茶色に寒色を合わせる|黄寄りの茶は上、赤寄りの茶は下に置くと境目が濁らない

茶とネイビー、茶とブルー。この組み合わせで起きる失敗は、明るさが近いことでも面積が半々になることでもありません。
起きているのは、境目に第三の色が見えていることです。赤寄りの茶と青が隣り合うと、触れている線のあたりに紫っぽいにじみが出ます。それが顔のすぐ下にあると、顔色まで一緒に沈みます。
だから決めるのは1つです。その茶が黄に寄っているか、赤に寄っているか。
判定は10秒|白い紙の上で1cm重ねる
全身を鏡で見ないでください。境目の変化が全体の印象に混ざって、読めなくなります。
- 白い紙か白い布を平らに置く
- その上に茶の生地を置く
- 寒色の生地を、茶の端に1cmだけ重ねる
- 境目から3cmの範囲だけを、10秒見る
見るのは、境目に紫の帯があるかどうかです。
- 帯が見える → 赤寄りの茶
- 境目が澄んで、青のほうが濃く見える → 黄寄りの茶
- どちらも起きず、2枚が同じ濃さに沈む → 灰寄りの茶
判定で分かれる、上下の置き方
判定が出たら、置き方は自動的に決まります。
| 茶の傾き | 境目で起きること | 茶を置く場所 |
|---|---|---|
| 黄寄り | 境目が澄み、青が濃く見える | 上でよい。顔の下でも濁らない |
| 赤寄り | 境目に紫がにじむ | 下。顔から離す |
| 灰寄り | 2枚が同じ濃さに沈む | どちらでもよい。素材で差を作る |
**面積の比率ではありません。**赤寄りの茶を上に置くと、面積が小さくても顔のすぐ下に境目が来ます。にじみは境目でしか起きないので、効くのは面積ではなく位置です。
黄寄りの茶|上に置ける
土や砂に近く見える茶です。この茶と青を隣り合わせると、互いを濃く見せます。 境目は澄み、2枚がはっきり分かれます。
だから、黄寄りの茶は上に置けます。顔のすぐ下に来ても、顔色に影響しません。むしろ、青を下に置いたときに足元が締まって見えます。
上に置くときの条件は1つ。茶の面が顔から30cmより近い位置にあるなら、その茶の下に一段暗い線を1本入れてください。 襟のあるインナー、細いネックレス、スカーフのどれでも構いません。これがないと、顔の下いっぱいが1色の面になります。
赤寄りの茶|下に置く
レンガや栗の皮に近く見える茶です。赤が入っているぶん、青と隣り合うと赤と青が混ざって見える帯が境目にできます。
対処は、その帯を顔から離すことです。茶を下半身に置いて、寒色を上に。 境目は腰の位置に来るので、顔まわりには届きません。
上に置きたい日は、境目に肌か白を挟んでください。前を開けて中の白いインナーを見せる、襟を抜いて肌を見せる。境目が直接触れていなければ、にじみは出ません。
灰寄りの茶|沈むかどうかだけ見る
埃をかぶったように見える茶です。この茶は青と隣り合っても紫を作りません。代わりに起きるのは、2枚が同じ濃さに沈んで、1枚に見えることです。
上下どちらに置いても構いませんが、境目が読めるかどうかは確かめてください。判定は同じ手順で、境目から3cmを見て線が見えるかです。線が消えていたら、素材で差を作ります。
差の作り方は2つ。片方を起毛したものにするか、片方を平らで光るものにするか。同じ濃さでも、表面の状態が違えば境目に線が戻ります。
どちらを起毛にするかは、上下で決めます。起毛したほうは光を吸うので、置いた場所が引っ込んで見えます。 顔に近い側を起毛にすると顔まわりが静かになり、足元側を起毛にすると下半身が締まります。狙いが決まっていないなら、足元側から試すほうが失敗しません。顔まわりは、変えた結果がそのまま顔色として返ってくる場所だからです。
寒色が暗いか明るいかで、触れてよい長さが変わる
茶の傾きで上下が決まったら、次は寒色の側です。ここで見るのは2色が直接触れている線の長さです。
ネイビーのように暗い寒色は、茶と直接触れる線が長いと、遠目に1色として見えます。前を開けて肌や白を挟むか、触れる線を短くしてください。
明るいブルーは、茶とはっきり分かれます。直接触れても構いません。むしろ触れる線が短すぎると、2色が別々に置かれただけに見えます。
**暗い寒色は離す、明るい寒色は触れさせる。**この一行で足ります。
前を開けるか閉じるかで、線の長さは倍近く変わる
上着の前を閉じると、茶と寒色が触れる線は襟から裾までの1本になります。開けると、その線が左右に分かれ、あいだに中に着たものが入ります。
閉じる = 触れる線が長い。開ける = 短い。
だから、赤寄りの茶を上に置きたい日は前を開ける。暗い寒色と組む日も前を開ける。逆に、明るいブルーと黄寄りの茶なら、閉じたほうが線が1本通ってまとまります。
ピンクは、青みか黄みかで側が入れ替わる
ピンクと茶の組み合わせは、ピンクの側で扱いが変わります。判定はやはり白い紙の上です。
青みのピンク(灰がかって見える)は寒色の側です。ネイビーやブルーと同じ扱いになります。赤寄りの茶と隣り合わせると、境目に紫が出やすいので、茶を下へ。
黄みのピンク(暖かく見える)は茶と同じ側です。2色ではなく1色の濃淡として数えます。この場合は、寒色をもう1つ足せます。
数え方が変わる、というのがここでの要点です。黄みのピンクと茶を「2色使った」と数えると、色を足せなくなります。
小物で回収する|どちらに寒色を置くか
上下を入れ替えたけれど、寒色の面積が減りすぎた。こういうときは小物で戻します。
置き場所は足元です。バッグは動くので位置が定まらず、境目の判定が使えません。靴なら、下半身の茶の面の下端に寒色が来るので、線が1本増えるだけで済みます。
逆に、**顔まわりに小物で寒色を足すのは、赤寄りの茶を上に置いている日だけ避けてください。**境目を増やすことになります。
どちらとも取れるとき①|茶の傾きが読めない
紫のにじみも、澄んだ境目も、はっきりしない。この場合は赤寄りとして扱ってください。
赤寄りの置き方(茶を下)は、黄寄りの茶でやっても失敗しません。逆は失敗します。取り返しのつかない側を避ける、で決まります。
どちらとも取れるとき②|2枚とも暗い
茶もネイビーも暗くて、境目が見えない。この場合は上下の話ではなく、線を1本挟むほうが先です。
挟むのは、境目に来るもの。ベルト、細い線の入ったインナーの裾、シャツの襟。2枚の中間の明るさである必要はありません。 明るいか暗いか、どちらかに振り切れているほうが線として読めます。
どちらとも取れるとき③|柄の中に両方入っている
1枚の柄物に茶と寒色が両方入っている。この場合は、柄の中でいちばん広い色を1色として数え、その1色で判定してください。
柄の中で起きる境目のにじみは、面積が小さいので遠目には見えません。問題になるのは、その柄物と無地の1枚が接する線のほうです。
秋の配色を3色まで絞る手順は面積の配分から決める記事にあります。ここでは色数と面積は扱っていません。
組む手順
- 白い紙の上に茶を置き、寒色を1cmだけ重ねる
- 境目から3cmを10秒見て、紫の帯があるか確かめる
- 帯があれば赤寄り。茶を下、寒色を上へ
- 帯がなく境目が澄んでいれば黄寄り。茶を上に置ける
- 寒色が暗いなら前を開けて触れる線を短くする。明るいなら閉じてよい
- 黄寄りの茶を上に置く日は、顔との間に線を1本入れる
- 寒色の面積が足りなければ、足元で回収する
まとめ
茶と寒色の組み合わせを決めているのは、茶が黄寄りか赤寄りかです。
赤寄りは青と境目で紫を作るので、顔から離して下へ。黄寄りは境目が澄むので上に置けます。灰寄りは沈むかどうかだけ見て、素材で線を戻します。
そのうえで、暗い寒色は離し、明るい寒色は触れさせる。
**白い紙の上で1cm重ねて、境目から3cmを10秒。**それだけで、その日の上下が決まります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 茶色とネイビーを合わせると野暮ったく見えます。何が原因ですか
- その茶が赤寄りで、しかも顔の側に来ている可能性が高いです。赤寄りの茶は、青と隣り合うと境目に紫っぽいにじみが出ます。顔のすぐ下でそれが起きると、顔色まで沈んで見えます。直し方は簡単で、上下を入れ替えて茶を下に持ってくるだけです。茶が黄寄りなら同じことは起きないので、まず自分の茶がどちらかを確かめてください。白い紙の上に茶を置き、その上に寒色を1cmだけ重ねて、境目から3cmを見ます。紫の帯が見えたら赤寄りです。
- Q. 茶の傾きは、どうやって見分けますか
- 白い紙の上に置いてください。白は基準になるので、色みの方向が読みやすくなります。土や砂に近く見えるなら黄寄り、レンガや栗の皮に近く見えるなら赤寄り、埃をかぶったように見えるなら灰寄りです。判断に迷ったら、その茶の隣に手持ちの青いものを1cmだけ重ねてください。境目が澄んで青が濃く見えるなら黄寄り、境目に紫のにじみが出るなら赤寄りです。組み合わせの判定は、この2色を並べた状態で行うほうが確実です。
- Q. ネイビーと明るいブルーで、扱いは変わりますか
- 変わるのは触れてよい長さです。ネイビーは暗いので、茶と直接触れている線が長いと、遠目に1色として見えます。前を開けて肌や白を挟むか、触れる線を短くしてください。明るいブルーは茶とはっきり分かれるので、直接触れても構いません。むしろ触れる線が短すぎると、2色が別々に置かれただけに見えます。同じ寒色でも、暗いほうは離す、明るいほうは触れさせる、と覚えると迷いません。
- Q. ピンクブラウンは、寒色との組み合わせに入りますか
- そのピンクが青みか黄みかで入れ替わります。青みのピンクは寒色の側なので、茶との関係はネイビーやブルーと同じ扱いになります。赤寄りの茶と青みのピンクを隣り合わせると、境目に紫が出やすいので、茶を下へ置いてください。黄みのピンクは茶と同じ側の色なので、2色ではなく1色の濃淡として数えます。この場合は寒色をもう1つ足せます。判定はやはり白い紙の上で、青みなら灰がかって見え、黄みなら暖かく見えます。
- Q. 上下を入れ替えても、しっくりこない日はどうすればいいですか
- 2色が直接触れている線を、いったん切ってください。方法は3つあります。前を開けて肌や中に着た白を境目に挟む、ベルトや細い線を1本入れる、上着の裾を出して境目を布1枚ぶんずらす。どれも、境目の紫のにじみが出る面積を減らす手です。それでも決まらないなら、その2枚は今日は組まない側です。片方を灰か生成りに替えると、同じ雰囲気のまま成立します。
— メグラシ編集部





