ネックレスの長さの目安|表記のcmを、鎖骨から何cm下に落ちるかに置き換える

40cm、45cm、50cm。この数字は輪の一周の長さであって、胸のどこに落ちるかを表していません。
輪の一部は首の付け根を回るのに使われます。残りが前に垂れます。だから、同じ45cmでも首の付け根の周囲が違えば、落ちる位置は違います。
置き換える式は1本だけです。
落ちる位置 =(表記のcm − 首の付け根の周囲)÷ 2
まず、首の付け根の周囲を測る
測るのは首の細いところではありません。肩に移る手前の、いちばん太いところです。
メジャーを、首の後ろでいちばん出っ張っている骨と、前の鎖骨の付け根のくぼみを通る位置に一周させます。締めずに、指1本が入る余裕で読みます。
メジャーがなければ、細い紐を同じ位置に一周させて印を付け、定規に当てれば同じです。多くの場合32cmから38cmのあいだに入ります。
この1つの数字を覚えておくと、店頭の表記をその場で自分の位置に換算できます。
表記から、落ちる位置を出す
首の付け根の周囲をC、表記の長さをLとすると、鎖骨のくぼみから下に落ちる距離は (L − C) ÷ 2 です。
| 表記 | C=32cm | C=34cm | C=36cm | C=38cm |
|---|---|---|---|---|
| 40cm | 4.0cm | 3.0cm | 2.0cm | 1.0cm |
| 45cm | 6.5cm | 5.5cm | 4.5cm | 3.5cm |
| 50cm | 9.0cm | 8.0cm | 7.0cm | 6.0cm |
| 55cm | 11.5cm | 10.5cm | 9.5cm | 8.5cm |
| 60cm | 14.0cm | 13.0cm | 12.0cm | 11.0cm |
いちばん右と左を見比べてください。同じ45cmで、落ちる位置は3cm違います。 3cmは、あとで出てくる帯の1つ分にあたります。同じ表記を買い直しても直らないのは、このためです。
狙う位置から、必要な長さを逆算する
式をひっくり返すだけです。
必要な長さ = 落としたいcm × 2 + 首の付け根の周囲
鎖骨のくぼみから5cm下に落としたい、首の付け根が34cm。5×2+34で44cm。表記45cmを選べば、ほぼ狙った位置に来ます。
手持ちの1本を直したいときも同じです。2cm上げたいなら4cm短いもの、3cm下げたいなら6cm長いもの。 動かしたい距離の2倍が、表記の差になります。
落ちる位置の4つの帯
位置が出たら、帯に当てはめます。境目は鎖骨のくぼみからの距離です。
| 帯 | 落ちる位置 | 起きること |
|---|---|---|
| ① 首に沿う | 0〜2cm | 首の付け根の線とほぼ重なる。首の形がそのまま出る |
| ② 鎖骨の下 | 3〜6cm | 鎖骨と胸の間の空いた面に乗る。いちばん位置が安定する |
| ③ 胸の上 | 7〜10cm | 布の上に乗る。服の面の状態に左右される |
| ④ 胸の中央から下 | 11cm以上 | 動くたびに揺れる。縦の線として読まれる |
帯をまたぐと別のものになります。 同じ帯の中の1cmの違いは、着てしまえばほとんど分かりません。だから、狙うのは数字ではなく帯です。
帯①|0〜2cm|首に沿う
首の付け根の線と重なる位置です。ネックレス自体が首の輪郭を1本なぞる形になります。
この帯で気をつけるのは、服の襟の縁と2cm以内で並ばないことです。2本の線が近いと、どちらが服でどちらが飾りか読めなくなります。襟の縁から3cm以上離すか、いっそ重ねてしまうかのどちらかにしてください。
帯②|3〜6cm|鎖骨の下
鎖骨と胸の始まりの間にある、平らな面に乗ります。4つの帯でいちばん位置が保たれる帯です。
理由は、この面が動きにくいことです。上を向いても下を向いても、鎖骨の下の面は角度がほとんど変わりません。だから、朝に決めた位置が夕方まで同じところにあります。
1本しか持たないなら、この帯に入る長さを選んでおくと外しにくくなります。首の付け根が34cmなら40〜46cm、38cmなら44〜50cmが該当します。
帯③|7〜10cm|胸の上
ここから先は、肌ではなく服の面の上に乗ります。だから、服の側の条件が効き始めます。
面が張っていれば位置が保たれ、面が緩んでいればネックレスがその上を滑ります。滑ると左右に寄ります。乗せる面をどれにするかは別の判定なので、何枚目の面に乗せるかのほうにまとめてあります。
帯④|11cm以上|胸の中央から下
この帯は、位置というより縦の線として読まれます。歩くと揺れ、座ると体に乗ります。
長さを選ぶときに見るのは落ちる位置よりも、下端が体のどこで終わるかです。みぞおちより下で終わると、視線がそこまで下がります。上げたいなら、6cm短いものに替えると1つ上の帯に戻ります。
計算とずれる原因は、重さと太さ
計算は目安です。実物は1〜2cmずれます。原因は3つです。
重いトップが付いている。 首の後ろのチェーンが前へ引かれ、全体が下がります。1〜2cm下と見ておいてください。
チェーンが太い。 輪が首に沿わず前へ張り出すので、計算より下に見えます。
チェーンが細くて軽い。 首の後ろで持ち上がるので、計算より浅く落ちます。
確かめ方は簡単です。留め具を留めた状態で首に掛け、鎖骨のくぼみから最下点までを指で測る。人差し指の幅がおよそ1.5cm、握りこぶしの縦がおよそ8cmです。計算は、その場に実物が無いときのための道具です。
アジャスターで動かせるのは、伸ばせる長さの半分
アジャスターは輪の全長を伸ばす部品です。伸ばしたcmがそのまま落ちる位置に足されるわけではありません。
5cmのアジャスターで動かせる幅は2.5cm。 帯の1つ分に足りないことが多いので、帯をまたいで使い回すには足りません。同じ帯の中で微調整する部品と考えるのが正確です。
帯をまたぎたいなら、2本持つほうが早く決まります。帯②に1本、帯④に1本。この2本で、たいていの日をまかなえます。
座ったときと立ったときで、位置は変わる
立っているときに帯②に入っていても、座って前かがみになると胸の面の角度が変わり、下端が1〜2cm前に出ます。
人と向かい合って座る時間が長い日は、座った姿勢で確かめてください。 立ち姿で決めた位置は、その日いちばん長く見られる姿勢と違うことがあります。
逆に、立って動く時間が長い日は立ち姿で構いません。その日いちばん長い姿勢で測る、が判断の順番です。
どちらとも取れるとき①|帯の境目にちょうど乗った
計算が6cmや10cmのように、帯の境目に来ることがあります。この場合は下の帯として扱ってください。
重さで1〜2cm下がるほうが、上がるより起きやすいからです。境目に乗ったものは、着ると下の帯の顔をします。
どちらとも取れるとき②|数字が分からない
**首の付け根の周囲が測れない。**一人でメジャーを一周させるのが難しいときは、手持ちのネックレスから逆算できます。いちばんよく着ける1本の表記がLで、鎖骨のくぼみから最下点までが実測でDなら、C = L − 2D です。表記45cmで実測5cmなら、35cm。この数字を次から使えます。
**表記が書かれていない。**留め具を留めて、輪をまっすぐ引き伸ばし、端から端までを測って2倍すれば全長が出ます。二つ折りの状態を測って2倍する、という数え方です。引き伸ばすときに力を入れないでください。伸びるチェーンは、引くと1cm以上長く出ます。
選ぶときの手順
- 首の付け根の周囲を測る(一度測れば、次からは使い回せる)
- 狙う帯を決める。1本しか持たないなら帯②
- 必要な長さ = 落としたいcm × 2 + 首の付け根の周囲 を計算する
- 重いトップが付くものは、計算より2cm短いほうを選ぶ
- 手元にあるなら、留め具を留めて首に掛け、鎖骨のくぼみから最下点を指で測る
- その日いちばん長い姿勢(立つか、座るか)で確かめる
服の襟ぐりとの関係で決めたい日は、襟ぐりの深さとの差で決める手順のほうが直接的です。
まとめ
表記のcmは輪の一周です。自分の体での位置は (表記 − 首の付け根の周囲) ÷ 2 で出ます。
狙う位置から選ぶなら 落としたいcm × 2 + 首の付け根の周囲。手持ちを直すなら、動かしたい距離の2倍だけ表記を変える。
首の付け根の周囲を一度測るだけで、店頭の数字が全部、自分の位置に翻訳できます。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 40cmや45cmという表記は、どこの長さのことですか
- 輪の一周の長さです。留め具を留めた状態で、輪をまっすぐ引き伸ばしたときの全長を指します。だから、その数字そのものは「胸のどこに落ちるか」を表していません。首の付け根の周囲がその輪の一部を使ってしまうので、残りが前に垂れます。落ちる位置は、表記のcmから首の付け根の周囲を引いて、2で割るとほぼ出ます。表記が同じでも、首の付け根の周囲が違えば落ちる位置は違います。ここを飛ばすと、何度買っても同じところで外れます。
- Q. 首の付け根の周囲は、どうやって測ればいいですか
- メジャーを、首の後ろのいちばん出っ張っている骨と、前の鎖骨の付け根のくぼみを通る位置に一周させます。首の細いところではなく、肩に移る手前の太いところです。メジャーがなければ、細い紐を同じ位置に一周させて印を付け、定規で測ってください。力を入れて締めず、指1本が入るくらいの余裕で構いません。多くの場合32cmから38cmのあいだに入ります。この数字が分かれば、店頭の表記をその場で自分の位置に換算できます。
- Q. 狙う位置が決まっているとき、何cmを選べばいいですか
- 必要な長さ=落としたいcm×2+首の付け根の周囲、で出ます。たとえば鎖骨のくぼみから5cm下に落としたくて、首の付け根が34cmなら、5×2+34で44cmです。表記が45cmのものを選べば、ほぼ狙った位置に来ます。逆に、手持ちの1本が思ったより下に落ちるなら、差の2倍だけ表記の短いものに替えると合います。2cm上げたいなら4cm短いもの、という数え方です。
- Q. 計算より下に落ちるのはなぜですか
- 重さです。石やペンダントトップが重いものは、首の後ろのチェーンが前へ引かれ、その分だけ全体が下がります。目安は1cmから2cmです。チェーンが太いものも、輪が首に沿わず前へ張り出すぶん、計算より下に見えます。逆に、細くて軽いチェーンは首の後ろで持ち上がるので、計算より浅くなることがあります。買う前に確かめるなら、留め具を留めた状態で首に掛け、鎖骨のくぼみから最下点までを指で測ってください。計算はその場に無いときの目安です。
- Q. 一本で複数の位置に使えますか
- アジャスターが付いていれば使えます。アジャスターは輪の全長を伸ばす部品なので、伸ばせるcmの半分だけ落ちる位置が下がります。5cmのアジャスターなら、動かせる幅は2.5cmです。これは4つの帯のうち1つ分に足りないことが多いので、帯をまたいで使い回すには足りません。もうひとつの方法は、留め具を前に回して長さを調整することですが、留め具が前に見えるので、見せたくない日には向きません。帯をまたぎたいなら、2本持つほうが早く決まります。
— メグラシ編集部





