広い高さからずらします。ミディアムなら、鎖骨にかかるくらいまで下げるのがいちばん簡単です。頬の高さから毛先が10cm以上離れると、広がっても顔の横幅には重なりません。
減らしたかどうかは、乾かしたあとに毛先を手のひらでまとめて握ってみると分かります。握った束の太さが、減らす前の3分の2くらいになっていれば足りています。半分より細くなると、毛先が透けて頭の上だけが重く見え、今度は根元がつぶれる側と同じ見え方に寄ってしまいます。減らす量は一度に決めず、2回に分けて様子を見るほうが安全です。
毛先が広がる側の切り方:毛先を下げ、内側を減らす
頼むときは次の3つを伝えてください。
- 内側:量を減らす。表面の髪は削らない
- 毛先:鎖骨にかかる長さを保ち、肩の上で終わらせない
- 顔まわり:頬骨の高さで終わる短い毛を作らない
肩の上で毛先が終わると、肩に当たって毎日はねます。肩より下まで伸ばすか、あごの高さまで上げるかのどちらかにすると、はねる場所がなくなります。あごの高さまで上げる場合はミディアムボブ丸顔の考え方が合います。

どちらとも取れるとき①:根元はつぶれ、毛先は広がる
髪の量は多いのに1本1本が細い人や、根元はまっすぐで毛先にだけうねりがある人は、両方が同時に起きます。
この場合は、先に根元を直してください。頭の上に指1本分の高さが出ると、顔の上に縦の線ができ、目線が上へ動きます。それだけで毛先の広がりは半分ほどしか目立たなくなります。
根元を直しても毛先がまだ片側3cm以上広がるなら、そのときに内側の量を減らします。順番を逆にすると、減らした毛先の軽さで根元がさらに寝て、てっぺんが平らなまま毛先だけ薄くなります。
どちらとも取れるとき②:左右で起きることが違う
分け目の側は根元が立ち、反対側はつぶれる。片側だけ毛先がはねる。左右で違うのはよくあることです。
決め方は、写真の正面で頬の張りが強く見える側に合わせることです。頬の張りが強い側で毛先が広がっているなら、その側の毛先を下げることを優先します。頬の張りが強い側の根元がつぶれているなら、分け目をその側へ寄せて、根元を立たせます。
左右をそろえようとすると、両方を同時に直すことになり、切りすぎにつながります。片側だけ直して、1週間ほど様子を見てください。
どちらとも取れるとき③:季節で変わる
夏は根元がつぶれていたのに、秋冬になると毛先が広がる。これは乾燥と静電気のせいです。空気が乾くと、髪の表面が開いて1本ずつが離れ、毛先が膨らみます。
この場合は、髪質で決めず、いまの季節に起きているほうを直してください。秋冬に毛先が広がるなら、乾かしたあとに毛先にだけ少量の保湿をなじませ、手ぐしで下へ引きます。切る量を変えるのは、季節が変わっても同じ広がり方が2か月以上続いたときです。
前髪をどうするか:側ごとに逆になる
前髪の有無も、どちらの側かで答えが変わります。丸顔だから前髪は作らない、と一律に決めないでください。
根元がつぶれる側の人は、前髪を作るなら眉の上で軽く浮かせ、額の上で根元を立たせます。前髪の根元が立つと、てっぺんから続く縦の高さが生まれます。前髪がぴたりと額に張りつくと、頭の上の平らさと合わさって顔の上半分が四角く詰まって見えるので、張りつきやすい細い髪なら、前髪を作らずに分け目で高さを出すほうが朝は楽です。
毛先が広がる側の人は、前髪を作ると額の横で毛が外へはねやすくなります。前髪を作るなら、幅を黒目の外側までに狭めて、両端を頬にかけないでください。幅が広いと、前髪の両端が頬の高さの広がりとつながり、顔の横幅がさらに増えます。前髪を作らないなら、分け目から流した髪をこめかみで耳の後ろへ逃がすと、頬の横に毛が溜まりません。
迷ったら、前髪のある写真とない写真を正面から1枚ずつ撮って、顔の幅のいちばん広い高さに髪が何cm足されているかを比べてください。足される幅が小さいほうが、その人の答えです。
どちらとも取れるとき④:毛先だけにくせがある
根元はまっすぐなのに、肩に近い毛先だけ内側や外側に曲がる人がいます。根元のつぶれも毛先の広がりも、どちらも半分ずつ当てはまる形です。
この場合は、曲がる向きで決めてください。毛先が内側へ入るくせなら、頬の下で輪郭に沿うので、広がりは問題になりにくく、根元の高さだけを足せば整います。毛先が外へはねるくせなら、頬の高さより下で毛先を終わらせることを優先し、鎖骨より下まで伸ばします。外はねのくせを、まっすぐ下ろそうとアイロンで毎朝伸ばすより、くせが出る位置を頬から遠ざけるほうが崩れにくいからです。
秋冬の服で崩れる2つの場所
ミディアムの長さは、ちょうど襟やマフラーにかかります。秋冬は服のほうが髪の形を変えます。
| 服 | 起きること | 根元がつぶれる側 | 毛先が広がる側 |
|---|---|---|---|
| タートルネック | 毛先が外へはねる | 首まわりが詰まり頭が平らに見える | 毛先がさらに横へ逃げる |
| マフラー | 毛先が前へ押し出される | 分け目をずらして高さを足す | 髪を後ろへ流してから巻く |
| 厚手のコートの襟 | 毛先が襟の上で溜まる | 影響は小さい | 襟の外へ毛先を出す |
タートルネックを着る日は、毛先が広がる側の人は髪を片側の肩の後ろへまとめて流すと、首の横に縦の線ができます。根元がつぶれる側の人は、あごの下に襟の折り返しが重なると顔が詰まって見えるので、丸顔のタートルネックの折り返しの高さも合わせて見てください。
朝の乾かし方:側ごとに順番を変える
同じドライヤーでも、どこから乾かすかで結果が変わります。

根元がつぶれる側の人は、てっぺんから乾かしてください。頭を少し前に倒し、根元に温風を当て、乾いたら冷風で形を止めます。毛先は最後に、手ぐしで下へ引くだけで足ります。
毛先が広がる側の人は、内側から乾かしてください。表面の髪を持ち上げて、内側の根元から乾かし、最後に表面を上から下へ風を当てて押さえます。表面から乾かすと、内側の湿った髪が後から膨らんできます。
手入れの手数を減らしたい人は、丸顔のミディアムで手入れが楽な髪型も参考になります。
まとめ:てっぺんと毛先、どちらが顔を大きくしているか
丸顔でミディアムのストレートが似合わないと感じたら、頭のてっぺんに指が入るか、毛先が頬の外へ何cm出ているかを測ってください。てっぺんが平らなら高さを足し、毛先が広がるなら内側の量を減らして毛先を下げます。両方起きるなら根元が先です。秋冬は乾燥と襟で毛先が動くので、季節の変わり目にもう一度測り直してください。
よくある問い
- Q. 丸顔にミディアムのストレートは似合わないのでしょうか
- 似合わないのではなく、髪質によって顔を大きく見せる場所が違うだけです。細い髪は頭の上が平らになって顔の丸さが目立ち、多い髪は毛先が頬の高さで横に広がって顔の幅が増えて見えます。どちらの側かを決めて、そこだけ直せばミディアムのストレートのままで整います。
- Q. パーマをかけたほうがいいですか
- 根元がつぶれる側の人は、根元だけに軽く立ち上がりをつける方法があります。毛先が広がる側の人は、パーマで毛先に動きが出ると幅がさらに増えるので、先に量を減らすほうが向いています。まっすぐのままにしたいなら、どちらも切り方と乾かし方で十分に直せます。
- Q. 冬にマフラーを巻くと毛先がはねます
- 鎖骨にかかる長さは、マフラーの上で毛先が外へ押し出されやすい長さです。毛先が広がる側の人は、巻く前に髪を全部後ろへ流してからマフラーを巻き、顔の両脇の髪だけ前へ出してください。根元がつぶれる側の人は、マフラーで首まわりが詰まると頭の上がさらに平らに見えるので、分け目を少しずらして高さを足します。
— メグラシ編集部





