妊婦の冬コーデ|層を「動かさない層」と「動かす層」に分けて数える

冬の妊婦コーデが決まらないのは、層を全部まとめて数えているからです。
層には2種類あります。お腹を覆っていて、一日のあいだ動かさない層。そして肩から羽織って、屋内で脱ぐ層。
この2つを分けて数えると、調整するのは後者だけになります。前者は朝に決めたら、そのまま一日固定です。
📋 早見表|2種類の層と、その扱い
| 層の種類 | 通っている場所 | 枚数の目安 | 一日の中で |
|---|---|---|---|
| 動かさない層 | お腹のいちばん高いところ | 2枚 | 脱ぎ着しない |
| 動かす層 | 肩から羽織る | 1〜2枚 | 開ける・脱ぐ |
寒いと感じたとき、増やすのは動かす層のほうです。動かさない層は冬でも2枚のままにします。
層を2種類に分けて数える
お腹のいちばん高いところに手を当てます。そこを通っている層が、動かさない層です。
肌に近い薄手が1枚、その上に中厚手が1枚。手で触って数えると、2枚あるか3枚あるかが分かります。
肩から羽織っていて、お腹の高いところを通っていない層は動かす層です。前が開いていれば、脱がずに開けるだけでも調整できます。
動かさない層は2枚で固定する
冬でも2枚のままにしてください。
3枚にすると、屋内で暖房が効いたときに脱げる層がありません。動かさない層は、暑くなっても脱げない層です。ここを厚くすると、逃げ場が消えます。
冬の屋内は、屋外との差が15度を超えます。この差を受けるのは動かす層の役割です。動かさない層を薄めに固定しておくほど、差に対応できる幅が広がります。
なぜお腹まわりで調整しないのか
お腹まわりの層を脱ぐには、上に着ているものを全部外す必要があります。屋内でこれをやるのは現実的ではありません。
つまり、朝に決めた枚数がその日の下限になります。下限を高く設定すると、暖かい場所で下げられません。
逆に、動かす層は何度でも段階を変えられます。閉める、開ける、脱ぐ。1枚の外側でも3段階あります。調整は全部こちら側に寄せます。
動かす層は、前が開くものだけ
調整に使う1枚は、前が開く形にしてください。
かぶる形は、脱ぐときに頭を通す動作が要ります。屋内で暑くなるたびにこれをやるのは負担が大きく、結局脱がないままになります。
前が開けば、段階が3つ使えます。
| 状態 | 体感の目安 |
|---|---|
| 閉める | 基準 |
| 開ける | 1〜2度下がる |
| 脱ぐ | 3〜4度下がる |
段階が3つあると、暑いか寒いかの二択になりません。
裾は、お腹の下端より5cm下まで
お腹のいちばん出ているところの下端に指を当てます。そこからさらに5cm下まで裾が届いていれば足ります。
なぜ5cmかというと、立ったときと座ったときで裾の位置が変わるからです。座ると前側の裾が2〜3cm上がります。立った状態でぴったりだと、座ったときに足りません。
5cmの余裕があれば、どちらの姿勢でも届きます。
立ったときと座ったときで、裾は何cm動くか
実際に測ってみると分かります。
- 立った状態で、裾の前端が体のどこにあるかを覚える
- 椅子に座る
- 同じ場所を見る
差が2〜3cmなら想定内です。5cm以上動くものは、丈が足りていないか、前上がりが強い形です。
冬は座って過ごす時間が長くなります。屋内が暖かいぶん、外にいる時間が短くなるからです。座った状態で足りているかが、実際の条件になります。
前上がりの分を、後ろで測らない
お腹が前に出ると、前側の丈が上に引かれます。同じ一枚でも、前と後ろで裾の高さが変わります。
丈を測るときは、**必ず前側で測ってください。**後ろで測ると、前上がりのぶんを見落とします。後ろが十分でも、前が足りていないことがあります。
前で測って足りない場合は、前側が長く裁たれている形を選びます。着たときに水平に見える形は、前が長く作られています。
冬の外側は、閉まらなくてよい
週数が進むと、外側の前が閉まらなくなります。これは普通のことです。
閉まる大きさを探すと、肩幅や袖が大きすぎるものになります。肩が落ちて袖が余ると、腕を動かすたびに布が引っかかります。肩と袖が合っているものを選んで、前は開けたままで構いません。
閉まらないぶんは、別の2か所で補います。
首元と足元で、外側の閉まらないぶんを補う
前が開いていても、上下2か所が塞がっていれば空気の流れは止まります。
首元に1点足すと、上半身全体の体感が1〜2度上がります。首から入る流れが止まるためです。巻くものでも、襟が生え際まで届く形でも構いません。
足元は、裾と靴の履き口を2cm重ねます。0cmだと、歩くたびに下から空気が上がります。2cm重なっていれば、その流れが止まります。
この2か所が塞がっていれば、前を開けたまま冬を通せます。
足元は、履くときの姿勢から選ぶ
冬の靴は履き口が高いものが増えます。ここで見るのは暖かさだけではありません。
座ったまま履けるかを確かめてください。前かがみになる角度が浅くて済む形、手を伸ばす距離が短い形が扱いやすくなります。履き口が広いもの、留め具が横にあるものは、浅い角度で履けます。
足元は、外にいる合計時間が30分を超える日に効きます。靴底の厚みが1cm増えると、足裏の体感が1度上がります。
屋内の暖房差は、動かす層の枚数で受ける
冬の屋内と屋外の差は15度を超えます。
差を受けるのは動かす層です。1枚だと、脱いだときに一気に下がります。2枚に分けておくと、段階が増えます。
| 動かす層 | 段階 |
|---|---|
| 1枚 | 閉める・開ける・脱ぐの3段 |
| 2枚 | 上の3段 + 内側の1枚を残す |
2枚に分けたときの内側の1枚は、屋内で人前に出ます。袖が手首の骨を越えていること、首元の空きが指2本ぶん以内であることを確かめておくと、脱いだあとの姿が整います。
外形は、縦の線が1本通っているかで読む
冬は層が増えるので、外形に横の切れ目が増えます。切れ目が多いほど、外形が細かく割れて見えます。
見るのは縦の線です。前が開く外側を羽織ると、開いた縁に沿って縦の線が2本入ります。この2本が肩から裾まで途切れずに通っていると、外形が縦に読まれます。
途切れるのは、内側の層の裾が縦の線を横切ったときです。内側の裾を外側の縦線より内に収めると、線が最後まで通ります。
どちらとも取れるとき|裾が届かなくなってきた
週が進むと、それまで届いていた裾が届かなくなります。
このとき、上を長くするより、下を高くするほうが調整しやすくなります。ボトムスのウエスト位置を上げると、上との重なりが戻ります。上の丈を伸ばすには買い替えが要りますが、下の位置は手持ちで動かせます。
それでも足りない日は、動かさない層の1枚を長い丈のものに替えます。増やすのではなく、同じ2枚のまま長さだけを替えます。
どちらとも取れるとき|脱ぎ着の場所がない日
屋内に入っても、外側を掛ける場所や脱ぐ場所がない日があります。
この日は、前を開けるだけで足りる構成にしてください。動かす層を1枚にして、閉めた状態で少し暑いくらいのものを選びます。開けるだけで1〜2度下がるので、脱がずに済みます。
厚い1枚を脱げないまま過ごすと、屋内にいるあいだずっと暑い状態になります。脱げない日ほど、開けられる形が効きます。
まとめ
- 層は**動かさない層(お腹を覆う)と動かす層(肩から羽織る)**に分けて数える
- 動かさない層は冬でも2枚で固定。調整は全部外側で行う
- 動かす層は前が開く形だけ。閉める・開ける・脱ぐの3段が使える
- 裾はお腹の下端より5cm下まで。前側で測る
- 外側の前は閉まらなくてよい。首元と足元の2か所で補う
いまお腹のいちばん高いところに手を当てて、通っている層を数えてみてください。3枚あるなら、1枚を外側に移すだけで一日の調整幅が広がります。
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よくある問い
- Q. 動かさない層と動かす層は、どう分けますか。
- お腹のいちばん高いところに手を当てて、そこを通っている層が動かさない層です。一日のあいだ脱ぎ着しない層になります。肩から羽織って、屋内で脱ぐものが動かす層です。この2つを混ぜて数えると、屋内で暑くなったときにどれを脱げばいいかが決まりません。分けて数えると、調整するのは動かす層だけになります。
- Q. 動かさない層は何枚が目安ですか。
- 2枚です。肌に近い薄手が1枚、その上に中厚手が1枚。冬でもここは増やしません。3枚にすると、屋内で暖房が効いたときに脱げる層がなく、暑いまま過ごすことになります。足りないぶんは動かす層の側で足してください。動かさない層は少なめに固定して、調整の幅を外側に残すのが扱いやすい形です。
- Q. 外側は前が開くものでないといけませんか。
- 調整に使う1枚は前が開くものにしてください。かぶる形は、脱ぐときに頭を通す動作が要ります。屋内で暑くなるたびにこれをやるのは負担が大きく、結局脱がないままになります。前が開けば、閉める・開ける・脱ぐの3段階が使えます。屋外で閉め、屋内に入ったら開け、暑ければ脱ぐ。段階が多いほど、暑いか寒いかの二択になりません。
- Q. 裾はどこまで届いていればいいですか。
- お腹のいちばん出ているところの下端から、さらに5cm下です。立ったときと座ったときで裾の位置は変わります。座ると前側の裾が2〜3cm上がるので、立った状態でぴったりだと、座ったときに足りなくなります。5cmの余裕を持たせておくと、どちらの姿勢でも届きます。後ろ側の丈で測ると、前上がりのぶんを見落とします。
- Q. 冬の外側は、前が閉まらないと困りますか。
- 閉まらなくて構いません。週数が進むと閉まらなくなるのが普通で、閉まる大きさを探すと肩や袖が大きすぎるものになります。閉まらないぶんは、首元と足元の2か所で補ってください。首元に1点足すと上半身の体感が1〜2度上がり、裾と靴の履き口を2cm重ねると下から入る空気が止まります。前が開いていても、この2か所が塞がっていれば通せます。
— メグラシ編集部





