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産後の服のサイズ|体が戻る途中の冬は、買う服と待つ服を分ける

メグラシ編集部//読了 16分
ベッドの端で、紺のウールのパンツの前ボタンを留めようとする両手と、そばに置かれた生成りのおくるみ

**体が戻る途中の冬に買っていいのは、肩で着る服です。**コートや羽織りは、今のサイズで買ってかまいません。ボタンで閉めるボトムや、体に沿うニットのように、腰や胸で着る服は、2週間おきに測ってから決めます。

産後しばらくすると、妊娠前の服がまだ入らない、でもマタニティ服はもう大きい、という時期がきます。寒くなってきて冬服を買い足したいのに、どのサイズを買えばいいかが分からない。せっかく買っても、来月には合わなくなっているかもしれない。そう思うと、買う手が止まります。

この記事は、体がいつ戻るかを当てるものではありません。体の変わり方や時期は人によって違いますし、変わらないまま落ち着くこともあります。ここでは、変わっている途中でも買って困らない服と、少し待ったほうがいい服を、服の寸法で見分ける手順だけを書きます。体型の変化そのものの受け止め方は産後、自分を見失った私が、装いから戻ってきた話に、抱っこ紐を使う日のボトムの選び方は産後の体型と服|抱っこ紐の腰ベルトが乗る位置で、冬のボトムスを選ぶに分けてあります。

結論:肩で着る服は今買う。腰と胸で着る服は測ってから

服には、体のどこで支えて着るかの違いがあります。この違いで分けると、買うか待つかが決まります。

服の種類どこで着るか体が変わる途中の判断
コート・羽織り・カーディガン肩今のサイズで買ってよい
マフラー・手袋・靴・バッグ体の寸法に関係しないいつ買ってもよい
ボタンやファスナーのボトム腰とお腹測ってから買う
体に沿うニット・ブラウス胸と胴授乳中は余裕を見込む、測ってから
ゴムのボトム・前が開くトップス幅を調節できる待つ間のつなぎとして今買ってよい

肩幅は、妊娠前とほとんど変わらないことが多い場所です。肩で着る服は、肩の縫い目の位置が合えば、多少胴まわりが変わっても着られます。だから、寒さが来たら今のサイズで買ってかまいません。

腰とお腹、胸まわりは、産後しばらく変わり続けることがある場所です。ここで着る服は、今ぴったりのサイズを買うと、変わったときに合わなくなります。変わり続けているかどうかは、見た目では分かりにくいので、測って確かめます。

**迷ったら、「その服を着たとき、どこがいちばん窮屈か」を考えてください。**肩が窮屈なら今のサイズで買い直し、腰や胸が窮屈なら、測ってから決めます。

体のどこが動いて、どこが動かないか

服の側から見ると、体には「服の合い方が変わりやすい場所」と「変わりにくい場所」があります。ここでいうのは医学的な話ではなく、服を着たときにどこが合わなくなりやすいか、という意味です。

変わりにくいのは、肩幅と腕の長さ、首まわり、足のサイズの一部です。骨で決まる寸法が多いので、妊娠前の服の肩の縫い目が今も肩先に合っているなら、そこは変わっていないと考えてよいです。ただ、足は妊娠中にむくみやすく、産後もしばらく靴がきつく感じる人がいます。靴は試し履きを夕方にして、足が一番むくんでいる時間に合わせると、あとで困りません。

変わりやすいのは、お腹まわりと腰、胸まわりです。お腹まわりは、妊娠前の服のボタンが閉まらない、閉まっても上に乗る感じがする、という形で表れます。胸まわりは、授乳しているかどうか、授乳の間隔によって、一日の中でも変わることがあります。

その間にあるのが、二の腕と太ももです。人によって変わったり変わらなかったりします。妊娠前の服を着てみて、袖を通したときに二の腕で引っかかる、パンツの太ももがきつい、と感じたら、そこも変わりやすい場所に入れて考えます。

この分け方で、自分の場合はどこが動いているかを、妊娠前の服を3着ほど着て確かめてみてください。コート、ニット、パンツを1着ずつ着れば、肩・胸・腰のどこが合わないかが分かります。

物差しにする、妊娠前のパンツ1本

変わりやすい場所を測るには、メジャーより、妊娠前によくはいていたパンツ1本を物差しにするほうが確かです。

メジャーで測ると、測る位置や締め具合が毎回ずれて、数字が安定しません。前回より1cm減った、と思っても、測った位置が違っただけかもしれない。それに、数字を見ること自体がつらく感じる日もあります。

パンツなら、毎回同じ位置で前ボタンを合わせられます。選ぶのは、次の条件に合う1本です。

  • 妊娠前に、ちょうどよく着ていたもの。ゆるかったものやきつかったものではない
  • 前ボタンかファスナーで閉めるもの。ゴムのものは物差しにならない
  • 伸びない生地のもの。ストレッチの強いものは、閉まり具合が当てにならない

この1本を、手放さずに取っておきます。ほかの妊娠前の服を整理しても、これだけは残してください。

測るのは、前ボタンを留める位置で、ボタンとボタン穴がどれだけ離れているかです。ファスナーなら、ファスナーを上げきったとき、いちばん上の留め具の両端がどれだけ離れているか。届いて留まるなら、留めたときに座って苦しくないかを見ます。

2週間おきに3回、同じ場所を測る

物差しのパンツを、2週間おきに、同じ時間帯にはいて、前ボタンの隙間を見ます。朝起きてすぐと夕方では、体の状態が違うことがあるので、時間帯はそろえます。おすすめは、朝の着替えのとき、授乳のあとです。

見るのは、隙間の幅です。指の幅で測ると楽です。人差し指1本ぶん、2本ぶん、と数えておけば、メジャーを出さなくても比べられます。

判断は次のようにします。

  • 隙間が前回より狭くなっている:まだ変わっている途中です。腰で着る服はもう少し待ちます
  • 隙間が2回続けて同じ:変化が落ち着いてきています。そのときの寸法で、腰で着る服を買ってかまいません
  • 隙間が広がっている:変化の向きが変わっています。その場合も、2回続けて同じになるまで待ちます

2週間おきに3回測ると、ちょうどひと月ほどです。3回のうち、あとの2回が同じなら、そこで決めてよい。これが、この記事の物差しの使い方です。

**大事なのは、戻ったかどうかではなく、変化が止まったかどうかを見ることです。**妊娠前のサイズに戻らないまま落ち着くこともありますし、それで困ることはありません。落ち着いたところで、今の体に合う服を買えばよいのです。

測るのがつらく感じる日は、無理にしなくてかまいません。そういう日は、待つ間のつなぎの服を着て過ごし、次に測れそうな日に測ります。

買ってよい服|コート・羽織り・小物

寒くなってきたら、まず肩で着る服をそろえます。ここは、今のサイズで買ってかまいません。

コートは、肩の縫い目の位置と、前を閉めたときのお腹まわりのゆとりを見ます。肩の縫い目が肩先の骨から外へ2cm以内なら、肩は合っています。前を閉めたときは、お腹のあたりに手のひら1枚が入る余裕があれば、中にニットを重ねても苦しくなりません。抱っこ紐を使うなら、抱っこ紐の上から着られるかどうかも確かめておきます。抱っこ紐の上に着るコートの見方は抱っこ紐の上に着るコートにまとめてあります。

カーディガンや羽織りは、前を開けて着る前提で選びます。前を閉めないなら、胸やお腹まわりが変わっても着られます。丈は、お尻のいちばん高いところが隠れる長さにしておくと、ゴムのボトムを合わせたときにウエストの段差が隠れます。

マフラー・手袋・靴・バッグは、体の寸法に関係しないので、いつ買ってもかまいません。むしろ、体の変化を気にせず買える数少ないものなので、気分を変えたいときはこちらから手を付けるのがおすすめです。首元や手元の色を変えるだけでも、鏡に映る印象は変わります。

冬の肌着や薄手のインナーも、ここに入れてかまいません。体に沿う形でも、伸びる生地で作られているので、多少の変化には追いつきます。ただ、授乳中なら、胸の下で締めつけない形、前が開くか、下から上へめくりやすい形を選んでください。首まわりが詰まったものより、浅く開いた丸首のほうが、上に重ねる服の襟から見えにくくなります。

部屋着も、今買ってよい側に入ります。家で過ごす時間が長い時期なので、部屋着の着心地は一日の気分に響きます。ゴムのボトムと前が開く上なら、体の変化に合わせて着られますし、そのまま近所への買い物に出られる程度にきちんとしたものを選んでおくと、着替えの手間も減ります。

ただし靴は、前の節で書いたように、足がむくみやすい時期は夕方に試し履きします。ヒールの高い靴より、足の甲を覆う低い靴のほうが、抱っこして歩く日にも安定します。

待つ服|ボタンで閉めるボトムと、体に沿うニット

腰や胸で着る服は、物差しのパンツで変化が落ち着いたのを確かめてから買います。

ボタンやファスナーで閉めるパンツ・スカートは、今ぴったりのものを買うと、隙間が狭くなっていく途中なら、すぐにゆるくなります。ゆるくなったパンツは、ずり下がったり、腰まわりに余った布がたまったりして、かえって着にくくなります。変化が落ち着くまでは、ゴムのボトムでつなぎます。

体に沿うニットやブラウスも同じです。胸と胴で着る服は、今の寸法に合わせると、変化したときに合わなくなります。とくに授乳中は、胸まわりが一日の中でも変わることがあるので、体に沿う服は余裕を見込んで選ぶか、少し待ちます。

ワンピースは、ウエストに切り替えがあるかどうかで分けてください。切り替えのある形は腰で着る服、切り替えのないゆったりした形は肩で着る服に近くなります。切り替えのない形で、前にボタンがあって授乳できるものなら、待つ間でも買ってかまいません。

ジーンズのような厚手で伸びないパンツは、待つ服の中でもいちばん後回しにしてかまいません。生地に遊びがないので、少しの変化でもはき心地が大きく変わります。変化が落ち着いて、物差しのパンツが座って5分苦しくなくなってから、最後に買い足すくらいでちょうどよいです。

反対に、ニットのスカートや、伸びる生地のテーパードパンツは、待つ服とつなぎの服の間にあります。ウエストがゴムで、生地もある程度伸びるなら、多少の変化には追いつきます。ただ、伸びる生地は体の線をそのまま拾うので、変化の途中でお腹まわりの形が気になる時期には、上に腰まで隠れる羽織りを重ねると落ち着きます。

待つ服をどうしても今買う必要がある場合、たとえば行事が近い場合の考え方は、後半の「迷うとき③」に書きました。

待つ間をつなぐ3点

物差しで変化が落ち着くまで、ひと月か、もう少しかかるかもしれません。その間は、次の3点でつなぎます。

1. ゴムのボトム ウエストがゴムのパンツか、腰から下がゆるく広がるスカート。体が変わっても幅が追いつくので、隙間が狭くなっても広がっても着られます。色は濃いめにしておくと、どのトップスとも合わせやすくなります。

2. 前が開くトップス シャツやブラウス、前ボタンのカーディガン。授乳中は前が開くほうが楽ですし、胸まわりに余裕を持たせて着られます。ボタンを1つか2つ開けて着れば、胸の変化にも合わせやすくなります。

3. 腰まで隠れる羽織り ゴムのボトムを合わせると、ウエストの段差やギャザーが見えることがあります。お尻のいちばん高いところまで隠れる羽織りを重ねれば、腰まわりが一枚の面にまとまり、ゴムのボトムに見えにくくなります。

3点の組み方の例も挙げておきます。濃い紺のゴムのパンツに、白い前開きのシャツ、その上にお尻まで隠れる灰色のカーディガン。靴は甲を覆う低いもの。これなら、近所の買い物から健診、上の子の送り迎えまで、ほとんどの外出に足ります。シャツを無地のニットに替え、カーディガンを薄手のコートに替えれば、もう少し寒い日にも同じ形で出かけられます。組み方を決めておけば、毎朝の服選びに時間を取られません。

この3点は、マタニティ服の中にも見つかることがあります。前が開くマタニティのトップスや、ウエストを調節できるボトムは、そのまま使えます。新しく買うなら、変化が落ち着いたあとも普段着として残せる、普通のゴムのボトムと前開きのシャツを選んでおくと、むだになりません。

授乳中は、胸まわりの差を見込む

授乳中は、胸まわりが一日の中でも変わります。授乳の前と後で、同じ服がきつく感じたりゆるく感じたりすることがあります。

胸で着る服を選ぶときは、授乳の前の状態で合わせ、授乳の後にゆるく感じても気にならない形を選びます。具体的には、次の2つです。

  • 胸の下に切り替えのない、まっすぐ落ちる形のトップス。胸まわりの差が、裾の揺れに吸収されます
  • 前が開くシャツやカーディガン。開け具合で、胸まわりの差を調整できます

体に沿うニットは、授乳の前にぴったりだと、授乳の前後で印象が大きく変わります。ニットを選ぶなら、胸まわりに手のひら1枚が入る余裕があるものにしてください。

授乳のしかたや、外で授乳する日の服の組み方は、授乳コーデ 秋の外出|授乳室で手を動かす回数を3回までにする組み方に詳しく書いてあります。

冬は、授乳のたびに上を脱いだりめくったりすると、体が冷えます。前が開くシャツの上に、前が開くカーディガンを重ねておけば、両方のボタンを上から2つ外すだけで授乳でき、背中と腕は覆われたままです。下からめくる形のトップスなら、上に重ねるのは前開きの羽織りにして、めくったときにお腹と背中が出ないよう、中に薄手の肌着を1枚着ておきます。

授乳をやめたあとも、胸まわりはしばらく変わることがあります。授乳をやめる時期が近いなら、胸で着る服を買うのは、それが落ち着いてからにしてもよいです。その間は、前が開く服でつなぎます。

サイズを一つ上げるか、形を変えるか

変化が落ち着いて、妊娠前のサイズに戻っていなかった場合、新しく服を買うときに迷うのが「サイズを上げるか、形を変えるか」です。

**窮屈なのが腰まわりだけなら、形を変えるほうがうまくいくことが多いです。**たとえば、ウエストがゴムのパンツ、腰から下がゆるく広がるスカート、ウエストの位置が高めでお腹まわりにゆとりのある形。サイズは妊娠前と同じでも、形を変えれば着られることがあります。

**肩も胸も腰も全体に窮屈なら、サイズを上げます。**ただ、サイズを上げると、肩幅も一緒に広がります。肩は変わっていないことが多いので、サイズを上げた服は肩が落ちて、全体が大きく見えることがあります。

試着では、まず肩の縫い目を見てください。**肩の縫い目が肩先の骨から外へ2cm以内に収まっていれば、サイズを上げても大きく見えません。**2cmを超えて落ちるなら、そのサイズは肩が合っていません。その場合は、もともと肩が落ちた形で作られている服、つまり肩の縫い目が二の腕に来ることを前提にした形を選ぶと、肩が落ちていても不自然に見えません。

サイズ表の数字だけで選ばないことも大切です。同じ表示のサイズでも、売り場や作り手によって寸法はかなり違います。妊娠前にMだったからといって、今の体でMかLかを表示だけで決めると、合わないことがあります。試着できない買い物なら、手持ちでちょうどよい服を平らに置いて、肩幅・身幅・ウエストを測り、商品の寸法表と比べてください。体を測るより、服を測るほうが、数字に気持ちを揺らされずに済みます。

形を変えるかサイズを上げるかで迷ったら、両方を試着して、鏡で横から見てください。お腹まわりに布が張って横じわが出るほうを避け、まっすぐ落ちるほうを選びます。

迷うとき①:妊娠前の服は入るけど、前より窮屈

物差しのパンツのボタンが留まるようになった。でも、座ると苦しい。そんな時期があります。

この場合、**「留まる」と「着られる」を分けて考えます。**ボタンが留まっても、座って苦しいなら、まだ着られる状態ではありません。腰で着る服は、座って5分たっても苦しくないところで、ちょうどよいサイズです。

確かめ方は簡単です。物差しのパンツをはいて、椅子に5分座ってください。お腹の上にウエストが食い込む、座ると前ボタンのまわりに横じわが寄る、立ち上がるときにボタンに力がかかる。どれかが当てはまれば、まだ窮屈です。

ここで悩むのは、「もう少しで戻りそうだから、今のサイズで買うのはもったいない」という気持ちです。物差しの隙間が2回続けて同じなら、変化は落ち着いています。そこから先、また変わるかどうかは分かりません。**落ち着いたなら、今の体で座って苦しくないサイズを買ってください。**そのほうが、毎日の着心地が上がります。

隙間がまだ狭くなり続けているなら、もう少し待ちます。その間は、物差しのパンツを無理にはかず、ゴムのボトムで過ごします。

迷うとき②:上と下でサイズがずれた

妊娠前は上も下も同じサイズだったのに、産後は上がMで下がL、あるいはその逆、というずれが出ることがあります。

**上下でサイズがずれたら、上下で別に買えるもので組みます。**セットアップやワンピースのように、上下のサイズが一緒に決まる服は、どちらかが合わなくなります。

上下が別の服なら、それぞれ合うサイズを選べます。そのとき、上下の色をそろえておくと、サイズの違いが見えにくくなります。濃い紺のニットに濃い紺のパンツ、というように、上下を同じ系統の色でつなげると、体の輪郭が一続きに見えて、どこが大きいかが目立ちにくくなります。

セットアップを着たい場合は、上下を別々のサイズで買える売り場を選んでください。同じ生地でも、上と下でサイズを変えて買えれば、どちらも合わせられます。

ワンピースを着たい場合は、肩で着る形、つまりウエストに切り替えがなく、上から下までまっすぐ落ちる形を選びます。肩で合わせれば、胴や腰のサイズが違っても着られます。

迷うとき③:行事の日が近い

年末年始の帰省、お宮参り、上の子の行事。体が変わっている途中でも、きちんとした服が要る日がやってきます。物差しで落ち着いたのを確かめる時間がない、という場合です。

このときは、**行事の日の服は、肩で着る形で選びます。**ウエストに切り替えのないワンピース、前を開けて着るジャケットとゴムのボトム、ゆったりしたブラウスとスカート。どれも、肩で合わせれば、腰や胸の変化に関係なく着られます。

ボタンで閉めるボトムやウエストを絞る形を、行事のためにどうしても着たいなら、行事の1週間前に試着して、座って5分苦しくないかを確かめてから買います。1週間あれば、合わなかったときに別の形を探す時間があります。

お宮参りや上の子の行事の服装は、それぞれの記事にも分けてあります。冬のお宮参りなら、屋外で待つ時間と授乳の回数で服を決める話が中心になります。行事が多い時期は、自分の服を新しく買うより、肩で着る形の服を1着用意して、羽織りや小物で場面ごとに変えるほうが、体の変化に振り回されずに済みます。

行事が終わったあと、その服を普段も着られるかどうかも考えておくと、買い物がむだになりません。ウエストに切り替えのないワンピースなら、ニットを重ねたり、羽織りを変えたりして、普段の外出にも回せます。

迷うとき④:物差しにできるパンツがない

妊娠前のパンツがゴムのものばかりだった、ストレッチの強い生地しか持っていなかった、引っ越しのときに手放してしまった。物差しにできる1本が手元にないこともあります。

その場合は、**前ボタンのあるスカートか、ベルトを物差しにします。**前ボタンのスカートなら、パンツと同じようにボタンとボタン穴の隙間を見ます。ベルトなら、同じ穴で留めたときに、留めたあとのベルトの先がどれだけ余るかを見ます。妊娠前によく使っていた穴の位置を覚えておけば、そこから何穴ずれているかで比べられます。

それもない場合は、今着ているゴムのボトムで、ゴムの伸び具合を見る方法もあります。はいたときに、ゴムの縫い目のしわがどれだけ伸びているか。しわがすっかり伸びきっているか、まだ少し残っているか。2週間おきに同じボトムで見て、しわの残り方が2回続けて同じなら、変化は落ち着いてきています。パンツほど正確ではありませんが、判断の目安にはなります。

どの方法でも大事なのは、毎回同じものを、同じ時間帯に使うことです。物差しがころころ変わると、比べられなくなります。決めた1つを、測り終えるまで洗い替えに回さず、取っておいてください。

新しく物差しを買う必要はありません。今あるもので測れるものを1つ決めれば十分です。

迷うとき⑤:職場に戻る日が近い

育児休業が明けて職場に戻る日が近づくと、仕事の服をどうするかで迷います。体はまだ変わっている途中かもしれないのに、毎日着る服が何着も要る。

この場合も、**肩で着る服から先にそろえます。**ジャケットとカーディガンは、今のサイズで買ってかまいません。職場で人に見られるのは、多くの時間、机の上の上半身です。肩が合ったジャケットかカーディガンを2着用意すれば、下が多少ゆるくても、きちんとした印象は保てます。

下半身は、ウエストの後ろだけゴムになったパンツを探すと便利です。前から見るとボタンやファスナーのある普通のパンツに見えて、後ろのゴムで幅が追いつきます。仕事の服として違和感がなく、体の変化にも合わせられます。

トップスは、前が開くシャツか、授乳を続けているなら、職場で搾乳する場面を考えて前が開くものを選びます。

出勤の初日までに物差しの3回目が間に合わない場合は、仕事の服を一度に全部そろえず、1週間分だけ用意します。1週間着回せば、どの服が足りないか、どこが窮屈かが分かります。そこから足していけば、変化が落ち着いたころにちょうど必要な服がそろいます。職場に戻るときの服の考え方は、40代ワーママの職場復帰コーデのように年代別の記事もあります。

手放すのはいつ|妊娠前の服とマタニティ服

妊娠前の服を、いつ手放せばいいか。マタニティ服を、いつしまえばいいか。

**妊娠前の服は、急いで手放さなくて大丈夫です。**手放すかどうかを決めるのは、サイズが戻ったかどうかではなく、今の暮らしで着る場面があるかどうかです。授乳や抱っこの多い時期は、前が開かない服や、洗えない服は出番が減ります。それは体型の問題ではなく、暮らしが変わったからです。

おすすめは、物差しのパンツだけを残して、ほかの妊娠前の服を一度箱にまとめることです。季節が一巡するころに箱を開けて、袖を通したくなった服だけをクローゼットに戻します。残りは、そのとき手放すかどうか考えます。手放すかどうかの判断のしかたは服の断捨離がもったいない|着た回数で行き先を5つに分けるも参考になります。

**マタニティ服は、待つ間のつなぎとして使ってかまいません。**前が開くトップスやウエストを調節できるボトムは、変化が落ち着くまで役に立ちます。ただ、お腹のふくらみに合わせて前身頃が長く作られたトップスは、産後に着ると前だけ裾が下がって見えることがあります。鏡の前で横から見て、前の裾がうしろより3cm以上下がっているなら、前だけボトムにしまうか、腰まで隠れる羽織りを重ねてください。

箱にまとめるときは、服を一枚ずつ見て「着たい」「迷う」「もう着ない」の3つに分ける必要はありません。この時期は判断に使う力を、ほかのことに回したほうがよいからです。物差しの1本以外は、まとめて同じ箱に入れてしまい、箱の外に、いつ開けるかの目安だけを書いておきます。開けたときの自分が、そのとき決めればよいのです。

変化が落ち着いて、腰で着る服を新しく買ったら、マタニティのボトムからしまっていきます。トップスは、授乳が続くうちは残しておくと便利です。

冬のあいだの見直し表

最後に、冬のあいだに何をいつ見直すかを、順にまとめます。

寒くなりはじめたころ コートと羽織りを今のサイズで買う。マフラー・手袋・靴もここで。物差しのパンツを決めて、1回目を測る。待つ間のつなぎとして、ゴムのボトムと前が開くトップスを用意する。

1回目から2週間後 物差しのパンツで2回目を測る。隙間が狭くなっていれば、まだ待つ。同じなら、次の回で決める準備をする。

さらに2週間後 3回目を測る。2回目と同じなら、腰で着る服をそのときのサイズで買う。違えば、さらに2週間後に測る。

行事の前 行事の服は肩で着る形を基本に。どうしても腰で着る服なら、1週間前に試着して座って5分を確かめる。

季節が一巡するころ 妊娠前の服の箱を開けて、袖を通したくなった服を戻す。残りを手放すかどうか考える。

この流れで進めれば、変化の途中で買って合わなくなる服が減ります。買うものが決まっていると、店に行ったときに迷う時間も短くなります。体が今どこにいるかを服の寸法で確かめながら、今の体で心地よく過ごせる服を少しずつそろえていってください。

よくある問い

Q. 産後、服はいつ買えばいいですか
服の種類によって分けてください。コートやカーディガンのように肩で着る服は、肩幅が妊娠前とほとんど変わらないことが多いので、寒くなってきたら今のサイズで買ってかまいません。一方、ボタンで閉めるパンツや体に沿うニットのように、腰や胸で着る服は、体が変わっている途中だと、買ったサイズがすぐに合わなくなることがあります。妊娠前のパンツを1本決めて、前ボタンの隙間を2週間おきに測り、2回続けて同じ幅だったら、そのときのサイズで買ってください。変わり方や時期は人によって違うので、何か月で、とは決めないほうが失敗が少なくなります。
Q. マタニティ服は産後も着ていいですか
着てかまいません。とくに、前が開くトップスや、ウエストを調節できるボトムは、授乳やお腹まわりが落ち着くまでの間、そのまま役に立ちます。ただ、お腹のふくらみに合わせて前身頃が長く作られているトップスは、産後に着ると前だけ裾が下がって見えることがあります。鏡の前で横から見て、前の裾がうしろより3cm以上下がっているなら、前だけボトムにしまうか、上に腰まで隠れる羽織りを重ねると、気になりにくくなります。
Q. 妊娠前の服はいつ手放せばいいですか
急いで手放さなくて大丈夫です。手放すかどうかを決めるのは、サイズが戻ったかどうかではなく、今の暮らしで着る場面があるかどうかです。授乳や抱っこの多い時期は、前が開かない服や、洗えない服は出番が減ります。物差しにするパンツ1本は必ず残し、ほかは一度箱にまとめて、季節が一巡するころに見直すくらいでちょうどよいです。そのとき、袖を通したくなった服だけを戻し、残りを手放すかどうか考えます。
Q. サイズを一つ上げるか、形を変えるか迷います
寸法が足りないのが腰まわりだけなら、サイズを上げるより形を変えるほうがうまくいくことが多いです。たとえば、ウエストがゴムのパンツや、腰から下がゆるく広がるスカートにすれば、サイズは妊娠前と同じでも着られます。肩も胸も腰も全体に窮屈なら、サイズを上げてください。サイズを上げると肩が落ちて大きく見えることがあるので、試着では肩の縫い目が肩先の骨から外へ2cm以内に収まるかを見て決めます。

— メグラシ編集部

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