側面に凹凸のある靴は、服の分割をゼロにする|横から光を当てて影の線を数える

側面に穴や当て布が重なったスニーカーが服と噛み合わないのは、靴と服の両方が細かく割れているからです。 靴の凹凸は減らせません。だから、服の側の分割をゼロにします。
見るのは、靴の側面にできる影の数
この形の靴は、側面に別の素材が重ねてあったり、穴が開いていたりします。平らな一枚ではなく、いくつもの面が段になって重なっている作りです。
判定の軸は2つです。
靴の側面の影の本数:2本以下・3〜5本・6本以上 服の側の分割の数:ゼロ・一つ・二つ以上
前者は変えられません。後者だけを動かします。
数え方|横から光を当てて、影の線を数える
靴を床に置いて、横から低い位置に光を当ててください。窓際なら、靴を窓に対して横向きに置きます。
側面に影の線が浮き出ます。当て布の縁、穴の周り、素材の変わり目。これらが影として出ます。その本数を数えてください。
真上から光を当てると影が出ません。床に近い高さから当てるのが条件です。 手元の照明を使う場合も同じで、机の高さより低い位置から当ててください。
数えるのは、離れて見て分かる影だけです。縫い目の細い筋は、3歩下がると消えます。 目を細めて見て、まだ残っている線を数えてください。
一度数えたら覚えておけます。靴の作りは変わらないので、本数も変わりません。
数えるときは、外側の側面で数えてください。内側は歩いているときにほとんど見えません。外から読まれるのは外側の面だけです。
手持ちを全部並べて、6本以上と5本以下の二つに分けておくと、その後の判断が速くなります。分けたら、靴箱の中で置き場所を変えておいてください。 6本以上の側を一段に集めておけば、その段から取った日は「無地を一枚」と決まります。
穴が開いている靴は、穴の内側が暗く見えるので、影として数えます。穴が縦に並んでいる場合、並び全体で一本と数えて構いません。 離れて見ると、縦の列は一本の線として読まれます。
影の本数3段階
| 影の本数 | 靴の読まれ方 | 服の分割の上限 |
|---|---|---|
| 2本以下 | 平らな一面として読まれる | 二つまで |
| 3〜5本 | 細部のある一面として読まれる | 一つまで |
| 6本以上 | 細かく割れた面として読まれる | ゼロ |
分かれ目は6本です。 そこを超えたところから、服の側で意識して減らす必要が出ます。
服の側の「分割」を数える
分割とは、面が割れている場所のことです。三つ数えます。
柄が一つ。離れて見て模様として読める大きさのものを数えます。細かすぎて混ざって見える柄は、一つの色として読まれるので数えません。
重ねの縁が一つずつ。外から見えている重ね着の境目の数です。袖口から出た内側の袖、裾から出た内側の裾、襟元の重なり。
切り替えが一つずつ。一枚の服の中で、生地や色が変わっている場所です。
この三つを足した数が、服の側の分割です。
数える範囲は、外から見えている面だけです。中に着たもの、羽織りの下に隠れたもの、かばんの陰になる面は数えません。 脱ぐ予定がある日は、脱いだ状態でもう一度数えてください。
小物は、面積が手のひらより大きいものだけ数えます。手提げの本体、巻きもの、帽子。これらは一つの面として読まれます。 手のひらより小さい留め具や飾りは、離れると消えるので数えません。
分割は数えるだけで、良し悪しの話ではありません。分割が多い服が悪いのではなく、靴と足すと三か所を超えるかどうかだけが問題です。 平らな靴を履く日なら、同じ服がそのまま使えます。
なぜ、両方に凹凸があると読めなくなるのか
人の目は、細かい場所を先に見ます。細かい場所が一か所なら、そこが焦点になり、残りは背景として読まれます。
細かい場所が二か所あると、目は二つを往復します。往復できるうちは読めますが、三か所を超えると往復先が決まらず、どこも背景にならなくなります。
全身が細かい断片の集まりに見える、という状態がこれです。 靴が悪いわけでも服が悪いわけでもなく、細かい場所の数だけの問題です。
確かめ方は、3歩下がって全身を見ることです。近くでは一つひとつの細部が見えますが、離れると細かい場所が何か所あるかだけが残ります。 数えられるうちは、まだ収まっています。
写真に写る日は、もう一段はっきり出ます。写真は立体を平面に置き換えるので、残るのは影と境目だけです。細かい場所が三か所あると、写真の中では三か所とも同じ強さで並びます。 実物では奥行きで区別できていたものが、平面では区別できません。
距離が近い場面ほど厳しくなります。向かい合って話す距離では、細部まで見えるので細かい場所が増えて感じられます。人と近い距離で過ごす予定の日は、分割を一つ少なめに見積もってください。
分割を減らす①|柄をやめる
いちばん大きい一つが柄です。影が6本以上の靴を履く日は、柄のない一枚にしてください。
柄をどうしても着たい日は、細かい柄を選んでください。離れて見て混ざって一色に見える柄は、分割として数えません。 判定は3歩下がって見ることです。模様が読めるなら数え、混ざって見えるなら数えません。
大きさの目安は、柄一片が親指の爪より小さいかどうかです。爪より小さい柄は、3歩下がるとほぼ混ざります。 爪より大きい柄は、離れても模様として残ります。
柄を足元から遠ざける方法もあります。上半身にだけ柄を置き、下半身と足元を無地でそろえる形です。 靴と柄が50cm以上離れていれば、二か所を同時に見ることになりません。この場合は、分割を一つとして数えたうえで、上限の一つを使い切ったと考えてください。
分割を減らす②|重ねの縁を一つにする
外から見えている重ねの縁を数えて、一つまでにしてください。袖口・裾・襟元のうち、二か所以上から内側が出ているなら、一か所に減らします。
減らし方は二つです。羽織りの前を閉じれば、中の重ねの縁は外から見えなくなります。 もう一つは、重ねる二枚を同じ色にすることです。色が同じなら縁で境目が読まれないので、数の上では消えます。
枚数を減らす必要はありません。 見えている縁の数を減らすだけです。
分割を減らす③|切り替えのない一枚を選ぶ
一枚の中で生地や色が変わっている服は、それだけで分割を持っています。胸元で色が変わる、袖だけ別の生地、腰で切り替えがある。どれも一つずつ数えます。
影が6本以上の靴を履く日は、上から下まで同じ生地・同じ色の一枚を選んでください。切り替えのない一枚は、面としてまとまって読まれます。
切り替えがあるかどうかは、明るい場所で服を平らに広げれば分かります。生地の向きが変わっている場所、縫い代で色が濃く見える場所。ここが切り替えです。 同じ色でつないである切り替えは、離れると読まれないので数えません。
上下が別の一枚どうしの組み合わせは、腰のところで一つの切り替えを持っています。上下を同じ色にすれば、この一つが消えます。 影の多い靴を履く日に上下を同系統でそろえるのは、この効き方があるからです。
秋の生地は、それ自体が分割を持つ
編み地や起毛した生地は、表面に凹凸があります。これは分割ではありませんが、細かい場所としては働きます。
目の粗い編み地は、離れて見ても目の粒が読めます。この場合は、分割を一つ持っていると考えてください。
目の詰まった生地、起毛が短い生地は、離れると平らに見えます。こちらは数えません。
判定は同じで、3歩下がって表面の粒が読めるかどうかです。秋に手に取る生地は、夏のものより粒が大きい側に寄ります。
影は、靴の色でも変わって見える
同じ作りの靴でも、色によって影の読みやすさが変わります。明るい色の靴は、面と影の差がはっきり出るので、線が数えやすくなります。
暗い色の靴は、影が地の色に沈んで見えにくくなります。この場合、実際の凹凸より少ない本数として読まれます。
つまり、同じ靴でも暗い色なら分割を一つ多く許せます。判定に迷うときは、明るい靴は厳しめに、暗い靴はゆるめに扱ってください。
光の強さでも変わります。晴れた日の屋外では影がはっきり出て、曇りの日や室内では弱くなります。外で過ごす時間が長い日は、数えた本数のまま扱ってください。 室内だけで過ごす日なら、一段ゆるめて構いません。
季節でも光の角度が変わります。秋から冬にかけて、日中の光は夏より低い角度から差します。低い角度の光は側面に長い影を作るので、同じ靴でも影の線が読まれやすくなります。 夏に問題のなかった組み合わせが、秋に噛み合わなくなるのはこのためです。
どちらとも取れるとき|影が数えられない
光の当て方が合っていない可能性があります。光源をもっと低く、床に近い高さへ下ろしてください。
それでも出ないなら、その靴は平らな一面として読まれます。影が出ない靴は、影2本以下の側として扱って構いません。
数えられないということは、外からも読まれないということです。読まれない凹凸は、合わせるときに考えなくて済みます。
どちらとも取れるとき|分割の多い服しかない
その日は靴を替えるほうが速く決まります。影の少ない一足、平らな面の一足に替えてください。
替える一足が無いなら、羽織りの前を閉じて縁を消し、柄物の上に無地の一枚を重ねてください。外から見えている面だけを無地にすれば、中に何を着ていても構いません。
どちらとも取れるとき|影が4本前後
服の分割を一つまでに抑えてください。靴で一か所、服で一か所。合計二か所なら、目は往復して両方を読めます。
数える単位は、靴で一つ、服で一つという粗さで足ります。本数を正確に数える必要があるのは、6本の境目を判定するときだけです。
よくある失敗と、その直し方
| よくある失敗 | 起きること | 直し方 |
|---|---|---|
| 影の多い靴に柄物を合わせる | 細かい場所が二か所以上になり、往復先が決まらない | 柄のない一枚に替える |
| 袖口と裾の両方から内側を出す | 重ねの縁が二つになる | 一か所に減らすか、同じ色にする |
| 真上から光を当てて数える | 影が出ず、本数が読めない | 床に近い高さから当てる |
| 目の粗い編み地を分割に数えない | 実際より少なく見積もる | 3歩下がって粒が読めるか確かめる |
| 暗い靴を明るい靴と同じ基準で見る | 実際より厳しく制限してしまう | 暗い靴は一つゆるめて扱う |
まとめ|靴の影を数えて、服の分割を決める
- 側面に凹凸のある靴は、その一足で面が細かく割れている
- 影は、横から低い位置に光を当てて数える。6本以上なら多い側
- 服の分割は、柄・重ねの縁・切り替えの三つを足した数
- 影が6本以上なら分割はゼロ、3〜5本なら一つまで
- 秋の目の粗い生地は、それ自体で分割を一つ持つ
細かい作りの靴が合わせにくいと言われるのは、細かい場所が全身で三か所以上になるからです。 靴の側は変えられませんが、服の側は数えて減らせます。
数えるのに要るのは、光を一つ低い位置に置くことと、3歩下がることだけです。一度数えておけば、その靴を履く日の服選びは「無地を一枚」で終わります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 側面に凹凸の多いスニーカーは、何と合わせればいいですか
- 面が割れていない服です。靴の側面に穴や当て布が重なっていると、そこだけで影の線が6本も8本もできます。服の側にも柄や切り替えがあると、全身が細かい断片の集まりに見えます。柄のない一枚、切り替えのない一枚を選び、重ねる枚数も減らしてください。服の側の分割をゼロにすると、靴の凹凸が唯一の細かい場所として読まれます。
- Q. 影の数はどう数えるのですか
- 靴を床に置いて、横から低い位置に光を当ててください。窓際なら、靴を窓に対して横向きに置きます。側面に影の線が浮き出るので、その本数を数えます。当て布の縁、穴の周り、素材の変わり目。これらが影の線になります。手元の照明を使う場合は、床に近い高さから当ててください。真上から当てると影が出ず、数えられません。
- Q. 服の分割とは何を数えますか
- 柄・重ねの縁・切り替えの三つです。柄は、離れて見て模様として読める大きさのものを一つと数えます。重ねの縁は、外から見えている重ね着の境目の数です。切り替えは、一枚の服の中で生地や色が変わっている場所の数です。この三つを足した数が、服の側の分割です。影が6本以上の靴を履く日は、この合計をゼロにしてください。
- Q. 秋は重ね着が増えるので、分割がゼロにできません
- 外から見えている縁だけを数えてください。中に着たものは、外から見えていなければ分割になりません。羽織りの前を閉じれば、中の重ねの縁は消えます。もう一つの方法は、重ねる二枚を同じ色にすることです。色が同じなら縁で境目が読まれないので、数の上では一つ減ります。枚数を減らす必要はありません。
- Q. 影が4本くらいのときはどうしますか
- 服の分割を一つまでに抑えてください。靴の影が中くらいなら、服の側に一つだけ分割があっても、全身で細かい場所は二か所に収まります。二か所までなら、目は往復して両方を読めます。三か所を超えると、どこを見るか決まらなくなります。数える単位は、靴で一つ、服で一つ、という粗さで足ります。
— メグラシ編集部





