骨格が混合タイプのパンツ|腰と脚で結果が割れたら股上と幅を分ける

**骨格診断で結果が割れた人のパンツは、股上とウエストの形を腰の結果で、わたり幅・裾幅・丈を太ももと膝の結果で決めてください。**1本のパンツを1つのタイプで揃えようとするから、腰か裾のどちらかが外れます。
たとえば、腰はストレート寄りで脚がウェーブ寄りなら、股上は深めでウエストはまっすぐ、幅は膝から下が少しすぼまるテーパード。腰がウェーブ寄りで脚がナチュラル寄りなら、股上は浅め〜中くらいでくびれに沿わせ、幅は膝の皿を拾わないワイド。こうやって上と下で別のタイプの形を組み合わせた1本が、混合の人の正解になります。
どちらの結果か自分で迷う人は、試着したときに布が余る場所と、座ったときに苦しくなる場所を見てください。余るか苦しいかが強く出た側の結果を採ります。この記事は、その見分け方と、組み合わせごとの選び方を順に書いていきます。
結論:パンツは「腰」と「脚」の2か所で別々に決める
パンツの形を決めている寸法は、大きく分けて2つの部位に乗っています。
| 部位 | 見る所 | パンツで決めるもの |
|---|---|---|
| 腰まわり | 腰骨の出方・お尻の一番高い位置 | 股上の深さ・ウエストの形・タックの有無 |
| 太もも〜膝 | 付け根と膝上の太さの差・膝の皿 | わたり幅・裾幅・丈 |
診断で「上半身はストレート、下半身はウェーブ」と言われていても、パンツにとって大事なのは腰がどちらかです。上半身と下半身の境目はおおむね腰骨なので、腰まわりはどちらの結果にも転びます。まずは腰と脚を別々に確かめるところから始めましょう。
混合タイプ全般の主軸の決め方は骨格診断が2タイプで割れるで、コートで割れたときの考え方は骨格が混合タイプのコートでまとめています。
まず割れ方を確かめる:腰と脚を2分で見る
鏡の前で、薄手のレギンスかタイツ1枚になって確かめます。
腰まわりの見方
- 腰骨に手を当てたとき、骨が前に出て指に当たる → ナチュラル寄り
- 骨が肉に包まれていて、横から見るとお尻の一番高い位置が腰骨と同じくらい → ストレート寄り
- 腰骨より下(太ももの付け根近く)に肉が溜まり、お尻の一番高い位置が腰骨より5cm以上下 → ウェーブ寄り
脚の見方
- メジャーで太ももの付け根と膝上10cmを測る。差が15cm未満 → ストレート寄り
- 差が15cm以上で、太ももの外側に張りがある → ウェーブ寄り
- 膝の皿の角が指で3か所以上たどれる、すねの骨がまっすぐ硬い → ナチュラル寄り
腰と脚で同じ答えが出た人は、混合ではなくその1タイプでパンツを選んでかまいません。割れた人は、組み合わせごとに次の章へ進んでください。
腰がストレート寄り・脚がウェーブ寄りの人
腰まわりに厚みがあり、お尻の位置は高め。でも太ももの外側に張りがあり、膝から下は細い。この組み合わせの人は、股上は深め、幅は膝下で少しすぼまる形が合います。
- 股上:へそ下3〜5cmで止まる深さ。浅いと腰の厚みが横に流れて見えます
- ウエスト:まっすぐのベルト付き。ゴムで絞ると腰の厚みが段になります
- わたり幅:太ももの一番張った所で、指1本ぶんのゆとり
- 裾幅:膝幅より2〜3cm細い。くるぶしの少し上で止まる丈
センタープレスが入ったテーパードパンツが、この組み合わせのいちばんの近道です。プレスの線が腰の厚みと太ももの張りの両方を縦に切ってくれます。
腰がウェーブ寄り・脚がストレート寄りの人
腰の位置が低く、腰骨の下に肉が溜まる。でも脚は付け根から膝までまっすぐで、膝上の差が小さい。この人は、股上は浅め〜中くらいでくびれに沿わせ、幅はまっすぐにします。
- 股上:へそ下6〜8cm。深すぎると腰の位置がさらに下がって見えます
- ウエスト:前が少し下がるカーブのある形。後ろが上がっていると腰の肉を拾いません
- わたり幅:脚に沿うが張り付かない程度
- 裾幅:膝幅とほぼ同じのストレート。丈はかかとが半分隠れる長さ
この組み合わせの人がよく失敗するのは、脚に合わせてハイウエストの深いパンツを選んだときです。腰まわりの布が余って、腰から下が長く重く見えます。
腰がナチュラル寄り・脚がストレート寄りの人
腰骨が前や横に出ていて、触るとはっきり骨の形が分かる。脚はまっすぐで、膝の皿は目立たない。この人は、腰骨にベルトを乗せない股上と、まっすぐな幅を合わせます。
- 股上:腰骨より3cm上か3cm下。腰骨の真上で止めると骨の出っ張りにベルトが乗って横に広がります
- ウエスト:タックが1本入った形。タックが腰骨のゆとりになります
- 幅:ストレート。わたりから裾までの差が小さいもの
腰がストレート寄り・脚がナチュラル寄りの人
腰まわりに厚みがあり、脚は膝の皿が大きくすねが硬い。この人は、股上は深めでまっすぐ、幅は膝を拾わない太さです。
- 股上:へそ下3〜5cm。ウエストはまっすぐのベルト付き
- 幅:膝の皿の一番広い所より、片側2cm以上ゆとりがあるもの。細いと皿の角が布に出ます
- 生地:ハリのある中肉。とろみ素材は膝の形をそのまま写します
ワイドに寄せたくなりますが、腰が厚い人がタックの多いワイドを履くと、腰まわりが箱のように見えます。ストレート〜セミワイドで止めてください。
腰と脚がウェーブとナチュラルで割れる人
この2つの組み合わせは、上下どちらがどちらかで答えが逆になります。
腰がウェーブ・脚がナチュラル 股上は浅め〜中くらいでくびれに沿うウエスト。幅は膝の皿を拾わないワイドか、膝下から広がるフレア。腰の肉を拾わないように、ウエストから腰までは布が体に沿い、太ももから下で布が離れる形が合います。
腰がナチュラル・脚がウェーブ 股上は腰骨から3cm外す。タックは浅いものを1本。幅は太ももの外側の張りを拾わない程度のゆとりがあり、膝下で少しすぼまるテーパード。脚が細い人は、裾をくるぶしの骨で止めると足首が見えて全体が軽くなります。
どちらとも取れるとき①:試着で布が余る場所を見る
腰も脚も、どちらの結果にも見える人がいます。測った数字が境目に近い人や、診断を2か所で受けて違う答えが出た人です。その場合は、手持ちのパンツか試着したパンツで、布が余る場所を探してください。
- ウエストの後ろに指が2本以上入る → 腰はウェーブ寄り。腰の位置が低くくびれが深い
- 腰の横(腰骨の下)に布が浮く → 腰はナチュラル寄り。骨が布を押し出しています
- 太ももの後ろに横じわが溜まる → 脚はストレート寄り。厚みに対して布が足りない
- 膝の裏に布が溜まって膝の前が突っ張る → 脚はナチュラル寄り
- 膝から下で布が泳ぐ → 脚はウェーブ寄り。膝下が細い
余る場所が腰と脚の両方に出たら、余り方が大きい方を優先します。目安は、つまんだ布の厚みが2cmを超える方です。
どちらとも取れるとき②:座ったときに苦しい場所を採る
布が余る場所でも決まらないときは、座ってください。椅子に浅く座って膝を90度に曲げ、30秒そのままでいます。
- ウエストの前がお腹に食い込む → 股上が合っていません。腰の結果を見直します
- 太ももの付け根が突っ張る → わたり幅が合っていません。脚の結果を見直します
- 膝の皿の上で布が張る → 幅が細すぎます。脚がナチュラル寄りの可能性があります
座って苦しいのは、立って見た目が少し外れているより毎日の困りごととしては大きいものです。**見た目と座り心地で答えが割れたら、座り心地の側を採ってください。**仕事で座る時間が長い人ほど、この順番が効きます。
秋冬の厚い生地で結果が入れ替わるとき
夏の薄手では合っていたパンツが、ウールやコーデュロイになると外れることがあります。厚い生地は腰まわりと太ももに、それぞれ5mm〜1cmほどの厚みを足すからです。
- 腰がストレート寄りの人:厚い生地で股上の深いパンツを履くと、腰が四角く見えやすい。生地を中肉に落とすか、股上を1〜2cm浅くします
- 脚がナチュラル寄りの人:厚い生地はかえって膝の角を隠してくれます。薄手で膝が出ていた人は、秋冬の方がパンツを選びやすくなります
- 脚がウェーブ寄りの人:起毛の生地は太ももの張りを広げて見せます。表面がなめらかなウールか、細畝のコーデュロイにします
秋冬は季節で生地が変わるたびに、腰と脚の結果をもう一度当てはめ直すつもりで試着してください。
丈と靴は脚の結果で決め、ブーツの日だけ例外にする
丈は基本的に脚の結果で決めます。
- 脚がストレート寄り:くるぶしが隠れるか隠れないかの丈
- 脚がウェーブ寄り:くるぶしの骨の上で止めて足首を見せる
- 脚がナチュラル寄り:かかとが半分隠れる長め
ただし、秋冬にショートブーツを合わせる日は例外です。パンツの裾がブーツの履き口に乗るか中に入るかで、脚の結果とは別に丈を決めます。裾がブーツに乗る長さなら、ブーツの履き口からパンツの裾までの重なりを3cm以上取ると、足首まわりがもたつきません。ブーツの選び方そのものは骨格診断別ブーツの選び方にあります。
手持ちのパンツ3本で確かめる
新しく買う前に、手持ちのパンツで「腰と脚の組み合わせ」を確かめると、次に探す1本が絞れます。
- いちばんよく履くパンツを出して、腰と脚のどちらが心地いいかを書き出す
- いちばん履かなくなったパンツを出して、腰と脚のどちらが外れているかを書き出す
- 2本の「心地いい側」と「外れている側」を並べる
よく履く1本で腰が心地よく、履かない1本で脚が外れているなら、あなたの腰の結果はよく履く1本の形が、脚の結果は履かない1本と違う形が答えです。手持ちの服で主軸を探す方法は骨格診断を簡単に済ませるでも紹介しています。
混合の人がパンツ探しでやらない方がいいこと
**両方の結果の「真ん中」を探さないでください。**股上も幅も中くらいのパンツは、腰と脚のどちらにも少しずつ外れて、結局どこが悪いのか分からない1本になります。
それよりも、腰と脚のうち片方がぴったり合う1本を選び、もう片方は丈と靴で寄せる方が早く決まります。股上がぴったりで幅が少し外れているなら裾上げで丈を調整する、幅がぴったりで股上が少し外れているならトップスの裾を出してウエストを隠す。こうすれば、1本で両方を満たす形を探し回らずに済みます。
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よくある問い
- Q. 骨格診断で上半身ストレート、下半身ウェーブと言われました。パンツはどちらに合わせればいいですか
- パンツの中でも、腰から上の部分はウエストの位置と股上、腰から下は脚の形が決めます。上半身と下半身で割れた人は、腰まわりがどちらに近いかを先に見てください。腰骨が前に出ずお尻の高い人はストレートの股上(深め・まっすぐなウエスト)、腰の位置が低く腰骨の下に肉が付く人はウェーブの股上(浅め〜中くらい・くびれに沿うウエスト)を選びます。わたり幅と裾幅は下半身の結果で決めます。
- Q. 混合タイプは、どの形のパンツも似合わないのでしょうか
- 似合わないのではなく、1本の中で合わせる所が2つあるだけです。売り場のパンツは股上と幅が1つのタイプに揃えて作られていることが多いので、両方を満たす1本が見つかりにくく感じます。股上と幅を別々に見て、どちらか片方が合う1本を候補にし、もう片方を丈と靴で寄せると探す範囲が広がります。
- Q. 秋冬の厚い生地にすると、夏と似合うパンツが変わります
- 厚い生地は腰まわりに厚みを足すので、腰の結果がストレート寄りの人は特に、股上の深いパンツで腰が箱のように見えることがあります。その場合は生地の厚みを先に決め、ウールなら中肉、コーデュロイなら細畝を選ぶと、薄手の季節と同じ形のまま着られます。
- Q. ワイドパンツとテーパードパンツ、混合タイプはどちらが無難ですか
- 脚の結果で決まります。太ももの付け根と膝上の差が小さい人はストレートの幅(まっすぐ)、差が大きい人はテーパード、膝の皿が大きく出る人はワイドが向きます。ただ、無難を探すよりも、自分が一番困っている所の結果に寄せた方が当たりが早いです。
— メグラシ編集部





