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一人暮らしのクローゼット収納|冬の布団と上着が入る、10月の組み替え

メグラシ編集部//読了 12分
一人暮らしの部屋のクローゼット。上段に布の袋に入れた布団、パイプの片側に厚手の上着、もう片側に丈の短い服がまとめて掛かり、下に引き出しのケースが置かれている

**一人暮らしのクローゼットが10月に急にあふれるのは、冬の掛け布団と厚手の上着という、2つの大きなものが同時に入ってくるからです。**組み替えるのは、この2つの置き場だけで足ります。服を全部出して並べ直す必要はありません。

夏の間は、クローゼットに十分な余裕があったはずです。薄いシャツやワンピースは、パイプに掛けても場所をとらず、夏の寝具は薄くて小さく畳めます。それが10月になると、厚手のコートが1着でシャツ3枚ぶんの幅をとり、掛け布団がクローゼットの上段をまるごと埋めます。服の枚数はあまり変わっていないのに、使う場所が倍になるのが、この時期にあふれる理由です。

この記事では、先に3か所を測って、上着と布団の置き場を決め、1時間で終わる組み替えの順番まで並べます。一度着た服をどこに置くかは一人暮らしの服の収納に、狭いクローゼットに入る枚数の出し方は狭いクローゼットの収納にまとめてあります。この記事は、冬の大物2つだけを扱います。

結論:10月に組み替えるのは、布団の置き場と上着の幅の2つだけ

組み替えるもの決めること目安
冬の掛け布団上段・下段・クローゼットの外のどこに置くか上段の板から天井まで40cm以上なら上段
厚手の上着パイプのどこに、何cm空けて掛けるか1着あたり8〜10cm
夏物パイプから外して、どこへ移すか畳んでケースか、上段の手前へ
夏の寝具冬の間どこに置くか小さく畳んで、布団の隣か下段へ
冬の小物玄関に近い場所に置けるか箱1つにまとめる

**大きなものから先に置き場を決めると、小さなものは残った場所に収まります。**順番を逆にすると、小さなものが先に場所を埋めて、布団と上着が入らなくなります。

クローゼットがあふれたとき、多くの人は小さなものから片付け始めます。目についた靴下やマフラーを箱にまとめ、ハンガーを並べ直す。けれど、そのあとで布団を入れようとすると、もう場所が残っていません。10月の組み替えは、片付けではなく、大きなものの席決めだと考えてください。

一人暮らしのクローゼットに、冬に入ってくるもの

10月から冬にかけて、クローゼットに入ってくるものを並べてみます。夏と比べて、どれも大きく、重くなります。

冬に入ってくるもの夏の同じ役目のもの大きさの違い
厚手の掛け布団タオルケットや薄い掛け布団畳むと厚みが2〜3倍
厚手のコート薄手のシャツパイプの幅が3倍ほど
中くらいの上着薄いカーディガンパイプの幅が2倍ほど
厚手のニット半袖のカットソー畳んだ厚みが3倍ほど
マフラー・手袋・帽子ほとんどない箱1つぶん増える
毛布ない掛け布団の半分くらいの大きさ

**いちばん場所をとるのは、掛け布団とコートです。**この2つの置き場が決まれば、残りは夏物と入れ替える形で収まることが多くなります。

毛布を使う人は、掛け布団とは別にもう1つ大きなものが増えます。毛布は掛け布団より薄く畳めますが、ベッドで使わない昼の間や、暖かい日には置き場が要ります。毛布を使う冬は、掛け布団の置き場の隣に、毛布の分の場所も一緒に考えておいてください。

先に測る3か所|パイプの幅・奥行き・上段の高さ

組み替えの前に、クローゼットの3か所を測ってください。メジャーが1本あれば、5分ほどで済みます。

測る場所測り方分かること
パイプの幅左の壁から右の壁まで、パイプの長さ上着が何着掛けられるか
奥行き扉の位置から奥の壁まで布団が奥まで入るか
上段の高さ上段の板から天井まで布団が上段に入るか
上段の床からの高さ床から上段の板まで手が届くか
ハンガーの下の空き掛けた服の裾から床まで下段に何が置けるか

一人暮らしの部屋のクローゼットは、幅が80〜180cmくらい、奥行きが55〜60cmくらいのものが多く見られます。**自分のクローゼットの数字を、ここで紙に書いておいてください。**このあとの判断は、すべてこの数字から出します。

測るときは、扉の枠の内側ではなく、中の壁から壁までを測ります。扉の枠は中より狭いことが多く、枠で測ると実際に使える幅より小さな数字になります。奥行きは、パイプの位置から奥の壁までと、扉の位置からパイプまでの2つに分けて測っておくと、パイプの前後にどれだけ空きがあるかも分かります。

冬の上着が使うパイプの幅

パイプにどれだけ掛けられるかは、1着が使う幅で決まります。ハンガーに掛けた服を、横から見たときの厚みです。

掛けるもの1着が使う幅の目安
薄手のシャツ・ブラウス2〜3cm
薄手のワンピース3cm
カーディガン4〜5cm
ジャケット5〜6cm
薄手のコート6〜8cm
厚手のコート8〜10cm
ダウンのような膨らむ上着12〜15cm

**冬の上着の本数に10cmをかけた幅を、パイプの中で先に空けてください。**たとえば厚手のコートとダウン、ジャケットの3着なら、30cmくらいです。パイプの幅が90cmなら、残りの60cmにほかの服を掛けることになります。

上着どうしの間をぎゅうぎゅうに詰めると、厚手のコートは肩や袖がつぶれて、着たときにしわが残ります。上着の間に指が1本入るくらいの余裕があると、出し入れのときに隣の服を引っかけずに済みます。10cmという目安には、この余裕も含まれています。

夏物をどこへ逃がすか

上着の幅を空けるために、夏物の一部をパイプから外します。一人暮らしでクローゼットが1つしかない部屋では、夏物を遠くにしまう必要はありません。畳めば小さくなるので、クローゼットの中で場所を移すだけです。

夏物移す先理由
薄手のシャツ・ブラウス畳んで引き出しのケースへ畳むと小さくなる
夏のワンピース畳んでケースか、パイプの端へしわになりにくい素材なら畳む
半袖のカットソーケースの奥へ冬は出番がほとんどない
麻や薄い綿のパンツ畳んでケースへ軽くて場所をとらない
サンダル下段の奥か、靴箱の上段へ冬は使わない

場所を譲るのは夏物の側です。冬の上着を畳むと形が崩れやすく、かさばります。夏物は薄いので、畳んでも崩れにくく、小さく収まります。

10月はまだ暖かい日もあるので、夏物を全部しまい込む必要はありません。半袖のカットソーを2〜3枚だけケースの手前に残しておくと、暑い日にすぐ取り出せます。残りはケースの奥へ移し、冬の間は手前の数枚だけで足りるようにしておきます。

掛け布団の置き場所|3つの候補

冬の掛け布団は、使っていない昼のあいだと、出し入れの時期にクローゼットに入れることになります。置き場の候補は3つです。

置き場所向いている条件出し入れのしやすさ
上段上段の板から天井まで40cm以上、床から上段まで180cm以下年に2回なら十分
下段の奥ハンガーの下の空きが50cm以上腰をかがめれば届く
クローゼットの外上段も下段も足りないいちばん楽

**ベッドで寝ていて、冬の間ずっと掛け布団を使うなら、クローゼットに入れるのは夏の寝具と、季節の変わり目に出し入れするときだけです。**その場合、上段に置くのは夏の寝具になります。床に布団を敷いて寝る人は、毎日上げ下ろしするので、置き場の考え方が変わります。それは後の項目で扱います。

上段に置く|高さと重さを確かめる

上段に布団を置くときに確かめるのは、高さと重さです。

上段の板から天井までの高さが40cm以上あれば、畳んだ掛け布団が入ります。それより低いと、布団を押し込むことになり、出すときに引っぱり出す力が要ります。布団を袋に入れて空気を抜くと、厚みは半分くらいになるので、30cm台でも入ることがあります。

床から上段の板までの高さが180cmを超えると、多くの人は背伸びをしても手が届きにくくなります。布団は大きくて視界をふさぐので、踏み台に乗って出し入れするのは落ちる心配もあります。上段に置くのは、年に2回しか出し入れしないものに限ってください。

布団を上段に上げるときは、先に布団を袋に入れて、袋の持ち手を持って押し上げるようにすると、両手がふさがっても布団が崩れません。下ろすときも同じで、袋の持ち手をつかんで手前に引けば、布団が顔にかぶさってきません。

下段に置く|ハンガーの下の空きで決まる

上段が使えないときは、パイプの下、掛けた服の裾から床までの空きを使います。冬の上着は丈が長いので、この空きは夏より狭くなります。

裾から床までの空き置けるもの
80cm以上布団の袋を立てて置ける。引き出しのケースも並べられる
50〜80cm布団の袋を寝かせて置ける
30〜50cm引き出しのケース1段か、薄い夏の寝具
30cm未満靴や小さな箱だけ

**丈の長いコートは、パイプの端にまとめて掛けてください。**丈の短い上着とシャツを反対側にまとめると、その下に50cm以上の空きができて、布団の袋が置けるようになります。服の丈をそろえるだけで、下段の使い道が変わります。

丈の長い服を端に寄せるときは、扉を開けたときに奥になる側を選ぶと、出し入れの邪魔になりません。丈の短い服の下にできた空きには、布団の袋のほかに、引き出しのケースを置くこともできます。どちらを置くかは、毎日開けるものかどうかで決めてください。

クローゼットに入らないとき|部屋の中の置き場

上段にも下段にも入らないときは、クローゼットの外に布団の置き場を1か所決めます。無理に詰め込むと、扉が閉まらなくなったり、ほかの服がつぶれたりします。

部屋の中の置き場条件気をつけること
ベッドの下床から30cm以上の空きがある袋に入れて、ほこりを避ける
ベッドの足元足元に壁との隙間がある布をかけて見た目を整える
部屋の隅窓や暖房から離れた場所床に直接置かない
ソファの上や横来客が少ない座る場所を残す

**クローゼットの外に出すのは、負けではありません。**置き場が決まっていて、出し入れが楽なら、それがいちばんよい収納です。

部屋の中に布団を置くと、生活感が出るのが気になる人もいます。その場合は、布団の袋の上に、部屋の色に合った大きめの布を1枚掛けてください。布の色をカーテンやラグとそろえると、部屋の一部として目に入り、布団を置いていることが気になりにくくなります。

夏の寝具をどうするか

冬の掛け布団を出したら、夏に使っていたタオルケットや薄い掛け布団をしまいます。これらは冬の掛け布団より小さく畳めるので、置き場は柔軟に決められます。

夏の寝具畳んだ大きさ置き場
タオルケット小さい引き出しのケースか、上段の手前
薄い掛け布団中くらい上段か、下段の奥
敷きパッド(夏用)小さいケースの中か、布団の袋の中
枕のカバーとても小さい寝具の袋の中にまとめる

夏の寝具は、冬の掛け布団と入れ替える場所に置くと、春にまた入れ替えるときに迷いません。上段から冬の布団を下ろしたら、そこに夏の寝具を上げる、という形です。

しまう前に、夏の寝具は一度洗って、よく乾かしてから袋に入れてください。湿り気が残ったまましまうと、次の夏に出したとき、においが残っていることがあります。晴れた日の組み替えなら、洗った寝具を干しているあいだに、ほかの作業を進められます。

布団を入れる袋とケース

布団をクローゼットにしまうときは、袋に入れておくと、ほこりがつきにくく、出し入れのときにも扱いやすくなります。

袋の種類厚みの変化向く置き場
空気を抜く袋半分くらいに薄くなる上段の高さが足りないとき
持ち手つきの布の袋そのまま下段や部屋の中
底の硬いケースそのまま下段に立てて置く
中が見える袋そのまま何が入っているか分かる

空気を抜く袋は場所をとりませんが、出したあとに布団がふくらむまで時間がかかります。**冬の掛け布団のように、出したらすぐに使うものは、空気を抜かない袋のほうが扱いやすくなります。**空気を抜く袋は、次の冬まで出さない夏の寝具や来客用の布団に向いています。

袋を選ぶときは、布団を入れたあとの大きさを、測った上段の高さや下段の空きと比べてください。袋の表示にある大きさは、中に何も入れていないときのものなので、布団を入れると少しふくらみます。表示の高さより5cmほど余裕のある場所に置くと、無理なく出し入れできます。

湿気|壁側と床に直接置かない

冬のクローゼットは、部屋との温度差で、奥の壁や床に湿気がたまりやすくなります。布団や上着を湿気から守るには、置き方を少し工夫します。

置き方理由
布団を奥の壁にぴったりつけない壁が冷えて湿気がたまりやすい
床に直接置かず、すのこや板を敷く床の湿気が上がってこない
扉を時々開けて空気を入れる中の湿気がこもらない
詰め込みすぎない服と服の間に空気が通る

布団と奥の壁の間に、手のひら1枚分の隙間を空けておくだけでも、湿気がこもりにくくなります。晴れた日に扉を開けておく習慣も、冬の間は役に立ちます。

部屋を暖房で暖めている時間が長い冬は、外に面した壁のクローゼットほど、中との温度差が大きくなります。北側の壁に面したクローゼットなら、布団は奥ではなく手前寄りに置き、奥には湿気を気にしなくてよい箱やケースを置くと安心です。

上着の並べ方|扉を開けてすぐ手が届く側から

パイプに上着を掛けるときは、扉を開けてすぐ手が届く側に、よく着るものを掛けます。

パイプの位置掛けるもの
扉を開けてすぐの位置毎日着る上着、よく着るニット
真ん中週に何回か着る服
奥や端冠婚葬祭の服、季節外の服
扉に隠れる位置年に数回の服

引き戸のクローゼットは、片側を開けると反対側が隠れます。**扉の開け方で、手が届きやすい場所は変わります。**よく着る上着が隠れる位置にあると、毎朝扉を両方開けることになります。

引き戸の場合は、自分がいつも開ける側を決めて、そちらによく着るものを集めます。開き戸の場合は、扉の真ん中あたりがいちばん手が届きやすい場所です。毎朝、どちらの扉を開けているかを1週間ほど意識してみると、自分の手が届きやすい場所が見えてきます。

毎日着る上着は、クローゼットに入れない選択

毎日着る上着を1着、クローゼットの外に掛ける場所を作ると、パイプに空きができて、出かける前の手間も減ります。一人暮らしの部屋では、玄関から部屋の奥のクローゼットまで歩く距離があることも多く、帰ってきたときに上着を戻すのが面倒になりがちです。

玄関の近くの壁にフックを1つつけるか、ドアに掛けるフックを使うと、上着の置き場が玄関でできます。クローゼットのパイプの10cmが空いて、毎日の出し入れが玄関で済むという、2つの得があります。

賃貸の部屋で壁に穴を開けられない場合は、扉の上に引っかけるフックや、床に置く細いコートスタンドが使えます。コートスタンドは場所をとるように見えますが、上着1〜2着とバッグを掛ければ、クローゼットの中のパイプと小物の置き場を合わせて空けられます。

帰ってきた上着の置き場|一度着た上着

一度着て、まだ洗わない上着をどこに置くかも決めておきます。コートは毎回洗うものではないので、帰ってきたらそのまま翌日も着ることがほとんどです。

外から帰ってきた上着は、すぐにクローゼットに入れず、1時間ほど部屋の空気に当ててから戻すと、外の湿気が抜けます。雨や雪の日に着た上着は、とくに湿気を含んでいるので、ひと晩かけて乾かしてから戻してください。そのための置き場として、玄関のフックや、部屋の壁のフックが役に立ちます。一度着た服の置き場の考え方は、一人暮らしの服の収納で詳しく扱っています。

ニットは掛けずに畳む

厚手のニットは、ハンガーに掛けると肩が伸びたり、重さで形が崩れたりすることがあります。パイプの幅も1着5cm以上使います。冬のニットは、畳んで引き出しのケースか棚に置いてください。

ニット置き方
厚手のざっくりしたニット畳んで棚かケースの上の段
薄手のニット畳んでケースに立てて並べる
カーディガン掛けてもよいが、肩の厚いハンガーに
ニットのワンピース畳むか、二つ折りにしてハンガーの横棒に掛ける

**ニットを畳むだけで、パイプの幅が20〜30cm空くこともあります。**その空きを、上着のために使ってください。

畳んだニットは、重ねすぎると下のものが取り出しにくくなります。1か所に重ねるのは3枚まで、と決めておくと、下のニットを引き出すときに上が崩れません。厚手のニットが多い人は、引き出しのケースに立てて並べると、上から見て全部の色が分かります。

冬の小物|マフラー・手袋・帽子

冬の小物は、1つずつは小さいのに、まとめると箱1つぶんになります。クローゼットの中でばらばらに置くと、出かける前に探すことになります。

小物置き場
マフラー・ストール箱1つにまとめて、玄関に近い場所
手袋上着のポケットか、マフラーの箱
帽子形が崩れないよう、箱の上に重ねない
厚手の靴下・タイツ引き出しのケースの手前

**小物の箱は、毎日着る上着の近くに置いてください。**上着を玄関に掛けるなら、小物の箱も玄関に置くと、出かける前の支度が1か所で終わります。

箱は、中身が見える浅いものか、ふたのないかごが向いています。深い箱にマフラーを重ねて入れると、下のものが見えなくなり、いつも上の1本だけを使うことになります。浅い箱に並べておくと、その日の上着に合わせて選べます。

組み替えの日の手順

組み替えは、晴れた休みの日の午前中に行うのがおすすめです。布団に日を当てながら作業できます。

  1. クローゼットの3か所を測って、紙に書く
  2. 夏物のシャツとワンピースをパイプから外し、畳んでケースへ
  3. 厚手のニットを畳んで、棚かケースへ
  4. 上着の本数×10cmの幅を、パイプの手前側に空ける
  5. 丈の長い上着を片側にまとめて掛ける
  6. 冬の掛け布団を出し、夏の寝具をその場所に入れる
  7. 冬の小物を箱1つにまとめる
手順時間の目安
測る5分
夏物を畳んでケースへ15分
ニットを畳む10分
上着を掛け直す10分
布団と夏の寝具を入れ替える15分
小物をまとめる5分

**全部で1時間ほどです。**服を全部出して並べ直すと半日かかりますが、大物2つの置き場を決めるだけなら、午前中で終わります。

途中で手が止まりやすいのは、夏物を畳む時間です。ここで、手放すかどうかまで考え始めると、時間が倍になります。組み替えの日は、手放すかどうかは考えずに、畳んで移すだけにしてください。手放すかどうかは、春に夏物を出すときに考えれば間に合います。

扉を閉めて確かめる|はみ出していないか

組み替えが終わったら、最後に扉を閉めて確かめてください。扉が引っかかる、引き戸が途中で止まる、という場合は、どこかがはみ出しています。

扉の様子はみ出しているもの直し方
引き戸が途中で止まる上着の袖や裾袖を内側に入れて掛け直す
開き戸が最後まで閉まらない布団の袋の角袋を奥に押すか、向きを変える
扉を閉めると服がこすれるパイプの手前に掛けた厚手の上着厚手のものを奥側のパイプ寄りに
扉の下で何かを挟む床に置いた小物の箱箱を奥へ下げる
閉めたあとに中で物が落ちる上段に積んだもの上段は1段だけにする

**扉が軽く閉まれば、組み替えは終わりです。**閉まりにくいまま冬を過ごすと、毎日の開け閉めのたびに服がこすれて、上着の表面が傷みやすくなります。

来客用の布団があるとき

一人暮らしでも、家族や友人が泊まりに来るときのために、来客用の布団を持っている人がいます。来客用の布団は、年に数回しか使わないので、出し入れの少ない場所に置きます。

来客用の布団は、空気を抜く袋に入れて、上段の奥に置くのが向いています。来客の予定が決まったら、数日前に出して袋から取り出し、ふくらませておくと、泊まる日にはふっくらした状態で使えます。冬の掛け布団と来客用の布団の両方を上段に置くと、上段がいっぱいになるので、冬の掛け布団のほうを下段や部屋の中に出すことになります。出し入れの回数が少ないものほど、高く奥に置くと覚えておいてください。

どちらとも取れるとき①|クローゼットが押し入れ(奥行きが深い)

和室の押し入れをクローゼットとして使っている部屋もあります。押し入れは奥行きが80cmほどと深く、中段の板があるのが特徴です。

奥行きが深いと、布団は入りやすくなりますが、パイプに掛けた服の奥に、手の届かない空きができます。押し入れは本来、布団をしまうために作られた場所なので、布団の置き場には困りにくいのが良いところです。その分、服を掛ける場所が足りなくなりやすくなります。押し入れの場合は、布団を中段の上か下に置き、服は奥行きの手前半分だけを使うように、突っ張り棒やパイプを手前に寄せて付けると使いやすくなります。奥の半分は、年に数回しか出さないものの置き場にしてください。

どちらとも取れるとき②|上段に手が届かない

上段の高さが床から180cmを超えていて、背伸びしても手が届かないことがあります。この場合、上段は布団には向きません。大きくて重いものを高いところから下ろすのは、落とす心配があるからです。

上段は、軽くて小さいもの、たとえば夏の小物や、来客用のシーツ類を入れる場所にしてください。布団は下段か部屋の中に置きます。手が届かない上段には、落としても困らないものだけを置くと考えると、使い道が決まります。

上段に置く箱には、取っ手のついたものを選んでください。取っ手があれば、背伸びして指先で引っかけるだけで手前に引き出せます。何が入っているかは、箱の正面にメモを貼っておくと、下から見上げただけで分かります。

どちらとも取れるとき③|床に布団を敷いて寝ている

ベッドではなく、床に布団を敷いて寝ている人は、毎日布団を上げ下ろしします。この場合、布団の置き場は、しまう場所ではなく、毎日使う道具の置き場です。

毎日の出し入れには、上段のように手を伸ばす場所は向きません。下段の手前、腰から胸の高さに布団が入る場所を作るのがいちばん楽です。その代わり、下段の手前にあったものを、上段や奥に移します。冬は掛け布団が厚くなるので、10月の組み替えで、この場所の高さが冬の布団に足りるかを測ってください。

春に戻すときのために、今メモしておくこと

メモすること春に役立つこと
夏物を入れたケースの場所すぐに取り出せる
夏の寝具を入れた場所冬の布団と入れ替える場所が分かる
パイプに空けた幅春に上着を外したあとの空きが分かる
足りなかった場所次の冬までに何を足すか決められる
使わなかった冬物来年手放すかを考える材料になる

**メモはスマートフォンの写真でもかまいません。**組み替えが終わったクローゼットを、扉を開けた状態で1枚撮っておくと、春の入れ替えのときにそのまま使えます。

よくある行き違い

よく言われること実際のところ
冬にあふれるのは服が多いから布団と上着という大きなもの2つが入ってくるから
衣替えは全部出して並べ直すもの大物2つの置き場を決めるだけで1時間で終わる
布団は必ずクローゼットに入れるもの入らなければ部屋の中に置き場を作ってよい
上段は布団の場所手が届かない高さなら、軽いものの場所にする
夏物は遠くにしまうもの畳めば小さいので、クローゼットの中で場所を移すだけでよい

一つ目の「服が多いから」は、あふれたクローゼットを見ると、そう思いたくなります。けれど、夏と冬で服の枚数はあまり変わっていないことがほとんどです。**変わったのは、1着や1枚が使う場所の大きさです。**大きなものの置き場から決めれば、服を減らさなくても冬は越せます。

四つ目の「上段は布団の場所」も、思い込みやすいところです。上段に布団を置くのは、手が届いて、年に数回しか出し入れしない場合だけです。部屋によって上段の高さはまちまちなので、自分のクローゼットの数字で決めてください。

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よくある問い

Q. 一人暮らしのクローゼットに冬の布団が入りません
まずクローゼットの上段の高さと奥行きを測ってください。畳んだ掛け布団は、厚みがあるので、上段の板の上から天井までが40cm以上ないと入りにくくなります。上段に入らないなら、ハンガーに掛けた服の裾から床までの空きを測り、そこが50cm以上あれば下段の奥に置けます。どちらも難しいときは、ベッドの下や部屋の隅など、クローゼットの外に布団の置き場を1か所決めてください。無理に詰め込むより、出し入れが楽になります。
Q. 冬の上着が多くて、パイプに掛けきれません
厚手の上着は、1着でパイプを8〜10cmほど使います。パイプの幅を測り、上着の本数に10cmをかけた幅を先に空けてください。足りない場合は、夏物のシャツやワンピースをパイプから外し、畳んでケースに移します。それでも足りなければ、毎日着る上着1着をクローゼットの外、玄関の近くに掛ける場所を作ると、パイプの空きが増え、出かける前の手間も減ります。
Q. 夏の服はどこにしまえばいいですか
クローゼットが1つしかない部屋では、夏物を遠くにしまう必要はありません。薄手の夏服は畳むと小さくなるので、引き出しのケースや、上段の手前、下段の手前に移すだけで十分です。冬の間に暖かい日があって夏物を1枚出すこともあるので、中身が見える場所に入れておくと便利です。かさばるのは冬物のほうなので、場所を譲るのは夏物、と考えてください。
Q. 布団を毎日上げ下ろししています。クローゼットにどう入れればいいですか
毎日上げ下ろしする布団は、しまう場所ではなく、毎日使う道具の置き場として考えてください。上段のように手を伸ばす場所は、毎日の出し入れには向きません。下段の手前、腰から胸の高さに入れる場所を作るのがいちばん楽です。その代わり、下段の手前にあったものを、上段か奥に移します。冬は掛け布団が厚くなるので、10月の組み替えでこの場所の高さが足りるかを測ってください。

— メグラシ編集部

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クローゼットのハンガーパイプを替える・足すときは、長さより先に、掛ける服の重さを1mあたりで出します。その重さから、両端の受けのあいだを何cmまで空けていいか、真ん中に受けを足すか、太さは19mm・25mm・32mmのどれにするかが決まります。いまのパイプのたわみを糸で測る方法、材質ごとの滑りと強さ、ハンガーのフックが入るか、奥の壁と上の棚からの距離、下地のある壁の探し方、賃貸で穴を開けないとき、突っ張り棒や伸縮パイプで代えるときの限度、衣替えでコートを戻す前の確かめ方まで。

メグラシ編集部/読了 11分
クローゼット収納ボックスの素材|中の服と置く高さで選ぶ

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クローゼット収納ボックスの素材|中の服と置く高さで選ぶ

クローゼットの収納ボックスは、布・樹脂・紙・かご・木の5つの素材で、空気の通り方、ほこりの入り方、潰れ方、重さが違います。どれがいいかは、中に入れる服と、クローゼットのどの高さに置くかの2つで決まります。床から30cmまでの段、目の高さの段、頭より上の段で選ぶ素材を分け、ウールのニット、綿や麻、ダウン、毎日使う下着、年に数回の小物まで、服ごとの向き不向きを表にしました。衣替えで入れ替えるこの時期に、箱の素材から見直す記事です。

メグラシ編集部/読了 11分

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