メグラシ
自分を知る

側面に凹凸のある靴は、服の分割をゼロにする|横から光を当てて影の線を数える

メグラシ編集部//読了 12分
側面に当て布の重なったスニーカーに横から光を当て、できた影の線を数えている場面

側面に穴や当て布が重なったスニーカーが服と噛み合わないのは、靴と服の両方が細かく割れているからです。 靴の凹凸は減らせません。だから、服の側の分割をゼロにします。

見るのは、靴の側面にできる影の数

この形の靴は、側面に別の素材が重ねてあったり、穴が開いていたりします。平らな一枚ではなく、いくつもの面が段になって重なっている作りです。

判定の軸は2つです。

靴の側面の影の本数:2本以下・3〜5本・6本以上 服の側の分割の数:ゼロ・一つ・二つ以上

前者は変えられません。後者だけを動かします。

数え方|横から光を当てて、影の線を数える

靴を床に置いて、横から低い位置に光を当ててください。窓際なら、靴を窓に対して横向きに置きます。

側面に影の線が浮き出ます。当て布の縁、穴の周り、素材の変わり目。これらが影として出ます。その本数を数えてください。

真上から光を当てると影が出ません。床に近い高さから当てるのが条件です。 手元の照明を使う場合も同じで、机の高さより低い位置から当ててください。

数えるのは、離れて見て分かる影だけです。縫い目の細い筋は、3歩下がると消えます。 目を細めて見て、まだ残っている線を数えてください。

一度数えたら覚えておけます。靴の作りは変わらないので、本数も変わりません。

数えるときは、外側の側面で数えてください。内側は歩いているときにほとんど見えません。外から読まれるのは外側の面だけです。

手持ちを全部並べて、6本以上と5本以下の二つに分けておくと、その後の判断が速くなります。分けたら、靴箱の中で置き場所を変えておいてください。 6本以上の側を一段に集めておけば、その段から取った日は「無地を一枚」と決まります。

穴が開いている靴は、穴の内側が暗く見えるので、影として数えます。穴が縦に並んでいる場合、並び全体で一本と数えて構いません。 離れて見ると、縦の列は一本の線として読まれます。

影の本数3段階

影の本数靴の読まれ方服の分割の上限
2本以下平らな一面として読まれる二つまで
3〜5本細部のある一面として読まれる一つまで
6本以上細かく割れた面として読まれるゼロ

分かれ目は6本です。 そこを超えたところから、服の側で意識して減らす必要が出ます。

服の側の「分割」を数える

分割とは、面が割れている場所のことです。三つ数えます。

が一つ。離れて見て模様として読める大きさのものを数えます。細かすぎて混ざって見える柄は、一つの色として読まれるので数えません。

重ねの縁が一つずつ。外から見えている重ね着の境目の数です。袖口から出た内側の袖、裾から出た内側の裾、襟元の重なり。

切り替えが一つずつ。一枚の服の中で、生地や色が変わっている場所です。

この三つを足した数が、服の側の分割です。

数える範囲は、外から見えている面だけです。中に着たもの、羽織りの下に隠れたもの、かばんの陰になる面は数えません。 脱ぐ予定がある日は、脱いだ状態でもう一度数えてください。

小物は、面積が手のひらより大きいものだけ数えます。手提げの本体、巻きもの、帽子。これらは一つの面として読まれます。 手のひらより小さい留め具や飾りは、離れると消えるので数えません。

分割は数えるだけで、良し悪しの話ではありません。分割が多い服が悪いのではなく、靴と足すと三か所を超えるかどうかだけが問題です。 平らな靴を履く日なら、同じ服がそのまま使えます。

なぜ、両方に凹凸があると読めなくなるのか

人の目は、細かい場所を先に見ます。細かい場所が一か所なら、そこが焦点になり、残りは背景として読まれます。

細かい場所が二か所あると、目は二つを往復します。往復できるうちは読めますが、三か所を超えると往復先が決まらず、どこも背景にならなくなります。

全身が細かい断片の集まりに見える、という状態がこれです。 靴が悪いわけでも服が悪いわけでもなく、細かい場所の数だけの問題です。

確かめ方は、3歩下がって全身を見ることです。近くでは一つひとつの細部が見えますが、離れると細かい場所が何か所あるかだけが残ります。 数えられるうちは、まだ収まっています。

写真に写る日は、もう一段はっきり出ます。写真は立体を平面に置き換えるので、残るのは影と境目だけです。細かい場所が三か所あると、写真の中では三か所とも同じ強さで並びます。 実物では奥行きで区別できていたものが、平面では区別できません。

距離が近い場面ほど厳しくなります。向かい合って話す距離では、細部まで見えるので細かい場所が増えて感じられます。人と近い距離で過ごす予定の日は、分割を一つ少なめに見積もってください。

分割を減らす①|柄をやめる

いちばん大きい一つが柄です。影が6本以上の靴を履く日は、柄のない一枚にしてください。

柄をどうしても着たい日は、細かい柄を選んでください。離れて見て混ざって一色に見える柄は、分割として数えません。 判定は3歩下がって見ることです。模様が読めるなら数え、混ざって見えるなら数えません。

大きさの目安は、柄一片が親指の爪より小さいかどうかです。爪より小さい柄は、3歩下がるとほぼ混ざります。 爪より大きい柄は、離れても模様として残ります。

柄を足元から遠ざける方法もあります。上半身にだけ柄を置き、下半身と足元を無地でそろえる形です。 靴と柄が50cm以上離れていれば、二か所を同時に見ることになりません。この場合は、分割を一つとして数えたうえで、上限の一つを使い切ったと考えてください。

分割を減らす②|重ねの縁を一つにする

外から見えている重ねの縁を数えて、一つまでにしてください。袖口・裾・襟元のうち、二か所以上から内側が出ているなら、一か所に減らします。

減らし方は二つです。羽織りの前を閉じれば、中の重ねの縁は外から見えなくなります。 もう一つは、重ねる二枚を同じ色にすることです。色が同じなら縁で境目が読まれないので、数の上では消えます。

枚数を減らす必要はありません。 見えている縁の数を減らすだけです。

分割を減らす③|切り替えのない一枚を選ぶ

一枚の中で生地や色が変わっている服は、それだけで分割を持っています。胸元で色が変わる、袖だけ別の生地、腰で切り替えがある。どれも一つずつ数えます。

影が6本以上の靴を履く日は、上から下まで同じ生地・同じ色の一枚を選んでください。切り替えのない一枚は、面としてまとまって読まれます。

切り替えがあるかどうかは、明るい場所で服を平らに広げれば分かります。生地の向きが変わっている場所、縫い代で色が濃く見える場所。ここが切り替えです。 同じ色でつないである切り替えは、離れると読まれないので数えません。

上下が別の一枚どうしの組み合わせは、腰のところで一つの切り替えを持っています。上下を同じ色にすれば、この一つが消えます。 影の多い靴を履く日に上下を同系統でそろえるのは、この効き方があるからです。

秋の生地は、それ自体が分割を持つ

編み地や起毛した生地は、表面に凹凸があります。これは分割ではありませんが、細かい場所としては働きます。

目の粗い編み地は、離れて見ても目の粒が読めます。この場合は、分割を一つ持っていると考えてください。

目の詰まった生地、起毛が短い生地は、離れると平らに見えます。こちらは数えません。

判定は同じで、3歩下がって表面の粒が読めるかどうかです。秋に手に取る生地は、夏のものより粒が大きい側に寄ります。

影は、靴の色でも変わって見える

同じ作りの靴でも、色によって影の読みやすさが変わります。明るい色の靴は、面と影の差がはっきり出るので、線が数えやすくなります。

暗い色の靴は、影が地の色に沈んで見えにくくなります。この場合、実際の凹凸より少ない本数として読まれます。

つまり、同じ靴でも暗い色なら分割を一つ多く許せます。判定に迷うときは、明るい靴は厳しめに、暗い靴はゆるめに扱ってください。

光の強さでも変わります。晴れた日の屋外では影がはっきり出て、曇りの日や室内では弱くなります。外で過ごす時間が長い日は、数えた本数のまま扱ってください。 室内だけで過ごす日なら、一段ゆるめて構いません。

季節でも光の角度が変わります。秋から冬にかけて、日中の光は夏より低い角度から差します。低い角度の光は側面に長い影を作るので、同じ靴でも影の線が読まれやすくなります。 夏に問題のなかった組み合わせが、秋に噛み合わなくなるのはこのためです。

どちらとも取れるとき|影が数えられない

光の当て方が合っていない可能性があります。光源をもっと低く、床に近い高さへ下ろしてください。

それでも出ないなら、その靴は平らな一面として読まれます。影が出ない靴は、影2本以下の側として扱って構いません。

数えられないということは、外からも読まれないということです。読まれない凹凸は、合わせるときに考えなくて済みます。

どちらとも取れるとき|分割の多い服しかない

その日は靴を替えるほうが速く決まります。影の少ない一足、平らな面の一足に替えてください。

替える一足が無いなら、羽織りの前を閉じて縁を消し、柄物の上に無地の一枚を重ねてください。外から見えている面だけを無地にすれば、中に何を着ていても構いません。

どちらとも取れるとき|影が4本前後

服の分割を一つまでに抑えてください。靴で一か所、服で一か所。合計二か所なら、目は往復して両方を読めます。

数える単位は、靴で一つ、服で一つという粗さで足ります。本数を正確に数える必要があるのは、6本の境目を判定するときだけです。

よくある失敗と、その直し方

よくある失敗起きること直し方
影の多い靴に柄物を合わせる細かい場所が二か所以上になり、往復先が決まらない柄のない一枚に替える
袖口と裾の両方から内側を出す重ねの縁が二つになる一か所に減らすか、同じ色にする
真上から光を当てて数える影が出ず、本数が読めない床に近い高さから当てる
目の粗い編み地を分割に数えない実際より少なく見積もる3歩下がって粒が読めるか確かめる
暗い靴を明るい靴と同じ基準で見る実際より厳しく制限してしまう暗い靴は一つゆるめて扱う

まとめ|靴の影を数えて、服の分割を決める

  1. 側面に凹凸のある靴は、その一足で面が細かく割れている
  2. 影は、横から低い位置に光を当てて数える。6本以上なら多い側
  3. 服の分割は、柄・重ねの縁・切り替えの三つを足した数
  4. 影が6本以上なら分割はゼロ、3〜5本なら一つまで
  5. 秋の目の粗い生地は、それ自体で分割を一つ持つ

細かい作りの靴が合わせにくいと言われるのは、細かい場所が全身で三か所以上になるからです。 靴の側は変えられませんが、服の側は数えて減らせます。

数えるのに要るのは、光を一つ低い位置に置くことと、3歩下がることだけです。一度数えておけば、その靴を履く日の服選びは「無地を一枚」で終わります。

関連記事

— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 側面に凹凸の多いスニーカーは、何と合わせればいいですか
面が割れていない服です。靴の側面に穴や当て布が重なっていると、そこだけで影の線が6本も8本もできます。服の側にも柄や切り替えがあると、全身が細かい断片の集まりに見えます。柄のない一枚、切り替えのない一枚を選び、重ねる枚数も減らしてください。服の側の分割をゼロにすると、靴の凹凸が唯一の細かい場所として読まれます。
Q. 影の数はどう数えるのですか
靴を床に置いて、横から低い位置に光を当ててください。窓際なら、靴を窓に対して横向きに置きます。側面に影の線が浮き出るので、その本数を数えます。当て布の縁、穴の周り、素材の変わり目。これらが影の線になります。手元の照明を使う場合は、床に近い高さから当ててください。真上から当てると影が出ず、数えられません。
Q. 服の分割とは何を数えますか
柄・重ねの縁・切り替えの三つです。柄は、離れて見て模様として読める大きさのものを一つと数えます。重ねの縁は、外から見えている重ね着の境目の数です。切り替えは、一枚の服の中で生地や色が変わっている場所の数です。この三つを足した数が、服の側の分割です。影が6本以上の靴を履く日は、この合計をゼロにしてください。
Q. 秋は重ね着が増えるので、分割がゼロにできません
外から見えている縁だけを数えてください。中に着たものは、外から見えていなければ分割になりません。羽織りの前を閉じれば、中の重ねの縁は消えます。もう一つの方法は、重ねる二枚を同じ色にすることです。色が同じなら縁で境目が読まれないので、数の上では一つ減ります。枚数を減らす必要はありません。
Q. 影が4本くらいのときはどうしますか
服の分割を一つまでに抑えてください。靴の影が中くらいなら、服の側に一つだけ分割があっても、全身で細かい場所は二か所に収まります。二か所までなら、目は往復して両方を読めます。三か所を超えると、どこを見るか決まらなくなります。数える単位は、靴で一つ、服で一つ、という粗さで足ります。

— メグラシ編集部

あわせて読みたい

底が外へ張り出した靴は、裾幅との差を3cm以内にする|細い裾だと足だけが前に出る

自分を知る

底が外へ張り出した靴は、裾幅との差を3cm以内にする|細い裾だと足だけが前に出る

底が横へ張り出したスニーカーで足元だけが大きく見えるのは、裾幅との差が開いているためです。真上から靴の幅を測る方法、裾を平らに置いて測る方法、差3段階、裾を上げる直し方と靴の甲へ落とす直し方、秋に差が動く条件まで整理しました。

メグラシ編集部読了 12分
つま先に線の入った布の靴は、足元の横線を三本までにする|床から15cmの境目を数える

自分を知る

つま先に線の入った布の靴は、足元の横線を三本までにする|床から15cmの境目を数える

薄い布のローカットを履いた日に足首がこまごまして見えるのは、足元に横線が集まっているためです。床から15cmの範囲で境目を数える方法、本数3段階、靴が持っている線と靴下や裾が足す線の分け方、三本まで減らす三つの手順、秋に線が増える条件まで整理しました。

メグラシ編集部読了 12分
切り替えの多いハイカットは、靴の色を数えてから服を決める|靴が三色なら服は二色まで

自分を知る

切り替えの多いハイカットは、靴の色を数えてから服を決める|靴が三色なら服は二色まで

切り替えで色が分かれたくるぶし丈のスニーカーが浮くのは、全身の色数が先に埋まっているためです。腕の長さに離して爪より大きい面を数える方法、色数3段階、全身は五色までという上限の引き算、紐で一色減らす手順、秋に色数が増える条件まで整理しました。

メグラシ編集部読了 12分
甲の薄い革のローカットは靴下の厚みで決まる|2mmを超えると靴の形が消える

自分を知る

甲の薄い革のローカットは靴下の厚みで決まる|2mmを超えると靴の形が消える

側面に細い線の入った、甲の薄い革のローカットが決まらない日は、たいてい靴下が厚すぎます。靴下を二枚重ねて指でつまむ測り方、厚み3段階、履き口から出す長さ0cm・2cm・5cmの使い分け、色の決め方、秋に素足で履ける気温の線まで整理しました。

メグラシ編集部読了 12分
白い底の帯は、全部見せるか全部隠すかで決める|半分だけ見えていると足元で目が止まる

自分を知る

白い底の帯は、全部見せるか全部隠すかで決める|半分だけ見えていると足元で目が止まる

底に白い帯の入ったスニーカーで足元が落ち着かないのは、帯が半分だけ見えているためです。床から帯の上端までを測る方法、見え方3段階、裾を帯の上で止める形と床から2cmまで下ろす形、帯の高さで選び方が決まる基準、秋に見え方が動く条件まで整理しました。

メグラシ編集部読了 12分
白い靴は白い服と触れさせて確かめる|境目で片方が黄ばんで見えたら離して置く

自分を知る

白い靴は白い服と触れさせて確かめる|境目で片方が黄ばんで見えたら離して置く

白い靴と白い服を合わせた日にちぐはぐに見えるのは、二つが別の白だからです。二つを直接触れさせて境目を見る判定法、白の3系統、同じ系統なら続けられる形、違う系統のときに間へ挟む色の濃さ、秋の服との組み方まで、測れる形で整理しました。

メグラシ編集部読了 12分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

スタイリストがあなたの骨格・好みをヒアリング、季節に合わせたコーデを毎月お届けします。

まずは無料で試してみる

月額制 / 自宅で試着 / 返却時のクリーニング不要 / 送料込