パーソナルデザイン診断をネットで|写真3枚の撮り方と割れた時の決め方

**あなたがいまネットの診断で迷っているなら、受け直す前に写真を撮り直してください。**正面・横・全身の3枚を、窓の光の前で、スマホを目の高さに置き、1.5メートル離れて2倍で撮る。それだけで、毎回違うタイプが出ていた人の多くは、答えが2つの軸のうち1つにまで絞れます。
それでも結果が割れたら、割れた軸だけを決めればいい。直線と曲線で割れたなら、襟の形が違う手持ちの服を2着。大人っぽさと幼さで割れたなら、柄の大きさが違う服を2着。同じ光で撮って並べ、3秒見て、先に顔に目が行った方を採ります。服に目が行った方は、いまのあなたには強すぎるか、弱すぎる側です。
この記事は、ネットのパーソナルデザイン診断を「当てにいく」ための撮り方と、割れたときの決め方だけを書いています。そもそもパーソナルデザインが何を見る考え方なのか、骨格診断や顔タイプ診断とどう重なるのかはパーソナルデザイン診断|自己診断で分かる範囲と骨格診断との違いにまとめてあります。試着室で確かめる方法はパーソナルデザインの自己診断は秋冬の試着でが詳しいので、ここでは家の中とスマホだけで完結するところまでを扱います。
結論:ネットで決められるのは2軸、残りは鏡と服で決める
パーソナルデザインと呼ばれる診断は、体系によって分け方もタイプ名も違います。それでも、ほとんどの体系が共通して見ているのは次の2つです。
ひとつは、顔立ちや体の輪郭が直線寄りか、曲線寄りか。もうひとつは、パーツの配置や大きさから受ける印象が大人寄りか、幼い寄りか。ネットの診断は、写真や質問からこの2つを推し量り、その組み合わせにタイプ名をつけて返しています。
ネットで決められるのは、この2軸までだと考えてください。体の厚み、骨の出方、動いたときに布がどう落ちるか、といったことは、静止した写真1枚からはほとんど読めません。読めないものを無理に診断に任せると、そこが毎回ぶれて、違うタイプ名になって返ってきます。
| 何を見るか | 写真で読めるか | 撮り方で動くか |
|---|---|---|
| 輪郭の直・曲 | 読める | 光の向きで動く |
| 大人寄り・幼い寄り | 読める | レンズの距離と角度で大きく動く |
| パーツの大きさ | 半分読める | 距離で動く |
| 体の厚み | ほぼ読めない | 横からの1枚でようやく少し |
| 動いたときの線 | 読めない | 写真では無理 |
表の右の列を見てください。読める軸ほど、撮り方で動きます。だから「ネットの診断は当たらない」と感じる人のほとんどは、診断が外れているのではなく、送った写真が毎回違う人に見えているのです。
写真で答えが動く3つの原因
撮り方のどこで答えが動くのかを、先に押さえておきます。原因は大きく3つです。
1つ目はレンズとの距離です。スマホの前面のカメラは広い範囲を写すように作られていて、顔から30センチほどの近さで撮ると、真ん中にある鼻や口元が実際より大きく、耳や輪郭が小さく写ります。真ん中が大きく写った顔は、目と目の間が詰まって見え、パーツが中心に寄った印象になります。これが幼い寄り、あるいは逆に強い印象と読まれる原因になります。
2つ目は光の向きです。天井の照明だけで撮ると、眉の下・頬骨の下・あごの下に影が落ちます。影が落ちると彫りが深く、輪郭が直線的に見えます。窓の光を正面から受けて撮ると影が浅くなり、同じ顔でも曲線寄りに読まれます。洗面所で撮った写真と窓辺で撮った写真で結果が違うのは、ほとんどこれが理由です。
3つ目は髪です。前髪が額を覆っている、サイドの髪が頬にかかっている、という状態だと、輪郭の線とおでこの広さが診断から隠れます。隠れた部分は、髪の形がそのまま輪郭として読まれます。ふんわり巻いた髪なら曲線、まっすぐな髪なら直線に寄ります。
この3つをそろえるだけで、結果のぶれはかなり小さくなります。逆に言えば、3つのうち1つでも毎回違えば、何度受けても答えは割れ続けます。
見落としやすい4つ目:スマホの自動補正
もうひとつ、本人が気づかないうちに答えを動かしているのが、スマホの自動補正です。肌をなめらかにする補正、背景をぼかす撮影の設定、暗い場所で明るく撮る設定は、どれも輪郭の線を変えます。肌の補正は頬の影を消して輪郭を丸く見せ、背景のぼかしは髪の外側の線を削って、頭の形を実際より小さく見せます。
撮るときは、補正の設定をすべて切った標準の写真で撮ってください。撮ったあとで明るさを上げたり、トリミングで縦横の比率を変えたりもしません。診断の画面で写真の範囲を指定するよう求められたら、その画面の中で調整します。ズームを0.5倍の広い側にすると、前面のカメラで近くから撮ったときと同じ歪みが出るので、ここも2倍で固定です。
撮る前にそろえる5つのこと
撮影の前に、次の5つを決めておきます。3枚とも同じ条件で撮るのがいちばん大事なので、途中で変えないでください。
- 場所:北向きか東向きの窓の前。直射日光が入らない時間帯
- 髪:前髪も含めて全部うしろでまとめ、額の生え際と両耳を出す
- 服:無地で、胸元が詰まりすぎない丸首。色は白と黒を避けた中間の明るさ
- 顔:ファンデーションまでにとどめる。眉は普段どおり描いてよいが、ラインやチークは足さない
- 表情:口を閉じて、力を抜く。笑うと頬が持ち上がって輪郭が丸く写る
服の色を中間の明るさにするのは、白だと顔に光が反射して影が消え、黒だと首から下が沈んで顔だけが浮くからです。手持ちに、薄いグレーやベージュの無地のカットソーがあればそれで十分です。
髪をまとめるときは、結んだ毛先が肩にかからない位置まで上げます。低い位置で結ぶと、横から撮ったときに首の後ろの線が髪で隠れます。
メガネ・ピアス・ネックレスは外す
普段メガネをかけている人も、撮るときは外します。フレームの形はそのまま線として読まれ、四角いフレームなら直、丸いフレームなら曲に寄ります。度の強いレンズは目の大きさも変えて写します。コンタクトを使っている人は普段どおりで構いませんが、色や縁取りのついたものは目の大きさが変わるので、透明なものにします。
ピアスやイヤリング、ネックレスも外します。耳と首元は、2枚目の横顔でいちばん見たい場所です。小さな一粒でも、写真の中では光る点になり、目がそこに引っ張られます。
1枚目 正面の顔:レンズは目の高さ、距離は1.5メートル
1枚目は顔の正面です。ここでいちばん多い失敗が、腕を伸ばして自撮りすることです。腕を伸ばしても顔からレンズまでは50〜60センチほどしかなく、前面のカメラの広い画角だと、まだ中心が大きく写ります。
撮り方は次のとおりです。
- スマホを棚や本の上に置き、レンズの高さを自分の目の高さに合わせる
- スマホから1.5メートル離れて立つ。床にテープを貼っておくと、2枚目以降もそろう
- 背面のカメラを使い、ズームを2倍にする。セルフタイマーを10秒に
- 画面の中で、頭のてっぺんから鎖骨までが入るように距離を微調整する
- あごを引きすぎず、上げすぎない。耳の穴と目尻が水平になるくらい
レンズが目より高いと、額が広く、あごが小さく写って幼い寄りに読まれます。目より低いと、あごが強く、額が狭く写って大人寄り、直線寄りに読まれます。目の高さはそれだけで一軸ぶん結果を動かすので、ここは目分量にしないでください。
撮れたら、写真の上で顔の縦と横を測ってみます。縦は髪の生え際からあご先まで、横はいちばん広いところ。縦が横の1.4倍以上ある人は大人寄り、1.3倍以下の人は幼い寄りに読まれやすい傾向があります。その間の人は、写真の撮り方で結果が動きやすい人です。後で割れたときの手がかりになるので、数字をメモしておきます。
撮る時間帯と天気
窓の光は、時間と天気で強さが変わります。いちばんそろえやすいのは、薄曇りの日の昼前後です。晴れた日は、窓から直接日が差し込まない時間を選びます。夕方の光は赤みが強く、顔の影も長くなるので避けます。
3枚は、続けて10分以内に撮り切ってください。途中で雲が切れて明るさが変わったら、その1枚を撮り直します。後日もう一度撮るときのために、何時ごろ、どの窓の前で、床のテープのどこに立ったかを、写真と一緒にメモしておくと、次も同じ条件がつくれます。
2枚目 横顔と首:耳から肩先までを入れる
2枚目は真横です。正面と同じ場所、同じ距離、同じレンズの高さで、体ごと90度向きを変えます。顔だけ横に向けると首にしわが寄り、首の長さと肩の線が変わって写ります。
この1枚で見たいのは、額からあご先までの横の線と、耳たぶの下から肩先までの線です。額・鼻・あごを結んだ線がまっすぐに近いか、カーブしているか。首から肩にかけて、斜めに下りるか、いったん水平になってから落ちるか。前者が曲線寄り、後者が直線寄りに読まれます。
首の長さも、この1枚で測れます。耳たぶの下から肩先までの長さを、1枚目で測った顔の縦の長さと比べてください。耳たぶから肩先の方が長ければ、首から肩にかけての余白が大きい人です。余白の大きい人は、首元の詰まった服でも重く見えにくく、ネットの診断でも曲線寄りや大人寄りに読まれやすい傾向があります。短い人は、首元の開きで印象が大きく動くので、後で服を撮り比べるときに、首元の形の差がはっきり出ます。
ネットの診断で写真を1枚しか求められない場合も、この横の1枚は自分の手元に撮っておいてください。後で答えが割れたとき、正面だけでは分からなかった線がここに写っています。
3枚目 全身:膝の高さから、2.5メートル離れて
3枚目は全身です。ここだけ、レンズの高さを変えます。スマホを床から50センチほど、膝の高さに置き、2.5メートルから3メートル離れて立ちます。ズームは2倍のまま。
全身をレンズより高い位置から撮ると、頭が大きく脚が短く写り、幼い寄りに読まれます。目の高さのままでも、3メートル離れると上半身が大きく写ります。膝の高さから撮ると、実際に人が向かい合って見たときに近い比率になります。
服は1枚目と同じ丸首のカットソーに、まっすぐなパンツを合わせます。スカートやワイドパンツだと、脚の線ではなく布の形が読まれます。腕は体の横に軽く下ろし、手のひらを太ももに向けます。腕を組む、腰に手を当てる、といったポーズは線を変えてしまうので避けます。
3枚がそろったか、送る前に確かめる
撮り終えたら、3枚を並べて次の3点を確かめてから診断に送ります。
- 3枚とも、顔の影の濃さが同じか。窓の外の雲で明るさが変わっていないか
- 正面と横で、髪のまとめ方が同じか
- 正面の写真の顔の縦横を測ったとき、メモした数字と同じか
1つでも違ったら、その1枚だけ撮り直します。全部を撮り直す必要はありません。
ここまでそろえた写真で受けた結果が、あなたの土台になります。前に別の条件で受けた結果がある人は、その結果をいったん横に置いてください。条件の違う結果を何個集めても、多数決にはなりません。
結果が割れたら、まず2つの言葉に言い直す
同じ写真で複数の診断を受けると、違うタイプ名が出ることはよくあります。体系ごとに名前が違うので、名前どうしを比べても何も分かりません。
そこで、出てきた結果を全部、2つの言葉に言い直します。そのタイプの説明に、直線的・シャープ・すっきり、といった言葉が多ければ「直」。丸み・やわらか・ふんわり、が多ければ「曲」。大人っぽい・落ち着いた・洗練、が多ければ「大人」。可愛らしい・若々しい・親しみやすい、が多ければ「幼」。
| 診断 | 出たタイプの説明に多い言葉 | 線 | 印象 |
|---|---|---|---|
| A | すっきり・クール | 直 | 大人 |
| B | やわらか・上品 | 曲 | 大人 |
| C | 洗練・シャープ | 直 | 大人 |
この例なら、印象の軸は3つとも「大人」で一致しています。ここはもう決まりです。割れているのは線の軸だけで、直が2つ、曲が1つ。多数決で直と決めてしまいたくなりますが、2対1は決め手になりません。割れた軸は、次の章の方法で、手持ちの服で決めます。
言い直したあとで2軸とも一致していたら、診断の結果をそのまま使って構いません。両方とも割れていたら、写真の条件がそろっていない可能性が高いので、3枚を撮り直すところに戻ります。
どちらとも取れる① 直線と曲線で割れたとき
線の軸で割れたときは、首元の形が違う手持ちの服を2着用意します。1着は、襟に角があるもの。シャツの襟や、Vネックのカットソーです。もう1着は、角のないもの。丸首のカットソーや、首元にギャザーやフリルのあるブラウスです。色はなるべく近いものを選びます。色が違うと、形ではなく色の差を見てしまいます。
撮り方は1枚目と同じです。同じ場所、同じ距離、同じ高さで、服だけ替えて2枚撮ります。撮ったら2枚を並べて、スマホの画面いっぱいに表示します。
そこで、3秒だけ見てください。3秒たったら画面を伏せて、最初に目が行ったのがどこだったかを思い出します。顔だったか、服の首元だったか。
試着室で着替えたとき、自分の顔に目が行けば似合っている、服に目が行けば似合っていない、という言い方があります。写真でも同じで、先に顔に目が行った方の線が、あなたの線です。服の首元に目が行った方は、その線があなたの顔にとって強すぎて、顔より前に出てきています。
3秒で決められなかったら、家族か友人に同じことを頼みます。どちらの写真のことかは言わず、「どっちの写真が先に目に入った?」とだけ聞きます。似合うかどうかを聞くと、相手は服の好みで答えてしまうので、聞き方はこの一言にとどめます。
それでも決まらないときは、襟の角度を変えます。シャツの襟とVネックは、どちらも直の側ですが、Vの角が深いほど直の度合いが強くなります。深いVと浅いV、丸首と首詰まりのフリル、と、片側の中で強弱をつけた2着で同じことをすると、どこまでなら顔が勝つかの境目が見えます。境目が直の側の浅いところにあるなら、あなたは直寄りの中間。曲の側の浅いところにあるなら曲寄りの中間です。
襟の形で決まらなければ、素材で比べる
首元の形だけでは差が出ない人もいます。その場合は、同じ丸首で、素材が違う2着を比べます。1着は、張りがあって表面が平らなもの。目の詰まった綿のカットソーや、ハイゲージのニットです。もう1着は、とろみがあって落ち感のあるもの。レーヨンの混ざったカットソーや、毛足のあるやわらかいニットです。
張りのある素材は、体から少し離れて直線を作ります。とろみのある素材は、体に沿って曲線を作ります。形の差では決まらなかった人でも、素材の差で顔が勝つ側がはっきり出ることがあります。秋から冬にかけてはニットを着る日が増えるので、この比べ方は手持ちの服でそのまま試せます。
どちらとも取れる② 大人っぽさと幼さで割れたとき
印象の軸で割れたときは、柄の大きさが違う服を2着で比べます。1着は、柄が大きいもの。手のひらより大きな花柄や、太い幅のストライプ、大きなチェックです。もう1着は、柄が小さいもの。小花、細いストライプ、小さな水玉。無地しか持っていなければ、ボタンの大きさやアクセサリーの大きさで代わりにします。大ぶりのピアスと小さな粒のピアスを、同じ服で付け替えるだけでも比べられます。
撮り方と見方は線のときと同じです。並べて3秒、先に顔に目が行った方を採ります。
もうひとつ、印象の軸で手がかりになるのが、1枚目で測った顔の縦横の数字です。縦が横の1.3倍から1.4倍の間に入っていた人は、撮り方で結果が動きやすい人でした。この範囲の人は、大人と幼の両方の要素を持っていることが多く、どちらの服も着られる代わりに、服の側で印象を決める必要があります。
範囲の中の人が迷ったときは、どこに着ていくかで決めて構いません。仕事の日は大柄、休みの日は小柄、というように、場面で振り分けておく。どちらかに決めなければいけない、と思わなくて大丈夫です。両方で顔が勝つなら、それは迷いではなく、選べる幅です。
前に受けた結果と、印象の軸が変わったとき
何年か前に受けた診断と、今回の結果で印象の軸が変わっている人もいます。前は幼い寄りだったのに、今回は大人寄りに出た、というようなことです。
これは診断が外れたのではなく、髪型やメイク、写真の撮り方が変わったことで起きていることがほとんどです。前回の写真が残っていれば、髪の長さ、前髪の有無、撮った距離を並べてみてください。前髪があった写真と、額を出した写真では、同じ顔でも額の広さと目の位置の読まれ方が変わります。
条件をそろえても軸が動いていたら、今回の結果を採ります。服は、いまの顔に合わせて選ぶものだからです。前の結果で選んだ服がクローゼットに多く残っていても、急いで入れ替える必要はありません。次に買い足す1着から、今回の結果の側に寄せていけば十分です。
どちらとも取れる③ 3つ以上の結果に散ったとき
2つではなく、3つ以上のタイプに散った場合は、もう一度2つの言葉に言い直してみてください。たいていは、片方の軸は一致していて、もう片方だけが散っています。
両方の軸が散っているときに疑うのは、写真よりも、質問形式で答えた部分です。質問形式の診断は、自分がどう見られたいかが答えに入り込みます。「やわらかい印象と言われたい」と思っていると、迷う質問でついそちらを選んでしまう。その結果、写真で出た答えと質問で出た答えがずれます。
散ったときは、写真形式の結果だけを残して、質問形式の結果は外します。写真形式が1つしかなければ、残った1つで2つの言葉に言い直し、割れた軸を服で確かめる、という順で進めます。
質問形式の診断を受けるときの答え方
写真を送りたくない人、写真形式の診断が見つからない人は、質問形式で受けることになります。そのときは、答える前に、正面と横の2枚だけ自分の手元で撮っておいてください。誰にも送らなくて構いません。
質問に答えるときは、記憶ではなく、写真を見て答えます。「あごはとがっていますか、丸いですか」と聞かれたら、2枚目の横顔のあご先を見る。「目は大きいですか」と聞かれたら、1枚目の正面で、目の横幅と、目と目の間の距離を比べます。目の横幅の方が長ければ大きい、目と目の間の方が長ければ小さい側です。
人から言われたこと、たとえば「大人っぽいね」「童顔だよね」は、答えに入れないでください。人の言葉は、その日の服や髪や表情で出たものです。写真が手元にあるなら、写真の方が条件がそろっています。
迷う質問は、正直に「どちらでもない」「分からない」を選びます。選択肢がなければ、写真を見て決められない質問だけメモしておき、その項目を後で服で確かめます。答えを無理に寄せると、そこがそのまま結果のぶれになります。
自分の服で答え合わせをする ── 10分でできる手順
診断の結果が出たら、それが手持ちの服と合っているかを確かめます。新しい服を買う前にやっておくと、結果をどこまで信じていいかが分かります。
- クローゼットから、よく着ている服を5着と、ほとんど着ていない服を5着出す
- 10着を、診断で出た2つの言葉(直か曲か、大人か幼か)に当てはまるかどうかで分ける
- よく着ている5着のうち、当てはまる服が何着あるかを数える
- ほとんど着ていない5着のうち、当てはまらない服が何着あるかを数える
よく着ている服に当てはまる服が4着以上、着ていない服に当てはまらない服が4着以上あれば、診断の結果はあなたの手持ちの実感とほぼ合っています。どちらも2着以下なら、結果か写真のどちらかがずれています。その場合は、結果を2つの言葉に分けて、どちらの言葉でずれているかを見ます。ずれている方の軸だけを、前の章の方法で撮り比べます。
あまり気に入っていない服も満遍なく着なければ、と思っていた人ほど、この10着の分け方で手放す服がはっきりします。着ていない5着が、どれも同じ側にずれているなら、それはたまたまではありません。
よく着る服に、両方の側が混ざっているとき
よく着ている5着が、直と曲、大人と幼の両方にきれいに分かれてしまう人もいます。この場合は、5着のうち、着ている日に人からほめられたことがある服と、自分で鏡を見て気分が上がる服に印をつけます。
ほめられた服は、人から見て顔が勝っている服です。気分が上がる服は、自分の好みに合っている服です。両方の印がつく服があれば、その服の線と印象が、あなたの答えにいちばん近いところにあります。ほめられた服と気分が上がる服が別の側に分かれていたら、似合う側と好きな側がずれているということです。ずれていること自体は悪いことではなく、どちらの日に何を着るかを決めておけば済みます。
手持ちの服を系統として数える方法は自分の服は何系?でも扱っています。こちらは服の印で数えるので、診断の結果と突き合わせると、写真と服の両方から同じ答えに着地するかを確かめられます。
骨格や顔の診断と並べて使うとき
ネットのパーソナルデザイン診断と、骨格診断や顔タイプ診断を並べて受けている人も多いと思います。重なる部分は、線の直・曲です。骨格診断で体の線を、顔タイプ診断で顔立ちの線を見ていて、パーソナルデザインはその両方をまとめて見ている、と考えると整理しやすくなります。
並べたときに結果が食い違ったら、どの写真で受けたかを確かめてください。骨格の診断は全身の写真か質問で、顔の診断は正面の写真で受けていることが多く、条件がそろっていないことがよくあります。この記事の3枚をそのまま使って、骨格診断と顔タイプ診断も受け直すと、3つの診断の線の軸がそろうかが見えます。
骨格の自己診断を1回で決めずに確かめたい人は骨格診断の自己診断チェックリストは2回やる、顔の診断を複数のサイトで受けて食い違った人は顔診断サイトの結果が割れたときも参考になります。どちらも、割れた結果を多数決で決めない、という考え方は同じです。
対面の診断に進むかどうかの目安
ネットの診断で十分な人と、対面で見てもらった方が早い人がいます。目安は次のとおりです。
| 状態 | 次にやること |
|---|---|
| 2軸とも一致した | ネットの結果で服を選んでよい |
| 1軸だけ割れ、服の撮り比べで決まった | ネットの結果で十分 |
| 1軸だけ割れ、撮り比べても決まらない | 対面で、その1軸だけ見てもらう |
| 2軸とも割れ、写真を撮り直しても変わらない | 対面の診断を受ける価値が高い |
対面の診断に進むときは、この記事の3枚の写真と、服の撮り比べの写真を持っていきます。「ネットではここで割れた」と見せると、診断する側は、限られた時間をその軸に使えます。最初から全部を見てもらうより、何に迷っているかを先に渡した方が、答えは具体的になります。
対面で聞いておくと、後で困らない3つのこと
対面の診断では、タイプ名を聞いて終わりにせず、次の3つを具体的に聞いておきます。
1つ目は、首元の開きはどの深さまでなら顔が勝つか。Vなら何センチ、丸首ならどのくらいの詰まりまで、と、手で示してもらうと覚えやすくなります。2つ目は、柄の大きさはどこまで大丈夫か。手のひら、こぶし、親指の爪、というように、自分の体の一部を物差しにして教えてもらいます。3つ目は、素材の張りとやわらかさのどちらが合うか。可能なら、その場にある布を2種類当ててもらいます。
この3つは、どれもこの記事で家で撮り比べた項目と同じです。家で出た答えと対面の答えが一致すれば、そのまま信じて構いません。食い違ったら、どちらで判断したかの条件を思い出してみてください。対面の場の照明が強い白色だったか、窓の光だったかでも、見え方は変わります。
聞いた答えは、その場でスマホにメモしておきます。帰り道に思い出そうとすると、タイプ名だけが残って、具体的な深さや大きさは抜け落ちてしまいがちです。
結果を買い物で使うための1行メモ
診断の結果は、タイプ名で覚えるより、1行の言葉にしておく方が売り場で使えます。たとえば次のように書きます。
「線は直寄りの中間。Vは浅めまで。柄は小さめ、ただし仕事の日は中くらいまで」
タイプ名を覚えていても、売り場の服を前にして「これはそのタイプの服か」は判断しにくいものです。直か曲か、どこまでの深さなら顔が勝つか、柄はどの大きさまでか。この3つを言葉にしておけば、ラックの前で1着ずつ当てはめられます。
ほかの組み合わせなら、たとえば「線は曲。首元は丸かギャザー。素材はとろみ。柄は大きめでも可」「線ははっきり直。襟は角のあるシャツ。張りのある素材。柄は無地か細いストライプ」のように書きます。書くときは、できるだけ売り場で目に見える言葉を使ってください。襟の形、素材の張り、柄の大きさは、どれもハンガーにかかった状態で確かめられます。
メモはスマホのメモ帳の、すぐ開ける場所に置いておきます。秋冬の買い物はコートやニットのように1着が大きく、迷う時間も長くなるので、迷ったときに1行を開く習慣があると、似たような服を何着も試着して疲れてしまう前に絞れます。
迷う服に出会ったときは、試着室で、この記事と同じ見方をします。鏡の前で着替えたら、鏡から少し離れて、3秒だけ見る。先に顔に目が行けば、その服はあなたの側にあります。服に目が行ったら、色や素材がどんなに好きでも、その日は戻して構いません。好きな服を着たい日に、似合う服を選び直す必要はありません。ただ、似合う服を探している日の判断材料として、この3秒は何度でも使えます。
結果が出たあとも、髪型や年齢で見え方は少しずつ変わります。髪を大きく切った、季節が変わってメイクを変えた、というときは、同じ場所・同じ距離で1枚目だけ撮り直してみてください。前の1枚と並べると、どちらの軸が動いたかがすぐに分かります。
よくある問い
- Q. ネットのパーソナルデザイン診断は当たりますか
- 写真の条件がそろっていれば、線の直・曲と、顔立ちの大人っぽさ・幼さの2軸はかなりの確率で合います。逆に、スマホを顔に近づけて撮った写真や、上からの照明だけで撮った写真では、同じ人でも結果が別のタイプに動きます。当たる・当たらないを決めているのは、診断の仕組みより先に、送った写真の撮り方です。
- Q. サイトによって違うタイプが出ました。どれを信じればいいですか
- 診断の体系ごとに分け方もタイプ名も違うので、名前どうしを突き合わせても答えは出ません。各サイトの結果を、線は直か曲か、大人寄りか幼い寄りか、の2つの言葉に言い直してください。言い直して一致した軸は確定、食い違った軸だけを手持ちの服で撮り比べて決めます。
- Q. 写真を送るのに抵抗があります。質問だけの診断でも意味はありますか
- あります。ただ、質問形式は自分の思い込みがそのまま答えに入るので、写真形式より割れやすくなります。答える前に、正面と横の写真を自分の手元だけで撮っておき、それを見ながら答えると、思い込みの分がかなり減ります。写真をどこにも送らずに済む方法です。
- Q. ネットの結果と、対面の診断の結果が違いました
- 対面の方が、光と距離がそろった状態で、体の厚みや動いたときの線まで見ています。違いが出たときは対面の結果を土台にして、ネットの結果は割れた軸を確かめる手がかりとして使ってください。ただし、対面の結果で選んだ服を着て写真を撮り、顔より服に目が行くなら、その軸だけはもう一度見直す価値があります。
— メグラシ編集部





