こめかみより頬骨が出ているかは、横から見た前後差1cmで決まる|こめかみが引っ込んでいる人だけが該当する

「こめかみより頬骨が出ている」かどうかは、正面の写真では確かめられません。
これは奥行きの話だからです。正面写真に写るのは左右幅で、前後の距離は写りません。幅の差が小さくても奥行きが1cm以上ある人がいますし、その逆もあります。
必要なのは真横から撮った1枚だけです。そこに垂直線を2本引けば、10秒で答えが出ます。
測るのは P ひとつだけ
P=こめかみのくぼみの最奥点と、頬の最前点の水平距離。
この1つの数字で判定します。0.3〜1.5cmに収まる人がほとんどで、1.0cm以上あれば「こめかみより頬骨が出ている」に該当します。
| P | 状態 | このあと効いてくること |
|---|---|---|
| 0.5cm未満 | 前後はほぼ平ら | 髪の置き方で面の形はほとんど変わらない |
| 0.5〜1.0cm | 中間 | 光の向きによって面が出たり消えたりする |
| 1.0cm以上 | 該当する | 頬の前面に光の面ができる。毛の前後が効く |
真横の1枚をどう撮るか
首だけひねると角度がずれます。体ごと90度回してください。
- 髪を全部上げて、耳を出す
- カメラを顔の高さに置き、50cm以上離す
- 体ごと横を向き、あごを引かずに正面(横方向)を見る
- 耳の穴と鼻の先が両方写っているか確認する
- 光は斜め前から。真上からの光では輪郭線がつぶれる
耳の穴と鼻の先が両方写っていれば、角度はおおむね合っています。鼻の先が見えていないなら回しすぎ、耳の穴が見えていないなら回し足りません。
こめかみのくぼみの最奥点を見つける
横向きの写真で、生えぎわから眉のあたりへ輪郭線をたどります。
線は一度内側へ入り、そのあと外へ出ていきます。その内側へいちばん入り込んだ底が、こめかみのくぼみの最奥点です。
写真で見つけにくいときは、指で確かめます。眉尻の少し上、正面から押すとへこむところ。そこに指を当てたまま横を向いて撮ると、写真の上で位置が特定できます。
頬の最前点を見つける
同じ写真で、目の下から口元にかけての輪郭線を見ます。いちばん前へ出ている位置が頬の最前点です。
指で探すなら、目尻の下に人差し指を置いて、鼻の方向へゆっくり滑らせます。骨に乗り上げて、また下りるところがあります。乗り上げた頂点が最前点です。
多くの人で、目尻から下へ1〜3cmのあたりにあります。ここが低い位置にある人は、正面から見たときの印象がまた違ってきます。
P を出す
2つの点が決まったら、それぞれから垂直線を下ろします。写真の上に定規を垂直に当てるだけで足ります。
線と線の水平距離が P です。写真上のcmで構いません。この判定では差だけを見ているので、実寸に直す必要はありません。
ただし、写真を拡大縮小したまま測ると、他の記事の数字と比べられなくなります。1枚の写真の中で完結する項目なので、比べたくなったら同じ倍率で測り直してください。
同じ P でも2つの型に分かれる
Pが同じ1.2cmでも、中身は2通りあります。
こめかみが引っ込んでいる型は、額の輪郭線が眉尻より上ではっきり内へ折れます。折れの角度が急で、くぼみが短い区間に集中しています。
頬が前へ出ている型は、額の折れがゆるく、眉より下から前へふくらんでいきます。くぼみが浅く広い代わりに、頬の頂点が高く出ます。
見分けは、折れの位置が眉尻より上か下かで足ります。
型で変わるのは、光が当たり始める高さ
2つの型は、明るくなる場所が違います。
こめかみが引っ込んでいる型では、眉の高さから頬にかけて明るい面が続きます。 面が縦に長く、目の横を通ります。
頬が前へ出ている型では、明るい面は目尻の高さから始まります。面が横に広く、縦は短くなります。
この違いは、髪を置く高さに効きます。縦に長い面には、前髪の下端の高さが関わります。横に広い面には、耳の前へ落とす毛の位置が関わります。
毛を面の上に落とすか、後ろへ回すか
Pが1.0cm以上ある人にとって、いちばん効く選択がここです。選択肢は2つしかありません。
顔まわりの毛を頬の前面へ落とすと、毛束が縦の線になり、明るい面が左右に分かれます。面が2つになるぶん、ひとつあたりの横幅は小さくなります。
耳の後ろへ回すと、面は1つのまま残ります。輪郭の縁は髪で切られず、頬から耳までが連続して見えます。
どちらを選んでも構いません。決めておくと、朝の手が迷わなくなります。
面の上に落とすときの、束の幅
前へ落とすと決めたなら、条件は1つです。束の幅を1.5cm以上とって、1本にまとめること。
細い毛が2本3本と散ると、線が複数になり、面が3つ4つに割れます。割れた面はひとつずつが小さいので、どれが顔の面なのかが読み取りにくくなります。
束の作り方は、乾かすときに決まります。耳の前の毛を1回で前へ流し、途中で分かれないように毛先まで指を通す。乾いてから分けようとすると、根元の向きが残って散ります。
後ろへ回すときの、耳の扱い
回すと決めたなら、耳を出すか隠すかを決めます。
耳を出すと、頬から耳までの面が最後まで続きます。Pが大きい人ほど、この面は長く見えます。 耳を髪で覆うと、面は耳の手前で止まります。
どちらでも面は1つのままです。長さが変わるだけです。長い面が続くのが落ち着かないと感じるなら、耳の上半分だけ覆う置き方が中間になります。
メガネのつるが通る道
Pが1.0cm以上あると、メガネのつるがこめかみのくぼみの上を浮いて通ります。触れずに通る区間ができるので、そこに影の線が1本増えます。
線を短くする方法は2つあります。ひとつは細いつるを選ぶこと。もうひとつは、耳にかける位置を高くしてつるを持ち上げ、浮く区間を前へ寄せることです。
フレームの横幅そのものをどう決めるかはエラ張りと呼ばれる輪郭にまとめてあります。ここで見ているのはつるの通り道だけです。
P が中間(0.5〜1.0cm)のとき
前後差はあるが小さい、という帯です。ここは光の向きによって、面が出る日と出ない日に分かれます。
斜め前から光が来る日には面が出て、正面から強い光が来る日には消えます。 屋外で歩いているときと、室内で正面のライトの下にいるときで、見え方が変わるのはこのためです。
中間の人は、髪の置き方を1つに決めなくても構いません。むしろ、その日に面が出ているかどうかを見てから決められる帯です。朝、洗面台の鏡で頬に明るい面が見えたら耳の後ろへ回す、見えなければ前へ落とす。1つの髪型で2通り使えます。
決めておくのは束の幅だけにしてください。1.5cm以上の束を1本つくれる長さがあれば、その日に前へも後ろへも動かせます。
前後差は正面の幅と関係しない
Pが大きいから顔が横に広い、という関係はありません。実際に測ると、Pが1.3cmあるのに正面の幅の差が0.4cmしかない人がいます。逆もあります。
奥行きと左右幅は、別々に決まる数字です。片方が大きくても、もう片方が大きいとは限りません。
だから、この記事の判定だけで髪型を全部決めることはできません。正面の幅がどう並んでいるかは別に測る必要があります。ここで決まるのは、頬の前面に光の面ができるかどうかと、その面に髪を置くかどうかだけです。
正面の幅の並びは頬骨が横に出ている顔で、3方向のまとめ方は頬骨が出ていると言うときで扱っています。
日によって違って見えるとき
Pは日ごとに動きません。骨の位置だからです。動いているのは光と髪です。
上から来る光では、こめかみのくぼみに影が入り、頬の前面との差が強く出ます。正面から来る光では、くぼみの影が消えて前後の差は読まれません。
同じ日に、天井の照明の下と、窓に向かった位置で1枚ずつ撮ってください。2枚で違って見えたなら、原因は光のほうです。 髪型を変える前に、判断する場所を1か所に決めるほうが早く落ち着きます。
まとめ
こめかみより頬骨が出ているかどうかは、真横の1枚で決まります。
- こめかみのくぼみの最奥点と、頬の最前点に垂直線を下ろす
- 線と線の水平距離 P を測る。1.0cm以上で該当
- 額の折れが眉尻より上ならこめかみ型、下なら頬型。光が始まる高さが変わる
- 該当したら、顔まわりの毛を面の上に落とすか、耳の後ろへ回すかを決める
- 落とすなら束の幅を1.5cm以上にして1本にまとめる
Pは1回測れば十分です。骨の位置は動きません。3方向のうち残り2つを確かめたいときは頬骨が出ていると言うときへどうぞ。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. こめかみより頬骨が出ているかどうかは、どうやって測りますか
- 真横から撮った写真1枚で測ります。額の輪郭線をたどると、一度内側へ入ってまた外へ出る底があります。そこがこめかみのくぼみの最奥点です。次に頬の輪郭線で、いちばん前へ出ている点を探します。この2点から垂直線を1本ずつ下ろし、線と線の水平距離を測ってください。これがPです。1.0cm以上で該当、0.5cm未満なら前後はほぼ平らです。正面の写真では奥行きが写らないので、この判定には使えません。
- Q. 正面の写真で判断してはいけませんか
- この項目については使えません。正面写真に写るのは左右幅で、前後の距離は写らないからです。こめかみと頬骨は左右幅の差が小さくても、奥行きの差が1cm以上あることがあります。逆に正面で幅の差が目立つ人でも、横から見ると前後はほぼ平らということもあります。正面写真で分かるのは幅の山がどの高さにあるかで、それは別の項目です。判定は必ず真横の1枚で行ってください。
- Q. こめかみが引っ込んでいるのと、頬が前へ出ているのはどう違いますか
- 額の輪郭線がどこで折れるかで分かれます。真横の写真で、生えぎわから眉のあたりまで輪郭線をたどってください。眉尻より上ではっきり内へ折れているなら、こめかみが引っ込んでいる型です。折れがゆるく、眉より下から前へふくらんでいくなら、頬が前へ出ている型です。Pの数字が同じでも、光が当たり始める高さが違います。前者は眉の高さから明るくなり、後者は目尻の高さから明るくなります。
- Q. Pが大きいと、髪型で何が変わりますか
- 変わるのは、光の当たる面が1つに見えるか2つに見えるかです。Pが1.0cm以上あると、頬の前面に明るい面ができます。顔まわりの毛をその面の上へ落とすと、毛束が縦の線になって面が2つに分かれます。耳の後ろへ回すと、面は1つのまま残ります。どちらが正しいという話ではありません。毛を面の上に置くなら、束の幅を1.5cm以上とって1本にまとめると、線が2本3本に増えずに済みます。
- Q. メガネをかけると印象が変わるのはなぜですか
- つるの通り道が、こめかみのくぼみを通るからです。Pが1.0cm以上ある人は、つるが顔に触れずに浮く区間ができます。浮いた区間には影の線が1本増えます。つるが太いほど、また位置が低いほど、その線は目立ちます。細いつるを選ぶか、耳にかける位置を高くしてつるを持ち上げると、線は短くなります。フレームの横幅そのものの話は、別の記事にまとめてあります。
— メグラシ編集部





