授乳コーデ 秋の外出|授乳室で手を動かす回数を3回までにする組み方

**秋の外出で授乳しやすいコーデは、授乳室で手を動かす回数が3回までに収まる組み合わせです。**赤ちゃんを片方の腕で抱いたまま、もう一方の手で羽織りを開け、トップスを開け、インナーをずらす。この回数が4回を超えると、赤ちゃんが泣き出してから飲み始めるまでが長くなり、焦りが出ます。
いま出かけるつもりの服を思い浮かべて、授乳室の椅子に座ったところから数えてみてください。羽織りのボタンを外す、で1回。トップスを持ち上げる、で2回。インナーを下げる、で3回。ここで終われば、その組み合わせで出かけて大丈夫です。
授乳服そのものの口の高さや布の戻りは授乳服が使いにくい理由に分けてあります。この記事は、手持ちの服を組み合わせて外出する日の話です。
結論:授乳室で手を動かすのは3回まで
| 回数 | そのときの状態 | 次にすること |
|---|---|---|
| 1〜2回 | 座ってすぐ授乳が始められる | そのままでよい |
| 3回 | 少し手間はあるが慌てない | 羽織りを外せるなら2回にできる |
| 4回以上 | 赤ちゃんを抱えたまま手が足りなくなる | 羽織りかインナーのどちらかを組み替える |
数えるのは、赤ちゃんを抱いていない片手の動きだけです。戻すときの回数は数えません。飲ませ始めるまでが短ければ、戻すのは落ち着いてからで間に合います。
数え方|ボタン、持ち上げる、ずらすを1回ずつ
手の動きは、次の3種類で数えます。
- 外す……ボタン・スナップ・ファスナーを外す。ボタン2つまでは1回に数える
- 持ち上げる……トップスの裾を胸の上まで上げる
- ずらす……インナーやキャミソールを下げる、横に寄せる
ボタンが3つ以上並んでいるときは、2回に数えます。片手でボタンを3つ外すあいだに、赤ちゃんの体勢が崩れることが多いからです。前開きのシャツを着ていくなら、胸の高さのボタン2つだけを外せばいい位置にあるかを、出かける前に一度確かめてください。
羽織り|前を開けたまま歩ける形にする
秋の外出で回数を増やしやすいのが羽織りです。前を留めて歩いていると、授乳室で最初にその前を開ける動きが入ります。
外出の日は、前を開けたまま歩ける羽織りを選んでください。目安は、前を開けて立ったとき、左右の前立てのあいだが10〜15cm開いて止まるものです。それ以上大きく開くと風で広がり、狭いと胸の前に布がかかって授乳の邪魔になります。
前を開けたまま着る日の防寒は、首元で補います。薄いストールを1枚巻いておけば、羽織りの前を閉めなくても肌寒さはかなり違います。ストールは授乳のときに外さなくてよい位置、首のまわりだけに留めておきます。
トップス|「前開き」か「上下2枚」のどちらかに決める
トップスの組み方は、大きく2つです。
- 前開き……シャツ・ブラウス・前ボタンのカットソー。胸の高さのボタンを外して口を作る
- 上下2枚……伸びるインナーの上に、丈が腰骨あたりのトップスを重ねる。上を持ち上げ、インナーを下げる
どちらでも2回以内に収まります。避けたいのは、両方を1日の中で混ぜることです。前開きのシャツの下にキャミソールを着込んで、さらにその上からカーディガンを留める、といった組み方をすると、外す・ずらす・外すで回数が重なります。
前開きは、家の外でも肌の出る面積を小さくしたい日に向きます。上下2枚は、手持ちのトップスをそのまま使える日に向きます。
上下2枚にするなら、上の丈は腰骨から下へ5cmまで
上下2枚で組むときは、上に重ねるトップスの丈を見ます。腰骨から下へ5cmまでの丈なら、持ち上げたときに胸の上で布がたまりすぎません。
それより長いチュニック丈のトップスは、持ち上げると胸の上に布が何重にもたまり、赤ちゃんの顔の近くに落ちてきます。長い丈を着たい日は、前開きの側に切り替えてください。
インナーは、胸の下まで引き下げても戻る伸びのあるものを選びます。下げたあとで生地が伸びきったままになるものは、授乳が終わって戻すときに手間が増えます。
ボトムスは、椅子に座ったときの前で選ぶ
ボトムスは授乳の回数には入りませんが、授乳室の椅子に座ったときの楽さを分けます。
座ったとき、ウエストの前がお腹に食い込まないかを見てください。前に3cm以上のゆとりがあるか、ウエストがゴムであれば、赤ちゃんを膝に乗せたままでも姿勢を変えやすくなります。スカートなら、座ったときに膝が隠れる丈があると、赤ちゃんを抱える腕の下で裾を気にせずに済みます。
抱っこ紐は、授乳室でつけたままか外すかを先に決める
抱っこ紐は、授乳のたびに外すかどうかで回数が変わります。外すなら、腰のバックルと肩のバックルで少なくとも2回。服の側で3回使うと、合計5回になります。
抱っこ紐を外す行き先では、服の側を2回までにするのが目安です。前開きのシャツに、前を開けたままの羽織り。これなら服の側は、ボタンを外す1回と、インナーをずらす1回で済みます。
授乳ケープを使うなら、首の後ろで留める1回に数える
授乳ケープを使う日は、首の後ろで留める動きを1回に数えてください。ケープを使うことを前提に組む日は、服の側を2回までにしておくと全体で3回に収まります。
ケープの色は、トップスと近い色にしておくと、外出先でケープを首にかけたまま移動しても、服の一部のように見えます。
ケープを使うと服の側の回数を減らせる、と考えがちですが、実際は逆です。ケープの下で手探りでボタンを外すことになるので、服の側の1回がふだんより長くかかります。ケープの日こそ、ボタンは胸の高さの2つだけ、インナーは伸びるもの、と服の側を単純にしておいてください。
秋の外出、3つの組み方
| 行き先 | 組み方 | 授乳室での回数 |
|---|---|---|
| 近所の公園・買い物 | 上下2枚+前を開けたカーディガン | 持ち上げる・ずらすの2回 |
| 電車で出る日 | 前開きのシャツ+前を開けた薄手のコート | 外す・ずらすの2回 |
| 実家や友人宅 | 前開きのワンピース+首元のストール | 外すの1回 |
どれも羽織りの前を閉めない組み方です。移動が長い日ほど、手の回数は少ないほうに寄せてください。
電車で出る日に前開きを選んでいるのは、授乳室が混んでいて、カーテンだけの仕切りで授乳することが多いからです。上下2枚は持ち上げたときに背中まで上がることがあり、仕切りの外に背中が向く配置だと気になります。前開きなら、開くのは胸の前だけで済みます。
気温差のある日|脱いだ羽織りの置き場まで決めておく
9月末から10月は、朝と昼で気温が大きく変わります。脱いだ羽織りをどこに置くかも、組み方のうちです。
授乳室では、膝の上に赤ちゃん、手元にバッグが来ます。そこに脱いだ羽織りを持つと、手が足りません。**外出前に、羽織りはバッグの持ち手に通せるか、腰に巻けるかを確かめておきます。**丸めてバッグに入れられる薄さなら、それでも構いません。
どちらとも取れるとき①|ワンピースを着たい日
ワンピースは、前開きかどうかで扱いが分かれます。胸の高さまでボタンが開くワンピースなら、回数は1回で済みます。いちばん組みやすい形です。
前の開かないワンピースは、授乳のたびに裾から持ち上げるか、首元から下ろすしかなく、外では扱いにくくなります。それでも着たい日は、家の中か実家など、個室で授乳できる行き先の日にあてると決めておくと迷いません。
迷うのは、首元が大きく開いたワンピースです。襟ぐりを横に引いて下ろせるなら、回数は1回で済むように見えます。ただ、襟ぐりを下ろすと肩まで布が落ち、戻すときに両手が要ります。外出先で使うなら、鏡の前で片手だけで下ろして、片手だけで戻せるかを一度試してから決めてください。片手で戻せないなら、個室のある行き先の日に回します。
どちらとも取れるとき②|授乳室があるかわからない行き先
初めて行く場所では、授乳室があるか、個室か、椅子があるかがわかりません。そういう日は、条件がいちばん悪い場合で組みます。
具体的には、車の中や屋外のベンチで授乳することになっても困らない形です。前開きのシャツに、ケープを1枚。服の側は外す1回だけ、ケープで1回、合わせて2回に収めておくと、場所がどうであっても対応できます。
車の中で授乳する場合は、座面が低く、膝が上がります。ボトムスのウエストがお腹に食い込みやすいので、この日はウエストがゴムのものか、前に3cm以上ゆとりのあるものを選んでください。屋外のベンチでは風が入るので、羽織りの前を開けたままでも背中側を覆える、腰まで丈のあるものが向いています。
どちらとも取れるとき③|ニットの季節が来たら
10月の後半になると、厚手のニットを着たくなります。厚手のニットを上下2枚の上側にすると、持ち上げたときに胸の上で布がたまり、赤ちゃんの顔にかかります。
**厚手のものは前開きのカーディガン型にして、羽織りの側に回してください。**上下2枚の上側には、薄手のニットかスウェットを使います。前開きのニットは、ボタンを外すだけで口が開くので、厚みがあっても回数は増えません。
出かける前に、玄関で30秒
玄関の鏡の前で、赤ちゃんを抱いているつもりで片手を胸の前に置いてください。もう一方の手で、羽織り・トップス・インナーの順に、開ける動きをなぞります。
3回以内に指が胸元に届けば、その組み合わせで出かけて大丈夫です。4回目が必要なら、羽織りの前を開けるか、インナーを伸びるものに替えるか、どちらか1つを変えます。変えるのは1か所だけで足ります。
よくある行き違い
**「授乳服を着ていれば外出は楽」。**授乳服の口がいくら使いやすくても、上に留めたカーディガンと、下に重ねたインナーがあれば、回数は3回を超えます。1枚ではなく、組み合わせで数えてください。
**「重ね着をやめれば回数は減る」。**枚数を減らすと、秋の朝晩は寒くなります。減らすのは枚数ではなく、授乳のたびに開け閉めする枚数です。前を開けたまま着られる羽織りなら、枚数を減らさずに回数だけ減らせます。
**「慣れれば早くなる」。**慣れで早くなるのは、ボタンを外す1回の速さです。回数そのものは減りません。慣れる前に、組み方の側で回数を減らしておくほうが、外出の日の焦りは早く消えます。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 授乳服を持っていません。普通の服で外出先の授乳はできますか
- できます。前にボタンが並ぶシャツやカーディガンを1枚目にするか、伸びるインナーの上に丈の短めのトップスを重ねる上下2枚にするか、どちらか一方に決めてください。前開きならボタンを2つ外す、上下2枚なら上を持ち上げてインナーを下げる、という2回で済みます。そこに羽織りを開ける動きが入らない形にすれば、授乳服がなくても3回以内に収まります。
- Q. 秋はカーディガンを羽織りたいのですが、授乳のときに邪魔になります
- カーディガンのボタンを留めて着ると、それだけで授乳室で1回、戻すときにもう1回手が動きます。外出の日は前を開けたまま歩ける丈と形のものを選んでください。前を開けたときに裾が体の横まで回り込む程度の身幅があれば、開けたまま着ても形が崩れにくくなります。肌寒い日は首元に薄いストールを足して、カーディガンの前は閉めない、と決めておくと回数が増えません。
- Q. 授乳ケープは使ったほうがいいですか
- 使うかどうかは行き先で決めて構いません。授乳室が個室なら、ケープを使わないぶん手の動きは1回減ります。仕切りのカーテンだけの授乳室や、車の中で授乳する日はケープがあると安心です。その場合は、首の後ろで留める動きを1回として数えてください。ケープを使う日は、服の側の動きを2回までに抑えると、全体で3回に収まります。
- Q. ニットを着る時期になったら、どう組めばいいですか
- 厚手のニットは持ち上げると胸の上で布がたまり、赤ちゃんの顔にかかりやすくなります。上下2枚で組む日は、上に重ねるものを薄手のニットかスウェットにして、厚手のニットは前開きのカーディガン型にして羽織りの側に回してください。前開きのニットなら、ボタンを外すだけで口が開くので、厚手でも回数は増えません。
— メグラシ編集部





