切り替えの多いハイカットは、靴の色を数えてから服を決める|靴が三色なら服は二色まで

切り替えで色が分かれたくるぶし丈のスニーカー。この一足が浮くのは、靴のせいではありません。靴だけで全身の色数を二つも三つも使っているのに、服の側でも同じだけ使っているからです。 先に靴を数える。残った数だけを服に使う。それだけで収まります。
見るのは、靴の中に入っている色の数
この形の靴は、面ごとに色が分かれています。つま先、側面、かかと、履き口、底、紐。それぞれが別の色になっていることがあります。
判定の軸は1つです。
靴の中の色数:一色・二色・三色・四色以上
この数が決まると、服に使える色の数が自動的に決まります。 何色が合うかを探す必要はありません。
数え方|腕の長さに離して、爪より大きい面を数える
靴を持って、腕をまっすぐ伸ばしてください。その距離で見て、親指の爪より大きく見える面だけを数えます。
小さな切り替えは数えません。縫い目の脇の細い縁、かかとの小さな布、底に入った細い線。これらは離れると見えないので、外から読まれる色にはなりません。
底は数えます。底は面積が大きく、横から見たときに帯として読まれるからです。紐も数えます。紐は細いですが、甲の上を何度も往復するので、合計の長さが面として働きます。
迷ったら、目を細めて見てください。 目を細めると細部が消えて、大きな面だけが残ります。そこに残った色が、数えるべき色です。
もうひとつの方法は、写真に撮って画面を小さく表示することです。画面上で親指の爪ほどの大きさまで縮めると、読める色だけが残ります。縮めた画面で見えない色は、外でも見えていません。
数えるときは、靴を履いた状態ではなく、手に持って横から見てください。履いた状態では上から見下ろすことになり、甲の面ばかりが大きく見えて、側面や底の帯が正しく数えられません。
一度数えたら、覚えておけます。同じ靴を履くたびに数え直す必要はありません。手持ちの靴を並べて、一色・二色・三色・四色以上の四つに分けておくと、朝は取るだけになります。
色数3段階
| 靴の色数 | 服に使える色数 | 組み方 |
|---|---|---|
| 一色〜二色 | 三色 | ふつうに組める |
| 三色 | 二色 | 上下を同系統にする |
| 四色以上 | 一色 | 全身を一色系統でそろえる |
分かれ目は三色です。 三色を超えたところから、服の側で意識して減らす必要が出ます。
全身は五色まで。靴のぶんを先に引く
上限を五色に置いています。六色以上になると、どの色が主役か決まらなくなり、全身が並列に見えます。
引き算は単純です。靴が二色なら五引く二で三色、三色なら二色、四色なら一色。服を選ぶ前にこの数を出しておくと、迷う回数が減ります。
数えるのは、外から見えている色だけです。中に着たものは、外から見えていなければ数えません。上着を脱ぐ予定がある日は、脱いだ状態でもう一度数えてください。
なぜ、靴の色数が服の色数を決めるのか
色は、数が増えるほど一つあたりの強さが落ちます。二色なら二色の関係が読まれますが、六色あると関係は読まれず、ばらばらの点として見えます。
足元は全身の下端にあり、面積は小さい場所です。そこに三色が集まっていると、小さな面積の中で色が密になります。密になった場所は、それだけで目を引きます。
服の側でも同じだけ色を使うと、上でも下でも密になり、どちらを見ればいいか決まりません。服を減らすのは、靴を見せるためです。
これは色の良し悪しの話ではありません。同じ靴が、服の色数によって浮いたり収まったりするというだけのことです。 前に履いてうまくいった日と、今日と、何が違ったのか。たいていは、服の側の枚数と色数が違っています。
確かめ方は、その日の全身を写真に撮って、色ごとに指で押さえていく方法です。押さえた指が五本を超えたら、超えています。 数えるのに道具は要りません。
上限を四つでも六つでもなく五つにしているのは、外側から見える面の数と釣り合うからです。秋の全身は、上・下・羽織り・靴・小物のおおよそ五面で構成されます。 一面につき一色なら五つ、これが上限のもとになる数です。
面が増える日は、上限も動きます。巻きものと手提げの両方を足せば七面になりますが、そのうち二面を既にある色と同じにすれば、色数は五つのままです。 面の数ではなく色の数を数える、というのはこの意味です。
白と黒は、枠を一つしか使わない
白と黒は数えますが、全身で一度しか数えません。 靴の白と服の白は、明るさが近ければ同じ一色として扱えます。
白と黒は、他の色と並んでも色みで争わない色です。だから、五つの枠のうち一つを使うだけで、上にも下にも置けます。
靴が白と黒と赤の三色なら、服にはあと二色。そのうち一色を白か黒にすれば、実質は一色ぶんの負担で済みます。 秋に使いやすいのはこの組み方です。
ただし、白どうしが同じ白かどうかは確かめてください。靴の白と服の白を触れさせて並べ、境目で片方が黄ばんで見えるなら、それは別の二色です。 その場合は枠を二つ使います。黄みの白と青みの白は、離して置けば気づかれませんが、隣り合うと差が出ます。
灰色も、白と黒のあいだにある色として同じ扱いができます。濃さが白寄りなら白の枠、黒寄りなら黒の枠に入れて数えてください。 中間の灰色だけは独立した一色として数えます。
いちばん広い色を、上に一度だけ返す
靴の中でいちばん面積の広い色を一つ選んでください。その色を、腰より上のどこかに一度だけ置きます。
置く場所は、巻きもの、袖口、手提げ、襟。どれでも構いません。足元と離れているほど、二つの点を結ぶ線が長くなります。
二度置くと、その色が全身で三か所になり、目がそこだけを往復します。一度で止めてください。
面積の狭い色は拾わなくて構いません。狭い色は離れて見ると読めないので、上に置いても対応していることが伝わりません。
紐は、色数を一つ減らす道具になる
紐は取り替えられます。靴の中の他の色と同じ色の紐に替えれば、それだけで色数が一つ減ります。
いちばん減らしやすいのは、靴の中でいちばん面積の広い色に合わせる方法です。広い色と紐が同じなら、甲の上の面がひと続きに見えます。
反対に、色数を増やしたい日もあります。全身が暗い色でまとまっていて、どこか一か所だけ明るくしたい日です。このときは紐だけを明るい色に替えれば、足元に細い線が一本入ります。
替えるのに時間はかかりません。手持ちの紐を二、三色そろえておけば、同じ一足が別の顔になります。
紐を替えたあとは、もう一度数え直してください。替えた紐が既にある色と同じなら一色減り、新しい色なら一色増えます。 増やしたのか減らしたのかを確かめないまま履くと、上限を超えたことに気づけません。
なお、色数を合わせても裾の位置が合っていないと足元は落ち着きません。この靴はくるぶしを覆う丈なので、裾は履き口の少し上で止まります。ただし、裾の位置は色数とは別に決めてください。 先に色数、次に裾の位置、という順番なら、どちらも決まります。
柄物を着る日の数え方
柄の中に入っている色は、離れて見て読める色だけを数えます。細かい柄は、離れると混ざって一つの色に見えます。
大きな柄なら、その中の色を一つずつ数えてください。二色の大きな柄なら二色ぶんです。
柄物を着る日は、靴が三色以上だと合計が上限に届きます。 どちらかを選ぶ日だと考えて、靴を一色か二色のものに替えるほうが早く決まります。
秋の重ね着で、色数はどう増えるか
夏は上と下の二枚で済んでいました。秋になると羽織りが増え、巻きものが増えます。外から見える枚数が二枚増えると、色数も二つ増えます。
対処は、外側の一枚と巻きものを同じ色にすることです。この二つは面積が大きいので、そろえると全身が一色ぶん静かになります。
もう一つは、増えた二枚を白か黒にすることです。白と黒は枠を一つしか使わないので、二枚増えても色数は増えません。
どちらとも取れるとき|同じ色の濃さ違い
濃い茶と薄い茶、濃紺と水色。これらを二色と数えるか一色と数えるか。明るさが三段以上離れているなら二色、二段以内なら一色として数えてください。
見分け方は、写真に撮って白黒にすることです。白黒にしたときに、明らかに濃さの違う二つの面に見えるなら二色です。 ほとんど同じ濃さに見えるなら一色として扱えます。
どちらとも取れるとき|服の色数が先に決まっている
その日に着るものが先に決まっていて、色数が三つある。このときは、靴を一色か二色のものに替えてください。
服のほうが面積が大きいので、後から減らすのは手間がかかります。面積の小さい側、つまり靴を替えるほうが速く終わります。
替える一足が無いなら、紐で一色減らしてください。それで四色が三色になり、合計が上限に収まることがあります。
どちらとも取れるとき|靴が四色以上ある
服を一色系統でそろえてください。上下と羽織りを同じ色の濃さ違いにすれば、全身の色数は一つで済みます。
このとき、靴の中のいちばん広い色を服の色として選ぶと、足元と全身がつながります。靴に茶が広く入っているなら、服も茶の系統でそろえる。この形なら、四色の靴でも収まります。
同じ色でそろえるとき、濃さは二段まで離して構いません。濃い茶の羽織りに薄い茶の上、その中間の下。三つとも茶なので色数は一つですが、濃さが違うので面の境目は読めます。 一色でそろえると平らになるという心配は要りません。
それでも足りない日は、白か黒を一つだけ足してください。白と黒は枠を一つしか使わないので、四色の靴に足しても合計は五つで止まります。 秋なら、外側の一枚を黒にするのがいちばん手数が少ない方法です。
よくある失敗と、その直し方
| よくある失敗 | 起きること | 直し方 |
|---|---|---|
| 靴の色を数えずに服を決める | 全身が六色以上になり、主役が決まらない | 靴を先に数え、五から引く |
| 靴の色を上に二度置く | その色が三か所になり、目が往復する | 上に置くのは一度だけ |
| 面積の狭い色を上で拾う | 離れると読めず、対応が伝わらない | いちばん広い色を拾う |
| 三色の靴に柄物を合わせる | 色数が上限を超える | 靴を一色か二色に替える |
| 秋に羽織りと巻きものを別の色にする | 面積の大きい色が二つ増える | 二つを同じ色にそろえる |
まとめ|先に靴を数え、五から引く
- 切り替えの多い靴は、それだけで全身の色数を二つも三つも使っている
- 数えるのは、腕の長さに離して爪より大きく見える面の色だけ
- 全身は五色まで。靴のぶんを引いた残りが、服に使える数
- いちばん広い一色を、腰より上に一度だけ置く
- 四色以上の靴は、服を一色系統でそろえるか、紐で一色減らす
色の多い靴は難しいと言われます。 けれど実際に起きていたのは、上限を決めずに足していたという単純な超過でした。
上限は五つ。引き算だけなら、鏡の前で十秒で終わります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 色の切り替えが多い靴に、何を合わせればいいですか
- 先に靴の色を数えてください。全身で使える色を五つと決めて、そこから靴の色数を引きます。靴が二色なら服に三色、三色なら二色、四色なら一色です。合わせる色を探すより、使える数を先に決めるほうが速く決まります。数え方は、靴を腕の長さに離して持ち、親指の爪より大きく見える面だけを数えるやり方です。小さな切り替えは、離れると見えないので数えません。
- Q. 白や黒も一色として数えますか
- 数えます。ただし全身で一度しか数えません。靴の白と服の白は、明るさが近ければ同じ一色として扱えます。黒も同じです。白と黒は他の色と並んでも喧嘩しないので、色数の枠を使う代わりに、どこにでも置ける色として働きます。靴が白と黒と赤の三色なら、服にはあと二色。そのうち一色を白か黒にすれば、実質は一色ぶんで済みます。
- Q. 靴の色を服のどこかに合わせたほうがいいですか
- いちばん面積の広い一色だけを、上半身に一度だけ置いてください。二度置くと、その色が全身で三か所になり、目がそこだけを追います。置く場所は腰より上です。足元と離れているほど、二つの点を結ぶ線が長くなります。面積の狭い色は拾わなくて構いません。狭い色は、離れて見ると読めないので、拾っても効果が出ません。
- Q. 靴が四色以上ある日はどうしますか
- 服を一色にそろえてください。上下と羽織りを同じ色系統でまとめると、全身の色数は靴の四色に一色を足した五つで収まります。もう一つの方法は、紐を靴の中の一色と同じ色に替えることです。紐は面積が細長いぶん目に付きやすく、独立した一色として数えられています。既にある色と同じにすれば、数え上は一色減ります。
- Q. 秋になると色数が増えてしまいます
- 重ねる枚数が増えるからです。夏は上と下の二枚で済んでいたところに、羽織りと巻きものが加わると、それだけで二色増えます。対処は、外側の一枚と巻きものを同じ色にすることです。この二つは面積が大きいので、そろえると全身の印象が一色ぶん静かになります。数えるときは、外から見えている枚数だけを数えてください。中に着たものは色数に入りません。
— メグラシ編集部





