膝が大きい骨格はナチュラル?|皿の角の数で見分けて秋冬の丈を決める

**立ったまま、膝の皿の上下左右を指で押さえてみてください。**押さえたときに、上の端・下の端・左右の端のうち3か所以上で骨の角がはっきり分かるなら、骨格診断でいうナチュラルの傾向がひとつ当たっています。
ただし、膝だけでタイプは決まりません。この記事では、膝の見方と、確かめ直す順番、そして秋冬のスカート丈とブーツの高さを膝の皿の位置から決める方法を順に書きます。3タイプそれぞれの全体像は骨格診断3タイプの違いにまとめてあります。
結論:皿の角が3か所以上ならナチュラル寄り。ただし膝1か所で決めない
膝は、骨格の傾向が外から見えやすい場所です。皿の輪郭がくっきりしていて、押さえると骨の角に指が当たる人はナチュラル寄り。押さえたときに先に弾力が来て、角がはっきりしない人はストレート寄り。皿が小さく丸く、外から見て輪郭が分かる人はウェーブ寄りです。
とはいえ、膝はよく動かす場所なので、運動の習慣や立ち方で見え方が変わります。**膝はタイプの判定より、丈を決める目盛りとして使うほうが確実です。**判定は手首と鎖骨を足して、3か所で見てください。
測り方|鏡の横に立ち、皿の4つの端を押さえる
- 素足か薄手のタイツで、鏡に対して体を横に向けて立つ
- 膝を伸ばしきらず、力を抜いた状態にする
- 人さし指と中指で、皿の上端・下端・内側・外側の4か所を順に押さえる
- 骨の角として指に当たった場所を数える
横から見るのは、皿が前に張り出しているかを確かめるためです。太ももの前の線から、膝のところだけ前へ出ているなら、張り出しがあります。
押さえるときは強く押さないでください。軽く触れて角が分かるかどうかが見たいところです。強く押すと、誰でも骨に届きます。
📋 3タイプの膝の見え方
| 押さえたとき | 横から見たとき | 外から見た輪郭 | |
|---|---|---|---|
| ストレート寄り | 先に弾力。角は0〜1か所 | 張り出しは小さい | 目立ちにくい |
| ウェーブ寄り | 角は1〜2か所。皿が小さい | 張り出しは小さい | 小さく丸く見える |
| ナチュラル寄り | 角が3〜4か所 | 前へ張り出す | 四角く、しっかり見える |
表の右端の列は、裾の丈を決めるときにも使います。輪郭がしっかり見える人ほど、裾を皿の近くに置かないほうが整います。
膝のほかに確かめる2か所|手首と鎖骨
膝でナチュラル寄りと出たら、次の2か所を同じように確かめてください。
- 手首:親指と中指で手首を一周つかむ。小指側の骨の出っ張りが大きく、断面が角ばって感じるならナチュラル寄り
- 鎖骨:指の腹で鎖骨をなぞる。骨に届く前の弾力が少なく、端まで太くしっかりしているならナチュラル寄り
膝・手首・鎖骨の3か所のうち、2か所以上が同じタイプに当たったら、それを主軸にしてください。1か所ずつ別のタイプに分かれたときは、骨格タイプがわからないときの順番で見直すほうが早く決まります。
どちらとも取れるとき①|膝はナチュラル、上半身はストレート
膝と手首はナチュラル、鎖骨まわりはストレート、という組み合わせは珍しくありません。この場合、上半身の服はストレート寄り、下半身の丈は膝に合わせると分けて考えます。
たとえば、上はハリのある素材で首元をすっきりさせ、下は皿の下端から10cm以上下まで届くスカートかワイドパンツにする。上と下で決め手を分けると、どちらの結果も捨てずに済みます。両方の性格を持つ場合のコートの決め方は骨格が混合タイプのコートで、肩と丈を分けて書いています。
どちらとも取れるとき②|皿だけしっかり、ほかは華奢
手首も鎖骨も華奢でウェーブ寄りなのに、膝の皿だけ角が3か所分かる。この組み合わせも起きます。
この場合、タイプはウェーブを主軸にしてください。そのうえで、スカート丈だけは膝の見え方に合わせます。ウェーブで勧められやすい膝丈のフレアスカートは、裾が皿の帯に止まりやすい丈です。丈を5cm下ろすか、膝上で止めるかのどちらかに動かすと、ウェーブの軽さを残したまま膝の線が落ち着きます。
どちらとも取れるとき③|左右で見え方が違う
片方の膝だけ角がはっきりしている、ということもあります。立つときにどちらかの脚に重心を乗せる癖があると、乗せている側の膝が伸びきって皿が前に出ます。
両脚に同じだけ体重を乗せて立ち直してから、もう一度測ってください。それでも左右で違うときは、角が少ないほうの膝を基準にします。丈は両脚に同じだけかかるので、少ないほうに合わせておけば、もう片方でも大きく外れません。
秋冬のスカート丈|皿の上端から下端までの帯に裾を置かない
丈を決める目盛りは1本の帯です。皿の上端から下端まで、おおよそ手のひらの幅ほどの高さを「皿の帯」と呼びます。
- 帯より上で止める:膝上の丈。秋冬は厚手のタイツと合わせて、脚を一続きの面にする
- 帯の中に止める:裾の横線と皿の輪郭が重なり、線が膝に集まる
- 帯の下端から10cm以上下:ミモレ丈からロング丈。秋冬の素材と合わせやすい
ナチュラル寄りの膝は輪郭がしっかりしているので、帯の中に裾が来たときの線の重なりがはっきり出ます。裾の厚いウールやツイードではなおさらです。ロング丈の選び方全般はロングブーツの選び方と合わせて読むと、足元まで一度に決まります。
座ったときの丈|裾は立ったときより上がる
立って帯の下に収まっていた裾も、座ると上へ動きます。椅子に腰かけると、膝が前に出るぶん布が引かれ、ひざ下丈のスカートでも裾が皿の上まで上がることがあります。
仕事で座っている時間が長い人は、試着のときに一度座って、裾がどこに来るかを見てください。
- 座っても裾が皿の下端より下にあるなら、その丈は座る日にも使える
- 座ると裾が皿の上に乗るなら、立っている時間が長い日の1枚にする
- 座る時間が長い日は、皿の下端から15cm以上下まで届く丈にしておくと、座っても帯にかからない
プリーツやフレアのように裾に布の量があるスカートは、座ると裾が膝の横へ流れるので、上がる量は小さくなります。タイトなスカートほど、座ったときに上がる量が大きくなります。
ブーツの筒の高さ|口を皿から5cm以上離す
秋冬は、スカートの裾に加えて、ブーツの口という2本目の横線が膝のまわりに来ます。
- ロングブーツは、筒の口が皿の下端から5cm以上下に来るもの
- 膝を越える高さの筒なら、皿は筒の中に入るので気にしなくてよい
- ショートブーツは、スカートの裾との間に脚が見える幅を作るか、厚手のタイツで脚と靴を同じ色にする
試着のときは、膝を軽く曲げて、口の縁が皿の下端に触れないかを見てください。立った状態で離れていても、座ったときに口が皿に当たると、そのたびに筒が押されて形が崩れます。タイプ別の靴の傾向は骨格タイプ別のブーツにあります。
パンツの膝|歩いたときに皿の形が布に出るか
パンツの場合は、帯ではなく布が皿に当たる場所を見ます。細身のパンツで歩くと、膝を曲げるたびに皿が布を前へ押し、膝に横じわが寄ります。
ワイドやストレートのパンツは、膝の前に布の余りがあるので、皿の形が布に出にくくなります。ナチュラル寄りの人に太めのパンツが勧められやすいのは、この理由もあります。布の厚みで言えば、秋冬のウールや厚手のデニムなら、細めの形でも皿の形は出にくくなります。
試着では、鏡に向かって3歩歩き、膝を曲げた瞬間に皿の輪郭が布に浮くかを見てください。浮かなければ、形の名前にかかわらず、そのパンツは膝の見え方の面では合っています。細身のパンツが好きな人は、ひざの前に縦の折り目が入ったものを選ぶと、皿の丸みより折り目の線のほうが先に目に入ります。
タイツの濃さ|薄いと皿の影が出る
秋に入って最初に履く薄手のタイツは、皿の輪郭に沿って色が薄くなり、膝のところだけ影が出ます。皿の角がはっきりしている人ほど、この影がくっきりします。
脚を一続きの面に見せたいなら、肌がほとんど透けない濃さを選んでください。スカートと同じ色か、靴と同じ色にそろえると、膝の上下で色が切れずにつながります。
薄手のタイツを履きたい季節の変わり目は、裾を帯から離しておけば影はほとんど気になりません。影が目立つのは、裾の横線と皿の影が近くに並んだときです。影が出る日は丈で離し、丈を変えられない日は濃さで面にする、と分けて考えると選びやすくなります。
ナチュラルと出ても、膝が気にならないなら丈は自由
ここまでの丈の話は、「膝が気になる」と感じている人のためのものです。膝の皿がしっかりしていることは、骨格の特徴であって、直すものではありません。
膝上のスカートを軽く履きこなしたい日や、細身のパンツで脚の線をそのまま見せたい日もあるはずです。その日は、上半身の服を少し重めにするだけで全身のつり合いは取れます。膝の話は、迷ったときに戻る目盛りとして持っておいてください。
試着室で確かめる手順(3分)
- 鏡の横に立ち、皿の上端と下端の高さを指で確かめる
- 正面に向き直り、スカートの裾がその帯の中にないかを見る
- ブーツを合わせる日は、膝を軽く曲げて筒の口が皿に触れないかを見る
- 3歩歩いて振り返り、裾が揺れたときに帯の中に入り込まないかを見る
4の揺れは見落としやすいところです。止まっているときは帯より下でも、フレアの裾は歩くと数cm上がります。
よくある行き違い
**「膝が大きいから、膝は出さないほうがいい」。**出すかどうかより、裾やブーツの口が皿の近くに来るかどうかで見え方が決まります。膝上の丈でも、帯より上で止まっていれば線は重なりません。
**「ナチュラルは膝を出す丈が似合わない」。**タイプごとの傾向として言われることはありますが、実際に効いているのは裾の位置です。タイプの結果より、自分の皿の帯で確かめてください。
**「タイプがわかれば丈も決まる」。**膝の見え方は、同じタイプの中でも人によって違います。タイプの結果と、丈の目盛りは別々に持っておくほうが、服を選ぶときに迷いません。
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よくある問い
- Q. 膝が大きいと、骨格ナチュラルと決まりますか
- 膝だけでは決まりません。膝の皿がしっかり触れるのはナチュラルの傾向のひとつですが、運動の習慣や立ち方でも見え方は変わります。手首の骨の出方と、鎖骨の見え方をあわせて確かめてください。3か所のうち2か所以上が同じタイプに当たれば、そのタイプを主軸にして構いません。膝だけがナチュラルで、ほかの2か所が別のタイプなら、膝は丈を決めるときの手がかりとして使い、タイプの判定からは外します。
- Q. 膝が目立たない丈は、どれですか
- 裾が膝の皿の上端から下端までの帯に止まらない丈です。帯の中に裾が来ると、裾の横線と皿の輪郭が重なって、膝のところに線が2本集まります。帯より上で止めるか、皿の下端から10cm以上下まで下ろすか。この2択で選べば、長さそのものは好みで構いません。秋冬は、下ろす側のほうがタイツやブーツと合わせやすくなります。
- Q. ロングブーツの筒の高さは、どこに合わせればいいですか
- 筒の口を、皿の下端から5cm以上下に置いてください。口が皿のすぐ下に来ると、口の縁と皿の下端が近づいて、膝の下に横線が2本並びます。反対に、膝を越える高さの筒なら、皿は筒の中に入るので気にしなくて構いません。迷ったら、試着のときに膝を軽く曲げて、口の縁が皿の下端に当たらないかを見てください。
- Q. 膝は丸いのに、骨格診断でナチュラルと言われました
- 膝以外の場所でナチュラルの要素が強く出ている可能性があります。ナチュラルの判定は、肩や鎖骨のまわり、手首、関節全体の骨の感じを合わせて見ます。膝が丸くても、ほかの場所でナチュラルがそろっていれば、その結果は矛盾しません。その場合、丈の決め方は膝の見え方に合わせてください。タイプの結果と、膝の見え方で決めることは、別々に扱って大丈夫です。
— メグラシ編集部





