顔タイプ診断は前髪とメイクを外すとわかりやすい|素顔で測る3か所

**顔タイプ診断がわかりにくいのは、前髪とメイクが2つの軸を動かしているからです。**前髪を上げ、眉とアイラインを描かない素顔で3か所を測れば、迷いは片方の軸に絞れます。
顔タイプ診断は、顔を2つの軸で見ます。顔の長さや下半分の長さで決まる「子供顔か大人顔か」と、輪郭や目の形で決まる「曲線か直線か」です。この2つの軸の組み合わせで、8つのタイプのどこに入るかが決まります。
ところが、前髪は額を隠して顔を短く見せるので、子供顔か大人顔かの軸を動かします。眉の形やアイラインの角度は、目元の線を変えるので、曲線か直線かの軸を動かします。いつもの顔のままで診断すると、2つの軸の両方が少しずつずれた状態で測ることになり、その日のメイクによって結果が揺れます。
この記事では、前髪を上げた素顔で測る3か所と、いつもの顔との差の読み方、そして結果を服とメイクのどちらに使うかを順に書いていきます。2つの軸そのものの考え方は顔タイプ診断の2軸と4象限に、設問形式のセルフチェックは顔タイプ診断 セルフチェックにまとめています。
結論:素顔で測ると、2つの軸が分かれて見える
前髪を上げて素顔で測ると、多くの人で、2つの軸のうち片方ははっきり決まります。迷いが残るのは、もう片方の軸だけです。迷う範囲が半分になるので、診断はそれだけでわかりやすくなります。
先に、前髪とメイクがどちらの軸をどの方向に動かしているかを並べておきます。表は動かす方向の目安だけで、どのタイプになるかの答えではありません。
| 前髪・メイク | 動かす軸 | 動く方向の目安 |
|---|---|---|
| 額を隠す前髪 | 子供顔か大人顔か | 顔が短く見え、子供顔に寄る |
| 角のある眉山 | 曲線か直線か | 直線に寄る |
| 目尻を上げるアイライン | 両方 | 直線と大人顔の両方に寄る |
| 頬の中央に丸く置くチーク | 両方 | 曲線と子供顔の両方に寄る |
| 輪郭をくっきり描くリップ | 曲線か直線か | 直線に寄る |
いつもの顔で出た結果は、素顔の結果にこの動きを足したものと考えてください。素顔の結果を基準にしておけば、メイクを変えるたびに診断をやり直す必要はなくなります。
準備:前髪を上げる・眉を描かない・写真は離れて撮る
測る前に、3つだけ準備します。
前髪を上げて、生え際を出す
前髪はクリップかヘアバンドで上げ、額の生え際を出してください。顔の長さは、生え際からあご先までで測るので、生え際が見えていないと正しく測れません。横の髪も耳にかけるか後ろでまとめて、頬骨のいちばん出ているところを出しておきます。
眉とアイラインは描かない
眉とアイラインは、目元の線の向きを大きく変えるので、描かない状態で測ります。日焼け止めや下地は塗っていてかまいません。素顔に抵抗があるなら、肌を整える程度のものだけにして、線を描くものと色を置くものは使わないでください。
写真は1mほど離れて撮る
鏡で直接見るより、写真で測るほうが正確です。ただし、腕を伸ばした距離で撮ると、レンズに近い鼻や頬が大きく写り、顔の縦横の割合がずれます。誰かに頼むか、スマートフォンを台に置いて、1mほど離れたところから2倍程度に拡大して撮ってください。カメラは目の高さに置き、顔はまっすぐ正面を向けます。
光は正面から、影を作らない
光の向きもそろえてください。片側から強い光が当たると、反対側の頬に影ができて輪郭が細く見え、顔の横幅を狭く測ってしまいます。窓に向かって立つか、正面に照明がくる場所で撮ると、左右の影が同じくらいになります。夜に撮るなら、天井の照明の真下は避けてください。真上からの光は目の下とあごの下に影を作り、顔の長さの見え方を変えます。
1か所目:顔の縦と横を比べて、大人度を見る
最初に測るのは、顔の縦の長さと横の幅です。この割合が、子供顔か大人顔かを決める軸のいちばん大きな手がかりになります。
測り方
写真の上で、額の生え際の中央からあご先までの長さを縦として測ります。横は、左右の頬骨のいちばん出ているところの幅です。画面上の長さで構わないので、定規を画面に当てるか、写真を印刷して測ってください。縦を横で割った数字を出します。
読み方
縦が横の1.35倍に届かなければ、子供顔寄りです。1.45倍以上なら大人顔寄りです。1.35倍から1.45倍の間にいる人は、この1か所だけでは決まらないので、次の2か所目で確かめます。
前髪を下ろすと、ここが動く
同じ写真で、前髪を下ろした状態のものも撮っておいてください。前髪が額を隠すと、見た目の顔の長さは生え際ではなく前髪の下端から始まります。前髪の下端からあご先までで測ると、多くの人で縦横の割合が0.1から0.2ほど小さくなり、子供顔寄りに見えます。いつもの顔で診断すると子供顔寄りに出やすい人は、ここが理由のことがよくあります。
2か所目:鼻の下からあご先までの割合で確かめる
縦横の割合が境目にいた人は、顔の下半分の長さで確かめます。境目にいなかった人も、念のため測っておくと、結果に自信が持てます。
測り方
鼻の下、つまり小鼻の付け根の下の線から、あご先までの長さを測ります。これを、1か所目で測った顔の縦の長さで割ります。
読み方
顔の縦の3割に届かなければ子供顔寄り、3割3分を超えれば大人顔寄りです。顔の下半分が短いと、目や鼻が顔の下のほうに寄って見え、幼い印象になります。下半分が長いと、顔全体の重心が上がり、落ち着いた印象になります。
横顔でも確かめておく
正面の写真だけでなく、真横から撮った写真も1枚用意しておくと、下半分の長さの印象がより確かになります。横顔で、鼻先からあご先までの線が短く、あごが首に近いところで終わっているなら子供顔寄りです。あご先が前に出ていて、鼻の下からあご先までに長さがあるなら大人顔寄りです。正面で測った数字が境目にいるとき、横顔は判断を後押ししてくれます。ただし横顔の写真は、少しうつむくだけであごの見え方が大きく変わるので、目線をまっすぐ前に向けて撮ってください。
1か所目と2か所目が食い違ったとき
縦横の割合は子供顔寄りなのに、下半分は大人顔寄り、という人もいます。この場合は、下半分の結果を優先してください。縦横の割合は輪郭の幅に左右されやすく、頬に丸みがあるだけで子供顔寄りに出ることがあるからです。下半分の長さは輪郭の影響を受けにくいので、大人度の軸ではより頼りになります。
大人顔と子供顔の境目にいる人の服の選び方は、大人顔と子供顔の中間にもまとめています。
3か所目:あご先と目の形で、曲線か直線かを見る
もう1つの軸、曲線か直線かは、あご先の形と目の形、頬の肉付きの3つで見ます。3つのうち2つが同じ側なら、その側に置きます。
あご先
写真の上で、あご先の輪郭を見ます。下の輪郭が丸い弧を描いているなら曲線寄り、あご先が細くとがっているか、角があってまっすぐな線が見えるなら直線寄りです。
目の形
眉とアイラインを描いていない状態で、目の縦の幅と横の幅を測ります。縦が横の4割を超えて丸い目なら曲線寄り、3割に届かない切れ長の目なら直線寄りです。その間はどちらとも言えないので、あご先と頬の結果に任せます。
頬の肉付き
真横から撮った写真で、頬のふくらみを見ます。目の下から口の横にかけて、ふっくらとした丸みがあるなら曲線寄り、平らで骨の線が見えるなら直線寄りです。
眉とアイラインを描くと、ここが動く
眉とアイラインを描いた状態でも同じ3つを見てください。眉山に角をつけ、目尻を上げたアイラインを引いていると、目の形が実際より切れ長に見え、直線寄りに出やすくなります。反対に、アーチ型の眉と目尻を下げたラインは、曲線寄りに見せます。
2つの軸がそろったら、8タイプのどこに置くか
3か所を測り終えたら、2つの軸の結果を組み合わせます。子供顔か大人顔か、曲線か直線か、それぞれが決まっていれば、4つの象限のどこかに入ります。
両方の軸が決まった人
子供顔で曲線ならキュートの側、子供顔で直線ならクールカジュアルやアクティブキュートの側です。大人顔で曲線ならフェミニンの側、大人顔で直線ならクールの側になります。中間に近いところにいる人は、フレッシュやエレガント、ソフトエレガントの側に置かれます。
片方の軸だけが決まった人
片方だけが決まった人は、決まっている軸のほうから、タイプを2つまで絞ってください。たとえば大人顔寄りは決まっていて、曲線か直線かが迷う人は、フェミニンとクールの間、つまりエレガントやソフトエレガントの周辺にいます。迷っている軸の上で、どちらの端にいるかを無理に決める必要はありません。
設問形式の診断と、測った結果が食い違うとき
設問に答えていく形の診断を先にやっていて、その結果と、素顔で測った結果が違うこともあります。設問形式の診断は、多くの場合「目は丸いか切れ長か」「顔は面長か丸顔か」を自分の印象で答えるので、ふだん見ているいつもの顔、つまり前髪を下ろしてメイクをした顔で答えてしまいがちです。食い違ったときは、どの設問で迷ったかを思い出してください。迷った設問が、測った3か所のどれにあたるかを照らし合わせると、どちらの軸がずれていたのかが分かります。たいていは、顔の長さを聞く設問か、目の形を聞く設問のどちらかです。
大切なのは、タイプの名前より、どちらの軸がどれくらい決まっているかです。名前は8つでも、実際の顔は軸の上のどこかに連続して並んでいます。
前髪が動かしているもの
ここからは、素顔の結果といつもの顔の結果がずれる理由を、前髪とメイクに分けて見ていきます。まず前髪です。
額を隠すと、顔が短く見える
前髪で額を隠すと、顔の見た目の長さが短くなります。1か所目で見たように、縦横の割合が小さくなり、子供顔寄りに見えます。前髪が厚く、眉まで隠れるくらい長いほど、この動きは大きくなります。
前髪の形が、曲線か直線かも動かす
前髪の毛先がまっすぐ一直線にそろっていると、顔の上に横の直線が1本入り、直線寄りの印象が足されます。毛先を流したり、丸く内側に入れたりすると、曲線寄りの印象が足されます。前髪は大人度だけでなく、もう1つの軸にも少し効いています。
横の髪は、顔の横幅を動かす
前髪だけでなく、顔の横に下ろした髪も効いています。頬の横に髪がかかっていると、見た目の顔の横幅が狭くなり、縦横の割合が大きくなって大人顔寄りに見えます。前髪で子供顔寄りに、横の髪で大人顔寄りに、と2つが打ち消し合っている人もいます。いつもの顔で撮るときは、ふだん通りに横の髪も下ろした状態で撮って、前髪と横の髪のそれぞれがどちらに動かしているかを見ておくと、髪型を変えるときの判断材料になります。
前髪を変えない人の考え方
前髪は毎日変えるものではないので、いつもの前髪を前提に服を選びたい人もいるはずです。その場合は、素顔の結果を基準にしたうえで、前髪がどちらにどれだけ動かしているかを足して考えてください。素顔では大人顔寄りなのに、厚い前髪で子供顔寄りに見せている人は、服は大人顔寄りの形を土台にして、顔のまわりの小物だけを少し子供顔寄りにすると、前髪とも素顔とも釣り合います。
眉とアイラインが動かしているもの
眉とアイラインは、目元の線の向きと長さを変えます。目元は顔の中でいちばん見られる場所なので、ここで足した線は、顔全体の印象を大きく動かします。
眉は、曲線か直線かを動かす
眉山に角をつけて、眉尻に向かってまっすぐ下ろすと、直線寄りに見えます。眉山をなだらかにして、全体をアーチにすると、曲線寄りに見えます。眉を太く平らに描くと、直線でもやわらかさがあり、子供顔寄りにも少し動きます。
アイラインは、両方の軸を動かす
目尻を上げて長く引くアイラインは、目を切れ長に見せて直線寄りにし、同時に目元の重心を上げて大人顔寄りにもします。目尻を下げて短く止めるアイラインは、目を丸く見せて曲線寄りにし、子供顔寄りにもします。アイラインは、2つの軸を同じ方向に同時に動かすので、診断結果が揺れるいちばんの理由になりやすいものです。
眼鏡も目元の線を動かす
ふだん眼鏡をかけている人は、眼鏡も目元の線に加わります。フレームの上の線がまっすぐで角のある形なら直線寄りに、丸いフレームなら曲線寄りに見せます。フレームが太く濃い色なら、目元に線が足されて大人度の軸も少し動きます。測るときは眼鏡を外し、いつもの顔の写真は眼鏡をかけた状態でも1枚撮っておいてください。眼鏡を外した素顔と比べると、フレームがどちらの軸をどれだけ動かしているかが分かり、次に眼鏡を選ぶときの手がかりにもなります。
いつもの眉とアイラインを記録しておく
素顔の結果とずれる人は、いつもの眉の形とアイラインの向きを、写真で1枚残しておいてください。素顔の写真と並べると、どこがどれだけ動いているかが目で見て分かります。
チークとリップが動かしているもの
チークとリップは、色を置く位置と形で、顔の下半分の印象を変えます。
チークは、置く位置で両方の軸を動かす
頬の中央、黒目の下あたりに丸く置くチークは、頬のふくらみを強調して曲線寄りに、顔の重心を中央に寄せて子供顔寄りにします。頬骨に沿って斜め上に向かって置くチークは、頬に線を作って直線寄りに、重心を上げて大人顔寄りにします。
リップは、輪郭の描き方で動かす
唇の輪郭を角まできっちり描くと、口元に直線が入り、直線寄りに見えます。中央にだけ色を置いて輪郭をぼかすと、曲線寄りで、子供顔寄りにも動きます。色の濃さも効いていて、深い色は大人顔寄りに、明るく淡い色は子供顔寄りに見せます。
シェーディングとハイライト
輪郭の外側に影を入れると、顔の横幅が狭く見え、縦横の割合が大きくなって大人顔寄りに動きます。鼻すじにハイライトを入れると、顔の中央に縦の線が入り、直線寄りにも少し動きます。
素顔といつもの顔で結果が違ったとき、どちらを使うか
素顔の結果といつもの顔の結果が、違うタイプになることは珍しくありません。そのとき、どちらを使えばいいかは、何を選ぶかで分けて考えます。
迷ったら、何を選ぶ場面かを先に言葉にする
どちらの結果を使うか迷ったら、いま選んでいるものが、毎日変えるものか、しばらく変えないものかを考えてください。服やバッグ、眼鏡のように、一度選ぶとしばらく使い続けるものは、変わらない素顔の結果に合わせます。メイクの色や前髪の流し方のように、日ごとに変えられるものは、その日の気分で2つの結果の間を動いてかまいません。この分け方を覚えておくと、診断結果が2つあることが、迷いの種ではなく、使い分けの道具になります。
服は素顔の結果を使う
服を選ぶときは、素顔の結果を使ってください。服の襟の形や柄の大きさ、生地の硬さは、顔の骨格と組み合わさって見えます。メイクは日によって変わりますが、骨格は変わりません。素顔に合わせた服なら、メイクを薄くした日も、濃くした日も、大きく外れません。
メイクと前髪は、2つの差を使う
メイクや前髪を決めるときは、素顔の結果といつもの顔の結果の差を見ます。差が大きいほど、メイクと前髪で顔の印象を大きく動かしているということです。その差が自分の好きな方向なら、そのまま続けてかまいません。差が大きすぎて、服とのつながりが悪く感じるなら、メイクを素顔の方向に少し戻すと、服と顔がそろいます。
差の大きさを3段階で読む
素顔といつもの顔の差は、大きさで3つに分けて考えると扱いやすくなります。2つの結果が同じ象限の中に収まっているなら、差は小さく、メイクと前髪は素顔の良さを引き出す方向に働いています。今のままで問題ありません。隣の象限に移っているなら、差は中くらいで、メイクと前髪で片方の軸をはっきり動かしています。服を素顔の結果で選ぶと、顔のまわりだけが少し浮いて感じることがあるので、首元の小物でいつもの顔の側に少し寄せてください。対角の象限まで移っているなら、差は大きく、両方の軸を同時に動かしています。この場合は、服とメイクのどちらかを相手に合わせないと、全体がちぐはぐに見えやすくなります。服を変えるのは手間がかかるので、まずはアイラインとチークの位置を素顔の方向に半分だけ戻してみるのが、いちばん負担の少ない方法です。
両方を残しておく
素顔の結果と、いつもの顔の結果は、どちらも捨てずに残しておいてください。素顔の結果は服の土台として、いつもの顔の結果は自分がどちらに寄せたいかの記録として使えます。素顔の結果を服に移すときの具体的な見方は、顔タイプ診断をわかりやすく服に移すにまとめています。
片方の軸がどちらとも取れるとき
素顔で測っても、片方の軸が境目に残る人はいます。ここがいちばん迷うところなので、軸ごとに分けて書きます。
大人度が境目にいるとき
縦横の割合が1.35倍から1.45倍の間で、下半分の割合も3割から3割3分の間にいる人です。この場合は、大人度の軸の上で、真ん中に置いてかまいません。服を選ぶときは、首元の開き方や柄の大きさを中くらいにして、その日のメイクで寄せる側を決めます。
もう1つの手がかりとして、黒目の位置も見られます。素顔の写真で、目頭と目尻の間に黒目がどこにあるかを見て、黒目が大きく目の幅の半分近くを占めるなら子供顔寄り、黒目が小さく白目が多く見えるなら大人顔寄りに少し傾けます。それでも決まらなければ、境目にいる人として受け止めてください。
曲線か直線かが境目にいるとき
あご先・目の形・頬の3つが、1つずつばらばらに出た人です。たとえば、あご先は丸いのに目は切れ長、頬は平らでもふっくらでもない、という場合です。この場合は、いちばん顔の中心に近い目の形を優先してください。目は顔の中でいちばん見られる場所なので、目の形に合わせると、顔全体の印象と服がそろいやすくなります。
目の形も中間なら、横顔を見ます。おでこから鼻先、あご先までの横の線が、なだらかな弧を描いているなら曲線寄り、鼻すじがまっすぐ通っていて、あご先が前に出ているなら直線寄りです。
人に見てもらうなら、聞き方を決めておく
自分で決めきれないときは、家族や友人に写真を見てもらうのも1つの方法です。ただし「私は何タイプに見える」と聞くと、相手はいつもの顔の印象で答えます。素顔の写真を2枚並べて見せ、「目は丸いほうと切れ長のほう、どちらに近いか」「あごは丸いほうととがったほう、どちらに近いか」と、1つずつ2択で聞いてください。答えが自分の測った結果と同じ側なら、その結果を信じてかまいません。違う側なら、その場所は境目にいると考えます。
境目にいることは、迷いではない
片方の軸が境目にいるということは、その軸の上で、前髪とメイクで両側に動けるということです。どちらかに決めきれないことを、診断の失敗と考える必要はありません。
両方の軸が真ん中に近いとき
大人度も、曲線か直線かも、両方が境目にいる人がいます。顔タイプの4つの象限のちょうど真ん中に近いところです。
中間のタイプを土台にする
この場合は、フレッシュやエレガント、ソフトエレガントといった、真ん中に近いタイプを土台にしてください。服は、首元の開きも柄の大きさも、生地の硬さも中くらいのものが合います。
寄せる側は、毎日選んでいい
両方の軸が真ん中にいる人は、メイクと前髪で、4つの象限のどの方向にも少しずつ寄せられます。ある日は目尻を上げて大人顔と直線の側に、別の日はチークを丸く置いて子供顔と曲線の側に、と動かしても、どちらも無理なく見えます。
服は中間を土台に、寄せる方向は小物とメイクで毎日決める、というのが、真ん中にいる人のいちばん楽な付き合い方です。服をタイプごとにそろえる必要がないので、手持ちの服の数も増やさずに済みます。
秋冬に動きやすいもの
季節によって、顔の印象を動かすものが変わります。秋から冬にかけては、とくに3つに気をつけてください。
帽子は、前髪と同じように大人度を動かす
ニット帽やベレー帽で額を隠すと、前髪を下ろしたときと同じように、顔が短く見えて子供顔寄りに動きます。素顔の結果が大人顔寄りの人は、帽子を深くかぶるより、生え際が少し見えるくらいに浅くかぶると、素顔の結果と釣り合います。
深い色のリップは、大人顔寄りに動かす
秋冬は、深い赤や茶色のリップを使う人が増えます。深い色は大人顔寄りに見せるので、素顔の結果が子供顔寄りの人は、唇全体に塗るより、中央に置いて輪郭をぼかすと、子供顔の良さが残ります。
タートルネックは、顔の長さの見え方を変える
首まで覆うタートルネックは、首が見えなくなるぶん、あご先から下に線が続かず、顔の下半分が短く見えます。素顔の結果が子供顔寄りの人は、折り返しを薄くして首を少し見せると、顔が詰まって見えにくくなります。大人顔寄りの人は、厚く折り返しても顔とのつながりが崩れません。
測った数字を服に移す最初の1枚
測り終えたら、すぐに服を全部選び直す必要はありません。まずは1枚だけ、素顔の結果に合わせて選んでみてください。
首元から決める
最初の1枚は、トップスの首元で選びます。首元は顔の真下にあるので、顔の2つの軸とのつながりがいちばん分かりやすい場所です。大人顔寄りなら首元を開けて縦の線を作るもの、子供顔寄りなら首元が詰まっているか、小さな襟のあるもの。曲線寄りなら丸みのある襟、直線寄りなら角のある襟です。
いつものメイクで着てみる
選んだ1枚を、いつものメイクと前髪で着てみてください。素顔の結果に合わせた服が、いつもの顔にもなじむなら、メイクの動かし方は今のままで問題ありません。なじまないなら、メイクを素顔の方向に少しだけ戻してみます。アイラインの跳ね上げを短くする、チークの位置を少し下げる、といった小さな変化で十分です。
柄と生地は、首元のあとで同じ順に
首元が決まったら、次は柄と生地です。柄は大人度の軸に、生地の硬さは曲線か直線かの軸に、それぞれ強くつながっています。子供顔寄りなら小さめの柄、大人顔寄りなら大きめの柄か無地。曲線寄りならやわらかく落ちる生地、直線寄りならハリのある生地です。どれか1つの軸が境目にいる人は、その軸につながっているものだけを中くらいにして、決まっている軸のほうははっきり寄せてください。たとえば大人度は境目で、直線寄りが決まっている人なら、柄の大きさは中くらいにして、生地はハリのあるものを選びます。決まっている軸をはっきりさせておくと、境目の軸のあいまいさが目立たなくなります。
比べる相手を作る
素顔の結果に合わせた1枚ができたら、それが比べる相手になります。次に服を選ぶときは、その1枚と首元・柄・生地を比べて、同じ側にあるかどうかを見れば、いちいち診断をやり直さずに済みます。
測り直すときに気をつけること
一度測った結果も、髪型を大きく変えたときや、何年かたったときには、測り直してみてください。
同じ条件で撮る
測り直すときは、最初と同じ条件で撮ることが大切です。前髪の上げ方、カメラとの距離、光の当たり方をそろえないと、数字の違いが顔の違いなのか、撮り方の違いなのかが分からなくなります。最初に撮った写真を残しておいて、同じ場所、同じ時間帯に撮り直すと比べやすくなります。
髪型を大きく変えたときも測り直す
前髪を作った、伸ばした、髪を大きく短くした、といったときは、素顔の結果は変わりませんが、いつもの顔の結果は大きく動きます。素顔の写真は残っているはずなので、いつもの顔の写真だけを撮り直して、差がどう変わったかを見てください。前髪を作って差が大きくなったなら、服の首元の小物でその差を受け止めると、髪型を変えたあとも手持ちの服をそのまま使えます。
変わるのは主に大人度
年齢を重ねると、顔の下半分の長さや頬の肉付きが少しずつ変わり、大人度の軸が動くことがあります。曲線か直線かの軸は、骨格の影響が大きいので、大人度ほどは動きません。測り直して大人度だけが動いていたら、服の首元の開き方と柄の大きさを、少しだけ大人顔寄りに動かしてみてください。
最後に:素顔の写真と3つの数字を残しておく
前髪を上げた素顔の正面と横顔の写真、顔の縦横の割合、下半分の割合、目の縦と横の割合の3つの数字を、スマートフォンのメモに残しておいてください。いつもの顔の写真も1枚並べておけば、メイクと前髪がどちらの軸をどれだけ動かしているかが、いつでも見返せます。
顔タイプ診断がわかりにくいと感じるのは、顔が分かりにくいからではありません。前髪とメイクが、2つの軸を少しずつ動かしているからです。一度素顔で測っておけば、そのあとはメイクを変えても、前髪を伸ばしても、自分がどこから動いているのかを見失わずに済みます。数字で大人度を測る方法は顔診断・女性向けセルフ判定に、触って直線と曲線を確かめる方法は顔面タイプ診断にもまとめています。
よくある問い
- Q. 顔タイプ診断を何度やっても結果が変わります。どれが本当ですか
- 前髪とメイクの状態が毎回違うと、結果も揺れます。前髪を上げ、眉とアイラインを描かない素顔で測った結果を基準にしてください。いつもの顔で測った結果はそれと別に残しておき、2つの差を「メイクと前髪で動かしている幅」として見ると、どちらも無駄になりません。
- Q. 素顔とメイクした顔で、診断結果が違うタイプになりました
- 服を選ぶときは素顔の結果を、メイクや前髪を決めるときは2つの差を使います。服は日によって変えにくい顔の骨格と組み合わさるので、素顔に合わせるほうがぶれません。メイクした顔の結果は、素顔からどちらの方向にどれだけ動かしているかの記録として残しておいてください。
- Q. 前髪を上げると落ち着かないのですが、どうしても上げないといけませんか
- 測るときだけで十分です。測り終えたら前髪は戻してかまいません。前髪を下ろした顔が好きなら、それは前髪で大人度を動かしているということなので、その差を知ったうえで服を選べば、前髪を変えずに全体を整えられます。
- Q. 測ってみたら、どの数字も境目ぎりぎりでした
- 両方の軸が境目にいる人は、中間のタイプに置いてかまいません。そのうえで、前髪とメイクで寄せたい側を毎日選べるのが、境目にいる人の強みです。服は中間の形を土台にして、その日のメイクに合わせて小物で寄せる側を決めてください。
— メグラシ編集部





