骨格診断の鎖骨は3か所で見る|見える長さ・骨の太さ・下のくぼみ

**鎖骨を、喉のくぼみから肩先に向かって指でなぞってみてください。**指はどこで骨を見失いましたか。肩先の近くまでずっと骨に触れていたか、途中で骨が肉の下に沈んだか。
骨格診断で鎖骨を見るときに確かめるのは、骨が出ているかどうかの1点ではありません。**見える長さ、骨の太さ、鎖骨の下のくぼみ。**この3か所の組み合わせで、上半身がどちら寄りかが分かれます。1か所だけで決めると、ほかの2か所がそれを裏切ることがよくあります。
鎖骨以外の部位も含めた判定は骨格診断がわからない時の5問にあります。この記事は、鎖骨だけを掘り下げる1本です。
結論:3か所のうち2か所がそろった側が、上半身の傾き
| 見る場所 | ストレート寄り | ウェーブ寄り | ナチュラル寄り |
|---|---|---|---|
| 線が見える長さ | 首の付け根から肩先までの3割以下 | 5〜7割。細い線で横に出る | 7割以上。肩先の近くまで続く |
| 指で挟んだ太さ | 縁がつかみにくい | 細い。指の腹に骨の角が当たる | 太い。挟んだ指が開く |
| 鎖骨の下のくぼみ | 浅い。指先がほとんど沈まない | 深い。指の第一関節まで沈む | 浅め〜中くらい。骨の下で段になる |
**3か所のうち2か所が同じ列に入れば、上半身はその側と読んでください。**3か所ともばらばらなら、その日の鎖骨は判定に使いません。理由と、そのときの進め方は後半に書きます。
表は答えではなく、どこを比べるかを示すためのものです。境目の数字は目安で、1か所ずつ自分の指で確かめることで初めて意味を持ちます。
測る前に|姿勢を1つだけそろえる
鎖骨は、姿勢でいちばん見え方が変わる骨です。肩が前に入ると線が短く見え、肩をすくめるとくぼみが深く見えます。測る前に、次の姿勢をつくってください。
- 鏡の正面に立ち、両腕を体の横に下ろして力を抜く
- 横から見たとき、耳たぶと肩先が縦にそろう位置まで頭を引く
- 息を吐き切ったところで止める
**息を吸ったまま測ると、胸が上がってくぼみが深く出ます。**吐き切ったところで止めるのは、そのためです。服は、首元の開いた薄手のものか、下着の上にタオルを肩に掛けた状態で見てください。
1か所目|線が見える長さを、肩幅の何割かで出す
鏡の正面で、喉のくぼみの横から肩先の骨まで、鎖骨の線が影になって見えている長さを見ます。定規を当てる必要はありません。首の付け根から肩先までを10として、線が見えている長さがいくつかを数えます。
**3以下ならストレート寄り、5〜7ならウェーブ寄り、7を超えるならナチュラル寄りです。**ストレート寄りの人は上半身に厚みがあるので、骨が肉の下に入り、影が首の付け根の近くにしか出ません。ウェーブ寄りの人は上半身が薄いので、細い線が横に出ます。ナチュラル寄りの人は骨そのものが大きいので、肩先の近くまで線が続きます。
4や、7ちょうどのように境目に来たときは、この1か所では決めずに次の2か所へ進みます。
2か所目|骨の太さを、指で挟んで確かめる
親指と人差し指で、鎖骨の中ほどを上下から挟んでください。強くつままず、骨の縁に指の腹を添えるくらいの力です。
**挟んだ指が大きく開き、骨が棒のように感じるならナチュラル寄りです。**指の腹に細い骨の角が当たり、指があまり開かないならウェーブ寄り。骨の縁がつかみにくく、指が肉の上で止まるならストレート寄りです。
太さを比べる相手として、自分の手首の骨を挟んでみるのも手です。手首の骨と同じくらいか、それより太く感じるなら骨の大きい側、細く感じるなら華奢な側と読めます。
3か所目|鎖骨の下のくぼみに、指先がどれだけ沈むか
鎖骨の下、肩寄りの三分の一あたりに、人差し指の先を軽く当てます。押し込まずに、指の重さだけで沈むところまで沈ませてください。
**指の第一関節まで沈むならウェーブ寄り、ほとんど沈まずに平らならストレート寄りです。**ナチュラル寄りの人は、骨の下で段が1つできて、その先はあまり沈みません。くぼみが深いのは上半身の肉が薄く、骨と胸のあいだに段差ができているからです。
この1か所は、3つのうちでいちばん姿勢で動きます。肩をすくめると深く、胸を張ると浅くなるので、最初にそろえた姿勢から外れていないかを確かめてから読んでください。
どちらとも取れるとき①|長さはナチュラル、太さはウェーブ
線は肩先の近くまで長く見えるのに、挟んでみると細い。この組み合わせは珍しくありません。肩幅が広めで、骨そのものは華奢な人に出ます。
**このときは3か所目のくぼみで決めます。**くぼみが深ければウェーブ寄り、段になって止まるならナチュラル寄りです。長さは肩幅の影響を受けやすいので、長さと太さが割れたときは、太さとくぼみのほうを信じてください。
それでもくぼみが中くらいで決まらないときは、上半身は「ウェーブとナチュラルのあいだ」と置いておきます。服では、ウェーブ寄りの襟ぐりの高さと、ナチュラル寄りの横幅を組み合わせると収まります。具体的な寸法は下の襟ぐりの章で扱います。
どちらとも取れるとき②|くぼみだけが深い
見える長さも太さもストレート寄りなのに、くぼみだけが深い。これは姿勢のことが多いです。肩が前に入っていると、鎖骨の下に影ができて、くぼみが深く見えます。
**まず壁に背中と後頭部をつけて立ち、肩甲骨を壁に寄せてから、もう一度くぼみを測ってください。**それで浅くなればストレート寄りで確定です。壁に寄せても深いままなら、上半身の肉のつき方がウェーブに近い部分を持っていると読み、ほかの部位の結果と合わせて決めます。
どちらとも取れるとき③|左右で違う
利き手の側は肩がわずかに下がるので、鎖骨の線が長く見えやすくなります。判定には、利き手と反対の側を使ってください。
左右で1段以上違うときは、服の襟ぐりは見え方が控えめなほうの側に合わせます。控えめな側に合わせておけば、もう一方の側で開きすぎることがありません。左右差があること自体は、どのタイプでも起きることです。
3か所がばらばらなとき|鎖骨はその日の判定に使わない
見える長さはストレート、太さはナチュラル、くぼみはウェーブ。3か所が3つの列に散ったときは、鎖骨を判定から外します。鎖骨は上半身の一部でしかないので、外しても判定は成り立ちます。
次に見るのは手首と膝です。手首の骨の出方と、膝の皿の大きさで上半身と下半身の傾きを出し、鎖骨はそのあとの答え合わせにだけ使います。部位ごとに判定が割れる人の服の決め方は骨格クロスと呼ばれる体|部位でタイプが割れるときの服の決め方に、上下で割れた人のコートは骨格が混合タイプのコートにまとめてあります。
鎖骨の結果だけで決めない理由
鎖骨は、見た目の印象がはっきりしているぶん、それだけで答えを出したくなる部位です。けれど鎖骨は、肩幅、姿勢、その日の呼吸で見え方が動きます。骨格診断が見ているのは、骨・肉・肌の質感が全身でどう出ているかで、鎖骨はその入口の1つです。
鎖骨で出た結果は、「上半身はこちら寄り」という1つの手がかりとして持っておいてください。手首・膝・腰の位置と合わせて、2つ以上の部位で同じ側が出たときに、タイプの名前を使えば十分です。ストレートとナチュラルのどちらかで迷う場合は立体の出どころで見分ける記事、ウェーブと分かったうえでその中の傾きを見たい場合は鎖骨の丸みと手首の骨で見るセルフチェックが次の1本です。
秋冬の襟ぐりに移す|下端を鎖骨から何cm離すか
鎖骨の結果がいちばん直接に効くのは、ニットやカットソーの襟ぐりです。秋冬は首元の布が増えるので、夏よりも差がはっきり出ます。
**ストレート寄り(線が見えにくい)なら、襟ぐりの下端を鎖骨の線より3〜5cm下に置きます。**首から胸にかけて縦の空きができ、上半身の厚みが縦に分かれます。Vネックか深めのUネックが合います。詰まったクルーネックを着る日は、上に羽織る前開きのものを開けて着て、縦の線を外側でつくってください。
**ウェーブ寄り(細い線とくぼみ)なら、襟ぐりの下端を鎖骨の線にかかる高さまで上げます。**くぼみが布で埋まり、上半身に量が足されます。浅いボートネックや、やわらかいハイネックが合います。深いVを着ると、くぼみがそのまま見えて胸元がさみしく見えやすいので、Vを着る日は中に1枚重ねてください。
**ナチュラル寄り(太く長い線)なら、深さより横幅を取ります。**襟ぐりの横幅を首の付け根から左右に4cm以上広げると、鎖骨の線が見えたまま、骨の大きさと布の面が釣り合います。ざっくりした編みのタートルネックで、骨ごと覆ってしまうのも合います。
ネックレスとマフラーも、同じ数字で決まる
襟ぐりで決めた「鎖骨からの距離」は、首元の小物にもそのまま使えます。ストレート寄りはネックレスの先を鎖骨より下へ、ウェーブ寄りは鎖骨の上か線の上に、ナチュラル寄りは長めで鎖骨から大きく離す。長さの具体的な目安はネックレスの長さの目安にあります。
マフラーは、巻いた塊の下端で同じことが言えます。**ウェーブ寄りは塊を鎖骨の上に置いてくぼみを埋め、ストレート寄りは塊を細くして胸の前に縦に垂らします。**ナチュラル寄りは大判を肩に広げても、骨の大きさに負けません。
よくある行き違い
**「鎖骨が出ている人は、細い人」。**鎖骨の見え方は、骨の大きさと上半身の肉のつき方の組み合わせで決まります。体の大きさとは別の話です。
**「鎖骨が見えないのは、よくないこと」。**見えにくいのは上半身に厚みがあるからで、襟ぐりを深く取ったときにいちばん縦の線がきれいに出るのは、この側です。見える・見えないに良し悪しはありません。
**「一度測れば、ずっと同じ」。**骨の太さは変わりませんが、見える長さとくぼみは姿勢で動きます。デスクワークが続いた時期は肩が前に入り、線が短く、くぼみが深く出がちです。季節の変わり目に一度、同じ姿勢で測り直すと、ずれに気づけます。
鏡の前で2分
- 耳と肩先を縦にそろえ、息を吐き切って止める
- 首の付け根から肩先までを10として、鎖骨の線が見える長さを数える
- 親指と人差し指で鎖骨の中ほどを挟み、太さを手首の骨と比べる
- 鎖骨の下の肩寄りに指先を置き、第一関節まで沈むかを見る
- 3か所のうち2か所がそろった側を、上半身の傾きとして控える
控えた結果を持って、手持ちのニットを1枚ずつ着てみてください。**襟ぐりの下端が鎖骨から何cmのところにあるか。**それが今日決めた位置と合っている1枚が、この秋よく着る1枚になります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 鎖骨がはっきり出ているのは、骨格ナチュラルですか
- はっきり出ているだけでは決まりません。ナチュラル寄りの鎖骨は、線が肩先近くまで長く見えて、指で挟むと骨そのものが太く感じます。ウェーブ寄りの鎖骨も線は見えますが、挟むと細く、代わりに鎖骨の下のくぼみが深く出ます。見える・見えないではなく、太さと下のくぼみを足して判断してください。3か所のうち2か所がそろった側が、上半身の傾きです。
- Q. 鎖骨がほとんど見えません。ストレートで確定ですか
- 確定ではありません。肩が前に入った姿勢や、首をすくめた状態でも鎖骨は見えにくくなります。まず肩の力を抜いて、両腕を体の横に下ろしたまま、耳と肩先が縦にそろう姿勢で測り直してください。それでも線が首の付け根から肩先までの3割以下しか見えず、指で挟んでも骨の縁がつかみにくく、下のくぼみにも指がほとんど沈まないなら、上半身はストレート寄りと読んで構いません。そのうえで、手首や膝の結果と照らしてください。
- Q. 右と左で鎖骨の見え方が違います
- 左右差はよくあります。利き手の側は肩が少し下がるので、鎖骨の線が長く見えやすくなります。判定には、利き手と反対の側を使ってください。両側で結果が1段以上違うときは、服の襟ぐりは見え方が控えめなほうの側に合わせます。控えめな側に合わせておけば、もう一方の側で開きすぎることがありません。
- Q. 鎖骨で分かった結果は、服のどこに使えばいいですか
- いちばん直接に効くのは、ニットやカットソーの襟ぐりの深さです。鎖骨が見えにくい人は襟ぐりの下端を鎖骨より3〜5cm下に置くと、首から胸にかけて縦の空きができます。鎖骨が細く見えて下がくぼむ人は、下端を鎖骨の線にかかる高さまで上げると、くぼみが布で埋まります。鎖骨が太く長く見える人は、深さよりも横幅を取って、鎖骨の線を見せたままにするほうが収まります。
— メグラシ編集部





