自分の服は何系?|よく着る10着を3つの印で数えて系統を出す

**この4週間で2回以上着た服を、10着だけ床に出してください。**クローゼットの中身全部ではなく、実際に袖を通した服だけです。
その10着に、これから3つの印をつけます。角か丸か、きちんとかゆるいか、色の段差が強いか弱いか。3つとも多数決で決まれば、あなたの服の系統は8つのうちの1つに決まります。
「服 何系」と検索する人の多くは、好きな服の写真を集めて判定しようとして、かえって迷っています。好きな服は、まだ着ていない服や、似合うか自信のない服まで混ざるからです。いまの系統は、着た服にしか出ません。
結論:何系かは、よく着る10着の多数決で決まる
先に答えの形を見せておきます。3つの印の組み合わせで、系統は次の8つに分かれます。
| 角か丸か | きちんとかゆるいか | 色の段差 | 系統 |
|---|---|---|---|
| 角 | きちんと | 強い | モード |
| 角 | きちんと | 弱い | きれいめ |
| 角 | ゆるい | 強い | ストリート |
| 角 | ゆるい | 弱い | 大人カジュアル |
| 丸 | きちんと | 強い | レディライク |
| 丸 | きちんと | 弱い | コンサバ |
| 丸 | ゆるい | 強い | ガーリー |
| 丸 | ゆるい | 弱い | ナチュラル |
この表は答えではなく、軸を見せるためのものです。大事なのは、3つの印をそれぞれ10着の多数決で決めることと、票が割れたときの決め方のほうです。割れ方は人によって違い、そこにあなたの服の個性が出ます。
系統の名前は、売り場や雑誌によって呼び方が少しずつ違います。ここでは名前よりも、3つの印のどこに立っているかを覚えてください。名前が変わっても、印の位置は変わりません。
数える10着の選び方|好きな服ではなく、着た回数で選ぶ
10着を選ぶ条件は1つだけです。この4週間で2回以上着たこと。思い出せないときは、スマホの写真を4週間ぶんさかのぼって、写り込んでいる服を拾ってください。鏡の前で撮った写真、出かけた先で撮ってもらった写真、子どもや友人と写った写真に、着た服は意外なほど残っています。
選ぶときにやりがちなのが、「本当はこっちが好き」という服を混ぜることです。混ぜると、出てくるのは好きな系統になります。それはそれで知る価値がありますが、この記事で出したいのはいま外から見えている系統です。好きな系統とのずれは、あとで別に扱います。
10着の内訳は、トップスとボトムスとワンピースが混ざっていて構いません。ただし、下着、部屋着、運動着は外してください。人に見られる服だけを数えます。秋冬の時期なら、コートやジャケットのような外に羽織るものも、いったん外しておきます。上着は別の数え方をするので、後ろの章で扱います。
同じ服の色違いを持っている場合は、1着として数えます。白とグレーで同じ形のニットを交互に着ていても、形と生地は同じなので、印のつき方はほとんど変わりません。色違いを2着と数えると、その形だけ票が倍になって結果が傾きます。
10着に届かないときは、6着から始めて大丈夫です。逆に、2回以上着た服が15着も20着もある人は、回数の多い順に上から10着を取ってください。回数が同じなら、顔に近い服、つまりトップスとワンピースを優先します。
印1|角か丸か:襟先・裾・飾りの3か所だけを見る
1つめの印は、服の輪郭が角ばっているか、丸みを帯びているかです。服全体をなんとなく眺めると迷うので、見る場所を3か所に決めます。
1か所目は襟先です。シャツの襟の先がとがっているか、丸いか。襟のない服なら、首まわりの開きの形を見ます。Vや四角に開いていれば角、丸く開いていたりギャザーが寄っていたりすれば丸です。
2か所目は裾です。トップスなら裾が水平にまっすぐ切れているか、カーブしていたりフリルになっていたりするか。スカートなら、タイトや台形のように直線で落ちるか、ギャザーやフレアで波打つか。パンツなら、センタープレスのように線が立っているか、裾が丸くたまるか。
3か所目は飾りです。ボタン、ポケット、柄、切り替え。四角いポケットやストライプ、チェックは角に、丸いボタンやくるみボタン、花柄、ドット、リボンは丸に数えます。飾りが何もない無地の服は、この3か所目を空欄にして、残り2か所で決めます。
3か所のうち2か所以上が角なら、その服は角です。2か所以上が丸なら丸です。無地で飾りが空欄になり、襟と裾で角と丸に分かれたら、顔に近いほう、つまり襟の判定を採ります。人が最初に見るのは顔のまわりだからです。
この印は、素材の柔らかさとは別に見てください。とろみのある生地でも、襟先がとがって裾がまっすぐなら角です。柔らかさは次の印で見ます。2つを混ぜると、1つの服に2回票を入れることになって、結果がゆがみます。
印2|きちんとかゆるいか:肩の縫い目の位置で測る
2つめの印は、服が体にそって落ちているか、体から離れて落ちているかです。これを「なんとなくきちんとして見える」で決めると、人によって判定がばらばらになります。そこで、肩の縫い目の位置で測ります。
服を着て鏡の前に立ち、肩の骨のいちばん外側、腕を横に上げたときにくぼむ点を指で押さえます。そこから袖の縫い目まで何cmあるかを見てください。縫い目が肩の骨から3cm以上落ちていれば、ゆるいに数えます。3cm未満なら、きちんとです。
肩に縫い目のない服、たとえばラグランの袖やドルマンの袖は、わきの下を見ます。腕を体につけて立ったとき、わきの下に指が3本以上入るゆとりがあれば、ゆるいに数えます。2本までなら、きちんとです。
ボトムスは肩がないので、腰で測ります。ウエストに手のひらを差し込んで、手のひらが縦にすっと入ればゆるい、入らないか、横向きにしか入らなければきちんとです。ゴムのウエストは、ゴムを伸ばさない状態で測ってください。ワイドパンツでも、ウエストがぴたりと合っていて、センタープレスが立っているものは、きちんと側に入ることがあります。
ワンピースは肩とウエストの両方を測って、どちらかがゆるいならゆるいに数えます。ワンピースは1着で上下を兼ねるぶん、ゆるさが全身に効くからです。
この印で迷いやすいのは、オーバーサイズのシャツをボトムスにしまって着る人です。その場合は、ふだん着ている状態のまま測ってください。しまって着ることが多ければ、肩が落ちていても、しまっている姿がその服の見え方だからです。ただ、その場合でも肩の縫い目は動かないので、肩が3cm以上落ちていれば、ゆるいのままです。
印3|色の段差:モノクロで撮って、濃いところと薄いところの差を見る
3つめの印は、色の段差です。色そのものではなく、明るさの差を見ます。赤か青かではなく、その服の中でいちばん暗いところと、いちばん明るいところが、どれくらい離れているかです。
測り方は簡単です。スマホのカメラをモノクロにして、服を平らに置いて撮ります。撮った写真で、いちばん黒く見えるところと、いちばん白く見えるところを比べてください。黒と白がはっきり分かれていれば段差は強い、灰色どうしの差しかなければ弱いです。
1着の中で色が1つしかない無地の服は、段差がありません。その場合は、その服といちばんよく合わせる相手の1着と並べて撮ります。黒い無地のニットでも、毎回白いパンツと合わせているなら、着ている姿の段差は強く出ているからです。逆に、黒い無地のニットに黒や濃いグレーのパンツばかり合わせているなら、段差は弱いです。
迷ったときの目安を置いておきます。写真の中で、いちばん暗いところが真っ黒に近く、いちばん明るいところが紙の白に近いなら、強い。どちらか片方しか端まで届いていなければ、弱い。たとえば、ネイビーとベージュの組み合わせは、色の印象ははっきりしていても、モノクロにすると中くらいの灰色どうしになって、段差は弱く出ることが多いです。
柄物は、柄の中の段差で決めます。黒地に白のドットや、紺と白の細いストライプは強い。茶色とベージュのチェックや、くすんだ色どうしの花柄は弱いです。柄の面積が小さくても、顔の近くにあるなら目に入るので、段差に数えてください。
3つの印を集計する|10着で7着以上そろえば、その印は確定
10着それぞれに3つの印がついたら、印ごとに数えます。角が何着、丸が何着。きちんとが何着、ゆるいが何着。段差の強いのが何着、弱いのが何着。紙に3行書いて、正の字で数えるのがいちばん速いです。
**1つの印で、10着中7着以上が同じ側に寄っていれば、その印は確定です。**3つとも確定すれば、表の8つのうち1つに決まり、それがいまのあなたの系統です。
多くの人は、3つの印のうち2つは確定して、1つが割れます。割れるのはたいてい色の段差です。人は形の好みは安定していても、色はその日の気分や手持ちの組み合わせで動きやすいからです。次に多いのが、角か丸かの割れです。
数え方の例を1つ挙げます。10着のうち、角が8着で丸が2着、きちんとが7着でゆるいが3着、段差の強いのが3着で弱いのが7着だったとします。3つとも7着以上そろっているので、角・きちんと・段差が弱い、つまり表のきれいめで確定です。ここで、丸の2着が何だったかも見ておくと役に立ちます。もしその2着がどちらもブラウスなら、あなたはきれいめを土台にしながら、顔のまわりにだけ丸みを足す着方をしている人です。
3つのうち2つ以上が割れた人は、10着の選び方を見直してください。仕事の服と休日の服が混ざっていることが多いです。混ざっていたら、それぞれ5着ずつに分けて、別々に数え直します。分けたとたんに、両方とも3つの印がそろうことがよくあります。その場合、あなたは系統が定まっていないのではなく、2つの系統を場面で使い分けている人です。
8つの系統の読み方|印の組み合わせが、その系統の正体
表の名前だけでは、自分の服にしっくりこない人もいると思います。名前の代わりに、印の組み合わせで読んでみてください。
モードは、角できちんとしていて、段差が強い服です。線がまっすぐで、体にそっていて、黒と白のように明るさの差がはっきりしている。人から見ると、輪郭がくっきりして、遠くからでも形が読める装いになります。
きれいめは、モードと形は同じで、段差だけが弱い服です。まっすぐな線で体にそっているけれど、色は紺とグレー、ベージュと白のように近い明るさでまとまっている。くっきりしすぎず、きちんとした印象だけが残ります。
ストリートは、角でゆるく、段差が強い服です。肩が落ちて体から離れているのに、線はまっすぐで、色ははっきり分かれている。大きく見せながらも、甘さのない装いです。
大人カジュアルは、角でゆるく、段差が弱い服です。肩が落ちて楽な形で、線は直線的、色は近い明るさで落ち着いている。動きやすさと、子どもっぽくない落ち着きが同居します。
レディライクは、丸でもきちんとしていて、段差が強い服です。丸い襟やフレアの裾を持ちながら、体にはそっていて、黒と白や紺と白で締まっている。甘さがありながら、遠くからでも輪郭が読めます。
コンサバは、丸できちんとしていて、段差が弱い服です。丸みのある線を、体にそった形で、近い明るさの色でまとめている。いちばん人に警戒されにくい組み合わせで、職場の服がこれに集まる人は多いです。
ガーリーは、丸でゆるく、段差が強い服です。フリルやギャザーがあって、体から離れて落ち、色ははっきりしている。黒地の花柄や、白いブラウスに黒いスカートのような組み合わせがここに入ります。
ナチュラルは、丸でゆるく、段差が弱い服です。曲線が多く、体から離れた形で、生成りやベージュ、くすんだ緑のような近い明るさでまとまっている。ほどけた印象の装いです。
6対4・5対5に割れたとき|顔にいちばん近い1着で決める
ここからがいちばん大事なところです。7着以上そろわずに割れた印を、どう決めるか。
6対4に割れた場合は、まず6のほうを仮に採ります。そのうえで、10着の中でいちばん顔に近い位置に着ている1着を見てください。たいていはトップスかワンピースのどれかで、首まわりの開きがいちばん狭いものです。その1着が6のほうに入っていれば、6のほうで確定です。4のほうに入っていれば、もう1つ手順を進めます。
その1着が4のほうに入っていたときは、着た回数を数えます。その1着がこの4週間で4回以上着られているなら、4のほうを採ってください。回数が多く、しかも顔に近い服は、人の記憶にいちばん残っているからです。3回以下なら、6のほうのままにします。
5対5に割れた場合は、仮の答えがありません。この場合は、顔に近い順に上から3着を取り出して、その3着だけで多数決をとります。3着なので必ず2対1以上に決まります。顔まわりの3着で決めるのは、人が服の系統を受け取るとき、全身よりも先に顔のまわりを見ているからです。
それでも決めきれない、たとえば顔に近い3着が同じくらいの近さで、どれを外すか迷うときは、その印を「両方」としておいてください。そして、系統を2つ並べて書きます。たとえば角か丸かが割れて、ゆるいと段差の強いが確定しているなら、「ストリートとガーリーのあいだ」です。
**あいだに立つのは、悪いことではありません。**むしろ、あいだに立っている人は、1着で両方に寄せられる強みがあります。ストリートとガーリーのあいだなら、肩の落ちたまっすぐなシャツに、フリルのスカートを合わせるだけで、どちらからも浮かない装いになります。
1着がどちらとも取れるとき|迷う服の扱い方
10着を数えている途中で、印のつけようがない服に何度か出会うはずです。よく出る迷い方を、先に片づけておきます。
ケーブル編みのニットは、編み目がまっすぐ縦に走っているので角に見えますが、ふくらんだ立体の柄なので丸にも見えます。この場合は、首まわりの開きで決めてください。クルーネックなら丸、Vネックやタートルの折り返しが角ばっていれば角です。編み目は飾りの欄で数えないでおきます。
デニムのシャツは、生地が硬く、縫い目が直線なので角に数えがちです。ただ、襟先が丸いタイプやボタンが丸く光るタイプもあります。襟と裾の2か所で決め、デニムという生地そのものは判定に入れないでください。生地は印1の対象外です。
ワイドパンツは、印2で迷います。太いのでゆるいと思いがちですが、印2はウエストで測ります。ウエストが合っていて、センタープレスが立っていれば、きちんとに数えてください。ウエストがゴムで、手のひらが縦に入るなら、ゆるいです。
ベージュのトレンチ風のシャツワンピースは、全部の印で迷う服の代表です。襟先は角、裾はフレアで丸、肩はきちんと、ウエストはベルトの締め方しだい、色は一色。こういう服は、印ごとに決めた手順をそのまま当てはめれば、迷わずに決まります。襟で角、ワンピースなので肩とウエストの両方を測ってベルトを締めて着るならきちんと、色は合わせる靴との段差で決める、という順番です。
カーディガンは、前を開けて着るか、閉めて着るかで判定が変わります。前を開けて羽織ることが多いなら、上着と同じ扱いにして10着から外し、秋冬の上着の章で数えてください。前を閉めてトップスとして着ることが多いなら、ふつうのニットと同じように襟と裾と飾りで印1を決め、肩の縫い目で印2を決めます。どちらの着方も同じくらいなら、閉めて着るほうで数えます。閉めた姿のほうが、顔まわりの印象をはっきり決めるからです。
プリーツのスカートも迷いやすい1着です。プリーツは折り目がまっすぐ縦に走るので角に見えますが、歩くと裾が広がって波打つので丸にも見えます。この場合は、止まって立っている状態で判定してください。折り目が細かく、立っているときに裾がまっすぐ下に落ちていれば角、折り目が太く、立っていても裾が外へ広がっていれば丸です。動いたときの見え方まで数えはじめると、すべてのスカートが丸になってしまいます。
白いTシャツのような、どこにも特徴のない服は、印1も印2も決めにくいはずです。こうした服は、それ自体では系統を持たず、合わせる相手の系統に染まります。10着のうち特徴のない服が3着以上ある場合は、それらをいったん外して、残りの服で集計してください。外した服は、どの系統になっても使える土台として、そのまま持っておけば十分です。
どうしても決まらない1着は、10着から外して、11着目を入れてください。迷う服を無理に数えると、結果がぶれます。迷う服が3着以上ある場合は、それ自体があなたの服の特徴です。印のあいだにある服を選びやすい人なので、あいだに立つ系統が出やすくなります。
トップスとボトムスで系統が違うとき
10着をトップスとボトムスで分けて見ると、上は丸、下は角、のように割れている人がいます。これは、割れているのではなく、組み合わせで系統を作っている人です。
この場合、人から見た系統は、トップスで決まります。視線が最初に向かうのは顔とそのまわりなので、上半身の印のほうが強く伝わります。ボトムスの印は、全体の印象を少しずらす役目になります。たとえば、トップスが丸できちんと、ボトムスが角できちんとなら、コンサバを土台にして、少しきれいめに寄せている、と読みます。
**トップスの枚数が10着のうち4着以下しかない人は、トップスだけを追加で数えてください。**4着では多数決がぶれやすいので、トップスを6着まで増やしてから、印1と印2を出し直します。ボトムスの印は、組み合わせの方向を知るためだけに使います。
ワンピースが多い人は、ワンピースをトップスとして数えて構いません。ワンピースは1着で顔まわりから脚まで覆うので、上下の分かれ目がなく、系統がはっきり出やすい服です。ワンピースが10着のうち5着以上ある人は、多くの場合、3つの印がすぐにそろいます。
秋冬はコートで系統が変わる|外で見られる系統は上着が決める
ここまでで外しておいた上着を、ここで扱います。秋が深まって冬の立ち上がりになると、外にいるあいだ人から見える面積の大半を、コートやジャケットが占めます。室内で数えた10着の系統と、外で見られている系統が、別物になるのです。
上着だけを、いま持っている枚数のぶん出してください。秋冬に実際に着ている上着は、多くの人が2着から4着です。それぞれに同じ3つの印をつけます。角か丸かは襟と裾とボタン、きちんとかゆるいかは肩の縫い目、色の段差はモノクロ写真で、上着の下に着る服との差を見ます。
上着が2着しかないなら、2着がそろっていればその系統、割れていれば着た回数の多いほうを採ります。上着の系統が室内の系統と同じなら、あなたは季節を通して一つの系統で見られています。違えば、外では上着の系統で見られていると考えてください。
よくあるのが、室内はナチュラルなのに、黒くて角のあるきちんとしたコートを着ているために、外ではきれいめかモードに見えている人です。本人は柔らかい装いのつもりでも、通勤の道や駅で会う人には、くっきりした印象で記憶されています。どちらが良いということではありませんが、知っておくと、コートを買い替えるときの判断が変わります。
ジャケットとダウンを両方持っている人は、それぞれを着る場面で分けて考えてください。ジャケットは職場や人と会う日に、ダウンは寒さの厳しい日や移動の多い日に着る、というように、上着ごとに見られる相手が違うからです。ジャケットは肩の縫い目が肩の骨に合っていることが多く、きちんとに入りやすい上着です。ダウンは肩が落ちて体から離れることが多く、ゆるいに入りやすい上着です。両方を同じ回数着ているなら、印2は割れたままにして、上着の系統を2つ並べて書きます。
室内の系統に外の印象もそろえたいなら、上着の3つの印のうち、室内とずれている印を1つだけ合わせてください。全部を合わせる必要はありません。ナチュラルの人が黒い角のコートを着ているなら、色の段差だけを弱めて、中に合わせるニットを生成りからグレーに寄せる。それだけで、外の印象は大人カジュアルまで近づきます。
好きな系統と着ている系統が違ったら
ここまで数えてみて、出てきた系統が自分の好きな系統と違った、という人も多いと思います。それは珍しいことではありません。好きな服と、実際に手が伸びる服は、たいてい違います。
まず、どの印が違うのかを1つに絞ってください。好きな系統と着ている系統を印で並べて、3つのうちどれが食い違っているかを見ます。1つだけ違うなら、その印を動かす1着を足すだけで、好きな系統に寄ります。2つ以上違うなら、その好きな系統の服を、何かの理由で着ていないということです。
着ていない理由は、たいてい3つのどれかです。動きにくい、合わせる服がない、着ると落ち着かない。動きにくいなら、印2をゆるい側に1段階だけ寄せた形を探します。合わせる服がないなら、その1着に合う相手を手持ちから選び直します。着ると落ち着かないなら、それは似合わない可能性があるので、似合う系統を見分ける記事で、似合う側からも確かめてください。
好きと似合うの差については、ファッションテイスト診断で好きと似合うが割れたときの決め方が、差の大きさごとに整理しています。好きな服の写真を集めて系統を出すやり方は、保存した写真で系統を振り分ける方法にまとめました。この記事の10着と、写真で出した系統を並べると、ずれがどこにあるかがよく見えます。
何系か分かったあとにすること|買い足しの1着は、割れた印を直す方向で
系統が出たら、それを買い物に使います。いちばん効くのは、割れていた印をそろえる方向の1着です。
3つの印がすべて確定していた人は、次の1着も同じ印の組み合わせで選ぶと、手持ちのどの服とも合わせやすくなります。系統が一つにまとまっているクローゼットは、組み合わせを考える時間が短くなります。
1つの印が割れていた人は、割れていた印のうち、顔に近い1着で決めた側の服を足してください。6対4が7対3になれば、その印は確定して、系統がはっきりします。系統がはっきりすると、朝に服を選ぶときの迷いが減ります。
逆に、あいだに立つことを選んだ人は、割れていた印を両方とも生かす1着を探します。角か丸かが割れていたなら、襟は角で裾は丸い服、というように、1着の中で両方を持つ服です。こうした服は、手持ちのどちらの側の服とも合わせられるので、あいだに立つ人のクローゼットの要になります。
**新しい系統に移りたい人は、いきなり全部を変えないでください。**3つの印のうち1つずつ、1着ずつ動かします。1つの印が動ききって確定したら、次の印に移る。そうすると、手持ちの服を捨てずに、少しずつ系統を移していけます。
年代で読み替えるところ
3つの印の測り方は、年代で変わりません。ただ、同じ系統の中で、印の強さの選び方が少し変わります。
20代から30代の前半までは、段差が強い側に寄っても、服の印象が強く出すぎることは少ないです。黒と白のくっきりした組み合わせが、そのまま軽やかに見えます。
30代の後半からは、段差の強い服を顔のまわりに置くと、顔の印象より服の印象が先に立つことがあります。系統はそのままで、段差の強い色を顔から離れた位置、つまりボトムスや靴に移すと、系統を変えずに落ち着かせられます。
40代から50代では、印2のゆるい側に寄るとき、肩の縫い目の落ち方を3cmから5cmまでにとどめると、楽さときちんとした印象が両立しやすくなります。5cmを超えて落ちると、服が体から大きく離れて、だらしなく見られることがあるからです。これは体型の問題ではなく、服の分量が増えて、人の目が顔より服に向かうためです。
年代にかかわらず、系統は変えて構いません。ここで書いたのは、同じ系統の中で印の強さを調整するときの目安です。
診断で答え合わせをする
この記事のやり方は、いまの服の系統を出すためのものです。似合う側からも確かめたい人は、顔立ちと骨格の診断で、自分に似合う印の方向を出しておくと、買い足しの判断がさらに速くなります。
顔立ちの印象からは、角か丸か、つまり印1の方向が出やすいです。顔タイプの診断で曲線と直線のどちらに寄っているかを見て、10着の印1と比べてください。そろっていれば、いまの服は顔立ちに合っています。
骨格の診断からは、きちんとかゆるいか、つまり印2の方向が出やすいです。体にそった形が得意か、体から離れた形が得意かは、骨格の診断で確かめられます。色の段差は、パーソナルカラーの診断で出る明るさの得意不得意と重なります。
どの系統に属しているかで迷ったときは、系統迷子になる理由を4つに分ける記事も役に立ちます。また、手持ちの服から似合う服を見つける別のやり方は、褒められた服と着ない服の差を拾う診断にまとめています。
まとめ:10着を出して、3つの印をつけるところから
何系かを知る方法は、拍子抜けするほど単純です。この4週間で2回以上着た10着を出し、角か丸か、肩の縫い目が3cm以上落ちているか、モノクロで撮ったときの段差が強いか弱いかの3つの印をつける。印ごとに多数決をとり、7着以上そろえば確定です。
割れた印は、顔にいちばん近い1着で決めます。5対5なら、顔に近い3着だけで決め直します。それでも決まらなければ、あいだに立つ系統として、2つの名前を並べて書いてください。
秋冬は、上着だけで別に数えます。外で人に見られている系統は、室内の10着ではなく上着が決めているからです。
出てきた系統は、買い足しの1着を選ぶ物差しになります。割れた印をそろえる方向か、あいだに立つ強みを生かす方向か。どちらに進むかを決めたら、次の1着は迷わずに選べるはずです。
よくある問い
- Q. 10着もよく着る服がありません
- 6着から数えられます。その場合は、7着以上という確定の線を「6着中5着以上」に読み替えてください。5着以下しかないときは、靴とバッグを1点ずつ足して数を合わせます。小物にも角と丸、色の段差があるので、同じ印で数えられます。
- Q. 仕事の服と休日の服で、まったく系統が違います
- 2つに分けて別々に数えてください。仕事の5着と休日の5着で出た系統が違うのは自然なことで、どちらかに寄せる必要はありません。気にするのは、休日の5着の中でさらに票が割れている場合です。そのときは休日だけを10着に増やして数え直します。
- Q. 出た系統が、自分のイメージとまったく違いました
- まず3つの印のうち、どれがイメージと食い違っているかを1つに絞ってください。多いのは色の段差です。自分では落ち着いた服を着ているつもりでも、黒と白の組み合わせが多いと段差は強く出ます。食い違った印が1つだけなら、その印を動かす1着を足すだけで、イメージの系統に寄ります。
- Q. 似合う系統の診断とは何が違うのですか
- この記事で出すのは、いまあなたが実際に着ている服の系統です。似合うかどうかは別の物差しで、骨格や顔立ちから出します。両方を出して重なっていれば、そのまま買い足せます。ずれていれば、どの印がずれているかを見て、その印だけを似合う側に寄せていきます。
— メグラシ編集部





