シューズクローゼット|手前に置く一足は3ヶ月の回数で決まる

手前に置く一足は、いちばん好きな靴ではありません。この3ヶ月で6回以上履いた靴です。
片づかない理由は、たいてい容量ではありません。よく履く靴が奥にあり、履かない靴が手前にある。この逆転のまま数を減らしても、翌朝の玄関は変わりません。
この記事は、棚や仕切りの選び方を書きません。いま持っている靴のうち、どれを手前に置くかだけを決めます。軸は5つです。
- この3ヶ月で実際に履いた回数
- 玄関に立ってから履き終わるまでの動作の数
- 中が乾くまでの時間
- 前後・上下の重なり
- その靴で行く場所が、今後3ヶ月に何回あるか
いちばん厚く書くのは最後です。履かないけれど手放せない靴を、今日決めずに置いておくための段をどう作るか。ここが本題です。
服のほうで手が止まっているなら服の断捨離|迷う一枚は「戻した回数」で決める、掛ける服の配り方はウォークインクローゼット収納|先に測るのは奥行きにあります。
なぜ、よく履く靴が奥に行くのか
逆転は、片づけた日に起きます。片づけるとき、人は種類でまとめます。サンダル、ブーツ、革の靴。並べ終わった直後は整って見えますが、種類の並びと、履く頻度の並びは一致しません。よく履く一足は、たいてい種類の違う数足に散らばっているからです。
季節でまとめる並べ方も同じです。変わり目に前へ出した靴が、その季節に一度も履かれないまま手前を占める。出したのは日付が来たからで、履くと決めたからではありません。
そして、置きにくい靴ほど手前に残ります。丈の長いもの、箱に入っているもの、片方が倒れるもの。奥に入れるのに手間がかかる靴が、手前に居座る。だから直し方も、努力ではなく順番になります。
段は4つある|手前・中・奥・外
先に置き場所の名前を決めます。棚の段数ではなく、取り出しやすさの段階です。
| 段 | 位置の目安 | 置く靴 | 判定のめやす |
|---|---|---|---|
| 手前 | 床から70〜140cm、扉を開けて最初に見える列 | 今のところ履いている靴 | 3ヶ月で6回以上、動作3つ以内 |
| 中 | 床から40〜70cm、または手前の列の隣 | 季節がずれているだけの靴 | 3ヶ月で2〜5回 |
| 奥 | 床から40cm未満、160cm超、二列目 | 出番が決まっている靴 | 0〜1回だが次に履く日がある |
| 外 | 玄関の外。別の部屋か保留の段 | 決められない靴、手放す靴 | 場面が来ない、または直らない |
床から70〜140cmを手前にするのは、立ったまま手を伸ばすだけで取れる帯だからです。外れるとしゃがむか背伸びが加わります。靴は取ったあと床に置いて足を入れるぶん、服より動作がひとつ多く、この帯の価値が高くなります。
外という段があることも見ておいてください。外は手放すことと同じではありません。
軸①|この3ヶ月で履いた回数
思い出そうとしないでください。回数の記憶は印象の強い日に引っ張られ、旅行で履いた一足は覚えていても、週に二度履いている一足は覚えていません。
数え方をひとつ決めます。履いて帰ったら、その靴のつま先を手前に向けて置く。他は奥向きのまま触りません。3ヶ月続けたら、向きが変わった回数で配ります。
- 6回以上(月に2回以上):手前
- 2〜5回:中
- 0〜1回:奥か外へ回す。ただしここでは決めない
3ヶ月待てないときは、4週間で数えて2回以上を手前にします。月2回のペースが、そのまま3ヶ月で6回になります。同じ回数で並んだら、軸②が少ないほうを手前にします。
回数が0の靴は、この時点では何も決まっていません。履かない靴と、履けない靴と、履く場面が来ていない靴が同じ0に見えているだけです。ここを分けるのが後半です。
軸②|履くまでの動作の数
玄関に立ってから履き終えて立ち上がるまでに、体が起こす動作を数えます。最短は3つ。棚から取る、床に置く、足を入れる。ここに増える動作を足します。
| 動作の合計 | 何が加わっているか | 置く段 |
|---|---|---|
| 3つ | 取る・置く・足を入れる | 手前 |
| 4〜5 | かがむ、前の靴をどける、靴べらを取る、ストラップを留める | 中 |
| 6〜7 | しゃがむ、ふたや箱を開ける、袋から出す、紐を結ぶ | 奥 |
| 8以上 | 上の複数が重なっている | 履くなら動作を減らす。減らせないなら外 |
朝に払える動作の数は決まっています。履くと決めている靴には払われますが、迷っている靴には払われません。だから動作が多い靴は、置き場所より先に動作のほうを減らせないか見ます。
減らし方は3つ。ふたのある容器から出して開いた棚に移す。紐を結んだままにして、足を入れるだけで履ける状態にしておく。前の列の靴を、どかさずに済む高さへ動かす。これでたいてい2つ減ります。減らしても6以上のままなら、その靴は手前に置いても履きません。奥へ下げて構いません。
軸③|乾く時間。同じ役割は2足でひと組
ここが服といちばん違います。服は洗う時期を自分で決められますが、靴は履いた時点で内側が湿り、乾くまでに丸一日かかります。
足の汗はそのほとんどが靴の内側に吸われ、風の通る場所に置いても、内側のつま先まで乾くにはおよそ24時間。翌日も同じ靴を履けば、乾ききる時間が一度も来ません。
だから手前の段に必要なのは、足の数ではなく役割の数です。
- その役割を週3回以上履く:同じ役割の靴を2足そろえて、交互に回す
- 週2回以下:1足で足りる
- 雨の日に履く役割:乾く時間が長いので、別に1足を数える
役割とは、仕事の日、子どもの送り迎え、まとまった距離を歩く日、といった単位です。同じ形の靴を2足という意味ではなく、同じ場面を受けられる靴が2足あるかを見てください。役割が4つあり、そのうち2つが週3回以上なら、手前に要るのは6足です。乾かし方は靴の手入れと仕舞い方にあります。
軸④|重なり。靴は左右でひと組で、積むと下が消える
靴は左右で1組です。掛けて幅を詰められる服と違い、並べれば並べただけ横幅を使い、詰めても手が入らなくなるだけです。
1段に並ぶ数は、間口を靴1足ぶんの幅で割ると出ます。靴の幅はおおむね22〜28cm、指を入れて引き出す余白が左右に2cmずつ要るので、間口90cmなら3足前後が上限です。4足を押し込むと隣を倒さずに出せなくなり、軸②の動作がひとつ増えます。
重なりは3つの向きで起きます。二列目の靴は手前をどけないと出せず、積んだ靴は下が見えなくなって存在ごと忘れられ、隣と触れている靴は出すときにもう片方が倒れます。
手前の段は、重なりゼロが条件です。中の段は前後の重なり1つまで、奥は上下に重なって構いません。奥に置くと決めた靴は、見えなくても困らない靴だからです。
軸⑤|その靴で行く場所の頻度
最後の軸は、靴ではなく予定を見ます。その靴で行く場所が今後3ヶ月に何回あるか。思い出すのではなく、カレンダーに書いてある予定を数えてください。
- 3回以上:手前
- 1〜2回:中。その日が近づいたら手前へ出す
- 0回だが、時期が来れば必ず発生する(雨の日、寒くなってから):奥。季節が来たら中へ
- 0回で、発生する時期も特定できない:外へ回して、後半の分け方へ
この軸が要るのは、軸①だけだと生活の変化を拾えないからです。仕事や住む場所が変わると、履いた回数は過去の生活を映したまま止まります。過去3ヶ月の回数と今後3ヶ月の予定が食い違ったら、予定のほうを採ってください。
逆に、予定は多いのに回数が0の靴もあります。靴の側に理由があるので、軸②か、後半の「足が痛い靴」を見てください。
5つを合わせて、段を決める
5つの軸を一枚にします。全部を測る必要はなく、上から見て決まった時点で止めて構いません。
| 軸 | 測るもの | 手前に寄る条件 |
|---|---|---|
| ① 履いた回数 | つま先の向きで数えた3ヶ月の回数 | 6回以上 |
| ② 動作の数 | 立ってから履き終わるまでの動作 | 3つ以内 |
| ③ 乾く時間 | その役割を週に何回履くか | 週3回以上なら2足でひと組 |
| ④ 重なり | 前後・上下・左右の重なりの数 | ゼロ |
| ⑤ 場所の頻度 | 今後3ヶ月の予定に出てくる回数 | 3回以上 |
順番も決めます。①で手前の候補を出し、③で必要な足数を確かめ、④で入る数の上限を出す。上限を超えたら②の少ないものから入れ、同点は⑤で切ります。
数えると、手前はたいてい足りません。ただし増やせるのは床から70〜140cmの帯の中だけで、帯の外に足しても中か奥が増えただけです。容量が増えることと、朝が変わることは別の話です。手前へ1足入れるなら1足出す。追加ではなく交換です。
「履かないけれど手放せない靴」を、まず4つに分ける
ここからが本題です。回数0で残った靴を、ひとまとめに扱わないでください。中身は4つに分かれていて、行き先が全部違います。
| 分類 | 見分ける質問 | 行き先 |
|---|---|---|
| ① 出番が年に1回以下の靴 | 次にその場面が来る予定が、具体的にあるか | 予定があれば奥。無ければ保留の段 |
| ② 履くと足が痛い靴 | 痛むのは当たる場所か、寸法そのものか | 当たる場所なら中。寸法なら外へ寄る |
| ③ 買ったときの記憶が強い靴 | 靴の形より先に、買った日の場面が浮かぶか | 保留の段。玄関からは出す |
| ④ 今の生活には合わないが、傷んでいない靴 | その生活が戻る予定が、日付で言えるか | 言えれば奥、言えなければ保留の段 |
4つのうち、今日決めていいのは①と②だけです。③と④は材料が足りていないので決まりません。決められないものを無理に決めると、後悔の残り方が悪くなります。
①|出番が年に1回以下の靴
改まった場のための靴が代表です。回数では判定せず、見るのは2つだけ。次にその場面が来る予定が具体的にあるか、そのとき今の足で痛みなく履けるか。この2つが揃っているなら、何年履いていなくても残す靴です。奥に置いてください。
ただし年に一度だけ確かめます。5分履いて、家の中を10歩歩く。かかとが浮く、小指の外側が当たる、甲が痛いのどれかが出たら、次の場面に間に合いません。確かめる日を衣替えと同じ日に固定すると、当日の朝に気づくことがなくなります(秋の衣替えの手順)。
②|履くと足が痛い靴
痛みは「どこが」ではなく「何が原因か」で分かれます。
- 当たる場所の問題:かかとの縁、小指の外側、親指の付け根。当て革や部分的に伸ばす手を入れられることがある
- 寸法そのものの問題:足の長さ、甲の高さ、足囲。ここが合っていないと、手を入れても戻らない
前者なら、直したうえで中の段に置いて3週間試します。後者はこの先も履く回数が増えないので、外へ寄ります(靴のサイズの合わせ方)。
痛い靴を残しておくと、玄関に立つたびに小さく判断することになります。判断の回数を減らすことが目的なので、痛い靴は視界から外すのが先です。
③|買ったときの記憶が強い靴
手放しにくさは、その一足を選んだときの記憶の強さで決まります。手に取ったときに、靴の形より先にその日の場面が浮かぶなら、重いのは靴ではなく記憶のほうです。
見分ける質問はひとつ。この先12ヶ月で、いつ・どこへ行く日にそれを履くか。3つ言えるなら記憶の靴ではなく履く靴です。0か1しか出てこないなら、残したいのは記憶のほうです。
記憶は靴から剥がせます。写真を1枚撮れば記憶は残り、その日があった事実は靴がどこにあっても変わりません。それでも手元に置きたいなら置いていいです。ただし、毎日開ける場所からは出してください。毎朝そこにあると、毎朝この判断をやり直すことになります。
④|今の生活には合わないが、傷んでいない靴
高さのある靴、歩く距離が長いと厳しい靴、通勤の形が変わって出番が消えた靴。傷んでいないので手放す理由が見つからず、履く理由も見つからない状態です。
分け方はひとつ。その生活が戻る予定を、日付で言えるかどうか。言えるなら奥に置いて、その日まで持ちます。言えないなら今日は決まらないので、保留の段へ回してください。
ここで多いのが、迷ったまま玄関に置き続けることです。決めないことと、置き場所を決めないことは別です。
保留の段をつくる|先送りを、場所として設計する
決められない靴があるのは当然です。材料が足りていないだけで、性格の問題でも片づけの失敗でもありません。
問題が起きるのは、先送りに置き場所が無いときです。行き先の無い靴は、玄関のいちばん取りやすい場所に残る。すると手前が保留で埋まり、毎朝そこを一度見ることになります。先送りそのものではなく、先送りが手前に居座ることが問題です。
だから、先送りのための段を先に作ります。場所の条件は3つです。
- 玄関でいちばん取りにくい帯(床から40cmより下、160cmより上)。余裕が無ければ別の部屋
- 開けずに中身が分からない形でよい。むしろ透けて見えないほうがいい
- 湿気がこもらないこと。ふたのある形なら、少しずらして入れる
3つ目は靴に固有の条件です。乾ききっていない靴を密閉に近い状態で置くと、次に開けたときに白い点が出ます。保留の段に入れる前に、丸一日は風の通る場所で乾かしてください。
保留の段に置くときに決める3つ
期限、理由、出し方。この3つを、入れる時点で決めます。
期限は、季節をふたつまたぐぶん。およそ6ヶ月後の日付を書いて、段の見えるところに貼ります。「いつか」ではなく日付にするのは、いつかは何度でも更新できてしまうからです。期限を延ばすのは1回までと決めておくと、そこで止まります。
理由は一行だけ。なぜ今日決められないのかを書きます。「次の仕事の形が決まっていないから」「甲が当たるのを直せるか確かめていないから」。書いておくと、期限の日に同じ数秒をもう一度使わずに済みます。
出し方は、期限の日にどうするかを先に決めます。中を見ずにそのまま外へ出すか、もう一度手前に戻して3週間試すか。この二択にしておきます。
そして広さの上限を決めます。保留の段は1段まで、入る数を超えたら新しく入れるぶんだけ古いものを出す。上限があるから、先送りが手順になります。上限がなければ、保留はただ増える場所です。
期限の日にやること|開けずに、出す
期限の日は、たいてい忘れています。衣替えの日に合わせておくのが確実です。やることは3つ。
- 段を開ける前に、貼ってある理由を読む
- 理由がもう当てはまらないなら、そのまま外へ出す
- まだ当てはまるなら、期限を1回だけ延ばす。2回目は無い
1足ずつ手に取って見直さないでください。手に取った瞬間に、最初と同じ数秒がまた始まります。決めるのは段の単位で、靴の単位ではありません。
延ばした期限がもう一度来たときは、材料はもう増えません。6ヶ月かけて場面が一度も来なかったという事実が、そのまま答えです。それでも置いておきたいなら置いていいのですが、そのときは保留ではなく「置いておくと決めた靴」に変わります。名前が変われば、毎朝の判断は消えます。
置き続けると決めた靴にも、次に見る日を決めるという仕事がひとつあります。手放さないという判断も、同じだけ判断です。
外へ出すと決めた靴は、まだ履ける靴と履けない靴で行き先が違うので、まとめて袋に入れると手が止まります(服の手放し方と同じ考え方です)。そして出す前に、理由を一行だけ書く。「甲が当たるのが直らないから」。理由の残っている判断は、思い出しても揺れません。
振り分けたあと、何が変わったかを測る
測るのは、減った数でも収まった量でもなく、玄関で立ち止まっている時間です。扉を開けてから靴を手に取るまで。10秒で決まっているなら、その配り方は合っています。20秒を超えるなら手前が多すぎるので、軸①が2〜5回だった靴を中へ下ろしてください。決まらずに一度別のことをしてから戻るなら、まだ手前に保留が混じっています。
3ヶ月後に、もう一度つま先の向きで数え直します。手前に置いた靴の向きが変わっていなければ、その靴は手前でも履かない靴だったということです。置き場所を変えても履かない靴は、置き場所の問題ではありません。
まとめ
- 手前に置くのは好きな靴ではなく、この3ヶ月で6回以上履いた靴。つま先の向きで数える
- 立ってから履き終わるまでの動作が3つ以内なら手前。多い靴は先に動作を減らせるか見る
- 靴の中が乾くには丸一日。同じ役割を週3回以上履くなら、その役割は2足でひと組にする
- 手前の段は重なりゼロが条件。1足入れるなら1足出す。追加ではなく交換
- 履かないけれど手放せない靴は4つに分ける。今日決めていいのは①出番が年1回以下と②足が痛い靴だけ
- 決められない靴には保留の段をつくる。期限・理由・出し方・広さの上限を、入れる時点で決める
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. シューズクローゼットで、いちばん手前に置くべきなのはどの靴ですか
- この3ヶ月で6回以上履いた靴です。好きな靴でも、高かった靴でも、いちばん新しい靴でもありません。回数は思い出そうとすると当たらないので、今日から数えてください。数え方はひとつだけ決めます。履いて帰ったら、その靴のつま先を奥ではなく手前に向けて置く。向きが変わっているものが、履いた靴です。3ヶ月待てないなら、まず4週間で数えて2回以上を手前にしてください。月2回のペースが3ヶ月で6回になります。回数が同じで並んだときは、履くまでの動作が少ないほうを手前にします。
- Q. 履くまでの動作の数は、どう数えればいいですか
- 玄関に立ってから、靴を履き終えて立ち上がるまでに、体が起こす動作を数えます。棚から取るで1つ、床に置くで1つ、足を入れるで1つ。ここまでが3つで、これが最短です。ここに、しゃがむ、前の靴をどける、ふたや箱を開ける、袋から出す、靴べらを取る、紐を結ぶ、ストラップを留めるが加わるたびに1つずつ増えます。3つ以内なら手前、4〜5なら中、6以上なら奥です。ただし手前に置きたい靴が6以上になっているなら、置き場所ではなく動作のほうを減らしてください。ふたを外す、紐を結んだままにする、この2つで2つ減ります。
- Q. 同じ靴を毎日履いているのですが、問題がありますか
- 靴の中が乾く時間が足りていません。足は一日でかなりの量の汗をかき、その水分はほとんど靴の内側に吸われます。抜けきるには風の通る場所に置いてもおよそ丸一日かかるので、毎日同じ靴を履くと、内部が乾ききる時間が一度も来ません。判定は履く頻度で出ます。その役割を週3回以上履いているなら、同じ役割の靴を2足そろえて交互に回す必要があります。週2回以下なら1足で足ります。つまり手前の段に必要なのは足の数ではなく、役割の数かける乾く時間ぶんの余裕です。
- Q. 履かないけれど手放せない靴は、どうすればいいですか
- 今日決めなくて構いません。ただし、決めないための場所を先に作ってください。玄関の中でいちばん取りにくい帯、床から40cmより下か160cmより上を1段だけ使い、そこを保留の段とします。入れるときに3つ決めます。期限は季節をふたつまたぐぶん、およそ6ヶ月後の日付。理由は一行、なぜ今日決められないのか。出し方は、期限の日に中を見ずにそのまま外へ出すか、もう一度手前に戻すかのどちらか。そして広さの上限を決めます。1段に入る数を超えたら、新しく入れるぶんだけ古いものを出してください。
- Q. 冠婚葬祭の靴のように、年に1回も履かない靴も奥でいいのですか
- 奥で合っています。回数では判定しません。見るのは2つだけで、次にその場面が来る予定が具体的にあるか、そしてそのとき今の足で痛みなく履けるかです。この2つが揃っているなら、何年履いていなくても残す靴です。ただし年に一度だけ確かめてください。5分だけ履いて、家の中を10歩歩く。かかとが浮く、小指の外側が当たる、甲が痛いのどれかが出たら、その靴は次の場面に間に合いません。当日の朝に気づくのがいちばん困るので、確かめる日を衣替えと同じ日に固定しておくと忘れません。
— メグラシ編集部




