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フードが似合わない顔の輪郭|秋冬のコートはフードの開きと頬骨幅で選ぶ

メグラシ編集部//読了 16分
フードを下ろしたチャコールのウールコートを着た女性が、首の後ろのフードを片手で整えている駅のホームの横顔

あなたがフードを似合わないと感じる理由は、輪郭の型ではなく、フードの縁が顔のどこに触れているかです。

かぶったときは、頬骨のいちばん出ている高さで、フードの縁と頬のあいだに指1〜2本ぶんのすき間があるか。下ろしたときは、背中に落ちたフードの上端が、耳たぶの下端より上に来ているかどうか。この2か所を見れば、丸顔でも面長でもエラが張っていても、自分に合うフードが選べます。

先にいちばん短い答えを置いておきます。

見る場所似合う側似合わない側
かぶったときの頬骨の横指1〜2本(約1.5〜3cm)空く指1本も入らない/指3本以上空く
下ろしたときのフードの上端耳たぶの下端より2cm以上下耳たぶの下端と同じか、それより上
縁の終わる高さあごの角と頬骨の頂点を避けているあごの角か頬骨の頂点にちょうど重なる

この表は比較の軸だけです。どちらとも言えない人がどう決めればいいかは、記事の後半で厚く扱います。輪郭そのものの見分け方は輪郭診断にまとめてあるので、自分の型が分からない人はそちらを先に開いてもかまいません。ただ、この記事は型の名前が分からなくても読めるように、すべて自分で測れる数字で書いています。

結論:フードの縁と頬骨のあいだに指1〜2本空けば、たいていの輪郭で似合う

フードが顔まわりに与える影響は、大きく分けて2つしかありません。ひとつは、顔の外側にもう1本の線を引くこと。もうひとつは、顔の下と横に布の量を足すことです。

かぶったとき、フードの縁は顔のすぐ外側に、顔の輪郭と平行な線を引きます。この線が顔に近すぎると、顔の輪郭とフードの縁が1本に重なり、見る人には顔の外側がフードの縁まで広がっているように映ります。逆に遠すぎると、顔が布の奥に沈んで、顔だけが小さく暗く見えます。ちょうどよいのは、頬骨の高さで指1〜2本ぶん、およそ1.5〜3cm空いている状態です。この距離だと、フードの縁が額縁として働き、顔の輪郭と額縁のあいだに細い影の帯ができます。その影の帯が、顔の外側の線をはっきりさせてくれます。

下ろしたとき、フードは首の後ろから肩にかけて、たたまれた布のかたまりになります。このかたまりが高い位置にあると、正面から見たときに顔の下に横長の台ができ、首が埋まります。台の上端が耳たぶの下端より上まで届くと、顔の左右に布の量が足されて横幅が出ます。耳たぶより2cm以上下で止まっていれば、首の付け根に軽い量があるだけなので、顔の輪郭にはほとんど影響しません。

この2つさえ押さえれば、輪郭の型による違いは「どちらの失敗が起きやすいか」の差になります。丸顔の人は縁が頬に触れる失敗が起きやすく、面長の人は縁が額の上で高く立ちすぎる失敗が起きやすい。エラが張っている人は縁があごの角で終わる失敗、頬骨が出ている人は縁が頬骨の頂点で終わる失敗が起きやすい。型ごとの話は後半で一つずつ見ていきます。

先に測る3か所|頬骨幅・エラ幅・顔の縦

フードを選ぶ前に、自分の顔で3か所を測っておきます。定規か、なければ指の幅で足ります。鏡の前で、前髪を上げて、耳を出して測ってください。

1つめは頬骨幅です。目尻の真下あたりから少し外側、頬のいちばん高く出ている点を左右で探し、そのあいだを測ります。指で頬をなでると、骨が前に出ている点で指が止まるはずです。多くの人で12〜14cmの範囲に入ります。

2つめはエラ幅です。耳たぶの下から少し前、あごの骨が角度を変えて前へ曲がる点を左右で探し、そのあいだを測ります。口を軽く開け閉めすると、角の位置が分かりやすくなります。

3つめは顔の縦です。額の生え際から、あご先までをまっすぐ測ります。生え際がはっきりしない人は、眉を上げたときにしわが寄るいちばん上の線を目安にしてください。

この3つから2つの比を出します。

ひとつは、顔の縦を頬骨幅で割った数字です。1.3以下なら横幅の印象が強い側、1.45以上なら縦の印象が強い側、そのあいだは中間です。

もうひとつは、エラ幅を頬骨幅で割った数字です。0.9以上ならあごの角が目に入りやすい側、0.8以下ならあごに向かって細くなる側です。

この2つの比が、後で出てくる「どちらの失敗が起きやすいか」の目安になります。ただし、境目の数字ちょうどに乗る人は少なくありません。乗った場合は、記事の後半の「どちらとも取れるとき」の節で、決め方を書いています。

フードの側で測る2か所|縁の高さと立ち上がり

顔を測ったら、次はフードの側です。売り場でも家でも、同じ2か所を見ます。

1つめは、縁の高さです。フードをたたまずに平らに置き、首の付け根の縫い目から、フードのいちばん上の縁までを測ります。多くのフードは30〜38cmくらいです。この長さが、かぶったときに縁が額のどこまで下りてくるかを決めます。頭の大きさにもよりますが、目安として、縁の高さが34cmを超えるフードは、かぶったときに縁が眉の上まで下りてくる深いフードです。30cm前後なら浅く、縁が生え際のあたりで止まります。

2つめは、立ち上がりです。フードを下ろした状態で、首の後ろの縫い目から、背中に落ちたフードのかたまりのいちばん上までを、体に沿って測ります。生地が薄く、一枚仕立てのフードは、立ち上がりがほとんどなく、すぐに背中へ倒れます。厚い生地、裏地付き、中綿入り、ファー付きのフードは、首の後ろで立ったまま止まり、立ち上がりが5〜8cmになることがあります。

この立ち上がりは、正面から見たときにフードの上端がどこに来るかに直結します。首の付け根から耳たぶの下端までは、多くの人で6〜8cmです。立ち上がりが5cmを超えると、フードの上端が耳たぶに近づき、顔の横に布が見え始めます。

もう一つ、フードの縁の生地が「立つか、倒れるか」も見ておくと便利です。縁を指でつまんで持ち上げ、離したときに形を保つなら立つ生地、くたっと倒れるなら倒れる生地です。立つ生地は、かぶったときに顔とのすき間を保ちやすく、倒れる生地は顔に寄ってきやすい。丸顔の人がかぶることを前提に選ぶなら、立つ生地のほうが失敗が少なくなります。

かぶったとき|頬骨とフードの縁のすき間で決まる

雨や風の日、実際にフードをかぶったときの見え方を決めるのは、頬骨の高さでのすき間です。

鏡に正面から向かってフードをかぶり、頬骨のいちばん出ている点の横に、人差し指をそっと差し込んでみてください。指を寝かせた状態で何本入るかを見ます。

指1本も入らない場合、フードの縁は頬に触れています。この状態では顔の輪郭とフードの縁が重なり、顔の外側の線がそのままフードの外側まで広がって見えます。頬の肉がフードに押されて前へ寄るので、頬の丸みも強く出ます。丸顔の人がフードを苦手に感じる理由の多くはこれです。

指1〜2本入る場合、縁と頬のあいだに細い影の帯ができます。この帯が顔の外側の線をはっきり見せるので、顔の大きさがフードの大きさに引っ張られません。どの輪郭の人にとっても、いちばん失敗の少ない距離です。

指3本以上入る場合、フードが大きすぎます。顔が布の奥に沈み、正面から見ると顔のまわりに大きな暗い面ができます。顔は小さく見えますが、同時に暗く、表情が読み取りにくくなります。背が低めの人や華奢な人が大きなフードをかぶると、服に着られている印象になりやすいのもこのためです。

すき間は、顔の形だけでなく、縁の生地とかぶり方でも変わります。縁の生地が倒れるタイプなら、頭の上でフードを少し後ろへ引き、縁を額から1cmほど上げると、頬の横のすき間も一緒に広がります。逆にすき間が大きすぎるなら、首元のボタンや留め具を一つ上まで留めると、フードの左右が中心へ寄ってすき間が詰まります。

下ろしたとき|背中に落ちたフードの上端が耳たぶのどこに来るか

秋冬にいちばん長く見られるのは、実はフードを下ろしている姿です。屋内でも電車の中でも、フードは首の後ろにたたまれています。このときの見え方を決めるのが、フードの上端の高さです。

鏡に正面から向かい、肩の力を抜いて立ちます。顔の横、耳たぶの下端の高さを見て、フードの布がその高さまで見えているかどうかを確かめます。

耳たぶの下端より2cm以上下でフードが止まっていれば、顔の輪郭への影響はほとんどありません。首の付け根に少し量が足されるだけなので、首の長さも見えています。

耳たぶの下端と同じか、それより上までフードの布が来ていれば、フードは顔の左右に置かれた枠になります。枠が顔の両側に布の量を足すので、顔の横幅は広がって見え、首は埋まって見えます。

この枠が良く働く人もいます。顔の縦を頬骨幅で割った数字が1.45以上の人は、顔の左右に量が足されると縦と横の釣り合いが取れ、顔の長さが目立たなくなります。逆に1.3以下の人は、横幅がさらに強調され、顔が大きく見えます。

横から見たときも確かめておきます。横向きに立って鏡を見たとき、あご先からまっすぐ後ろに引いた線より、フードの上端が上にあるかどうか。上にあると、横顔の輪郭の後ろに布の山ができ、首が短く見えます。首の長さに自信がない人は、横からの見え方も合わせて見てください。首元全体の選び方は首が短い人に似合う服でも扱っています。

縦が長い輪郭は、下ろしたフードを味方にできる

顔の縦を頬骨幅で割って1.45以上ある人は、フードと相性のよい側です。理由は、下ろしたフードが顔の左右に量を足すからです。縦の線が強い顔に、横の量が加わると、縦横の差が縮まります。

この輪郭の人は、下ろしたときのフードの上端が耳たぶの下端に近い、立ち上がりのあるフードを選んでかまいません。厚手のウール、裏地付き、中綿入りのフードは、首の後ろで立って耳の下まで量が届くので、顔の長さを中和してくれます。

気をつけるのは、かぶったときです。かぶったときに縁が額の生え際より上で大きく立ち上がると、フードの山の高さが顔の縦に足されて、縦がさらに伸びて見えます。かぶることが多い人は、縁の高さが34cmを超える深いフードか、縁が倒れる柔らかい生地を選んでください。縁が眉の上2〜3cmまで下りてくれば、額の縦が布で隠れて、顔の縦は短く見えます。

面長の人がフードの上端を高くしたいときに注意したいのは、首元の詰まり具合です。フードが立ち上がっていても、首の前側まで布で埋めてしまうと、今度は顔の下に重さが集まり、あご先から下が短く見えます。前は少し開けて、首の付け根の三角形を見せると、横の量と縦の抜けが両方取れます。面長の人の秋冬の帽子の選び方も、考え方はこれと同じです。

横幅が出やすい輪郭は、縁の角度と立ち上がりを見る

顔の縦を頬骨幅で割って1.3以下の人は、フードで横幅が出やすい側です。ただし、似合わないわけではありません。失敗が起きる場所が決まっているので、そこを避ければ着られます。

失敗しやすい場所の一つめは、かぶったときに縁が頬に触れることです。頬の丸みがフードの縁で押さえられ、外側へ広がって見えます。縁の生地が立つもの、または縁に芯が入っていて形を保つものを選び、頬骨の横に指1本半くらいのすき間を作ってください。

二つめは、下ろしたときの上端の高さです。耳たぶの下端より上まで布が来ると、顔の左右に量が足され、顔の横幅がフードの幅まで広がって見えます。この輪郭の人は、立ち上がりの少ない一枚仕立てのフードを選び、上端を耳たぶの下端から2cm以上下に置いてください。

三つめは、縁の角度です。フードを正面から見たとき、縁が顔のまわりで円を描くフードと、縁が額の上で山形に尖るフードがあります。円を描くフードは顔の丸みと同じ線をもう1本引くことになり、丸い印象が強まります。山形に尖るフード、または縁が頭頂部で縦に縫い合わされて少し角が出るフードは、顔のまわりに縦の線を足してくれます。

もう一つ、前の開きも効きます。前を首元まで閉めると、顔の下が布でふさがり、顔の丸さだけが浮きます。首元のボタンを一つ外し、鎖骨に向かって細いV字の開きを作ると、顔の下に縦の線ができます。あご下の空き方は丸顔に似合うタートルネックでも同じ考え方で扱っています。

エラが張っている輪郭は、縁の終わる位置をあごの角から外す

エラ幅を頬骨幅で割って0.9以上の人が気をつけるのは、かぶったときにフードの縁がどこで終わるかです。

フードをかぶったとき、左右の縁は頬の横を下りてきて、どこかの高さで首元の布と合流します。この合流点が、ちょうどあごの角の高さに来ると、縁の線とあごの角が同じ高さでそろい、角の位置がくっきり示されます。顔の角と布の角が二重になるので、角ばった印象が強まります。

合流点の高さは、首元をどこまで閉めるかで変えられます。首元を一番上まで閉めると、合流点はあご下まで上がり、あごの角はフードの内側に包まれます。首元を開けると、合流点は鎖骨の近くまで下がり、縁は頬からあごの角を通り越して下りていきます。どちらでもかまいませんが、ちょうど角の高さで止まる中途半端な位置だけは避けてください。

鏡の前でかぶり、あごの角を指で押さえたまま、首元のボタンを一つずつ留めたり外したりしてみると、合流点が角と重なる位置が分かります。重なる位置から2cm以上上か下にずらせば、角は目立たなくなります。

下ろしたときは、エラの張りはあまり影響しません。むしろ、あごの角の外側にフードの量が見えていると、角が布の陰に入って柔らかく見える人もいます。耳たぶの下端と同じくらいまで上端が来るフードでも、首の前が開いていれば問題ありません。エラの張りと首元の布の関係は、エラをなくしたい人のコートの襟でも詳しく書いています。

頬骨が出ている輪郭は、縁を頬骨の頂点で止めない

頬骨が横や前に出ている人は、かぶったときに縁が頬骨のどこに触れるかを見ます。

頬骨が出ている人の顔は、頬骨の高さで横幅がいちばん広くなります。フードをかぶると、縁は頬の横を下りてきますが、ちょうど頬骨の頂点で縁が頬に触れると、頂点の位置が布の線で示されます。頬骨の出っ張りが、縁の線のでこぼことして見えるのです。

これを避けるには、頬骨の頂点の横で、縁と頬のあいだに指2本ぶんの余裕を持たせます。頬骨が出ている人は、ほかの輪郭の人より頬骨の点での距離が近くなりやすいので、指1本では足りないことが多いのです。縁の生地が立つフードか、顔まわりがゆったり作られたフードを選んでください。

頬骨がどの方向に出ているかによっても、注意点が少し変わります。横に出ている人は、正面から見たときの縁と頬のすき間がいちばん大事です。前に出ている人は、横から見たときに、縁が頬骨の前を通るか後ろを通るかを見ます。縁が頬骨の前を通ると、頬骨の出っ張りが布で隠れます。後ろを通ると、頬骨の出っ張りが横顔の輪郭の一番外側になります。自分の頬骨がどちらに出ているかは頬骨が出ていると言うとき、動いているのは前・横・高さのどれか1つで測り分けられます。

下ろしたときは、上端を耳たぶの下端より下に置けば、頬骨への影響はほとんどありません。耳たぶの高さまで布が来ると、頬骨の下の頬のくぼみが目立ちやすくなる人もいるので、気になる人は立ち上がりの少ないフードを選んでください。秋冬の襟元全体の話は頬骨が出てる人に似合う服にまとめています。

どちらとも取れるとき① 丸みとエラが両方ある

ここからは、型がひとつに決まらない人のための節です。検索結果の答えだけでは決まらない部分なので、いちばん厚く書きます。

最初に多いのが、顔の縦を頬骨幅で割ると1.3以下で丸みがあり、同時にエラ幅を頬骨幅で割ると0.9以上で角もある人です。丸顔とベース顔の両方の要素を持っているので、丸顔向けの助言とエラ向けの助言がぶつかります。

丸顔向けには「首元を少し開けて縦の線を作る」、エラ向けには「縁の合流点をあごの角から外す」と書きました。首元を開けると、合流点は下がります。このとき、合流点がちょうどあごの角の高さで止まることがあります。

決め方は、首元のボタンを一つ外した状態で、合流点とあごの角の位置関係を見ることです。合流点があごの角より2cm以上下にあるなら、そのまま開けておけば両方の条件を満たします。角の高さで止まってしまうなら、もう一つボタンを外し、合流点を鎖骨の近くまで下げてください。それでも寒くて開けられない場合は、首元を閉めて合流点をあご下まで上げ、そのかわりに縁の角度が山形のフードを選んで縦の線を補います。

つまり、丸みと角が両方ある人は、合流点を「あごの角より大きく下」か「あご下まで上」のどちらかに振り切るのが答えです。中間に置くと、どちらの失敗も起きます。

どちらとも取れるとき② 測った数字が境目に乗った

二つめに多いのが、顔の縦を頬骨幅で割った数字が1.35〜1.4あたりに乗り、横幅の側とも縦の側とも言えない人です。

この人は、下ろしたときのフードの上端の高さを、自分の首の長さで決めてください。首の付け根から耳たぶの下端までを横から測り、7cm以上あるなら首が長めなので、上端が耳たぶの下端に近づくフードを選んでも首は埋まりません。顔の左右に少し量が足されて、顔まわりが華やかになります。6cm以下なら首が短めなので、上端を耳たぶの下端から2cm以上下に置くフードを選び、首を見せることを優先します。

かぶったときのすき間も、境目の人は指1本半を目安にします。指1本だと横幅の側の失敗、指2本だと顔が少し沈む側の失敗が出ることがあるので、その中間を狙います。売り場で何着も比べるなら、すき間の差がいちばん見分けやすいのは、頬骨の高さではなく、そこから2cm下の頬の横です。頬骨の高さで1本半、その2cm下で2本入るフードなら、縁が顔の輪郭に沿って自然に離れていく形なので、どちらに転んでも失敗しにくくなります。

エラ幅を頬骨幅で割った数字が0.85前後に乗る人も同じです。あごの角がそれほど目立たないので、合流点が角に重なっても大きな失敗にはなりません。気になるなら首元を開けて合流点を下げる、気にならないならそのままで大丈夫です。

どちらとも取れるとき③ 左右差・髪型・メガネで結果が変わる

三つめは、測った人の多くが気づく問題です。左右で頬骨の出方やエラの張りが違う、髪型でフードの見え方が変わる、メガネをかけるとすき間が変わる。こうした条件で、同じフードでも結果が変わります。

左右差がある人は、出ている側に合わせて選びます。頬骨やエラが出ている側のほうが、縁とのすき間が狭くなるからです。出ている側で指1〜2本のすき間が取れれば、反対側は少し広くなるだけで済みます。写真に写るときは、出ている側をカメラから遠い側に置くと、フードの縁が出ている側の輪郭を少し隠してくれます。

髪型は、かぶったときのすき間に直接効きます。顔の横に髪を下ろしている人は、髪の厚みのぶん、縁と頬のあいだが埋まります。肩より長い髪を下ろしたままフードをかぶると、頬の横のすき間は髪で埋まり、指が1本も入らないことがあります。この場合は、髪を耳にかけるか、後ろでまとめてからかぶると、すき間が戻ります。短い髪の人は、すき間が大きく取れる分、顔が沈みやすいので、立ち上がりの少ない、顔まわりが小さめのフードのほうが合います。

下ろしたときは、髪がフードの上に乗るか、フードの中に入るかでも変わります。長い髪をフードの外に出して背中に流すと、フードの上端の位置が髪で隠れ、顔の横の量が髪の量になります。フードの中に入れると、首の後ろの量が増え、上端が高くなります。首が短めの人は、髪をフードの外に出したほうが首が見えます。

メガネをかけている人は、かぶったときにテンプルの外側とフードの縁のすき間を見てください。テンプルの外に指1本が入らないと、縁がテンプルを押して、メガネが顔に食い込んで見えます。メガネの横幅は頬骨幅より少し広いことが多いので、メガネの人は頬骨の高さではなく、テンプルの高さでのすき間を基準にします。

ファー付きのフードは、毛足の長さを別に足す

秋冬のフードには、縁にファーやボアが付いたものがあります。ファーは縁の幅を外へ広げるので、これまでの話に毛足の長さを足して考えます。

かぶったときは、毛足の長さがそのまま顔の外側の輪の幅になります。毛足が1〜2cmなら、縁の線が柔らかくなるだけで、輪郭への影響はほとんどありません。毛足が3cmを超えると、顔のまわりに3cm以上の明るい輪ができ、顔の横幅が輪の幅まで広がって見えます。横幅が出やすい輪郭の人や、頬骨が横に出ている人は、毛足が短いものを選んでください。

縦が長い輪郭の人にとっては、長い毛足のファーはむしろ味方です。顔の左右に量が足され、縦横の差が縮まります。かぶったときに額の上でファーが立ち上がりすぎないよう、ファーが縁の左右と下にだけ付いているものを選ぶと、縦は伸びず横だけが足されます。

下ろしたときのファーは、背中で立ち上がりを作ります。ファー付きのフードは、ファーの重さと毛足で上端が高くなり、耳たぶに近づきます。首が短めの人、横幅が出やすい人は、ファーが取り外せるものを選び、屋内ではファーを外しておくと、首まわりが軽くなります。毛足の長さと顔からの距離の関係は、顔タイプの視点から書いた記事もありますが、輪郭の視点ではここで書いた「輪の幅」として扱えば足ります。

ファーの色も効きます。顔より明るい色のファーは、輪が光って見えるので、輪の幅がより強く出ます。顔と同じくらいか、少し暗い色なら、輪は目立たず、縁の線を柔らかくするだけになります。

パーカーとコートでは、フードの効き方が違う

同じフードでも、パーカーとコートでは顔への効き方が違います。

パーカーのフードは、生地が柔らかく、首元の開きと一体になっています。下ろしたとき、フードは首の後ろで重なって倒れ、立ち上がりは少なめです。そのかわり、首の前の開きが狭く、顔の下は布でふさがりやすい。顔の下に縦の線を作りたい人は、前開きのパーカーを選び、首元のファスナーを鎖骨の下まで下げると、顔の下に縦の三角形ができます。

コートのフードは、生地が厚く、裏地や芯が入っていることも多いので、下ろしたときの立ち上がりが大きくなります。首の後ろでフードが立つため、上端が耳たぶに近づきます。コートの上にマフラーを巻くと、さらに首まわりの量が増えます。首まわりの量を足したくない人は、フード付きのコートにはマフラーを合わせず、フードそのものを首元の量として扱ってください。

パーカーの上にコートを重ねる着方では、パーカーのフードがコートの襟の上に出ます。このとき、パーカーのフードがコートの襟の上に何cm出るかで、首まわりの量が変わります。3cm以内なら軽い重なりで済み、5cmを超えると首が埋まって見えます。重ね方については冬のパーカーは、フードが襟の上に何cm出るかで決まるの考え方も参考になります。

売り場で30秒で確かめる手順

最後に、売り場の鏡の前で、短い時間でフードを確かめる手順をまとめます。試着のたびにこの順番で見ると、迷う時間が減ります。

まず、前を閉めて、フードを下ろしたまま正面から鏡を見ます。耳たぶの下端の高さに、フードの布が見えているかを確かめます。見えていなければ、下ろしたときの見え方は問題ありません。見えているなら、自分の顔の縦を頬骨幅で割った数字が1.45以上かどうかを思い出してください。1.45以上ならそのままで似合います。1.3以下なら、別の、立ち上がりの少ないフードを試します。

次に、横を向いて、あご先から後ろに引いた線より、フードの上端が上にあるかを見ます。上にあるなら首が埋まっています。首元のボタンを一つ外して、上端が下がるかを試してください。

最後に、フードをかぶり、頬骨の横に指を差し込みます。1〜2本入ればそのフードは合います。1本も入らないなら、フードを後ろへ少し引いて縁を上げ、もう一度試します。それでも入らないなら、そのフードは自分の顔には小さいと判断します。3本以上入るなら、首元のボタンを留めて左右を寄せ、それでも大きければ見送ります。

エラが張っている人は、かぶったまま、あごの角の高さで縁の合流点がどこにあるかも見てください。角と重なるなら、ボタンを一つ留めるか外すかで、2cm以上ずらせるかを確かめます。

この3つを見るのに、慣れれば30秒もかかりません。数字で覚えておくのは、指1〜2本、耳たぶの下端から2cm、あごの角から2cmの3つだけです。

手持ちのフード付きを、買い替えずに直す方法

すでにフード付きのコートやパーカーを持っていて、似合わないと感じている人も、多くの場合は買い替えずに直せます。

下ろしたときに首が埋まるなら、フードの中に髪や裏地がたまっていないかを見てください。長い髪をフードの中に入れたままにしていると、上端が高くなります。髪を外に出すだけで、上端が2〜3cm下がることがあります。裏地付きのフードは、背中側に少し引き下げてから、肩の上でフードの左右を整えると、首の後ろに寄っていた量が背中へ移ります。

フードが取り外せるコートなら、屋内や電車の中では外しておくのもひとつの方法です。外したあとの襟の形が、自分の輪郭に合っているかを確かめておくと、外した日のほうが似合うコートだったという発見もあります。

かぶったときに縁が頬に触れるなら、縁の生地を少し外へ折り返すと、顔とのすき間が広がります。折り返しは1〜2cmで十分です。折り返した分、縁の線が太くなり、額縁としてもはっきりします。

首元の開き方を変えるのも効果があります。前を首元まで閉めて着ていた人は、ボタンを一つ外すだけで、顔の下に縦の線ができ、フードの量が背中へ逃げます。寒い日は、開けた首元に薄いタートルネックを合わせると、開きを保ったまま首元を温められます。

手持ちのものを直すとき、大事なのは、どこで失敗しているかを1か所に絞ることです。下ろしたときの上端か、かぶったときのすき間か、縁の合流点か。それが分かれば、直す場所も一つに決まります。

まとめ:型の名前より、指で測れる3つの距離

フードが似合うかどうかは、輪郭の型の名前では決まりません。決めるのは、かぶったときの頬骨の横のすき間、下ろしたときのフードの上端と耳たぶの距離、そして縁の合流点とあごの角の距離の3つです。

縦が長い輪郭は下ろしたフードを味方にしやすく、横幅が出やすい輪郭はかぶったときのすき間と上端の高さに気をつける。エラが張っている輪郭は合流点を角から外し、頬骨が出ている輪郭は頂点の横に指2本の余裕を持たせる。型ごとの違いは、どこで失敗しやすいかの違いにすぎません。

どちらとも取れる人は、合流点を中途半端な高さに置かないこと、首の長さで上端の高さを決めること、左右差は出ている側に合わせること。この3つを覚えておけば、売り場で迷う時間はぐっと短くなります。秋冬は、フードを下ろしている時間のほうが長い季節です。まずは下ろしたときの上端の高さから、鏡で確かめてみてください。

よくある問い

Q. フードをかぶると顔が大きく見えます。輪郭のせいですか
多くの場合、輪郭よりもフードの縁と頬のすき間の問題です。頬骨の高さで縁が頬に触れている、または指1本ぶんも空いていないと、顔の外側の線がフードの縁と重なり、顔幅がフードの幅まで広がって見えます。鏡の前でかぶって、頬骨の横に指を差し込んでみてください。1本も入らないなら、開きの大きいフードに替えるか、縁の立つ厚手の生地を選ぶと変わります。
Q. フードは下ろしているだけなのに、首が詰まって太って見えます
背中に落ちたフードの上端が、耳たぶの下端より上まで来ているはずです。その高さまで布があると、横から見たときに首が埋まり、正面からは顔の下に横長の台ができます。フードの裏に厚い裏地や中綿が入っていないか、生地を2枚重ねにしていないかを見てください。軽い一枚仕立てのフードや、取り外せるフードなら、上端が首の付け根あたりまで下がり、首が出ます。
Q. 面長ですが、フードは似合いますか
顔の縦を頬骨幅で割って1.45以上ある人は、フードが似合いやすい側です。下ろしたフードが顔の左右に横の量を足し、縦の長さを中和してくれるからです。ただし、かぶったときに縁が額の生え際より上で大きく立ち上がると、縦がさらに伸びて見えます。かぶるなら、縁が眉の上2〜3cmに下りてくる深めのものを選んでください。
Q. エラが張っていてもフード付きコートは着られますか
着られます。気をつけるのは、かぶったときに縁がちょうどあごの角の高さで終わる形です。縁の線とあごの角が同じ高さにそろうと、角が二重に強調されます。縁が角より上で顔から離れていく形か、あご下まで深く包む形のどちらかを選ぶと、角は布の内側に入って目立たなくなります。
Q. ファーの付いたフードは輪郭に関係ありますか
あります。ファーは毛足の長さぶん、縁の幅が外へ広がります。毛足が3cmを超えると、かぶったときに顔の外側に3cm以上の輪ができるので、丸顔や頬骨が出ている人は顔の横幅がそのまま輪の幅に足されて見えます。ファー付きを選ぶなら、毛足が短いもの、またはファーが縁の上半分だけに付いているものが扱いやすいです。

— メグラシ編集部

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中顔面短縮の髪型|目から鼻と鼻から口のどちらが長いかで前髪を分ける

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中顔面短縮の髪型|目から鼻と鼻から口のどちらが長いかで前髪を分ける

中顔面を短く見せる髪型は、顔の縦のどこが長いかで分かれます。目の中心から鼻の下端までが長い人は、前髪を眉の下まで下ろして見える縦の始点を下げる。鼻の下端から唇の合わせ目までが長い人は、前髪より顔まわりの毛先を口の高さに置く。両方長い人、どちらも境目の人、秋冬にタートルネックやマフラーで顔の下が隠れて中顔面が長く見える日の直し方まで、定規1本で測れる数字で分けました。

メグラシ編集部/読了 11分
エラ張り 原因|骨か筋肉かむくみかは、噛みしめと朝夕の差で分けて直す

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エラ張り 原因|骨か筋肉かむくみかは、噛みしめと朝夕の差で分けて直す

エラが張って見える原因は、骨の幅、噛む筋肉の盛り上がり、朝だけのむくみの3つに分かれ、どれかによって髪・首元・写真で直す側が逆になります。奥歯を噛みしめて耳の下が指1本分ふくらむか、朝と夕方の写真で輪郭が変わるか、触って硬いかで自分の原因を決め、静止で目立つ人は幅をずらし、動くと目立つ人は耳元の揺れを止め、朝だけの人は夕方の顔で髪を決めます。2つが重なるときの順番まで。

メグラシ編集部/読了 9分
卵型の顔に似合う服|秋冬の襟は、あご先の角度と顔の縦横比で選ぶ

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卵型の顔に似合う服|秋冬の襟は、あご先の角度と顔の縦横比で選ぶ

卵型は何でも似合うと言われるのに、厚い襟の季節になると顔がぼやける。原因は襟の上端とあご先の距離です。顔の縦横比で丸寄り・真ん中・面長寄りに分け、名刺の角であご先を見て、タートル・コート・マフラーの襟を指の本数で選びます。

メグラシ編集部/読了 16分
頬骨が出てる人のチーク|頂点から指1本下に置き、上端は頂点で止める

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頬骨が出てる人のチーク|頂点から指1本下に置き、上端は頂点で止める

頬骨が出ている人のチークは、色を頂点に乗せると高さがいちばん目立ちます。中心は頂点から指1本下、上端は頂点の高さで止める。頬骨が横に出ているか前に出ているかを正面の輪郭線で見分ける方法、どちらとも取れる人が笑顔と真顔で決める手順、秋冬の深い色で面積を絞る目安、ツヤと粉の置き分け、左右差の直し方まで。鏡と自分の指だけで、入れる場所を決める記事です。

メグラシ編集部/読了 19分
丸顔に似合う帽子|頭頂の高さとつばの幅で秋冬の3型を選ぶ

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丸顔に似合う帽子|頭頂の高さとつばの幅で秋冬の3型を選ぶ

丸顔の人が帽子をかぶると顔がもっと丸く見えるのは、帽子の縁が顔の横幅をなぞって、丸い枠をもう一つ足してしまうからです。頭頂の上にどれだけ空きを作るか、縁を眉から何cm上に置くか、つばを頬の一番広い幅より何cm外に出すか。この3つを自分で測って、ニット帽・ベレー・つば付きの帽子を選び分けます。縦横比が中間の人、頬骨が高い人、髪が短い人、眼鏡やマフラーと重なる日の決め方まで書きました。

メグラシ編集部/読了 13分
ハンサムショートで丸顔・ぽっちゃり|流す前髪の角度で頬を横切る

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ハンサムショートで丸顔・ぽっちゃり|流す前髪の角度で頬を横切る

丸顔で頬やあごまわりにふっくらした丸みがある人のハンサムショートは、長めに流す前髪の1本の線で決まります。分け目から毛先までの線が水平に近いと、丸い顔を横に切る線になり、横幅に目が行きます。45〜60度の斜めで、頬のいちばん高い位置の手前で止めると、丸さが斜めに分かれます。分け目の位置、線の角度、毛先の高さの測り方、流す側の決め方、角度が足りないとき・生え癖で逆に流れるとき・眼鏡の日の決め方、襟やマフラーで首が隠れる秋冬に角度を足す理由、美容室での伝え方まで。

メグラシ編集部/読了 10分

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