骨格ナチュラルと言われてショック|誤解をほどいて秋冬の1着目を選ぶ

**診断の帰り道に「骨格ナチュラル」を調べて、がっかりした気持ちのままこのページを開いた人もいると思います。**先に答えを書きます。ナチュラルは、体の大きさや体重の話ではありません。
ナチュラルと言われて沈むのは、多くの場合、「がっしり」「骨太」「女性らしくない」といった言葉として受け取ってしまうからです。診断が見ていたのは、鎖骨や肩先や膝の骨の出方と、布がどう落ちると体とつり合うかです。そして秋冬は、ナチュラルの人が得意な布がいちばん多く並ぶ季節です。
まず言葉の受け取り方をほどき、次に診断が見ていた場所を自分でも触って確かめ、最後に手持ちの服で試してから1着目を選ぶ。この順で読んでもらえれば、結果を聞いた日の気持ちと、秋冬の服選びがつながります。
結果そのものが割れているかを切り分けたい人は診断したのに納得できないときを先に読んでください。この記事は、結果を受け止め直して、秋冬の最初の1着を決めるところまでを扱います。
結論:ナチュラルは、骨の出方と布の落ち方の話
受け取ってしまいがちな意味と、診断が実際に見ているものを並べます。
| 受け取ってしまいがちな意味 | 診断が見ているもの |
|---|---|
| 体が大きい | 骨の端(鎖骨・肩先・膝)が表に出ているか |
| 太っている | 体重ではなく、骨と肉の配分がどこにあるか |
| 女性らしくない | 布が体に沿うより、少し離れて落ちるほうがつり合うか |
| 筋肉質 | 筋肉ではなく、骨のフレームが先に目に入るか |
| おしゃれしにくい | 表面に質感のある素材が得意か |
| 地味な服しか合わない | 色や柄とは関係がない(色はパーソナルカラーの話) |
**表の右側に、体の良し悪しを決める言葉は一つもありません。**ナチュラルは、骨の出方という体の特徴と、それに合う布の性格を組にした呼び名です。
ショックにつながりやすい、3つの受け取り方
ナチュラルの説明によく出てくる言葉には、日常では別の意味で使われているものが混ざっています。そこでつまずくと、診断の中身より言葉の響きが残ります。
| よく出てくる言葉 | 日常での響き | 診断の中での意味 |
|---|---|---|
| 骨太 | 体が大きく丈夫 | 骨の端が表に見えやすい |
| フレーム感 | 角ばっている | 骨の形が服の上から分かる |
| スタイリッシュ | 女性らしさと反対 | 直線や大きな面が映える |
| カジュアルが得意 | きれいめが似合わない | 質感のある布が映える |
| ゆったりした服 | 体型を目立たせない服 | 布が体から離れて落ちる服 |
| 大ぶりの小物 | 派手 | 骨の出方と大きさがつり合う |
いちばん誤解が多いのは「ゆったりした服が似合う」です。これは体を目立たせないための服という意味ではなく、布が体から離れて落ちるときに、骨の出方とつり合うという意味です。ぴったりした服では骨の出っぱりが布を押して形が崩れやすく、少し離れて落ちる布ではそれが起きません。
診断が見ていた3つの場所
ナチュラルの判定は、主に次の3つの場所の骨の出方で決まっています。自分でも触って確かめられます。
| 場所 | 触り方 | ナチュラルの出方 |
|---|---|---|
| 鎖骨 | 首の付け根から肩へ指でなぞる | 端までくっきり分かり、指でつまめる |
| 肩先 | 肩のいちばん外側を上からつかむ | 骨の角が服の上からでも分かる |
| 膝 | 立ったまま膝の皿を指で囲む | 皿の輪郭がはっきり見える |
| 手首(参考) | 親指と中指で囲む | 小指側の骨が5mm以上出る |
| 腰骨(参考) | 腰の横を手のひらで押さえる | 骨の張りが手に当たる |
**3つのうち2つ以上が当てはまれば、ナチュラルの読みで合っています。**鎖骨の見方は骨格診断の鎖骨は3か所で見る、膝は膝が大きい骨格はナチュラル?に詳しく書いてあります。どれも、骨の大きさそのものではなく、骨が表に見えているかどうかを見ています。
体重や身長とは、別に決まる
ナチュラルと言われた人の中には、小柄な人も、細身の人も、背の高い人もいます。体重や身長は、判定の材料に入っていません。
| 条件 | ナチュラルかどうかへの影響 | 理由 |
|---|---|---|
| 身長が低い | 影響しない | 骨の出方は背の高さと別 |
| 身長が高い | 影響しない | 背が高くてもストレートやウェーブの人はいる |
| 体重が少ない | 影響しない | 骨の出方は体重で変わらない |
| 体重が多い | 影響しない | 肉がついても骨の端の出方は残る |
| 運動をしている | 影響しない | 筋肉の量と骨の出方は別 |
| 年齢 | ほとんど影響しない | 骨の形は大人になってから大きく変わらない |
**「ナチュラル=大柄」という思い込みがいちばん強くショックを生みます。**華奢なナチュラルの人には、華奢なりの着方があります。大きい服に着られてしまうと感じる人は骨格診断ナチュラルなのに華奢に直し方をまとめています。
3タイプは優劣ではなく、得意な布の違い
骨格の3タイプは、どれが上でも下でもありません。体の特徴に合わせて、得意な布が違うだけです。
| タイプ | 体の特徴 | 得意な布 | 得意な形 |
|---|---|---|---|
| ストレート | 体に厚みがあり、肉にハリがある | 表面がなめらかで、ほどよく厚い | 体に沿う、まっすぐな線 |
| ウェーブ | 体が薄く、肉がやわらかい | 薄くやわらかく、軽い | 体に沿って、腰の上で締める |
| ナチュラル | 骨の端が表に出ている | 質感があり、少し重さがある | 体から離れて落ちる、大きな面 |
**ナチュラルの「得意な布」の欄を見てください。**ざっくりした編み地、ツイード、コーデュロイ、厚手のウール、起毛した綿。どれも秋冬に店頭に並ぶ素材です。夏のあいだに服選びで苦労した人ほど、秋冬は選べる服が一気に増えます。
ナチュラルは、秋冬に出番が増える
秋冬の服は、布が厚く、表面に質感があり、丈が長くなります。この3つは、どれもナチュラルの人とつり合う方向です。
| 秋冬に多い服 | ナチュラルとつり合う理由 |
|---|---|
| ざっくりした手編み風のニット | 編み目の凹凸が、骨の出方と同じくらいの存在感を持つ |
| 肩の落ちたニット | 肩先の骨の角に布が当たらない |
| 膝下丈の長いコート | 大きな面が縦に続き、骨のフレームとつり合う |
| ツイードのジャケット | 表面の質感が、布の中で目に入る |
| コーデュロイのパンツ | 畝の凹凸が、膝の骨の輪郭とつり合う |
| 厚手のウールのワイドパンツ | 布が脚から離れて落ちる |
| 大判のストール | 首元に大きな面ができ、鎖骨とつり合う |
| 革のバッグ・太めのベルト | 小物の大きさが骨の出方とそろう |
秋冬は「ナチュラルの答え」が売り場に最初から並んでいる季節です。夏にリネンや大きめのシャツを探し回った人も、秋冬は目の前の棚から選べます。
結果を聞いた週に、急いで決めなくていいこと
ショックを受けた直後は、服についての判断を一気に進めたくなります。けれど、次の3つは急がなくて構いません。
1つ目は、手持ちの服を処分することです。診断のあとに「ナチュラルに合わない服」を探して、クローゼットを一度に空けてしまう人がいます。**合わないと感じる服の多くは、肩線や丈や組み合わせを変えれば、まだ着られます。**1か月ほど着てみて、それでも手に取らなかった服だけを見直してください。
2つ目は、体そのものを変えようとすることです。骨の出方は、食事や運動で変わるものではありません。ナチュラルの結果は、体を直す必要があるという知らせではなく、その体に合う布の性格を教えてくれるものです。
3つ目は、似合う服の一覧を全部覚えることです。一覧は、試すときの手がかりにすぎません。この記事の「手持ちで試す」の表から2つだけ試して、自分の目で確かめたことのほうを優先してください。
ショックの前に、測り直す3つのこと
どうしても結果に納得できないときは、自分で測り直してください。条件をそろえれば、自宅で10分あれば終わります。
| 手順 | やること | そろえる条件 |
|---|---|---|
| 1 | 薄い半袖かキャミソール1枚になる | 厚手の服の上からは骨の出方が分からない |
| 2 | 鏡の前で、肩の力を抜いて立つ | 肩をすくめると鎖骨が深く見える |
| 3 | 鎖骨の端を指でつまめるか確かめる | 左右の両方で |
| 4 | 肩先の角を上からつかむ | 腕は体の横に下ろしたまま |
| 5 | 膝の皿の輪郭を見る | 立ったまま、膝を伸ばして |
| 6 | 結果をメモして、3日以上空けて同じことをする | 同じ時間帯、同じ服で |
2回とも2か所以上が当てはまれば、ナチュラルの読みで合っています。**1回目と2回目で結果が変わった場所は、判定に使わないでください。**日を空けて2回確かめる理由は骨格診断の自己診断チェックリストは2回やるに書いてあります。
境目にいるかもしれない人
3か所のうち当てはまるのが1か所だけだった人は、ナチュラルとほかのタイプの境目にいる可能性があります。
| 当てはまった場所 | 考えられる境目 | 確かめ方 |
|---|---|---|
| 鎖骨だけ | ナチュラルとウェーブ | 体の薄さと、肉のやわらかさを見る |
| 肩先だけ | ナチュラルとストレート | 胸元の厚みと、肌のハリを見る |
| 膝だけ | 下半身だけナチュラル寄り | 上半身と下半身で分けて読む |
| どこも当てはまらない | ナチュラルではない可能性 | 3タイプの見分けからやり直す |
ストレートとの境目は骨格ストレートと骨格ナチュラルの違い、ウェーブとの境目は骨格ウェーブとナチュラルの違いで見分け方を確かめられます。境目にいる人は、ナチュラルの答えを全部当てはめず、半分だけ使うと服選びが楽になります。
結果が合っていても、着たい服と違うとき
測り直してもナチュラルだった。でも、好きなのはやわらかくて女性らしい服。この場合も、好きな服をやめる必要はありません。変えるのは、服の種類ではなく、布と形のほうです。
同じやわらかい服でも、細かいフリルや薄くて体に沿う布より、落ち感のある厚めの布、大きめのギャザー、長めの丈を選ぶと、ナチュラルの人の体とつり合います。甘さを足すなら、首元より腰から下に置くと、鎖骨や肩先の骨の出方とぶつかりません。足し方の具体は骨格ナチュラルにフェミニンが似合わない理由にまとめてあります。
秋冬の1着目は、手持ちで試してから
最初の1着を買いに行く前に、いま持っている服で「ナチュラルの答え」を試してください。似合う方向が自分の目で確かめられると、ショックの気持ちがほどけやすくなります。
| 試すこと | 手持ちで代わりになるもの | 見るところ |
|---|---|---|
| 肩線を落とす | 家族の大きめのニット、1サイズ上のカーディガン | 肩先の骨の角が目立たなくなるか |
| 布を体から離す | 厚手のシャツを前を開けて羽織る | 鎖骨まわりが落ち着くか |
| 質感を足す | 手持ちで一番ざっくりしたニット | 顔と体が同じ強さに見えるか |
| 丈を伸ばす | 手持ちで一番長いコート | 全身が縦にまとまるか |
| 小物を大きくする | 大きめのトートバッグ | 手元が寂しく見えなくなるか |
**5つのうち2つで「いつもより良い」と感じたら、ナチュラルの方向で合っています。**その2つが、最初の1着の方向です。
試すときは、いつも着ている服と、試した服の2枚を同じ場所で撮って並べてください。鏡の前で見比べるより、写真を並べるほうが、肩先や鎖骨まわりの落ち着き方の差が分かりやすくなります。撮るのは胸から上の1枚と、全身の1枚の2枚で足ります。
手持ちの服を、3つに分けておく
1着目を足す前に、今のクローゼットを3つに分けておくと、何を買えばいいかがはっきりします。処分するための仕分けではありません。
| 分け方 | 入る服 | この秋冬の扱い |
|---|---|---|
| そのまま着る | 肩線が落ちる、質感がある、丈が長い服 | 1着目と組み合わせる |
| 着方を変えて着る | 体に沿うが厚手の服、短めの丈の服 | 前を開ける、重ねる、丈の長い服と合わせる |
| いったん休ませる | 薄くて体に沿う服、細かい装飾の多い服 | 春にもう一度試す |
「着方を変えて着る」に入る服がいちばん多くなるはずです。**体に沿うニットでも、上から長めのカーディガンを前を開けて羽織れば、布が体から離れて落ちる形になります。**買い足すのは、この組み合わせで足りない1着だけで構いません。
1着目の候補①|ざっくりしたニット
いちばん試しやすく、失敗しにくいのがニットです。見るのは、肩線・身幅・編み目の太さの3つです。
| 見るところ | 目安 | 外れるとき |
|---|---|---|
| 肩線の位置 | 肩先から2〜4cm落ちる | 肩先ちょうどだと骨の角が布を押す |
| 身幅のゆとり | 体から左右5cmずつほど | 10cmを超えると布の中で体が泳ぐ |
| 着丈 | 腰骨にかかる長さ | 腰骨の上で止まると骨の張りと重なる |
| 編み目 | 中くらいから太めの糸 | 細い糸の薄手は骨の出方を拾う |
| 首元 | 鎖骨が半分ほど見える開き | 詰まりすぎると首元だけ窮屈に見える |
**肩線が落ちているかは、売り場で腕を前に伸ばすと分かります。**肩先に布が突っ張らず、肩から腕にかけて布がなだらかに下りていれば、ナチュラルの人の肩とつり合っています。
色は、骨格とは別に決めて構いません。パーソナルカラーが分かっているならその中から、分からないなら手持ちの服といちばん組み合わせやすい色を選んでください。最初の1着は、組み合わせる相手が多いほど、ナチュラルの答えが合っているかを何度も確かめられます。
1着目の候補②|長めのコート
コートから入る場合は、丈と肩の2つを見ます。ナチュラルの人は、長さのあるコートで全身が一つの大きな面になるときに、骨のフレームとよくつり合います。
| 見るところ | 目安 | 外れるとき |
|---|---|---|
| 着丈 | 膝下10cm前後まで | 腰丈の短いコートは骨の張りと重なりやすい |
| 肩線 | やや落ちる、またはラグラン袖 | 肩先で硬く止まると肩の角が強調される |
| 素材 | 厚手のウール、起毛、ツイード | 薄くて光る素材は骨の出方を拾う |
| 前の合わせ | 前を開けて着ても形が崩れない | 閉めないと形にならないコートは扱いにくい |
| 袖 | 手首の骨を覆う長さ | 骨の上で止まると手元だけ骨が目立つ |
長めのコートの選び方は骨格ナチュラルのコートに、裾まわりと肩幅の比で詳しく書いています。
1着目の候補③|落ち感のあるボトム
上半身より下半身の結果に自信がある人は、ボトムから始めても構いません。
| ボトム | 目安 | 見るところ |
|---|---|---|
| 厚手のワイドパンツ | 裾幅が膝の幅と同じか広い | 膝の皿が布に当たらず、まっすぐ落ちる |
| コーデュロイのパンツ | 畝が中くらいから太め | 畝の凹凸が脚の形より先に目に入る |
| 長めのスカート | くるぶし上5〜10cm | 裾が脚から離れて揺れる |
| ウールのフレアスカート | 布に重さがある | 腰から裾まで広がりすぎずに落ちる |
膝の皿が布に当たるかどうかが、ボトムの合否の分かれ目です。歩いたときに膝の形が布に浮き出るなら、布が薄いか、幅が足りません。
売り場では、試着室の中で3歩ほど歩いてから、横向きで鏡を見てください。止まって正面から見ると、どのボトムも同じように見えます。歩いたあとの横向きで、膝の前に布が一枚の面として残っていれば、そのボトムは膝の骨の出方とつり合っています。
試着で、服とつり合っているかを見分ける
ナチュラルの服は、ゆとりがあるぶん、合っているかどうかの見分けに慣れが必要です。次のサインで確かめてください。
| サイン | つり合っている | 合っていない |
|---|---|---|
| 肩 | 布がなだらかに下りる | 肩先で布が突っ張るか、肩線が肘近くまで落ちる |
| 身幅 | 動くと布が体についてくる | 動いても布だけが残って揺れる |
| 首元 | 鎖骨が半分ほど見える | 鎖骨が全部布に埋もれるか、全部出る |
| 手元 | 袖口が手首の骨を覆う | 袖が骨の上で止まる |
| 全身 | 顔と服の強さが同じ | 服だけが先に目に入る |
「服だけが先に目に入る」ときは、ゆとりが多すぎるか、質感が強すぎるかのどちらかです。身幅を1サイズ下げるか、編み目を一段細くしてみてください。
顔まわりの布の量
ナチュラルの人は、首元に布の量があると、鎖骨の出方とつり合います。秋冬の首元の選び方をまとめます。
| 首元 | 布の量 | つり合い |
|---|---|---|
| ざっくりしたタートル(首に沿わない) | 多い | 首元に面ができて鎖骨とつり合う |
| 首に沿う細いタートル | 少ない | 首の形を拾いやすい |
| ボートネック | 横に広い | 鎖骨の端まで見えて骨の出方が強調されやすい |
| 深めのVネック | 縦に長い | 鎖骨の中ほどが見えて落ち着く |
| 大判のストールを巻く | 多い | 首元に大きな面ができる |
首元で迷ったら、鎖骨がどれくらい見えているかを数えてください。鎖骨の端から端までが全部見えている首元は、骨の出方がいちばん強く目に入ります。半分ほどが見えている首元なら、骨の出方が首元の布とつり合って、顔まわりが落ち着きます。**全部隠れる首元は、布の量が多い素材を選んだときだけ合います。**首に沿う細いタートルより、首から少し離れて折り返るざっくりしたタートルのほうが、ナチュラルの人の首元には自然です。
小物で、骨の出方と大きさをそろえる
小物は、体の骨の出方と大きさをそろえると、手元や足元が寂しく見えません。
| 小物 | 目安 | 理由 |
|---|---|---|
| バッグ | A4が入る大きさ、革か厚手の布 | 手元の骨の出方とつり合う |
| 靴 | 甲が隠れる厚めの靴、太めのヒール | 足首の骨の出方とつり合う |
| アクセサリー | 太めの鎖、大きめのモチーフ | 鎖骨や手首の骨とつり合う |
| ベルト | 幅3cm以上 | 腰骨の張りとつり合う |
| 腕時計 | 手首の幅の7割前後の文字盤 | 手首の骨とつり合う |
**華奢で繊細な小物が好きな人は、数を重ねてください。**細い鎖を2〜3本重ねると、1本の太い鎖と同じくらいの存在感になり、好きな雰囲気のまま骨の出方とつり合います。
やわらかく見せたい日の足し方
ナチュラルの答えに寄せると、全体が落ち着いた印象になります。やわらかさや華やかさを足したい日は、次の中から1つか2つだけ選んでください。
| 足すもの | 置く場所 | ナチュラルとぶつからない理由 |
|---|---|---|
| 淡い色 | ニットかストール | 色は骨格ではなくパーソナルカラーの話 |
| 大きめのギャザー | スカート | 布の量があれば骨の出方とつり合う |
| 丸いモチーフのピアス | 耳元 | 大きさがあれば骨とぶつからない |
| 起毛した素材 | ニット、コート | 毛足がやわらかさを足す |
| 長めの髪をゆるく巻く | 顔まわり | 首元の面が増えて鎖骨とつり合う |
細かいものをたくさん足すより、大きいものを1つ足すほうが、ナチュラルの人には自然にやわらかく見えます。
言われた言葉ごとの読み替え
診断の場や、家族や友人から言われた言葉が引っかかっている人のために、読み替えを並べておきます。
| 言われた言葉 | 読み替え |
|---|---|
| 「骨がしっかりしているね」 | 骨の端が表に見えやすい体です |
| 「カジュアルが似合うね」 | 質感のある布が映える体です |
| 「大きめの服が似合う」 | 布が体から離れて落ちると、骨とつり合います |
| 「かっこいい系だね」 | 直線や大きな面が映えます |
| 「女性らしい服は難しいかも」 | 布と形を選べば、やわらかい服も着られます |
家族に似合わないと言われたときの受け止め方は自分に似合うファッションを家族に「似合ってない」と言われたらに分けてあります。
どちらとも取れるとき①|「ナチュラル寄りのストレート」と言われた
対面の診断で、ナチュラル寄りのストレート、ストレート寄りのナチュラルのように、2つのタイプの名前で言われることがあります。このときは、先に来ている名前を主軸、後ろの名前を寄せ先として読みます。
ナチュラル寄りのストレートなら、服の形はストレートの答え(体に沿う、なめらか)を守り、素材だけナチュラル寄りの質感のあるものにします。ストレート寄りのナチュラルなら、形はナチュラルの答え(体から離れて落ちる)を守り、素材はなめらかなものを選びます。秋冬なら、前者は表面のなめらかな厚手ニット、後者はなめらかなウールのロングコートが最初の1着です。
どちらとも取れるとき②|上半身だけナチュラル
鎖骨と肩先はナチュラル、膝はそれほどでもない、という人は、上半身だけナチュラルの答えを使います。ニットやコートの肩線を落とし、ボトムは下半身の結果に合わせて選んでください。
逆に、膝や腰骨はナチュラルで、鎖骨や肩先はそうでもない人は、ボトムだけナチュラルの答えを使います。上半身と下半身で答えを分けてよいと分かるだけで、服の選び方はずっと楽になります。
上下で答えを分けるときは、つなぎ目になる腰まわりに気をつけてください。上半身だけナチュラルの人が、肩の落ちたニットを体に沿うボトムに合わせると、ニットの裾が腰で広がって上下の境目がはっきりします。ニットの裾を前だけ軽くボトムに入れるか、着丈が腰骨にかかる長さを選ぶと、境目がなだらかになります。
どちらとも取れるとき③|自己診断と対面診断で違った
自分で調べた結果はウェーブだったのに、対面ではナチュラルと言われた。このように結果が食い違う人は少なくありません。
対面の診断は、骨の出方を触って確かめ、布を当てて見え方を比べるので、自己診断より材料が多くなります。**ただし、対面の結果に納得できないなら、この記事の3か所の測り直しを2回やって、自分の目でも確かめてください。**2回とも2か所以上がナチュラルなら対面の結果、1か所以下なら境目にいる可能性が高いと読みます。
自己診断の設問は、「肌にハリがあるか」「関節が目立つか」のように、答える人の感じ方で答えが変わる問いが多く含まれます。自分の体を低く見積もりがちな人ほど、関節や骨の設問に「目立つ」と答えやすくなります。触って確かめる3か所の結果のほうを、設問の結果より重く見てください。
1着目を中心にした、秋冬の3つの組み合わせ
1着目にざっくりしたニットを選んだ場合を例に、手持ちの服と組み合わせる3つの日を書いておきます。どれも、ナチュラルの答えを1か所だけ入れて、残りは手持ちのままです。
仕事の日は、ニットに手持ちのまっすぐなパンツを合わせ、上から丈の長いジャケットかコートを羽織ります。ニットの肩線が落ちているので、上に重ねても肩先に布が重ならず、肩まわりがすっきり収まります。靴は甲の隠れる厚めのものにすると、足元がニットの質感とそろいます。
休日は、ニットに厚手のワイドパンツか、長めのスカートを合わせます。上下とも体から離れて落ちる布になるので、全身がひとつの大きな面にまとまります。大きめのトートバッグを1つ足せば、手元も寂しく見えません。
少しきちんとした食事の日は、ニットを表面のなめらかな厚手のものに替え、ウールのフレアスカートを合わせます。首元に大ぶりのネックレスを1つ置くと、鎖骨まわりが華やかになります。**どの日も、ナチュラルの答えは1か所か2か所で足ります。**全身を答えどおりにしなくても、骨の出方とつり合う場所が1つあれば、服全体が落ち着いて見えます。
10月から12月に、増やす順番
最初の1着が決まったら、残りは季節に合わせて1着ずつ足していきます。
| 時期 | 足すもの | ナチュラルの答えで見るところ |
|---|---|---|
| 10月 | ざっくりしたニット1枚 | 肩線が2〜4cm落ちる |
| 10月下旬 | 落ち感のあるボトム1本 | 膝の皿が布に当たらない |
| 11月 | 長めのコート、または厚手のジャケット | 膝下丈、肩がやや落ちる |
| 11月下旬 | 大判のストール | 首元に面ができる |
| 12月 | 大きめの革のバッグ | 手元の骨とつり合う |
**1か月に1〜2着のペースで足すと、どの服がつり合っているかを確かめながら進められます。**一度に全部入れ替える必要はありません。
よくある行き違い
**「ナチュラルは体が大きい人のタイプ」。**身長や体重は判定に入っていません。小柄で細身のナチュラルの人も多くいます。
**「ナチュラルと言われたら、体に沿う服は着てはいけない」。**体に沿う服も、厚手で質感のある素材なら着られます。避けたいのは、薄くて体の形をそのまま拾う布のほうです。
**「ナチュラルはカジュアルしか似合わない」。**ツイードのジャケットや厚手のウールのコートなど、きれいめの服にもナチュラルの答えはたくさんあります。
**「診断が変わることはない」。**骨の出方は変わりませんが、測り方の条件がそろっていなかった場合は、測り直すと結果が変わることがあります。
**「ナチュラルは大きいサイズを選べばいい」。**選ぶのはサイズではなく、肩線の落ち方と身幅のゆとりです。サイズを上げると着丈や袖丈まで伸びて、服に着られた印象になります。いつものサイズのまま、肩の落ちた形を選んでください。
**「ナチュラルは年齢を重ねると似合う服がなくなる」。**質感のある素材と長めの丈は、年代を問わず売り場に並びます。むしろ、薄手で体に沿う服が減っていく年代のほうが、ナチュラルの答えは選びやすくなります。
関連記事
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- 骨格診断の鎖骨は3か所で見る ── 鎖骨の出方を自分で確かめたい場合
— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 骨格ナチュラルは、太っている・大柄という意味ですか
- 違います。骨格ナチュラルは、鎖骨や肩先、手首、膝などの骨の出方と、体に対して布がどう落ちるとつり合うかで決まる分類です。体重や身長では決まらないので、小柄で細身のナチュラルの人も大勢います。体重が変わっても骨の出方は変わらないので、結果も変わりません。大きさの話だと受け取ってしまった人は、まず診断が見ていた場所を確かめ直してください。
- Q. ナチュラルと言われましたが、女性らしい服が好きです。もう着られませんか
- 着られます。ナチュラルが得意なのは、体から少し離れて落ちる布と、表面に凹凸や質感のある素材です。やわらかい印象の服でも、この2つがそろっていれば体とつり合います。たとえば、フリルを細かく重ねるより、落ち感のある生地で大きめのギャザーを入れたスカートのほうが、ナチュラルの人には自然に見えます。甘さを足す場所と量の決め方は、関連記事の足し方の記事にまとめています。
- Q. 診断が間違っている気がします。測り直す方法はありますか
- 鎖骨・肩先・膝の3か所を、日を空けて2回触ってください。鎖骨の端が指でつまめるほど出ている、肩先の骨の角が服の上からでも分かる、膝の皿の輪郭がはっきり見える。この3つのうち2つ以上が当てはまればナチュラルの読みで合っています。1つ以下なら、ストレートかウェーブとの境目にいる可能性があるので、境目の見分け方の記事で確かめてください。
- Q. 秋冬に最初に買うなら、何がいいですか
- 肩線が肩先から2〜4cm落ちる、中くらいから太めの糸で編んだニットがいちばん試しやすい1着です。身幅に体から左右5cmずつほどのゆとりがあり、着丈が腰骨にかかる長さを選ぶと、ナチュラルの人の肩と骨の出方とつり合います。コートから選ぶなら、膝下まである長めの丈で、肩線がやや落ちる形を試してください。
— メグラシ編集部





