ジムウェアの選び方|両腕を真上に上げて、裾が3cm以上動く一枚は替える

ジムで着る一枚が合っているかどうかは、立って鏡を見ても分かりません。 動いたときにどれだけ動くかで決まります。
判定は4つです。両腕を真上に上げたときの裾の上がり幅、肩の縫い目の作り、しゃがんだときのウエストの下がり幅、生地をつまんで離したときの戻りの速さ。 全部、家で1分で測れます。
4つの判定|早見表
| 測るところ | 動作 | 通る側 | 通らない側 |
|---|---|---|---|
| 裾の上がり幅 | 両腕を真上に上げる | 3cm以内 | 3cmを超える |
| 脇の引っぱり | 同じ動作で脇を見る | 布が突っ張らない | 脇に斜めの線が出る |
| ウエストの下がり幅 | しゃがむ | 2cm以内 | 2cmを超える |
| 生地の戻り | つまんで離す | 3秒以内 | 3秒を超える |
4つのうち3つ通れば、その一枚で通えます。 2つ以下なら替える。通らなかったのが生地の戻りだけなら、行く回数を減らして洗う回転を上げれば足ります。
判定①|両腕を真上に上げて、裾は何cm上がるか
いちばん先に測る場所です。
鏡の前に立って、腕を下ろした状態の裾の位置を指で押さえます。 そのまま両腕を真上に上げて、裾がどこまで動いたかを見ます。
- 3cm以内|通ります
- 3〜6cm|境目。ほかの3つが通れば使えます
- 6cm以上|マシンに乗るたびに直すことになります
上がり幅が大きいのは、丈が短いからではなく身頃の幅が足りていないことのほうが多い形です。幅が足りないと、腕を上げた力が裾を引き上げる方向に伝わります。
丈そのものの目安も置いておきます。腕を下ろした状態で、腰骨の下に3cm以上かかっていること。 ここを満たしていれば、上がり幅3cmでも裾は腰骨の位置に残ります。
判定②|肩の縫い目は、脇をどれだけ引っぱるか
同じ動作のまま、今度は脇を見ます。
腕を真上に上げたときに、脇から胸に向かって斜めの線が出るなら、そこで布が突っぱっています。この突っぱりは、運動の1回ごとに戻ってきます。
引っぱり量を決めているのは、肩の作りです。
- 肩先に縫い目がある型|腕を上げると、縫い目を支点にして身頃が引き上げられます
- 襟ぐりから脇へ斜めに切り替えが走る型|引き上げの力が斜めに逃げるので、裾まで届きにくい
- 脇が深く、胴と袖がひと続きの型|上げやすい代わりに、脇の布がたるんで器具に触れます
⚠️ 判定はあくまで自分の腕で確かめてください。 同じ作りでも、身頃の幅が違えば結果は変わります。作りの名前は、当たりをつけるための材料です。
判定③|しゃがんで、ウエストは何cm下がるか
下を決める判定です。
まっすぐ立った状態でウエストの位置を指で押さえ、その場でしゃがみます。 立ち上がって、押さえた指の位置がどれだけ動いたかを見ます。
- 2cm以内|通ります
- 2〜4cm|境目。運動の合間に1回引き上げる程度で済みます
- 4cm以上|動作のたびに直すことになります
見るのはゴムの幅ではありません。幅が広くても、面で止まっていなければ下がります。 逆に細くても、体に沿って一周していれば下がりません。
もう1つ、しゃがんだ状態で膝の裏に布がたまるかも見てください。3本以上たまる一枚は、立ち上がったときに横線が残ります。
パンツの形で選ぶ場合は、腰まわりにゆとりがあって裾に向かって細くなる型が、この判定と両立しやすい形になります。
判定④|生地をつまんで離す
素材の名前より速く決まる方法です。
生地を2本の指でつまんで、ねじらずに離します。 つまんだ跡が消えて、面が元に戻るまでの秒数を数えてください。
- 3秒以内|通ります
- 3〜8秒|境目
- 8秒以上|濡れたあとも、同じ速さでしか戻りません
汗を含んだ生地は、乾くまで体に沿った位置で止まります。戻りが速い生地は、その位置から離れるのも速い。 秒数を数えているのは、乾く速さそのものではなく、形が戻る速さのほうです。
厚みも合わせて見ておきます。生地を2枚重ねてつまんだときに、指の腹で1枚ずつの厚みが分かるなら薄い側です。薄い側は乾きが速く、厚い側は器具に当たる面が守られます。どちらが良いという話ではなく、通う場所で決めます。
下の丈|どこで終わらせるか
丈は、使う器具で決まります。
- 足首まで覆う丈|座って行う器具が中心の日。脚が触れる面が布で覆われます
- ふくらはぎの途中で終わる丈|歩く・走る運動が中心の日。足首が動く範囲に布が来ません
- 膝の少し下|どちらとも取れる日の中間
⚠️ 丈を決める前に、その丈で判定③をやり直してください。 短い丈のほうがウエストの下がり幅が大きく出ることがあります。裾が引っかからないぶん、上に上がる力が全部ウエストに行くためです。
靴下の丈
見落とされやすい場所です。丈が短いと、運動の途中で靴の中に落ちます。
- 靴の履き口より上で止まる丈|落ちません
- くるぶしの少し上|靴の形によっては落ちます
- 靴から見えない丈|運動には向きません
判定は1つです。その靴を履いて、かかとを上げ下げ10回。 落ちてこなければ通ります。
行き帰りに重ねる一枚
前が開く一枚を1つ持っておくと、上に着るものを増やさずに済みます。
判定は袖です。運動する一枚の上から羽織って、腕を真上に上げる。 脇が引っぱられなければ通ります。羽織りの袖が細いと、着替えのときに腕が抜けにくくなります。
丈は、下のウエストが隠れる長さがあると、更衣室から出たあとに裾を気にしなくて済みます。
運動が終わったあとにそのまま出かける日の装いは、別の軸になります。そちらは夏のジム後コーデに分けてあります。
何組そろえるか
週に通う回数と、洗濯を回す間隔で決まります。
| 週の回数 | 洗う間隔 | 必要な組数 |
|---|---|---|
| 週1回 | いつでも | 1組 |
| 週2回 | 週末にまとめて | 2組 |
| 週3回 | 週末にまとめて | 3組 |
| 週3回以上 | 2日に1回 | 2組 |
1組はトップス1枚・下1枚・靴下1足で数えます。回数が増えたときに最初に足りなくなるのは靴下なので、靴下だけ多めに持っておくと、組の数を増やさずに回せます。
洗い方は他の衣類と分けてください。戻りの速い生地は、乾燥の熱でその速さが落ちます。
更衣室で着替える順番
時間が読めるようになる並びがあります。
- 下から着る。ウエストの位置を先に決めてしまう
- 靴下を履く。この段階なら座って履けます
- トップスを着て、その場で腕を1回上げる。裾の位置をここで確認します
- 靴を履く
- 羽織りは脱いで、まとめて置く
3番目の1回で、その日の裾の位置が決まります。帰りは逆順にすると、荷物の順番がそのまま戻ります。
どちらとも取れるとき
判定が割れる形は3つあります。
① 裾の上がり幅が3〜6cmで、ほかは全部通っている
使えます。ただし下のウエストの位置を、いつもより1cm上で決めてください。 裾が上がっても、下との重なりが残ります。
② ウエストの下がり幅が2〜4cmで、生地の戻りが速い
使えます。戻りの速い生地は、下がったあとも引き上げやすい。戻りが遅い生地で同じ下がり幅なら、そちらを先に替えます。
③ 判定は全部通るが、器具に当たる面が多い
脇や膝の裏に布がたまる形です。たまる本数を数えて、3本以上なら1サイズ小さい側ではなく、たまらない型に替えてください。 小さくすると判定①と③が両方通らなくなります。
3つとも、倒す先は同じです。動作の回数が少ないほうを取る。 ジムでの1回は往復で2回になり、それが週の回数だけ積み上がります。
よくある取り違え
「速く乾く素材なら何でもいい」|乾く速さと、形が戻る速さは別です。判定④で見ているのは後者です。
「大きめを買えば動きやすい」|身頃が広いほど裾は上がりにくくなりますが、布が器具に触れる面は増えます。 判定①と、たまる布の本数は逆方向に動きます。
「丈は長いほうが安心」|長い丈は判定③の結果を変えます。丈を変えたら、しゃがむ判定をやり直してください。
「靴下は何でも同じ」|落ちてくる靴下は、運動の途中で立ち止まる回数を増やします。かかと10回で確かめれば1分で済みます。
まとめ
- 両腕を真上に上げて、裾の上がりが3cm以内なら通る
- 同じ動作で脇に斜めの線が出るなら、身頃の幅か肩の作りが合っていない
- しゃがんでウエストが2cm以内しか下がらないものを選ぶ
- 生地をつまんで離して、3秒以内に戻るものを選ぶ
- 4つのうち3つ通れば使える。 2つ以下なら替える
- 丈を変えたら、しゃがむ判定をやり直す
- 靴下は、その靴でかかとを10回上げ下げして落ちないもの
- 組数は、週の回数と洗う間隔で決まる。足りなくなるのは靴下から
判定は全部、家で1分で終わります。立って鏡を見るのではなく、腕を上げて、しゃがんで、つまんで離す。 その3つの動作で決まります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. ジムウェアは、まず何から決めればいいですか
- 上のトップスの裾から決めてください。両腕を真上に上げて、裾が何cm上がるかを鏡で見ます。3cm以内なら通ります。ここが通っていないと、マシンに乗るたびに裾を直すことになり、それだけで1回あたりの動作が増えます。逆にここが通っていれば、下は丈と落ち方だけで決められるので、選ぶ順番としてはトップスが先です。丈の目安は、腕を下ろした状態で腰骨の下に3cm以上かかっていることです。
- Q. レギンスとパンツ、どちらが扱いやすいですか
- 使うマシンで決まります。座って足を動かす器具が中心なら、脚に沿って動く型のほうが布の巻き込みがありません。歩く・走る・立って行う運動が中心なら、裾に向かって細くなる型でも足ります。判定は形の名前ではなく、しゃがんだときにウエストが何cm下がるかで出してください。2cm以内なら通ります。下がるものは、運動のたびに引き上げる動作が入ります。
- Q. 綿のTシャツで行ってはいけませんか
- だめではありませんが、乾く速さが違います。判定は生地をつまんで離したときの戻りで出せます。3秒以内で元に戻る生地は、汗を含んだあとも同じ速さで形が戻ります。戻りが遅い生地は、濡れたあと体に沿ったまま動きません。綿でも薄く織られたものは戻りが速く、厚く編まれたものは遅い。素材の名前ではなく、手元の一枚をつまんで確かめるほうが早く決まります。
- Q. 何組そろえれば足りますか
- 週に通う回数と、洗濯を回す間隔で決まります。週2回で週末にまとめて洗うなら2組、週3回以上なら3組が下限です。1組はトップス1枚・下1枚・靴下1足で数えます。ここを下回ると、乾いていない一枚を持っていく日が出ます。回数が増えたときに最初に足りなくなるのは靴下なので、靴下だけ多めに持っておくと組の数を増やさずに回ります。
- Q. 行き帰りに何を重ねればいいですか
- 前が開く一枚を1つ持っておくと、上に着るものを増やさずに済みます。判定は袖です。運動する一枚の上から羽織って、腕を真上に上げたときに脇が引っぱられないこと。羽織りの袖が細いと、着替えのときに腕が抜けにくくなります。丈は、下のウエストが隠れる長さがあると、更衣室から出たあとに裾を気にしなくて済みます。運動が終わったあとの装いは別の軸になるので、下に挙げた記事に分けてあります。
— メグラシ編集部





