シューズクローゼット収納|秋冬のブーツは手前に何足置けるかで決まる

秋冬のシューズクローゼットが崩れるのは、入る数が足りないからではなく、手前の段に置ける数を数えないままブーツを足すからです。 先に、手前に何足置けるかを数えてください。多くの場合、一人あたり3〜4足です。
そのうえで、手前に置くのは、この3ヶ月で6回以上履いた靴と、これからの3ヶ月で週1回以上履く予定のブーツだけにします。それ以外は、中・奥・外のどこかへ移します。ブーツを1足入れるなら、1足出す。追加ではなく交換です。
この記事では、収納の道具を選ぶ話はしません。履いた回数、履くまでの動作の数、乾くまでの時間、ブーツの筒の高さという4つの数で、手前・中・奥・外の4段に振り分ける手順を書きました。いちばん厚く書いたのは、どの段に置くか決められない靴の扱いです。
シューズクローゼットは、秋冬に一度崩れる
シューズクローゼットは、一年のうち秋冬の立ち上がりにいちばん崩れます。理由は、靴の数が増えるからではなく、靴の形が変わるからです。
夏の靴は低く、平たく、軽いものが中心です。棚の一段に多く並べられ、重ねても形が崩れにくい。秋冬の靴は、筒があり、底が厚く、重いものが中心になります。同じ一段に並べられる数は、夏の半分ほどになることもあります。
それなのに、夏の靴を手前に残したまま秋冬の靴を足すと、手前の段に入りきらず、よく履く靴が中や奥に押し出されます。朝、玄関で靴を探す時間が増えたら、それは収納の量ではなく、配り方が季節に追いついていない合図です。
最初に数えるのは、手前の段に置ける数
シューズクローゼットのなかで、手前の段とは、扉を開けてかがまずに手が届き、ほかの靴をどけずに取り出せる場所のことです。高さでいえば、腰から目の高さのあいだが中心になります。
この段に、靴をひと組ずつ重ねずに並べたとき、何足置けるかを数えてください。左右をそろえて、つま先を手前に向けて置いた状態です。
その数を、家族の人数で割ります。一人あたり3〜4足になることが多いはずです。この数が、秋冬に手前に置ける上限です。上限を先に決めておくと、ブーツを足すたびに何を下げるかが自動的に決まります。
手前に置く靴は、3ヶ月で6回以上履いたもの
手前に置くのは、好きな靴でも、新しい靴でもなく、この3ヶ月で6回以上履いた靴です。月に2回以上のペースで履いている靴、と言い換えてもかまいません。
回数は思い出そうとすると当たりません。今日から数えてください。数え方はひとつだけ決めます。履いて帰ったら、その靴のつま先を奥ではなく手前に向けて置く。向きが変わっているものが、履いた靴です。
3ヶ月待てない場合は、4週間で数えて2回以上を手前にしてください。秋冬の立ち上がりは、季節が変わる途中なので、4週間で数えたほうが、これからの季節に合った結果になります。
これから履く予定のブーツを、回数に足す
秋冬の立ち上がりは、まだ履いていないけれど、これから履く靴があります。ブーツがその代表です。過去の回数だけで決めると、ブーツはいつまでも手前に来ません。
そこで、これからの3ヶ月で週1回以上履く予定があるブーツは、過去の回数に関係なく、手前の候補に入れます。予定は、行き先で考えます。通勤、子どもの送り迎え、週末の買い物など、週に1回以上ある場面で履くかどうかです。
予定の数え方に迷ったら、去年の同じ季節にそのブーツを週に何回履いたかを思い出してください。思い出せないなら、週1回に届いていなかった可能性が高いので、中の段から始めます。ブーツの出番の決め方はブーツはいつから履くかでも、気温と筒の高さから整理しています。
履くまでの動作の数で、段を一つずつ下げる
回数が同じなら、履くまでの動作が少ない靴を手前にします。玄関に立ってから、靴を履き終えて立ち上がるまでに、体が起こす動作を数えてください。
棚から取るで1つ、床に置くで1つ、足を入れるで1つ。ここまでが3つで、これが最短です。ここに、しゃがむ、前の靴をどける、箱を開ける、靴べらを取る、紐を結ぶ、ファスナーを上げるが加わるたびに1つずつ増えます。
| 履くまでの動作の数 | 置く段 |
|---|---|
| 3つ以内 | 手前 |
| 4〜5 | 中 |
| 6以上 | 奥 |
秋冬のブーツは、ファスナーや紐が加わるので、動作が4〜5になりやすい靴です。手前に置きたいブーツの動作が多い場合は、置き場所ではなく動作のほうを減らせないかを先に見てください。たとえば、玄関に腰かける場所や靴べらを手前の段のすぐ横に置くだけで、動作が1つ減ります。
靴は乾くのに丸一日かかる
靴の中が乾くには、おおよそ丸一日かかります。秋冬は気温が低く、湿気が抜けにくいので、夏よりも長くかかることもあります。
このため、同じ役割の靴を週3回以上履くなら、その役割は2足でひと組にしないと、手前が回りません。1足を履いているあいだに、もう1足を乾かす形です。2足とも手前に置くと手前の上限を圧迫するので、乾かしている1足は中の段に置き、交互に入れ替えます。
雨や雪で濡れた日は、さらに時間がかかります。濡れた靴をそのまま棚に戻すと、周りの靴にも湿気が移るので、乾くまでは玄関の床や、通気のよい場所に出しておいてください。濡れた上着の乾かし方は雨で濡れたコートの乾かし方にもまとめています。
ブーツの筒の高さで、置き場所が変わる
ブーツは、筒の高さによって、置ける段が限られます。棚の一段の高さを測り、筒の高さと比べてください。
筒が足首までのショートブーツは、ほかの靴と同じ段に置けます。筒がふくらはぎの途中までのミドルブーツは、棚の高さによっては一段では収まらず、上の段を外すか、高さのある段を使います。筒が膝下まであるロングブーツは、多くの場合、いちばん下の段か、床に近い場所しか入りません。
棚の高さを測るときは、段の板と板のあいだの内側の高さを測ってください。外側から測ると、板の厚みの分だけ高く見積もってしまい、実際に入れてみたら筒の先が上の板に当たる、ということが起きます。筒の先が板に当たったまま置くと、筒の上端に折れ癖がつきます。測った高さより筒が2〜3cm低いブーツなら、その段に立てて置けます。
先にロングブーツの置き場所を決めておくと、ほかの靴の配り方が楽になります。ロングブーツの選び方そのものはロングブーツの選び方で、筒の高さとふくらはぎ周りから書いています。
立てるか寝かせるかは、筒の硬さで決める
ブーツを立てて置くか、横に寝かせるかは、筒の硬さで決めます。筒を指で軽く押して、すぐに戻るなら硬い筒、へこんだまま戻らないならやわらかい筒です。
硬い筒は、立てて置いたほうが場所を取りません。やわらかい筒は、立てると筒が途中で折れ、そのまま折れ癖がつきます。筒の中に丸めた紙や支えを入れて立てるか、筒を支えたまま横に寝かせてください。
横に寝かせる場合は、同じ段に2足以上を重ねないことです。重ねると下のブーツの筒がつぶれ、取り出すたびに上のブーツをどける動作が増えます。寝かせるなら、その段はブーツ1足分と決めます。
夏の靴を奥へ下げる順番
秋冬の立ち上がりに、夏の靴を一度に全部下げると、暖かい日に履きたい靴が奥にあって取り出せなくなります。下げるのは、朝の気温が続けて低くなった週から、少しずつです。
下げる順番は、サンダル、薄い布の靴、明るい色の靴の順です。サンダルは足が冷えるので、最初に出番がなくなります。薄い布の靴は、雨の日に濡れやすく、秋の雨が増えると出番が減ります。明るい色の靴は、秋冬の服と色が合わなくなる時期が最後に来ます。
秋の立ち上がりは、暖かい日と寒い日が交互に来ます。寒い日が2日続いたからといって、夏の靴をまとめて下げると、次の暖かい日に履く靴がなくなります。目安は、朝の気温が低い日が1週間のうち半分を超えたら、その週に数足を下げる、という進め方です。半分に届かない週は、下げずに様子を見ます。下げた靴の中から、また暖かい日に履きたくなった靴があれば、それは中の段に戻してかまいません。
一度に下げるのは、1週間に数足までにしてください。下げた靴の場所に、これから履く秋冬の靴を入れていくと、手前の上限を超えずに季節を入れ替えられます。
下げる前に、汚れを落として乾かす
夏の靴を奥へ下げる前に、表面の汚れを落とし、中を乾かしてください。汚れや湿気を残したまま奥にしまうと、次の季節に出したときに、においや色の変化が出ていることがあります。
確かめるのは3か所です。底の溝に砂や泥が残っていないか。中敷きに湿り気がないか。表面に汗やほこりの跡がないか。どれかがあれば、その日のうちに落として、一晩乾かしてから奥へ移します。
素材ごとの手入れの仕方は靴の手入れと保管方法で、素材別にまとめています。ここでは、下げる前に一度だけ手を入れる、と決めておくだけで十分です。
手前の段は、重なりゼロが条件
手前の段に置く靴は、ほかの靴と重ねないでください。前後に2列で並べたり、上に別の靴を乗せたりすると、取り出すたびに動作が増え、手前の意味がなくなります。
確かめ方は、手前の段のどの靴も、片手で一度に取り出せるかどうかです。取り出すときに、別の靴に手が当たったり、どけたりする必要があるなら、その段は重なっています。
重なりが出たら、手前の上限を超えている合図です。いちばん回数の少ない靴を中の段へ移してください。1足入れるなら1足出す、という交換の原則は、ここで守られているかが分かります。
中・奥・外の段に何を置くか
手前以外の段は、中・奥・外の3つに分けます。中は、かがむか少し手を伸ばせば届く段、奥は、ほかの靴をどけるか、高い段や低い段に手を伸ばさないと届かない段、外は、シューズクローゼットの外、たとえば別の収納や箱のなかです。
| 段 | 置く靴 | 目安の回数 |
|---|---|---|
| 手前 | よく履く靴・これから週1回以上履くブーツ | 3ヶ月で6回以上 |
| 中 | 乾かし中のひと組の片方・ときどき履く靴 | 3ヶ月で2〜5回 |
| 奥 | 季節外れの靴・冠婚葬祭の靴 | 3ヶ月で1回以下 |
| 外 | 保留の靴・手放す前の靴 | 期限つき |
この表は、どの段に何を置くかの軸を示すためのものです。実際の振り分けは、回数と動作の数、乾く時間を組み合わせて、一足ずつ決めてください。
冠婚葬祭の靴と、年に数回の靴
冠婚葬祭の靴や、年に数回しか履かない靴は、奥の段に置きます。出番が少ないので、取り出すまでの動作が多くても困りません。
ただし、出番が来た日に、すぐに履ける状態にしておくことが条件です。奥にしまう前に、汚れを落とし、型が崩れないよう中に紙を入れておきます。急に必要になった日に、奥から出したら汚れていた、というのがいちばん困る状況です。
年に数回の靴が複数ある場合は、出番の近いものを奥の手前側に置きます。秋冬なら、年末年始の集まりで履く靴が、ほかの年に数回の靴より手前に来ます。
雨と雪の日の靴を、どこに置くか
秋冬は雨や雪の日が増え、雨用の靴やブーツの出番も増えます。雨の日の靴は、晴れた日の靴とは別の扱いにしてください。
置き場所は、手前の段のなかでも、いちばん下の段か、玄関の床に近い場所です。濡れて帰ったときに、そのまま置いても、ほかの靴に水がかからないからです。棚の上の段に置くと、濡れた靴から落ちた水が、下の靴にかかります。
雨の日の靴の回数は、季節によって大きく変わります。秋の雨が増える時期だけ手前に置き、晴れの日が続く時期は中へ下げる、という入れ替えをすると、手前の上限を超えません。シューズクロークのように広い場所がある場合の考え方はシューズクローク収納で書いています。
家族の靴が混ざるときの分け方
家族と一つのシューズクローゼットを共有している場合は、手前の段を人ごとに区切ってください。区切らずに使うと、よく履く人の靴が手前を埋め、ほかの人の靴が奥へ押し出されます。
区切り方は、手前の段の数を家族の人数で割り、一人あたりの上限を決めることです。上限は、最初に数えた一人あたり3〜4足です。
子どもの靴は、足の大きさが変わるので、季節ごとに数が入れ替わります。秋冬の立ち上がりに、小さくなった靴を外の段へ移すと、手前に余裕が生まれます。
区切った場所が分かるように、手前の段の縁に、人ごとの目印を付けておくと迷いません。目印があると、自分の上限を超えて靴を置いたときに、すぐに気づけます。上限を超えた人は、自分の靴のうち回数の少ないものを中へ下げる、と家族で決めておくと、誰かが片づけ役を引き受けずに済みます。
手放すかどうか決められない靴の扱い
いちばん迷うのは、履かないけれど手放せない靴です。高かった、思い出がある、まだきれい、いつか履くかもしれない。理由はそれぞれですが、どれも今日決めなくてかまいません。
まず、その靴を4つに分けます。出番が年1回以下の靴、足が痛くなる靴、きれいだが合わせる服がない靴、理由ははっきりしないが手放せない靴です。
今日決めていいのは、最初の2つだけです。出番が年1回以下で、それが冠婚葬祭でもないなら、手放す候補です。足が痛くなる靴は、置き場所を変えても履かない靴なので、これも手放す候補です。残りの2つは、保留の段に入れます。服の手放し方の考え方は服の断捨離の判断基準にもまとめています。
保留の段の作り方
保留の段は、手放すか決めずに置いておける場所です。手前ではなく、奥か、シューズクローゼットの外に作ります。
入れる時点で、4つを決めてください。期限、理由、出し方、広さの上限です。期限は3ヶ月先の日付。理由は一行で、たとえば「合わせる服がないが、色が好き」。出し方は、期限が来たら一度履いて出かける、と決めます。広さの上限は、棚の一段の半分までです。
広さの上限を決めておかないと、保留の段は少しずつ広がり、いつの間にか奥の段全体を占めます。上限を超えそうになったら、保留の段にある靴のうち、いちばん古いものから期限を前倒しにします。
期限が来た日に何をするか
保留の段の期限が来たら、その靴を一度履いて出かけてください。近所の買い物でかまいません。履いてみて、足が痛くならず、合わせる服があり、また履きたいと思えたなら、中の段に戻します。
履いてみて、どれか一つでも引っかかったなら、そのときに手放す方法を決めます。まだ履ける靴と、履けない靴では行き先が違うので、まとめて袋に入れると手が止まります。行き先の選び方は服の手放し方と同じ考え方で決められます。
手放すと決めた靴には、理由を一行だけ書き残します。「甲が当たるのが直らないから」。理由が残っている判断は、あとで思い出しても揺れません。
どの段に置くか、決められない靴の決め方
回数も動作の数も中途半端で、手前か中か、中か奥か決められない靴があります。このときは、順番に条件を当てて決めます。
まず、これからの3ヶ月で履く予定の場面があるかを見ます。場面がはっきりあるなら、手前か中です。場面が思い浮かばないなら、中か奥です。
次に、履くまでの動作の数を数えます。手前か中で迷っているなら、動作が3つ以内なら手前、4つ以上なら中です。中か奥で迷っているなら、動作が5つ以内なら中、6つ以上なら奥です。
動作の数でも決まらない場合は、乾く時間を見ます。その靴が同じ役割のもう一足と組になっているなら、乾かしている側を中に置く前提で、履いている側を手前にします。組になっていない一足なら、手前の上限に余裕があるときだけ手前に置き、余裕がなければ中から始めます。
それでも決まらないなら、中の段に置いて、4週間後に向きで数え直してください。4週間で一度も向きが変わっていなければ、奥へ下げます。決められない靴は、決めずに置ける場所に置き、期限を決めて数で確かめる。これが迷わない手順です。
靴のサイズが合っているかも、ここで確かめる
秋冬の立ち上がりに靴を振り分けていると、履かない理由が置き場所ではなく、サイズにある靴が見つかることがあります。秋冬は厚手の靴下やタイツを合わせるので、夏にちょうどよかった靴が、きつく感じることもあります。
履く回数が少ない靴を手に取ったら、秋冬に穿く厚さの靴下で一度履いてみてください。つま先が当たる、甲が圧迫される、かかとが浮くなら、その靴は秋冬の手前には向きません。春まで奥に置くか、手放す候補に入れます。
サイズの合わせ方は靴のサイズの合わせ方で詳しく書いています。
玄関が狭いときは、手前の数をさらに絞る
玄関とシューズクローゼットが狭い住まいでは、手前の段に置ける数が、一人あたり2足ほどになることもあります。この場合は、無理に3〜4足を並べず、上限をそのまま受け入れてください。
手前が2足なら、ひとつは毎日の通勤や送り迎えに履く靴、もうひとつは秋冬の雨の日に履く靴にします。ブーツを手前に置きたい日は、どちらかと入れ替えます。入れ替えを週の初めに一度だけと決めておくと、毎朝迷う時間が減ります。
狭い玄関で数を増やそうとして、棚の段を増やしたり、手前に2列で並べたりすると、取り出す動作が増えて、かえって朝が遅くなります。狭い場所ほど、数ではなく順番で回すほうが、毎日の動きは軽くなります。
ブーツの中を乾かしてから戻す
秋冬のブーツは、筒があるぶん、中の湿気が抜けにくい靴です。履いた日は、すぐに棚へ戻さず、筒を開いた状態で玄関の床か、通気のよい場所に置いて、中を乾かしてください。
乾いたかどうかは、筒の中に手を入れて、中敷きのあたりがひんやりしていないかで確かめます。ひんやりしているなら、まだ湿気が残っています。丸めた紙を中に入れておくと、湿気を吸って乾きが早くなります。紙は翌朝取り出します。
乾ききる前に棚へ戻すと、においや型崩れの原因になり、周りの靴にも湿気が移ります。ブーツを週に2回以上履くなら、乾かす場所を玄関のどこに作るかを、収納の段と一緒に決めておくと、戻す場所に迷いません。
箱にしまうか、出したまま並べるか
靴を買ったときの箱にしまうか、箱から出して並べるかは、その靴を置く段で決めます。手前と中の段の靴は、箱から出して並べてください。箱を開ける動作が1つ増えるだけで、手前に置く意味が薄れます。
奥と外の段の靴は、箱にしまってもかまいません。出番が少ないので、取り出す動作が増えても困らず、箱がほこりや光から靴を守ってくれます。箱の側面には、中の靴が分かるように、色と形を一行書いておきます。
箱を重ねる場合は、出番の近いものを上にしてください。年末年始の集まりに履く靴が、ほかの年に数回の靴より下にあると、取り出すたびに箱を積み直すことになります。
スリッパや傘の置き場所も、手前の上限に入れる
シューズクローゼットには、靴以外のものも入ります。スリッパ、傘、靴の手入れの道具、子どもの外遊びの道具などです。これらが手前の段に入っていると、靴を置ける数がその分だけ減ります。
秋冬の立ち上がりに振り分けるときは、靴以外のものも、手前・中・奥・外のどこに置くかを決めてください。決め方は靴と同じで、この3ヶ月で何回使ったかと、取り出すまでの動作の数です。毎日使う傘は手前、月に一度の手入れの道具は中か奥、季節外れの外遊びの道具は外です。
とくに秋冬は、折りたたみ傘や手袋など、出かける直前に手に取るものが増えます。これらを手前の段に置くなら、そのぶん靴の上限を一足減らします。靴以外のものを上限の外に置いたまま数えると、気づかないうちに手前が埋まり、よく履く靴が中へ押し出されます。
振り分けたあと、何が変わったかを測る
振り分けが終わったら、何が変わったかを測ってください。測るのは、減った数でも収まった量でもなく、玄関で立ち止まっている時間です。
扉を開けてから靴を手に取るまでが、10秒で決まっているなら、その配り方は合っています。20秒を超えるなら、手前が多すぎるので、回数の少ない靴を中へ下ろしてください。決まらずに一度別のことをしてから戻るなら、手前にまだ保留の靴が混じっています。
3ヶ月後に、もう一度つま先の向きで数え直します。手前に置いた靴の向きが変わっていなければ、その靴は手前でも履かない靴だったということです。置き場所を変えても履かない靴は、置き場所の問題ではありません。
冬から春へ戻すときも、同じ手順で回す
この手順は、秋冬の立ち上がりだけでなく、冬から春へ戻すときにも同じように使えます。ブーツの出番が減り、軽い靴の出番が増える時期に、手前の上限を守ったまま入れ替えます。
順番は逆になります。まずブーツのうち、朝の気温が上がって出番がなくなったものから奥へ下げます。そのとき、筒の中を乾かし、型崩れを防ぐ支えを入れておきます。空いた手前に、奥から春の靴を出します。
季節ごとの衣替えと同じタイミングで靴も入れ替えると、服と靴の組み合わせがずれません。服の入れ替えの考え方は季節別ワードローブ整理術にもまとめています。
まとめ
- 秋冬のシューズクローゼットは、手前の段に置ける数を先に数える。一人あたり3〜4足が目安
- 手前に置くのは、3ヶ月で6回以上履いた靴と、これから週1回以上履く予定のブーツ
- 履くまでの動作が3つ以内なら手前、4〜5なら中、6以上なら奥
- 靴の中が乾くには丸一日。同じ役割を週3回以上履くなら2足でひと組にする
- ブーツは筒の高さで置き場所を決め、やわらかい筒は支えを入れるか寝かせる
- 夏の靴は一度に下げず、サンダル、薄い布の靴、明るい色の靴の順に奥へ移す
- 決められない靴は保留の段へ。期限・理由・出し方・広さの上限を入れる時点で決める
足元が決まっても、上に何を合わせるかで朝の時間は変わります。手前に残した一足に合う服がすぐに思い浮かばない日もあるはずです。
airCloset では、手持ちの靴や普段の行動範囲を伝えると、プロのスタイリストが足元まで踏まえた秋冬の装いを選定します。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. シューズクローゼットにブーツが入りきりません
- 入る数が足りないのではなく、手前の段に夏の靴が残っていることがほとんどです。まず、この3ヶ月で6回以上履いた靴だけを手前に残し、それ以外を中か奥へ下げてください。そのうえで、ブーツは1足入れるごとに1足出す交換にします。ロングブーツは筒が棚の高さを超えることが多いので、いちばん下の段か床に近い場所を、ブーツ専用にあけておくと、筒が折れずに収まります。
- Q. ブーツは立てて収納するのと寝かせるのとどちらがいいですか
- 筒の高さと素材で決まります。筒がやわらかく自立しないものは、立てると折れ癖がつくので、筒の中に丸めた紙や支えを入れて立てるか、筒を支えたまま横に寝かせてください。筒が硬く自立するものは立てたほうが場所を取りません。どちらの場合も、履いた日は中を乾かしてから戻します。乾く前に戻すと、においと型崩れの原因になります。
- Q. 夏の靴はいつシューズクローゼットの奥へ移せばいいですか
- 朝の気温が続けて低くなった週が目安です。一度に全部を下げると、暖かい日に履きたい靴が奥にあって取り出せなくなります。サンダル、薄い布の靴、明るい色の靴の順に、1週間に数足ずつ下げてください。下げる前に、汚れを落として乾かしておくと、次の季節に出したときにすぐ履けます。
- Q. 履かないけれど手放せない靴は、どこに置けばいいですか
- 手放すか決めずに置ける、保留の段を作ってください。場所は手前ではなく奥か、シューズクローゼットの外です。入れる時点で、期限・理由・広さの上限を決めておきます。期限は3ヶ月先、理由は一行、広さは棚の一段の半分まで。期限が来た日に一度も履いていなければ、そのとき改めて決めます。
— メグラシ編集部





