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かわいいヘアアレンジ|秋冬は丸みの頂点の高さと襟元の空きで決まる

メグラシ編集部//読了 18分
淡い色のニットの襟元の上で、髪を低い位置にくるりとまとめた後ろ姿

かわいいヘアアレンジは、横から見た丸みの頂点が耳の上端から何cm上にあるかで決まります。結び方の種類より先に、そこを測ってください。

頂点が耳の上端から3〜5cm上にあると、丸みが頭の形に乗ってかわいく見えます。6cm以上だと丸みが球になって幼く、2cm以下だと丸みが下に落ちて重く見えます。

秋冬はここにもう1つ数字が加わります。毛先と襟のあいだに何cm空きがあるかです。タートルネックやマフラーで首元が埋まる季節は、夏と同じ位置で結んでも毛先が布に乗って重く見えます。空きを3cm以上残すと、丸みがそのまま見えます。

先に結論|頂点の高さと襟元の空きで決まる

かわいく見えるかどうかは、センスでも髪質でもありません。決めているのは、横から見た髪の輪郭の数字です。

この記事で測るのは次の5つです。

  • ①頂点の高さ:耳の上端から何cm上か
  • ②左右差:左右で頂点の高さが何cm違うか
  • ③束の数と間隔:束を何個に分け、何cm離したか
  • ④揺れ幅:歩いたときに毛先が何cm揺れるか
  • ⑤襟元の空き:毛先と襟のあいだに何cm残っているか

①〜④は季節を問わず効く数字です。⑤は秋冬に加わる数字で、①〜④の正解を少しずつ動かします。

5つが同じ側に寄ると、同じアレンジでも印象が別物になります。どれか1つを変えるだけで、幼い、重い、崩れている、といった違和感が消えることも多くあります。

秋冬に同じアレンジが重く見える理由|首元が埋まる

夏に決まっていたアレンジが、秋冬に急に重く見えることがあります。髪型は同じなのに、何かがしっくりこない。原因の多くは首元です。

夏は首元が空いた服が多く、毛先の下には首の肌が見えています。丸みの輪郭が首の肌の上に浮かぶので、丸みがはっきり見えます。

秋冬はタートルネック、厚手のニット、マフラー、コートの襟が首元を埋めます。毛先が布の上に乗ると、髪の輪郭と布の輪郭がつながって、丸みが大きな塊に見えます。これが重く見える正体です。

だから秋冬は、毛先の位置を服に合わせて動かします。結ぶ位置を上げる、毛先を内側に入れる、襟との空きを残す。どれも、髪の丸みと布の丸みを分けるための調整です。

測る数字は5つ

5つの数字の目安を並べておきます。表は、どこに境目があるかを見るためのものです。

測る数字目安の境目決まること
①頂点の高さ2cm以下/3〜5cm/6cm以上丸みが乗るか、球になるか
②左右差1cm以内/1〜2cm/2cm以上動きに見えるか崩れに見えるか
③束の間隔5cm未満/5cm以上丸みが2つに割れるか
④揺れ幅1cm未満/3cm以上形が先か動きが先か
⑤襟元の空き1cm以下/3cm以上髪と布が分かれて見えるか

測るのは、スマートフォンで真横から撮った写真1枚で十分です。耳の上端を基準にして、指の幅で数えます。大人の指1本の幅はおよそ1.5〜2cmなので、頂点まで指2本なら3〜4cmと考えてください。

①頂点の高さ|耳の上端から3〜5cm

横から見た髪の輪郭で、いちばん高い点を頂点と呼びます。その頂点が、耳の上端から何cm上にあるかを見ます。

3〜5cmの範囲にあると、丸みが頭の形に沿って乗ります。頭の丸みと髪の丸みがつながるので、自然にかわいく見えます。

6cm以上になると、丸みが頭から離れて球のように見えます。かわいさは出ますが、幼い印象に寄ります。年齢や場に合わせて幼さを抑えたい日は、ここを下げてください。

2cm以下だと、丸みが耳の高さまで落ちて、横に広がって見えます。落ち着いた印象にはなりますが、かわいさより重さが先に目に入ります。

秋冬は⑤の襟元の空きとの兼ね合いで、3〜5cmの中でも少し高めの4〜5cmに置くと、毛先が襟から離れやすくなります。

頂点の高さを測る手順|横からの写真1枚

測り方は次の通りです。

  1. 鏡の前に横向きに立つ
  2. スマートフォンを肩の高さに構えて、真横から頭を撮る
  3. 写真で耳の上端を見つける
  4. 耳の上端から真上に、髪の輪郭がいちばん高くなる点までの距離を見る

距離は、写真の中の耳の縦の長さを物差しにすると測りやすくなります。耳の縦の長さはおよそ6cm前後の人が多いので、耳の半分の高さなら3cm、耳と同じ高さなら6cmと考えます。

自分で撮るのが難しいときは、鏡を2枚使って横顔を見るか、誰かに撮ってもらってください。正面からでは頂点の高さは分かりません。必ず真横から見てください。

②左右差|1cmを境に動きか崩れか

ツインテールや左右に分けたお団子のように、束を左右に分けるアレンジでは、左右の頂点の高さの差を見ます。

差が1cm以内なら、ほぼそろって見えます。きちんとした印象になります。

1〜2cmの差は、動きとして見えます。わざと少しずらしたような、こなれたかわいさが出ます。

2cmを超えると、崩れに見えやすくなります。結び直したほうがいい状態です。

左右をきっちりそろえるのが正解とは限りません。そろえすぎると、きちんとしすぎて幼く見えることもあります。1〜2cmの差をあえて残すと、大人っぽいかわいさに寄ります。

測るときは正面から撮った写真で、左右の頂点を横に結んだ線がどれくらい傾いているかを見てください。

③束の数と間隔|5cmで割れるか塊か

束を2つに分けるアレンジでは、束と束の間隔を見ます。

5cm以上離れていれば、丸みが2つに割れて見えます。2つの丸みがそれぞれ見えるので、軽く見えます。

5cm未満だと、2つに分けても1つの塊として見えます。分けた意味が薄れて、塊の大きさだけが目立ちます。

束を3つ以上に分ける場合も同じで、隣り合う束どうしが5cm以上離れていると、それぞれの丸みが見えます。

秋冬は、マフラーやフードで後頭部の下半分が隠れることがあります。2つの束を低い位置に作ると、片方が布に埋まって1つに見えることがあります。束を分けるなら、隠れない高さに置いてください。

④揺れ幅|毛先が3cm揺れるか

歩いたときに毛先が何cm揺れるかで、形が先に見えるか、動きが先に見えるかが決まります。

揺れ幅が1cm未満なら、形がそのまま見えます。きっちりした丸みが印象に残ります。

3cm以上揺れると、形より動きのほうが先に目に入ります。軽やかなかわいさが出ます。

揺れ幅は、結んだ毛先の長さと、毛先をどれだけ残すかで変わります。毛先を長く残すほど揺れ、まとめ込むほど揺れません。

確かめ方は、鏡の前で軽く足踏みをするか、その場で振り向くことです。毛先がどれくらい遅れて戻るかを見てください。秋冬は静電気で毛先が服に張り付くことがあるので、ニットを着た状態で確かめると当日の揺れ方に近づきます。

⑤襟元の空き|毛先と襟のあいだに3cm以上

秋冬に加わる5つ目の数字が、襟元の空きです。毛先のいちばん低いところと、服の襟の上端とのあいだに何cm空いているかを見ます。

3cm以上空いていれば、髪の丸みと服の襟が分かれて見えます。丸みの輪郭がはっきり残ります。

1cm以下だと、毛先が襟に乗って、髪と服がひとつながりになります。丸みが大きな塊に見えて、重く感じられます。

1〜3cmのあいだは、服の厚みで変わります。薄手のタートルなら1〜2cmでも分かれて見えますが、厚手のニットやマフラーなら3cmは欲しいところです。

測るときは、その日に着る服を着た状態で、横から写真を撮ってください。服を着ないで結ぶと、襟の高さが分からず、着たあとに毛先が埋まります。

タートルネックの日のアレンジ

タートルネックは、首元を襟が5〜8cmほど覆う服です。首元の空きがほとんどなくなるので、⑤の数字がいちばん厳しくなります。

合わせやすいのは、頂点を4〜5cmに置き、毛先を襟より上で止めるアレンジです。

  • 高めのお団子:頂点を5cm前後に置き、毛先をすべてまとめ込む
  • ハーフアップ:上半分だけを結び、下の髪は襟の外に流す
  • 低めのまとめ髪:毛先を内側に入れて、襟の上端より3cm上で止める

低めのまとめ髪をタートルネックに合わせるなら、毛先を外に出さないことが条件です。外に出すと、毛先が襟の上に乗って塊になります。

下ろした髪をタートルネックに合わせる日は、髪を片側に寄せて、反対側の襟を見せると、首元に空きが生まれます。

マフラー・ストールを巻く日

マフラーやストールは、首元だけでなく、後頭部の下半分まで覆うことがあります。

巻く日は、束を分けるより、1つにまとめるほうが形が残ります。2つに分けると、片方がマフラーに埋まって左右差が大きくなり、崩れに見えます。

まとめる位置は、頂点を4〜5cmに置き、マフラーの上端から3cm以上上にまとめた髪の下端が来るようにします。マフラーを巻いた状態で、鏡の前で横を向いて確かめてください。

マフラーの中に髪を入れるか、外に出すかで迷うことがあります。下ろした髪なら、外に出したほうが丸みが見えます。中に入れると、マフラーの中で髪が押されて、外したときに形が崩れます。マフラーの巻き方と髪のまとめ方の組み合わせは、秋のヘアアレンジでも扱っています。

ニット帽・ベレー帽をかぶる日

帽子をかぶる日は、帽子の縁より下に丸みを作ります。

ニット帽は頭頂部から耳の上まで覆うので、①の頂点の高さは帽子に隠れます。代わりに、耳の下から襟足までのあいだに丸みを作り、毛先を帽子の縁から2〜3cm出すと、帽子の丸みと髪の丸みが2段になってかわいく見えます。

ベレー帽は頭の片側に寄せてかぶることが多いので、反対側に丸みを置くと左右のつり合いが取れます。帽子を寄せた側と反対の耳の後ろに、低めのお団子を作るアレンジが合わせやすくなります。

帽子の中に丸みを入れると、脱いだときに形が崩れます。屋内に入って帽子を脱ぐ予定がある日は、帽子の下にまとめた髪を入れないでください。帽子と髪の合わせ方は、帽子に合うヘアアレンジも参考になります。

厚手のコートの襟と結ぶ位置

厚手のコートは、襟が首の後ろで立ち上がっていることが多く、首の付け根から3〜6cmほどの高さまで布が来ます。

コートを着たまま過ごす時間が長い日は、コートの襟の高さを基準に結ぶ位置を決めてください。コートの襟の上端より3cm以上上に、まとめた髪の下端が来るようにします。

屋内に入ってコートを脱ぐと、首元が空いて印象が変わります。屋外ではコートの襟、屋内ではニットの襟、と2つの基準があるときは、高いほう、つまりコートの襟に合わせておくと、どちらでも毛先が埋まりません。

ロングヘアで下ろす日は、コートの襟の外に髪を出すか、中に入れるかで丸みの見え方が変わります。外に出すと髪の丸みが見え、中に入れると首元がすっきりします。かわいさを出したいなら外です。

静電気と乾燥で輪郭が広がる日

秋冬は空気が乾燥して、髪の表面が広がりやすくなります。ニットやマフラーとこすれて静電気が起きると、毛先が服に張り付いたり、表面の毛が浮いたりします。

輪郭が広がると、①の頂点の高さが測りにくくなり、丸みの輪郭がぼやけます。かわいさより、まとまりのなさが先に目に入ります。

結ぶ前に、髪の表面を手のひらで軽くなでて、浮いた毛を落ち着かせてください。結んだあとも、丸みの表面を手のひらで包むように押さえると、輪郭がはっきりします。

静電気で毛先が服に張り付くと、④の揺れ幅がほとんどなくなります。揺れを出したい日は、毛先を服から離す位置で止めることが、そのまま静電気の対策にもなります。

長さ別|ボブ(肩より上)

ボブは結べる量が少ないので、頂点を作る位置が限られます。

かわいく見せるなら、耳より上の髪だけを取って結ぶハーフアップか、耳の後ろでピンで留めるアレンジが合わせやすくなります。頂点は3〜4cmに置くと、短い髪でも丸みが頭に乗ります。

秋冬のボブは、襟との距離がもともと近いので、⑤の空きが小さくなりがちです。タートルネックの日は、毛先を外にはねさせるより、内側に入れるほうが襟との境目がはっきりします。

ボブの長さごとに結べる位置が変わるので、詳しくは顔の形で選ぶボブのアレンジも見てください。

長さ別|ミディアム(肩から鎖骨)

ミディアムは、下ろすと毛先がちょうど襟の高さに来る長さです。秋冬は、5つの長さの中でいちばん⑤の影響を受けます。

下ろす日は、毛先を内側に入れるか外にはねさせるかで、襟との空きが変わります。内側に入れると空きが生まれ、外にはねると毛先が襟に乗ります。タートルネックやマフラーの日は内側です。

結ぶ日は、頂点を4〜5cmに置いたお団子や、高めのポニーテールが合わせやすくなります。低めに結ぶと、毛先が襟に届いて塊になります。

ミディアムの結び方は、顔の形で選ぶミディアムのアレンジにもまとめています。

長さ別|ロング(鎖骨より下)

ロングは結べる量が多く、頂点の位置を自由に決められます。そのぶん、束の量が多くなって塊になりやすい長さです。

ロングでかわいく見せるなら、③の束の間隔と④の揺れ幅を意識してください。2つに分けるなら5cm以上離し、毛先を長めに残して3cm以上揺れるようにすると、量が多くても重く見えません。

秋冬は、下ろした髪がコートやマフラーの上に広がります。量が多いぶん、布の上に乗る面積も大きくなります。下ろす日は片側に寄せて首元に空きを作るか、半分だけ結んで量を減らしてください。

お団子にするなら、お団子の直径も見てください。直径が大きすぎると球に見えて幼くなります。直径と位置の決め方は、お団子の直径と位置にまとめています。

幼く見えるときの切り分け

かわいくしたつもりが、幼く見えることがあります。原因はたいてい次のどれかです。

  • ①頂点が6cm以上上にある
  • ②左右がそろいすぎている(差が0.5cm以内)
  • ③束が小さく、たくさんある
  • 飾りが小さく、数が多い

いちばん効くのは①です。頂点を3〜5cmに下げるだけで、幼さがかなり抑えられます。

次に②です。左右を1cmほどずらすと、きちんとしすぎた印象がほどけて、大人のかわいさに寄ります。

秋冬は、厚手のニットやマフラーで服の量感が増えるので、頭の上の丸みが小さく見えることがあります。服とつり合いを取ろうとして丸みを大きくすると、さらに幼く見えます。丸みの大きさは変えず、高さを下げて調整してください。

重く見えるときの切り分け

かわいくしたいのに重く見えるときは、次のどれかです。

  • ①頂点が2cm以下に落ちている
  • ③束の間隔が5cm未満で、1つの塊になっている
  • ④揺れ幅が1cm未満で、毛先が動かない
  • ⑤襟元の空きが1cm以下で、毛先が布に乗っている

秋冬にいちばん多いのは⑤です。夏と同じ位置で結んでいて、服が変わったことに気づいていないことがよくあります。その日の服を着た状態で、横から写真を撮ってください。

次に多いのが④です。毛先をすべてまとめ込むと、揺れがなくなって形だけが残ります。毛先を2〜3cm残して揺れを作ると、軽く見えます。

①と③は、髪の量が多い人に起きやすい原因です。量が多いなら、束を分ける間隔を広めに取るか、頂点を少し上げて重心を上に移してください。

どちらとも取れるときの二択

5つの数字を測っても、どちらに寄せるか決めきれないことがあります。頂点が5cmと6cmのあいだにある。左右差がちょうど2cm。襟の空きが2cm。そういうときの決め方です。

まず、その日に着る服の襟で決めてください。首元が空いている服なら、髪の丸みが首の肌の上に浮くので、数字が境目にあってもかわいく見えやすくなります。首元が埋まる服なら、境目の数字は重い側に倒れます。

迷ったら、次の順で判断します。

  1. 襟元の空きが3cm未満なら、まず空きを作る(結ぶ位置を上げるか、毛先を内側に入れる)
  2. 頂点が境目なら、低いほうに寄せる(幼さを避ける)
  3. 左右差が境目なら、低いほうを持ち上げて差を縮める
  4. 揺れ幅が境目なら、毛先を1cm長く残す

この順番は、外したときに戻しやすい順です。襟の空きは服を替えれば変わりますが、髪の位置は結び直さないと変わりません。だから先に空きを確保します。

最後に、一日の終わりの形を想像してください。秋冬はマフラーや帽子の着脱で、髪が何度も押されます。夕方に崩れた形が、動きに見えるか崩れに見えるか。崩れたときに②の左右差が2cmを超えそうなら、最初から差を小さめにしておくと安心です。

顔まわりの毛の量

顔まわりに毛を出すと、丸みの輪郭がやわらかくなります。出す量で印象が変わります。

耳の前に、左右それぞれ指1本ぶんの束を出すくらいが目安です。丸みの輪郭がやわらかくなり、かわいさが増します。

指2本ぶんを超えると、顔まわりに線が増えて、丸みより毛の線のほうが目に入ります。かわいさより、まとまりのなさが先に見えます。

秋冬は乾燥で顔まわりの毛が広がりやすく、マフラーの中に入り込んだりもします。出す量は夏より少なめにして、毛先を内側に軽く曲げておくと、マフラーに引っかかりにくくなります。

飾りを足すなら|大きさと位置

ヘアアクセサリーを足すなら、大きさと位置を決めておきます。

大きさは、丸みの直径の3分の1から半分くらいが目安です。それより大きいと、丸みより飾りが主役になります。小さすぎて数が多いと、目が細かく動いて幼く見えます。

位置は、頂点から少し下、横から見て頂点と耳の上端のあいだが合わせやすくなります。頂点の真上に置くと、頂点がさらに高く見えて幼い印象に寄ります。

秋冬は、起毛した素材や、深い色の飾りが季節に合います。ニットやマフラーと同じ質感の飾りを選ぶと、髪と服がつながって全体がまとまります。冬の行事に合わせたアレンジは、クリスマスのヘアアレンジにもまとめています。

1日もたせる|崩れ方を先に決める

アレンジは、朝の形がそのまま夕方まで残ることはほとんどありません。秋冬は特に、マフラーや帽子、コートの着脱で髪が何度も押されます。

もたせるコツは、崩れ方を先に決めておくことです。

  • 頂点は、崩れると下がる。朝は少し高め(4〜5cm)に置く
  • 左右差は、崩れると広がる。朝は1cm以内にそろえておく
  • 揺れ幅は、崩れると大きくなる。朝は控えめでよい
  • 襟元の空きは、崩れると狭くなる。朝は4cm以上空けておく

崩れたあとの形が、5つの数字の目安の中に収まるように、朝の時点で余裕を持たせておくと、夕方まで印象が変わりません。

ピンやクリップで留めるなら、留める角度で崩れ方が変わります。束の太さに合わせたクリップの選び方は、クリップで留めるアレンジを見てください。

前髪がある人の頂点の測り方

前髪がある人は、横から見たときに前髪の丸みと後ろの丸みの2つが見えます。測るのは、後ろの丸みの頂点です。

前髪の丸みは、額の上で小さく盛り上がるだけなので、耳の上端からの高さはそれほど変わりません。後ろの丸みの頂点が3〜5cmに収まっていれば、前髪があっても全体の印象はかわいい側に寄ります。

ただし、前髪を厚めに作っていて、横から見ても前髪の丸みが大きく見える人は、前と後ろの丸みのつり合いを見てください。前の丸みが大きいのに後ろの頂点が低いと、重心が前に寄って、横顔が重く見えます。後ろの頂点を4〜5cmに上げると、前後のつり合いが取れます。

秋冬は、帽子やマフラーで前髪が押されることがあります。屋内に入ったら、前髪だけ手ぐしで整えておくと、前後のつり合いが戻ります。

髪質で変わる丸みの出方|柔らかい髪・硬い髪

同じ位置で結んでも、髪質によって丸みの出方が変わります。

柔らかく細い髪は、結んだあとに丸みがしぼみやすくなります。朝は頂点が4cmでも、昼には3cmに下がっていることがあります。朝の時点で頂点を5cm前後に置き、丸みの表面を指で少しつまみ出してふくらみを足しておくと、夕方まで3〜5cmに収まります。

硬く太い髪は、丸みが大きくなりやすく、頂点も高く出やすくなります。同じ結び方でも球に見えて、幼い印象に寄ることがあります。結ぶ位置を少し下げ、頂点を3〜4cmに置くと落ち着きます。

秋冬の乾燥は、どちらの髪質にも影響します。柔らかい髪は静電気でさらにしぼみ、硬い髪は表面が広がって輪郭がぼやけます。結ぶ前に髪の表面をなでて落ち着かせる手順は、髪質を問わず効きます。

髪の量で変わる束の分け方

髪の量が多い人と少ない人では、束の分け方の正解が変わります。

量が多い人は、1つにまとめると塊が大きくなります。2つに分けて、間隔を5cm以上空けると、それぞれの丸みが小さくなって軽く見えます。秋冬にマフラーを巻く日は、2つの束を少し高めに置いて、布に埋まらないようにしてください。

量が少ない人は、2つに分けると1つずつの丸みが小さくなり、頂点が低く見えます。1つにまとめて、丸みの直径を確保するほうがかわいく見えます。結んだあとに、表面の毛を少しずつつまみ出してふくらみを足すと、少ない量でも丸みが出ます。

量の多い少ないは、結んだときの束の太さで見てください。結び目のすぐ下の太さが指2本ぶんより太ければ多い側、指1本ぶんより細ければ少ない側と考えます。

眼鏡をかける日

眼鏡をかける日は、耳の上につるがかかるので、耳の上端の位置が少し分かりにくくなります。測るときは、眼鏡のつるの上の縁を耳の上端と考えてください。

眼鏡のつるは、横から見たときに顔の横に1本の線を作ります。その線のすぐ上に丸みの頂点があると、つるの線と丸みが近すぎて、横顔がごちゃついて見えます。頂点を4〜5cmに置いて、つるとのあいだに空きを作ると、線と丸みが分かれて見えます。

顔まわりに出す毛も、眼鏡のつるに引っかからない量にしてください。指1本ぶんより少なめが目安です。眼鏡の形と髪型の合わせ方は、眼鏡に合う髪型にもまとめています。

職場や学校など、丸みを控えたい日

かわいいアレンジにしたいけれど、場に合わせて少し控えたい日もあるはずです。職場や学校、目上の人と会う日などです。

丸みを控えるなら、5つの数字のうち2つを動かします。

  • ①頂点の高さを3cm前後に下げる
  • ④揺れ幅を1cm未満に抑える(毛先をまとめ込む)

この2つを動かすと、丸みはそのまま残りながら、落ち着いた印象に寄ります。左右差や束の数は変えなくて構いません。

秋冬は、ジャケットやコートなど、きちんとした服を着る日が増えます。服がきちんとしているぶん、髪は少し丸みを残しても全体のつり合いが取れます。頂点を下げすぎず、3cm前後で止めておくと、かわいさと落ち着きの両方が残ります。

写真に残る日の調整

年末の集まりや冬の行事など、写真を撮る機会が多い日は、写真での見え方に合わせて調整します。

写真は、止まった瞬間を切り取るので、④の揺れ幅が写りません。揺れで見せていたかわいさは、写真では消えます。写真が多い日は、揺れより形で見せるアレンジに寄せてください。①の頂点の高さと③の束の間隔を、目安の中にきちんと収めておくと、写真でもかわいく残ります。

集合写真では、正面から撮られることが多くなります。正面からは頂点の高さが見えにくいので、丸みの横への張り出しが目立ちます。頂点を4〜5cmに置いて、横に広がりすぎないようにしてください。

冬の屋外での写真は、マフラーやコートの襟が写ります。⑤の襟元の空きが3cm以上あれば、写真でも髪と服が分かれて見えます。

迷ったら戻る順番

アレンジがうまくいかないときは、全部をやり直すより、1つずつ戻すほうが早く決まります。

戻す順番は次の通りです。

  1. その日の服を着て、横から写真を撮る
  2. 襟元の空きを見る。3cm未満なら、まず空きを作る
  3. 頂点の高さを見る。3〜5cmに収まっているか
  4. 左右差を見る。2cmを超えていないか
  5. 束の間隔を見る。分けたなら5cm以上離れているか
  6. 揺れ幅を見る。動かしたいなら3cm以上揺れるか

この順番は、秋冬に効きやすい順です。夏なら2を飛ばして3から始めても構いません。

数字を測るのは最初の数回だけで十分です。何度か測ると、鏡を見ただけで頂点の高さや襟の空きが分かるようになります。そこからは、数字ではなく見た目で調整できます。

よくある問い

Q. かわいいアレンジにしたつもりが、幼く見えてしまいます。
丸みの頂点が高すぎるか、左右がそろいすぎていることが多くなります。頂点が耳の上端から6cm以上上にあると、丸みが球になって幼い印象に寄ります。3〜5cmに下げるか、左右の高さを1cmほどずらしてみてください。どちらか片方を変えるだけで印象が変わります。
Q. かわいくしたいのに、なぜか重く見えます。
頂点が低すぎるか、毛先が襟元に埋まっていることが多くなります。秋冬はタートルネックやマフラーで首元の空きが減るので、夏と同じ位置で結ぶと毛先が襟に乗って重く見えます。毛先と襟のあいだに3cm以上の空きを残すと軽くなります。
Q. 左右がそろいません。直したほうがいいですか?
差が1cm以内なら直さなくて構いません。1〜2cmの差は動きとして見えます。2cmを超えると崩れに見えやすいので、低いほうを持ち上げて差を縮めてください。正面からではなく、スマートフォンで真横から撮ると差が測れます。
Q. 束を2つに分けるか1つにするか、どう決めますか?
丸みを2つ見せたいなら、束と束の間隔を5cm以上空けてください。5cm未満だと、2つに分けても1つの塊として見えます。マフラーを巻く日は、2つに分けると片方が布に埋まりやすいので、1つにまとめるほうが形が残ります。
Q. 顔まわりの毛は出したほうがかわいく見えますか?
出す量で決まります。耳の前に左右それぞれ指1本ぶんの束を出すくらいなら、丸みの輪郭がやわらかくなります。指2本ぶんを超えると顔まわりに線が増えて、丸みより毛の線のほうが目に入ります。秋冬は乾燥で毛が広がりやすいので、出す量は夏より少なめが目安です。
Q. ニット帽をかぶる日でもかわいくできますか?
帽子の縁より下に丸みを作ってください。耳の下から襟足までのあいだに頂点を置き、毛先を帽子の縁から2〜3cm出すと、帽子と髪の丸みが2段になってかわいく見えます。帽子の中に丸みを入れると、脱いだときに形が崩れます。

— メグラシ編集部

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ミディアムのアレンジは、ひとつ結び・ハーフアップ・くるりんぱ・ねじり・お団子・編みおろし・下ろして巻くの7つの型に分けると、今日どれを選ぶかが決まります。型ごとの所要時間と難しさ、仕事・休日・式の場面別の選び方、襟やマフラーの季節に毛先をどこへ逃がすか、夕方まで崩さないコツまで。ミディアムの個別記事への道案内をまとめた地図です。

メグラシ編集部/読了 18分
かんざしヘアアレンジ|髪が肩につくかで、巻くだけかゴム併用かを分ける

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かんざしヘアアレンジ|髪が肩につくかで、巻くだけかゴム併用かを分ける

かんざしのヘアアレンジは、髪の長さで手順が逆になります。毛先が肩につかない人は先にゴムで小さく結んでから差し、鎖骨より長い人はゴムを使わず巻くだけで一本に留めます。その間の長さはねじってから巻く。毛先の位置の測り方、髪の量で変える巻く回数、差す高さ、秋冬の襟との距離、着物の日と洋服の日の違い、落ちてきたときの直し方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 9分

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