ボブのヘアセットは、正面から耳が何割見えているかで決まる|0割・5割・10割の3段階から選ぶ

ボブのセットが決まらないのは、コテの当て方でも巻く強さでもありません。
決めているのは、正面から見て耳が何割見えているかです。
見えるのが0割か、上半分だけの5割か、全部の10割か。3つのどれを選ぶかで、毛先の向きも、耳にかける束の幅も、留める場所も決まります。
数えるのは鏡の前で20秒です。
📋 早見表|耳の見える割合と、決まること
この表は答えではありません。割合を数えたあと、手の順番を決めるための道具です。
| 耳の見える割合 | 毛先の向き | かける束の幅 | 正面から見える線 |
|---|---|---|---|
| 0割 | 前へ流れる | かけない | 顔の横に縦の線が2本 |
| 3〜6割(5割) | 下へ落ちる | 指2本まで | 耳の縁に沿う短い線 |
| 10割 | 後ろへ向く | 指3本以上 | 首から耳までの縦線 |
割合が決まると、コテを当てる向きも決まります。順番を逆にすると、巻いてから割合を作り直すことになります。
割合の数え方。所要20秒
用意するものはありません。鏡だけです。
- 鏡の正面に立ち、顔を真っすぐ向ける
- 耳の上端から耳たぶの下端までを、縦に3等分して見る
- 上・中・下のうち、どこまでが髪の外に出ているかを数える
- 上だけなら3割、上と中なら6割、全部なら10割
数えるのは正面からだけです。斜めや横から見ると耳の面積が広く見え、実際より多い判定になります。
左右それぞれで数え、違う場合は少ないほうを採用してください。少ないほうが、髪が動いたときに先に変わる側です。
0割|髪を耳の上に乗せたまま
耳が全く見えていない状態です。髪が耳の位置に乗っているので、毛先は前へ向かって流れます。
正面から見えるのは、顔の横に落ちる縦の線が2本です。顔の横幅は、この2本の線の内側で読まれます。
この状態で毛先を後ろへ向けようとしても、耳の丸みに沿って前へ戻ります。毛先の向きを変えたいなら、割合を先に変えてください。
コテを当てるのは、耳の高さから下だけです。耳より上に当てると根元が浮き、耳の上に乗っていた髪がずれて、5割の側へ寄ります。
0割を保つのに要るのは、耳の上に乗っている毛の量です。乗っている束が指1本ぶんより薄いと、歩いているうちに耳の縁からずれます。薄い場合は、分け目を1cm耳の側へ寄せてください。分け目をずらすと、頭頂から耳へ落ちる毛の量が増えます。
耳の上に髪が乗っているぶん、耳から下の毛は外へ張り出します。張り出す幅を抑えたいなら、毛先の3cmだけ内側へ入れてください。全体を内へ入れると、束の中ほどがふくらんで、耳の上の毛が押し上げられます。
5割|耳の上半分だけを出す
耳の上端から半分が見えている状態です。髪が耳の上端に引っかかり、毛先は下へ落ちます。
3段階のなかで、この状態がいちばん崩れます。理由は、耳の上端が丸くて、束が留まる平らな場所がないからです。
かける束の幅は、指2本ぶん、およそ3cmまでです。幅が広いと、束の重さが上端の1点に集中して滑ります。狭めると重さが分かれて、耳の縁に引っかかったまま残ります。
かける位置は、耳の上端の真上ではなく、上端から1cm後ろです。真上は面が丸いので、束が乗る場所がありません。1cm後ろへずらすと、耳の付け根の平らな部分に乗ります。
10割|耳を全部出す
耳が全部見えている状態です。髪が耳の後ろへ回っているので、毛先は後ろへ向きます。
正面から見えるのは、首から耳へ続く縦の線です。顔の横に落ちる線がなくなるぶん、あご先から耳までの輪郭がそのまま見えます。
かける束の幅は指3本以上です。5割と違って、幅が広いほうが安定します。耳の後ろは平らなので、束が広いほど接する面が増えます。
10割にするときは、かけた髪の下端が耳たぶの下端より下まで届いているか見てください。届いていないと、耳たぶの横で毛先が止まり、そこだけ束が浮きます。届いていなければ、束をもう1つ足します。
耳の後ろへ回した束は、後ろの髪と重なります。重なった場所に段差ができると、横から見たときに線が2本に見えます。段差を消すには、回した束の下端を、後ろの髪の下端より1cm上で終わらせてください。同じ高さでそろえると、かえって境目が出ます。
10割は3段階のなかでいちばん長くもちます。耳の後ろが平らで、束が滑る先がないためです。1日動き回る日は、この段階を選んでおくと直す回数が減ります。
毛先の向きは、割合が決めている
3段階で毛先の向きが変わるのは、髪が耳のどこに触れているかが違うからです。
耳の上に乗っていれば前へ、上端に引っかかっていれば下へ、後ろへ回っていれば後ろへ。触れている場所が向きを決めます。
コテで向きを作ろうとしても、耳との関係が変わらないかぎり、数時間で元へ戻ります。巻きが取れるのではなく、髪が耳の形に従って戻るためです。
だから順番は、割合を決める、次に巻く、です。逆にすると、巻いたあとに割合を作り直すことになり、そのときに巻きが伸びます。
コテを当てる高さは、耳の上端を基準に
コテを当てる高さは、割合ごとに変わります。
0割なら、耳の上端の高さから下だけです。それより上に当てると根元が浮きます。
5割なら、耳の上端の3cm下からです。上端に近い場所を巻くと、引っかかっている束が動いて落ちます。
10割なら、耳の高さは避けなくて構いません。すでに髪が後ろへ回っているので、耳のまわりに毛がありません。
どの割合でも、毛先の1.5cmは巻かずに残してください。毛先まで巻くと束の先が丸まり、下端の線が読めなくなります。
当てる回数は、1つの束につき1回です。同じ束に2回当てると、1回目でついた向きが2回目で消えます。向きが足りないと感じたら、回数ではなく当てる時間を1秒延ばしてください。
朝に決める順番
順番は5つです。
- 鏡の正面で、耳が何割見えているかを数える
- その日どの割合にするかを決める
- 耳にかける束を取り、幅を指の本数で確かめる
- かけてから、割合に応じた高さでコテを当てる
- 最後に正面から見て、左右の割合がそろっているか数え直す
5番目を省かないでください。かけた直後は左右が同じに見えても、コテを当てるあいだに片側だけ動いていることがあります。
この順番なら、髪を触る回数は片側3回までに収まります。触る回数が増えるほど束が広がり、落ちるまでの時間が短くなります。
前髪は、割合と別に決める
耳の割合は、顔の横で起きる話です。前髪は縦の話なので、割合とは切り離して決めます。
ただし1つだけ関係します。10割にすると顔の横に髪がなくなるので、前髪の幅がそのまま顔の横幅の目安になります。前髪の幅が黒目の外側までなら縦の線が残り、目尻の外側まで取ると横の線が出ます。
0割のときは、顔の横に線が2本あるので、前髪の幅を変えても正面の印象は大きく動きません。
前髪を分けている場合は、分けた側と耳の割合をそろえてください。前髪を右へ流しているのに、耳を出しているのが左側だと、正面から見て線が左右で打ち消し合います。流した側と同じ側の耳を出すと、その側に縦の線が1本通ります。
前髪を作っていない人は、顔まわりのいちばん短い毛が耳の上端より上か下かを見てください。上なら、その毛が耳にかけた束の上に残り、割合の判定を狂わせます。上にあるなら、その毛だけを耳の前に落としてから数え直します。
落ちてきたときは、留め直さず束を細くする
時間が経って割合が変わるのは、耳にかけた束が広がるからです。
朝に指2本ぶんだった束が、昼には指3本ぶんに広がります。広がったぶん重くなり、耳の上端から滑ります。
直すときは、かけ直す前に束を細く取り直してください。同じ幅でかけ直しても、同じ時間で落ちます。
取り直し方は、耳の後ろで束を親指と人差し指ではさみ、はみ出した毛を前へ落とすだけです。落とした毛は顔の横に残りますが、それが1束あることで、かけた束が前へ滑るのを止めます。
左右で違う割合にするとき
片側10割、反対側0割の組み合わせは成立します。正面から見て、左右で違う線が出ます。
成立しないのは、隣り合う段階どうしの組み合わせです。片側5割ともう片側10割にすると、差が小さすぎて、そろっていないだけに見えます。
組み合わせるなら1つ飛ばしてください。0割と10割です。差がはっきりしているほど、意図した形として読めます。
左右を変えた日は、髪を耳にかけた側を、写真を撮る向きに合わせてください。かけた側が手前に来ると、耳から首までの線が正面に出ます。
どちらとも取れるとき①|4割か6割か決めきれない
耳の中ほどで髪が止まっていて、上端しか出ていないのか半分出ているのか読めない。この場合は耳たぶで判定してください。
耳たぶが完全に隠れていれば5割の側、少しでも見えていれば10割の側です。上端は髪の動きで毎回変わりますが、耳たぶの位置は変わりません。
判定が5割側なら、かける束の幅を指2本まで狭めます。10割側なら、束を耳の後ろまで回してください。
どちらとも取れるとき②|片側だけ落ちてくる
左は残るのに右だけ落ちる。これは耳の形の違いではなく、束を取る位置の違いで起きます。
落ちる側の束を、耳の上端の1cm後ろではなく2cm後ろから取ってください。1cm後ろで留まらない耳は、付け根の平らな部分がもう少し後ろにあります。
それでも落ちるなら、その側は0割か10割に振ってください。5割が成立しない耳の形はあります。
どちらとも取れるとき③|写真だと割合が違って見える
鏡では5割なのに、写真では10割に見える。これは、写真を撮るときにカメラが顔より高い位置にあるためです。
高い位置から撮ると耳が上向きに写り、上端の見える面積が増えます。
写真での見え方を基準にするなら、カメラを目の高さに置いて撮り直してください。目の高さで撮った写真と鏡は、同じ割合になります。
まとめ
ボブのセットを決めているのは、正面から耳が何割見えているかです。
0割なら毛先は前へ、5割なら下へ、10割なら後ろへ向きます。向きを変えたいなら、コテの当て方ではなく割合を先に変えてください。
5割にするなら、かける束の幅は指2本まで、かける位置は耳の上端の1cm後ろ。10割なら束は指3本以上で、下端が耳たぶより下まで届いているかを見ます。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 耳が何割見えているかは、どうやって数えるのですか
- 鏡の正面に立ち、顔を真っすぐ向けたまま耳を見てください。耳の上端から耳たぶの下端までを縦に3等分し、上・中・下のどこまでが髪の外に出ているかを見ます。上だけなら3割、上と中なら6割、全部見えれば10割です。数えるのは正面からで、斜めや横からは数えません。斜めからだと耳の面積が広がって見え、実際より多く見えている判定になります。判定は左右それぞれ行い、違う場合は少ないほうを採用してください。
- Q. 3段階のどれを選ぶかで、何が変わるのですか
- 毛先の向きが変わります。0割では耳の位置に髪が乗っているので、毛先は前へ向かって流れます。5割では耳の上端に髪が引っかかり、毛先は下へ落ちます。10割では髪が耳の後ろへ回っているので、毛先は後ろへ向きます。同じ長さのボブでも、この向きが変わるだけで正面から見える輪郭の幅が変わります。コテの当て方を変える前に、割合を先に決めてください。
- Q. 5割にしたいのに、かけた髪が落ちてきます
- かける束の幅が広すぎます。指2本ぶん、およそ3cmまでに狭めてください。幅が広いと、束の重さが耳の上端に集中し、そこから滑って落ちます。狭めると重さが分かれて、耳の縁に引っかかったまま残ります。それでも落ちるなら、かける位置を耳の上端ではなく、耳の上端の1cm後ろへずらしてください。上端の真上は面が丸いので、束が留まる場所がありません。
- Q. 左右で違う割合にしてもいいのですか
- 成立します。片側10割、反対側0割の組み合わせは、正面から見たときに左右で違う線が出ます。ただし、片側5割ともう片側10割のように、隣り合う段階どうしを組み合わせると、差が小さすぎて左右がそろっていないだけに見えます。組み合わせるなら、0割と10割のように1つ飛ばしてください。差がはっきりしているほど、意図した形として読めます。
- Q. 時間が経つと割合が変わってしまいます
- 変わるのは、髪が動くからではなく、耳にかけた束が少しずつ広がるからです。朝に指2本ぶんでかけた束が、昼には指3本ぶんに広がります。広がったぶん重くなり、耳の上端から滑ります。直すときは、かけ直す前に束を細く取り直してください。同じ幅でかけ直しても、また同じ時間で落ちます。取り直すのは、耳の後ろで束を親指と人差し指ではさみ、はみ出した毛を前へ落とすだけです。
— メグラシ編集部





