保育園運動会の服装|0歳から年長まで、子のクラスで親の出番が変わる

**保育園の運動会の服は、子どもが何歳のクラスかで決めてください。**0歳クラスは親が抱っこして一緒に出ます。1〜2歳クラスは手をつないで歩いたり走ったりします。3〜4歳クラスは親子競技が1つあり、年長は観る時間と写真が長くなります。同じ運動会でも、親が動く量と、服のどこに負担がかかるかがクラスでまったく違います。
保育園の運動会は、10月の土曜の午前に、2〜3時間で終わる形が多い行事です。園庭が狭いため近くの小学校や体育館を借りることもあります。**先に、子どものクラスと会場の2つだけ確かめてください。**それで、上に何を着るか、下をパンツにするか、靴をどうするかがほぼ決まります。
結論:服は、子どものクラスで決める
| 子どものクラス | 親の出番 | 先に決めること |
|---|---|---|
| 0歳 | 抱っこやおんぶで一緒に出る | 抱っこ紐と重なる上の形 |
| 1歳 | 手をつないで歩く・くぐる | しゃがんで立てる下 |
| 2歳 | 手をつないで走る | 走れる靴と、からまない裾 |
| 3〜4歳 | 親子競技が1つ | 数分動ける服と、観る時間の服 |
| 5歳(年長) | 観る時間と写真が長い | 座って崩れない形と、写る上半身 |
表の右の列が、その日にいちばん困りやすいところです。全部を整えるのではなく、右の列の1つから決めると、準備が短く済みます。兄弟で別のクラスにいる場合は、いちばん下の子のクラスを基準にしてください。下の子のクラスほど、親の出番が長くなるからです。
保育園の運動会が、小学校と違う5つ
小学校の運動会の服の考え方は、保育園にはそのまま当てはまらないところがあります。違いは次の5つです。
| 違うところ | 保育園 | 小学校 |
|---|---|---|
| 時間 | 午前だけ、2〜3時間 | 朝から夕方まで |
| 親の出番 | クラスによってはほぼ全員が出る | 保護者競技に出る人だけ |
| 子どもとの距離 | 手をつなぐ、抱っこする | 観覧席から見る |
| 会場 | 園庭が狭い、体育館を借りる | 校庭 |
| 行き方 | 自転車や徒歩が多い | 家庭による |
いちばん大きいのは、親が子どもと同じ高さに下りる回数です。小学校なら観覧席から見ていればよい時間の多くを、保育園では子どもの横で過ごします。しゃがむ、抱き上げる、手をつないで歩く。この3つの動きに服が付いてこられるかを、先に確かめてください。
時間が短いのは、服の点では楽なところです。朝から夕方までの気温差を考えなくてよく、10月の午前なら重ねるのは2枚までで足ります。お弁当の時間がない園も多いので、地面に長く座る前提もいりません。
0歳クラス|抱っこで一緒に出る日の服
0歳クラスの競技は、親が子どもを抱っこしたりおんぶしたりして、短い距離を歩く・くぐる・ゴールまで運ぶ、という形が多くなります。服の条件は、抱っこ紐の帯と重なっても形が崩れないことです。
| 見るところ | 選ぶ形 | 困りやすい形 |
|---|---|---|
| 上の丈 | 腰骨まで、またはパンツに入れられる長さ | 帯の下から裾が大きく出る長さ |
| 上の厚み | 薄手1枚と、脱げる羽織り | 厚手のニット1枚 |
| 前の開き | かぶる形か、ボタンが小さいもの | 大きなボタンが胸の前に並ぶ形 |
| 首元 | 浅めの丸首 | 深いVや、大きく開く形 |
| 下 | 伸びる生地のパンツ | 張りの強い生地のパンツ |
抱っこ紐の帯は、胸の下と腰の2か所に回ります。上の丈が長いと、帯の下から裾が段になって出て、写真で上下が2つに分かれて見えます。上の裾は、帯より上で止めるか、パンツに入れて帯の下に出さないのが、いちばん直す手間が少ない形です。
大きなボタンや胸ポケットの金具は、抱っこしたときに子どもの顔の位置に来ます。当たって気になるようなら、ボタンが小さいもの、かぶる形のものを選んでください。
抱っこ紐の上から見える場所
抱っこ紐をつけると、服の見える場所が大きく減ります。前から見えるのは、首元と肩と腕、それに腰から下です。見えなくなる胸の前に色や柄を置いても、競技中はほとんど写りません。
| 抱っこ紐をつけたとき | 見える場所 | 整えるもの |
|---|---|---|
| 前から | 首元・肩・腕・腰から下 | 首元の形と、袖の色 |
| 横から | 肩から袖、パンツの横 | 袖の長さと、パンツの丈 |
| 後ろから | 背中の帯の交差、腰から下 | 背中にしわが寄りにくい生地 |
写真に写るのは、子どもと並んだ親の首から上と、肩から袖です。色を置くなら袖か首元にしてください。抱っこ紐の色が濃いなら、服は明るめに、抱っこ紐が明るいなら、服は中くらいの明るさにしておくと、写真で親と子どもの輪郭が分かれて見えます。
1歳クラス|親子で歩く・くぐる日の服
1歳クラスは、子どもが歩ける子と歩けない子が混ざる時期です。競技は、親と手をつないで歩く、トンネルをくぐる子どもを出口で待つ、抱っこしてゴールまで運ぶ、といった形が多くなります。親がしゃがんで立つ回数が、クラスの中でいちばん多い年齢です。
| 動き | 1回の競技での回数の目安 | 服に出ること |
|---|---|---|
| しゃがむ | 5〜10回 | 後ろの裾が上がる、膝が突っ張る |
| 子どもを抱き上げる | 2〜5回 | 腕を上げた分だけ上の丈が上がる |
| 手をつないで歩く | 1回、10〜20m | 片側に体が傾き、服が片方に寄る |
| 出口で待つ | 1回、数十秒 | 膝をついて待つこともある |
しゃがんだとき、後ろの裾が何cm上がるかを家で確かめてください。しゃがんで、後ろの腰に手を回し、上の裾とパンツの間に肌が出ないかを見ます。出るなら、上をパンツに入れるか、丈の長い下着を1枚足します。膝をつくこともあるので、下は膝が汚れても目立ちにくい中くらいの明るさにしておくと、その後の時間を気にせず過ごせます。
2歳クラス|手をつないで走る日の服
2歳クラスになると、子どもが走れるようになり、親子で手をつないで走る競技が増えます。距離は20〜30mでも、子どもに合わせて前かがみで走るので、大人がふだん走るのとは違う姿勢になります。先に決めるのは靴と、裾が足にからまないことです。
| 見るところ | 選ぶ形 | 理由 |
|---|---|---|
| 靴 | かかとが固定され、底が平らなもの | 前かがみで走ると、かかとが抜けやすい |
| パンツの裾 | くるぶしより上か、裾がすぼまった形 | 広い裾は走るときに足に当たる |
| スカート | 選ぶなら膝下で、横に広がる形 | 細い形は歩幅が取れない |
| 上 | 腕を振っても肩が引っ張られない形 | 片手をつないで走ると、肩の後ろが張る |
| 小物 | 首から下げるものは外す | 前かがみで揺れて子どもに当たる |
前かがみで片手をつないで走ると、つないでいないほうの肩の後ろが引っ張られます。**背中に余りのない細い上は、この姿勢で脇の下が突っ張ります。**家で、子どもの手の高さ(床から70〜80cmくらい)に片手を下ろして前かがみになり、肩と脇がきつくないかを確かめてください。
3〜4歳クラス|親子競技が1つの日の服
3〜4歳クラスになると、子どもだけで出る競技が増え、親子競技は1つ、というプログラムが多くなります。親が動くのは数分で、残りの時間は観る側です。服は、観る時間を基準に選び、親子競技の数分だけ動ければ十分です。
| 時間の割合 | すること | 服の条件 |
|---|---|---|
| 観る時間、8〜9割 | 立って見る、手を振る、写真を撮る | 立ちっぱなしで疲れない靴、写る上半身 |
| 親子競技、1〜2割 | 引っぱる、運ぶ、一緒に走る | 数分動いて、戻ったときに形が崩れていない |
親子競技の中身は、園からのお知らせに書いてあることが多いので、先に読んでおいてください。子どもを持ち上げる競技なら上の丈、大きな道具を一緒に運ぶ競技なら腕の動き、ダンスなら足元と、見るところが1つに決まります。
3〜4歳クラスの親子競技でよくあるのは、子どもを背中や腕にぶら下げて運ぶ、大きな布やボールを親子で一緒に運ぶ、綱を一緒に引く、といった形です。子どもの体重がかかる競技では、腕を下に引かれるので、肩の縫い目が下がる形の上は袖ぐりが引っ張られます。**肩の縫い目が肩の端にある形のほうが、引かれても形が戻りやすくなります。**綱を引く競技では足を前後に開いて踏ん張るので、下は伸びる生地か、ゆとりのある形が向いています。
観る時間が長いぶん、上に重ねた羽織りを出し入れする回数が増えます。脱いだ羽織りをどこに置くかを決めておくと、競技の前にあわてません。腰に巻けるくらいの薄手か、小さくたためてかばんに入るものが向いています。
年長クラス|最後の運動会は、観る時間と写真が長い
年長クラスは、保育園での最後の運動会です。リレーや組体操、鼓笛など、子どもだけで見せる出し物が多くなり、親は観る時間が長くなります。親子競技があっても、子どもが大きくなったぶん、親の動きは小さくなります。
| 年長の運動会で増えること | 服で整えること |
|---|---|
| 観る時間が長い | 2時間立っても疲れない靴 |
| 写真や動画を撮る時間が長い | 腕を前に上げても袖が下がりにくい形 |
| 終わってから家族写真を撮る | 写る上半身の色と首元 |
| 先生や他の保護者と話す時間 | 近くで見ても整って見える生地 |
年長の運動会は、終わったあとに家族で写真を撮る家庭が多い日です。子どもは園の体操服や帽子のまま写ることが多いので、親の服は子どもの帽子の色と重ならない色にしておくと、写真の中で子どもが目立ちます。紅白の帽子なら親は赤と白を外す、クラスの帽子の色が決まっているならその色を外す、という決め方で足ります。
カメラを構えて腕を前に上げる時間が長いので、袖は手首で止まる長さか、少し短めが楽です。袖が手の甲にかかる長さだと、構えるたびに袖を引き上げることになります。
園庭か、体育館か|会場で足元が変わる
保育園の運動会は、園庭で開くか、近くの小学校の校庭や体育館を借りて開くかで、足元の条件が変わります。お知らせで会場を確かめてください。
| 会場 | 足元 | 服で気をつけること |
|---|---|---|
| 園庭(土・砂) | 汚れてよい、底が平らな靴 | 裾に砂がつく、膝をつくと汚れる |
| 園庭(人工芝) | 滑りにくい底の靴 | 芝のかけらが裾やニットにつく |
| 借りた校庭 | 歩きやすい靴、広いので移動が長い | 日陰が少ない、観る場所が遠い |
| 借りた体育館 | 上履き、靴を脱ぐ | 床に座る、足元が見える |
| 地域の公民館・ホール | 上履きか靴下 | 靴下の色と、床に座ったときの丈 |
人工芝の園庭は、ニットやフリースに芝のかけらがつきやすいので、膝をつく競技がある日は、表面がなめらかな生地のパンツにしておくと、払う手間が減ります。土の園庭は、明るい色のパンツの膝と裾が汚れやすいので、汚れても目立ちにくい中くらいの明るさが楽です。
体育館を借りる日|靴を脱ぐ・上履きを持つ
園庭が狭い保育園では、近くの小学校の体育館や地域の施設を借りることがあります。体育館の日は、靴を脱ぐことと、床に座ることが前提になります。
| 体育館の日に起きること | 準備すること |
|---|---|
| 入口で靴を脱ぐ | 脱ぎはきしやすい靴、靴を入れる袋 |
| 上履きにはきかえる | 走れる上履き(親子競技があるクラス) |
| 床に座って観る | 座っても腰が出ない上の丈 |
| 足元が近くで見える | 靴下の色、パンツの裾の長さ |
| 室内で暖かい | 薄手で、脱いでも困らない下の1枚 |
体育館で床に座ると、パンツの裾が上がって靴下が見えます。靴下は、パンツか靴のどちらかの色に近いものにしておくと、足元だけが目立ちません。親子競技で走るクラスなら、上履きも走れるものにしてください。底の薄い室内履きは、体育館の床で滑りやすいことがあります。
10月でも体育館の中は、人が集まると暖かくなります。外は肌寒くても、中では羽織りを脱いで薄手1枚で過ごせる組み合わせにしておくと、汗をかかずに済みます。
自転車で行く日|前かごと後ろの座席
保育園への送り迎えを自転車でしている家庭は、運動会の日も自転車で行くことが多くなります。**自転車で行く日は、服の条件がひとつ増えます。**裾がチェーンや車輪に近づかないことと、風で上がらないことです。
| 見るところ | 自転車の日に向く形 | 困りやすい形 |
|---|---|---|
| 下 | パンツ、裾がすぼまった形 | 広がる裾、長いスカート |
| 上の羽織り | 前を閉められるもの、丈は腰まで | 長い丈で、座面に巻き込まれる形 |
| 首元 | 巻き物は短く、端を中に入れる | 長い端が風でなびく形 |
| かばん | 背負えるもの | 肩に掛けるだけのもの |
子どもを後ろの座席に乗せるときは、片足で自転車を支えながら子どもを抱き上げます。この動きは、運動会の競技よりも大きく足を開くことがあります。家から園までの道も含めて、その日の服と考えてください。
帰りは、子どもが運動会で疲れて眠っていることもあります。荷物が増えるので、羽織りを脱いだときにしまえる場所を、かごかかばんの中に空けておきます。
靴|立つ2時間と、走る数十秒の両方に合わせる
保育園の運動会の靴は、クラスによって求められることが2つに分かれます。観る時間が長いクラスは、立ちっぱなしで疲れないこと。親子で走るクラスは、数十秒走ってもかかとが抜けないことです。どちらのクラスでも困らないのは、底が平らで、甲がひもかベルトで留まる靴です。
| 靴の形 | 立つ2時間 | 走る数十秒 | しゃがむ |
|---|---|---|---|
| ひもで結ぶ運動靴 | 楽 | 走れる | 楽 |
| 甲がベルトで留まる平らな靴 | 楽 | 小走りならできる | 楽 |
| 足を入れるだけの平らな靴 | 楽 | かかとが抜けやすい | かかとが浮く |
| 厚底の靴 | 底による | 足首をひねりやすい | 前に倒れやすい |
| かかとの高い靴 | 疲れる | 走れない | 土に沈む |
足を入れるだけの靴は、しゃがんだときにかかとが浮いて脱げやすくなります。0〜2歳クラスで、しゃがむ回数が多い日は、ひもかベルトで甲が留まるものを選んでください。靴の色は、パンツの裾か靴下と明るさを合わせておくと、写真で足元だけが目立つことがありません。新しい靴をおろすなら、前の週に1度はいて近所を歩いておくと、当日に靴ずれを気にせずに済みます。
10月の朝と昼|午前だけで終わる日の重ね方
保育園の運動会は、午前中に始まって昼前に終わることが多い行事です。10月の午前は、朝8時ごろと11時ごろで気温が変わります。重ねるのは2枚までにして、日が出たら1枚脱ぐ、と決めておけば足ります。
| 時間 | 気温の感じ方 | 重ね方 |
|---|---|---|
| 集合(8時〜9時) | 肌寒い、日陰は冷える | 薄手の上+羽織り |
| 前半の競技(9時〜10時) | 日が出ると暖かい | 羽織りを前開きに |
| 親子競技 | 動くと暑い | 羽織りを脱いで薄手1枚 |
| 後半・閉会(11時〜12時) | 日なたは暑い、風が出ることも | 薄手1枚、風が出たら羽織る |
親子競技の前に羽織りを脱ぐ時間は、数十秒しかないこともあります。前を全部ボタンで閉める羽織りより、ファスナーか、前を開けたまま着られる形のほうが、脱ぐのも着るのも早くできます。脱いだあとに腰に巻くなら、巻いたときに裾がお尻の下まで垂れない、薄手で短めのものが動きやすくなります。
上の子・下の子を連れて行くとき
運動会の日は、きょうだいを連れて行くことも多くなります。連れて行く子が小さいほど、親の服は抱っこと荷物を前提に選んでください。
| 連れて行く子 | 親がすること | 服で決めること |
|---|---|---|
| 0〜1歳の下の子 | 抱っこ紐で抱いたまま観る | 抱っこ紐と重なる上、前に荷物を持たない |
| 2〜3歳の下の子 | 手をつなぐ、追いかける | 走れる靴、両手が空くかばん |
| 小学生の上の子 | 一緒に観る、写真を頼む | 特になし、観る時間の服でよい |
下の子を抱っこしたまま、運動会に出ている子の親子競技に出ることは、多くの園でできません。その間、下の子を誰に預けるかを先に決めておいてください。預ける人がいないときは、親子競技に出る親を1人に決め、もう1人が下の子を見る、という分け方になります。
両親で行くとき、どちらが出るか
両親で行く日は、親子競技にどちらが出るかを前の晩に決めておくと、服も決めやすくなります。出るほうと出ないほうで、服の条件が分かれるからです。
| 役目 | 服の条件 | 靴 |
|---|---|---|
| 親子競技に出る | 動いても形が崩れない、脱げる羽織り | 走れる、かかとが固定される |
| 下の子を見る | 抱っこと荷物に合う、両手が空く | 立ちっぱなしで疲れない |
| 写真・動画を撮る | 腕を前に上げても袖が下がりにくい | 場所を移動しやすい |
2人の服の色は、明るさだけ近づけておけば十分です。写真に並んで写ったとき、片方が白に近く、もう片方が黒に近いと、写真の中で2人の差が目立ちます。片方が薄い色なら、もう片方も中くらいより明るい色にする、という程度で合います。親子競技に出るほうが途中で替わることもあるので、出ないほうも、靴だけは走れるものにしておくと、急に交代を頼まれても困りません。
色|子どもの帽子と組の色を外す
保育園の運動会では、子どもは赤白の帽子や、クラスごとの色の帽子をかぶることが多くなります。写真の中で子どもを見つけやすくするために、親の服は、子どもの帽子と組の色を外しておくと、あとで見返したときに子どもが目立ちます。
| 子どもの帽子・組の色 | 親の服で外す色 | 選びやすい色 |
|---|---|---|
| 赤白の帽子 | 赤、白 | 紺、グレー、ベージュ、くすんだ緑 |
| クラスの色(黄・青など) | その色と近い色 | その色の反対側の、落ち着いた色 |
| 色が決まっていない | 特になし | 子どもの服と明るさが違う色 |
園によっては、保護者も組の色を身につけて応援する、という決まりがあることもあります。その場合は、服全体をその色にするより、小物の1か所にとどめてください。帽子やハンカチなど、あとで外せるものにしておくと、写真で親と子どもの色が重なりすぎません。
汚れと砂|園庭の地面と、子どもの手
保育園の運動会で服が汚れるのは、地面よりも、子どもの手からのことが多くあります。競技のあとに砂のついた手で抱きついてくる、泣いた顔を肩に押しつける、ということが何度もあります。汚れる場所は、肩と胸の前と膝です。
| 汚れる場所 | 原因 | 選び方 |
|---|---|---|
| 肩・胸の前 | 子どもを抱き上げる、顔を押しつける | 家で洗える、明るすぎない色 |
| 膝 | しゃがむ、膝をつく | 中くらいの明るさ、表面がなめらかな生地 |
| 袖口 | 子どもの手を拭く、砂を払う | 手首で止まる袖、まくれる袖 |
| 裾 | 地面に触れる | くるぶしより上の丈 |
真っ白な上は、抱き上げた瞬間に砂の跡がつきます。白を着たいなら、上に羽織りを重ねて、抱き上げる競技の間だけ羽織りを着ておく、という使い方ができます。家で洗える生地かどうかも、この日は先に確かめておきたいところです。
荷物|両手が空く形にする
保育園の運動会は、親が子どもと手をつなぐ、抱っこする、カメラを構えるなど、両手を使う場面がほとんどです。かばんは背負えるものか、斜めに掛けられるものにしてください。
| 持ち物 | 入れる場所 |
|---|---|
| 飲み物、タオル | 背負うかばん |
| 子どもの着替え | 背負うかばん |
| スマートフォン、カメラ | 斜め掛けの小さなかばんか、ポケット |
| 脱いだ羽織り | 腰に巻くか、背負うかばん |
| 上履き(体育館の日) | 袋に入れて背負うかばん |
| レジャーシート(園庭の日) | 背負うかばんの外側 |
肩に掛けるだけのかばんは、しゃがむたびに肩から落ちます。しゃがんで立つ動きを10回くり返しても、かばんの位置が変わらないかを家で試しておくと、当日かばんを直す回数が減ります。
閉会のあと|片付けと家族写真の時間
保育園の運動会は、閉会式のあとにも時間が残ります。保護者が椅子やテントの片付けを手伝う園もありますし、園庭や門の前で家族写真を撮る家庭も多くあります。閉会のあとの30分も、その日の服で過ごす時間に入れておいてください。
| 閉会のあとにすること | 服で困りやすいこと | 準備 |
|---|---|---|
| 椅子やテントを運ぶ | 腕を上げて上の丈が上がる | 上をパンツに入れておく |
| レジャーシートをたたむ | 膝をついて汚れる | 膝が汚れても目立たない色 |
| 門の前で家族写真 | 羽織りを脱いだままで形が決まらない | 写真の前に羽織りを着るか決める |
| 先生にあいさつする | 近くで見られる | 首元と袖口を整える |
家族写真の前には、脱いだ羽織りを着直すか、そのまま薄手1枚で写るかを決めてください。写真に残るのは、その日の終わりの服の形です。腰に巻いた羽織りは、写真の前に外してかばんにしまうと、上下の線がすっきりつながって写ります。
前の週にできる確かめ方
運動会の前の週に、選んだ服を家で一度着て、次の順に確かめてください。10分ほどで終わります。
| 順番 | すること | 見るところ |
|---|---|---|
| 1 | しゃがんで立つを10回 | 後ろの裾が上がって肌が出ないか |
| 2 | 床から70cmの高さに片手を下ろして前かがみ | 肩と脇がきつくないか |
| 3 | 両腕を前に上げて、20秒止める | 袖が下がって手首が出すぎないか |
| 4 | 抱っこ紐をつける(0〜1歳クラス) | 帯の下から裾が段になって出ないか |
| 5 | 羽織りを脱いで、腰に巻く | 30秒以内で脱いで巻けるか |
| 6 | かばんを背負って、しゃがんで立つ | かばんの位置が変わらないか |
| 7 | 靴で家の前を20m歩いて、小走りする | かかとが浮かないか |
1つでも困ったところがあれば、そこだけ替えます。全部を替えなくても、困ったところは1つか2つのことが多いはずです。
どちらとも取れるとき①|親子競技の中身がわからない
園からのお知らせに、親子競技があることだけが書いてあって、何をするかがわからない場合があります。このときは、子どものクラスで、いちばん動く競技を想定して準備してください。
| クラス | 想定する競技 | 準備する服 |
|---|---|---|
| 0歳 | 抱っこして歩く、くぐる | 抱っこ紐と重なる上、しゃがめる下 |
| 1〜2歳 | 手をつないで走る | 走れる靴、からまない裾 |
| 3〜4歳 | 一緒に走る、持ち上げる | 腕を上げても上が上がりすぎない丈 |
| 年長 | 一緒に踊る、綱を引く | 足を開いて踏ん張れる下 |
動く想定で準備して、実際には動かなかった、ということは困りません。反対は困ります。担任の先生に、前の年は何をしたかを聞いておくと、想定が1つに絞れます。前の年に同じクラスだった保護者に聞くのも、確かな手がかりになります。
どちらとも取れるとき②|0歳クラスで、抱っこかおんぶか
0歳クラスの競技は、抱っこで出るかおんぶで出るかによって、服の見える場所が変わります。どちらになるかわからないときは、抱っこを基準にして、おんぶでも困らないかを1か所だけ確かめてください。
| 形 | 服が見える場所 | 困りやすいこと |
|---|---|---|
| 抱っこ | 首元・肩・腰から下 | 上の裾が帯の下から出る |
| おんぶ | 胸の前・腰から下 | 胸の前で帯が交差し、上の生地が寄る |
おんぶの帯は、胸の前で交差するか、肩から脇に回ります。おんぶのときは、胸の前の生地が帯に引かれて寄るので、厚手の生地より、薄手で寄ってもしわが残りにくい生地のほうが、競技のあとに形が戻ります。抱っこでもおんぶでも困らないのは、薄手の上をパンツに入れて、羽織りを脱ぐ組み合わせです。
どちらとも取れるとき③|雨で会場が変わる
10月は、運動会の前の日や当日の朝に雨が降ることがあります。雨の日は、延期になるか、会場を体育館や園の中に変えて開くかのどちらかになることが多くあります。会場が変わる可能性がある日は、園庭と体育館の両方に合う服にしておくと、朝に着替えずに済みます。
| 準備 | 園庭の場合 | 体育館の場合 |
|---|---|---|
| 靴 | 汚れてよい靴 | 上履きを持って行く |
| 下 | 裾がくるぶしより上 | 床に座っても腰が出ない丈 |
| 上 | 薄手+羽織り | 薄手1枚で過ごせる |
| 持ち物 | レジャーシート | 靴を入れる袋 |
両方に合わせるなら、上履きと靴袋をかばんに入れておくだけで足ります。服は、薄手の上に羽織り、くるぶしより上のパンツ、という組み合わせなら、どちらの会場でも困りません。雨上がりの園庭は地面がぬかるんでいることがあるので、明るい色の靴より、汚れが目立ちにくい靴にしておきます。
よくある行き違い
**「保育園の運動会は短いから、ふだんの服でいい」。**時間は短くても、0〜2歳クラスは親が子どもと同じ高さに下りる回数が多く、ふだんの服では裾や肩が付いてこないことがあります。クラスを確かめてから決めてください。
**「年長は観るだけだから、きれいめにしておけばいい」。**観る時間が長いぶん、立ちっぱなしで疲れない靴と、カメラを構えても袖が下がらない形が先です。終わったあとの家族写真に写る上半身も整えておきます。
**「動きやすさを優先したら、部屋着のように見えた」。**動ける服のままで、首元の形と、上の生地を少し張りのあるものにするだけで、部屋着とは違って見えます。形まで変える必要はありません。
**「運動会の服は、小学校に上がっても使える」。**小学校の運動会は朝から夕方までで、観覧席から見る時間が長くなります。保育園の運動会で使った服は、小学校では観る時間の服として使えますが、気温差への重ね方は別に考えてください。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 保育園の運動会には何を着ていけばいいですか
- 子どもが何歳のクラスかを先に確かめてください。0歳クラスは親が抱っこして一緒に出るので、抱っこ紐やおんぶの帯と重なっても形が崩れない上と、しゃがんで立つのが楽な下を選びます。1〜2歳クラスは手をつないで歩いたり走ったりするので、走れる靴と、裾が足にからまない下が先です。3〜4歳クラスは親子競技が1つあることが多く、その数分だけ動ければ残りは観る時間です。年長は観る時間と写真が長いので、座って見ていても形が崩れないことと、写真に写る上半身を整えます。
- Q. スカートで行っても大丈夫ですか
- 親子競技がないクラスで、観るだけなら困ることは少ないです。ただ、0〜2歳クラスは親が子どもと同じ高さまでしゃがむ場面が何度もあります。膝を床に近づけたときに裾が地面に触れる長さ、しゃがむと前が開く形は、その場で何度も直すことになります。スカートにしたいなら、しゃがんだときに裾が床から5cm以上離れている丈で、前後にスリットがないものを選んでください。迷うなら、パンツにしておくほうが動きの心配がひとつ減ります。
- Q. 園庭が狭くて、保護者はずっと立って見ることになります
- 立ち見の時間が長い日は、靴と、上の重さを先に見てください。2時間立ちっぱなしなら、底が平らで、かかとが固定される靴にします。上は、腕を組んだり子どもに手を振ったりしても、肩に重さが残らない薄手を重ねるほうが楽です。厚手の上着を1枚着るより、薄手を2枚重ねて、日が出たら1枚脱いで腰に巻くか、かばんにしまえるほうが、午前の気温の変化にも合わせやすくなります。
- Q. 両親で行くとき、服はそろえたほうがいいですか
- 色や形をそろえる必要はありません。先に決めたいのは、親子競技にどちらが出るかです。出るほうは動ける服、出ないほうは下の子を見たり写真を撮ったりする服と、役目で分けてください。色は、写真に並んで写ったときに片方だけ浮かないよう、明るさだけ近づけておくと十分です。どちらかが白に近い色なら、もう一方も薄い色にする、という程度で合います。
— メグラシ編集部





