産後 体型 服|残ったのがお腹か腰幅かで、先に替える1枚を決める

**産後に服が合わなくなったら、まず変わった場所が1つだけかどうかを確かめてください。**多くの人は、お腹の前、腰幅とお尻、胸と背中のどれか1か所がいちばん大きく変わっていて、替えるべき1枚はその場所で決まります。
お腹の前が残った人は、ボトムは替えずに上に着る物の丈を伸ばします。腰幅とお尻が変わった人は、腰で合わせたボトムを1本だけ買います。胸と背中が変わった人は、授乳中かどうかで、前が開くトップスか、身幅にゆとりのあるトップスかを先に決めます。
見分けるのに使うのは、産前によく履いていたボトム1本と、産前によく着ていたニット1枚だけです。ボトムのファスナーが最後まで上がるか、ニットの脇と背中が突っ張るか。この2つで、先に替える1枚がわかります。
結論:変わった場所で、先に替える1枚が違う
産後の体の変化は、人によって出る場所が違います。全部を一度に買い直すと、合わない場所と合っている場所の両方を替えてしまい、手元の服が使えなくなります。
| 変わった場所 | 見分け方 | 先に替える1枚 | まだ替えない物 |
|---|---|---|---|
| お腹の前 | ボトムは上がるが、座ると前が食い込む | 腰骨の下まで届く上の服 | ボトム |
| 腰幅とお尻 | ファスナーが腰で止まって上がらない | 腰で合わせたボトム1本 | 上の服 |
| 胸と背中 | ニットの脇と背中が突っ張る | 前が開くか、身幅にゆとりのあるトップス | ボトム |
| 全体に少しずつ | どれも少しずつきつい | 上か下の片方を1サイズ上げる | もう片方 |
この表は、どこから手をつけるかを決めるためのものです。替えるのは表の「先に替える1枚」だけにして、1〜2週間着てから次を考えてください。
まず測る|産前のボトム1本と、ニット1枚で見分ける
用意するのは、産前にいちばん履いていたボトムと、産前にいちばん着ていたニットです。新しく買った服ではなく、体に合っていた頃の服で比べるのがポイントです。
ボトムは、履いてファスナーを上げ、そのまま椅子に座ります。見るのは3つです。ファスナーが最後まで上がるか。立ったときに、ウエストと腰の間に指が2本入るか。座ったときに、前のウエストがお腹に食い込むか。
ニットは、着て両腕を前に伸ばします。脇の下と背中に横じわが出て突っ張るか、胸の前で編み目が横に引かれて広がるかを、鏡で見てください。
- ボトムが上がらない → 腰幅とお尻が主
- ボトムは上がるが、座ると前が食い込む → お腹の前が主
- ボトムは問題なく、ニットが突っ張る → 胸と背中が主
- どれも少しずつきつい → 全体に少しずつ
**どれに当てはまるかを1つ決めてから、売り場に行ってください。**決めないまま行くと、試着のたびに別の場所が気になって、結局全部を替えたくなります。
お腹の前が残った人|ボトムは替えず、上の丈を伸ばす
ボトムのファスナーが上がる人は、ボトムを替える必要はまだありません。困っているのは、座ったときにウエストの上にお腹がのること、そして上の服の裾がその段差の上で止まることです。
直すのは上の服の丈です。裾が腰骨より5cm以上下に届く物を選ぶと、ウエストの段差が服の中に入り、外から見えなくなります。丈が腰骨の位置でちょうど止まる服は、段差のすぐ上に裾の線が来るので、かえって目立ちます。
秋冬なら、腰骨の下まで届くニットか、腰が隠れる丈のカーディガンが先です。生地は、体に沿う薄い物より、少し厚みがあって体から離れて落ちる物のほうが、お腹の前の形を拾いません。
ボトムは産前の物をそのまま使えます。座ったときに食い込みが気になるなら、ボタンを外せる時間をつくるか、ウエストの後ろだけゴムが入った形を1本足す程度で十分です。
腰幅とお尻が変わった人|ボトムを1本だけ、腰で合わせて買う
ファスナーが腰の位置で止まって上がらない人は、骨盤まわりとお尻の幅が変わっています。ここは上の服でいくら隠しても、ボトムそのものが合わないので解決しません。
ボトムを1本だけ買い直してください。合わせる場所はウエストではなく、腰のいちばん張った位置です。ウエストで合わせると腰とお尻が突っ張り、腰で合わせるとウエストが少し余ります。余ったウエストは、ベルトかゴムで後から詰められます。
形は、腰から裾までまっすぐ落ちる物か、腰から裾にかけて少しだけ広がる物が合わせやすいです。腰の位置で生地が横に引かれると、横じわが出て幅が強調されるので、試着では横じわが出ないかを鏡で見てください。
上の服は替えなくて大丈夫です。産前のニットがそのまま着られるなら、ボトムが1本変わるだけで、手持ちの組み合わせがほぼ元に戻ります。
胸と背中が変わった人|授乳中かどうかで、前の開き方を先に決める
ボトムは問題なく、ニットが脇と背中で突っ張る人は、胸と背中の厚みが変わっています。ここは授乳中かどうかで、先に替える物が違います。
授乳中なら、前が開く形を先に1枚。前がボタンで開くカーディガンやシャツ、前開きのワンピースなど、胸の前を開けられる形です。授乳の回数が多い時期は、上からたくし上げるより前を開けるほうが、寒い季節に体を冷やしにくくなります。
授乳中でない、または授乳が終わった人は、身幅にゆとりのあるトップスを先に選びます。胸のいちばん高い位置で、生地を両手でつまんで2〜3cm余るくらいが目安です。それ以上余ると、肩と腕まで大きく見えます。
胸と背中は、授乳の終わりにもう一度変わります。いま合わない産前のトップスは、手放さずにしまっておいてください。
全体に少しずつ変わった人|サイズを上げるのは上か下の片方から
どこか1か所が大きく変わったわけではなく、全体が少しずつきつい人もいます。この場合、上も下も1サイズ上げたくなりますが、両方を上げると、肩・腕・脚まで余って、体全体が大きく見えやすくなります。
上げるのは片方だけにしてください。決め方は、1日のうちでどちらの苦しさが長く続くかです。座っている時間が長い人はボトム、抱っこや家事で腕を動かす時間が長い人は上の服を、先に1サイズ上げます。
上げなかった側は、産前のサイズのまま残します。片方が体に沿っていると、もう片方が少しゆったりしていても、全体の輪郭が締まって見えます。
どちらとも取れるとき①|お腹も腰幅も気になる
お腹の前も腰幅も、両方が気になる人は少なくありません。この場合は、産前のボトムのファスナーが最後まで上がるかどうかだけで決めてください。
- 上がる → お腹の前を先に。上の服の丈を腰骨の下まで伸ばす
- 上がらない → 腰幅を先に。腰で合わせたボトムを1本買う
上がるけれど苦しい、という人は「上がる」側です。苦しさはウエストの食い込みで、腰幅ではなくお腹の前が原因のことが多いからです。
両方を一度に替えないことも大事です。1枚替えて1〜2週間着てみると、もう1か所はそれほど気にならなくなっている、ということがよくあります。片方が整うと、もう片方の目立ち方も変わるためです。
どちらとも取れるとき②|ボトムは入るのに、鏡で違和感がある
産前のボトムも入るし、ニットも突っ張らない。それなのに、鏡で見ると何か違うと感じる人もいます。
違和感の多くは、腰の位置と姿勢の変化です。抱っこが続くと、肩が前に入り、腰が反りやすくなります。すると同じ服でも、前の裾が上がり、後ろの裾が下がって見えます。
確かめ方は、横向きで全身を撮ることです。前の裾と後ろの裾の高さを比べて、前が2cm以上上がっていたら、服ではなく姿勢の変化で裾がずれています。この場合は、前後の差が出にくい、裾がまっすぐ落ちる形や、前だけ少し長い形を選ぶと違和感が減ります。
服のサイズが合っているなら、無理に買い替えなくて大丈夫です。気になる裾の1枚を見直すだけで足ります。
どちらとも取れるとき③|まだ体が動いている時期に買っていいか
産後の体は、授乳が終わるまで、そして終わってからもしばらく変わり続けます。いま買った服が、数か月後に合わなくなる可能性はあります。
それでも、毎日着る物で困っているなら、1枚は買ってください。合わない服を我慢して着続けるより、1枚だけ合う物があるほうが、毎朝の負担はずっと軽くなります。
目安は、産前のボトムの入り方が2〜3週間変わらなくなったら、もう1枚を考えてよい時期です。変化が続いている間は、先に替える1枚だけにとどめ、全部をそろえるのは授乳が終わって数か月たってからで十分です。
体の戻り方には個人差があります。痛みや気になる変化がある場合は、服で何とかしようとせず、かかりつけの医療機関に相談してください。
秋冬の重ね着で起きること|裾が2枚重なると、お腹の前に段ができる
秋冬は重ね着が増えます。産後に気をつけたいのは、裾の位置が2枚とも同じ高さに来ることです。
たとえば、ニットの裾とカーディガンの裾が両方とも腰骨の位置で止まると、裾が2枚重なってお腹の前に厚い段ができます。お腹の前が残った人ほど、この段が目立ちます。
直し方は、どちらかの裾を5cm以上ずらすことです。中のニットを短めにして外のカーディガンを腰の下まで伸ばすか、中のニットを長めにして外の羽織りを短くするか。高さが違うと、段が1か所に集まりません。
コートも同じで、中の服の裾がコートの裾の数cm上で止まると、前を開けたときに段が見えます。コートは前を閉めて着るのか開けて着るのかを先に決めて、開けて着るなら中の裾との差を大きくとってください。
抱っこと授乳の日の動き方で、素材を決める
産後の服は、見た目と同じくらい、1日の動き方で選ぶ必要があります。抱っこの時間が長いか、授乳の回数が多いかで、合う素材が違います。
抱っこの時間が長い人は、肩と胸の前がこすれても毛羽立ちにくい、目の詰まった素材が合います。毛足の長いニットは、抱っこひもの当たる場所だけ毛玉が出やすく、数週間で表面が変わります。
授乳の回数が多い人は、洗う回数も多くなります。洗ったあとに形が戻りやすい素材か、家で洗える表示があるかを、買う前に確認してください。毎日着る1枚が洗えない素材だと、結局着る日が減ります。
外出の多い日と家にいる日で、服を分けるのも1つの方法です。家にいる日は動きやすさと洗いやすさだけで選び、外出の日だけ、見た目の整う1枚を着る。そうすると、外出用の1枚が傷まず長く持ちます。
手持ちの服で延ばす方法
買い替える前に、手持ちの服で延ばせる場合もあります。
- 産前のボトムがお腹の前だけきつい → ウエストのボタンの位置をずらす延長具を使う。上の服の丈を長くすれば外からは見えない
- 産前のニットの胸だけがきつい → 前が開くカーディガンとして羽織る形に回す。中に身幅のある物を1枚着る
- 妊娠中に着ていた服 → お腹の前にゆとりのある上の服は、産後のお腹の前が残った時期にそのまま使える
妊娠中のボトムは、お腹を覆う部分が高すぎて、産後には余ることが多いです。ボトムより、妊娠中に着ていた長めの上の服のほうが、産後にも使いやすい傾向があります。
よくある質問
Q. 産後、いつ服を買い直せばいいですか A. 全部をそろえるのは、授乳が終わって数か月たち、産前のボトムの入り方が2〜3週間変わらなくなってからで十分です。それまでは、困っている場所の1枚だけを替えてください。
Q. 産前の服は手放したほうがいいですか A. 授乳が終わるまでは、しまっておくことをおすすめします。胸と背中は授乳の終わりにもう一度変わるので、いま合わない上の服が後で合うことがあります。
Q. お腹も腰幅も両方気になります。どちらから替えればいいですか A. 産前のボトムのファスナーが最後まで上がるかで決めます。上がるなら上の服から、上がらないならボトムから替えてください。
Q. 大きめのサイズを買えば、産後の体型は隠れますか A. 全部を大きくすると、肩と腕まで余って、体全体が大きく見えやすくなります。サイズを上げるのは、変わった場所に当たる上か下の片方だけにしてください。
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— メグラシ編集部





