頬骨が出てる人に似合う服|秋冬は襟の幅・耳元・布のつやで選ぶ

**頬骨が出ていると感じる人の秋冬の服は、まず頬骨がどの向きに出ているかを決めてください。**向きによって、服で動かす場所が1か所に決まります。
正面で幅の山が頬骨の高さにある「横の型」なら、首元の横の開き。横から見て頬が前に出ている「前の型」なら、顔の下に置く布のつや。頬のいちばん高いところが目尻のすぐ下にある「高さの型」なら、耳元の飾りとメガネの下の縁の位置です。
3つの型の見分け方は頬骨が出ていると言うとき、動いているのは前・横・高さのどれか1つにあります。この記事は、型が分かったあとの服の選び方の話です。
結論:頬骨の向きで、服で動かす場所が決まる
頬骨のある顔は、正面でも横からでも面の向きがはっきり変わり、立体感が出やすい顔です。服で合わせるのは、その立体感と同じ向きの線や光を、顔のすぐ下で繰り返さないことだけです。
| 型 | 測る数字 | 服で動かす場所 | 目安 |
|---|---|---|---|
| 横の型 | Z(頬骨の幅-こめかみの幅)が1.0cm以上 | 首元の横の開き | 頬骨の幅の6割以下か、同じ以上 |
| 前の型 | P(横から見た前後差)が1.0cm以上 | 顔の下の布のつや | つやは控えめ、顔から20cm以内 |
| 高さの型 | V(目尻から頬の最高点まで)が1.5cm以内 | 耳元の飾り・メガネの下の縁 | 最高点の高さから2cm外す |
| どれでもない | 3つとも基準に届かない | 服で動かす必要はない | 好みで選んでよい |
動かすのは型ごとに1か所です。3か所すべてを気にする必要はありません。型が分かれば、売り場で見る場所も1か所に絞れるので、試着の時間も短くなります。手持ちの服も、その1か所だけを見て仕分ければ足ります。
先に確かめる|前・横・高さのどれか
型は、正面の写真1枚と真横の写真1枚で分けられます。髪を上げて耳を出し、カメラを顔の高さに置いて50cm以上離して撮ってください。
| 記号 | 測るもの | 使う写真 | 型に入る基準 |
|---|---|---|---|
| P | こめかみのくぼみの奥から、頬のいちばん前まで | 真横 | 1.0cm以上で前の型 |
| Z | 頬骨の高さの左右幅から、こめかみの高さの左右幅を引いた差 | 正面 | 1.0cm以上で横の型 |
| V | 目尻の高さから、頬の最高点までの縦の距離 | 正面か斜め | 1.5cm以内で高さの型 |
3つの数字は別々に動きます。Pだけ大きい人も、Zだけ大きい人もいます。
測るのが難しいときは、指で確かめる方法もあります。鏡の正面に立って、こめかみと頬骨の外側に左右の手のひらを当て、頬骨のほうで手のひらが外へ押し出されるなら横の型の傾きがあります。横を向いて、こめかみから頬へ指を滑らせたとき、頬で指が前へ大きく持ち上がるなら前の型です。目尻から真下へ指を下ろして、指1本分も下りないうちに骨に乗り上げるなら高さの型です。数字ほど正確ではありませんが、どの型を先に気にすればいいかは分かります。
頬骨のある顔で、服が効く理由
服は顔から離れた場所にあるのに、なぜ頬骨の見え方に関わるのか。それは、人の目が、顔の中の線や光と、そのすぐ下にある線や光を、ひと続きのものとして読むからです。
正面で頬骨の高さに幅の山がある人の首元に、同じくらいの幅の横線が来ると、目は顔の幅と首元の幅を2回続けて読みます。幅が2回目に入るので、頬骨の幅がより強く残ります。頬の前に光が集まる人の顔の下に、光を強く返す布が来ると、頬の光と布の光がつながって、前への出っぱりが強調されます。
反対に、顔の下の線や光が頬骨と違う向きを向いていれば、目はそこで切り替わります。服で頬骨の向きを繰り返さない、というのが、この記事でいうすべての目安の元になっています。
これは、頬骨の出方を小さく見せるという話ではありません。頬骨のある顔の立体感はそのままにして、服の側で同じ向きの線や光を重ねないようにする、というだけです。同じ向きを重ねなければ、頬骨の立体感は顔の中で完結して、すっきりとした印象として残ります。
横の型①|首元の横の開きを、頬骨の幅と比べる
横の型の人は、首元の横の開きを、正面から見た頬骨の幅と比べます。開きの幅は、首元の左右の端のあいだの距離です。頬骨の幅は、正面写真で頬骨の高さに引いた水平線が、輪郭と交わる左右の点の距離です。
| 首元の横の開き ÷ 頬骨の幅 | 首元の形の例 | 見え方 | 横の型との相性 |
|---|---|---|---|
| 0.4以下 | 深いV、細いスタンドカラー | 縦の線が強く、横の線がほとんど無い | 合う |
| 0.5〜0.6 | 標準のV、開きの小さいクルー | 横線が頬骨の幅よりはっきり短い | 合う |
| 0.7〜0.9 | 広めのクルー、浅いUネック | 頬骨の幅に近い横線が顔の下に入る | 幅が2回目に入りやすい |
| 1.0〜1.2 | ボートネック、スクエアネック | 横線が頬骨と同じかやや外 | 合う。肩に近いほどよい |
| 1.3以上 | オフショルダー、肩まで開く形 | 横線が肩の上にある | 合う。秋冬は中に1枚重ねて |
0.7〜0.9の帯だけが、頬骨の幅と近い横線になります。この帯の首元を着たい日は、ネックレスを縦に垂らして、首元の中に縦の線を1本入れてください。
首元の開きの幅は、服を平らに置いて、首元の左右の端のあいだを測れば出せます。頬骨の幅は、写真の上ではなく実際の顔で測る必要があるので、鏡の前で頬骨のいちばん外側に左右の人差し指を当て、そのまま指の間隔を保って定規に当ててください。多くの人で11〜13cmほどです。この数字を控えておけば、売り場で首元の幅を手の幅で比べられます。
横の型②|襟の形ごとの目安
首元に襟がある服は、襟の先から先までの幅で見ます。
| 襟の形 | 横の幅の出方 | 横の型での選び方 |
|---|---|---|
| レギュラーのシャツ襟 | 襟の先が左右に開く | 第1ボタンを留め、襟の先を下へ向ける |
| 襟の先が長いシャツ襟 | 縦に長く落ちる | 合う |
| 丸く大きい襟 | 襟の幅が肩に向かう | 頬骨の幅の1.2倍以上あれば合う |
| 小さな丸襟 | 襟の幅が頬骨の6割前後 | 合う |
| テーラードの襟 | V字の縦の線が出る | 合う |
| 大きく横に開くセーラー襟 | 襟の幅が頬骨と重なりやすい | 襟の幅を測って0.7〜0.9なら避ける |
襟は寝かせるか立てるかでも幅が変わります。襟を立てると、襟の先が顔の横に上がって、頬骨と同じ高さに縦の線が入ります。横の型の人には、立てた襟の縦の線がよく合います。
シャツの襟の先は、留めるボタンの数でも向きが変わります。第1ボタンまで留めると襟の先は下を向き、第2ボタンまで開けると左右へ開いて横の幅が出ます。横の型の人がシャツを開けて着たい日は、襟の先を指で下へ向けて整えてから、上にジャケットやカーディガンを重ねると、襟の開きが上着の縦の線に収まります。
横の型③|ピアスとイヤリングは横に広げない
横の型の人は、耳元の飾りが横に広がるかどうかを見ます。耳元は頬骨とほぼ同じ横の位置にあるので、そこで飾りが外へ広がると、顔の幅の山がさらに外へ伸びて見えます。
| 耳元の飾り | 広がり方 | 横の型との相性 |
|---|---|---|
| 小さな粒 | 広がらない | 合う |
| 縦に細く垂れるもの | 下へ伸びる | 合う |
| 小さな輪(直径2cm以下) | わずかに外へ | 合う |
| 大きな輪(直径4cm以上) | 外へ大きく広がる | 頬骨の幅に足されやすい |
| 横に長い棒や扇の形 | 横へ広がる | 頬骨の幅に足されやすい |
| 耳を覆う大きなもの | 耳の幅が増える | 頬骨の幅に足されやすい |
大きな輪のピアスが好きな人は、輪の形を縦長のものに替えると、同じ大きさでも横への広がりが小さくなります。直径4cmの丸い輪より、縦4cm・横2cmの楕円の輪のほうが、頬骨の幅に足される量は半分ほどです。
前の型①|顔の下に置く布のつやを抑える
前の型の人は、横から見て頬が前に出ているので、正面からの光が頬のいちばん前に集まります。顔のすぐ下に光を強く返す布があると、頬の光と布の光がつながって、前への出っぱりがひと続きに見えます。
| 顔から20cm以内の布 | 光の返り方 | 前の型との相性 |
|---|---|---|
| 起毛したウール、フランネル | 光を散らす | 合う |
| マットな綿、ウールの平織り | 光が静か | 合う |
| ハイゲージのニット | ほのかに光る | 合う |
| とろみのある化繊 | なめらかに光る | 面積を小さく |
| サテン、強いつやの布 | 光を強く返す | 顔の下に大きく置かない |
| エナメル、光る糸の入った布 | 点で光る | 顔から30cm以上離す |
つやのある布を着たい日は、顔から20cm以上離れた場所に置くと、頬の光とつながりません。サテンのブラウスなら、上にマットなカーディガンを重ねて、顔の下に見える面積を小さくしてください。
秋冬は日差しが低くなるので、夏より正面から光が当たる時間が長くなります。前の型の人は、屋外で人と会う予定の日ほど、顔の下の布のつやを控えめにすると、頬の前の光が穏やかに見えます。室内の照明の下では光が上から当たるので、つやの影響は少し小さくなります。
前の型②|明るい色の置き場所
色の明るさも、光と同じように働きます。顔のすぐ下にいちばん明るい色を置くと、そこから頬へ光が上がって見えます。
| 顔のすぐ下の色 | 前の型での扱い |
|---|---|
| 顔の肌と同じくらいの明るさ | そのまま |
| 顔より少し暗い中間色 | 合う。頬の光が落ち着く |
| 白、強く明るい色 | 首元から3〜5cm離して置く |
| 濃い色 | 合う。ただし顔との差が大きすぎないものを |
| 光る素材の明るい色 | 顔から30cm以上離す |
白いシャツを着たい日は、上にニットを重ねて、白は襟の先と首元のわずかな面積だけにすると、前の型の人でも頬の光とぶつかりません。
明るい色を顔の下に置きたい日は、色の明るさより布の表面で調整するのも手です。同じ白でも、起毛したウールやざっくりした綿の白は光を散らすので、つやのある白より頬の光とつながりにくくなります。
高さの型①|耳元の飾りは、最高点の高さを外す
高さの型の人は、頬のいちばん高いところが目尻のすぐ下にあります。そこと同じ高さに、目を引く点がもう1つ来ると、目は頬の最高点と飾りを横に結んで読みます。
| 耳元の飾りの位置 | 最高点との関係 | 高さの型との相性 |
|---|---|---|
| 耳たぶの粒だけ | 最高点より下 | 合う |
| 耳たぶから下へ3cm以上垂れる | 最高点から離れる | 合う |
| 耳の上のほう(軟骨のあたり) | 最高点と同じ高さ | 点が並びやすい |
| イヤーカフを耳の中ほどに | 最高点と同じ高さ | 点が並びやすい |
| 耳全体を覆う大ぶりのもの | 最高点の高さを含む | 点が並びやすい |
最高点の高さから上下に2cm外すのが目安です。耳たぶの粒は、多くの人で最高点より3cm以上下にあるので、どの高さの人でも外れます。
髪を下ろしている日は、耳の上のほうの飾りが髪に覆われて、点として見えにくくなります。高さの型の人が耳の上のほうに飾りを着けたい日は、髪を下ろしてその上から少しのぞく程度にすると、最高点と横に並びません。反対に、髪をまとめる日は耳元が全部見えるので、耳たぶの粒か下へ垂れるものを選んでください。
高さの型②|メガネの下の縁と帽子のつば
顔の近くで、最高点と同じ高さに来やすいのが、メガネの下の縁と帽子のつばの影です。
| アイテム | 見る位置 | 高さの型での選び方 |
|---|---|---|
| メガネ | レンズの下の縁 | 最高点より2cm以上上で終わる浅いレンズか、2cm以上下まで下がる深いレンズ |
| サングラス | レンズの下の縁 | 最高点にかぶさる大きさにする |
| つばのある帽子 | つばの影が落ちる高さ | 影が目のあたりまでで止まるつば幅 |
| ニット帽 | 折り返しの下の縁 | 眉より上で止める |
| ベレー帽 | 縁の位置 | 頭のうしろに傾けて、顔に影を落とさない |
メガネのレンズの下の縁は、正面から見ると顔の中に横の線を1本引きます。高さの型の人の場合、その線が頬の最高点のすぐ上やすぐ下を通ると、線と最高点が並んで見えます。手持ちのメガネをかけて鏡を見て、レンズの下の縁と頬のいちばん高いところの間に指1本以上の隙間があれば、そのままで構いません。
メガネの縦の深さと頬骨の高さの関係は、眼鏡が似合うかは顔幅・縦横比・頬骨の張りの3つで決まるでも同じ考え方を使っています。帽子の山の高さは輪郭に合う帽子にあります。
タートルネックとハイネック|首を覆う高さ
秋冬にいちばん顔の近くまで上がってくるのが、タートルネックの折り返しです。型ごとに見る場所が違います。
| 型 | 見る場所 | 合う形 |
|---|---|---|
| 横の型 | 折り返しの横の幅 | 首に沿う細めの折り返し。太くふくらむ折り返しは幅が出る |
| 前の型 | 布のつや | マットなウール、起毛した糸 |
| 高さの型 | 折り返しの上端の高さ | あご先より下で止める。最高点とは十分に離れる |
| どの型でも | 首元の厚み | 首まわり+3cm以内のゆとり |
タートルネックは首を覆うので、横の型の人には、首元に横の開きが無いぶん合わせやすい形です。折り返しをふくらませず、首に沿わせるだけ気をつけてください。
前の型の人がタートルネックを選ぶときは、首元の布が顔のすぐ下まで上がってくるので、布のつやの目安がほかの服より強く効きます。ハイゲージでもつやの強い糸より、起毛した糸やマットなウールを選んでください。高さの型の人は、折り返しの上端があご先より下で止まっていれば、どの形でも頬の最高点とは十分に離れます。
マフラーとストール|巻く高さと量
マフラーは、顔の下にいちばん量が集まる小物です。
| 巻き方 | 量が集まる場所 | 横の型 | 前の型 | 高さの型 |
|---|---|---|---|---|
| 首にぐるぐる巻く | あごの下に横に広がる | 幅が出やすい | つやの無い布なら合う | 合う |
| 一重に掛けて垂らす | 胸の前に縦に落ちる | 合う | 合う | 合う |
| 輪にして通す | あごの下に結び目 | 結び目を小さく | 合う | 合う |
| 大判を肩にかける | 肩に広がる | 合う。横線が肩の外に出る | 合う | 合う |
| あご先まで覆う | 顔の下半分に量 | 幅が出やすい | 合う | 最高点とは離れる |
迷ったら、一重に掛けて胸の前に垂らす巻き方が、どの型でも頬骨とぶつかりません。寒い日にぐるぐる巻きにしたいときは、厚手の大判ではなく、薄手で長いマフラーを選ぶと、あごの下にたまる量が少なくなり、横の型の人でも幅が出にくくなります。
コートの襟|立てるか寝かせるか
コートの襟は、立てると顔の横まで上がり、寝かせると首元に横の線を作ります。
| 襟の状態 | 横の型 | 前の型 | 高さの型 |
|---|---|---|---|
| 寝かせて開く(テーラード、ステンカラー) | 合う。V字の縦の線 | 合う | 合う |
| 立てる(スタンドカラー、襟を立てたステンカラー) | 合う。顔の横に縦の線 | 合う | 襟の上端があご先より下なら合う |
| 大きく横に広がる襟 | 頬骨の幅と比べる | 合う | 合う |
| ファーの襟 | 横に広がるので頬骨の幅と比べる | 毛足で光が散るので合う | 合う |
| フードを下ろした状態 | 量が首の後ろに回るので合う | 合う | 合う |
秋冬のコートは襟の形で選ぶ人が多いですが、横の型の人は襟の大きさにも目を向けてください。大きく横に広がる襟は、襟の先から先までの幅を頬骨の幅と比べて、1.2倍以上外へ出ていれば合います。0.7〜0.9の帯に入る大きさなら、襟を立てて縦の線にするか、前を開けてV字にして着ると、横の幅が首元に残りません。
ニットの首元|型ごとの選び分け
秋に1枚で着るニットは、首元の形でほとんどが決まります。
| 首元 | 横の型 | 前の型 | 高さの型 |
|---|---|---|---|
| Vネック | 合う | 合う | 合う |
| クルーネック(標準) | 開きの幅を測る | 合う | 合う |
| 広めのクルー | 0.7〜0.9の帯に入りやすい | 合う | 合う |
| ボートネック | 頬骨の幅以上なら合う | 合う | 合う |
| モックネック | 合う | 合う | 合う |
| カーディガンを前開きで | 合う。縦の空きができる | 合う | 合う |
表のとおり、Vネックとモックネックは3つの型すべてに合います。秋に1枚目のニットを選ぶなら、どちらかから選ぶと、型を気にせずに着回せます。横の型の人がクルーネックを選ぶときだけ、首元の開きの幅を測って、頬骨の幅の0.7〜0.9の帯に入っていないかを確かめてください。
柄|顔のすぐ下に横の線を何本置くか
横の型の人は、柄の中の横の線にも気をつけます。ボーダーのように横の線が並ぶ柄が顔のすぐ下に来ると、頬骨の幅と同じ向きの線が何本も続きます。
| 柄 | 顔のすぐ下の横線 | 横の型での扱い |
|---|---|---|
| 細いボーダー | 多い | 首元をVにして横線を切る |
| 太いボーダー | 少ないが太い | 首元の1本目を頬骨の幅と比べる |
| 縦のストライプ | 無い | 合う |
| 小さな柄の総柄 | 線にならない | 合う |
| 大きなチェック | 横線と縦線が同じ数 | 縦の線が効くので合う |
ボーダーが好きな人は、首元から胸の上までを無地にして、胸より下からボーダーが始まる形を選ぶと、顔のすぐ下に横線が来ません。もう1つの方法は、ボーダーの上にVネックのカーディガンを前開きで重ねることです。顔の下の横線が、カーディガンの縦の空きで左右に切られます。
髪の最大幅と、服の横幅を重ねない
服の横幅と同じくらい効くのが、髪の外側のいちばん広いところの高さです。横の型の人は、髪の最大幅の高さを頬骨の高さから離すと、顔の幅の山が1か所にまとまらなくなります。
髪と服を組で見ると、髪の最大幅を頬骨より上に置いた日は、首元はどの形でも合わせやすくなります。髪の最大幅が頬骨と同じ高さに来る日は、首元をVにするか、ボートネックのように肩まで広げて、首元では頬骨の幅を繰り返さないようにします。髪の山の動かし方は頬骨が横に出ている顔は、左右幅がいちばん広い高さが目の位置にあるにあります。
一式で見る|仕事の日(横の型)
横の型の人が、仕事の日に1枚で着るニットとジャケットを選ぶときの例です。
| 場所 | 選ぶもの | 横の型での理由 |
|---|---|---|
| 首元 | Vネックのハイゲージニット | 横の開きが頬骨の幅の6割以下 |
| 上着 | テーラードジャケット | 襟がV字の縦の線を作る |
| 耳元 | 小さな粒のピアス | 横に広がらない |
| 首まわりの飾り | 細いネックレスを縦に垂らす | 首元の中に縦の線が入る |
| 柄 | 無地か縦のストライプ | 横線を顔の下に置かない |
| 布 | 好みでよい | 横の型は布のつやを気にしなくてよい |
横の型の人が気にするのは首元の横の開きだけです。布のつやや耳元の高さは、ほかの型の目安なので、この一式では好みで選んで構いません。
一式で見る|秋のお呼ばれ(前の型と高さの型)
お呼ばれの日は、つやのある布と耳元の飾りが増えるので、前の型と高さの型の人が気にする場所が両方出てきます。
| 場所 | 前の型の選び方 | 高さの型の選び方 |
|---|---|---|
| ワンピースの布 | 顔の近くはマット、裾に向かってつやを足す | 好みでよい |
| 首元 | 開きの中に肌を見せて、布と顔のあいだを空ける | 好みでよい |
| 耳元 | 好みでよい | 耳たぶから下へ垂れるもの |
| 羽織り | マットなウールのボレロやショール | 好みでよい |
| 髪 | 好みでよい | まとめるなら耳元の飾りは下へ |
つやのあるドレスを着たいときは、上半身にマットなショールをかけて、つやは腰から下に見せると、前の型の人でも顔の下が静かに保てます。
10月から12月で、気にする場所が変わる
秋冬は月が進むほど、顔の近くに来るものが増えます。
| 時期 | 顔の近くに増えるもの | いちばん気にする型 | 見る場所 |
|---|---|---|---|
| 10月 | ニットの首元、ブラウスの襟 | 横の型 | 首元の横の開き |
| 11月 | タートルネック、薄手のストール | 横の型・高さの型 | 折り返しの幅、ストールの巻き方 |
| 12月 | コートの襟、マフラー、帽子 | 3つの型すべて | 襟の向き、マフラーの量、つばの影 |
| 年末年始の集まり | つやのある服、耳元の飾り | 前の型・高さの型 | 布のつや、ピアスの位置 |
12月に3つの型すべてが関わってくるのは、コート・マフラー・帽子が同時に顔のまわりに集まるからです。ただ、自分の型が1つなら、見る場所は12月でも1か所のままです。横の型ならマフラーの量とコートの襟の幅、前の型ならマフラーとコートの布のつや、高さの型なら帽子のつばの影とメガネ、というように、自分の型の目安だけを冬の小物に当てはめてください。
どちらとも取れるとき①|2つの型に当てはまった
Pも Zも1.0cmを超えるように、2つの型に当てはまる人もいます。この場合は、基準を大きく超えているほうの型を先に合わせてください。
たとえばPが1.5cm、Zが1.1cmなら、前の型が先です。顔の下の布のつやを抑えたうえで、首元の横の開きは0.7〜0.9の帯だけ避けておけば、横の型にも足ります。服で合わせるのは1か所で足りるので、2つ目の型は避ける帯を外すだけにとどめます。
3つの型すべてに当てはまる人は、Vネックのマットなニットに耳たぶの粒のピアス、という組み合わせを基本にしてください。首元の横の開きは6割以下、布のつやは控えめ、耳元は最高点から外れているので、3つの目安が1つの組み合わせでそろいます。
どちらとも取れるとき②|どれにも当てはまらなかった
3つの数字がどれも基準に届かないのに、頬骨が出ていると感じる人もいます。この場合は、写真の光が頬骨の高さに集まっていることが多いので、撮り方を変えて測り直してください。天井の照明の真下で撮った写真では、頬骨の上に強い光が当たり、出っぱりが実際より大きく見えます。
測り直しても基準に届かないなら、服で動かす場所はありません。首元も耳元も布も、好みで選んで構いません。気になるのが写真に写ったときだけ、という場合は、撮られる予定の日だけ、前の型の目安(顔の下の布のつやを抑える)を使ってください。カメラのフラッシュや強い照明の下では、頬の前の光がいちばん大きく動くからです。
どちらとも取れるとき③|左右で数字が違う
頬骨の出方は、左右で違うことがよくあります。片側だけが基準を超えている場合は、その側の数字で型を決めます。
服で左右を変えることは難しいので、首元や布は、基準を超えている側の型に合わせます。片側だけがわずかに超えている程度なら、写真の傾きで数字が動いていることもあるので、日を変えてもう一度測ってから決めると確かです。ピアスだけは左右で変えられるので、高さの型が片側だけなら、その側だけ耳たぶの粒にして、反対側は好きなものにしても構いません。左右差の測り方は頬骨が張っていると感じるとき、たいてい動いているのは片側だけにあります。
どちらとも取れるとき④|頬骨とエラの両方が張っている
正面写真で、頬骨の高さの幅とエラの高さの幅を比べて、広いほうを先に合わせます。頬骨のほうが広ければ、この記事の横の型の目安を使います。エラのほうが広ければ、襟の開きを下顎の角の幅から離す目安を使ってください。
2つの幅が同じくらいなら、首元はVネックのように縦に開けると、どちらの幅とも重なりません。エラの側の目安はエラのハリと襟ぐりにあります。
手持ちの服を、型ごとに仕分ける
| 型 | 見る場所 | 残す側 | 重ねて使う側 |
|---|---|---|---|
| 横の型 | 首元の横の開き | 0.6以下か1.0以上 | 0.7〜0.9はネックレスを縦に垂らす |
| 前の型 | 顔から20cm以内の布のつや | マット・起毛 | 強いつやは上にマットな1枚を重ねる |
| 高さの型 | 耳元の飾りの位置 | 耳たぶの粒、下へ垂れるもの | 耳の上のほうの飾りは髪を下ろす日に |
| どの型でも | マフラーの巻き方 | 一重に掛けて垂らす | ぐるぐる巻きは薄手で |
鏡の前で2分
- 正面と真横の写真で、P・Z・Vのどれが基準を超えているかを確かめる
- 横の型なら、首元の左右の端と頬骨の左右の端を指で押さえて、幅を比べる
- 前の型なら、顔の下の布を窓のほうへ向けて、光の返り方を見る
- 高さの型なら、目尻から指を下ろして最高点を押さえ、耳元の飾りとの高さの差を見る
- 鏡から1m離れて、頬骨より先に首元や耳元に目が行かないかを確かめる
首元や耳元に先に目が行ったら、自分の型の目安から外れている場所が1か所あります。表に戻って、その1か所だけを入れ替えてください。何も先に目に入らず、顔と服が1つの姿として見えれば、その日の組み合わせは頬骨の向きと重なっていません。
よくある行き違い
| よく聞く思い込み | 実際はこう |
|---|---|
| 頬骨が出ている人はボートネックが合わない | 頬骨の幅以上に広がるボートネックは、幅が重ならないので合う |
| 首元は詰めたほうがいい | 横の型なら、開きの幅が0.7〜0.9の帯に入らなければ詰めなくてよい |
| ピアスは小さいものだけ | 耳たぶから下へ縦に垂れるものは、どの型でも合わせやすい |
| つやのある服は着られない | 顔から20cm以上離すか、上にマットな1枚を重ねれば着られる |
| 3つの型すべてに気をつける | 動かすのは、基準を超えた型の1か所だけで足りる |
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よくある問い
- Q. 頬骨が出ていると、どんな服が似合いますか
- 頬骨がどの向きに出ているかで変わります。正面から見て顔の幅のいちばん広いところが頬骨の高さにある人は、首元の横の開きを頬骨の幅の6割以下に絞るか、同じ幅以上に広げてください。横から見て頬が前に出ている人は、顔のすぐ下に置く布をつやの控えめなものにします。頬のいちばん高いところが目尻のすぐ下にある人は、ピアスやメガネの下の縁をその高さから2cm外します。どの型でも、服で合わせるのは1か所で足ります。
- Q. ボートネックは頬骨が出ている人に合いませんか
- 合わないとは限りません。ボートネックの横の開きが頬骨の幅と近いと、顔の下に同じくらいの幅の横線がもう1本入って、幅が2回目に入ります。開きが頬骨の幅と同じかそれ以上あって、肩の近くまで広がるボートネックなら、横線が顔の幅より外に出るので、頬骨の幅とは重なりません。迷ったら、鏡の前で首元の開きの端と頬骨の端を指で押さえて、幅を比べてください。
- Q. 頬骨が出ている人はピアスを着けないほうがいいですか
- 着けて構いません。見るのはピアスの位置と広がり方です。頬のいちばん高いところが目尻のすぐ下にある人は、耳元の飾りがその高さに来ないように、耳たぶから下へ縦に垂れるものを選んでください。正面で頬骨の高さに幅の山がある人は、横に広がる大きな輪より、縦に細く落ちるものが合います。小さな粒のピアスは、どの型の人でも頬骨とぶつかりません。
- Q. 頬骨とエラの両方が張っています。どちらに合わせればいいですか
- 正面写真で、頬骨の高さの幅と、エラの高さの幅を比べて、広いほうを先に合わせてください。頬骨のほうが広ければこの記事の横の型の目安を、エラのほうが広ければ、襟の開きを下顎の角の幅から3cm離す目安を使います。2つが同じくらいなら、首元はVネックのように縦に開けると、どちらの幅とも重なりにくくなります。
— メグラシ編集部





