どんな服が似合うか診断|褒められた服と着ない服の差を3か所で拾う

**クローゼットから、人に褒められた服を3着、買ったのに3回以上着ていない服を3着出してください。**どんな服が似合うかの答えは、その2つの山の「差」に出ています。
差を拾う場所は3か所だけです。首まわりの開き・生地のハリ・色の濃さ。それぞれ指と定規で測れます。質問に答えていく診断より手間がかかるように見えますが、実際に人前で着た結果を使うので、答えが外れにくいのがこの方法の強みです。
どの診断を受けるかを先に決めたい場合は自分に似合う服の診断|悩み別に選ぶ、4つの診断の違いにまとめてあります。この記事は、診断を受ける前に手持ちの服から答えを拾うための手順です。
結論:似合う服は、褒められた3着と着ない3着の差に出ている
先に結論を置きます。
- 2つの山を並べて、3か所のうち2か所以上で差が出たら、その差がそのままあなたの「似合う条件」です
- 1か所だけ差が出たら、その1か所だけを守れば、残りは好きに選んで構いません
- 1か所も差が出なかったら、着ない服は似合わないから着ていないのではありません。理由は別のところにあります
| 測る場所 | 測り方 | 差が出たときに決まること |
|---|---|---|
| 首まわりの開き | 鎖骨のくぼみから、開きのいちばん下まで何cmか | 首元を開けるか詰めるか |
| 生地のハリ | 指でつまんで離したとき、折れ目が残るか | ハリのある布か、落ちる布か |
| 色の濃さ | 服の色と自分の髪の色、どちらが濃いか | 濃淡の差を大きく取るか、小さく取るか |
表に並べたのは比べる軸だけです。答えは、あなたの6着を並べるまで出ません。
準備|2つの山を3着ずつ作る
褒められた山に入れる服
ここで大事なのは、何を褒められたかです。「その服かわいいね」は服の手柄で、「今日なんだか顔色いいね」「雰囲気変わった?」はあなたと服の組み合わせの手柄です。山に入れるのは後者だけにしてください。
服そのものを褒められた服は、似合っているかどうかとは別に、服がよくできていただけかもしれません。逆に、服については何も言われなかったのに「元気そう」「若く見える」と言われた日の服は、似合っていた可能性が高い服です。
思い出せる範囲で3着選びます。同じ服を2回褒められたなら、それは1着として数えます。
着ない山に入れる服
買ってから半年以上たっていて、着たのが2回以下の服を選びます。ただし、着ない理由が次の3つのどれかに当てはまる服は外してください。
- 着心地が悪い(首がちくちくする、肩が上がらない、座ると苦しい)
- 手入れが面倒(アイロンが要る、手洗いしかできない)
- 着ていく場面がない(式典用、旅行用など)
残るのは、着てみて鏡を見たら、なんとなくしっくりこなかった服です。これが似合わない山の正体です。3着そろわなければ、2着でも構いません。
並べ方
6着を床かベッドの上に、2列に分けて並べます。トップスとトップス、ワンピースとワンピースのように、同じ種類同士が向かい合うように置くと差が見やすくなります。ボトムスだけの山になった場合は、首まわりの代わりに腰まわりの位置を見ます(後で触れます)。
1か所目|首まわりの開きは、鎖骨のくぼみから測る
鎖骨と鎖骨のあいだにある、指先が少し沈むくぼみを基準にします。服を着て、そのくぼみから開きのいちばん下までが何cmあるかを定規で測ってください。くぼみより上で詰まっている服は、マイナスとして数えます。
| 開きの位置 | 目安 |
|---|---|
| くぼみより上(首に沿う・詰まる) | マイナス |
| くぼみから0〜4cm下 | 浅い |
| くぼみから5〜9cm下 | 中くらい |
| くぼみから10cm以上下 | 深い |
褒められた3着の開きと、着ない3着の開きを並べてみます。褒められた側がそろって「浅い」より深く、着ない側がそろって「マイナス」だったら、首元を詰める服はあなたに合いにくいということです。逆もあります。
ここで見るのは「開いているか詰まっているか」の向きです。Vかラウンドかといった形の違いは、この段階では気にしなくて構いません。形まで分けると6着では足りなくなります。
2か所目|生地のハリは、つまんで離して見る
服の胸のあたりの生地を、親指と人差し指で2cmほどつまんで、3秒たったら離します。
- 折れ目がはっきり残る、または布が立ったまま戻らない → ハリがある
- すぐに平らに戻って、つまんだ跡が消える → 落ちる
- その中間で、うっすら跡が残る → 中間
もう一つ、厚みも見ます。服を窓の光にかざして、向こう側の明るさが透けるかどうか。透けるなら薄手、透けないなら厚手です。
生地は、2つの山の差がいちばん出やすい場所です。褒められた服がそろってハリのある布で、着ない服がそろって落ちる布、という分かれ方は珍しくありません。**同じ形の服を、生地違いで2着持っている人は特に分かりやすく出ます。**片方だけをよく着ているなら、その片方の生地があなたの側です。
3か所目|色の濃さは、自分の髪と比べる
服の色そのものではなく、服と髪のどちらが濃いかを見ます。服を顔の下に当てて鏡を見て、次の3つのどれかを決めてください。
- 服のほうが明らかに薄い(白・生成り・淡い色など)
- 服と髪がほぼ同じ濃さ
- 服のほうが濃い、または髪と同じくらい濃い
ここで差が出る人は、2つに分かれます。褒められた服が髪との濃淡差の大きい服に集まる人と、濃淡差の小さい服に集まる人です。前者は輪郭がはっきりした組み合わせで顔が引き立ち、後者はなじむ組み合わせで顔が引き立ちます。
色相、つまり赤っぽいか青っぽいかは、この3か所に入れていません。手持ちの6着で色相の差まで拾おうとすると、たいてい判断がつかなくなるからです。色相まで決めたいときは、この記事で濃淡の答えを出してから、色の診断に進むほうが早く済みます。
差の読み方|何か所で差が出たか
3か所を測り終えたら、それぞれについて「褒められた山と着ない山で、はっきり分かれたか」を判定します。
はっきり分かれた、というのは、褒められた3着のうち2着以上が同じ側で、着ない3着のうち2着以上が反対の側にある状態です。両方の山に同じ側の服が混ざっている場所は、差なしとして扱います。
| 差が出た場所の数 | 読み方 |
|---|---|
| 3か所 | 3つとも条件として使える。買い物はこの3つを満たすものから選ぶ |
| 2か所 | 2つを条件にして、残りの1か所は自由に選んでよい |
| 1か所 | その1か所だけが条件。ほかは好みで選んで構わない |
| 0か所 | 着ない理由は似合う・似合わないではない可能性が高い |
差が3か所すべてに出る人はあまり多くありません。2か所に出れば十分です。
例で見る|3人の6着の並べ方
読み方を、3人の例で確かめておきます。どれも、編集部に寄せられた相談をもとに、特定の人とわからないように組み直したものです。
差が2か所に出た人
褒められた3着は、浅いVネックの薄手ニット、ボタンを2つ開けて着るシャツ、胸元がスクエアに開いたブラウス。着ない3着は、首に沿うタートルネック、詰まったクルーネックのスウェット、首元にフリルの立ったブラウスでした。
首まわりは、褒められた側がすべてくぼみから3〜8cm下、着ない側がすべてマイナス。はっきり分かれています。生地は、褒められた側がハリのあるシャツとやわらかいニットとブラウスで割れ、着ない側も割れていました。色の濃さは、褒められた側が3着とも白か淡い色で、着ない側は黒・濃紺・淡いピンク。2着が濃い側です。
この人の1行は「首元はくぼみから3cm以上開ける。服は髪よりはっきり薄い色」になりました。生地は自由です。タートルネックが好きで着たい日は、首元を開けたシャツを下に着て、タートルネックをやめるのではなく「くぼみから3cm」を別の服で作ればよい、ということもこの1行から出てきます。
差が1か所だけに出た人
褒められた3着と着ない3着で、首まわりも色の濃さも、両方の山に同じ側の服が混ざっていました。はっきり分かれたのは生地だけで、褒められた側は3着とも指でつまむと跡が残るハリのある布、着ない側は3着ともすぐ平らに戻るとろみのある布でした。
この人の1行は「生地はつまんで跡が残るもの」だけです。首元も色も、好きに選んで構いません。**条件が1つしかないと頼りなく感じるかもしれませんが、1つしかないからこそ、売り場で迷わずに使えます。**この人は、売り場で服を手に取ったら、まず胸のあたりを3秒つまむところから始めるようになったそうです。
差が1か所も出なかった人
6着を並べて3か所を測っても、どこもはっきり分かれませんでした。こういうときは、着ない3着をもう一度、着心地・手入れ・場面の3つで見直します。この人の場合、着ない3着のうち2着は、肩の縫い目が肩の骨より5cm以上外に落ちていて、着ると袖が手の甲にかかる服でした。
つまり、着ない理由は似合う・似合わないではなく、サイズでした。次の章で、差が出なかったときに見直す場所を整理しておきます。
差が0か所だったときに見直す4つのこと
差が出なかったのは、診断が失敗したからではありません。着ない理由が3か所の外にあることがわかった、という結果です。次の4つを順に見てください。
肩の縫い目の位置
服を着て、肩の縫い目が肩の骨の先からどれくらいずれているかを見ます。内側に2cm以上入っていると窮屈に見え、外側に5cm以上落ちていると服に着られているように見えます。着ない3着がそろってどちらかにずれているなら、似合わないのではなく、大きさが合っていません。
着丈の終わる位置
トップスの裾が、腰骨の上か下か、お尻のいちばん高いところにかかるか。着ない3着の裾が、そろって同じ位置で終わっていることがあります。その位置が、あなたの体で横の線を引くと間延びして見える場所なのかもしれません。
合わせる服が手元にあるか
その服に合わせるボトムスや靴が手持ちにないから、着ていないだけの服もあります。服そのものは似合っていても、組み合わせが作れない服は出番がありません。この場合に必要なのは、その服を手放すことではなく、合わせる1着を探すことです。
買ったときの気持ち
セールで安くなっていた、店員さんにすすめられた、誰かが着ていて素敵だった。買った理由が「自分が着たいと思ったから」以外だった服は、似合っていても手が伸びにくくなります。これは服の問題ではないので、差を拾う対象からは外して構いません。
差が出たら、条件を1行に書く
差が出た場所を、1行の文にしておきます。たとえばこうです。
首元は鎖骨のくぼみから5cm以上開ける。生地はつまんで跡が残るもの。色の濃さは問わない。
この1行を、スマートフォンのメモの先頭に置いてください。買い物のとき、試着室に入る前に読み返せるようにするためです。条件を言葉にしておかないと、売り場で気に入った服を前にしたとき、診断した内容が頭から抜けます。
1行に入れるのは、差が出た場所だけにしてください。差が出なかった場所まで書き足すと、条件が増えて選べる服が減り、結局また同じものばかり買うことになります。
迷ったとき①|褒められた3着の中で条件が割れた
いちばん多い迷い方です。褒められた3着のうち、2着は首元が開いていて、1着は詰まっていた。こういうとき、その場所は「差なし」と判定するのが原則ですが、もう一段だけ調べられます。
割れた1着を、もう一度見る
割れた1着、つまり少数派の1着が、ほかの2か所で多数派と同じ側にあるかを見てください。
- 首元が詰まった1着が、生地も色の濃さも多数派と同じ側にある → その1着は、ほかの2か所が強く効いたおかげで、首元の不利をおぎなっていたと考えられます。首元は条件に入れて構いません
- 首元が詰まった1着が、ほかの2か所でも少数派の側にある → その1着は、別の理由で褒められていた服です。髪型や化粧が違った日だったかもしれません。その1着を外して、2着だけで判定し直します
割れたまま決まらないとき
2着だけで判定しても決まらないなら、その場所は条件から外します。条件が減ることは損ではありません。どちらでも着られる場所が1つ増えたということです。
迷ったとき②|着ない理由が、似合わないではなかった
並べてから、着ない3着を見て「これ、似合わないから着なかったんだっけ?」と思い直すことがあります。その感覚は大事にしてください。
一枚ずつ着て、鏡の前で次の3つを確かめます。
- 首を前後左右に動かしたとき、どこかに当たる・ちくちくするか
- 腕を前に伸ばしたとき、背中や脇が突っ張るか
- 椅子に座ったとき、腰や腹が苦しいか
どれかに当てはまったら、その服は着心地の問題で着ていなかった服です。着ない山から外して、代わりの1着を探すか、2着で判定します。
**着心地で着なかった服を似合わない山に入れたままにすると、差の読み方がずれます。**たとえば首元が詰まった服が着ない山に入っていても、それが首がちくちくするせいなら、首元を詰める形が似合わないとは言えません。
迷ったとき③|褒められた服が思い出せない
人から言われた言葉を覚えていない、そもそも服について話す相手がいない、という方も多いはずです。その場合は、人の言葉の代わりに自分の記録を使います。
消さずに残している写真で代わりにする
スマートフォンの写真を1年分さかのぼって、自分が写っている写真を見ていきます。写真を撮ったあと、自分の顔が気に入らなくて消した写真は多いはずです。消さずに残している写真で着ていた服が、褒められた服の代わりになります。
鏡の前の5秒で分ける
写真もない場合は、1着ずつ顔の下に当てて、鏡を5秒見ます。
- 試着室で着替えたあと、自分の顔に目が行く → 似合っている側
- 服に目が行く → 似合っていない側
5秒より長く見ると、見慣れてきて判断がぶれます。1着5秒、迷ったら次の服へ進んでください。全部見終わってから、迷った服だけもう一度5秒見ます。
迷ったとき④|6着すべてが同じ種類ではない
褒められた山がワンピースで、着ない山がパンツ、というように種類がそろわないこともあります。
- 上半身を覆う服(トップス・ワンピース・ジャケット)同士なら、3か所すべて使えます
- ボトムスが混ざった場合は、首まわりの開きの代わりに、腰まわりの位置を見ます。ウエストの切り替えや、ベルトを締める位置が、おへそより上か下か。褒められた側と着ない側でここが分かれる人もいます
- 生地と色の濃さは、ボトムスでもそのまま使えます
それでもそろわないときは、上半身の服だけで2着ずつに減らしてください。6着そろえることよりも、同じ種類同士で比べることのほうが大事です。
厚手の季節に診断するときの注意
秋から冬にかけての服で診断すると、首まわりがニットやコートの襟で隠れて、開きが測りにくくなります。
首まわりは、いちばん内側で測る
重ね着している服で診断するときは、首にじかに触れている服で開きを測ってください。上に重ねるカーディガンやジャケットの開きは、いちばん内側の服の開きを見せるための「窓」です。窓の大きさではなく、窓から見える肌の深さを測ります。
生地の差は、厚手ほど出やすい
厚手の服は、ハリのある布と落ちる布の違いが、薄手の服より大きく出ます。目の詰まったニットと、ざっくり編んだやわらかいニット。張りのあるウールと、とろみのある起毛素材。薄手の季節に生地の差が出なかった人でも、厚手で並べ直すと差が出ることがあります。
色の濃さは、季節で動かない
髪の色を変えていない限り、色の濃さの答えは季節で動きません。春夏の服で出た答えを、そのまま秋冬に持ち越して構いません。
1行の条件で、残りの服を分け直す
6着で条件が出たら、クローゼットに残っている服にも同じ条件を当ててみてください。今度は2つの山ではなく、3つの箱に分けます。
- 条件を満たす服 → そのまま着て構いません。出番を増やしたい服です
- 条件を満たさないが、好きで手放したくない服 → 組み合わせで条件を作れるかを試します
- 条件を満たさず、好きでもない服 → 着ない山に入る候補です。急いで手放す必要はありませんが、次に買い足すときの参考にします
組み合わせで条件を作る
真ん中の箱に入った服は、着方を変えれば条件を満たせることがあります。たとえば「首元はくぼみから3cm以上開ける」が条件の人が、首の詰まったニットを好きで持っているなら、ニットの下に襟の開いたシャツを着て、シャツの襟をニットの外に出します。ニットの首元は詰まったままでも、顔のすぐ下に見える肌の深さは、シャツの開きで決まります。
「生地はつまんで跡が残るもの」が条件の人が、とろみのあるブラウスを持っているなら、上にハリのあるジャケットやベストを重ねて、顔に近い面積をハリのある布にします。「髪よりはっきり薄い色」が条件の人が濃い色のニットを着たい日は、首元に白いシャツの襟か、淡い色のストールを入れて、顔のすぐ下だけを薄い色にします。
**条件は、服1着ずつではなく、顔のすぐ下に見える部分で満たせば足ります。**だから、好きな服を手放さずに済むことのほうが多いのです。
3か所の差は、どの診断の答えに近いか
手持ちの服で出た差は、診断で言われることと重なる部分があります。どこが重なるかを知っておくと、次にどの診断を受けるかを選びやすくなります。
| 差が出た場所 | 近い診断 | 重なる理由 |
|---|---|---|
| 首まわりの開き | 骨格診断・顔タイプ診断 | 首の長さや胸元の厚み、顔の大きさとの釣り合いを見るため |
| 生地のハリ | 骨格診断 | 体の質感と布の質感の合い方を見るため |
| 色の濃さ | パーソナルカラー診断・顔タイプ診断 | 顔の明るさや、目鼻立ちの強さとの釣り合いを見るため |
この表は、どれが正しいかを決めるためのものではありません。差が出た場所に近い診断を1つ受ければ、その場所の答えがさらに細かくなる、という順番を示しています。
逆に、差が出なかった場所に関わる診断は、急いで受けなくて構いません。その場所はいま、どちらでも着られている場所だからです。
診断の結果と合わなかったら
すでに何かの診断を受けていて、その結果と手持ちの服で出た差が合わないことがあります。たとえば骨格診断ではハリのある布が合うと言われたのに、褒められた服はそろってやわらかく落ちる布だった、という場合です。
このときは、手持ちの服で出た差のほうを、今の答えとして先に使ってください。診断の結果は、その診断が測っているものについての傾向です。手持ちの服で出た差は、あなたが実際に着て人前に出た結果です。
ただし、差が1か所にしか出なかったときは、その1か所以外は診断の結果を借りて構いません。両方を同じ重さで扱うと、どちらも捨てられず、何も決められなくなります。無料の診断でいくつか結果が割れた場合の扱いは自分に似合う服診断 無料の結果が割れたら|一致した項目だけ使うに、自分の判定と人の判定が違った場合は自己診断とプロの結果が違った服に書いてあります。
条件を、試着室で使う
1行に書いた条件は、試着室の中で使います。
入る前に、3か所のうち差が出た場所だけを見る
売り場で手に取った時点で、差が出た場所だけを確かめます。首元の条件があるなら、ハンガーにかかったまま開きの深さを目で見る。生地の条件があるなら、胸のあたりをつまんで3秒。色の条件があるなら、自分の髪の近くに当てる。この段階で条件を外れる服は、試着しなくて構いません。
試着したら、鏡を5秒だけ見る
条件を満たした服を着たら、鏡の前で5秒だけ見て、顔に目が行くか服に目が行くかを確かめます。条件を満たしていても服に目が行くなら、その服はほかの理由で合っていません。形・丈・柄など、3か所以外の部分です。
試着室でできる確認をもっと細かく知りたいときは、試着室でできる服の診断を合わせて読んでください。
6着そろわない人の縮小版
服をあまり持っていない、着ない服はもう手放した、という方は、2着ずつの4着で進めます。
- 褒められた2着と、着ない2着を並べる
- 3か所それぞれで、褒められた2着が同じ側、着ない2着が反対側にあるときだけ「差あり」とする
- 片方の山の中で割れた場所は、すべて「差なし」とする
4着だと差が出る場所は少なくなりますが、その分、出た差は強い条件だと考えて構いません。1か所でも差が出れば、それを1行に書いて使ってください。
服を手放したあとで、着ない山の服が手元にない場合は、手放した服を思い出して紙に書き出します。首元・生地・色の濃さの3つだけでいいので、覚えている範囲で書いてください。覚えていない場所は空欄のままで構いません。
半年後に、もう一度だけ並べる
1行の条件で服を選びはじめたら、半年後にもう一度、同じ手順で6着を並べてください。今度は、条件を使って買った服が、褒められた山と着ない山のどちらに入るかを見ます。
- 条件で選んだ服が褒められた山に入った → 条件はそのまま使って構いません
- 条件で選んだ服が着ない山に入った → その服で、3か所のうちどこが条件を満たしていなかったかを見直します。満たしていたのに着ないなら、条件の外にある理由(肩・丈・合わせる服)を疑います
**2回目の並べ方で出た差は、1回目より信用できます。**1回目は過去の記憶から山を作りましたが、2回目は条件を意識して選んだ服で山を作るからです。2回とも同じ場所に差が出たら、その条件はしばらく動かさなくて構いません。
髪の色を大きく変えたとき、体型が変わって服のサイズが変わったときも、並べ直す時期です。色の濃さは髪の色と比べているので、髪を明るくしたり暗くしたりすると答えが変わることがあります。
やらないほうがいいこと
最後に、この診断でつまずきやすい使い方を3つ挙げます。
褒められた1着と同じ服ばかり買う
差を拾う前に、褒められた1着とそっくりな服を買い足していくと、クローゼットが同じ服で埋まります。似合う理由は服そのものではなく、3か所のどこかにあります。理由のほうを持ち歩けば、形も色も違う服から選べます。
人の山を借りる
家族や友人に「どれが似合うと思う?」と聞いて山を作ると、その人の好みが混ざります。山を作るのは、実際に言われた言葉と、自分の記録だけにしてください。人の意見を聞くのは、条件を1行に書いたあと、その条件で選んだ服を見てもらうときです。
3か所を増やす
肩の位置、袖の長さ、丈、柄の大きさ。測りたい場所はいくらでも思いつきます。でも、測る場所を増やすと、6着のどれもがどこかに条件を持ってしまい、差が見えなくなります。まず3か所で答えを出して、それで足りないと感じたときだけ1か所ずつ足してください。
まとめ|診断の答えは、先にクローゼットに聞く
どんな服が似合うかは、新しい診断を受ける前に、手持ちの服から先に拾えます。
- 褒められた服3着と、似合わない気がして着ていない服3着を並べる
- 首まわりの開き・生地のハリ・色の濃さの3か所で、2つの山の差を拾う
- 差が出た場所だけを1行の条件にして、買い物と試着で使う
差が出た場所が、あなたにとっての「似合う」の正体です。差が出なかった場所は、どちらでも着られる場所です。そう分けておくと、次にどの診断を受ければいいかも、自然に決まります。似合う服の好みと系統の話は、服の系統診断 10代|保存した写真20枚を2つの軸で振り分けるでも、写真を使った別の分け方を紹介しています。
よくある問い
- Q. 褒められた服が3着も思い出せません
- 人の言葉ではなく、自分の記録で代わりにできます。スマートフォンの写真を1年分さかのぼって、自分が写っている写真のうち、顔を消さずに残している写真を探してください。残している写真で着ていた服が、褒められた服の代わりになります。それも見つからないときは、鏡の前で1着ずつ当てて、5秒見たときに目が顔へ行くか服へ行くかで分けます。顔に目が行く服が褒められた側、服に目が行く服が着ない側です。3着そろわなければ2着ずつでも診断はできます。
- Q. 着ていない服は、似合わないから着ていないのでしょうか
- そうとは限りません。着ない理由には、似合わないのほかに、着心地が悪い・手入れが面倒・着ていく場面がない、の3つがあります。山に入れる前に、その服を手に取って「今日これを着て出かける予定があったら着るか」と聞いてください。着ない理由が、首がちくちくする、アイロンが要る、着る場所がない、のどれかだったら、その服は着ない山から外します。似合わない山に入れるのは、着てみたら鏡の中の自分がしっくりこなかった服だけです。
- Q. 差が出た3か所と、骨格診断やパーソナルカラーの結果が合いません
- 合わないときは、手持ちの服で出た差のほうを、今の自分の答えとして先に使ってください。診断の結果は、その診断が測っているものについての傾向です。手持ちの服で出た差は、あなたが実際に着て人前に出た結果です。ただし、差が1か所にしか出なかった場合は、その1か所以外は診断の結果を借りて構いません。両方を同じ重さで扱うと、どちらにも決められなくなります。
- Q. 季節が変わると、褒められる服も変わりますか
- 首まわりの開きと色の濃さは、季節が変わってもほとんど動きません。動くのは生地です。薄い季節にハリのある服が褒められていた人が、厚手の季節にも同じとは限りません。厚手の季節に診断するときは、いちばん外の服ではなく、首にじかに触れる服で開きを測ってください。上に重ねる服は、生地の差だけ見れば足ります。
— メグラシ編集部





