腕時計 レディースの選び方|手首の幅から決める4つの順番

レディースの腕時計は、文字盤の大きさ→ベルトの素材と色→本体の厚み→金属の色、の順に決めれば迷いません。 最初に手首のいちばん細いところの幅を測り、文字盤の直径をその6〜7割に置きます。幅5cmの人なら直径30〜35mm、6cmの人なら36〜42mmです。
文字盤が決まると、ベルトの幅は文字盤の直径の5〜6割に自然に決まります。素材と色は、使う場面と服の系統で選びます。仕事が中心なら黒か焦げ茶の革か細めの金属、休日が中心なら布や明るい色の革まで広げられます。厚みは秋冬の袖口とのすき間で、金属の色は肌の色と手持ちのアクセサリーの色で決めます。
迷ったときは、1日に手首へ乗っている時間で決めてください。 8時間を超えて着けるなら、見た目より軽さと留め具の速さを先に見ます。1本で通すなら、文字盤は手首の幅の6割台、ベルトは革か細めの金属、本体は薄め、金属の色は手持ちのアクセサリーと同じ色。この組み合わせが、仕事にも休日にもいちばん広く入ります。
この記事は、メグラシにある腕時計の個別の記事への地図です。4つの順番ごとに、自分の数を出す方法と、詳しく書いた記事への道案内を置いています。
決める順番は4つ|前の決定が次の候補を絞る
腕時計を選ぶときに迷うのは、条件が多いからではありません。条件を同時に比べようとするからです。
文字盤の大きさ、ベルトの素材と色、本体の厚み、金属の色。この4つはばらばらに見えますが、実際には前の決定が次の候補を絞る関係になっています。文字盤の直径が決まればベルトの幅が決まり、ベルトの素材が決まれば重さと厚みの許容範囲が決まります。金属の色は最後に、手元全体の色の数をそろえる役目として決めます。
| 順番 | 決めること | 合わせる自分の条件 | 自分で測るもの |
|---|---|---|---|
| 1 | 文字盤の大きさ | 手首の太さ | 手首のいちばん細いところの幅 |
| 2 | ベルトの素材と色 | 服の系統・使う場面 | 文字盤の直径・手を洗う回数 |
| 3 | 本体の厚み | 秋冬の袖口・着用時間 | 袖口の内周と手首の周りの差 |
| 4 | 金属の色 | 肌の色・手持ちのアクセサリー | 手の甲の血管の色・指輪やピアスの色 |
逆の順番で選ぶと、たとえば金属の色から入ってゴールドに決めたあと、手首に合う大きさのゴールドが見つからない、ということが起きます。大きさを先に決めておけば、候補が少なくなっても外れることはありません。
最初に測るもの|手首の幅と周り
測るのは2か所です。
1つ目は手首の幅。手のひらを下に向けて、手首のいちばん細いところを、上から見た左右の端から端までメジャーで測ります。周りではなく、上から見たときの幅です。文字盤の大きさはこの数で決まります。
2つ目は手首の周り。同じ位置をぐるりと1周測ります。これはベルトの長さと、袖口とのすき間を出すときに使います。
幅と周りは比例しません。周りが同じ15cmでも、平たい手首は幅が広く、丸い手首は幅が狭くなります。大きさを決めるのは周りではなく幅です。 文字盤は上から見たときの手首の面に乗るので、見た目のつり合いは幅で決まります。
もう1つ、時間がある人は3日ぶんの着用時間も数えておいてください。着けた時刻と外した時刻をメモに書き、合計を3で割ります。これはあとで、重さと留め具を決めるときに使います。
順番1|文字盤の大きさは手首の幅の6〜7割
文字盤の直径は、手首の幅の6〜7割に置くと、手元がつり合って見えます。
| 手首の幅 | 文字盤の直径の目安 | 7割を超えると | 6割を下回ると |
|---|---|---|---|
| 4.5cm | 27〜32mm | 手首の両端に文字盤がかかる | 遠目には腕輪に近く見える |
| 5cm | 30〜35mm | 手首から張り出して見える | 華奢な印象が強まる |
| 5.5cm | 33〜38mm | 存在感が前に出る | 控えめで仕事向き |
| 6cm | 36〜42mm | 時計が主役になる | すっきり見える |
7割を超えるのは悪いことではありません。時計を手元の主役にしたいなら、あえて7割を少し超える選び方もあります。ただその場合は、手元のほかの小物を減らす必要があります。
測り方の詳しい手順と、文字盤が大きすぎるかの見分け方は、腕時計が大きすぎるかは文字盤の直径が手首の幅の何割かに書いています。手首の幅とレディースサイズの関係だけを知りたいなら、腕時計のレディースサイズは文字盤を手首の幅で決めるのほうが短く読めます。
文字盤の色と数字|1m離れて読めるか
大きさの次に見るのは、文字盤の中身です。
文字盤の色は、白・薄い灰色・紺・黒の4つで、手持ちの服のほとんどに合います。白と薄い灰色は明るい服にも暗い服にもなじみ、紺と黒は引き締まった印象になります。色の濃い文字盤や柄のある文字盤は、それだけで手元の色が1つ増えるので、ほかの小物の色を減らすことになります。
数字は、1m離して時刻が読めるかを見ます。腕を伸ばした距離です。12・3・6・9の4つが読めれば時計として困りません。数字が12個全部あると実用寄り、棒だけで数字がないと飾り寄りの印象になります。
文字盤の数字の数で時計の役割がどう変わるかは、腕時計の文字盤は1m離れて読める数字が何個あるかで詳しく扱っています。
順番2|ベルトの幅は文字盤の直径の5〜6割
文字盤の直径が決まれば、ベルトの幅はほぼ決まります。
直径30mmならベルト幅15〜18mm、直径36mmなら18〜22mmが目安です。5割を下回るとベルトが細く見えて文字盤だけが浮き、6割を大きく超えるとベルトが主張して腕輪のように見えます。
幅には見た目以外の効き目もあります。同じ重さでも、ベルトが広いほど手首の面で支えるので、重さが1点に集まりません。1日に長く着ける人ほど、6割寄りの広めを選ぶと楽になります。
比率の決め方と、ベルト幅を替えたときの見え方の変化は、時計のベルト幅は文字盤の直径の5〜6割にまとめています。
ベルトの素材は場面と汗で決める
素材は4つに分けて考えます。革、金属、布、樹脂です。
| 素材 | 合う場面 | 合う服の系統 | 向かない条件 |
|---|---|---|---|
| 革 | 仕事・式・食事 | きれいめ・上品 | 手を洗う回数が多い日 |
| 金属 | 仕事・休日・旅行 | きれいめ・辛口 | 袖口の細いニット |
| 布 | 休日・屋外 | カジュアル・ナチュラル | 式や改まった場 |
| 樹脂 | 運動・水まわり | スポーティ | 仕事や式 |
場面で迷ったら、汗と水に触れる時間で切ってください。手を洗う回数が1日10回を超える、または屋外にいる時間が2時間を超えるなら、革の内側は湿ったまま乾かない時間が長くなります。この条件の日が多いなら、金属か布か樹脂のほうが扱いやすくなります。
革を使い続けたいなら、外したあとに内側を上へ向けて置くだけで乾き方が変わります。
ベルトの色は服の系統で決める
ベルトの色は、手持ちの服の中でいちばん多い色の系統から決めます。
黒い服が多い人は黒のベルト、茶色やベージュが多い人は焦げ茶か明るい茶色、白や淡い色が多い人は白か薄い灰色、紺が多い人は紺か黒が、服と手元をつなぎます。金属のベルトは色を持たないぶん、どの系統の服にも入ります。
もう1つの目安は、靴やかばんの色です。足元とかばんと手首の色がそろうと、全身の色の数が減って、まとまって見えます。仕事用の1本なら、仕事で履く靴の色にベルトを合わせると外れません。
色を足すほど手元はにぎやかになります。手元で数えられる色を2色以内に収めると、すっきりして見えます。数え方はセンスよく見える時計は手元で数えられる色が2色以内で扱っています。
革ベルトの長さ|真ん中の穴で留まるか
革ベルトを選ぶときは、色と幅に加えて長さも見ます。
目安は、留めたときに真ん中の穴を使っていることです。端の穴で留めていると、季節によって手首の周りが変わったときに調整の余地がありません。暑い時期は1穴ゆるめたくなり、寒い時期は1穴締めたくなります。真ん中なら、どちらにも1〜2穴の余裕が残ります。
長すぎて余ったベルトの先が遊んでいると、袖口に引っかかります。どの穴で留めるかの決め方と、切る長さの出し方は、時計の革ベルトは真ん中の穴で留まる長さに切るに書いています。
順番3|厚みは袖口とのすき間で決める
本体の厚みは、手元の見た目より、袖との関係で効いてきます。
確かめ方は、袖口の内側の周りと、時計を着けた手首の周りを測って、その差を見ることです。差が2cm以上あれば、時計は袖の中に引っかからずに出入りします。2cm未満なら、着るたびに袖口が時計の角に乗ります。
| 袖口との差 | 起きること | 合う厚み |
|---|---|---|
| 3cm以上 | 時計が袖の中を自由に動く | 厚みのある形も入る |
| 2〜3cm | 時計を見るときに軽く引っかかる | 薄めの形 |
| 2cm未満 | 着るたびに袖口が時計に乗る | いちばん薄い形か、つける位置を変える |
厚みは2mm違うだけで引っかかり方が変わります。数字で比べられない場合は、本体を横から見て、厚みが文字盤の直径の4分の1より薄ければ、ほとんどの袖口に入ります。
袖口の内周と時計の周りの測り方は、秋冬に腕時計が袖に引っかかるのは袖口の内周と時計の周りの差で詳しく扱っています。
1日の着用時間で、重さと留め具の優先度が変わる
厚みと同じ段で考えたいのが、1日にどれだけ手首に乗せるかです。
| 平均着用時間 | 効いてくる条件 | 優先する作り |
|---|---|---|
| 3時間未満 | 見た目と留め具の手数 | 好みの形を優先できる |
| 8時間前後 | 重さ・袖との当たり | 薄さと留め具の速さ |
| 起きている間ずっと | 重さ・汗と水・留め跡 | 軽さとベルトの素材 |
3時間未満なら、重い金属のベルトも厚い本体も負担として残りません。見た目で選んで構いません。8時間前後になると重さが効き始めます。着けたまま腕を真上に上げて10秒保ち、時計がひじ側へずれるなら、その重さは手首に対して大きすぎます。
起きている間ずっと着けるなら、外したあとの留め跡を見ます。5分以内に消えるなら締めつけは適正、15分以上残るなら1穴ゆるめるか、幅の広いベルトに替えてください。重さを減らすいちばんの近道はベルト側です。本体より、手首を1周する帯のほうが重さの合計は大きくなります。
留め具は着け外しの回数で決める
着け外しが1日3回以下なら、留め具はどの形でも困りません。
4回を超えるなら、利き手と逆の手だけで留められるかを確かめてください。時計を手首に乗せ、反対の手を使わずに留め具を閉じます。鏡の前で3回やって、平均の秒数を出します。30秒以内なら、回数が増えても続きます。30秒を超える形は、外したあと着け直さない日が増えていきます。
留め具は大きく3つに分かれます。ベルトの穴に金具の棒を通す形は、手数が多いかわりに長さを細かく決められます。左右に開く板を重ねて留める形は、片手で閉じられて速いかわりに、長さは決めたところで固定されます。ベルトの上に金具をかぶせる形はその中間です。
光で充電する時計を選ぶ場合は、留め具より先に、文字盤に光が当たる時間を確かめてください。袖の下にいる時間が長いと充電が追いつきません。目安は電波ソーラーの腕時計は1日に文字盤へ光が当たる分数で決まるにあります。
順番4|金属の色は肌と手持ちのアクセサリーで決める
最後に決めるのが、本体やベルトの金属の色です。
ゴールド、シルバー、その中間のピンクがかった色の3つに分けて考えます。決め方は2段階です。まず肌の色。手の甲の血管が緑っぽく見えるならゴールド寄り、青っぽく見えるならシルバー寄りがなじみやすい傾向があります。
次に、手持ちのアクセサリー。いちばんよく着けている指輪やピアスの色が決まっているなら、肌の傾向よりそちらを優先してください。手元の金属の色がそろうと、時計だけが浮いて見えることがなくなります。
肌の色をもう少し正確に知りたいなら、メグラシの無料のパーソナルカラー診断で自分のタイプを確かめられます。タイプごとに合う金属の色は、パーソナルカラー別のアクセサリーの選び方にまとめています。
金属の面は光り方でも分かれる
金属の色が決まったら、面の仕上げを見ます。
鏡のように磨いた面は、窓枠や照明が映り込みます。映り込む面は手元を華やかにしますが、仕事の場では目立つことがあります。細かい筋をつけて光を散らした面は映り込みが少なく、落ち着いて見えます。
確かめ方は、時計を窓のほうへ向けて、窓枠の線が面に映るかどうかを見ることです。映る面と映らない面で、どの場面に向くかが分かれます。詳しい見分け方は、時計の金属は窓枠が映るかどうかで分かれるに書いています。
4つの条件を一枚にまとめると
ここまでの4つの順番を、自分の条件と合わせて一枚にすると、次のようになります。
| 決めること | 手首の太さ | 肌の色 | 服の系統 | 使う場面 |
|---|---|---|---|---|
| 文字盤の大きさ | 幅の6〜7割 | 影響しない | 辛口なら7割寄り・上品なら6割寄り | 仕事は6割台・休日は自由 |
| ベルトの素材と色 | 幅は文字盤の5〜6割 | 革の色は肌の明るさに寄せる | 服の多い色の系統に合わせる | 仕事は革か金属・休日は布まで |
| 本体の厚み | 細い手首ほど薄めが収まる | 影響しない | ニットが多いなら薄め | 長時間なら薄め |
| 金属の色 | 影響しない | 血管の色で傾向を見る | 手持ちのアクセサリーに合わせる | 式は控えめな光り方 |
この表で答えを出し切ろうとしないでください。表は、どの条件がどの決定に効くかを示すためのものです。実際の数は、それぞれの個別の記事で自分の手首を測って出します。
場面別|仕事の日
仕事の日の時計で見るのは、時刻の読みやすさと、目立ちすぎないことです。
文字盤は手首の幅の6割台、色は白か薄い灰色か紺。数字は12・3・6・9の4つが読める形にすると、会議中にさっと見られます。ベルトは黒か焦げ茶の革か、細めの金属。服の色が黒や紺に偏っているなら、ベルトも黒か金属が合います。
金属の面は、映り込みの少ない仕上げのほうが落ち着いて見えます。パソコンを打つ時間が長いなら、手首の内側に本体の角が当たらないよう、厚みは薄めが向いています。机に手首を置いたときに本体が当たってカチカチ音がするなら、厚いかつける位置が手のひら寄りです。
場面別|休日の日
休日は、仕事の日より選べる範囲が広がります。
文字盤は7割寄りまで大きくしても構いません。ベルトは布や明るい色の革まで広げられます。服がカジュアルなら布のベルト、きれいめなら明るい茶色の革がなじみます。
休日の時計で気をつけたいのは、ほかの小物との重なりです。ブレスレットを重ねるなら、時計とブレスレットの間の距離を決めておくと、腕を下ろしたときにぶつかりません。目安は時計とブレスレットは腕を下ろしたときに何cm落ちるかにあります。かわいい雰囲気に寄せたいときは、丸み・小ささ・淡い色・飾りのうち2つまでにとどめると、甘くなりすぎません。詳しくはかわいい腕時計は要素2つまでで扱っています。
場面別|式や改まった場
結婚式や式典では、時計は控えめにするのが基本です。
文字盤は手首の幅の6割を下回るくらいの小さめ、色は白か金属の色そのもの。ベルトは細めの金属か、黒か焦げ茶の革にします。布や樹脂のベルトは場に合いません。
金属の面は、映り込みの少ない仕上げのほうが落ち着いて見えます。ドレスやワンピースの袖がない場合は、手首がまるごと見えるので、時計の大きさがそのまま目に入ります。小さめを選ぶのはそのためです。
時計を外してアクセサリーだけにする選び方もあります。式の間に時刻を見る必要がなければ、外してブレスレットに替えても失礼にはなりません。
場面別|仕事も休日も1本で通すとき
1本で通すなら、範囲がいちばん広い作りを選びます。
文字盤は手首の幅の6割台、色は白か薄い灰色。ベルトは黒か焦げ茶の革か、細めの金属。本体は薄め。金属の色は手持ちのアクセサリーと同じ色。留め具は片手で30秒以内に閉じられる形。この組み合わせがそろっていれば、仕事にも休日にも式にも入ります。
1本で通す時計は、使う日数が多いぶん傷もつきます。傷が増えると、手入れしているのに古びて見えるようになります。どこまでなら気にならないかの目安は、時計がセンスよく見えなくなるのは1cm以上の傷が3本を超えたときで扱っています。
休日に印象を変えたいときは、ベルトだけを替えます。本体は同じでも、ベルトを布や明るい色の革にするだけで雰囲気が変わります。替えるベルトの幅は、元のベルトと同じ幅にしてください。
秋冬の袖口との相性
秋冬は、時計が袖の下にいる時間が増えます。
袖の下では時刻が読めないので、見るたびに袖をめくる動きが1回入ります。この動きが1日10回を超えるなら、本体の厚みが効いてきます。前の段で測った袖口との差が2cm未満なら、薄い本体に替えるか、つける位置を変えてください。
ニットの袖口がリブで締まっている場合は、時計を袖の外に出してしまう着方もあります。袖口のすぐ上に時計が見えると、手元に視線が集まります。この場合は、時計とニットの色を合わせるか、時計の金属の色をニットの色から浮かせるかで印象が分かれます。
秋冬のニットにかかる厚みの決め方は、レディース腕時計の選び方|秋冬はニットの袖口にかかる厚みにまとめています。秋冬の手元全体のアクセサリーの組み方は、秋冬のアクセサリーの合わせ方も参考になります。
つける位置|手首の骨から1〜2cmひじ側
時計をどこにつけるかでも、見え方と着け心地が変わります。
目安は、手首の外側にある骨の出っ張りから1〜2cmひじ側です。骨の上につけると、手首を曲げるたびに本体が骨に当たって位置がずれます。手のひら側に寄せすぎると、手首を返したときに文字盤が手の甲にかかります。
ひじ側に寄せすぎると、袖の中に入る時間が長くなって時刻が読みにくくなります。1〜2cmなら、袖口から時計が少しだけ出て、時刻を見るときにも袖をほとんど動かさずに済みます。
位置の測り方と、ずれやすい人の直し方は、腕時計の位置は手首の骨から1〜2cmひじ側で詳しく扱っています。
利き手と逆の手につける理由
時計は利き手と逆の手につけるのが一般的です。理由は2つあります。
1つは、利き手でペンを持ったり荷物を持ったりするとき、時計が当たって傷がつくのを避けるため。もう1つは、利き手で時計を操作しやすいためです。
ただ、これは決まりではありません。逆の手につけると落ち着かない人や、利き手側にブレスレットを重ねたい人は、自分が見やすいほうにつけて構いません。迷ったら、時刻を見る動きが多いほうの手で決めてください。時刻を見るたびに腕を返す必要がないほうが、1日の動きは楽になります。
骨格で選び方は変わるか
骨格のタイプによって、手首の太さや手の甲の厚みに傾向があると言われます。
ただ、時計の大きさを決めるのは骨格のタイプではなく、手首の幅という実際の数です。同じタイプの中でも、手首の幅には1cm以上の差があります。タイプから入るより、メジャーで測るほうが外れません。
タイプを知っておくと役に立つのは、素材と光り方の選び方です。骨格ウェーブの人の手と時計の合わせ方は、骨格ウェーブの手|秋冬の手袋・時計・指輪を選ぶで扱っています。自分のタイプが分からない場合は、メグラシの無料の骨格診断で確かめられます。
ブレスレットと重ねるとき
時計と同じ手にブレスレットを重ねるなら、時刻を見る回数を先に数えてください。
1日に何度も時刻を見る人は、時計を見るたびにブレスレットが文字盤にかかります。見る回数が1日20回を超えるなら、ブレスレットは時計と逆の手につけたほうが邪魔になりません。見る回数が少ないなら、同じ手に重ねて手元の飾りとして楽しめます。
時刻を見る回数とブレスレットの位置の決め方は、ブレスレットと時計は時刻を見る回数で分けるに書いています。
どちらとも取れるとき|手首の幅が目安の境目にある
手首の幅が5.5cmのように、表の段の境目にあることがあります。
この場合は、使う場面の中でいちばん多い場面で決めます。仕事が多いなら小さいほう、休日が多いなら大きいほうに寄せます。どちらも同じくらいなら、小さいほうを選んでください。
小さいほうに寄せる理由は、大きすぎる時計は手元の主役になって、服や小物とのつり合いを毎回考えることになるからです。小さめの時計はほかの小物と競わないので、組み合わせを考える手間が減ります。
どちらとも取れるとき|肌の色がゴールドかシルバーか分からない
手の甲の血管が緑とも青とも言えない人は、少なくありません。
この場合は、手持ちのアクセサリーの中で、いちばん長く着けているものの色に合わせます。毎日の指輪がゴールドならゴールド、ピアスがシルバーならシルバーです。アクセサリーをほとんど着けない人は、ゴールドとシルバーの中間のピンクがかった色か、金属の色が少ない革ベルトを選ぶと、どちらの肌にもなじみます。
両方の色を手元に混ぜたいときは、時計の文字盤や縁のどこかに、もう一方の色が入っている形を選ぶと、つなぎ役になります。
どちらとも取れるとき|日によって着用時間が倍ちがう
平日は10時間、休日は2時間。この差がある場合は、長いほうの時間で選びます。
短い日に長時間向けの時計を着けても不都合は出ませんが、逆は毎日効きます。3日の平均ではなく、いちばん長い日の数字を採用してください。
長い日に合わせると、薄めで軽めの時計になります。休日に物足りなく感じるなら、ベルトだけを替えて印象を変えてください。本体を2本持つより、ベルトを2本持つほうが手持ちの服に合わせやすくなります。
どちらとも取れるとき|寝るときも着けたい
外さない前提なら、確かめるのは厚みと角です。
寝返りで手首が体の下に入る場面があるので、本体の角が立っている形は当たります。指の腹で本体の縁をなぞって、角が引っかかるかどうかを見てください。丸く落ちている形なら当たりません。
厚みは、手首を裏返して机に置いたとき、手首が浮かない範囲に収まっていることが目安になります。ベルトは金属より布や樹脂のほうが、寝ている間の締めつけが少なくなります。
どちらとも取れるとき|服の系統がきれいめとカジュアルで半々
クローゼットを開けて、きれいめの服とカジュアルな服がちょうど半分ずつ、という人もいます。
この場合は、服ではなく靴で決めてください。いちばん履く回数の多い靴が革靴やパンプスならきれいめ側、スニーカーならカジュアル側に時計を寄せます。靴は服より替える回数が少ないので、手元と足元の印象がそろいやすくなります。
靴も半々なら、金属のベルトを選ぶのがいちばん外れません。金属は色を持たないので、きれいめの服にもカジュアルな服にも入ります。文字盤は白か薄い灰色、数字は4つ読める程度にすると、どちらの服に合わせても極端に寄りません。
それでも決めきれないときは、きれいめ側に寄せてください。きれいめの時計をカジュアルな服に合わせると、手元が整って見えます。逆に、カジュアルな時計をきれいめの服に合わせると、手元だけがくだけて見えることがあります。
どちらとも取れるとき|手首の幅が表の外にある
手首の幅が4.5cmより狭い人や、6cmより広い人は、表の段に当てはまりません。
この場合も、6〜7割という比率はそのまま使えます。幅4cmなら直径24〜28mm、幅6.5cmなら39〜45mmです。比率で出した直径の時計が見つからないときは、ベルトの幅で調整してください。文字盤が少し大きいなら、ベルトを文字盤の5割に近い細めにすると、文字盤の存在感がやわらぎます。文字盤が少し小さいなら、ベルトを6割に近い広めにすると、手元に重心が生まれます。
もう1つの方法は、文字盤の形を変えることです。丸い文字盤より四角い文字盤のほうが、同じ直径でも面が広く見えます。小さめしか見つからないときは四角、大きめしか見つからないときは丸を選ぶと、比率の差を埋められます。
2本目を選ぶとき|1本目と何を変えるか
すでに1本持っていて2本目を考えているなら、4つの順番のうち1つだけを変えてください。
全部を変えると、手持ちの服との組み合わせを一から考え直すことになります。1つだけ変えれば、1本目で合っていた服の多くにそのまま入ります。いちばん変えやすいのはベルトの素材と色です。1本目が黒の革なら、2本目は金属か布。1本目が金属なら、2本目は革にすると、場面の幅が広がります。
文字盤の大きさは、1本目と同じ範囲に収めます。手首の幅は変わらないので、比率から外れる理由がありません。金属の色を変えるのは、手持ちのアクセサリーが両方の色にまたがっている場合だけにしてください。片方の色しか持っていないなら、2本目も同じ色のほうが手元がそろいます。
毎日の手入れで長く使う
時計を長く同じ印象で使うには、外したあとの置き方を決めておくのがいちばん効きます。
外したら、柔らかい布で本体とベルトの内側をひと拭きします。汗や皮脂が残ったままだと、金属は曇り、革は内側から色が変わっていきます。拭いたら、革のベルトは内側を上に向けて、金属のベルトは平らに広げて置きます。ほかのアクセサリーと重ねて引き出しに入れると、金属どうしが当たって細かい傷が増えます。
週に1回は、留め具の動きと、ベルトの付け根にほこりがたまっていないかを見てください。付け根のすき間にほこりがたまると、ベルトの動きが固くなって、手首に沿わなくなります。
手持ちの服と合わせる組み方
時計を選ぶ前に、手持ちの服で組み合わせを試しておくと、買ったあとに使わない、ということが減ります。
| 服の系統 | 合う文字盤 | 合うベルト | 合う金属の面 |
|---|---|---|---|
| きれいめ | 白か薄い灰色・数字は少なめ | 黒か焦げ茶の革・細めの金属 | 映り込みの少ない仕上げ |
| カジュアル | 白・紺・黒・数字は多め | 布・明るい色の革 | どちらでも |
| 上品・やわらかい | 白か淡い色・小さめ | 白か淡い色の革・細い金属 | 映り込みのある仕上げ |
| 辛口・シャープ | 黒か紺・大きめ | 黒の革・幅のある金属 | 映り込みの少ない仕上げ |
手順はこうです。いちばんよく着る服を3着選び、それぞれに手持ちの時計か、今つけている時計を合わせて鏡の前に立ちます。手元だけが浮いて見える服が3着のうち2着以上あるなら、その時計は手持ちの服と系統がずれています。
ずれている場合は、上の表のどの列がずれているかを見てください。文字盤がずれているなら大きさか色、ベルトがずれているなら素材か色、金属の面がずれているなら光り方を替えると、手持ちの服に寄ります。
店頭で試着するときの手順
店頭で試着できるなら、見た目だけで決めずに、次の順に確かめてください。
まず、測っておいた手首の幅から出した文字盤の直径の範囲に入っているかを、商品の説明で見ます。範囲外のものは、気になっても後回しにします。次に、実際に着けて、鏡から1m離れて時刻が読めるかを見ます。
そのあと、着けたまま腕を真上に上げて10秒保ちます。時計がひじ側へずれるなら、長い時間着けると重さが気になってきます。さらに、着てきた上着の袖を下ろして、袖口に時計が引っかからないかを確かめます。秋冬に試着するなら、手持ちの中でいちばん袖口の細いニットを着ていくと、確かめる手間が1回で済みます。
最後に、利き手と逆の手だけで留め具を閉じられるかを試します。店員さんに留めてもらうと、自分で着けるときの手間が分かりません。自分の片手で3回やって、30秒以内に閉じられるかを見てください。
季節で替えるのはベルトだけでいい
季節によって時計を替えたくなることがありますが、替えるのはベルトだけで足ります。
暑い時期は汗をかくので、革より金属か布のほうが扱いやすくなります。寒い時期は袖の下にいる時間が長くなるので、厚みの出にくい革か布のほうが引っかかりません。本体を季節ごとに替えると、文字盤の大きさや厚みの確かめ直しが毎回必要になります。
ベルトを替えるときは、元のベルトと同じ幅を選んでください。幅が変わると、文字盤とのつり合いが崩れます。替えたいベルトの色は、その季節によく着る服の色から選びます。暑い時期は白や淡い色、寒い時期は焦げ茶や黒、という替え方にすると、季節の服と手元がなじみます。
よくある失敗と、その直し方
| よくある失敗 | 起きること | 直し方 |
|---|---|---|
| 手首の周りで大きさを決める | 平たい手首だと文字盤が小さく見える | 上から見た幅で決める |
| 金属の色から先に決める | 手首に合う大きさが見つからない | 文字盤の大きさから決める |
| 試着のときの見た目だけで決める | 8時間目に重さが出て外してしまう | 腕を上げて10秒、ずれないか見る |
| 夏の使い方のまま秋冬も使う | 袖に引っかかる回数が増える | 袖口との差を測って厚みを見直す |
| 手元の色を増やしすぎる | 時計だけが浮いて見える | 手元の色を2色以内に収める |
| 骨の上につける | 手首を曲げるたびにずれる | 骨から1〜2cmひじ側に移す |
まとめ|4つの順番で決めて、迷ったら時間で決める
- 手首のいちばん細いところの幅を測り、文字盤の直径をその6〜7割にする
- ベルトの幅は文字盤の直径の5〜6割、素材は場面と汗、色は服の系統で決める
- 本体の厚みは、袖口の内周と手首の周りの差が2cm以上あるかで決める
- 金属の色は、肌の傾向と手持ちのアクセサリーの色で決める
- 迷ったら、1日の着用時間が長いほうに合わせて、軽さと留め具の速さを優先する
レディースの腕時計で迷うのは、選択肢が多いからではありません。 決める順番がないまま、4つの条件を同時に比べているからです。
手首の幅を1回測るだけで、候補は大きく絞れます。そこから先は、この記事の地図から自分の迷っている段の記事へ進んでください。
— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. レディースの腕時計は、まず何から決めればいいですか
- 文字盤の大きさです。メジャーで手首のいちばん細いところの幅を測り、その6〜7割の直径を目安にします。幅が5cmなら直径30〜35mmです。文字盤が決まるとベルトの幅が決まり、ベルトが決まると厚みと金属の色の候補も絞れます。好きな形から入ると、4つの条件を同時に比べることになって決めきれません。
- Q. 仕事用と休日用で、1本にまとめることはできますか
- できます。文字盤は手首の幅の6割台、文字盤の色は白か薄い灰色、ベルトは黒か焦げ茶の革か細めの金属、本体は薄め、という組み合わせなら仕事にも休日にも入ります。休日に印象を変えたいときは、ベルトだけを布や明るい色の革に替えると、本体はそのままで雰囲気が変わります。
- Q. ゴールドとシルバーは、どちらを選べばいいですか
- 肌の色と手持ちのアクセサリーの色で決めます。手の甲の血管が緑っぽく見えるならゴールド寄り、青っぽく見えるならシルバー寄りがなじみやすい傾向です。どちらとも言えないときは、いちばんよく着けている指輪やピアスの色に合わせてください。手元の金属の色がそろうと、時計だけが浮いて見えることがなくなります。
- Q. 秋冬にニットを着ると時計が引っかかります。どうすればいいですか
- 袖口の内側の周りと、時計を着けた手首の周りの差を測ってください。差が2cm未満なら本体の厚みを薄いほうへ替えるか、時計を手首の骨から1〜2cmひじ側につけ直します。厚みは2mm違うだけで引っかかり方が変わります。
— メグラシ編集部





