ボブを可愛く見せるコテの向き|巻く方向とカールの直径で日常の印象が決まる

ボブが可愛く見えるかどうか。ここで動いているのは、道具の性能でも髪質でもありません。**毛先を内側に巻くか外側にはねさせるか、そしてカール1個の直径が何cmか。**この2つです。
同じ長さのボブでも、この2つの組み合わせで印象が変わります。だから、切る前にまず巻き方を変えて試すのがいちばん早い方法です。
測るのは2つ。所要1分
コテを使う前に、次の2つを決めておきます。
向き=毛先を内側に入れるか、外側に出すか。直径=1回で巻く量を、コテのバレル(筒)の太さで測ります。細いバレルほど直径は小さく、太いバレルほど直径は大きくなります。
アイロンの入れ方|毛束の幅・角度・秒数
向きと直径を決めたら、実際にコテを入れる手順も数字で固定しておくと、朝ごとの仕上がりが揃います。
- 毛束を取る幅:顔まわりは3〜4cm、サイドからバックにかけては5〜6cm。顔まわりを太く取ると、うねりが粗くなって顔に近い場所ほど動きが強調されすぎます
- 挟む角度:毛束に対してコテをまっすぐ、90度で挟みます。斜めに挟むと片側だけ熱が強く当たり、同じ毛束の中で直径が揺れます
- 巻きつける方向:内巻きは毛先を顔のほうへ、外ハネは毛先を顔の逆方向へ。コテを持つ手首を返す角度はおよそ180度で、途中で止めずひと息に返します
- キープする秒数:直径3cmのバレルなら6〜8秒、4cm以上のバレルなら8〜10秒。数え方は「1、2、3…」の実測で構いません。時計は見ず、声に出して数えるほうが毎回そろいます
- ほどく速度:コテを開いたあと、毛束を2秒ほどかけてゆっくり滑らせながら外します。勢いよく抜くと、巻いた直後にカールがゆるみます
この5工程のうち、いちばん差が出やすいのは②の角度です。斜めに挟むクセがある人は、鏡で真横から自分の手元を確認すると直しやすくなります。
内巻きと外ハネで、何が変わるか
| 向き | 見え方 | 合う場面 |
|---|---|---|
| 内巻き | 輪郭の内側に面ができる。柔らかい印象 | 落ち着いた予定、目上の人と会う日 |
| 外ハネ | 輪郭の外に線が足される。動きのある印象 | 友人と会う日、写真を撮る予定 |
内巻きは毛先が顔のほうへ向くので、輪郭が丸くまとまって見えます。外ハネは毛先が外側へ向くので、輪郭の外に新しい線が1本増えます。どちらが良いという順位はなく、その日どちらの印象で会いたいかで選ぶだけです。
判定①|直径3cm以下は動きが強く出る
コテの細いバレルで巻くと、同じ長さでも巻ける回数が増えます。回数が増えるほど、うねりの数が増えて動きが強く出ます。
この直径は、外ハネと組み合わせると特に効果が出ます。輪郭の外に足される線の数が増えるので、正面から見たときの情報量が増えます。
3cm以下で巻くときは、顔まわりと耳より後ろで直径をわずかに変えると輪郭が整います。顔まわりは3cmのまま、耳より後ろは3.5cm前後に広げると、動きは顔まわりだけに強調され、後ろ側はうるさくなりません。
判定②|直径4cm以上は自然な丸みに近づく
太いバレルで巻くと、1回で取る毛量が増えて、うねりの数が減ります。うねりが少ないと、地毛の丸みに近い自然な印象になります。
内巻きと組み合わせると、面がなめらかに続くので、落ち着いた印象がいちばん出やすい組み合わせになります。
4cm以上のバレルは、キープする秒数を短くしすぎると熱が芯まで通らず、開いた瞬間にほぼ真っすぐへ戻ってしまいます。太いバレルほど熱が伝わるまでに時間がかかるので、判定より1〜2秒長くキープするほうが、狙った丸みで安定します。
判定③|巻き始める高さで重心が変わる
毛先だけを巻くか、耳の高さから巻くかでも結果が変わります。毛先だけを巻くと、動くのは毛先だけなので輪郭は縦のまま残ります。耳の高さから巻き上げると、顔の横に厚みが出て輪郭が横へ広がります。
顔の横に厚みを出したくない日は、巻き始める高さを毛先から10cm以内にとどめてください。
顎ラインで切りそろえたボブは長さが短いぶん、耳の高さから巻き上げるとすぐに顔の横に厚みが出ます。この長さは毛先5〜7cmだけを巻く「毛先だけ」の判定を基準にするほうが整います。鎖骨に近いロブは長さに余裕があるので、耳の高さから巻いても厚みが下のほうへ逃げ、輪郭が横に広がりにくいままです。
巻いてから2〜3時間でカールは伸びる
巻いた直後の直径と、2〜3時間後の直径は同じではありません。髪の重さでカールは少しずつ伸び、直径は1cm前後広がります。
**朝の予定が長時間になる日は、少し強めの直径で巻いておくと、伸びたころにちょうど良い丸みになります。**根元近くまで熱を当てると、伸びるまでの時間が長くなります。
夕方までにカールがほぼ伸びてしまった場合、コテを出し直さなくても直せます。伸びた毛束を指で軽くつまみ、もとの巻いた方向へ半周ひねって数秒キープするだけで、直径は多少戻ります。完全に戻したい場合は、伸びた部分だけを狙って巻き直してください。
湿度の高い日はどちらを選ぶか
湿度が高いと、面はつぶれやすく、線は保たれやすい性質があります。内巻きは面がつぶれると輪郭がぼやけて見えますが、外ハネは線として見えるので、多少ゆるんでも形が残ります。
湿度が高い予報の日は、外ハネ側に寄せておくほうが、夕方まで印象が保たれます。
直毛の人は湿度の影響を受けやすく、巻いてから半日ほどでカールがほぼ真っすぐに戻ることがあります。判定①の3cm以下でしっかり巻き、朝は少し強めに作ると夕方まで形が残ります。ゆるい波状のくせがある人は、逆に直径4cm以上のゆるい巻きでも湿度でうねりが強くなりすぎることがあります。判定②の太いバレルのまま、キープする秒数だけ2秒短くすると、差し引いた仕上がりになります。強めのくせがある人は、コテを入れる前に根元をしっかり乾かしておくと輪郭が乱れにくくなります。
前髪との組み合わせ
前髪は毛先の向きと逆に流すと、輪郭にメリハリが出ます。内巻きの日は前髪を外側へ、外ハネの日は前髪を内側へ流してください。
同じ向きにそろえると、輪郭全体が一方向に流れて単調に見えます。前髪の分け方は前髪のアレンジ|額の広さで分けるにまとめています。
前髪を横に流さず、まっすぐ下ろしている日はどちらとも取れます。この場合は、前髪の向きに合わせるのではなく、毛先の向きだけで判断してください。内巻きの日はそのまま、外ハネの日は前髪の毛先だけをコテの先で軽く外側へ向けると、前髪とサイドの向きがそろい、輪郭がばらつきません。
毛先の量が多い日・少ない日
毛先の量が多いと、同じ直径で巻いても1回に取る毛量が増え、うねりが粗くなります。量が多い日は、いつもより一段細いバレルを選ぶと、直径を保ったまま滑らかな仕上がりになります。
量が少ない日は逆に、太いバレルのまま巻くと、うねりの数が足りずに面が単調になります。この場合は毛束を半分の量ずつ2回に分けて巻くと、同じ太さのバレルでもうねりの数を確保できます。
目安は指の本数です。毛束をつまんだときに指2本分(3cm前後)を超えるなら「多い」側、指1本分(1.5cm前後)に満たなければ「少ない」側です。多い日は1回に取る毛束を指1.5本分まで減らし、巻く回数を増やして総量を分散させます。少ない日は判定②の太いバレルを使い、毛束を取る位置を2cmほど後ろにずらすと、少ない量でもうねりが目立ちやすくなります。
巻いたあとのブラッシング
巻き終えたあと、すぐにブラシでとかすと、せっかく作ったうねりがのびてしまいます。冷めるまで数分待ってから、指かコームの粗い歯だけでほぐすと、直径を保ったまま自然な質感になります。
ブラシでとかしたい場合は、毛先側からではなく根元側から少しずつほぐすと、うねりが完全に消える前にとどめられます。
どちらとも取れるとき①|内巻きにすると重く見える
原因は2つに分かれます。切り分けてから対処してください。
(a) 直径が3cm以下のまま内巻きにしている場合 うねりの数が多いのに面としてまとまるので、頭の下側に量が集中して見えます。対処は、直径を4cm側へ広げること。うねりの数を減らすほうが、量を減らすより結果が揃います。
(b) 直径は4cm前後なのに重く見える場合 巻き始める高さが低すぎます。毛先だけでなく耳の高さから巻いていると、面の範囲が広がって下側の重さが増します。対処は判定③の「毛先だけ」に戻し、巻く範囲を毛先5〜7cmに絞ることです。
どちらとも取れるとき②|外ハネが浮いて見える
こちらも原因は2つあります。
(a) 直径が4cm以上のまま外ハネにしている場合 線が太くなりすぎて輪郭から離れて見えます。対処は、直径を3cm側へ絞ること。細い線を複数本作るほうが、輪郭に沿った動きとして読まれます。
(b) キープする秒数が短すぎる場合 ④の秒数に届いていないと、カールの形が固まる前にほどけ、はねた先だけが不自然に外を向きます。声に出して数え、秒数までしっかりキープしてください。
どちらとも取れるとき③|左右で巻きの強さが違って見える
利き手側と反対側で、コテを持つ角度が微妙に変わることが原因のほとんどです。利き手側は手首を返しやすいので180度近くまで返せますが、反対側は返しが浅くなり、直径が1cmほど大きくなりがちです。
対処は、反対側だけコテを持ち直して、鏡を見ながら手首を返す角度を確認することです。それでもそろわない場合は、反対側だけキープする秒数を1〜2秒長めにすると、直径の差が縮まります。
毎朝の手順
順番はこうです。
- その日の予定で向きを決める。 落ち着いた場では内巻き、動きのある場では外ハネ
- 毛束を取る幅を決める。 顔まわり3〜4cm、サイド〜バックは5〜6cm
- コテのバレルで直径を決める。 動きを出すなら3cm以下、自然な丸みなら4cm以上
- 毛先から巻き始める高さを決める。 顎ラインの長さは毛先5〜7cmだけ、ロブは耳の高さから
- 90度でまっすぐ挟み、直径に応じた秒数キープする。 3cmなら6〜8秒、4cm以上なら8〜10秒
- 2秒かけてゆっくりほどく。 伸びを見込んで、いつもよりわずかに強めに巻く
ここまでで、迷う場所は残りません。
まとめ
- ボブの印象は、巻く向きとカールの直径の組み合わせで決まる
- 内巻きは面で柔らかく、外ハネは線で動きを足す
- 直径3cm以下は動きが強く、4cm以上は自然な丸みに近づく
- キープする秒数は直径3cmで6〜8秒、4cm以上で8〜10秒が目安
- 巻いてから2〜3時間で直径は1cm前後広がる。伸びを見込んで巻く
- 顎ラインのボブは毛先だけ、ロブは耳の高さからで輪郭が整う
- 左右差は角度と秒数、湿度による戻りは直毛かくせ毛かで対処が変わる
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. ボブは内巻きと外ハネ、どちらが可愛く見えますか
- どちらが正解ということはありません。内巻きは毛先が輪郭の内側に入るので、顔まわりに面ができて柔らかく見えます。外ハネは毛先が輪郭の外に出るので、線が1本足されて動きのある印象になります。その日の服や予定に合わせて選べば、どちらも成立します。
- Q. カールの直径はどのくらいが基準ですか
- 3cm以下だと巻きの回数が多くなり、動きが強く出ます。4cm以上だと自然な丸みに近く、落ち着いた印象になります。同じ内巻きでも、直径が違えば結果は別物です。コテの太さを変えるのがいちばん簡単な調整方法です。
- Q. 巻いてもすぐに伸びてしまいます
- 巻いてから2〜3時間で、カールの直径は1cm前後広がります。伸びるのを見込んで、少し強めの直径で巻いておくと、時間が経ったころにちょうど良い丸みになります。根元近くまで熱を当てると、伸びるまでの時間が長くなります。
- Q. 湿度の高い日はどちらを選べばいいですか
- 外ハネのほうが崩れが目立ちにくくなります。内巻きは面がつぶれると輪郭がぼやけて見えますが、外ハネは線として見えるので、多少ゆるんでも形が残ります。湿度が高い予報の日は、外ハネ側に寄せておくと安心です。
- Q. 前髪はどちらに合わせればいいですか
- 前髪は毛先の向きと逆に流すと、輪郭にメリハリが出ます。内巻きの日は前髪を外側へ、外ハネの日は前髪を内側へ流してください。同じ向きにそろえると、輪郭全体が一方向に流れて単調に見えます。
— メグラシ編集部




