メグラシ
自分を知る

ブルベ夏に似合う赤|リップ・赤い服・小物で変わる彩度と面積の目安

メグラシ編集部//読了 12分
ローズレッドのリップとワインレッドのバッグを並べて、それぞれの赤の澄み具合を比べている様子

「ブルベ夏だから赤は避けたほうがいい」と思われがちですが、実際にはアイテムによって扱える範囲がまったく違います。同じ赤を持っていても、どのアイテムとして使うかで結果は大きく変わります。顔にいちばん近いリップと、手に持つバッグでは、同じ赤でも許容される彩度も面積も別ものです。この記事では、ブルベ夏の赤をリップ・トップス・小物の3つに分けて、それぞれの選び方を整理しました。順番に読み進めれば、自分の手持ちのどれが使えるかが分かります。

📋 早見表|アイテム別の許容量

アイテム顔からの距離許容できる赤の範囲
リップもっとも近いくすんだローズ・ラズベリー系のみ
トップス近い〜中程度くすんだ赤が基本、澄んだ赤は面積を絞る
バッグ・靴遠い澄んだ赤でも比較的自由に選べる

顔からの距離が近いアイテムほど、選ぶ赤の彩度に気をつける必要があります。まずこの対応関係を頭に入れておくと、以降の判定がスムーズになります。

なぜアイテムごとに許容量が違うのか

赤という色そのものの難しさは、彩度の高さにあります。ブルベ夏の肌は明るさとコントラストが穏やかな質感を持っているため、彩度の高い澄んだ赤が顔のすぐ近くにあると、色の主張が肌の質感に対して強すぎて浮いて見えます。

一方で、顔から離れた位置にある色は、顔映りへの影響が小さくなります。同じ澄んだ赤でも、リップとして口元に置くのと、バッグとして腰の高さに持つのとでは、視線の集まり方も肌への影響もまったく違います。赤という色そのものを避けるのではなく、置く位置に応じて彩度を調整するという考え方が、ブルベ夏の赤選びの基本になります。

この考え方は赤に限らず、ブルベ夏が苦手とされる色全般に応用できます。黄み寄りのオレンジや、彩度の高い原色も、顔から離れた位置であれば使える範囲が広がります。「苦手な色だから完全に避ける」のではなく、「顔からの距離で使い方を変える」という発想を持っておくと、クローゼットの選択肢が大きく広がります。

リップの赤|もっとも慎重に選ぶアイテム

リップは顔にもっとも近く、赤の彩度の影響がストレートに出るアイテムです。ここで選ぶべきは、澄んだ真っ赤ではなく、灰みを含んだローズレッドやラズベリー系の赤です。

判定は白い紙の上で行います。リップを紙に薄く塗り、真上から見てください。色が透き通って見え、輪郭がくっきり立つものは澄んだ赤で、ブルベ夏には強すぎることが多い範囲です。表面に薄い灰色の膜がかかったように見え、輪郭がやわらかいものが、ブルベ夏に馴染みやすい濁った赤です。

手持ちに澄んだ赤のリップしかない場合は、薄く伸ばして色の主張を弱めるか、下地となるリップクリームを先に厚めに塗ってから重ねると、彩度が和らいで使いやすくなります。

もう1つの方法は、ティッシュオフです。塗った直後に軽くティッシュを挟んで色を落とすと、澄んだ赤でも彩度が下がり、内側からにじむような血色に近づきます。この方法なら新しいリップを買い足さなくても、手持ちの赤で試すことができます。

トップスの赤|面積の分だけ慎重に

トップスはリップよりも面積が大きいため、選ぶ基準はリップと同じでも、より慎重な判断が必要です。澄んだ赤のトップスは、それだけで顔まわり全体を占領してしまいます。

くすんだ赤のトップスであれば、そのまま着ても大きな問題は起きにくいですが、澄んだ赤しか手持ちにない場合は、次の2つの調整方法があります。どちらも買い替えなしで試せる方法です。

  • 顔まわりに白やグレーのインナーを覗かせ、赤と顔のあいだに別の色を1枚挟む
  • 前を開けて羽織りとして使い、顔に直接触れる面積を減らす

どちらの方法も、赤そのものを手放さずに、顔映りへの影響だけを抑えられる調整です。

素材でも印象は変わります。同じ澄んだ赤でも、マットなコットンよりも光沢のあるサテンのほうが、色の主張がさらに強く出る傾向があります。手持ちの赤いトップスがサテン素材の場合は、上からマットなカーディガンを重ねるだけでも、顔映りへの影響が和らぎます。

小物の赤|もっとも自由に選べるアイテム

バッグや靴は顔からもっとも離れた位置にあるアイテムです。澄んだ赤でも、比較的自由に選べる範囲に入ります。

ただし、赤いバッグを胸の高さで持つ場合や、赤い手袋のように手が顔の近くに来る場面では、少し印象が変わることがあります。全身を鏡で見て、赤の位置が顔からどれくらい離れているかを確認してから選ぶと、より安心して選べます。

小物から赤を試してみるのは、赤という色そのものに慣れる練習としても有効です。バッグや靴で赤の感覚をつかんでから、トップスやリップへと範囲を広げていく進め方であれば、失敗が少なくなります。

靴の場合、座っているときは顔から遠くても、立ち上がって歩くときには視線が下がりやすく、印象が変わることがあります。全身が映る鏡で、立った状態と座った状態の両方を確認しておくと、実際の生活シーンにより近い判断ができます。

アイテムを組み合わせるときの優先順位

リップ・トップス・小物のうち、複数のアイテムで赤を使いたい場合は、どれか1つを主役にし、残りは控えめにするのが基本です。

  • リップを主役にする日:トップスは白やグレーなど無彩色に、小物も控えめに
  • トップスを主役にする日:リップは血色程度の色に抑え、小物も落ち着いた色に
  • 小物を主役にする日:リップとトップスは控えめにし、赤いバッグや靴だけを目立たせる

赤を2か所以上で同時に強く使うと、顔のなかで色の主張がぶつかり合い、まとまりが崩れやすくなります。

全身を鏡で見たときに、赤が入っている場所が2か所以上あるかどうかを、着る前にチェックする習慣をつけると、組み合わせのミスを防げます。特に靴とバッグを両方赤にする、リップと差し色のストールを両方赤にする、といった組み合わせは主張が重なりやすいので気をつけてください。

澄んだ赤と濁った赤の見分け方

判定は白い紙の上に赤を置いて、真上から自然光の下で見ます。

  • 澄んだ赤:色が透き通って見え、輪郭が紙にくっきり立つ
  • 濁った赤:表面に薄い灰色の膜がかかったように見え、輪郭がやわらかい

見分けにくい場合は、隣に中間のグレーを並べてみてください。グレーと並べたときに色が沈んで見えれば濁った赤、そのまま鮮やかさを保っていれば澄んだ赤です。この判定は、リップだけでなくトップスや小物の赤にも同じように使えます。判定は1色ずつ焦らず行うと、精度が安定します。

名前で選ばず、実物で確かめる理由

ワインレッド、ブリックレッド、チェリーレッドといった色名は、ブランドや店によって指している赤の澄み具合が違うことがあります。同じ「ワインレッド」という名前でも、澄んだものと濁ったものの両方が存在します。

色名を手がかりにするのではなく、必ず実物を白い紙の上に置いて確かめる習慣をつけてください。特にオンラインで購入する場合は、画面の色と実物の色が違うことも多いため、届いてから改めて確認するようにしてください。

画面の色は端末やディスプレイの設定によって見え方が変わるため、同じ商品ページを見ていても、人によって受け取る色の印象が違うことがあります。返品や交換のルールを確認したうえで購入し、届いた実物で必ず白い紙の上での判定をやり直す、という手順を習慣にしておくと失敗が減ります。

どちらとも取れるとき|澄み具合が中間の赤

手持ちの赤が、澄んでいるとも濁っているとも言い切れない中間の色をしていることがあります。この場合は、アイテムの選び方で調整してください。

判定に迷う赤は、まずリップでは使わず、トップスか小物から試すのが安全です。使ってみて浮くと感じなければ、そのままリップにも範囲を広げられますし、浮くと感じた場合は小物用として使い続ければ問題ありません。

判断に迷ったまま放置せず、実際に鏡の前で確かめる時間を作ることが大切です。頭の中だけで考えていると、いつまでも「たぶん似合わない」という思い込みのまま、その赤を眠らせてしまうことになります。5分あればできる確認なので、迷ったらまず試してみてください。

季節や場面でも扱いやすさが変わる

同じ赤でも、着る場面によって浮きやすさが変わります。屋外の強い光の下では色が飛んで見えやすく、室内の柔らかい光の下では色の澄み具合がより正確に伝わります。

写真に写る予定がある日は、フラッシュで色が強調されやすいため、いつもよりくすんだ赤を選んでおくと安定します。逆に、暗い場所で過ごす時間が長い日は、多少澄んだ赤でも目立ちすぎることは少なくなります。

季節による肌の変化も影響します。日焼けした肌は赤との相性がやや変わり、澄んだ赤でも受け止めやすくなることがあります。夏場に赤を試して馴染んだと感じても、日焼けが落ち着く季節には改めて確認しておくと安心です。

よくある行き詰まりと、その直し方

「赤いリップを塗ると顔が浮く」──澄んだ赤を選んでいる可能性が高いです。白い紙の上で確認し、灰みのあるローズレッドやラズベリー系に替えてください。

「赤いトップスだけ浮いて見える」──面積が大きいことが原因です。顔まわりに白かグレーを1枚挟むか、羽織りとして使ってみてください。

「小物の赤も浮いて見える」──赤の位置が顔に近づいている可能性があります。バッグの持ち方や、手袋の着用位置を見直し、顔からの距離を意識してください。首元に近いスカーフやマフラーで赤を使う場合は、顔に近いアイテムとして扱い、リップと同じ基準で選ぶと安定します。

今日の赤を決める順番

まとめると、順番はこうです。

  1. 使いたいアイテムが顔からどれくらい離れているかを確認する
  2. 白い紙の上で、澄んだ赤か濁った赤かを判定する
  3. リップは濁った赤のみ、トップスは面積で調整、小物は比較的自由
  4. 複数アイテムで赤を使う場合は、1つだけを主役にする
  5. 判定に迷う赤は、小物から試して慣れていく

赤という色をひとまとめに避けるのではなく、アイテムごとの距離を意識するだけで、ブルベ夏でも使える範囲は思っている以上に広がります。手持ちの赤いアイテムを一度すべて出して、顔からの距離ごとに分けて眺めてみると、これまで避けていたものの中にも使える1枚が見つかるはずです。

関連記事

— メグラシ編集部

よくある問い

Q. ブルベ夏は赤いリップを避けたほうがいいですか
避ける必要はありません。澄んだ真っ赤ではなく、灰みを含んだローズレッドやラズベリー系の赤であれば、顔にいちばん近いリップでも馴染みます。手持ちの赤いリップを白い紙に薄く塗って確認し、灰色の膜がかかって見えるものを選んでください。
Q. 赤いトップスを着るとき、気をつけることはありますか
面積が大きいアイテムなので、リップより慎重に選ぶ必要があります。澄んだ赤のトップスを着たい場合は、顔まわりに白やグレーのインナーを覗かせるか、前を開けて羽織りとして使うと、顔映りへの影響を抑えられます。
Q. バッグや靴の赤は、色を気にせず選んでいいですか
顔から離れた位置にあるため、澄んだ赤でも比較的選びやすいアイテムです。ただし、赤いバッグを持つ手の位置が顔の近くに来る場合は、少し印象が変わることがあるので、鏡で全身を見て確認してから選ぶと安心です。
Q. リップと服の赤を同時に使ってもいいですか
使えますが、どちらか一方を控えめにしてください。服の赤を顔まわりで大きく使う日はリップを血色程度に、リップを濃く入れる日は服の赤を小物や腰から下に回すと、顔のなかで主張が二重になるのを防げます。
Q. 澄んだ赤とくすんだ赤は、どう見分けますか
白い紙の上に置いて真上から見てください。色が透き通って見え、輪郭がくっきり立つ赤が澄んだ赤です。表面に薄い灰色の膜がかかったように見え、輪郭がやわらかい赤が濁った赤で、こちらがブルベ夏に馴染みやすい範囲です。

— メグラシ編集部

Next Read·次に読みたい3記事
紺のジャケットの襟元から、白みのあるやわらかな色のインナーが指二本ぶんだけのぞいている上半身Pick

自分を知る

似合わない色を仕事で着る|パーソナルカラーの外れる軸で足す1色を決める

制服や職場の決まりで、パーソナルカラーから外れた色を着るしかない人へ。外れているのが明るさ・鮮やかさ・清濁・青みと黄みのどれかで、顔の近くに足す1色と、その幅が変わります。

続きを読む
マットなコットンブラウスと光沢のあるサテンブラウスを窓辺で見比べている様子

自分を知る

ブルベ夏の服選び|色より先に、生地の光り方で似合う・浮くが決まる

ブルベ夏の服選びというと色の話から入りがちですが、同じ色でも生地の光り方によって顔映りが変わります。ブルベ夏の肌は霧がかった質感が特徴で、光を強く返すツヤ素材だと色が合っていても浮いて見えることがあります。この記事は色を選ぶ前に、まず手持ちの生地が「光を返すか、吸うか」を確かめる方法から始め、素材別の扱い方まで整理しました。

続きを読む
ラズベリー寄りの赤いブラウスにグレーを合わせたブルベ夏の装い

自分を知る

ブルベ夏の赤|青みの量ではなく「濁り」と面積で着られる範囲が決まる

ブルベ夏に赤が難しいのは青みが足りないからではなく、澄みすぎているからです。澄んだ赤と濁った赤の見分け方、顔に置ける面積の上限、リップと服の赤がぶつかるときの調整、濃さの違う赤を1本ずつ検算する手順まで、手持ちの赤で確かめられる形にしました。

続きを読む

あわせて読みたい

ブルベ夏の服選び|色より先に、生地の光り方で似合う・浮くが決まる

自分を知る

ブルベ夏の服選び|色より先に、生地の光り方で似合う・浮くが決まる

ブルベ夏の服選びというと色の話から入りがちですが、同じ色でも生地の光り方によって顔映りが変わります。ブルベ夏の肌は霧がかった質感が特徴で、光を強く返すツヤ素材だと色が合っていても浮いて見えることがあります。この記事は色を選ぶ前に、まず手持ちの生地が「光を返すか、吸うか」を確かめる方法から始め、素材別の扱い方まで整理しました。

メグラシ編集部/読了 12分
ブルベ夏の赤|青みの量ではなく「濁り」と面積で着られる範囲が決まる

自分を知る

ブルベ夏の赤|青みの量ではなく「濁り」と面積で着られる範囲が決まる

ブルベ夏に赤が難しいのは青みが足りないからではなく、澄みすぎているからです。澄んだ赤と濁った赤の見分け方、顔に置ける面積の上限、リップと服の赤がぶつかるときの調整、濃さの違う赤を1本ずつ検算する手順まで、手持ちの赤で確かめられる形にしました。

メグラシ編集部/読了 12分
似合わない色を仕事で着る|パーソナルカラーの外れる軸で足す1色を決める

自分を知る

似合わない色を仕事で着る|パーソナルカラーの外れる軸で足す1色を決める

制服や職場の決まりで、パーソナルカラーから外れた色を着るしかない人へ。外れているのが明るさ・鮮やかさ・清濁・青みと黄みのどれかで、顔の近くに足す1色と、その幅が変わります。

メグラシ編集部/読了 9分
ブルベ夏のマフラーの色|コートが暗いか明るいかで首の明るさを変える

自分を知る

ブルベ夏のマフラーの色|コートが暗いか明るいかで首の明るさを変える

ブルベ夏の人がマフラーの色で迷うとき、答えは顔だけでは決まりません。マフラーはコートと顔のあいだに置く段なので、コートが暗いか明るいかで、首に置く明るさが変わります。スマートフォンの白黒写真で確かめる方法と、1本で済ませたい人の選び方まで書きます。

メグラシ編集部/読了 8分
ブルベ夏のニット|冬に顔がぼやける人は、杢と編み目の陰で選ぶ

自分を知る

ブルベ夏のニット|冬に顔がぼやける人は、杢と編み目の陰で選ぶ

ブルベ夏と出たのに、厚いニットを着ると顔がぼやけたり粉っぽく見えたりする。その原因は色の名前ではなく、ニットの表面にある杢の混ざり方と編み目の陰であることが多いです。鏡から1メートル離れて輪郭を見る測り方、杢が合う人と単色が合う人の分かれ目、編み目の太さと毛足の扱い、首まわりの形、手持ちの黒や茶のニットの生かし方、売り場で3分で確かめる手順まで。色ではなく表面で選び直すための記事です。

メグラシ編集部/読了 13分
七五三の母親の服の色|パーソナルカラーと着物の隣で決める

自分を知る

七五三の母親の服の色|パーソナルカラーと着物の隣で決める

七五三の母親の服は「控えめな色」と言われますが、紺やグレーやベージュのどれが顔に合うかは人によって違います。先に子どもの着物の地色を見て、写真で並ぶ高さを確かめ、服の本体は控えめな色の中から自分の明るさと濁りで選び、顔の真下にだけ自分の色を置く。4つのパーソナルカラー別の本体の色、着物の色とぶつかったときの直し方、手持ちのセレモニー服が自分の色でないときの足し方まで、当日の朝に鏡の前で決められる手順にしました。

メグラシ編集部/読了 14分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

スタイリストがあなたの骨格・好みをヒアリング、季節に合わせたコーデを毎月お届けします。

まずは無料で試してみる

月額制 / 自宅で試着 / 返却時のクリーニング不要 / 送料込