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冬のデニムジャケットは中か外か|腕を90度上げて肩が引かれるかで決める

メグラシ編集部//読了 12分
デニムジャケットの上にコートを羽織り、腕を前へ上げて肩が引かれないかを確かめている場面

デニムジャケットが冬に成立するのは、置く場所を先に決めたときだけです。 コートの中に置くか、いちばん外に置くか。この二択を決めずに着ると、どちらでも中途半端になります。

見るのは、置く場所と、そこで動けるか

秋のデニムジャケットは、いちばん外に置くのが前提でした。冬は中に着るものが増えるので、同じ位置に置くと前身頃の余りが足りなくなります。

かといってコートの中に入れると、今度は袖の中で布が余らず、肩が引かれます。どちらの位置にも条件があり、条件は動きで測れます。

判定の軸は次の2つです。

中に置けるか:コートを着て腕を前へ90度上げ、肩が後ろへ引かれないか 外に置けるか:前を留めて、胸の前で手を組めるか

両方を試して、通ったほうに置きます。両方通るなら、その日の予定で選びます。

測る①|中に置く場合

デニムジャケットの上からコートを羽織り、腕を前へ90度上げてください。 見るのは腕ではなく肩です。

状態起きていること判定
肩が動かない袖の中に布の余りがある中に置ける
肩が後ろへ軽く引かれる余りがぎりぎり下の枚数を1枚減らす
肩が明らかに引かれる余りがない中に置けない

肩が引かれた状態で一日過ごすと、肩の縫い目が外へずれます。 見えかたの問題ではなく、コートの形が崩れます。

余りを作る方法は2つです。デニムジャケットの下に着るものを1枚減らすか、袖にゆとりのあるコートへ替えるか。デニムジャケット側のサイズを上げるのは避けてください。 上げると、外に置く日に前が留まらなくなります。

測る②|外に置く場合

デニムジャケットの前を留めて、胸の前で手を組んでください。

組めれば、中の布の量は前身頃の余りに収まっています。組めなければ越えています。組めるかどうかは、背中側の布が引っ張られるかで決まるので、鏡で見るより体で分かります。

組める範囲でいちばん厚いのは、薄いものを2枚と、厚い編み地を1枚の組み合わせです。 これ以上足すなら、前を開けたまま着る前提に切り替えます。

前を開けて着る日は、枚数の上限は上がりますが、風が正面から入ります。首元と手首の2か所で温かさを補ってください。 胴体に足すと、また前が閉まらなくなります。

硬い襟が2枚重なるとき

デニムジャケットの襟は、他の上着より硬く立ちます。硬い襟が2枚重なると、首の後ろで布が押し合って、外側の襟が持ち上がります。

置く場所ごとに、逃がし方が決まっています。

中に置く日:デニムジャケットの襟を左右に開いて平らに寝かせ、外の襟の内側に収める 外に置く日:中のトップスの襟は立てない。首元は編み地か布の面だけにする

立てる襟は、全身に1枚だけ。 これを決めておくと、首元で迷わなくなります。

丈|裾の差を0cmにしない

デニムジャケットは丈が短いので、中に着ているものとの関係が表に出ます。裾の差が0cmだと、2本の裾が1本の線として読まれ、その高さで体が横に切れます。

見えかた判定
中のものが10cm以上出る縦の面が下へ続く成立する
2〜3cm出る出したのか出たのか読めない避ける
0cm裾が1本の線になる避ける
中のものが完全に内側デニムの裾が単独の線になる成立する

出すか、完全に収めるか。 中間を作らないというのが、丈の短い上着に共通する扱いです。

出す場合は、中のものの裾がまっすぐ落ちる形かどうかを見てください。裾が締まって体に沿うと、出した部分がそこで丸くなります。

袖|手首で1回止める

デニムジャケットの袖は、袖口が硬く締まっています。中に着ているものの袖が袖口から出ると、そこで布が2重になって手首が太く見えます。

中に着るものの袖口は、デニムジャケットの袖口より内側で終わるものを選んでください。長い場合は、手首の位置で1回だけ折り返して収めます。2回折ると、折った厚みが袖口を押し広げます。

外に置く日は、コートがないぶん手首から風が入ります。 袖の内側に薄い布を1枚通しておくと、袖口の見えかたを変えずに温かさが足せます。

中に置く日と外に置く日で、下半身も変わる

置く場所が変わると、全身の重さの配分も変わります。

中に置く日:いちばん外がコートなので、上半身に長い面ができます。下半身は細くても広くても釣り合います 外に置く日:上半身が短い面で終わるので、下半身に長い面があると縦が続きます。丈のあるスカートか、まっすぐ落ちるパンツが合います

外に置く日に、下も短い丈でそろえると、体の中央に横の線が2本並びます。外に置くと決めた日は、下を長くする。 これが冬の組み方でいちばん効きます。

布が2か所に出るときの見えかた

デニムは表面がはっきりした布なので、全身に2か所出ると、その2か所が対になって読まれます。上がデニムジャケットで下もデニムなら、あいだに別の布の面を1つ入れてください。

入れるのは、丈のある編み地か、シャツの裾か、ベルトの位置の面です。あいだに1つあれば、上下のデニムは別々の面として読まれます。何も入っていないと、体の中央でつながって1枚の面になります。

首元|温かさは3か所で作る

デニムジャケットは、織った布なので風を通しにくい代わりに、首元が開いています。首・手首・足首の3か所で温かさを作ってください。

首は巻きものか、中に着るものの襟。手首は袖の内側の1枚。足首は靴下かブーツの筒。この3か所が埋まっていれば、胴体に枚数を足さずに済みます。 胴体に足すと前が閉まらなくなるので、冬のデニムジャケットではこの順番が逆にならないようにします。

どちらとも取れるとき|肩が引かれるような、引かれないような

90度に上げたときの感じが、はっきりしない。この場合は、かばんを持って歩いてみてください。

肩にかばんをかけて10歩歩き、そのあともう一度腕を上げます。かばんの重さが加わると、余りの少ない側がはっきりします。朝の判定で迷ったら、その日は下を1枚減らしてください。 減らしたぶんは首元で足せます。

どちらとも取れるとき|外に置きたいが前が閉まらない

前を留めたいのに、手が組めない。この場合は、留める場所を全部ではなく上2つだけにしてください。

上2つだけを留めると、胸の位置で前が合い、下は開いたままになります。開いた下からは中のものが縦に見えるので、丈を10cm以上出しておくと、開いた部分が意図した形として読まれます。全部留めるか全部開けるかの二択ではありません。

よくある失敗と、その直し方

よくある失敗起きること直し方
置く場所を決めずに着る中でも外でも条件が合わない先に中か外かを決めてから枚数を決める
中に置く日にサイズを上げる外に置く日に前が留まらない下の枚数を減らすかコートを替える
硬い襟を2枚立てる首の後ろで布が押し合う立てる襟は全身に1枚だけ
裾の差を2〜3cmにする出したのか出たのか読めない10cm以上出すか完全に収める
胴体に枚数を足して温かさを作る前が閉まらなくなる首・手首・足首の3か所で作る

まとめ|中か外かを決めてから、枚数を決める

  1. 冬のデニムジャケットは、コートの中か、いちばん外かの二択
  2. 中に置けるかは、コートを着て腕を90度上げ、肩が引かれないかで判定
  3. 外に置けるかは、前を留めて胸の前で手を組めるかで判定
  4. 立てる襟は全身に1枚。硬い襟が2枚重なると外側が押し出される
  5. 裾の差は10cm以上か0未満。温かさは首・手首・足首で作る

デニムジャケットは「冬には薄い」と仕分けられがちです。 けれど成立しないのは厚みのせいではなく、置く場所を決めていないからでした。場所さえ決まれば、条件は2つの動きで測れます。

次に羽織るときは、まず腕を前へ90度上げてください。肩が動けば、その日は中に置けます。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. デニムジャケットは冬に着られますか
着られます。ただし秋と同じ位置には置けません。冬は中に着るものが増えるので、デニムジャケットをいちばん外に置くと前が閉まらなくなり、コートの中に置くと袖と肩が窮屈になります。どちらに置くかを先に決めて、それに合わせて中の枚数と袖の余りを調整してください。決めずに着ると、どちらの位置でも中途半端になります。
Q. コートの中にデニムジャケットを着ると窮屈です
コートを着た状態で、腕を前へ90度上げてください。肩が後ろへ引かれる感じがあれば、袖の中で布が余っていません。この状態で一日過ごすと、肩の縫い目が外へずれてコートの形が崩れます。手当ては、デニムジャケットの下に着るものを1枚減らすか、袖にゆとりのあるコートへ替えるかの二択です。デニムジャケット側のサイズを上げると、外に置く日に前が留まらなくなります。
Q. 外に置く場合、中には何枚まで着られますか
前を留めて、胸の前で手を組めるところまでです。組めなければ、中の布の量が前身頃の余りを越えています。組める範囲でいちばん厚いのは、薄いものを2枚と厚い編み地を1枚の組み合わせです。前を開けたまま着る日は枚数の上限は上がりますが、風が入るぶん首元と手首で温かさを補ってください。
Q. 襟が2枚重なると首まわりがもたつきます
内側の襟を寝かせて、外側だけを立ててください。デニムジャケットの襟は硬いので、立てたまま中に入れると外の襟を押し出します。内側に置くときは襟を左右に開いて平らにし、外の襟の内側へ収めます。逆にデニムジャケットを外に置く日は、中のトップスの襟は立てず、首元は編み地か布の面だけにしておくと、硬い襟が1枚だけになります。
Q. 丈が短いので、下がすかすかに見えます
デニムジャケットの裾と、中に着ているものの裾の差を見てください。差が0cmだと裾が1本の線になり、そこで体が横に切れます。差を10cm以上つけて、中のものを下に出すと、縦の面が続きます。出したくない日は、逆に中のものを完全に内側へ収めて、差を0cmではなくマイナスにしてください。中途半端に2〜3cm出るのが、いちばん整わない形です。

— メグラシ編集部

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