パーソナルカラー自己診断が難しい|血管・瞳・唇・肌で答えが割れたとき

**チェックリストで答えが割れたなら、顔の下に布を当てた結果だけを残してください。**血管の色、アクセサリーの金と銀、瞳の色は、いったん脇に置いてかまいません。
パーソナルカラーの自己診断が難しいと感じる人の多くは、項目そのものが難しいのではなく、**項目どうしの答えが食い違って、どれを信じればいいか分からなくなっています。**手首の血管は青い、でも肌は黄みに見える。瞳は暗い茶色なのに、明るい色の服のほうが褒められる。こうした食い違いは、どの項目も同じ1点として数えるから起きます。
この記事では、自己診断でよく使う5つの手がかりに重さをつけ直し、割れ方ごとにどちらを取るかを決めていきます。髪色や日焼けで肌の見え方が変わる問題はパーソナルカラー自己診断が難しい|髪色・日焼け・赤みを外して見るで、診断をする日と時刻の決め方は秋冬は、やる日と時刻を先に決めるで扱っています。ここではその先、条件をそろえても答えが割れる人のための話です。
結論:割れたら、布の結果を3点、血管は0.5点で数え直す
先に答えを置きます。自己診断の手がかりは、顔に近いものほど重く、顔から遠いものほど軽く数えてください。
| 手がかり | 見ている場所 | ぶれる原因 | 重さ |
|---|---|---|---|
| 顔の下に当てた布 | 顔全体の影・唇・目の下 | 当てる位置と光 | 3点 |
| 唇と頬の血色 | 顔の中の色 | 寝不足・寒さ・化粧の残り | 2点 |
| 肌の地色 | 頬と首の境目 | 日焼け・保湿の具合 | 2点 |
| 瞳と地毛の色 | 顔の中の濃い部分 | 照明・染めた髪 | 1点 |
| 手首の血管・金銀 | 顔から離れた場所 | 皮膚の厚さ・部屋の光 | 0.5点 |
この表は、項目どうしの重さを比べるためのものです。答えはこの表では出ません。それぞれの項目で黄み寄りか青み寄りかを決めて、重さの点数を足し、合計が多いほうを今の答えにします。合計の差が1点以内なら、それは「まだ決まっていない」という答えです。この記事の後半は、ほとんどがその1点以内の人のために書いています。
なぜ割れるのか|項目ごとに、見ている場所が違う
チェックリストの項目が食い違うのは、あなたの肌がおかしいからではありません。項目ごとに、見ている体の場所と、その場所の色を決めている要素が違うからです。
手首の血管は、皮膚の薄い場所から透けて見える色です。皮膚が厚い人や、手首に日焼けが残っている人は、同じ血管でも緑に寄って見えます。瞳の色は、虹彩の色の濃さで決まっていて、肌の黄み青みとは別の話です。瞳が暗い人が全員深い色が似合うわけではないのは、そのためです。
一方で、顔の下に布を当てたときに起きる変化は、顔全体に反射した色が、影や唇の色をどう動かすかを見ています。**服を着たときに起きることを、そのまま縮めて再現しているのは布だけです。**だから布がいちばん重いのです。
逆にいえば、布以外の項目は、布の結果を確かめるための脇役です。脇役の答えが主役とずれていても、主役を疑う理由にはなりません。脇役が全員そろって主役と逆を向いているときだけ、主役のやり方をもう一度見直します。
血管の色は最後に回す|手首の皮膚で色が変わる
自己診断でいちばん最初に出てくることが多いのが、手首の血管の色です。青ならブルベ、緑ならイエベと言われますが、この項目は一番ぶれます。
窓辺の昼の光で見た血管と、夜の電球色の下で見た血管は、同じ人でも色が違って見えます。手首を少し曲げただけでも、皮膚の張り方が変わって色が動きます。寒い日は青く、暖かい日や入浴後は緑っぽく見える人も珍しくありません。
血管を見るなら、条件を1つに決めてください。北向きの窓辺、昼の明るい時間、手のひらを上に向けて机に置き、力を抜いた状態です。それでも青と緑の中間に見えるなら、この項目は0点として、数えるのをやめてかまいません。
金と銀のアクセサリーも同じ扱いです。どちらが似合うかは、肌の色だけでなく、アクセサリーの大きさや光り方、その日の服の色にも引っぱられます。指輪1つで決めるのではなく、補欠として最後に見るくらいでちょうどいい項目です。
見る前に、化粧と眼鏡と髪留めを外す
どの項目を見るときも、先に顔まわりから色を消しておきます。下地や日焼け止めには、肌の色をととのえるために、黄みや青み、ピンクがかった色が入っているものがあります。塗ったまま見ると、肌の地色ではなく、塗ったものの色を見てしまいます。
眼鏡のフレームと、色のついた髪留めも外してください。顔のすぐ近くにある色は、布と同じように顔に色を映します。黒いフレームをかけたまま布を当てると、どの布でも顔が締まって見え、差が出にくくなります。前髪は、額が見えるようにピンで上げておきます。
瞳と地毛は「明るさ」だけ拾う
瞳と地毛の色は、黄み青みを決める手がかりとしてはあまり当てになりません。代わりに、明るさの手がかりとして拾ってください。
鏡の前で、白い紙を頬の横に当て、瞳の黒目の縁を見ます。紙の白と黒目の縁の差が大きく、くっきり分かれて見えるなら、顔の中の明暗の差が大きい人です。この人は、深い色や、白と黒のような差の大きい組み合わせを着ても顔が負けにくい傾向があります。差が小さく、黒目の縁がやわらかく溶けて見えるなら、明るい色や中間の明るさの色のほうが、顔がなじみます。
地毛も同じです。根元の染めていない部分を見て、明るい茶色か、深い茶色か、黒に近いかだけを記録してください。黄みがかった茶色か、赤みがかった茶色かは、照明でいくらでも変わるので、ここでは決めません。
瞳と地毛から取るのは、黄みか青みかの1点ではなく、「明るい色の側か、深い色の側か」の手がかりです。これは後で、布の結果が割れたときにとても役に立ちます。
唇と頬は、何もしない朝の5分で見る
唇と頬の血色は、2点分の重さがあります。顔の中の色なので、服の色がいちばん直接に影響する場所だからです。ただし、ぶれやすいので見る時間を決めます。
起きて顔を洗い、何も塗らずに5分待ってから見てください。洗った直後は血行がよくなっていて赤みが強く出ます。寝不足の日や、外から帰ってきたばかりの寒い日も避けます。
見るのは2か所です。唇の色が、オレンジ寄りの赤か、ピンク寄りの赤か。頬の赤みが、黄色っぽい肌の上にのった赤か、白っぽい肌の上にのった赤か。どちらとも言えなければ、その項目は0点にして次に進みます。無理に片方に寄せて1点を足すより、0点のまま残すほうが、最後の答えが正確になります。
唇の色がどちらとも言えない人
唇の色が、オレンジ寄りにもピンク寄りにも見えて決まらない人は、唇の中心ではなく、唇の輪郭のすぐ外側を見てください。輪郭の外側1〜2mmの肌に、赤みがどう溶けているかを見ます。黄みのある肌に赤みが溶けていれば、輪郭はやや茶色っぽくにじみます。青みのある肌なら、輪郭はやや紫っぽくにじみます。
それでも分からなければ、この項目は0点のままにしてください。唇は、その日の乾燥や、直前に飲んだものの温度でも色が動きます。無理に決めた2点は、ほかの項目の答えをかえってぼかしてしまいます。
肌の地色は、白とクリーム色の紙2枚で挟む
肌の地色を見るときは、白いコピー用紙と、少し黄みのあるクリーム色の紙を用意してください。片方だけで見ると、白い紙に比べて肌が黄色く見えるのは、ほとんどの人に当てはまってしまいます。
あごの下から首にかけての、日焼けの少ない部分に2枚を交互に当てます。肌が白い紙に近く見えるか、クリーム色の紙に近く見えるか。**近く見えるほうの紙と、肌の境目がなじんで線がぼやけます。**境目がくっきり分かれるほうは、肌と離れた色です。
顔の頬ではなく首を見るのは、頬は化粧や日焼け、赤みの影響を受けやすいからです。首とあごの境目は、もともとの肌の地色がいちばん残っている場所です。ここで白い紙になじむ人は青み寄り、クリーム色の紙になじむ人は黄み寄りとして2点を数えます。
顔の下の布|3つの変化のうち、2つ動いたら決める
ここが3点の項目です。布は、色のついたタオルやスカーフ、手持ちの服でもかまいません。大事なのは、黄み寄りの色と青み寄りの色を、明るさをそろえて1組にすることです。たとえば、黄みのあるサーモンピンクと、青みのあるローズピンク。オリーブがかった緑と、青みのある緑。明るさが違うと、黄み青みではなく明るさの差を見てしまいます。
当てる位置は、あごの下10cmほど、鎖骨の上です。顔にぴったり付けると、布の色が肌に直接映りすぎて判断がつきません。鏡からは60cmほど離れて、顔全体が鏡に入る距離に立ちます。
見るのは3つの変化です。
- あごの下と小鼻の横の影が薄くなるか、濃くなるか
- 唇の色が、何も塗っていないのに血色よく見えるか、白っぽく抜けるか
- 目の下のくすみが目立たなくなるか、浮いて見えるか
1組の布を交互に当て、3秒ずつ見ます。長く見ていると目が慣れて差が分からなくなるので、3秒で次の布に替えてください。3つのうち2つ以上が同じ布でよく動けば、その布の側に3点を入れます。3つのうち1つずつしか動かない、あるいはどれも動かないなら、この組では0点です。色の組を変えて、3組まで試します。
手持ちの服で布の組を作るとき
色のついた布が家にない人は、手持ちの服で組を作ってかまいません。ただし、服はたたんで、顔の下に当てる面を手のひら2枚分くらいの大きさにそろえてください。片方はニットで片方はシャツ、というように素材が違うと、光り方の差を色の差と取り違えます。素材はなるべく近いもの同士で組にします。
組が作れないときは、黄み寄りの色だけ、青み寄りの色だけを当てて比べても、差はほとんど見えません。同じ明るさで向きだけが違う2枚がそろわないなら、白いタオルとクリーム色のタオルのように、白さの違いで組を作るほうが確かです。白の組は、明るさがほぼ同じで黄み青みだけが違うので、色のついた布より判断しやすいこともあります。
当てる順番も決めておきます。いつも黄みの布から当てると、2枚目の青みの布を見るころには目が慣れて、2枚目が良く見えやすくなります。黄みから始めた組と青みから始めた組を半分ずつにして、順番の癖を打ち消してください。
点数の足し方の例|3人の記録で見る
数え方が分かりにくいときのために、よくある3つの記録で足し方を見ておきます。
1人目は、血管が青、瞳は暗い茶色で明暗の差が大きい、唇はオレンジ寄り、首はクリーム色の紙になじむ、布はピンクの組とベージュの組で黄みが勝った人です。青み側は血管の0.5点だけ。黄み側は唇の2点、肌の2点、布の3点で7点です。瞳は明るさの手がかりなので黄み青みには数えません。差は6.5点で、この人は迷う必要がありません。血管の青に引っぱられて悩んでいただけです。
2人目は、血管が緑、唇はピンク寄り、首は白い紙になじむ、布はピンクの組で青み、緑の組で黄みが勝った人です。黄み側は血管の0.5点と、布の半分の1.5点で2点。青み側は唇の2点、肌の2点、布の半分の1.5点で5.5点です。差は3.5点なので、青み寄りとして服を選んで大丈夫です。布が組ごとに割れたときは、3点を組の数で割って、勝った側に分けてください。
3人目は、血管が中間で0点、唇は決まらず0点、首は白い紙にもクリーム色の紙にも同じくらいなじむ、布は1回目が黄み、2回目が青みだった人です。合計はどちらも0点か、あっても1点程度です。この人は黄みか青みかで決める段階にいません。後で書く割れ方3と割れ方4の手順で、明るさと濁りから決めていく人です。
3人を並べると分かるように、悩みが深い人ほど、点数を足してみると片側に大きく寄っていることがよくあります。項目の数で迷っていたのが、重さで数えると迷いではなくなるのです。
割れ方1|血管は青、布は黄みが良い
いちばん多い割れ方です。手首の血管は青く見えて、チェックリストではブルベ寄りと出た。でも布を当てると、黄みのある色のほうが顔の影が薄くなる。
この場合は、布を取ってください。点数で見ても、布の3点に対して血管は0.5点です。血管が青く見えたのは、その日の光が白っぽかったか、手首の皮膚が薄いかのどちらかであることがほとんどです。
念のため確かめるなら、布を変えて同じ結果が出るかを見ます。ピンクの組で黄みが勝ったなら、緑の組とベージュの組でも試してください。3組のうち2組で黄みが勝てば、血管の結果は気にしなくてかまいません。3組とも青みが勝ったり負けたりでばらばらなら、それは「黄み青みではなく、明るさで決まる人」の可能性が高いので、割れ方3に進みます。
割れ方2|肌は黄み、唇と頬は青み
首の地色はクリーム色の紙になじむのに、唇はピンク寄り、頬の赤みも白っぽい肌の上にのっている。肌が2点、唇と頬が2点で、ちょうど引き分けです。
この割れ方の人は、黄み寄りの肌に、青み寄りの血色がのっている状態です。どちらか片方を捨てるのではなく、顔から近い場所ほど唇と頬に合わせ、遠い場所ほど肌に合わせると、両方を生かせます。
具体的には、顔のすぐ下に来る襟元やスカーフは、唇の色に近いやや青みのある色にします。上着やボトムスのように顔から離れる大きな面積は、肌になじむ黄みのある色でかまいません。この組み方なら、顔は血色よく見え、全体は肌から浮きません。
布の結果を足して決着をつけたいなら、ピンクの組を使ってください。唇と頬の血色は、ピンクと赤の布でいちばん動きます。ピンクで青みが勝てば青み寄り、黄みが勝てば黄み寄りとして3点を入れます。
割れ方3|布の結果が2回で入れ替わる
1回目は黄みの布が勝ち、翌日にやり直したら青みの布が勝った。こういう人は、黄みか青みかを決めるのを、いったんやめてください。
黄みと青みの差は、もともと小さな差です。その人の肌が中間に近いほど、日による体調や光の差のほうが大きくなって、結果が入れ替わります。この状態で回数を重ねても、決まるどころか迷いが深くなります。
代わりに、明るい色と深い色のどちらで顔が締まるかを先に決めます。明るさの差は黄み青みよりずっと大きいので、日が変わってもぶれにくいからです。明るいベージュと深いブラウン、明るい水色と深い紺、という組で当ててください。
明るい色で顔の影が薄くなるなら、4つの季節のうち春と夏の側です。深い色で顔の輪郭が締まるなら、秋と冬の側です。ここで瞳と地毛から拾った「明るさの手がかり」が役に立ちます。布の結果と瞳の明暗の差が同じ側を向いていれば、明るさは決まりと見てかまいません。
明るさが決まったら、4つのうち2つまで絞れています。その2つの間で黄み青みを決めるのは、次の週でかまいません。同じ時刻、同じ窓辺で3日続けて布を当て、2回以上そろったほうを残します。
明るさが決まったあとの絞り方
明るい側に決まった人は、春か夏のどちらかです。春は黄みのある明るい色、夏は青みのある明るい色が軸になります。ここで迷ったら、黄み青みの布ではなく、明るい黄緑と明るい水色のような、差の分かりやすい組で当ててください。明るい側の人は、黄み青みの差より、澄んでいるか少し白っぽく濁っているかで差が出ることも多いので、同じ組を澄んだ色と白っぽい色の2段階で用意しておくと判断しやすくなります。
深い側に決まった人は、秋か冬のどちらかです。秋は黄みのある深い色、冬は青みのある深い色や、白と黒のような差の大きい組み合わせが軸になります。迷ったら、深いからし色と深いワインレッドの組で当ててください。顔の輪郭が締まるのと同時に、目の下のくすみが消えるほうが、あなたの側です。
割れ方4|どの項目も半々で、まったく決まらない
5つの手がかりの点数を足しても、黄み側と青み側の差が1点以内。明るさで分けても、明るい色も深い色もどちらもそこそこ似合う。こういう人もいます。
この場合は、黄みか青みか、明るいか深いかではなく、澄んだ色か、くすんだ色かで分けてください。中間に近い人ほど、濁りの強さで似合う色がはっきり分かれることが多いからです。
試し方は、同じ色相で濁りだけを変えた2枚を用意することです。鮮やかな青と、灰色をまぜたような青。澄んだピンクと、くすみピンク。顔の下に当てて、唇の色と目の下のくすみがどちらで落ち着くかを見ます。くすんだ色で肌がなめらかに見えるなら、くすみ側の人です。澄んだ色で目に光が入るなら、澄んだ側の人です。
それでも決まらない人は、どちらでもないと感じたときのセルフチェックも合わせて読んでみてください。中間の人には中間の人の選び方があり、無理に4つの季節のどれかに入れなくても、服は選べます。
決まるまでの間に、顔のすぐ下に置く色
中間の人が、答えが出るまでの間に安心して顔のすぐ下に置ける色があります。白に少しだけ灰色をまぜた色、深い紺、ミルクを入れた紅茶のような明るい茶色、青みも黄みも強くない灰色がかった緑。どれも、黄み青みのどちらにも寄りすぎず、明るさも中ほどの色です。
逆に、決まるまで顔のすぐ下に置かないほうがいい色もあります。真っ白、真っ黒、鮮やかな原色、蛍光に近い明るい色。こうした色は、似合う人と似合わない人の差が大きく、中間の人が当てると、どちらか片方の弱さが目立ちやすくなります。好きな色であれば、顔から離れたボトムスや小物で使ってください。
割れ方5|自分の目と、家族や友人の意見が割れる
鏡で見ると黄みの布がよく見えるのに、家族に見てもらうと「青いほうが顔色がいい」と言われる。自分の目と他人の目が割れるのも、自己診断が難しいと感じる大きな理由です。
自分の目は、慣れている色に甘くなります。手持ちの服に黄みの色が多い人は、黄みの布を見たときに「いつもの自分」に見えて安心し、良く見えたと感じやすいのです。他人の目はその慣れがないので、純粋に顔色の変化を見ています。
割れたときは、他人の目を1点、自分の目を1点として、布の3点を半分ずつに分けて数えるのではなく、**写真に撮って、一晩おいてから自分で見直してください。**時間をおくと慣れが抜けて、他人の目に近い見え方になります。翌日に見て、他人と同じ側が良く見えたら、そちらを取ります。
人に見てもらうときの役割の分け方は、パーソナルカラー自己診断は2人でで詳しく書いています。見る人は「どちらが好きか」ではなく「影が薄くなったのはどちらか」だけを答える、と先に決めておくと、意見が割れにくくなります。
写真に撮るときの決まりごと
一晩おいて見直すための写真は、条件をそろえないと比べられません。スマホは自動で色を補正するので、明るさを固定できる設定があれば固定し、なければ同じ場所で、白い紙を画面の端に一緒に写しておきます。紙の白さが写真ごとに違っていたら、その写真どうしは比べないでください。
撮るのは、布を当てた顔を、胸から上が入る距離で1枚ずつです。顔だけを大きく撮ると、肌のきめや毛穴が目に入り、色の差より肌の状態に気を取られます。少し引いた距離のほうが、人から見たときの顔色に近くなります。
割れたまま服を選ぶなら|秋冬に失敗しにくい色
答えが決まるまで服を買わない、というのは現実的ではありません。秋冬は上着やニットを買う時期で、待っている間にも寒くなります。割れたままでも、失敗しにくい選び方はあります。
まず、顔のすぐ下に来るものは、決まっている項目に合わせます。明るさだけ決まっているなら、明るさを合わせた中間の色を選びます。明るい側なら、白に近い灰色や、ミルクを入れたようなベージュ。深い側なら、深い紺や、黒に近い焦げ茶です。
コートやボトムスのように顔から離れる大きな面積は、手持ちの服に合わせて決めてかまいません。顔から30cm以上離れた色は、顔色への影響がぐっと小さくなります。
どうしても迷う色は、顔との間に1枚はさめるようにしておきます。たとえば、迷う色のニットを着るなら、襟元に決まっている側の色のシャツやスカーフを見せる。こうすれば、顔のすぐ下の色はいつも自分の側に保てます。決まったところまでで色を絞る考え方は、自己診断が難しい人の服選びでも扱っています。
秋冬の上着を、割れたまま買うときの確かめ方
コートやジャケットは値段が張るぶん、迷いも大きくなります。割れたまま買うときは、売り場で上着を羽織ったら、襟を立てて顔に近づけた状態と、襟を寝かせて顔から離した状態の2つを鏡で見てください。襟を立てたときに顔の影が濃くなる色は、首元に別の色をはさむ前提でしか着られない色です。
もう1つの目安は、その上着の色が、決まっている軸と同じ側にあるかです。明るさだけ決まっている人は、明るさが合っていれば黄み青みが多少ずれていても、顔から離れた上着ではほとんど気になりません。明るさがずれた上着は、どんなに好きな色でも、顔のすぐ下に襟が来るたびに違和感が出ます。迷ったら、明るさを優先して選んでください。
記録の残し方|次も同じ条件で比べられるように
割れた答えを、次にやり直すときに比べられるように、記録を残しておきます。記録がないと、毎回ゼロから始めて、毎回違う答えが出て、ますます迷います。
記録するのは、日付と時刻、場所と光、5つの手がかりそれぞれの答え、そして点数の合計です。ノートでもスマホのメモでもかまいませんが、毎回同じ順番で書けるように、項目の並びを先に決めておきます。上から、布、唇と頬、肌の地色、瞳と地毛、血管と金銀の順に並べ、重い項目から書くようにすると、書いている途中で答えの向きが見えてきます。布の項目は、どの色の組で、3つの変化のうちどれが動いたかまで書いてください。「サーモンとローズで、影と唇が黄み側、目の下は変わらず」のように書いておけば、次回に同じ組で比べられます。
3回分の記録がそろったら、項目ごとに見比べます。3回とも同じ答えの項目は信じてよく、毎回答えが違う項目は、あなたにとって当てにならない項目です。当てにならない項目は、次から0点で数えてください。項目が減るほど、残った項目の答えがはっきりします。
それでも決まらないとき|記録を持って診断を受ける
3回の記録でも差が1点以内のままなら、対面の診断を受けることも考えてみてください。そのとき、何も持たずに行くのではなく、記録を持っていくのが大事です。
割れた項目と、どちらに寄ったかのメモがあれば、診断する側は迷いどころを先に確かめられます。「布で黄みと青みが入れ替わる」と伝えれば、その中間の色を重点的に見てもらえます。自分で何度も迷った経験は、無駄ではなく、診断の結果を自分の生活に戻すときの手がかりになります。
自分で決めるための手順全体は、パーソナルカラーを自分で決めるときの考え方にまとめています。写真やアプリで出た結果を確かめたいときは、パーソナルカラー診断を写真でやるときも参考になります。
まとめ:項目の数ではなく、項目の重さで決める
チェックリストの答えが割れるのは、顔から遠い項目と近い項目を、同じ重さで数えているからです。顔の下に当てた布を3点、唇と頬と肌の地色を2点ずつ、瞳と地毛を1点、血管とアクセサリーを0.5点として数え直してください。
それでも割れたら、黄みか青みかの前に、明るさを決めます。明るさでも割れたら、濁りで分けます。決まった軸から順に服に当てはめていけば、全部が決まっていなくても、顔のすぐ下の色は外さずに選べます。
自己診断が難しいのは、あなたの肌が分かりにくいからではありません。見る順番と、数える重さを変えるだけで、答えはかなり寄ってきます。
よくある問い
- Q. 手首の血管は青く見えるのに、肌は黄みに見えます。どちらを信じればいいですか
- 肌のほうを先に信じてください。血管の色は、手首の皮膚の厚さと、その日の部屋の光で大きく変わります。同じ人でも、窓辺と蛍光灯の下で青にも緑にも見えます。決め手にするのは顔の下に布を当てたときの変化で、血管は他の手がかりが全部引き分けになったときにだけ使う、補欠の扱いで十分です。
- Q. 布を当てるたびに結果が変わってしまいます
- 黄みか青みかを決める前に、明るい色と深い色のどちらで顔が締まるかを先に見てください。黄み青みは差が小さいので日によってぶれますが、明るさの差は大きいのでぶれにくい項目です。明るさが決まれば、4つの季節のうち2つまで絞れます。そのうえで、同じ時刻・同じ窓辺で3日続けて当て、2回以上そろったほうを残します。
- Q. どの項目も半々で、まったく決まりません
- 半々になる人は珍しくありません。その場合は黄みか青みかで分けるのをいったんやめて、くすみのある色と澄んだ色のどちらが顔に合うかで分けてください。黄みも青みも中間の人は、濁りの強さで似合う色がはっきり分かれることが多いからです。決まるまでの間は、白に近い明るい灰色や、深い紺のような、どちらの側にも寄りすぎない色で顔まわりを組んでおけば失敗が少なくなります。
- Q. 自己診断でここまでやっても決まらないなら、診断を受けたほうがいいですか
- 記録が3回分そろっているなら、受ける価値は大きいです。自分で見て割れた項目と、どちらに寄ったかのメモを持っていけば、診断する側も迷いどころを先に確かめられます。何も持たずに受けるより、結果を自分の生活に戻すときの納得感が違います。
— メグラシ編集部





