骨格診断は太ると変わる?|体重が動いた人は、合わない服の場所で直す

**体重が動いたあとに骨格診断の服が合わなくなった人も、診断の結果そのものは変わっていません。**骨格診断は、骨の形と、肉の付き方の質で見るものです。体重が動いて変わるのは、肉の量と付く場所のほうです。
だから直すのは、服が合わなくなった場所だけです。上半身で合わなくなった人は首元と肩、下半身で合わなくなった人は腰の位置と丈を、元のタイプのまま寸法だけ変えます。合わなくなった場所が元のタイプと逆の特徴に寄ったときだけ、その場所の服を一部だけ別のタイプに寄せます。
どこが合わなくなったかは、手持ちの服を何枚か着て、鏡の前で「前は着られたのに、いまは困る場所」を1か所ずつ挙げていけば分かります。この記事では、太った人と痩せた人、上半身と下半身で分けて、直し方を順に書きます。
結論:結果は変えず、合わなくなった場所だけ直す
骨格診断では、鎖骨・手首・膝など骨の形が出る場所と、肉が付いたときの質感(ハリがあるか、柔らかいか、骨が主に出るか)で3つのタイプに分けます。骨の形は大人になってから体重で変わることはありません。肉の質感も、量が増えたり減ったりしても、ハリの人がいきなり柔らかい肉になることはありません。
ただ、肉の量と付く場所は変わります。それによって、前は合っていた服の寸法がどこか1か所で合わなくなります。
| 体重の動き | 合わなくなった場所 | 直し方 |
|---|---|---|
| 増えた | 上半身(胸・肩・二の腕) | 首元を開け、肩と袖にゆとりを足す |
| 増えた | 下半身(腰・お腹・太もも) | 腰の位置を見直し、丈で縦を足す |
| 減った | 上半身 | 首元を詰め、生地に厚みや目を足す |
| 減った | 下半身 | 布の量を減らし、骨の出る所を隠す丈にする |
どの行も、タイプの服の形はそのままにして、寸法と生地だけを変えています。形まで変えるのは、次の章で書く「逆の特徴に寄ったとき」だけです。
先に、骨で見る3か所が前と同じかを確かめる
迷ったら、まず骨で見る3か所を確かめてください。鎖骨、手首、膝です。
鎖骨は、首の付け根から肩に向かって、骨がどれくらいの長さで見えるか。手首は、手の甲側の骨が丸く出るか、平らに出るか。膝は、膝の皿が目立つか、埋もれているか。この3か所は、体重が動いても見え方の傾向が変わりにくい場所です。
3か所とも前と同じなら、元の結果をそのまま採ってください。肉が付いて鎖骨が見えにくくなった、痩せて手首の骨が前より出た、という変化はありますが、骨の「形」まで変わるわけではありません。前に撮った写真があれば、同じ角度で撮り直して比べると分かりやすいです。
手首の見方で迷う人は骨格診断の手首の見方の記事、鎖骨の見方は骨格診断の鎖骨は3か所で見る記事にまとめています。
増えて上半身が合わなくなった人|首元を開けて肩にゆとりを足す
体重が増えて、胸まわりや二の腕で服が合わなくなった人は、首元から直してください。上半身に肉が付くと、詰まった首元の服で胸の前が1枚の大きな面になります。首の付け根から指3本ぶん下まで開けると、面が上で切れて縦の線ができます。
次に肩と袖です。肩線が肩の角より内側に入っていると、二の腕のいちばん太い所で布が引っ張られます。肩線が肩の角に乗るか、外へ2cmまで出るものを選んでください。袖は、腕を前に伸ばしたときに二の腕の横で布を指でつまめるかどうかを目安にします。
骨格ウェーブの人は、柔らかく薄い生地が胸の形を拾いやすくなります。ウェーブの形(短めの丈、高めの腰の位置)はそのままにして、生地だけ中厚手に替えてください。
増えて下半身が合わなくなった人|腰の位置を見直して丈で縦を足す
お腹や腰、太ももで服が合わなくなった人は、腰の位置を見直します。前は腰の高い所で止めていた服が、肉が付いて腰の高い所に段を作っていることがあります。
鏡の前で横を向き、ボトムスの腰の縫い目が、お腹のいちばん前に出る所に来ていないかを見てください。そこに来ていたら、指1本ぶん上か下にずらすだけで段が消えます。
丈は、縦の線を足す方向で選びます。スカートなら膝の皿が隠れる丈から、ふくらはぎのいちばん太い所より下まで。パンツなら、裾がくるぶしの骨にかかる長さです。骨格ナチュラルの人は、もともと長い丈が得意なので、そのまま丈を足すだけで落ち着きます。
減って上半身が合わなくなった人|首元を詰めて生地を足す
痩せて上半身で服が合わなくなった人は、多くの場合「寂しく見える」「骨っぽく見える」と感じています。その場合は、増えた人と逆に首元を詰めてください。深いVネックや大きく開いた首元は、鎖骨や胸の上の骨をそのまま見せます。開きを鎖骨の下指1本までにすると、骨の出る所が見えすぎません。
生地は、厚みか表面の目を足します。薄い生地は体の骨の形を拾うので、中厚手に替えるか、同じ厚さでも表面に凹凸のあるものにすると、上半身にちょうどよい量が戻ります。
骨格ストレートの人で痩せた場合は、厚みが残る場所によって分かれます。その見方は骨格ストレートで痩せ型の記事に書いています。
減って下半身が合わなくなった人|布の量を減らして骨を隠す
痩せて下半身で服が合わなくなった人は、ボトムスの布が余って見えます。前はちょうどよかった太さのパンツやフレアのスカートが、脚のまわりで布を持て余して、体だけ細く見えるようになります。
布の量は、ウエストのサイズを詰めるより、形を変えたほうが早いです。広がるスカートは広がりの少ない形に、太いパンツはまっすぐ落ちる形に替えてください。
膝の骨が目立つようになった人は、丈を膝の皿の下指3本ぶんまで下げると、骨の出た所が隠れます。膝の皿の見え方で丈を決める方法は骨格の膝で選ぶ秋冬のスカート丈とブーツの記事にまとめています。
逆の特徴に寄ったときだけ、その場所を別のタイプに寄せる
寸法を直しても合わない場所が残ることがあります。そのときは、その場所が元のタイプと逆の特徴に寄っていないかを見てください。
たとえば、骨格ウェーブと言われた人が、体重が増えて胸まわりに厚みが出たとします。首元を開けても、生地を替えても、胸まわりで柔らかい服が体の形を拾う。これは上半身だけ、ストレートの特徴に寄った状態です。その場合は、上半身の服だけ、ストレートで勧められる形(首元が開いた、ハリのある中厚手)に寄せて、下半身はウェーブの形のまま残します。
逆に、骨格ストレートと言われた人が痩せて、肩や手首の骨が前よりはっきり出たとします。シンプルな形がどう直しても寂しい。これは骨が主に出る、ナチュラルの特徴に寄った状態です。その場合は、肩まわりだけ少し肩の落ちた形を許します。
寄せるのは、合わない場所1か所だけです。全身を別のタイプに入れ替えると、合っていた場所まで合わなくなります。
どちらとも取れる場合|上半身も下半身も合わなくなった人
上半身と下半身の両方で合わなくなった人は、一度に両方を直そうとしないでください。手持ちの服がほとんど着られなくなり、何を買えばよいか分からなくなります。
先に直すのは、いちばんよく着る服で困る場所です。仕事の日にパンツとニットを着る人なら、ニットで困る上半身から。休日にワンピースを着る日が多い人なら、腰の位置から。1か所が落ち着くと、もう1か所の困りごとが小さく見えることもあります。
| いちばんよく着る服 | 先に直す場所 |
|---|---|
| ニット・ブラウスとパンツ | 上半身(首元と肩) |
| ワンピース | 腰の位置 |
| ジャケットやコートを着たまま過ごす | 肩と袖 |
| スカート | 丈と腰の位置 |
どちらとも取れる場合|前の診断で迷ったところが残っている人
前の診断のときから2つのタイプで迷っていた人は、体重が動いたことで、もう一方のタイプの特徴が前より出てきたように見えることがあります。
この場合は、新しく迷い始めたのではなく、前からあった迷いがはっきりしただけです。いま困っている場所をもう一方のタイプに寄せれば、診断を受け直さなくても服は落ち着きます。2つのタイプで割れる人の決め方は骨格診断が2タイプで割れる記事に書いています。
産後や年齢で体が変わった人
体重の増減ではなく、出産や年齢で体の形が変わった人もいます。この場合も、骨の形が変わるわけではなく、肉の付く場所と姿勢が変わります。
産後は、お腹と腰幅で服が合わなくなる人が多いです。その場合の先に替える1枚の決め方は産後の体型と服の記事が参考になります。年齢で肩が前に入り、首が短く見えるようになった人は、首元を少し開けるだけで、前のタイプの服がそのまま着られることが多いです。
試しに1枚だけ替えるとき
合わない場所が分かったら、その場所を直す服を1枚だけ用意してください。秋冬なら、上半身が合わない人はニットかブラウスを1枚、下半身が合わない人はボトムスを1本です。
その1枚を、手持ちの服と合わせて1週間着てみてください。合わなかった場所が気にならなくなれば、元のタイプのまま寸法を直すやり方で合っています。それでも気になるなら、前の章の「逆の特徴に寄ったとき」に当てはまるかを見直します。
まとめ|体重が動いても、結果は変えずに場所を直す
- 骨格診断の結果は、体重が動いても骨の形で決まる部分は変わらない
- 上半身が合わなくなった人は首元と肩、下半身が合わなくなった人は腰の位置と丈を、元のタイプのまま直す
- 寸法を直しても合わない場所が、元のタイプと逆の特徴に寄ったときだけ、その場所を別のタイプに寄せる
- 迷う人は、鎖骨・手首・膝の3か所を見直し、前と同じなら元の結果を採る
自分の骨格がそもそも分からなくなった人は鏡と写真で答えが変わる人の記事から確かめてください。
よくある質問
Q. 太ってから骨格ウェーブの服が似合わなくなりました。ストレートに変わったのですか 骨の形は変わらないので、タイプが入れ替わったわけではありません。上半身に肉が付くと、ウェーブの人でも胸まわりに厚みが出て、薄く柔らかい服が体の形を拾いやすくなります。まずは首元を少し開け、生地を中厚手にして、ウェーブの形のまま厚みを受け止めてください。鎖骨と手首の見え方が前と同じなら、ウェーブの結果を採ってかまいません。
Q. 痩せたら骨格ストレートの服が似合わなくなりました 痩せると、骨格ストレートの人でも肩や鎖骨の骨が前より目立つことがあります。そのぶん、ハリの強い服やシンプルな形が寂しく見えやすくなります。生地を中厚手にして表面に少し目のあるものを選ぶと、ストレートの形のまま寂しさが消えます。肩の骨が出る場所だけ、少し肩の落ちた形を許すのも1つの方法です。
Q. 体重が戻るまで待ったほうがいいですか 待たなくてかまいません。体重が戻るかどうかは分からないので、いまの体で困っている場所を1か所だけ直す服を先に1枚用意してください。骨格の結果は変わっていないので、戻ったあとも同じタイプの服はそのまま使えます。
Q. 診断を受け直したほうがいいですか 鎖骨・手首・膝の3か所の見え方が前と変わっていなければ、受け直さなくても元の結果で困りません。3か所のうち2か所以上が前と違って見える、前の診断で迷った所がそのまま残っている、という人は受け直すと答えがはっきりします。
— メグラシ編集部





