骨格診断が2タイプで割れる|混合の人は、服が余る場所で主軸を決める

自己診断でストレートとウェーブの両方に当たる。鏡で見るとナチュラルなのに、服はストレート向きが合う。骨格診断が2タイプで割れている人へ。「どちらに見えるか」で主軸を決めると、買った服がまた合いません。見える側は人が見ている側の情報で、服で困るのは布が余る側だからです。
結論を言います。**主軸は、手持ちのニット・シャツ・パンツの3枚を着て、布が余る場所で決めてください。**胸の下で布が余るならウェーブ。肩と袖丈が足りず、手首の骨が出るならナチュラル。肩から二の腕が張って、胸下は余らないならストレート。上と下で余る場所が違う人は、主軸を1つにせず、上半身と下半身を別のタイプとして服を選びます。
主軸が決まったら、もう片方のタイプは捨てずに、体の1か所にだけ残します。この記事は、2タイプの組み合わせを4通りに分けて、余る場所の見つけ方と、残す場所の決め方を書きます。体を測らずに服3枚で主軸を出す手順そのものは骨格診断を手持ちの服3枚で済ませるに分けてあり、この記事はそのあと、2つに割れた人が主軸をどちらに置くかの話です。
なぜ2タイプに割れるのか:見た項目が2つしかない
骨格のタイプを分けている情報は、おおまかに3つです。骨の出方(手首・鎖骨・膝)、体の厚み(横から見た胸と腰の奥行き)、肉の付き方(上に付くか下に付くか、骨の上に付くか離れて付くか)。自己診断の項目は、このうち骨の出方と肉の付き方に寄っています。見た目でわかる項目だからです。
厚みは、正面の鏡では見えません。横から見るか、服を着て布がどこで浮くかを見るしかありません。2タイプで割れている人の多くは、骨の出方ではAのタイプ、肉の付き方ではBのタイプに当たっていて、答えを決めるはずの厚みを見ていません。
| 割れている組み合わせ | 見えている情報 | 見えていない情報 | 服で出る困りごと |
|---|---|---|---|
| ストレート×ウェーブ | 肉の付き方(柔らかい・張りがある) | 胸の下の厚み | 胸下で余るか、肩が張るか |
| ストレート×ナチュラル | 骨の出方(肩幅・骨の見え方) | 胸の厚み | 大きく見えるか、袖丈が足りないか |
| ウェーブ×ナチュラル | 薄さ(どちらも厚みがない) | 骨の幅と腰骨の張り | ウエストで余るか、腰骨で裾が引っかかるか |
| 上下で違う | 上半身と下半身を別々に見た | 上下の境目の位置 | 上と下で余る場所が違う |
割れた2つのうちどちらを主軸にするかは、見えていない情報を服で測って決めます。服は、体の厚みをいちばん正直に伝える道具です。
主軸を「どちらに見えるか」で決めない理由
診断で2つ出たとき、「華やかに見える方」「人に言われた方」「好きな方」で主軸を決める人がいます。これで決めると、服がまた合いません。見える側は、人があなたを見たときの印象です。印象は髪型と顔立ちと姿勢で動きます。服の合う合わないは、布が体のどこで余り、どこで引きつるかで決まります。これは姿勢や髪型では動きません。
主軸は、服で困る側に置きます。困る側とは、布が余る場所を持っている側です。余る場所がわかれば、そこで余らない形を選ぶことが服選びの中心になり、それがそのまま主軸のタイプの選び方になります。
3枚を着て、余る場所と引きつる場所に印をつける
用意するのは、この半年でよく着た長袖ニット1枚、ボタンのあるシャツ1枚、ウエストがゴムでないパンツ1本です。この3枚を順に着て、鏡の前で立ち、次の6か所を順に確かめます。印は、紙に体の絵を描いて丸をつけるだけで足ります。
| 場所 | 確かめ方 | 余る | 引きつる |
|---|---|---|---|
| 胸の下 | 胸のいちばん高いところから指3本下の布を横からつまむ | 指2本分以上つまめる | つまめず、ボタンの間が開く |
| 肩の縫い目 | 肩の縫い目が自分の肩先のどこにあるか | 肩先より外に落ちる | 肩先より内で、袖が二の腕を締める |
| 袖の終わり | 腕を下ろして、袖口と手首の骨の位置 | 骨を越えて手にかぶる | 骨に届かず手首が出る |
| ウエスト | パンツのウエストと腹の間に手を入れる | 手のひらが入る | 座ると前が食い込む |
| 腰骨 | パンツの腰骨のあたりの布 | 腰骨の下で布がたるむ | 腰骨で布が横に引かれて横線が出る |
| 太もも | 立って太ももの前の布 | 布が落ちて脚に触れない | 布が脚に張り付いて縦線が出る |
6か所のうち、余りの印が集まった場所があなたの体の「布が余る場所」です。引きつりの印が集まった場所が「厚みがある場所」です。この2つの位置で、次の4つの分岐のどれに入るかが決まります。
分岐1:ストレート×ウェーブで割れる人は、胸の下で決める
この組み合わせで割れる人は、肉の柔らかさでウェーブ、どこかの張りでストレートに当たっています。決めるのは胸の下の厚みです。
ニットを着て、胸のいちばん高いところから指3本分下の布を横からつまみます。指2本分以上つまめるなら、胸の下に厚みがなく、服がそこで浮いています。**主軸はウェーブです。**胸下で余らない丈と、首元に厚みを足せる形が服選びの中心になります。
つまめる布がほとんどなく、代わりに肩から二の腕が張って袖がきついなら、胸から肩に厚みがあります。**主軸はストレートです。**胸の下に切り替えのない直線の形と、張りのある生地が中心になります。
どちらにも当たらない人、つまり胸下も余らず肩も張らない人は、この組み合わせではありません。袖口が手首の骨に届くかを見てください。届かないなら、ナチュラルとの組み合わせに移ります。
分岐2:ストレート×ナチュラルで割れる人は、肩と袖丈で決める
この組み合わせで割れる人は、肩幅と骨の見え方でナチュラル、体の張りでストレートに当たっています。鏡で見るとナチュラル、服を着るとストレートが合う、という人がここに多くいます。決めるのは肩の縫い目と袖丈です。
シャツを着て、肩の縫い目が自分の肩先のどこにあるかを見ます。縫い目が肩先より内に入って、袖が二の腕を締めるなら、肩幅が服より広い体です。同時に袖口が手首の骨に届かず手首が出るなら、腕も長い。この2つがそろうなら、主軸はナチュラルです。
肩の縫い目は合っているのに、胸の前で布が張ってボタンの間が開く、またはニットの前面が胸で持ち上がって裾が前だけ短くなるなら、肩幅ではなく胸の厚みが服と合っていません。**主軸はストレートです。**鏡でナチュラルに見えたのは肩幅の分で、服で困っているのは厚みの分です。この人がナチュラル向きの大きな服を着ると、厚みが布を前に押し出して大きく見えます。
両方当たる人、つまり肩も広く胸も厚い人は、主軸をストレートにして形と生地を決め、肩の縫い目の位置だけナチュラルの基準で肩先に合わせます。残す場所の考え方は、あとの項で書きます。
分岐3:ウェーブ×ナチュラルで割れる人は、腰骨とウエストで決める
この組み合わせで割れる人は、厚みがないという点で両方に当たっています。どちらも薄い体なので、上半身の確認では差が出にくい。決めるのは腰です。
パンツをはいて、ウエストと腰骨の2か所を見ます。ウエストと腹の間に手のひらが入るほど余り、腰骨の下で布がたるむなら、腰の位置が低く骨の張りが小さい体です。**主軸はウェーブです。**ウエストの位置を高く取る形が中心になります。
ウエストは合っているのに、腰骨のところで布が横に引かれて横線が出る、または裾が腰骨に引っかかってまっすぐ落ちないなら、骨の幅が広い体です。**主軸はナチュラルです。**腰骨に当たらない、腰から下がまっすぐ落ちる形が中心になります。
どちらも出ない人は、手首に戻ってください。手首の骨と骨の間がはっきりへこんで平らならナチュラル、骨が低く手首が薄く横に広いならウェーブに寄せます。手首の読み方で割れる人は骨格診断の手首の見方に分けています。
分岐4:上と下で余る場所が違う人は、主軸を1つにしない
6か所の印を見て、余りが上半身に集まり引きつりが下半身に集まる、またはその逆の人は、2タイプで割れているのではなく、上下で別のタイプを持っています。混合タイプと呼ばれる人です。
この人が無理に主軸を1つにすると、上か下のどちらかが必ず合わなくなります。上半身の服は上半身の印で、下半身の服は下半身の印でタイプを決めてください。トップスとボトムスが別の服であるうちは、これで困りません。
困るのは、1枚の服の中に上下の境目があるワンピースとコートです。ここは、上の形(肩・首元・袖)を上半身のタイプで、丈と裾の広がりを下半身のタイプで決めます。羽織りの決め方は骨格が混合タイプのコート、ニットは骨格が混合タイプのニット、予定ごとの優先は骨格が混合タイプの秋冬の予定に分けています。
主軸が決まったら、もう片方は体の1か所にだけ残す
主軸が決まっても、もう片方のタイプは捨てません。割れたのは、その要素が体に実際にあるからです。残す場所は、主軸の服を着たときに唯一きつい、または唯一余る場所です。
| 主軸 | 残す相手 | 残す場所 | 残し方 |
|---|---|---|---|
| ウェーブ | ナチュラル | 肩 | 肩の縫い目だけ肩先に合わせる |
| ウェーブ | ストレート | 胸 | 首元を詰めすぎず、胸の上に布を重ねない |
| ストレート | ナチュラル | 肩・袖丈 | 肩の縫い目を肩先に、袖は手首の骨まで |
| ストレート | ウェーブ | 手首・足首 | 袖口と裾だけ細く終わらせる |
| ナチュラル | ストレート | 胸の厚み | 前身頃だけ張りのある生地を避けない |
| ナチュラル | ウェーブ | ウエスト | ウエストの位置だけ高く取る |
主軸は体の全体、もう片方は1か所。この配分を崩して、2タイプのルールを半分ずつ取り入れると、服がちぐはぐになります。1か所に絞れば、主軸の服の中にもう片方の要素が自然に入ります。
買うときの順番:主軸で形、残す場所で部分を見る
売り場で服を手に取ったら、先に主軸で形を見ます。胸の下に切り替えがあるか、肩の縫い目がどこか、腰からまっすぐ落ちるか。形が主軸に合っていない服は、残す場所がどれだけ合っていても候補から外します。
形が合った服だけ、残す場所を見ます。肩の縫い目、袖口の細さ、ウエストの位置。ここが合っていなければ、直せる場所かを見ます。袖丈とウエストの位置は直せます。肩の縫い目の位置と胸の厚みは直せません。直せない場所が残す場所の人は、売り場での確認を形より先に、残す場所から始めてください。
どちらとも取れるとき:いちばん厚い服の答えを採る
3枚を着て、服ごとに違う答えが出る人がいます。薄いシャツは体の線をそのまま出すので余りが大きく見え、厚いニットは余りを吸うので余りが小さく見えます。この人は、3枚のうちいちばん厚い服の答えを採ってください。これから着る季節の服は厚い側だからです。
それでも割れる人は、3枚ではなく、この半年でいちばん着た1枚だけで決めます。いちばん着た服は、体に合っていて困らなかった服です。その1枚のどこが余っていないかを見れば、それがあなたの主軸です。合わなかった服を並べて原因を探すより、合った服1枚を見た方が早く決まります。
2タイプで割れた人がすること
- 「どちらに見えるか」で主軸を決めない。見える側は人が見ている側で、服で困るのは布が余る側
- ニット・シャツ・パンツの3枚を着て、胸の下・肩・袖口・ウエスト・腰骨・太ももの6か所で、余りと引きつりに印をつける
- ストレート×ウェーブは胸の下、ストレート×ナチュラルは肩と袖丈、ウェーブ×ナチュラルは腰骨とウエストで主軸を決める
- 上と下で余る場所が違う人は主軸を1つにせず、上半身と下半身を別のタイプで選ぶ
- もう片方のタイプは、主軸の服で唯一合わない1か所にだけ残す
- 服ごとに答えが割れたら、いちばん厚い服か、いちばん着た1枚で決める
2つに割れたことは、診断が失敗したのではなく、あなたの体に2つの要素が実際にあるということです。主軸を布の余りで決めて、もう片方を1か所に残す。そうすれば、割れた診断はそのまま、あなたに合う服の地図になります。
よくある問い
- Q. 自己診断でストレートとウェーブの両方に当たります。どちらを主軸にすればいいですか
- いちばん着ている長袖のニットを着て、胸のいちばん高いところから指3本分下の布を、横からつまんでください。つまめる布が指2本分以上あるならウェーブを主軸にします。胸の下に厚みがなく、服がそこで浮いている体です。つまめる布がほとんどなく、代わりに肩から二の腕が張って袖がきついなら、ストレートを主軸にします。どちらも当てはまらず、胸下は余らず肩も張らないなら、手首の骨の上端まで袖が届くかを見て、届かないならナチュラルの可能性を疑ってください。見た目の華やかさや肌の質感で決めないでください。それは人が見ている側の情報で、服で困るのは布が余る側です。
- Q. 鏡で見るとナチュラルなのに、ナチュラル向きの服を着ると大きく見えます
- 鏡で見たナチュラルは、肩幅と骨の見え方から出た答えです。服で困っているのは厚みの方です。ストレートの厚みを持ちながら肩幅があると、鏡ではナチュラルに見えますが、ナチュラル向きの落ち感のある大きな服を着ると、厚みの分だけ布が前に押し出されて大きく見えます。この人の主軸はストレートです。肩幅の分だけ、肩の縫い目を肩先に合わせるというナチュラルのルールを残してください。主軸をストレートにして形と生地の厚さを決め、肩の位置だけナチュラルで決める。この2段で選ぶと、鏡の答えと服の答えが一致します。
- Q. 上半身はウェーブ、下半身はストレートと言われました。主軸はどうなりますか
- 主軸を1つにしません。上と下で布の余り方が違う人は、上と下を別のタイプとして服を選びます。トップスは胸下で余らない丈と、首元に厚みを足せるものをウェーブの基準で選び、ボトムスは腰から太ももに布が張り付かない直線の形をストレートの基準で選びます。難しいのはワンピースとコートで、ここだけは1枚の服の中に上下の境目があるので、上の形を上半身のタイプ、丈と裾の広がりを下半身のタイプで決めます。羽織りの選び方は、混合タイプのコートの記事に分けています。
- Q. 3枚を着て試したら、服ごとに違う答えが出ました
- 服の厚さがそろっていないと、答えが割れます。薄いシャツは体の線をそのまま出すので余りが大きく見え、厚いニットは余りを吸うので余りが小さく見えます。3枚のうち、いちばん厚い服の答えを採ってください。これから着る季節の服は厚い側だからです。それでも割れるなら、3枚ではなく、この半年でいちばん着た1枚だけで決めます。いちばん着た服は、体に合っていて着ていて困らなかった服です。その1枚のどこが余っていないかが、あなたの主軸の答えです。
- Q. 主軸を決めたあと、もう片方のタイプは捨てるのですか
- 捨てません。主軸で服の形と生地の厚さを決め、もう片方のタイプは体の1か所にだけ残します。残す場所は、主軸の服を着たときに唯一きつい、または唯一余る場所です。主軸ウェーブで肩だけ張る人は、肩の縫い目の位置だけナチュラルの基準にします。主軸ストレートで手首だけ細い人は、袖口の細さだけウェーブの基準にします。主軸は体の全体、もう片方は1か所。この配分を守ると、2タイプを両方取り入れようとして服がちぐはぐになることがなくなります。
— メグラシ編集部





