親子遠足の日の服装|しゃがむ・歩く・持つの3つから決める

親子遠足の服装が決まらないのは、これを「行事の服」として考えているからです。
親子遠足は、見せる日ではありません。一日ぶん動く日です。しゃがみ、歩き、荷物を持つ。この3つが何度も繰り返されます。
だから決め方も、動きから逆算します。3つの動きを順に見ていけば、丈も靴も荷物も決まります。
動き①|しゃがむ|いちばん回数が多い
靴を履かせる、上着を着せる、こぼしたものを拾う、目線を合わせる。しゃがむ動作は、当日いちばん回数が多い動きです。
ここで効くのは2か所です。
1つ目、裾の長さ。 しゃがんだとき、裾が地面に触れるかどうかを見ます。床から手のひら1枚ぶんの余裕があれば触れません。触れる長さだと、一度汚れたあと一日そのままです。
2つ目、腰の余裕。 しゃがむと腰まわりの布が張ります。立ったまま試すのではなく、家で一度しゃがんでみてください。張るなら、股上が1段深いほうへ替えます。
動き②|歩く|会場ではなく移動で決める
靴選びでいちばん多い外し方が、会場での歩きだけを想定することです。
実際に長いのは、集合場所から現地までの区間です。駅から歩く日、園から歩く日は、そこが一日の大半になります。
土や芝生に入る可能性があるなら、底に溝のあるものを選んでください。新しい靴を当日におろすのは避けます。 一日歩く前提の日に、足が慣れていない靴を持ち込むと、それだけで動けなくなります。
動き③|持つ|両手が空くかどうか
子どもの手を取る場面、転んだときに支える場面は必ず来ます。
両手が空く形を1つ。 肩から掛けるものでも、体の前で留められるなら同じことです。手で持つものだけにすると、必要な瞬間にふさがります。
荷物の中身も動きに関わります。上着、飲み物、汚れたものを入れる袋。増えるものが分かっているので、最初から余裕を取っておくと、当日の持ち替えが減ります。
色|中くらいの濃さがいちばん残らない
屋外では2種類の汚れが起きます。乾いた土ぼこりと、湿った汚れです。
濃い色には、土ぼこりが白く残ります。薄い色には、湿った汚れが濃く残ります。どちらも起きるので、中間の濃さに置くと両方が目立ちにくくなります。
上下のうち、地面に近いほうを中間の濃さにしてください。上半身は、写真に写る場所なので好きな色で構いません。
温度|日なたと日かげで別の日になる
屋外の行事では、同じ時間でも日なたと日かげで体感が変わります。芝生の上と木の下では、さらに違います。
対処は厚さではなく枚数です。足せる一枚を1枚。 動くときは脱ぎ、待つときは着る。一日のあいだに何度も出し入れするので、たたんで荷物に入る薄さのものが向いています。
写真と、まわりとの距離
園の行事なので、集合写真が入ることがあります。全身が完全な運動着だと、そこだけ浮きます。
整えるのは上半身、動きは下半身で確保する。 この分け方が扱いやすいです。上に襟のある一枚か、形の整った一枚を置けば、下が動ける形でも釣り合います。
まわりの保護者に合わせようとしすぎる必要はありません。動ける格好で来ている人がほとんどです。
素材|伸びる布より、戻る布
しゃがむ動作が多い日は、伸びる布を選びたくなります。ただ、伸びるだけの布は、繰り返し伸ばされたあと形が戻りません。膝と腰に、その日のうちに丸みが残ります。
見るのは伸びではなく戻りです。裾を軽く引いて離し、しわがすぐ消えるかどうか。消えるなら、一日しゃがみ続けても形が残ります。
もう1つは乾きです。屋外では、汗と水滴のどちらも起きます。触って冷たさが長く残る布は、その日ずっと重いままです。手の甲に当てて数秒で温度が戻るものを選んでください。
早見表|当日の順に
| 場面 | 見る場所 | 目安 |
|---|---|---|
| しゃがむ | 裾の長さ | 床から手のひら1枚ぶん |
| しゃがむ | 腰の余裕 | 家で一度しゃがんで確かめる |
| 歩く | 靴 | 集合から現地までを含めて決める |
| 持つ | 両手 | 空く形を1つ |
| 汚れ | 地面に近いほう | 中くらいの濃さ |
| 温度差 | 足せる一枚 | たためる薄さ |
どちらとも取れる日|地面に座るか分からないとき
行き先によっては、座る場所があるかどうかが当日まで分かりません。
そういう日は、座る前提で決めてください。 座らずに済めば余裕が残るだけですが、逆は取り返せません。敷くものを1枚持っていけば、座る場面が来ても服の側の条件が変わりません。
もう1つ迷いやすいのが天気です。降るかもしれない日は、乾きの早い布を下半身に置いてください。 上半身は羽織るもので対処できますが、下半身は替えがききません。
まとめ|動きから決める
親子遠足の服装は、3つの動きで決まります。
しゃがんだときに裾が地面に触れないか。集合から現地までを歩ける靴か。両手が空く形になっているか。そこに、中くらいの濃さの色と、足せる一枚を加えます。
服を先に決めて動きを合わせるのではなく、動きを先に決めて服を合わせる。 順番を入れ替えるだけで、当日の判断が減ります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 親子遠足は動きやすさときちんと感、どちらを優先すべきですか。
- 動きやすさが先です。親子遠足は見せる行事ではなく、一日ぶん動く日です。ただし全身が完全な運動着だと園の集合写真で浮くので、上半身だけ襟のある一枚か、形の整った一枚にすると釣り合います。整えるのは上半身、動きは下半身で確保する、という分け方が扱いやすいです。
- Q. スカートで行っても大丈夫ですか。
- しゃがむ回数と、地面に座る場面があるかで決まります。座る場面があるなら、床から手のひら1枚ぶん以上の余裕がある丈を選んでください。裾が地面に触れる長さだと、一度濡れたり汚れたりしたあと、その日ずっとそのままになります。迷うならパンツのほうが手間が減ります。
- Q. 靴は何を選べばよいですか。
- 会場で歩く距離ではなく、集合場所から現地までの移動を含めて決めてください。駅から歩く日、園から歩く日は、そこがいちばん長い区間になります。土や芝生に入る可能性があるなら、底に溝のあるものを選んでください。新しい靴を当日おろすのは避けます。
- Q. 汚れが目立ちにくい色はありますか。
- 中くらいの濃さの色がいちばん目立ちません。濃い色は乾いた土ぼこりが白く残り、薄い色は湿った汚れが濃く残ります。どちらの汚れも起きるのが屋外なので、中間に置くと両方が目立ちにくくなります。上下のどちらか、地面に近いほうを中間の濃さにしてください。
- Q. 荷物はリュックのほうがよいですか。
- 両手が空く形であれば何でも構いません。子どもの手を取る場面、転んだときに支える場面が必ず来るので、手がふさがっていると動けません。肩から掛けるものでも、体の前で留められるなら同じことです。手で持つものだけにするのは避けてください。
— メグラシ編集部





