メグラシ
自分を知る

ブレスレットウォッチは、1日に時刻を何回見るかで選ぶ|10回以上なら飾りの形では足りない

メグラシ編集部//読了 12分
細いチェーンの腕時計を着けた手首を返して、文字盤の向きと読める距離を確かめている場面

ブレスレットウォッチを買ったのに使わなくなるのは、形の好みが外れたからではありません。 1日に時刻を見る回数と、文字盤の作りが合っていないだけです。

先に数えるのは、時計の大きさではありません。回数です。

見るのは、1日に時刻を見る回数

ブレスレットウォッチは、輪としての細さと、時計としての読みやすさが逆を向いています。細いほど手首になじみますが、細いほど文字盤は小さく、回りやすくなります。

どちらを優先するかは好みでは決まりません。1日に何回その文字盤を見るかで決まります。 3回なら読みにくさは3回ぶんですが、20回なら20回ぶんです。

判定の軸は1つです。1日に時刻を確認した回数。

回数の数え方

1日ぶん数えます。時刻を確認するたびに、メモへ線を1本引いてください。

数えるのは、腕時計で見た回数だけではありません。スマートフォンで見た回数も、壁の時計で見た回数も、同じ数に入れます。 手元で読めていれば、そちらで済んでいた回数だからです。

1日だけだと予定の有無で倍ちがいます。平日と休日を1日ずつ数えて、多いほうを採用してください。

数えると、思っていたより多い数が出ることが普通です。移動のある日、待ち合わせのある日、終わりの時刻が決まっている用事がある日は、20回を超えます。

回数3段階

1日の回数効いてくる条件選べる形
3回未満見た目だけ細さと形を優先できる
4〜9回文字盤の向き向きが安定する太さが要る
10回以上向き・読める距離・留め具3つとも満たす形に絞る

回数が増えるほど、選べる形は狭くなります。狭いほうが、外れる確率は下がります。

3回未満のとき、何が起きるか

朝に予定を確認して、昼に1回、帰りに1回。この回数なら、読みにくさは実害になりません。

この段では、細いチェーンの形、文字盤が小さい形、数字のない形を選んで構いません。手首を返す動きが3回入っても、1日の中では気になりません。

ただしこの段には別の条件があります。回数が少ない人ほど、時計は見られる側になります。 手元で1日中人の目に入るので、色の数と輪の並びのほうが効いてきます。手首の上で数えられる色が2色以内に収まっているかを、先に確かめてください。

4〜9回のとき、何が起きるか

半日に数回、時刻を確認する使い方です。ここから文字盤の向きが効き始めます。

細いチェーンの形は、腕を下ろすと文字盤が手首の側面や裏へ回ります。見るたびに手首を返す動きが1回増えるので、9回なら9回ぶんです。

この段で必要なのは、向きが安定することだけです。読める距離は、ひじを曲げて手元に寄せられれば足ります。数字がなくても、針の位置で読めれば構いません。

向きを安定させる手は、チェーンの太さか、内周の詰め方です。落ちる距離が2cm以内に収まっていれば、回る量も小さくなります。

10回以上のとき、何が起きるか

移動が多い日、終わりの時刻が決まっている用事がある日は、この段に入ります。

この段では3つが同時に効きます。文字盤の向き、読める距離、留め具の速さ。どれか1つでも外れると、途中からスマートフォンで見るほうへ切り替わります。切り替わった時点で、その時計は飾りとして手首にあるだけになります。

飾りとして使うと決めているなら、それで問題はありません。問題になるのは、時計として買ったのに飾りにしかならなかったときです。 回数を先に数えておけば、この行き違いは起きません。

文字盤が手首の上を向いている時間の割合

向きの判定は、腕を下ろして10秒待つだけで出ます。

腕を体の横へまっすぐ下ろし、10秒そのままにします。それから、顔だけ動かして手首を見てください。文字盤が真上を向いていれば、見るときの動きは0回です。側面を向いていれば手首を返す動きが1回、裏へ回っていれば手首を返して位置を戻す動きが2回入ります。

10秒後の向き読むまでの動き向いている回数
真上0回どの回数でも使える
側面1回9回まで
2回3回未満

1回の判定では偏るので、腕を振ってから下ろす、をもう2回繰り返して、3回中2回で同じ向きになるほうを採用してください。

チェーンの形で、文字盤の向きが決まる

向きが決まるのは、輪の作りです。

平たい帯のチェーンは、面が手首に沿うので回りにくくなります。丸い断面の鎖は、どの向きにも同じように転がるので回ります。輪が一体になっていて開かない形は、内周が決まっているので回りません。

もう1つ効くのが、文字盤の裏側の面積です。裏が平らで手首に接する面が広いほど、摩擦で止まります。裏が丸く盛り上がっている形は、点で接するので回ります。

回る形を回らなくする手は、内周を詰めることです。留める輪を1つ手前にする、コマを1つ外す。5mm詰めると、回る量ははっきり減ります。 詰めすぎの目安は、外したあと手首に残る跡が15分以上消えないことです。

留め具が、片手で閉じられるか

細い形は留め具も小さくなります。ここが回数に効きます。

確かめ方は、利き手と逆の手だけで閉じられるかです。時計を着ける側の手首に乗せ、反対の手を使わずに留め具を閉じます。鏡の前で3回やって、平均の秒数を出してください。

30秒以内なら、日常の着け外しで困りません。両手が要る形は、荷物を持っている場面では実質的に着け直せないので、外したまま帰ることになります。

留め具の形は3つに分かれます。金具の棒を輪に通す形は、細くても片手で扱えることがあります。小さな引き輪を指でつまんで開く形は、片手ではほぼ閉じられません。板を重ねて押し込む形は、押すだけなので速くなります。

直径が小さいほど、読める距離が縮む

読みやすさは、直径だけでは決まりません。地の色と針の濃さの差のほうが効きます。

判定は距離で取ります。腕をまっすぐ前へ伸ばし、その位置で時刻が読めるかを見てください。

伸ばして読めるなら、どの回数の段でも使えます。ひじを曲げないと読めないなら、4〜9回までです。顔から20cmまで近づけないと読めないなら、3回未満の使い方に向きます。

読める距離を伸ばす手は、針の側にあります。地の色が薄いなら針は濃い色、地が濃いなら針は明るい色。差が大きいほど、同じ直径でも遠くから読めます。

もう1つ効くのが、針の長さです。短針の先が文字盤の中心から半径の6割まで届いていないと、どの位置を指しているかを読むのに一拍かかります。定規を当てなくても、針の先が数字や印の並ぶ円まで届いているかを見れば分かります。届いていない形は、直径を大きくしても読める距離が伸びません。

ガラスの面が丸く盛り上がっている形も、読める距離を縮めます。斜めから見たときに数字が歪むためです。この形は、腕を伸ばした位置ではなく、手首を返して真上から見る使い方に向きます。

秋冬|袖の下から出す手数が1回増える

夏は手首を返すだけで読めたものが、秋冬は3手になります。袖をめくる、手首を返す、読む。

回数が10回を超える日にこの手数が入ると、途中からスマートフォンへ切り替わります。細い形ほど袖の下で位置が動くので、めくったときに文字盤が出てこないことも増えます。

冬に使うなら、条件は2つです。袖口の内周と、手首まわりに時計の厚みを足した長さの差が2cm以上ある服に限る。または、袖の外へ出す使い方に変える。

外へ出す場合は、袖口の生地が輪の上に乗るので、落ちる距離を1cm以内に詰めておかないと位置が定まりません。

どちらとも取れるとき|回数がちょうど10回前後

10回前後のときは、その日の予定の形で決めます。

時刻の区切りがある日、たとえば移動と待ち合わせが並ぶ日は、10回以上の段として扱ってください。区切りのない日は9回までの段で構いません。1本で通すなら、多いほうの段に合わせます。

どちらとも取れるとき|スマートフォンでも時刻を見る

スマートフォンで見る回数が半分以上を占める場合、時計としての条件はゆるめて構いません。

このときは、輪としての見え方を先に決めてください。手元で数えられる色が2色以内か、同じ手首の輪が3本以内か。時計の条件は、腕を下ろして10秒後に文字盤が真上を向いているか、これ1つだけ満たしておけば足ります。

よくある失敗と、その直し方

よくある失敗起きること直し方
見た目だけで選ぶ使わなくなって引き出しに入る先に1日の回数を数える
着けた直後の向きで判定する下ろすと裏へ回っている下ろして10秒後に見る
腕を曲げた位置で読めるか試す実際は伸ばした位置で読む腕を伸ばして読めるか見る
留め具を試さずに買う外したまま帰る日が増える片手で3回試して秒数を出す
夏の使い方のまま冬も続ける手数が3回になって使わなくなる袖口の差が2cm以上の服に限る

まとめ|回数を数えてから、形を決める

  1. 1日に時刻を確認した回数を数える。スマートフォンで見た回数も入れる
  2. 3回未満・4〜9回・10回以上の3段階に分ける
  3. 向きは、腕を下ろして10秒後に真上を向いているかで見る
  4. 読める距離は、腕をまっすぐ伸ばした位置で判定する
  5. 秋冬は手数が1回増えるので、袖口の差が2cm以上ある服に限る

細い形が使えないという話ではありません。 回数の少ない使い方なら、細い形がいちばん収まります。

数えるのは1日ぶんで足ります。

関連記事

— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 時刻を見る回数は、どうやって数えるのですか
1日ぶん、時刻を確認するたびにメモへ線を1本引いてください。腕時計で見た回数だけでなく、スマートフォンや壁の時計で見た回数も同じ数に入れます。手元で見られれば減っていた回数だからです。1日だけだと予定の有無で倍ちがうので、平日と休日を1日ずつ数えて、多いほうを採用します。
Q. 文字盤が横を向いてしまうのはなぜですか
チェーンが細くて柔らかいと、輪が手首の周りで自由に回るためです。文字盤には厚みと重さがあるので、腕を下ろすと重いほうが下へ回ります。判定は、腕を下ろして10秒待ってから手首を見ることです。文字盤が真上を向いていないなら、見るたびに手首を返す動きが1回増えます。回数が10回を超える日は、この1回が積み上がります。
Q. 小さい文字盤は読みにくいのですか
読める距離が縮みます。確かめ方は、腕をまっすぐ前へ伸ばした状態で時刻が読めるかどうかです。伸ばして読めるなら、どの回数でも使えます。ひじを曲げないと読めないなら4〜9回まで、顔から20cmまで近づけないと読めないなら3回未満の使い方に向きます。直径そのものより、地の色と針の濃さの差のほうが読める距離を決めます。
Q. 留め具はどこを見ればいいですか
利き手と逆の手だけで閉じられるかです。鏡の前で3回試して、平均の秒数を出してください。30秒以内なら日常の着け外しで困りません。細い形は留め具も小さいので、両手が必要になることがあります。両手が要る形は、荷物を持っている場面では実質的に着け直せないので、外したまま帰ることになります。
Q. 秋冬は何が変わりますか
袖の下から出す手数が1回増えます。夏は手首を返すだけで読めたものが、袖をめくる・手首を返す・読むの3手になります。回数が10回を超える日にこの手数が入ると、途中からスマートフォンで見るほうへ切り替わります。冬に使うなら、袖口の内周と手首まわりの差が2cm以上ある服に限るか、袖の外へ出す使い方に変えてください。

— メグラシ編集部

あわせて読みたい

電波ソーラーの腕時計は、1日に文字盤へ光が当たる分数で決まる|袖の下は0分と数える

自分を知る

電波ソーラーの腕時計は、1日に文字盤へ光が当たる分数で決まる|袖の下は0分と数える

電波ソーラーの腕時計が止まる、時刻が合わないのは、時計の性能ではなく光と電波の当たり方です。文字盤に光が当たる分数の数え方、30分未満・1〜2時間・半日以上の3段階、室内と屋外で同じ分数でも別物になる理由、夜に窓から1m以内へ置く受信の作り方、秋冬に袖で分数が半分になる条件まで、確かめる順に並べました。

メグラシ編集部読了 12分
時計の金属は、窓枠が映るかどうかで分かれる|映る面は手元の光を1つ増やす

自分を知る

時計の金属は、窓枠が映るかどうかで分かれる|映る面は手元の光を1つ増やす

同じ金属色の時計でも、手元が強く光るものと静かに見えるものがあります。差は色ではなく表面の仕上げです。窓から2m以内で枠を映して見分ける手順、鏡面・混合・つや消しの3段階、手元にある光る面の数え方、服の金具と足して考える手順、秋冬に袖で光る面が減る条件まで、確かめる順に並べました。

メグラシ編集部読了 12分
帽子の形の名前は、つばの向きを決めていて、山の高さは決めていない

自分を知る

帽子の形の名前は、つばの向きを決めていて、山の高さは決めていない

ハンチング・キャスケット・ワークキャップ・ベレーと、名前で探しても当たり外れが続くのは、名前が保証している範囲を超えて期待しているからです。名前が決めているのはつばの向き、つまり水平から何度下がって出るかと、それが前だけか全周か。ここはほぼぶれません。一方で山の高さは、同じ名前の中で2〜4cm揺れます。13の形を2つの座標に翻訳した表と、名前が保証しない3つ、試着で確かめる2か所、売り場で名前が食い違うときの扱いまで、実物を測る手順に落としました。

メグラシ編集部読了 12分
ネックレスの長さの目安|表記のcmを、鎖骨から何cm下に落ちるかに置き換える

自分を知る

ネックレスの長さの目安|表記のcmを、鎖骨から何cm下に落ちるかに置き換える

40cm・45cm・50cmという表記は、輪の一周の長さです。自分の体でどこに落ちるかは、首の付け根の周囲を引いて半分にすると出ます。同じ45cmでも、首の付け根が32cmの人と38cmの人では、落ちる位置が3cm違います。首の付け根の測り方、表記から落ちる位置を出す計算、狙う位置から必要な長さを逆算する式、鎖骨の下0〜2cm・3〜6cm・7〜10cm・11cm以上の4つの帯で何が変わるか、重いトップやアジャスターでどれだけ動くかまで、手元のメジャー1本で決められる形にしました。

メグラシ編集部読了 11分
時計とブレスレットは、腕を下ろしたときブレスレットが何cm落ちるかで決まる|3cm以上で本体に当たる

自分を知る

時計とブレスレットは、腕を下ろしたときブレスレットが何cm落ちるかで決まる|3cm以上で本体に当たる

時計とブレスレットを同じ手首に着けると、当たる音がする・ガラスに細い傷が増える・位置が一日中変わる。原因は本数ではなく、腕を下ろしたときブレスレットが何cm落ちるかです。落ちる距離の測り方、0cm・1〜2cm・3cm以上の3段階、時計の先側とひじ側で変わる当たり方、距離を縮める2つの手まで、測る順に並べました。

メグラシ編集部読了 12分
女性の腕時計は、1日に何時間手首に乗っているかで選ぶものが変わる|3時間・8時間・起きている間ずっと

自分を知る

女性の腕時計は、1日に何時間手首に乗っているかで選ぶものが変わる|3時間・8時間・起きている間ずっと

腕時計を買ったのに着けなくなるのは、形の好みが外れたからではなく、1日に手首へ乗っている時間と時計の作りが合っていないためです。時間の数え方、3時間・8時間・終日の3段階、時間が長いほど下がる重さの上限、着け外しの回数で決まる留め具の形、秋冬に袖の下へ入る時間まで、確かめる順に並べました。

メグラシ編集部読了 12分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

スタイリストがあなたの骨格・好みをヒアリング、季節に合わせたコーデを毎月お届けします。

まずは無料で試してみる

月額制 / 自宅で試着 / 返却時のクリーニング不要 / 送料込