一人暮らしのクローゼット収納|冬の布団と上着が入る、10月の組み替え

**一人暮らしのクローゼットが10月に急にあふれるのは、冬の掛け布団と厚手の上着という、2つの大きなものが同時に入ってくるからです。**組み替えるのは、この2つの置き場だけで足ります。服を全部出して並べ直す必要はありません。
夏の間は、クローゼットに十分な余裕があったはずです。薄いシャツやワンピースは、パイプに掛けても場所をとらず、夏の寝具は薄くて小さく畳めます。それが10月になると、厚手のコートが1着でシャツ3枚ぶんの幅をとり、掛け布団がクローゼットの上段をまるごと埋めます。服の枚数はあまり変わっていないのに、使う場所が倍になるのが、この時期にあふれる理由です。
この記事では、先に3か所を測って、上着と布団の置き場を決め、1時間で終わる組み替えの順番まで並べます。一度着た服をどこに置くかは一人暮らしの服の収納に、狭いクローゼットに入る枚数の出し方は狭いクローゼットの収納にまとめてあります。この記事は、冬の大物2つだけを扱います。
結論:10月に組み替えるのは、布団の置き場と上着の幅の2つだけ
| 組み替えるもの | 決めること | 目安 |
|---|---|---|
| 冬の掛け布団 | 上段・下段・クローゼットの外のどこに置くか | 上段の板から天井まで40cm以上なら上段 |
| 厚手の上着 | パイプのどこに、何cm空けて掛けるか | 1着あたり8〜10cm |
| 夏物 | パイプから外して、どこへ移すか | 畳んでケースか、上段の手前へ |
| 夏の寝具 | 冬の間どこに置くか | 小さく畳んで、布団の隣か下段へ |
| 冬の小物 | 玄関に近い場所に置けるか | 箱1つにまとめる |
**大きなものから先に置き場を決めると、小さなものは残った場所に収まります。**順番を逆にすると、小さなものが先に場所を埋めて、布団と上着が入らなくなります。
クローゼットがあふれたとき、多くの人は小さなものから片付け始めます。目についた靴下やマフラーを箱にまとめ、ハンガーを並べ直す。けれど、そのあとで布団を入れようとすると、もう場所が残っていません。10月の組み替えは、片付けではなく、大きなものの席決めだと考えてください。
一人暮らしのクローゼットに、冬に入ってくるもの
10月から冬にかけて、クローゼットに入ってくるものを並べてみます。夏と比べて、どれも大きく、重くなります。
| 冬に入ってくるもの | 夏の同じ役目のもの | 大きさの違い |
|---|---|---|
| 厚手の掛け布団 | タオルケットや薄い掛け布団 | 畳むと厚みが2〜3倍 |
| 厚手のコート | 薄手のシャツ | パイプの幅が3倍ほど |
| 中くらいの上着 | 薄いカーディガン | パイプの幅が2倍ほど |
| 厚手のニット | 半袖のカットソー | 畳んだ厚みが3倍ほど |
| マフラー・手袋・帽子 | ほとんどない | 箱1つぶん増える |
| 毛布 | ない | 掛け布団の半分くらいの大きさ |
**いちばん場所をとるのは、掛け布団とコートです。**この2つの置き場が決まれば、残りは夏物と入れ替える形で収まることが多くなります。
毛布を使う人は、掛け布団とは別にもう1つ大きなものが増えます。毛布は掛け布団より薄く畳めますが、ベッドで使わない昼の間や、暖かい日には置き場が要ります。毛布を使う冬は、掛け布団の置き場の隣に、毛布の分の場所も一緒に考えておいてください。
先に測る3か所|パイプの幅・奥行き・上段の高さ
組み替えの前に、クローゼットの3か所を測ってください。メジャーが1本あれば、5分ほどで済みます。
| 測る場所 | 測り方 | 分かること |
|---|---|---|
| パイプの幅 | 左の壁から右の壁まで、パイプの長さ | 上着が何着掛けられるか |
| 奥行き | 扉の位置から奥の壁まで | 布団が奥まで入るか |
| 上段の高さ | 上段の板から天井まで | 布団が上段に入るか |
| 上段の床からの高さ | 床から上段の板まで | 手が届くか |
| ハンガーの下の空き | 掛けた服の裾から床まで | 下段に何が置けるか |
一人暮らしの部屋のクローゼットは、幅が80〜180cmくらい、奥行きが55〜60cmくらいのものが多く見られます。**自分のクローゼットの数字を、ここで紙に書いておいてください。**このあとの判断は、すべてこの数字から出します。
測るときは、扉の枠の内側ではなく、中の壁から壁までを測ります。扉の枠は中より狭いことが多く、枠で測ると実際に使える幅より小さな数字になります。奥行きは、パイプの位置から奥の壁までと、扉の位置からパイプまでの2つに分けて測っておくと、パイプの前後にどれだけ空きがあるかも分かります。
冬の上着が使うパイプの幅
パイプにどれだけ掛けられるかは、1着が使う幅で決まります。ハンガーに掛けた服を、横から見たときの厚みです。
| 掛けるもの | 1着が使う幅の目安 |
|---|---|
| 薄手のシャツ・ブラウス | 2〜3cm |
| 薄手のワンピース | 3cm |
| カーディガン | 4〜5cm |
| ジャケット | 5〜6cm |
| 薄手のコート | 6〜8cm |
| 厚手のコート | 8〜10cm |
| ダウンのような膨らむ上着 | 12〜15cm |
**冬の上着の本数に10cmをかけた幅を、パイプの中で先に空けてください。**たとえば厚手のコートとダウン、ジャケットの3着なら、30cmくらいです。パイプの幅が90cmなら、残りの60cmにほかの服を掛けることになります。
上着どうしの間をぎゅうぎゅうに詰めると、厚手のコートは肩や袖がつぶれて、着たときにしわが残ります。上着の間に指が1本入るくらいの余裕があると、出し入れのときに隣の服を引っかけずに済みます。10cmという目安には、この余裕も含まれています。
夏物をどこへ逃がすか
上着の幅を空けるために、夏物の一部をパイプから外します。一人暮らしでクローゼットが1つしかない部屋では、夏物を遠くにしまう必要はありません。畳めば小さくなるので、クローゼットの中で場所を移すだけです。
| 夏物 | 移す先 | 理由 |
|---|---|---|
| 薄手のシャツ・ブラウス | 畳んで引き出しのケースへ | 畳むと小さくなる |
| 夏のワンピース | 畳んでケースか、パイプの端へ | しわになりにくい素材なら畳む |
| 半袖のカットソー | ケースの奥へ | 冬は出番がほとんどない |
| 麻や薄い綿のパンツ | 畳んでケースへ | 軽くて場所をとらない |
| サンダル | 下段の奥か、靴箱の上段へ | 冬は使わない |
場所を譲るのは夏物の側です。冬の上着を畳むと形が崩れやすく、かさばります。夏物は薄いので、畳んでも崩れにくく、小さく収まります。
10月はまだ暖かい日もあるので、夏物を全部しまい込む必要はありません。半袖のカットソーを2〜3枚だけケースの手前に残しておくと、暑い日にすぐ取り出せます。残りはケースの奥へ移し、冬の間は手前の数枚だけで足りるようにしておきます。
掛け布団の置き場所|3つの候補
冬の掛け布団は、使っていない昼のあいだと、出し入れの時期にクローゼットに入れることになります。置き場の候補は3つです。
| 置き場所 | 向いている条件 | 出し入れのしやすさ |
|---|---|---|
| 上段 | 上段の板から天井まで40cm以上、床から上段まで180cm以下 | 年に2回なら十分 |
| 下段の奥 | ハンガーの下の空きが50cm以上 | 腰をかがめれば届く |
| クローゼットの外 | 上段も下段も足りない | いちばん楽 |
**ベッドで寝ていて、冬の間ずっと掛け布団を使うなら、クローゼットに入れるのは夏の寝具と、季節の変わり目に出し入れするときだけです。**その場合、上段に置くのは夏の寝具になります。床に布団を敷いて寝る人は、毎日上げ下ろしするので、置き場の考え方が変わります。それは後の項目で扱います。
上段に置く|高さと重さを確かめる
上段に布団を置くときに確かめるのは、高さと重さです。
上段の板から天井までの高さが40cm以上あれば、畳んだ掛け布団が入ります。それより低いと、布団を押し込むことになり、出すときに引っぱり出す力が要ります。布団を袋に入れて空気を抜くと、厚みは半分くらいになるので、30cm台でも入ることがあります。
床から上段の板までの高さが180cmを超えると、多くの人は背伸びをしても手が届きにくくなります。布団は大きくて視界をふさぐので、踏み台に乗って出し入れするのは落ちる心配もあります。上段に置くのは、年に2回しか出し入れしないものに限ってください。
布団を上段に上げるときは、先に布団を袋に入れて、袋の持ち手を持って押し上げるようにすると、両手がふさがっても布団が崩れません。下ろすときも同じで、袋の持ち手をつかんで手前に引けば、布団が顔にかぶさってきません。
下段に置く|ハンガーの下の空きで決まる
上段が使えないときは、パイプの下、掛けた服の裾から床までの空きを使います。冬の上着は丈が長いので、この空きは夏より狭くなります。
| 裾から床までの空き | 置けるもの |
|---|---|
| 80cm以上 | 布団の袋を立てて置ける。引き出しのケースも並べられる |
| 50〜80cm | 布団の袋を寝かせて置ける |
| 30〜50cm | 引き出しのケース1段か、薄い夏の寝具 |
| 30cm未満 | 靴や小さな箱だけ |
**丈の長いコートは、パイプの端にまとめて掛けてください。**丈の短い上着とシャツを反対側にまとめると、その下に50cm以上の空きができて、布団の袋が置けるようになります。服の丈をそろえるだけで、下段の使い道が変わります。
丈の長い服を端に寄せるときは、扉を開けたときに奥になる側を選ぶと、出し入れの邪魔になりません。丈の短い服の下にできた空きには、布団の袋のほかに、引き出しのケースを置くこともできます。どちらを置くかは、毎日開けるものかどうかで決めてください。
クローゼットに入らないとき|部屋の中の置き場
上段にも下段にも入らないときは、クローゼットの外に布団の置き場を1か所決めます。無理に詰め込むと、扉が閉まらなくなったり、ほかの服がつぶれたりします。
| 部屋の中の置き場 | 条件 | 気をつけること |
|---|---|---|
| ベッドの下 | 床から30cm以上の空きがある | 袋に入れて、ほこりを避ける |
| ベッドの足元 | 足元に壁との隙間がある | 布をかけて見た目を整える |
| 部屋の隅 | 窓や暖房から離れた場所 | 床に直接置かない |
| ソファの上や横 | 来客が少ない | 座る場所を残す |
**クローゼットの外に出すのは、負けではありません。**置き場が決まっていて、出し入れが楽なら、それがいちばんよい収納です。
部屋の中に布団を置くと、生活感が出るのが気になる人もいます。その場合は、布団の袋の上に、部屋の色に合った大きめの布を1枚掛けてください。布の色をカーテンやラグとそろえると、部屋の一部として目に入り、布団を置いていることが気になりにくくなります。
夏の寝具をどうするか
冬の掛け布団を出したら、夏に使っていたタオルケットや薄い掛け布団をしまいます。これらは冬の掛け布団より小さく畳めるので、置き場は柔軟に決められます。
| 夏の寝具 | 畳んだ大きさ | 置き場 |
|---|---|---|
| タオルケット | 小さい | 引き出しのケースか、上段の手前 |
| 薄い掛け布団 | 中くらい | 上段か、下段の奥 |
| 敷きパッド(夏用) | 小さい | ケースの中か、布団の袋の中 |
| 枕のカバー | とても小さい | 寝具の袋の中にまとめる |
夏の寝具は、冬の掛け布団と入れ替える場所に置くと、春にまた入れ替えるときに迷いません。上段から冬の布団を下ろしたら、そこに夏の寝具を上げる、という形です。
しまう前に、夏の寝具は一度洗って、よく乾かしてから袋に入れてください。湿り気が残ったまましまうと、次の夏に出したとき、においが残っていることがあります。晴れた日の組み替えなら、洗った寝具を干しているあいだに、ほかの作業を進められます。
布団を入れる袋とケース
布団をクローゼットにしまうときは、袋に入れておくと、ほこりがつきにくく、出し入れのときにも扱いやすくなります。
| 袋の種類 | 厚みの変化 | 向く置き場 |
|---|---|---|
| 空気を抜く袋 | 半分くらいに薄くなる | 上段の高さが足りないとき |
| 持ち手つきの布の袋 | そのまま | 下段や部屋の中 |
| 底の硬いケース | そのまま | 下段に立てて置く |
| 中が見える袋 | そのまま | 何が入っているか分かる |
空気を抜く袋は場所をとりませんが、出したあとに布団がふくらむまで時間がかかります。**冬の掛け布団のように、出したらすぐに使うものは、空気を抜かない袋のほうが扱いやすくなります。**空気を抜く袋は、次の冬まで出さない夏の寝具や来客用の布団に向いています。
袋を選ぶときは、布団を入れたあとの大きさを、測った上段の高さや下段の空きと比べてください。袋の表示にある大きさは、中に何も入れていないときのものなので、布団を入れると少しふくらみます。表示の高さより5cmほど余裕のある場所に置くと、無理なく出し入れできます。
湿気|壁側と床に直接置かない
冬のクローゼットは、部屋との温度差で、奥の壁や床に湿気がたまりやすくなります。布団や上着を湿気から守るには、置き方を少し工夫します。
| 置き方 | 理由 |
|---|---|
| 布団を奥の壁にぴったりつけない | 壁が冷えて湿気がたまりやすい |
| 床に直接置かず、すのこや板を敷く | 床の湿気が上がってこない |
| 扉を時々開けて空気を入れる | 中の湿気がこもらない |
| 詰め込みすぎない | 服と服の間に空気が通る |
布団と奥の壁の間に、手のひら1枚分の隙間を空けておくだけでも、湿気がこもりにくくなります。晴れた日に扉を開けておく習慣も、冬の間は役に立ちます。
部屋を暖房で暖めている時間が長い冬は、外に面した壁のクローゼットほど、中との温度差が大きくなります。北側の壁に面したクローゼットなら、布団は奥ではなく手前寄りに置き、奥には湿気を気にしなくてよい箱やケースを置くと安心です。
上着の並べ方|扉を開けてすぐ手が届く側から
パイプに上着を掛けるときは、扉を開けてすぐ手が届く側に、よく着るものを掛けます。
| パイプの位置 | 掛けるもの |
|---|---|
| 扉を開けてすぐの位置 | 毎日着る上着、よく着るニット |
| 真ん中 | 週に何回か着る服 |
| 奥や端 | 冠婚葬祭の服、季節外の服 |
| 扉に隠れる位置 | 年に数回の服 |
引き戸のクローゼットは、片側を開けると反対側が隠れます。**扉の開け方で、手が届きやすい場所は変わります。**よく着る上着が隠れる位置にあると、毎朝扉を両方開けることになります。
引き戸の場合は、自分がいつも開ける側を決めて、そちらによく着るものを集めます。開き戸の場合は、扉の真ん中あたりがいちばん手が届きやすい場所です。毎朝、どちらの扉を開けているかを1週間ほど意識してみると、自分の手が届きやすい場所が見えてきます。
毎日着る上着は、クローゼットに入れない選択
毎日着る上着を1着、クローゼットの外に掛ける場所を作ると、パイプに空きができて、出かける前の手間も減ります。一人暮らしの部屋では、玄関から部屋の奥のクローゼットまで歩く距離があることも多く、帰ってきたときに上着を戻すのが面倒になりがちです。
玄関の近くの壁にフックを1つつけるか、ドアに掛けるフックを使うと、上着の置き場が玄関でできます。クローゼットのパイプの10cmが空いて、毎日の出し入れが玄関で済むという、2つの得があります。
賃貸の部屋で壁に穴を開けられない場合は、扉の上に引っかけるフックや、床に置く細いコートスタンドが使えます。コートスタンドは場所をとるように見えますが、上着1〜2着とバッグを掛ければ、クローゼットの中のパイプと小物の置き場を合わせて空けられます。
帰ってきた上着の置き場|一度着た上着
一度着て、まだ洗わない上着をどこに置くかも決めておきます。コートは毎回洗うものではないので、帰ってきたらそのまま翌日も着ることがほとんどです。
外から帰ってきた上着は、すぐにクローゼットに入れず、1時間ほど部屋の空気に当ててから戻すと、外の湿気が抜けます。雨や雪の日に着た上着は、とくに湿気を含んでいるので、ひと晩かけて乾かしてから戻してください。そのための置き場として、玄関のフックや、部屋の壁のフックが役に立ちます。一度着た服の置き場の考え方は、一人暮らしの服の収納で詳しく扱っています。
ニットは掛けずに畳む
厚手のニットは、ハンガーに掛けると肩が伸びたり、重さで形が崩れたりすることがあります。パイプの幅も1着5cm以上使います。冬のニットは、畳んで引き出しのケースか棚に置いてください。
| ニット | 置き方 |
|---|---|
| 厚手のざっくりしたニット | 畳んで棚かケースの上の段 |
| 薄手のニット | 畳んでケースに立てて並べる |
| カーディガン | 掛けてもよいが、肩の厚いハンガーに |
| ニットのワンピース | 畳むか、二つ折りにしてハンガーの横棒に掛ける |
**ニットを畳むだけで、パイプの幅が20〜30cm空くこともあります。**その空きを、上着のために使ってください。
畳んだニットは、重ねすぎると下のものが取り出しにくくなります。1か所に重ねるのは3枚まで、と決めておくと、下のニットを引き出すときに上が崩れません。厚手のニットが多い人は、引き出しのケースに立てて並べると、上から見て全部の色が分かります。
冬の小物|マフラー・手袋・帽子
冬の小物は、1つずつは小さいのに、まとめると箱1つぶんになります。クローゼットの中でばらばらに置くと、出かける前に探すことになります。
| 小物 | 置き場 |
|---|---|
| マフラー・ストール | 箱1つにまとめて、玄関に近い場所 |
| 手袋 | 上着のポケットか、マフラーの箱 |
| 帽子 | 形が崩れないよう、箱の上に重ねない |
| 厚手の靴下・タイツ | 引き出しのケースの手前 |
**小物の箱は、毎日着る上着の近くに置いてください。**上着を玄関に掛けるなら、小物の箱も玄関に置くと、出かける前の支度が1か所で終わります。
箱は、中身が見える浅いものか、ふたのないかごが向いています。深い箱にマフラーを重ねて入れると、下のものが見えなくなり、いつも上の1本だけを使うことになります。浅い箱に並べておくと、その日の上着に合わせて選べます。
組み替えの日の手順
組み替えは、晴れた休みの日の午前中に行うのがおすすめです。布団に日を当てながら作業できます。
- クローゼットの3か所を測って、紙に書く
- 夏物のシャツとワンピースをパイプから外し、畳んでケースへ
- 厚手のニットを畳んで、棚かケースへ
- 上着の本数×10cmの幅を、パイプの手前側に空ける
- 丈の長い上着を片側にまとめて掛ける
- 冬の掛け布団を出し、夏の寝具をその場所に入れる
- 冬の小物を箱1つにまとめる
| 手順 | 時間の目安 |
|---|---|
| 測る | 5分 |
| 夏物を畳んでケースへ | 15分 |
| ニットを畳む | 10分 |
| 上着を掛け直す | 10分 |
| 布団と夏の寝具を入れ替える | 15分 |
| 小物をまとめる | 5分 |
**全部で1時間ほどです。**服を全部出して並べ直すと半日かかりますが、大物2つの置き場を決めるだけなら、午前中で終わります。
途中で手が止まりやすいのは、夏物を畳む時間です。ここで、手放すかどうかまで考え始めると、時間が倍になります。組み替えの日は、手放すかどうかは考えずに、畳んで移すだけにしてください。手放すかどうかは、春に夏物を出すときに考えれば間に合います。
扉を閉めて確かめる|はみ出していないか
組み替えが終わったら、最後に扉を閉めて確かめてください。扉が引っかかる、引き戸が途中で止まる、という場合は、どこかがはみ出しています。
| 扉の様子 | はみ出しているもの | 直し方 |
|---|---|---|
| 引き戸が途中で止まる | 上着の袖や裾 | 袖を内側に入れて掛け直す |
| 開き戸が最後まで閉まらない | 布団の袋の角 | 袋を奥に押すか、向きを変える |
| 扉を閉めると服がこすれる | パイプの手前に掛けた厚手の上着 | 厚手のものを奥側のパイプ寄りに |
| 扉の下で何かを挟む | 床に置いた小物の箱 | 箱を奥へ下げる |
| 閉めたあとに中で物が落ちる | 上段に積んだもの | 上段は1段だけにする |
**扉が軽く閉まれば、組み替えは終わりです。**閉まりにくいまま冬を過ごすと、毎日の開け閉めのたびに服がこすれて、上着の表面が傷みやすくなります。
来客用の布団があるとき
一人暮らしでも、家族や友人が泊まりに来るときのために、来客用の布団を持っている人がいます。来客用の布団は、年に数回しか使わないので、出し入れの少ない場所に置きます。
来客用の布団は、空気を抜く袋に入れて、上段の奥に置くのが向いています。来客の予定が決まったら、数日前に出して袋から取り出し、ふくらませておくと、泊まる日にはふっくらした状態で使えます。冬の掛け布団と来客用の布団の両方を上段に置くと、上段がいっぱいになるので、冬の掛け布団のほうを下段や部屋の中に出すことになります。出し入れの回数が少ないものほど、高く奥に置くと覚えておいてください。
どちらとも取れるとき①|クローゼットが押し入れ(奥行きが深い)
和室の押し入れをクローゼットとして使っている部屋もあります。押し入れは奥行きが80cmほどと深く、中段の板があるのが特徴です。
奥行きが深いと、布団は入りやすくなりますが、パイプに掛けた服の奥に、手の届かない空きができます。押し入れは本来、布団をしまうために作られた場所なので、布団の置き場には困りにくいのが良いところです。その分、服を掛ける場所が足りなくなりやすくなります。押し入れの場合は、布団を中段の上か下に置き、服は奥行きの手前半分だけを使うように、突っ張り棒やパイプを手前に寄せて付けると使いやすくなります。奥の半分は、年に数回しか出さないものの置き場にしてください。
どちらとも取れるとき②|上段に手が届かない
上段の高さが床から180cmを超えていて、背伸びしても手が届かないことがあります。この場合、上段は布団には向きません。大きくて重いものを高いところから下ろすのは、落とす心配があるからです。
上段は、軽くて小さいもの、たとえば夏の小物や、来客用のシーツ類を入れる場所にしてください。布団は下段か部屋の中に置きます。手が届かない上段には、落としても困らないものだけを置くと考えると、使い道が決まります。
上段に置く箱には、取っ手のついたものを選んでください。取っ手があれば、背伸びして指先で引っかけるだけで手前に引き出せます。何が入っているかは、箱の正面にメモを貼っておくと、下から見上げただけで分かります。
どちらとも取れるとき③|床に布団を敷いて寝ている
ベッドではなく、床に布団を敷いて寝ている人は、毎日布団を上げ下ろしします。この場合、布団の置き場は、しまう場所ではなく、毎日使う道具の置き場です。
毎日の出し入れには、上段のように手を伸ばす場所は向きません。下段の手前、腰から胸の高さに布団が入る場所を作るのがいちばん楽です。その代わり、下段の手前にあったものを、上段や奥に移します。冬は掛け布団が厚くなるので、10月の組み替えで、この場所の高さが冬の布団に足りるかを測ってください。
春に戻すときのために、今メモしておくこと
| メモすること | 春に役立つこと |
|---|---|
| 夏物を入れたケースの場所 | すぐに取り出せる |
| 夏の寝具を入れた場所 | 冬の布団と入れ替える場所が分かる |
| パイプに空けた幅 | 春に上着を外したあとの空きが分かる |
| 足りなかった場所 | 次の冬までに何を足すか決められる |
| 使わなかった冬物 | 来年手放すかを考える材料になる |
**メモはスマートフォンの写真でもかまいません。**組み替えが終わったクローゼットを、扉を開けた状態で1枚撮っておくと、春の入れ替えのときにそのまま使えます。
よくある行き違い
| よく言われること | 実際のところ |
|---|---|
| 冬にあふれるのは服が多いから | 布団と上着という大きなもの2つが入ってくるから |
| 衣替えは全部出して並べ直すもの | 大物2つの置き場を決めるだけで1時間で終わる |
| 布団は必ずクローゼットに入れるもの | 入らなければ部屋の中に置き場を作ってよい |
| 上段は布団の場所 | 手が届かない高さなら、軽いものの場所にする |
| 夏物は遠くにしまうもの | 畳めば小さいので、クローゼットの中で場所を移すだけでよい |
一つ目の「服が多いから」は、あふれたクローゼットを見ると、そう思いたくなります。けれど、夏と冬で服の枚数はあまり変わっていないことがほとんどです。**変わったのは、1着や1枚が使う場所の大きさです。**大きなものの置き場から決めれば、服を減らさなくても冬は越せます。
四つ目の「上段は布団の場所」も、思い込みやすいところです。上段に布団を置くのは、手が届いて、年に数回しか出し入れしない場合だけです。部屋によって上段の高さはまちまちなので、自分のクローゼットの数字で決めてください。
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よくある問い
- Q. 一人暮らしのクローゼットに冬の布団が入りません
- まずクローゼットの上段の高さと奥行きを測ってください。畳んだ掛け布団は、厚みがあるので、上段の板の上から天井までが40cm以上ないと入りにくくなります。上段に入らないなら、ハンガーに掛けた服の裾から床までの空きを測り、そこが50cm以上あれば下段の奥に置けます。どちらも難しいときは、ベッドの下や部屋の隅など、クローゼットの外に布団の置き場を1か所決めてください。無理に詰め込むより、出し入れが楽になります。
- Q. 冬の上着が多くて、パイプに掛けきれません
- 厚手の上着は、1着でパイプを8〜10cmほど使います。パイプの幅を測り、上着の本数に10cmをかけた幅を先に空けてください。足りない場合は、夏物のシャツやワンピースをパイプから外し、畳んでケースに移します。それでも足りなければ、毎日着る上着1着をクローゼットの外、玄関の近くに掛ける場所を作ると、パイプの空きが増え、出かける前の手間も減ります。
- Q. 夏の服はどこにしまえばいいですか
- クローゼットが1つしかない部屋では、夏物を遠くにしまう必要はありません。薄手の夏服は畳むと小さくなるので、引き出しのケースや、上段の手前、下段の手前に移すだけで十分です。冬の間に暖かい日があって夏物を1枚出すこともあるので、中身が見える場所に入れておくと便利です。かさばるのは冬物のほうなので、場所を譲るのは夏物、と考えてください。
- Q. 布団を毎日上げ下ろししています。クローゼットにどう入れればいいですか
- 毎日上げ下ろしする布団は、しまう場所ではなく、毎日使う道具の置き場として考えてください。上段のように手を伸ばす場所は、毎日の出し入れには向きません。下段の手前、腰から胸の高さに入れる場所を作るのがいちばん楽です。その代わり、下段の手前にあったものを、上段か奥に移します。冬は掛け布団が厚くなるので、10月の組み替えでこの場所の高さが足りるかを測ってください。
— メグラシ編集部





