メグラシ
自分を知る

女性の腕時計は、1日に何時間手首に乗っているかで選ぶものが変わる|3時間・8時間・起きている間ずっと

メグラシ編集部//読了 12分
手首に腕時計を着けたまま一日を過ごし、外した時刻を書き出して着用時間を数えている場面

買った時計を着けなくなるのは、形の好みが外れたからではありません。 1日に手首へ乗っている時間と、時計の作りが合っていないだけです。

先に数えるのは、時計の大きさでも値段でもありません。時間です。

見るのは、1日に手首へ乗っている時間

同じ時計でも、外出のときだけ着ける人と、起きている間ずっと着ける人では、効いてくる条件がまるで違います。

3時間なら重さはほとんど問題になりません。12時間なら、10g の差が夕方には分かります。3時間なら留め具に30秒かかっても1日1回のことです。12時間で何度も外す人には、その30秒が積み上がります。

判定の軸は1つです。1日の平均着用時間。

時間の数え方

3日ぶん記録します。1日だけだと、出かけた日か家にいた日かで倍ちがうためです。

着けた時刻と外した時刻を、スマートフォンのメモに書き出してください。途中で外して着け直したら、それも別の行として書きます。3日ぶんの合計を3で割ったものが、その人の平均です。

袖の下に入っている時間も、手首に乗っている以上は数に入れます。 見えていない時間でも、重さと締めつけは同じように効いています。

同時に、着け外しの回数も数えてください。3日で何回外したかを3で割ります。この回数が、あとで留め具の形を決めます。

時間3段階

平均着用時間効いてくる条件優先する作り
3時間未満見た目と留め具の手数好みの形を優先できる
8時間前後重さ・袖との当たり薄さと留め具の速さ
起きている間ずっと重さ・汗と水・留め跡軽さとベルトの素材

段が上がるほど、選べる形は狭くなります。狭くなること自体は損ではありません。狭いほうが、外れる確率が下がります。

3時間未満のとき、何が起きるか

出かける前に着けて、帰って外す。この使い方では、重さも留め具の手数もほとんど効きません。

効くのは見た目だけです。だからこの段では、手元の色の数や文字盤の読みやすさで選んで構いません。重い金属のベルトも、厚みのある本体も、3時間なら手首に負担として残りません。

ただしこの段には別の落とし穴があります。着ける回数が少ないぶん、留め具の手数が多い形だと「今日は面倒だからやめる」が起きやすくなります。3時間の段でも、留め具は1回で決まる形を選ぶほうが着ける日が増えます。

8時間前後のとき、何が起きるか

仕事や外出のある日にずっと着ける使い方です。ここから重さが効き始めます。

確かめ方は簡単です。着けたまま腕を真上に上げて10秒保ってください。時計の位置がひじ側へずれるなら、その重さは手首の径に対して大きすぎます。ずれた状態で8時間過ごすと、日に何度も位置を直すことになります。

もう1つ効くのが袖との当たりです。8時間のうち、上着やニットを着ている時間が長いほど、本体の厚みが引っかかります。厚みの差は2mmでも動きに出ます。

この段では、幅の広いベルトのほうが楽になります。同じ重さでも、幅が広いほど手首の面で支えるので、1点に集まりません。ベルト幅は文字盤の直径の5〜6割が目安になります。

起きている間ずっとのとき、何が起きるか

朝に着けて夜に外すまで、外さない使い方です。この段では、重さと汗と留め跡の3つが全部効きます。

重さの目安は、外したあと手首に残る跡が何分で消えるかです。5分以内に消えるなら締めつけは適正の範囲、15分以上残るなら1穴ゆるめるか、ベルトの幅を広げてください。

汗と水は素材で決まります。手を洗う回数が1日10回を超える、または屋外にいる時間が2時間を超えるなら、革の内側は湿ったまま乾かない時間が長くなります。この条件では金属か布か樹脂のほうが扱いやすくなります。

留め具は速い形が要ります。この段の人は、手を洗うとき、荷物を持つとき、袖を通すときに何度も外します。

時間が長いほど、重さの上限が下がる

同じ時計を、3時間と12時間で着けたときの感じ方は別物です。

重さの上限は、次の手順で自分の数として出せます。着けたまま腕を体の横に下ろし、時計の本体が手首のどこにあるかを見ます。30分後にもう一度見て、位置が1cm以上ずれていたら、その重さは1日の長さに対して重すぎます。

減らし方は3つあります。本体の厚みを薄いほうへ替える。金属のベルトを布か革へ替える。金属ベルトのコマを外して、余っている輪の重さそのものを減らす。いちばん効くのはベルト側です。 本体より、手首を1周する帯のほうが重さの合計は大きくなります。

着け外しの回数で、留め具の形が決まる

数えた回数が1日3回以下なら、留め具はどの形でも困りません。手数が多くても、3回なら合計1分半です。

4回を超えるなら、利き手と逆の手だけで留められるかを確かめてください。手順はこうです。時計を着ける側の手首に乗せ、反対の手を使わずに留め具を閉じます。鏡の前で3回やって、平均の秒数を出します。

30秒以内なら、回数が増えても続きます。30秒を超える形は、外したあと着け直さない回数が増えていきます。留めるのに両手が要る形は、荷物を持っている場面では実質的に着け直せません。

留め具の形は3つに分かれます。ベルトの穴に金具の棒を通す形は、手数が多いかわりに長さを細かく決められます。左右に開く板を重ねて留める形は、片手で閉じられて速いかわりに、長さは決めたところで固定されます。ベルトの上に金具をかぶせる形は、その中間です。

汗と水に触れる時間で、ベルトの素材が決まる

素材の比較は好みの話に見えますが、時間で切ると決まります。

条件扱いやすい素材理由
手洗い10回未満・室内が長い革・布軽く、手首に沿って動かない
手洗い10回以上金属・樹脂濡れても内側に水が残らない
屋外2時間以上金属・樹脂・厚手の布汗を含んでも形が変わらない

革を使い続けたいなら、外したあとに内側を上へ向けて置くだけで乾く時間が変わります。引き出しの中で裏返しのまま重ねると、内側が乾く前に翌日を迎えます。

秋冬|袖の下にいる時間が増える

着用時間が同じでも、秋冬は文字盤が見えている時間が減ります。

袖の下では時刻が読めないので、見るたびに袖をめくる動きが1回入ります。この動きが1日10回を超えるなら、本体の厚みが効いてきます。厚みが2mm違うだけで、袖口を通す抵抗が変わります。

袖をめくる回数は、1日のうちに手首を確認した回数と同じです。数えるのが面倒なら、上着を着た状態で腕を10回振ってください。時計の位置が袖の中でずれるなら、その組み合わせでは1日に何度も直すことになります。

どちらとも取れるとき|日によって時間が倍ちがう

平日は10時間、休日は2時間。この差がある場合は、長いほうの段で選びます。

短い日に長時間向けの時計を着けても不都合は出ませんが、逆は毎日効きます。3日の平均ではなく、いちばん長い日の数字を採用してください。

どちらとも取れるとき|1本しか持たない

1本で通すなら、8時間の段の作りが範囲としていちばん広くなります。

薄い本体、幅が文字盤の5〜6割のベルト、片手で30秒以内に留められる留め具。この3つがそろっていれば、3時間の日にも終日の日にも入ります。素材は、手洗いの回数が10回を超えるかどうかで金属側か革側かを決めます。

どちらとも取れるとき|寝るときも着けたい

外さない前提なら、確かめるのは厚みと角です。

寝返りで手首が体の下に入る場面があるので、本体の角が立っている形は当たります。指の腹で本体の縁をなぞって、角が引っかかるかどうかを見てください。丸く落ちている形なら当たりません。厚みは、手首を裏返して机に置いたとき、手首が浮かない範囲に収まっていることが目安になります。

よくある失敗と、その直し方

よくある失敗起きること直し方
1日だけ数えて平均とする出かけた日か家の日かで倍ちがう3日ぶん記録して割る
袖の下の時間を数に入れない実際の着用時間を短く見積もる手首に乗っている時間は全部数える
試着時の見た目だけで決める8時間目に重さが出て外してしまう腕を上げて10秒、位置がずれないか見る
留め具の手数を確かめずに買う着け外しの多い日に外したままになる片手で3回試して平均秒数を出す
夏の使い方のまま秋冬も使う袖をめくる回数が増えて面倒になる厚みの薄いほうへ替える

まとめ|時間を数えてから、形を決める

  1. 3日ぶん記録して、1日の平均着用時間と着け外しの回数を出す
  2. 3時間未満・8時間前後・起きている間ずっとの3段階に分ける
  3. 段が上がるほど、軽さと薄さの優先度が上がる
  4. 着け外しが4回を超えるなら、片手で30秒以内に留まる形にする
  5. 手洗い10回・屋外2時間を境に、素材を革側から金属側へ移す

選び方が定まらないのは、条件が多すぎるからではありません。 先に時間を数えていないからです。

3日ぶんの記録を取るだけで、選べる形は3分の1に減ります。

関連記事

— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 着用時間は、どうやって数えるのですか
3日ぶん、着けた時刻と外した時刻を書き出して、合計を日数で割ってください。1日だけだと出かけた日か家にいた日かで倍ちがいます。袖の下に入っている時間も、手首に乗っている以上は数に入れます。数えた平均が、3時間未満・8時間前後・起きている間ずっとのどこに入るかで、選ぶ形が決まります。
Q. 時間が長いほど、どんな時計がいいのですか
軽いほうです。手首に乗っている時間が長いほど、重さは効いてきます。目安は、着けたまま腕を真上に上げて10秒保ち、時計の位置が下へずれないこと。8時間以上着ける前提なら、金属の厚いベルトより、幅の広い革か布のベルトのほうが同じ重さでも面で支えられます。厚みの薄い本体を選ぶと、袖に引っかかる回数も同時に減ります。
Q. 留め具は、どの形を選べばいいですか
1日の着け外しの回数で決めます。3回以下なら、どの形でも回数が少ないので苦になりません。4回を超えるなら、利き手と逆の手だけで30秒以内に留められる形にしてください。実際に時計を持って、鏡の前で3回試して平均を取ります。30秒を超える形は、着け外しの多い日に外したままになります。
Q. ベルトの素材は何を基準に選ぶのですか
汗と水に触れる時間で決めます。手を洗う回数が1日10回を超える、または屋外にいる時間が2時間を超えるなら、革は内側が湿ったまま乾かない時間が長くなります。この条件では金属か布か樹脂のほうが扱いやすくなります。逆に室内が長く、手を洗う回数も少ないなら、革のほうが軽くて手首に沿います。
Q. 秋冬は選び方が変わりますか
着用時間は同じでも、袖の下にいる時間が増えます。袖の下では文字盤が見えないので、時刻を見るたびに袖をめくることになります。この動きが1日10回を超えるなら、本体の厚みが薄いほうへ替えてください。厚みが2mm違うだけで、袖の下から出す動きの引っかかりが変わります。

— メグラシ編集部

あわせて読みたい

ブレスレットウォッチは、1日に時刻を何回見るかで選ぶ|10回以上なら飾りの形では足りない

自分を知る

ブレスレットウォッチは、1日に時刻を何回見るかで選ぶ|10回以上なら飾りの形では足りない

ブレスレットウォッチを買ったのに使わなくなるのは、形の好みではなく、時刻を見る回数と文字盤の作りが合っていないためです。回数の数え方、3回未満・4〜9回・10回以上の3段階、文字盤が手首の上を向いている時間の割合、チェーンの形で決まる向き、腕を伸ばして読める距離まで、確かめる順に並べました。

メグラシ編集部読了 12分
電波ソーラーの腕時計は、1日に文字盤へ光が当たる分数で決まる|袖の下は0分と数える

自分を知る

電波ソーラーの腕時計は、1日に文字盤へ光が当たる分数で決まる|袖の下は0分と数える

電波ソーラーの腕時計が止まる、時刻が合わないのは、時計の性能ではなく光と電波の当たり方です。文字盤に光が当たる分数の数え方、30分未満・1〜2時間・半日以上の3段階、室内と屋外で同じ分数でも別物になる理由、夜に窓から1m以内へ置く受信の作り方、秋冬に袖で分数が半分になる条件まで、確かめる順に並べました。

メグラシ編集部読了 12分
時計の金属は、窓枠が映るかどうかで分かれる|映る面は手元の光を1つ増やす

自分を知る

時計の金属は、窓枠が映るかどうかで分かれる|映る面は手元の光を1つ増やす

同じ金属色の時計でも、手元が強く光るものと静かに見えるものがあります。差は色ではなく表面の仕上げです。窓から2m以内で枠を映して見分ける手順、鏡面・混合・つや消しの3段階、手元にある光る面の数え方、服の金具と足して考える手順、秋冬に袖で光る面が減る条件まで、確かめる順に並べました。

メグラシ編集部読了 12分
帽子の形の名前は、つばの向きを決めていて、山の高さは決めていない

自分を知る

帽子の形の名前は、つばの向きを決めていて、山の高さは決めていない

ハンチング・キャスケット・ワークキャップ・ベレーと、名前で探しても当たり外れが続くのは、名前が保証している範囲を超えて期待しているからです。名前が決めているのはつばの向き、つまり水平から何度下がって出るかと、それが前だけか全周か。ここはほぼぶれません。一方で山の高さは、同じ名前の中で2〜4cm揺れます。13の形を2つの座標に翻訳した表と、名前が保証しない3つ、試着で確かめる2か所、売り場で名前が食い違うときの扱いまで、実物を測る手順に落としました。

メグラシ編集部読了 12分
ネックレスの長さの目安|表記のcmを、鎖骨から何cm下に落ちるかに置き換える

自分を知る

ネックレスの長さの目安|表記のcmを、鎖骨から何cm下に落ちるかに置き換える

40cm・45cm・50cmという表記は、輪の一周の長さです。自分の体でどこに落ちるかは、首の付け根の周囲を引いて半分にすると出ます。同じ45cmでも、首の付け根が32cmの人と38cmの人では、落ちる位置が3cm違います。首の付け根の測り方、表記から落ちる位置を出す計算、狙う位置から必要な長さを逆算する式、鎖骨の下0〜2cm・3〜6cm・7〜10cm・11cm以上の4つの帯で何が変わるか、重いトップやアジャスターでどれだけ動くかまで、手元のメジャー1本で決められる形にしました。

メグラシ編集部読了 11分
時計とブレスレットは、腕を下ろしたときブレスレットが何cm落ちるかで決まる|3cm以上で本体に当たる

自分を知る

時計とブレスレットは、腕を下ろしたときブレスレットが何cm落ちるかで決まる|3cm以上で本体に当たる

時計とブレスレットを同じ手首に着けると、当たる音がする・ガラスに細い傷が増える・位置が一日中変わる。原因は本数ではなく、腕を下ろしたときブレスレットが何cm落ちるかです。落ちる距離の測り方、0cm・1〜2cm・3cm以上の3段階、時計の先側とひじ側で変わる当たり方、距離を縮める2つの手まで、測る順に並べました。

メグラシ編集部読了 12分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

スタイリストがあなたの骨格・好みをヒアリング、季節に合わせたコーデを毎月お届けします。

まずは無料で試してみる

月額制 / 自宅で試着 / 返却時のクリーニング不要 / 送料込