ブルベメイクの選び方|青みと透明感をどこで見分けるか、夏冬共通の基準

「ブルベメイク」を探している方の多くは、自分がブルベ夏かブルベ冬か、まだはっきり決まっていない段階にいます。この記事では、夏と冬に共通する青みの量と透明感の強さという2つの軸をまず確かめ、そのうえでベースからリップまでの5項目を選ぶ手順にしました。夏夏冬の名前を先に決める必要はありません。
📋 早見表|2軸とメイクへの効き方
| 軸 | 確かめ方 | メイクへの影響 |
|---|---|---|
| 青みの量 | 手首の血管の色 | 色相(ピンク寄りか、赤紫寄りか) |
| 透明感の強さ | 頬の血色のはっきり具合 | 彩度(くすませるか、澄ませるか) |
この2軸を先に押さえておくと、色名を1つずつ覚えなくても、店頭で選ぶ色を絞り込めます。
ブルベは「青みがある」だけでは決まらない
ブルベ(ブルーベース)というと青みのある色を選べばいいと思われがちですが、それだけでは夏と冬の違いが説明できません。夏も冬も青みを含む点は共通していて、違うのは彩度、つまりどれだけ澄んでいるかくすんでいるかです。
ブルベ夏は彩度を一段落とした霧がかった色が馴染み、ブルベ冬は彩度の高い澄んだ色が馴染みます。同じ青みのローズでも、夏用はくすませ、冬用は澄ませる。この違いを先に理解しておくと、以降の項目選びが速くなります。
「ブルベメイク」を1つの完成形として覚えようとすると、夏と冬の情報が混ざって迷子になります。まず自分がこの2軸のどのあたりにいるかを確かめ、そこから必要な色だけを選ぶほうが、遠回りに見えて実は早く着地できます。夏用の色を冬寄りの肌に使うと、彩度が足りずぼやけて見え、冬用の色を夏寄りの肌に使うと、彩度が強すぎて浮いて見える。この2つの失敗パターンを覚えておくだけでも、店頭での色選びが楽になります。
青みの量を確かめる|手首の血管
自分がどれだけ青みを含む色に合うかは、手首の内側、血管が見える面で確かめます。
- 血管が青や紫に近い色に見える → 青みが強い。ブルベの可能性が高い
- 血管が緑がかって見える → 黄みが強い。イエベの可能性が高い
判定しにくい場合は、金と銀のアクセサリーを手の甲に交互に置いてみてください。銀のほうが肌に馴染んで見えるならブルベ寄り、金のほうが馴染むならイエベ寄りです。
もう1つの確かめ方は、白い紙を頬の下に当てて、肌の色みがピンクに寄るか、黄色に寄るかを見る方法です。曇りの日の自然光、できれば窓際の明るい場所で行うと、照明の色に影響されにくく正確に判定できます。蛍光灯の下では青白く見えやすく、白熱灯の下では黄色く見えやすいため、判定は必ず自然光でやり直してください。
透明感の強さを確かめる|頬の血色
夏寄りか冬寄りかを分ける、もう1つの軸が透明感の強さです。
- 何もつけていない状態で、鏡で頬の血色を見る
- 血色がはっきり、くっきり見えるか、やわらかくぼんやり見えるかを確認する
血色がくっきりはっきり見える方はコントラストが強く、冬寄りの澄んだ色が馴染みやすい傾向です。血色がやわらかく、霧がかったように見える方は、夏寄りのくすんだ色が馴染みやすい傾向です。
もう1つの目安は、髪と肌の明るさの差です。黒に近い髪と白に近い肌のように、明るさの差がはっきりしている方は冬寄りのコントラストが強いタイプ、髪も肌も中間の明るさに近い方は夏寄りの穏やかなタイプに当てはまりやすくなります。この2つの確認方法で結果が食い違う場合は、頬の血色のほうを優先してください。日々の化粧のりに直結するのはこちらの軸です。
ベースメイクは「透明感の強さ」で選ぶ
ベースは色みよりも、透明感の強さの軸で選ぶ項目です。ブルベの肌は黄み下地を使うとくすんで見えやすいため、青みかピンクみを含む下地のほうが透明感を引き出しやすくなります。
- 冬寄り(コントラストが強い):ピンクみのはっきりした下地。ツヤ感のある仕上がり
- 夏寄り(コントラストが穏やか):青みをほんのり含む下地。セミマットな仕上がり
ファンデーションの色そのものは肌の明るさで選び、色みの調整は下地の段階で行うと扱いやすくなります。下地を厚く塗ると色みが強く出すぎることがあるため、まずは薄く伸ばして様子を見て、足りなければ重ねる順番が失敗しにくい進め方です。特にピンクみの強い下地は、量が多いと頬全体がくすんで見えることがあるので注意してください。
眉は、色よりも質感で夏冬を分ける
眉は面積が小さいため色みの影響が少なく、質感のほうが夏冬の違いを左右します。
- 冬寄り:はっきりした輪郭、グレーがかったブラウンやアッシュブラウン
- 夏寄り:ぼかした輪郭、ライトブラウンやグレージュブラウン
眉頭をぼかして眉尻だけはっきり描く、という描き方の強弱でも、夏寄り・冬寄りの印象を近づけることができます。色を変えなくても調整できる項目です。
眉マスカラを使う場合も、色の選び方は同じ考え方です。冬寄りの方はアッシュ系のグレーブラウンで輪郭を締め、夏寄りの方はライトブラウンやベージュブラウンで全体をやわらげると、他の項目との統一感が保ちやすくなります。眉だけ濃い色を使うと、顔の中でそこだけ浮いて見えることがあるため、リップやアイシャドウの彩度と合わせて選んでください。
アイシャドウは、彩度と質感で選ぶ
アイシャドウは青みの色相に加えて、彩度と質感が結果を左右します。
- 冬寄り:パールやラメの効いた、澄んだパープルやシルバー
- 夏寄り:マットで彩度を落とした、グレイッシュなラベンダーやローズブラウン
同じ青みのパープルでも、質感がパールかマットかで馴染む側が変わります。手持ちのアイシャドウが判定と反対の質感だった場合は、上から薄くパウダーを重ねて質感を寄せると使いやすくなります。
色相そのものが判定と反対の場合、たとえば夏寄りの肌にオレンジ系のアイシャドウしかない場合は、まぶたの中央だけに乗せて、まぶたの外側と目尻には自分の系統に近いブラウンやグレーを添えると、色の主張が和らぎます。全部を1色で塗るより、複数の色を面積で調整するほうが、手持ちを生かしやすくなります。
チークは、青みの量で色相を決める
チークは青みの量がはっきり出る項目です。
- 冬寄り:青みの強いローズピンクやマゼンタ寄り
- 夏寄り:青みをやや抑えたコーラルピンクやサーモンピンク寄り
血色を確かめる頬に直接乗せる色なので、迷ったときは中間のローズピンクから試すと、夏冬どちらの境界にいても大きく外れません。
入れる位置も夏冬で少し変えると馴染みやすくなります。冬寄りの方は頬骨の高い位置にやや面積を絞って入れると輪郭が締まり、夏寄りの方は頬の中央からやや広めにぼかして入れると、やわらかい血色感が出ます。同じ色を使っていても、入れる範囲を変えるだけで印象が近づきます。
リップは、彩度で夏冬の差がもっとも出る
5項目の中で、リップは彩度の差がもっとも顔映りに直結します。
| 系統 | 合う色の例 | 質感 |
|---|---|---|
| ブルベ冬 | 澄んだチェリーレッド、マゼンタ | マット寄り、輪郭くっきり |
| ブルベ夏 | くすんだローズ、モーブピンク | ツヤ寄り、輪郭やわらかめ |
澄んだ赤を選んで浮くと感じる場合は彩度を落とし、逆にくすんだ色でぼやけると感じる場合は彩度を上げる方向で1段階動かしてみてください。
質感でも印象は動かせます。同じ色でも、マットな質感は輪郭がはっきりして冬寄りの印象に近づき、ツヤやグロスの質感は輪郭がやわらかくなって夏寄りの印象に近づきます。手持ちの口紅の色が判定と少しずれている場合は、色を買い足す前に、質感の違うグロスやティントを重ねて調整できないか試してみてください。
どちらとも取れるとき①|項目ごとに寄せる側を変える
夏と冬のちょうど境目にいる方は、無理にどちらかへ全体を統一する必要はありません。項目ごとに、寄せる側を変えて構いません。
たとえばベースは夏寄りのセミマットにしつつ、リップだけ冬寄りの澄んだ色にする、という組み合わせも成立します。全体の統一感よりも、それぞれの項目で顔映りがよく見えるかどうかを優先してください。
判断に迷う項目から先に決めるより、迷わない項目から埋めていくほうが進めやすくなります。たとえば頬の血色でチークの系統がはっきり決まっているなら、そこから始めて、残りの項目は決まったチークの色みに合わせて選んでいく、という順番のほうが、全体としてちぐはぐになりにくくなります。
どちらとも取れるとき②|季節や体調で判定が動く
透明感の強さは、季節や体調によっても変わります。日焼けした直後や肌が乾燥している時期は、いつもより透明感が強く出て冬寄りに感じられることがあります。
判定がぶれると感じたら、素肌の状態が安定している時期(日焼けが落ち着いた季節、肌の調子が普段どおりの日)に確かめ直してください。1回の判定を絶対視せず、季節ごとに軽く見直す前提で扱うと迷いが減ります。
質感を統一すると、色の判定ミスをカバーできる
色みの判定に自信が持てない場合でも、質感を自分の系統に合わせておくと、多少色が外れていても違和感が出にくくなります。夏寄りの方はツヤやパールを控えめに、冬寄りの方ははっきりした質感を選ぶという、質感だけのルールでも印象は大きく変わります。
よくある行き詰まりと、その直し方
「青みのピンクを選んだのに浮く」──彩度が合っていない可能性があります。澄んだピンクなら少しくすませ、くすんだピンクなら少し澄ませて、彩度だけ動かしてみてください。
「顔だけ白浮きする」──下地の色みが強すぎるサインです。ピンクみの強い下地を、素肌の色に近いものに替えるか、重ねる量を減らしてください。
「メイクをすると顔が平面的になる」──質感がすべてマットで統一されている可能性があります。頬かまぶたのどちらかに、控えめなツヤやパールを1点加えると、顔に立体感が戻ります。
「写真に撮ると印象が違う」──自然光と室内照明、カメラのフラッシュでは色の見え方が変わります。特にピンクみの強いチークやリップは、フラッシュで白飛びしやすいため、写真を撮る予定がある日は彩度をいつもより少し上げておくと、写真上でも血色が保てます。
今日のメイクを決める順番
まとめると、順番はこうです。
- 手首の血管の色で、青みの量を確かめる
- 頬の血色のはっきり具合で、透明感の強さ(夏寄り・冬寄り)を確かめる
- ベースは透明感の強さで、リップとチークは青みの量で選ぶ
- 境目にいる場合は、項目ごとに寄せる側を変えてよい
- 迷ったら中間のローズピンクから試す
夏か冬かをすぐに決めなくても、この2軸を意識するだけで、店頭で選ぶ色の候補は大きく絞れます。
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よくある問い
- Q. ブルベ夏とブルベ冬、メイクの選び方はどう違いますか
- 共通しているのは青みを含む色を選ぶという点ですが、彩度が違います。ブルベ夏は彩度を落とした霧がかった色、ブルベ冬は彩度の高い澄んだ色が馴染みます。同じ青みのピンクでも、夏はくすんだローズ、冬は鮮やかなマゼンタに近い色を選ぶと差がはっきりします。
- Q. 自分がブルベ夏か冬か分かりません。メイクではどう進めればいいですか
- 判断がつかないうちは、彩度を中間に置いた色から試してください。くすみすぎず鮮やかすぎない、ローズ寄りのピンクは夏冬どちらの境界にいても大きく外れません。慣れてきたら、頬の血色のはっきり具合で夏寄りか冬寄りかを絞り込んでいきます。
- Q. ブルベなのにコーラルピンクのリップを持っています。使えますか
- 使えますが、面積を絞るか、質感で調整してください。コーラルは黄みを含むためブルベの肌の上では浮きやすい色ですが、ツヤ感の強いグロスタイプにして薄く乗せると、色みの主張が弱まり違和感が減ります。
- Q. ベースメイクもパーソナルカラーで選ぶ必要がありますか
- 必要です。ブルベの肌は黄み下地だとくすんで見えやすいため、青みやピンクみを含む下地のほうが透明感が出やすくなります。ただしファンデーションの色そのものは肌の明るさで選び、下地だけで色みを調整する使い方が扱いやすいです。
- Q. 青みのあるアイシャドウは、ブルベなら何色でも似合いますか
- 青みがあっても、彩度と質感で結果が変わります。ブルベ夏はマットで彩度を落とした色、ブルベ冬はパールやラメの効いた澄んだ色が馴染みやすい傾向です。同じ青みのパープルでも、質感を変えるだけで似合う側が変わります。
— メグラシ編集部





