頭が長い髪型|頭頂が高いか顔が長いかで、ボリュームの置き場を分ける

**頭が長く見える人は、まず耳の上端を境に、上が長いのか下が長いのかを測ってください。**上が長い人(頭頂が高い)は、トップの根元を立てずに耳の高さで幅を出す。下が長い人(顔が長い)は、頬骨からあごの横で幅を出し、前髪で額の縦を短くする。答えが正反対なので、ここを取り違えると髪を切るたびに縦が伸びます。
「頭が長い」と感じる場所は、人によって違います。てっぺんが高いことを気にしている人もいれば、あごまでの顔の縦を気にしている人もいます。面長向けの髪型としてよく勧められる「トップにボリューム」は、顔が長い人には効きますが、頭頂が高い人には縦をそのまま足すことになります。
この記事では、鏡と指だけでどちらの側かを決める方法と、それぞれの髪型の置き方、そしてどちらとも取れる人の決め方を書きます。秋冬の帽子とタートルネックの日の調整も、最後にまとめました。
結論:耳の上端を境に、長いほうと反対の高さに幅を置く
見るのは、耳の上端から頭のてっぺんまでの高さと、耳の上端からあご先までの長さの2つです。
| 見るところ | 頭頂が高い側 | 顔が長い側 |
|---|---|---|
| 耳の上端より上 | 下より指1本ぶん以上長い | 下と同じか短い |
| 縦が強く見える場所 | 頭のてっぺん | 額からあご |
| 幅を置く高さ | 耳の高さ | 頬骨からあごの横 |
| 抑えるところ | トップの根元 | あご下の毛先のすぼまり |
| 前髪 | 薄め・流す | 厚め・眉にかかる |
表は、自分がどちらの側かを決めるためのものです。どちらかが決まったら、それぞれの段で詳しく書いた置き方に進んでください。
まず測る|耳の上端に指を置いて、上と下を比べる
測るのに道具はいりません。鏡に横向きで立ち、次の順に見ていきます。
- 髪を後ろへまとめ、耳がすべて見えるようにする
- 耳の付け根のいちばん上(耳の上端)に人差し指を横に当てる
- その指から頭のてっぺんまでの高さを、反対の手の指を縦に重ねて数える
- 同じ指から、あご先までの長さも指の本数で数える
- 上と下で、何本ぶん違うかを見る
髪のボリュームで頭頂の高さがわかりにくいときは、手のひらで頭頂の髪を軽く押さえて、地肌の高さで数えてください。**上のほうが指1本ぶん以上長ければ、頭頂が高い側です。**下のほうが同じか長ければ、顔が長い側です。
頭頂が高い側|トップの根元を立てない
頭頂が高い人は、頭のてっぺんの毛が立つほど縦が足されます。根元から立ち上がる短い段や、てっぺんをふくらませるブローは避けてください。
美容室でいちばん大事なのは、段の上端の位置です。段の始まりを耳の上端から指3本ぶん上より下に置くと、てっぺんの毛は長いまま重さで寝ます。段がてっぺんまで入っていると、乾かすたびに根元が立ちます。
分け目は、真ん中より左右どちらかに寄せます。真ん中で分けると、分け目の線がまっすぐ頭頂へ向かい、縦の線が強調されます。黒目の外側の延長あたりで分けると、分け目が斜めの線になって縦の印象がゆるみます。
頭頂が高い側|幅は耳の高さに置く
てっぺんを抑えたら、そのぶんの量を耳の高さに移します。耳の上端から耳たぶまでの間に丸みがあると、頭の形が縦長の楕円から丸に近づいて見えます。
具体的には、次のどれかを選びます。
- 耳の高さで毛先を内側に入れるボブ
- 耳の後ろから襟足にかけて、丸みの出る段
- 長い髪なら、耳の高さから下にゆるい曲線を入れる
乾かすときは、てっぺんの根元に風を当てず、耳の横の根元を指で持ち上げながら乾かしてください。てっぺんは最後に上から手のひらで押さえ、冷風で落ち着かせます。
頭頂が高い側の前髪
前髪は、厚く重くすると額の高さは隠れますが、その上の頭頂がかえって目立つことがあります。頭頂が高い人は、薄めの前髪を斜めに流すほうが合いやすい側です。
前髪を作らない場合は、生え際から指2本ぶん下で毛先が顔の横に落ちるように、顔まわりの毛を短くします。顔まわりに斜めの線ができると、目線が頭頂より下に集まります。
顔が長い側|頬骨からあごの横に幅を置く
顔が長い人は、額からあご先までの縦が目立ちます。こちらはてっぺんのボリュームが縦を足すことはあまりなく、むしろ少しあるほうが頭全体の丸みが出ます。大事なのは、顔の横に幅を足すことです。
幅を置くのは、頬骨の高さからあごの横までです。ここに毛先の丸みやうねりがあると、顔の縦に対して横の線が増え、縦長の印象がやわらぎます。
あごの下で毛先がすぼまる形は避けてください。すぼまると、あご先から下へ縦の線が続いて見えます。毛先があごの下から鎖骨の間で終わる長さにし、毛先を外か内のどちらかにはっきり向けると、幅が残ります。
あご先の長さが気になる人は、あごが長い人の髪型で口とあご先の位置から毛先の高さを決める方法も書いています。
顔が長い側の前髪
顔が長い人の前髪は、厚めに作って眉にかかる長さにすると、額の縦がそのまま短く見えます。目安は、前髪の幅を黒目の外側から外側までにすることです。幅が狭いと縦の印象が残り、広すぎると顔まわりが重くなります。
前髪を作りたくない人は、かき上げずに、顔の横へ流してこめかみを覆ってください。額の両端が隠れるだけでも、縦の印象は変わります。
伸ばしかけの時期に縦が強く見えて困っている人は、面長のヘアスタイルを伸ばしかけで、長さの段階ごとの直し方をまとめています。
どちらとも取れるとき|2か所だけ動かして写真で比べる
指で数えると上と下の差がほぼ同じ、あるいは日によって髪のボリュームで数え方が変わる。こういう人は、どちらの側とも決めきれません。ここで髪型を一気に変えると、外れたときに戻せなくなります。
どちらとも取れる人は、動かす場所を2か所に絞ってください。
ひとつめは分け目の位置です。真ん中で分けた日と、黒目の外側で分けた日の2通りを作ります。ふたつめは、耳の高さの丸みです。耳の横の根元を立てて乾かした日と、何もしない日の2通りを作ります。
この組み合わせで4通りの写真を、正面と横から撮ります。撮るときは、同じ場所・同じ時間・同じ距離にそろえてください。
| 比べる写真 | 縦が短く見えたら |
|---|---|
| 分け目を寄せた日 | 頭頂が高い側の置き方を試す |
| 耳の高さを立てた日 | 頭頂が高い側の置き方を試す |
| どちらも変化が小さい | 顔が長い側の置き方を試す |
分け目と耳の高さの両方で縦が短く見えたなら、頭頂の側の影響が大きい人です。どちらでもほとんど変わらないなら、顔の縦の影響が大きいので、頬からあごの横に幅を置くほうから試してください。
両方当てはまるとき
頭頂も高く、顔の縦も長い人もいます。その場合は、置き方を高さで分けて組み合わせます。
てっぺんは頭頂が高い側の置き方で抑え、段の上端を耳の上端から指3本ぶん上より下に置く。顔の横は顔が長い側の置き方で、頬骨からあごの横に毛先の丸みを作る。前髪は眉にかかる長さで、薄めに作って斜めに流す。
**両方当てはまる人は、幅を置く高さを2か所に増やすのではなく、耳の高さから頬骨までの1つの帯にまとめます。**2か所に分けると、横の線が途切れてかえって縦が残ります。
後頭部が平らで縦に見えるとき
横から見て後頭部が平らな人は、頭の前後の厚みが少ないぶん、縦が強調されて見えることがあります。耳の上端より上が長いと感じていても、実は後頭部の平らさが理由のこともあります。
確かめるには、横向きで鏡に立ち、耳の穴の真上から後頭部のいちばん出ているところまでの奥行きを見ます。後頭部のいちばん出ている点が耳の上端より上にあれば、丸みはあります。耳の上端と同じか下にあるなら、後頭部が平らな側です。
この場合は、後頭部の耳の上端から指2本ぶん上の高さに段を入れ、そこに丸みを出します。後ろに丸みが出ると、頭全体が縦長から楕円へ近づき、てっぺんを足さなくても縦が気にならなくなります。
秋冬のニット帽とベレー帽
秋冬は帽子をかぶる日が増えます。帽子は、頭の縦を足すことも減らすこともできる道具です。
頭頂が高い人は、ニット帽を浅くかぶると帽子のてっぺんに余りが立ち、縦がさらに伸びます。耳が半分隠れるくらい深くかぶり、余った部分は後ろへ倒してください。ベレー帽なら、真上ではなく斜め後ろに傾けてかぶると、てっぺんの高さが目立ちません。
顔が長い人は、深くかぶると額が隠れて縦が短く見えます。そのうえで、横の髪を耳の前に少し出すと、顔の横に幅が足されます。帽子のふちが眉の少し上に来る深さが目安です。
タートルネックの日の髪
タートルネックは首が隠れるぶん、頭から顔までの縦がひと続きに見えやすい服です。
頭頂が高い人は、髪をまとめるならてっぺんではなく、耳の高さか、それより下でまとめてください。高い位置でまとめると、てっぺんの高さが足されます。
顔が長い人は、髪を下ろして、毛先がタートルの襟の上で止まるようにすると、首元に横の線ができます。毛先が襟の中に入り込むと、あごから首まで縦の線が続きます。
美容室での伝え方
美容室では、「頭が長く見えるのが気になる」だけでは、どちらの側か伝わりません。測った結果と、置いてほしい高さをそのまま伝えてください。
- 頭頂が高い側:「頭のてっぺんが高いので、トップは立てずに、耳の高さに丸みがほしい」
- 顔が長い側:「顔の縦が長いので、頬からあごの横に幅がほしい。前髪は眉にかかる長さで」
- どちらとも取れる:「分け目と耳の高さを変えた写真で、どちらが縦が短く見えたか」を見せる
写真を見せるときは、縦が長く見えたほうと短く見えたほうを並べると、狙いが一度で伝わります。
まとめ:長いほうと反対の高さに幅を置く
頭が長く見える人の髪型は、耳の上端を境に、上が長いか下が長いかで答えが逆になります。頭頂が高い人はトップを抑えて耳の高さに幅を。顔が長い人は頬からあごの横に幅を置き、前髪で額を短く。どちらとも取れる人は、分け目と耳の高さの2か所だけを動かして写真で比べる。
測るのは指1本の差です。その差がわかれば、美容室で伝える言葉も、帽子のかぶり方も一緒に決まります。
よくある問い
- Q. 頭が長いのと面長は同じですか
- 重なることはありますが、同じではありません。面長は顔の縦が長いことで、頭が長く見える人の半分ほどはこちらです。残りの半分は、顔の縦はふつうで、耳の上端から頭のてっぺんまでが高い人です。後者に面長向けの髪型をすると、頭頂がさらに強調されることがあります。
- Q. 頭頂が高いのに、トップにボリュームを出すように言われました
- トップのボリュームは、頭の上が平らな人や、頭頂の毛がつぶれやすい人には向いています。頭頂が高い人に同じことをすると、縦の長さがそのまま足されます。美容室では「頭頂は高さを出さず、耳の高さに幅がほしい」と伝えると、狙いが伝わりやすくなります。
- Q. 秋冬にニット帽をかぶると、頭がさらに長く見えます
- 頭頂が高い人は、浅くかぶると帽子のてっぺんに余りが立ち、縦がさらに伸びます。耳が半分隠れるくらい深くかぶり、てっぺんの余りは後ろへ倒してください。顔が長い人は、深くかぶると額が隠れて縦が短く見えますが、横の髪を耳の前に少し出して幅を足すとバランスが取れます。
- Q. ショートとロングのどちらがいいですか
- 長さより、幅をどの高さに置けるかで決めてください。頭頂が高い人は、耳の高さに丸みを作れる長さならどちらでもかまいません。顔が長い人は、毛先があごの下から鎖骨の間で終わる長さが、横の幅を作りやすい長さです。
— メグラシ編集部





