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12月の気温と服装|層は増えない。決まるのは、層と層のあいだの隙間の数

メグラシ編集部//読了 14分
12月の街を歩く装い。層と層のあいだに隙間を残した重ね方のイメージ

12月は、11月と組み立て方が変わります。

11月は月の途中で層が一つ増える月でした。12月は増えません。上旬も下旬も4層のままです。

代わりに何が変わるのか。層と層のあいだに、空気の入る隙間がいくつあるかです。同じ4層でも、隙間が2つの状態と3つの状態では体感が3度ほど違います。12月は、厚みを足すのではなく隙間を作る月です。

📋 早見表|12月の気温と、必要な隙間の数

時期日中の目安朝の目安層の数隙間の数
上旬12度前後4度前後42
中旬10度前後2度前後42〜3
下旬8度前後0度前後43

層の数は月を通して4のまま動きません。動くのは右端だけです。

12月の気温の目安

平地での目安です。地域差はありますが、月の中での動き方は共通しています。

日中は12度から8度へ、朝は4度から0度へ。**月の中で4度ほど落ちます。**11月が5度以上動いたのに比べると緩やかです。

落ち方が緩やかなぶん、同じ組み立てを月を通して使えます。11月のように途中で組み替える必要がありません。そのかわり、11月下旬の状態で12月に入ると、上旬から足りない状態が続きます。

11月と違うのは、層が増えないこと

11月下旬で4層に届いていれば、12月はそこから枚数を足しません。

足そうとすると、内側が窮屈になって動きが止まります。5層目を入れると腕が上がりにくくなり、乗り物の乗り降りが重くなります。12月に枚数を増やすのは、屋外に1時間以上続けている日だけです。

普段の日は4層のまま、隙間の数で調整します。

決めるのは厚みではなく、隙間の数

空気は動かなければ熱を伝えにくくなります。層と層のあいだに動かない空気があると、そこが1枚ぶんの役割を果たします。

だから、厚い布を1枚足すより、隙間を1つ作るほうが効きます。隙間1つは、2〜3mmの布1枚とほぼ同じです。しかも隙間には重さがありません。

12月に「厚くしたのに寒い」となるのは、厚くしたことで隙間が潰れたときです。

隙間を数える|首・胴・袖の3か所

着た状態で、層と層のあいだに人差し指を差し込みます。指が入れば隙間1つです。

場所確かめる位置
首鎖骨のあたり、内側の層と外側の層のあいだ
胴脇の下から手のひら1つぶん下
袖肘の外側

3か所とも入れば3つ。1か所も入らないなら0で、層が体に張り付いていて空気が入っていない状態です。

12月上旬は2つ、下旬は3つが目安になります。

隙間が潰れる原因は、サイズではなく順番

大きいものを着れば隙間ができる、と思われがちですが違います。着る順番です。

厚い層を内側に入れると、その厚みが外側の層を押して隙間を埋めます。内側で膨らんだぶん、外側との距離がゼロになります。

順番は内側から薄い順です。いちばん薄いものを肌に近い側、いちばん厚いものをいちばん外に。この順番なら、同じ枚数のまま隙間が2つ多く残ります。

順番を並べ替えるだけで、体感が変わる

いま着ているものを一度全部脱いで、厚みの順に並べ直してみてください。

層入れるもの
1(肌に近い)いちばん薄い
2薄手
3中厚手
4(いちばん外)いちばん厚い

枚数も素材も変えずに、順番だけを直します。それで隙間が増えます。12月に何か買い足す前に、この並べ替えを一度やってみる価値があります。

上旬・中旬・下旬|隙間を2つから3つへ

層の数は4のまま動きません。動くのは隙間の数と、外側の表面の条件だけです。

上旬|11月下旬の4層をそのまま持ち込む

日中12度前後、朝4度前後。11月下旬に4層に届いていれば、そのまま入れます。

隙間は2つで足ります。首と胴で確かめて、指が入れば問題ありません。袖はまだ詰まっていて構いません。

11月下旬に3層で通していた場合は、上旬のうちに4層目を入れてください。ここで無理をすると、中旬に一気に組み替えることになります。

中旬|外側が風を通すかを確かめる

日中10度前後、朝2度前後。ここで外側の表面が問題になります。

確かめ方は、外側の布を口元に当てて息を吹くことです。反対側に息が抜けるなら、その布は風を通します。通す布は、内側に作った隙間の空気を入れ替え続けます。隙間を3つ作っても効きません。

抜けない布に替えるか、いまの外側の上に風を通さない1枚を重ねます。重ねる場合も、順番は外側です。

下旬|隙間を1つ増やす

日中8度前後、朝0度前後。ここで隙間を3つにします。

増やす場所は袖です。首と胴は上旬から2つあるので、残っているのは袖だけです。肘の外側で指が入る状態にします。

袖の隙間は、内側の袖を薄くすると生まれます。外側を大きくするのではありません。内側を薄くして、外側との距離を作ります。

風速が1m増えると、体感は1度下がる

同じ気温でも、風の日は体感が違います。目安として、風速1mにつき体感1度です。

風速5mの日は、8度でも体感3度です。この日は隙間を作っても足りません。外側の表面が風を通さないことが先に要ります。

風の強い日は、首の後ろと裾の2か所を確かめてください。この2か所は風の入り口で、ここが開いていると隙間の空気が全部入れ替わります。

屋内の暖房差が、11月より大きくなる

11月は屋内と屋外の差が10度前後でした。12月は15度を超えます。

差が大きいほど、屋内に入った瞬間の暑さが強くなります。ここで対応するのは、外側1枚を脱いだだけで3層に落とせる状態にしておくことです。

外側が重ければ重いほど、脱いだときの落差が大きくなります。逆に、内側を厚くして外側を軽くしていると、脱いでも暑いままです。厚みは外側に寄せるのが12月の原則です。

足元は、地面との距離で決める

12月の地面は空気より冷えています。足元の体感は、地面からの距離で決まります。

靴底の厚みが1cm増えると、足裏の体感が1度上がります。薄い底の靴は、同じ気温でも足元だけ寒くなります。

もう一つは、裾と靴の履き口の重なりです。2cm重なっている状態にすると、歩くたびに下から入る空気が止まります。0cmだと、足首から入った空気が胴まで上がります。

雨と雪の日は、外側の表面で決める

濡れた布は、乾いた布より熱を伝えます。外側が濡れると、内側に作った隙間の効きが落ちます。

雨と雪の日は、外側の表面が水を弾くかで選んでください。確かめ方は、布に水を1滴落として10秒待つことです。玉のまま残れば弾いています。染み込むなら、その日は別の外側にします。

弾く外側が無い日は、屋外にいる時間を短くする側で調整します。傘の下でも、肩と袖の外側は濡れます。

12月に多い失敗

一つ目は、寒いからと内側を厚くすることです。内側が膨らむと隙間が潰れて、厚くしたのに体感が下がります。

二つ目は、外側の表面を確かめないことです。風を通す布だと、内側で何をしても効きません。息を吹く確認は10秒で済みます。

三つ目は、5層目を入れることです。動きが止まって、乗り物の乗り降りや階段が重くなります。4層のまま隙間で調整するほうが、同じ体感で軽く済みます。

1月に渡す前に確かめること

12月下旬に、4層+隙間3つで足りていれば、そのまま1月に入れます。

足りていない場合、増やすのは層ではなく外側の表面の性能です。風を通さない、水を弾く。この2つが揃っていれば、1月の寒さでも同じ4層で通せます。

11月の組み立ては11月の気温と服装、10月は10月の気温と服装にまとめてあります。

まとめ

  • 12月は層が増えない。上旬も下旬も4層のまま
  • 変わるのは層と層のあいだの隙間の数。上旬2つ、下旬3つ
  • 隙間は首・胴・袖で数える。指1本が入れば1つ
  • 潰れる原因はサイズではなく着る順番。内側から薄い順に並べる
  • 外側は息が抜けない/水を弾くの2つを確かめる

いま着ているものの脇の下に、指を1本差し込んでみてください。入らないなら、順番を並べ替えるだけで12月の体感が変わります。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 12月の気温はどのくらいですか。
平地の目安として、上旬は日中12度前後・朝4度前後、中旬は日中10度前後・朝2度前後、下旬は日中8度前後・朝0度前後です。11月と違って月の中での落ち方が緩やかで、上旬と下旬の差は日中で4度ほどです。11月は上旬と下旬で5度以上動きましたが、12月は動きが小さいぶん、同じ組み立てを月を通して使えます。
Q. 11月と12月で、組み立て方はどう変わりますか。
11月は月の途中で層が一つ増える月でした。12月は増えません。上旬から下旬まで4層のままです。代わりに変わるのが、層と層のあいだの隙間です。同じ4層でも、隙間が2つの状態と3つの状態では体感が3度ほど違います。厚みを足すのではなく、隙間を作るほうへ意識を移すのが12月です。
Q. 隙間はどこで数えますか。
首・胴・袖の3か所です。着た状態で、層と層のあいだに人差し指を差し込みます。指が入れば隙間1つと数えます。首は鎖骨のあたり、胴は脇の下から手のひら1つぶん下、袖は肘の外側で確かめます。3か所とも入れば3つ。0か所なら、層が体に張り付いていて空気が入っていない状態です。
Q. 隙間が潰れるのはなぜですか。
サイズではなく、着る順番が原因です。厚い層を内側に入れると、その厚みが外側の層を押して、隙間を埋めます。順番は内側から薄い順に並べてください。いちばん薄いものを肌に近い側、いちばん厚いものをいちばん外に。この順番なら、同じ枚数でも隙間が2つ多く残ります。
Q. 12月に外側を厚くしても寒いのはなぜですか。
外側の表面が風を通しているか、隙間が潰れているかのどちらかです。表面が風を通すと、内側に作った隙間の空気が入れ替わり続けます。確かめ方は、外側の布を口元に当てて息を吹くことです。反対側に息が抜けるなら通しています。抜けないのに寒い場合は、隙間の数を数えてください。

— メグラシ編集部

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