親子遠足コーデの失敗|座る・寒い・汚れるを当日その場で直す

**親子遠足のコーデで起きる失敗は、7つにだいたい収まります。**どれも服の1か所で起きているので、当日その場で直す1手と、次の遠足までに直す1手を分けて持っておけば、困ってから慌てることはありません。
秋の遠足は、朝の集合から帰りの解散まで、半日から一日を外で過ごします。レジャーシートに座ってお弁当を広げ、子どもの目線にしゃがんで話し、芝生や坂道を歩きます。家の鏡の前では一度もしない動きを、何十回もする日です。だから、ふだんは困らない服が、遠足の日にだけ困ります。
この記事は、その困りごとを、起きた場面ごとに分けて、その場で直す方法と、次に直す方法を並べたものです。服の選び方そのものは親子遠足の日の服装|しゃがむ・歩く・持つの3つから決めるにまとめてあります。先にそちらで一式を決めて、この記事は持ち物と前の週末の確認に使ってください。
結論:失敗は7つ。その場の1手と、次の1手を分ける
| 起きる失敗 | 起きる場面 | その場で直す1手 | 次の遠足までに直す1手 |
|---|---|---|---|
| 背中と腰が出る | シートに座ってかがむ | 上着を腰に巻く | 裾がウエストより8cm以上下の丈にする |
| パンツが突っ張る | 子どもの目線にしゃがむ | 片膝をついて座る | しゃがんで10秒もつパンツにする |
| 寒い・暑い | 朝の集合と昼のお弁当 | 薄手を1枚ずつ脱ぐ | 薄手2枚の重ね方にする |
| 靴で足が痛む | 帰り道の坂と砂利 | 靴ひもを結び直す | 歩く距離と地面で靴を選ぶ |
| 汚れる | 芝・土・お弁当の汁 | 袖をまくって留める | 膝とお尻に当たる色を中くらいの濃さにする |
| トイレで手間取る | 公園のトイレの行列 | 上着を先に子どもに預ける | 前を開けずに済む上下にする |
| 両手がふさがる | 子どもと手をつなぐ | 荷物を背中にまとめる | 背負える袋と小袋の2つにする |
その場の1手は、手元にあるものでできることだけにしてあります。遠足の日は着替えられないので、上着・袖・ひも・座り方の4つで直します。次の1手は、家に帰ってから、次の行事までに服の側を替えることです。秋は遠足のあとに運動会や芋掘り、参観日が続くので、一度の失敗はそのまま次の行事に持ち越せます。
先に知っておく|遠足の一日で、服が試される時刻
遠足の一日のうち、服が困りごとを起こす時刻はだいたい決まっています。
| 時刻の目安 | していること | 服が試される場所 |
|---|---|---|
| 朝の集合 | 立って待つ・点呼 | 首元と手首の寒さ |
| 移動 | 歩く・バスや電車に乗る | 靴・荷物の持ち方 |
| 到着後の活動 | しゃがむ・子どもを追う | 膝と股の突っ張り・背中 |
| お弁当 | シートに座る・取り分ける | 背中と腰・袖口の汚れ |
| 食後の自由時間 | 芝生や遊具のそば | 膝とお尻の汚れ・日差し |
| トイレ | 行列に並ぶ・子どもを手伝う | 上着とボトムスの着脱 |
| 帰り道 | 疲れた子を抱く・荷物が増える | 靴・両手・肩 |
**いちばん失敗が重なるのは、お弁当の時間です。**座る、かがむ、取り分ける、子どもの口を拭く、と動きが続き、背中・袖口・膝のどれもが試されます。家で確かめるなら、まずお弁当の姿勢から始めてください。
失敗1|シートに座ったら、背中と腰が出た
レジャーシートに座って前にかがむと、トイレや着替えのときと同じくらい、上の服の後ろの裾が持ち上がります。立っているときにちょうどいい丈のトップスでも、座ってかがむとパンツのウエストとのあいだにすき間ができて、背中と腰の肌や下着が見えます。
困るのは、自分では見えないことです。後ろに座ったほかの保護者や、写真を撮ってくれた先生のほうが先に気づきます。気温の低い秋の朝は、すき間から冷えも入ります。
直すべき場所は、体ではなく、上の服の裾の長さとパンツの股上の深さの組み合わせです。
背中が出るかは、前かがみで裾が何cm上がるかで決まる
家で、遠足に着ていく上下を着て、床に座ってください。お弁当を広げるつもりで前にかがみ、家族に後ろから見てもらいます。
| 前かがみで後ろの裾とウエストの間 | 状態 | 直し方 |
|---|---|---|
| すき間なし・布が重なる | そのまま | 直さない |
| 0〜3cmのすき間 | かがむと少し見える | 中に長めの肌着を1枚入れる |
| 3〜6cmのすき間 | 座るたびに見える | 裾の長いトップスに替える |
| 6cm以上のすき間 | 座るとずっと見える | トップスとパンツの両方を見直す |
| ウエストが低い位置にある | 股上が浅い | 股上の深いパンツに替える |
目安は、立った状態でトップスの後ろの裾がパンツのウエストより8cm以上下にあることです。前かがみで後ろの裾は5〜8cm上がるので、それより長ければすき間ができません。前が短く後ろが長い形のトップスは、立ったときの見た目を変えずに、後ろだけ丈を足せます。
その場で直すなら、脱いだ上着を腰に巻き、袖を前で結びます。背中側に布が1枚足され、座っても腰が出ません。上着を巻けない日は、カーディガンやシャツをシートと背中のあいだに置いて、上から背中に掛けておくのも同じ効き方をします。
座り方でも、すき間の大きさは変わります。あぐらや体育座りは背中が丸まりやすく、裾がいちばん上がります。正座や横座りは背すじが伸びるので、上がり方が小さくなります。お弁当を広げるときだけ正座に近い姿勢にして、食べ終わったら楽な座り方に戻す、という順番にすると、いちばんかがむ時間に背中が出ません。中に着る肌着の裾を、パンツのウエストの中に入れておくのも、すき間を覆う手として使えます。
失敗2|しゃがむたびに、パンツの膝と股が突っ張った
子どもの目線に合わせてしゃがむ回数は、遠足の一日で数十回になります。靴ひもを結ぶ、落としたものを拾う、泣いた子の顔をのぞく。しゃがむたびにパンツの膝と股が突っ張ると、だんだんしゃがむのを避けるようになります。
突っ張るパンツは、しゃがんだときに膝の前で布が引かれ、太ももの後ろで布が横に張ります。股の下で縫い目が食い込むこともあります。立っているときは気にならないので、家の鏡では見つかりません。
突っ張りは、しゃがんで10秒もつかで分かる
| しゃがんで10秒 | 状態 | 直し方 |
|---|---|---|
| 楽にしゃがんでいられる | 合っている | そのまま |
| 膝の前が引かれる | 膝まわりのゆとりが少ない | 膝下が広い形にする |
| 股の縫い目が食い込む | 股上が浅いか股のゆとりが少ない | 股上の深いパンツにする |
| ウエストの後ろが下がる | 腰まわりが足りない | ゴムかひものウエストにする |
| 立ち上がるときに裾を引き上げる | 裾が長くかかとで踏む | 裾を2cm上げる |
| 10秒もたずに立ちたくなる | 布に伸びがない | 伸びのある布か、幅のある形にする |
**しゃがんで10秒、楽にいられれば、その日は何十回しゃがんでも困りません。**10秒もたないパンツは、遠足の日には向いていません。
その場で直すなら、しゃがむ代わりに片膝をついて座ります。片膝をつくと、太ももの後ろの布が張りにくく、股の食い込みも減ります。膝をつく地面が湿っている日は、ハンカチを1枚敷いてください。
失敗3|朝は寒くて昼は暑く、脱いだ上着の置き場がない
秋の遠足は、朝の集合と昼のお弁当で気温が大きく違う日があります。朝に合わせて厚手の上着を着ていくと、昼には暑くて脱ぎたくなります。ところが脱いだ上着を持つ場所がありません。手に持てば片手がふさがり、シートに置けば汚れ、リュックには入りきりません。
失敗の本体は、上着の厚さではなく、脱いだあとの置き場を決めていなかったことです。
脱いだ上着は、腰・リュック・首のどこに持つかで選ぶ
| 持つ場所 | 向いている上着 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 腰に巻く | 袖が結べる薄手のカーディガン・シャツ | 巻いたときにお尻の下まで届かない長さ |
| リュックに入れる | たたんで両手のひらに乗る薄さ | 入れたあとも水筒が取り出せるか |
| 首に掛ける | 薄手の大判の布 | 子どもを抱くとき引っぱられないか |
| 着たままにする | 前を開けて風を通せる形 | 前を開けても裾が地面に付かない丈 |
| 手に持つ | どれでも | 片手がふさがるので避ける |
朝の集合時刻と昼の気温差が8度を超えそうな日は、厚手の1枚より、薄手の2枚にしてください。1枚ずつ脱げるので、昼に暑くなっても1枚だけ外し、夕方の帰り道で冷えたらまた着ます。薄手の2枚は、腰に巻く1枚とリュックに入れる1枚に分けて持てます。
その場で直すなら、脱いだ上着を腰に巻くのが早い方法です。巻けない厚手の上着は、たたんでシートの下に敷くと、汚れも防げて、座ったときの地面の冷たさも和らぎます。
失敗4|靴擦れと足の裏の痛みで、帰り道が長かった
遠足の歩く距離は、集合場所から現地までの往復と、現地での移動を足すと、ふだんの外出の数倍になることがあります。行きは平気だった靴が、帰り道の坂や砂利で痛くなるのがこの失敗の典型です。
痛むのは、かかとの後ろ、小指の横、足の裏の前のほうの3か所が多くなります。かかとは靴が大きくて足が中で前後に動くとき、小指は幅が足りないとき、足の裏は底が薄くて砂利の凹凸が直接伝わるときに起きます。
靴は、歩く距離と地面の種類で決める
| 歩く距離・地面 | 向いている靴 | 避けたい靴 |
|---|---|---|
| 舗装路だけ・往復で短い | ふだん履いている歩き慣れた靴 | 下ろしたての靴 |
| 芝生と舗装路 | 底に溝のある運動靴 | 底が平らで滑る靴 |
| 砂利・土の坂 | 底が厚めで足首まで支える靴 | 底の薄い布の靴 |
| 雨上がりのぬかるみ | 布ではなく表面が拭ける靴 | 白い布の靴 |
| 長い距離と坂の両方 | 半年以内に何度か遠出した靴 | 履いて1か月以内の靴 |
下ろしたての靴は、遠足の日に初めて長く歩く靴にしないでください。前の週末までに、同じくらいの距離を一度歩いておくと、当たる場所が分かります。
その場で直すなら、靴ひもを結び直します。かかとが動く場合は、足首に近い穴までひもを通してきつめに結ぶと、足が前にすべりにくくなります。当たる場所が分かっているなら、小袋に貼るばんそうこうを2枚入れておきます。
靴下も、帰り道の痛みに関わります。薄手の靴下は、長く歩くと靴の中で足がすべり、かかとと小指に当たりやすくなります。秋の遠足では、くるぶしより上まである少し厚手の靴下にすると、靴の中のすき間が埋まり、朝の冷えも防げます。足首が見える短い靴下は、靴の縁がかかとの上に直接当たるので、長い距離の日には向いていません。
失敗5|芝と土と、お弁当の汁で汚れた
遠足で汚れる場所は、だいたい3か所に決まっています。膝・お尻・袖口です。膝はしゃがんで地面に触れ、お尻はシートからはみ出した芝や土に触れ、袖口はお弁当を取り分けるときに汁やソースが付きます。
汚れそのものより困るのは、汚れが目立つことと、その日の夕方まで落とせないことです。帰りの電車やバスで、膝の土汚れや袖口のしみを気にし続けることになります。
汚れが目立つ色と、その場での扱い
| 色 | 目立つ汚れ | 目立ちにくい汚れ |
|---|---|---|
| 白・生成り | 土・芝・汁のどれも | なし |
| 淡いベージュ | 汁のしみ・油 | 乾いた砂 |
| 中くらいのカーキ・グレー | 白っぽい砂ぼこり | 土・芝・汁 |
| 黒・濃紺 | 白っぽい砂ぼこり・毛羽 | 汁のしみ |
| 細かい柄 | 目立ちにくい | 多くの汚れ |
**膝とお尻に当たる下の服は、中くらいの濃さが一日もちます。**白や淡い色を着たい日は、上だけにして、下は濃いめにします。濃すぎる黒や濃紺は、乾いた砂ぼこりが白く浮いて見えるので、遠足の日は中くらいの濃さのほうが困りません。
その場の扱いは、汚れの種類で分けます。乾いた砂や土は、乾くまで待ってから手ではたくと、こすって広げずに済みます。汁のしみは、ぬらしたハンカチで外側から内側へ押さえ、こすらないようにします。袖口は、お弁当の前に手首の上までまくって留めておけば、そもそも汚れません。
失敗6|トイレの行列で、手間取った
公園や広場のトイレは数が少なく、遠足の日はお弁当のあとに行列ができます。**子どもを手伝いながら、自分の上着を脱ぎ、ボトムスを下ろし、戻す。**狭い個室の中で、この手順が多い服ほど手間取ります。
手間取りやすいのは、上下がつながったオールインワン、前のボタンが多いパンツ、丈の長い上着を着たままのときです。上着の裾が床に付かないように持ちながら、子どもの服も直す、という手の数が足りなくなります。
| 服の組み方 | 個室での手順 | 遠足の日の向き |
|---|---|---|
| 上下が分かれ、ゴムかひものウエスト | 少ない | 向いている |
| 上下が分かれ、ボタンとファスナーのウエスト | ふつう | 使える |
| ワンピース・下にタイツ | タイツの上げ下げが手間 | 慣れていれば使える |
| オールインワン | 上半身から脱ぐ | 向いていない |
| 膝より長い上着を着たまま | 裾を持つ手が要る | 上着を先に預ける |
その場で直すなら、個室に入る前に、自分の上着を脱いで子どもに持ってもらうか、外で待つ家族に預けます。上着がなくなるだけで、手順は1つ減ります。
行列に並んでいるあいだも、服は試されます。秋の日かげで10分立っていると、上着を脱いだ体は思ったより冷えます。行列が長いと分かったら、並ぶ前に上着を着直し、個室の前で脱ぐ順番にすると、待つあいだに冷えずに済みます。子どもが先に用を足す場合は、子どもの上着を先に預かれるよう、自分の手を1本空けておいてください。次の遠足までに直すなら、前を開けずに上げ下げできるウエストのボトムスにしておくと、個室での手順がいちばん少なくなります。
失敗7|荷物で両手がふさがり、子どもと手をつなげなかった
遠足の荷物は、お弁当・水筒・シート・着替え・ごみ袋と、思ったより多くなります。手提げの袋に入れると、片手は袋でふさがり、もう片方の手で子どもと手をつなぐと、落としたものを拾う手も、写真を撮る手も残りません。
帰り道はさらに増えます。拾ったどんぐりや、子どもが脱いだ上着、食べ終わったお弁当箱。疲れた子を抱っこする場面もあります。
| 荷物の持ち方 | 空く手 | 遠足の日の向き |
|---|---|---|
| リュック1つ | 両手 | 向いている |
| リュックと小さな斜め掛けの袋 | 両手・小物がすぐ出る | いちばん向いている |
| 肩掛けの大きな袋 | 片手で押さえがち | 歩く距離が短い日だけ |
| 手提げの袋 | 片手 | 避ける |
| ベビーカーに掛ける | 両手 | 下の子がいる日 |
背負う袋と、体の前にある小さな袋の2つに分けると、両手が空いたまま、ハンカチやティッシュをすぐ取り出せます。その場で直すなら、手提げの中身をリュックに移し、空いた手提げはたたんで中に入れます。
写真を見返して気づく失敗|背景と服の色
遠足の写真は、先生やほかの保護者が撮ってくれることが多く、自分では撮る位置を選べません。帰ってから見返して、芝生や落ち葉の色に服が溶けて、どこにいるか分からなかったという声もよく聞きます。これは服の失敗というより、背景と服の色の組み合わせで起きることです。
| 背景 | 溶けやすい服の色 | 写りやすい服の色 |
|---|---|---|
| 緑の芝生 | カーキ・深緑 | 生成り・紺・からし色 |
| 黄色の落ち葉 | からし色・キャメル | 紺・グレー・白 |
| 赤い紅葉 | えんじ・茶 | 生成り・紺 |
| 土の広場 | ベージュ・茶 | 紺・白・深緑 |
膝とお尻に当たる下は汚れの目立たない中くらいの濃さにして、上の1枚か首元の布で、背景と違う色を足すと、汚れと写真の両方で困りません。上着を脱ぐ時間が長い日は、脱いだあとに見える上の服の色で考えてください。
その場で直す小袋|入れるのは5つまで
ここまでの「その場で直す1手」に必要なものを、小さな袋に1つにまとめておきます。多く入れると探すのに時間がかかるので、5つまでにします。
| 入れるもの | 使う場面 | 代わりになるもの |
|---|---|---|
| ハンカチ2枚 | 汁のしみを押さえる・片膝をつく地面に敷く | 手ぬぐい |
| ばんそうこう2枚 | 靴擦れの当たる場所 | なし |
| 細いヘアゴム1本 | まくった袖を前腕で留める | 輪ゴム |
| 小さなごみ袋 | 汚れた服や拾ったものを分ける | 食品用の袋 |
| 薄手の大判の布 | 首に掛ける・背中に掛ける・シートの補助 | 薄いストール |
**細いヘアゴム1本は、袖口の汚れと暑さの両方に効きます。**袖を肘の下までまくり、前腕にゴムを通して留めると、手首が出て、お弁当の汁が付きません。昼に暑くなったときも、上着を脱がずに袖だけで調整できます。
前の週末に家で試す|10分の通し稽古
7つの失敗のうち、背中・突っ張り・トイレ・両手・靴の5つは、家で見つけられます。前の週末に、本番と同じ一式を着て、10分だけ通してください。
| 順番 | すること | 見つかる失敗 |
|---|---|---|
| 1 | 床にシートを敷いて座り、前にかがむ | 背中と腰が出る |
| 2 | しゃがんで10秒、片膝をついて10秒 | パンツの突っ張り |
| 3 | 上着を脱いで腰に巻き、また着る | 上着の置き場 |
| 4 | トイレで上下を一度下ろして戻す | 手間取る服 |
| 5 | リュックを背負い、両手で何か持つ | 両手がふさがる |
| 6 | 家のまわりを15分歩く | 靴の当たる場所 |
**10分で5つ、15分の散歩を足せば6つが分かります。**残りの1つ、汚れだけは当日にならないと分かりませんが、色の選び方で減らせます。前の週末にしておく理由は、困ったところを替える時間を残すためです。前の晩に見つけても、替える服が手元にないことがあります。
天気で変わる失敗|雨上がり・風の強い日・秋晴れ
同じ服でも、当日の天気で起きる失敗が変わります。
| 天気 | 増える失敗 | 先にしておくこと |
|---|---|---|
| 雨上がり | 膝とお尻の湿り・靴の泥 | シートの下にもう1枚敷く・拭ける靴 |
| 風の強い日 | 体が冷える・広がる裾 | 首元を覆える布・裾の広がらない形 |
| 雲ひとつない秋晴れ | 日差しで首と手の甲が焼ける | 首を覆える布・つばのある帽子 |
| 朝だけ霧や冷え込み | 朝の集合で寒い | 薄手を2枚にする |
| 前日まで雨 | 芝生が湿ってシートに水がしみる | 防水の面があるシート |
秋の晴れた日は、空気が涼しくても日差しが強く感じられます。上着を脱いだあと、首の後ろと手の甲がそのまま出るので、首を覆える薄手の布が1枚あると、寒さと日差しの両方で使えます。
子どもの年齢で変わる失敗|抱っこがある日
子どもの年齢によって、親の動きが変わり、起きる失敗も変わります。
| 子どもの年齢の目安 | 親の主な動き | 起きやすい失敗 |
|---|---|---|
| 0〜1歳 | 抱っこ・おむつ替え | 両手・トイレ・背中 |
| 2〜3歳 | 抱っこと手つなぎ・追いかける | 両手・靴・突っ張り |
| 4〜5歳 | 一緒に歩く・遊具のそば | 靴・汚れ |
| 年長以上 | 見守る・写真を撮る | 寒暖・日差し |
**抱っこがある日は、上の服の胸の前が、子どもの靴や手で汚れます。**抱っこ紐を使う日は、抱っこ紐のベルトがウエストに当たり、トップスの裾が上がりやすくなります。この日は裾の長さを、ふだんより5cm長めに見ておいてください。
どちらとも取れるとき①|ワンピースで行きたい
遠足でも、ワンピースを着たい日があります。着てはいけないわけではありません。ただし、シートに座る時間が長い遠足では、座り方の自由が少なくなることを先に知っておいてください。膝を立てて座ると裾の中が気になり、横座りが続くと足がしびれます。
着るなら、次の3つをそろえると困りにくくなります。
| そろえること | 理由 |
|---|---|
| 下にくるぶし丈の細身のパンツか厚手のタイツ | 膝を立てて座れる |
| 裾が膝下10cmより長い | かがんでも膝が出ない |
| 前開きか、上に羽織れるもの | 暑くなったときに1枚で調整できる |
遊具や斜面のそばを子どもと一緒に歩く予定がある日は、上下が分かれた服のほうが、その場の直しが利きます。ワンピースは、見学が中心の遠足や、現地が舗装された広場の遠足に回すと、着たい気持ちと困らない一日を両立しやすくなります。
どちらとも取れるとき②|まわりと服の雰囲気が違った
集合場所に着いてから、まわりの保護者と服の雰囲気が違うことに気づく日もあります。自分だけ明るい色だった、自分だけきれいめだった、自分だけ運動着に近かった。遠足は動く行事なので、困らない服であれば、雰囲気の違いはその日の失敗にはなりません。
それでも落ち着かないときは、羽織りか首元の1枚で寄せます。きれいめに寄りすぎたと感じたら上着を脱いで腰に巻き、運動着に寄りすぎたと感じたら首元に薄い布を足します。どちらも小袋の中身でできることです。次の行事に向けては、お母さんの服装|秋の行事は3段に分けて、迷う日は羽織りで寄せるに、行事ごとのきちんと度の段を置いてあります。
どちらとも取れるとき③|下の子を連れていく
上の子の遠足に、下の子を連れて付き添う日もあります。この日は、自分の服の失敗より、下の子の世話のための手と場所が足りなくなることが先に起きます。
| 下の子の状況 | 増える困りごと | 服と持ち物での対応 |
|---|---|---|
| 抱っこ紐で連れる | 前かがみで背中が出る・胸の前が汚れる | 裾の長いトップス・汚れの目立たない上 |
| ベビーカーで連れる | 芝生や砂利で押しにくい | 荷物をベビーカーに掛けて両手を空ける |
| 歩けるが目が離せない | 走って追いかける | 底に溝のある靴・突っ張らないパンツ |
| おむつ替えがある | 狭い場所でしゃがむ | しゃがんで10秒もつパンツ |
下の子がいる日は、上の子の行事に合わせるより、下の子の世話がしやすい服を優先してください。上の子の先生やほかの保護者は、下の子を連れていることを見ています。
行き先で増える失敗|芋掘り・山道・動物とふれあう遠足
秋の親子遠足は、公園の芝生だけではありません。芋掘り、紅葉の散策、動物とふれあう施設と、行き先によって服が試される場所が変わります。案内に行き先が書かれていたら、次の表で増える失敗を先に見てください。
| 行き先 | 増える失敗 | その場で直す1手 | 次に直す1手 |
|---|---|---|---|
| 畑での芋掘り | 膝とお尻の土・靴の中の土 | 片膝をついてハンカチを敷く | 汚れてよい下と、拭ける靴 |
| 坂や階段のある散策路 | 靴の当たり・汗と冷え | 靴ひもを足首の近くで結び直す | 底の厚い靴と薄手2枚 |
| 動物とふれあう施設 | 袖口と裾の毛・においの付着 | 袖をまくって留める | 毛の付きにくい表面の上着 |
| 水辺のある公園 | 裾のぬれ・足元の冷え | 裾を折り上げる | くるぶし丈の下 |
| 屋内の見学施設 | 暑さ・荷物の置き場 | 上着を脱いで腰に巻く | 前を開けられる薄手 |
芋掘りの遠足は、汚れる前提で一式を決めるのがいちばんの近道です。膝とお尻は畑の土に何度も触れるので、汚れが目立たない色を選ぶより、汚れても洗いやすいかどうかで選んでください。靴は、土が中に入りにくい、足首まで覆う形が向いています。
動物とふれあう施設では、毛足の長いニットやフリースに動物の毛が付き、帰りの電車まで残ります。表面がつるりとした薄手の上着を1枚重ねておくと、ふれあう場面だけそれを着て、終わったら脱いで袋に分けられます。
帰ってからの5分|次の行事へ持ち越す記録
遠足から帰ったら、服を洗濯かごに入れる前に5分だけ使ってください。その日に困ったことを書き残しておくと、運動会や芋掘り、冬の発表会に同じ失敗を持ち越しません。
| 書き残すこと | 書き方の例 | 次に使う場面 |
|---|---|---|
| 困った場面 | お弁当で背中が出た | 座る時間のある行事すべて |
| 困った服 | 紺のトップス・丈が短い | 同じ服を選ぶ日 |
| その場でした直し方 | 上着を腰に巻いた | 次の行事の小袋 |
| 足りなかったもの | ばんそうこう・ごみ袋 | 小袋の中身の入れ替え |
| 気温と天気 | 朝12度・昼21度・晴れ | 次の行事の上着選び |
**いちばん役に立つのは、気温の記録です。**朝と昼の気温と、そのとき何枚着ていたかを書いておくと、次の行事の朝に天気予報を見たとき、枚数がすぐ決まります。スマホのメモに1行ずつで足ります。
汚れた服は、帰ったその日のうちに汚れの種類を見て分けます。土と芝の汚れは乾いてからはたいて落とし、汁や油のしみは早めに水で押し洗いします。どちらか分からない汚れは、乾く前に洗うほうに回してください。
よくある行き違い
| よく言われること | 実際のところ |
|---|---|
| 動きやすい服なら困らない | 動きやすくても、座ってかがむと背中が出る |
| 寒い日は厚手の上着1枚 | 昼に脱いだあとの置き場がなくなる |
| 汚れが目立たないのは黒 | 乾いた砂ぼこりは黒の上で白く浮く |
| 新しい運動靴なら歩きやすい | 下ろしたての靴は帰り道で当たりやすい |
| ワンピースは遠足に向かない | 下にパンツやタイツを重ねれば着られる |
| 荷物は大きな袋1つにまとめる | 手提げは片手がふさがる。背負う袋と小袋に分ける |
いちばん多いのは、動きやすい服を選んだのに、座ったときの背中までは確かめていなかったという失敗です。動きやすさは立って歩くときの話で、座ってかがむ姿勢は別に確かめる必要があります。前の週末の10分で、最初に床に座ってみてください。
遠足のあとに続く秋の行事は、子どもの運動会の服装|当日に困る8つを、前の週に家で直すや保育園運動会の服装|0歳から年長まで、子のクラスで親の出番が変わるで、同じように場面ごとに分けています。
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よくある問い
- Q. 親子遠足でレジャーシートに座ると、背中と腰が出てしまいます。どうすればいいですか
- 家で、いつものトップスとパンツを着たまま床に座り、前にかがんでお弁当を広げる姿勢を取ってください。後ろの裾がパンツのウエストからどれだけ上がるかを、家族に見てもらいます。上がった分よりトップスの裾が長ければ出ません。その場で直すなら、脱いだ上着を腰に巻いて袖を前で結ぶと、背中側に布が1枚足されます。次の遠足までに直すなら、パンツのウエストより8cm以上下まで届く丈のトップスか、後ろが前より長い形を選んでください。
- Q. 遠足の朝が寒いのに、昼は暑くなります。上着はどうすればいいですか
- 上着は、脱いだあとどこに持つかで選びます。腰に巻けるのは、袖が結べて、巻いたときにお尻の下まで届かない長さのものです。リュックに入れるなら、たたんで両手のひらに乗るくらいに薄いもの。首に掛けるなら、薄手の大判の布で代わりになります。朝の集合時刻と昼の気温差が8度を超えそうな日は、厚手の上着1枚より、薄手を2枚重ねて1枚ずつ脱げるほうが、その場で合わせやすくなります。
- Q. 親子遠足にワンピースで行ってもいいですか
- シートに座る時間が長い遠足なら、ワンピースは座り方の自由が少なくなります。膝を立てて座ると裾の中が気になり、横座りが続くと足がしびれます。それでも着たいなら、下にくるぶし丈の細身のパンツか厚手のタイツを重ね、裾が膝下10cmより長いものを選んでください。案内に「動きやすい服装で」とあり、子どもと一緒に遊具や斜面を歩く予定があるなら、上下が分かれた服のほうがその場の直しが利きます。
- Q. 遠足でいちばん汚れやすいのはどこですか
- 膝と、お尻と、袖口の3か所です。膝は子どもの目線にしゃがんだときに地面に触れ、お尻はシートからはみ出した芝や土に触れ、袖口はお弁当を取り分けるときに汁やソースが付きます。膝とお尻の汚れには、中くらいの濃さのカーキやグレーが目立ちにくく、袖口は手首の上までまくって留めておくと汚れません。白や淡い色を着たいときは、上だけにして、膝とお尻に当たる下は濃いめにしておくと、その日一日で困りにくくなります。
— メグラシ編集部





