顔タイプ診断をわかりやすく写真で|正面と横顔の2枚で2軸を測る

**顔タイプ診断は、正面と横顔の写真を1枚ずつ撮れば、自分で置けます。**測るのは6か所です。子供顔か大人顔かを3か所、曲線か直線かを3か所で見て、それぞれ点を足すだけです。
説明の言葉を読んで自分に当てはめようとすると、迷います。「丸い」「面長」「大人っぽい」は、見る人によって受け取り方が違うからです。この手順では言葉を使わず、写真の上で長さを比べて決めます。
軸ごとの合計が±2以上なら、その軸は言い切ってかまいません。合計が0か±1の軸は中間です。中間に出た人がいちばん迷うので、その扱いを後半に厚く書いています。
8つのタイプがどんな印象かを先に見ておきたい場合は、顔タイプ8分類を5問で見分けるセルフチェックが近道です。この記事は、5問で迷った人が、写真で測り直すための手順です。
結論:写真2枚に印をつけて、6か所を−1・0・+1で採点する
先に全体を並べておきます。測る場所と、境目の目安は次のとおりです。
| 軸 | 測る場所 | 写真 | 子供寄り/曲線寄り(−1) | 大人寄り/直線寄り(+1) |
|---|---|---|---|---|
| 子供顔⇔大人顔 | 顔の縦÷横 | 正面 | 1.35未満 | 1.45以上 |
| 子供顔⇔大人顔 | 鼻の下〜顎先 ÷ 目〜鼻の下 | 正面 | 1.1未満 | 1.3以上 |
| 子供顔⇔大人顔 | 顎先の出方 | 横顔 | 下唇より後ろ | 下唇と同じか前 |
| 曲線⇔直線 | 目の横幅÷縦幅 | 正面 | 2.8未満 | 3.1以上 |
| 曲線⇔直線 | 頬から顎の輪郭の折れ | 正面 | 折れがない | 折れが2か所以上 |
| 曲線⇔直線 | 額から鼻筋の線 | 横顔 | なだらかにつながる | 鼻の付け根に段がある |
境目のあいだに入ったら0点です。軸ごとに3か所を足すと、−3から+3までの合計が出ます。
表の数字は、判定を分けるための目安です。境目の上にぴったり乗る人もいますが、そのときは0点にして先に進んでください。1か所の判定に時間をかけるより、6か所を測り終えてから全体を見るほうが、迷いが少なくなります。
撮り方:1.5m離れて、目の高さから撮る
写真の撮り方で、結果は大きく変わります。次の4つだけは守ってください。
1つ目は、顔からレンズまで1.5mほど離すことです。腕を伸ばした自撮りは30〜50cmしか離れておらず、鼻や頬が大きく、耳や輪郭が小さく写ります。ほかの人に撮ってもらうか、棚の上にスマートフォンを置いてタイマーで撮ってください。離れたぶん顔が小さく写るので、撮ったあとに拡大します。
2つ目は、レンズを目の高さに合わせることです。上から撮ると額が大きく顎が小さく写り、子供顔の側に寄ります。下から撮ると顎が大きく写り、大人顔の側に寄ります。本を積むなどして、レンズの高さを目の高さにそろえてください。
3つ目は、髪をすべて後ろにまとめ、額と耳と顎の輪郭を出すことです。前髪や顔まわりの髪が輪郭にかかると、縦の長さも、輪郭の折れも測れません。ヘアバンドで額を出すのがいちばん確実です。
4つ目は、表情をつけないことです。口を軽く閉じ、歯を噛みしめずに、目はレンズの少し上を見ます。笑うと頬が上がって輪郭が丸く写り、目が細くなって横幅と縦幅の比が変わります。笑った写真は、後で中間の人が使うので、別に1枚撮っておきます。
撮る前に、メガネと大きなイヤリングは外しておきます。メガネのフレームは目の横幅と縦幅の見え方を変え、イヤリングは輪郭の線に重なって、折れの数を数えにくくします。カメラの倍率は1倍のままにしてください。広角に切り替えると、離れて撮っても顔の真ん中がふくらんで写ります。
正面の写真は、2〜3枚続けて撮り、いちばん顔がまっすぐ正面を向いている1枚を選びます。左右の耳が同じくらい見えていれば、顔が正面を向いています。片方の耳だけが大きく見える写真は、顔が少し斜めを向いているので、縦横比も目の比もずれます。
横顔は、体ごと90度横を向いて撮ります。顔だけを横に向けると首がねじれ、顎の位置がずれます。窓に正面を向けて立ち、光が顔の正面か横顔の正面から当たるようにすると、輪郭の影がはっきりします。
印をつける:正面に5点、横顔に3点
撮った写真を、画像の編集機能で開き、印をつけます。ペン機能がなければ、画面を指で押さえながら測っても構いませんが、印があるほうが迷いません。
正面の写真には、次の5点を打ちます。髪の生え際のいちばん上の真ん中、顎先のいちばん下、左右の頬骨のいちばん外側(顔の横幅がいちばん広いところ)、両目の黒目の中心、鼻の下(小鼻の付け根を結んだ線の真ん中)です。
横顔の写真には、次の3点を打ちます。鼻の付け根(目と目のあいだのいちばん凹んだところ)、下唇のいちばん前、顎先のいちばん前です。
長さを測るときは、画面の上で定規を当てる必要はありません。**比べるだけなので、指や紙の切れ端で十分です。**たとえば、細長い紙の端を顔の横幅に合わせて印をつけ、その紙を縦に当てて何本ぶんかを数えれば、縦÷横が出ます。
印を打つときに、自分の顔をじっくり見るのが苦手な人もいます。そういうときは、点を打つ場所だけを見て、顔全体は見ないようにしてください。この手順は、長さの比を出すための作業です。顔の好き嫌いを決めるものではありません。
子供顔か大人顔か①:顔の縦の長さを、横幅で割る
1つ目は、顔の縦と横の比です。生え際の点から顎先の点までを縦、左右の頬骨の点のあいだを横として、縦が横の何倍あるかを見ます。
紙の切れ端を横幅に合わせて印をつけ、縦に当ててください。縦が横の1.35倍に届かなければ子供寄りで−1点、1.45倍以上あれば大人寄りで+1点、そのあいだなら0点です。
**顔の縦横比は、子供顔か大人顔かを分けるいちばん大きな手がかりです。**子供のころの顔は、横幅に対して縦が短く、成長とともに顎が伸びて縦長になっていきます。大人になっても縦が短めに残っている顔は、見る人に若い印象を与えます。
ここで気をつけたいのは、生え際の位置です。生え際は人によって高さが大きく違い、額が広い人は縦が長く出ます。生え際の点が、眉から指4本ぶんより上にある場合は、眉から指4本ぶんの位置を生え際の代わりに使ってください。生え際の高さで判定がずれるのを防げます。
縦横比で0点に出る人は少なくありません。そのときは、次の2つの項目で軸の向きが決まります。縦横比で決めきれないことを気にする必要はありません。
子供顔か大人顔か②:鼻の下から顎先までを、目から鼻の下と比べる
2つ目は、顔の下半分の長さです。黒目の中心を結んだ線から鼻の下の点までを1として、鼻の下の点から顎先の点までが何倍あるかを見ます。
1.1倍に届かなければ子供寄りで−1点、1.3倍以上あれば大人寄りで+1点、そのあいだなら0点です。
この項目は、縦横比とは別のものを測っています。縦横比は顔全体の形ですが、こちらは顔の中で目鼻口がどこに集まっているかです。**鼻の下から顎先までが短い顔は、目鼻口が顔の下のほうにまとまって見え、子供の顔に近い配置になります。**縦横比が大人寄りでも、この項目が子供寄りに出る人は、顔は縦長なのに顔立ちは若く見える、というタイプです。
測るときは、口を軽く閉じた写真を使ってください。口を開けると顎が下がり、鼻の下から顎先までが長く出ます。また、顎を引きすぎた写真では顎先が隠れて短く出るので、首をまっすぐ立てた写真を使います。
この項目は、メイクや髪型ではほとんど変わりません。迷ったときに、いちばん頼りにしてよい項目です。
子供顔か大人顔か③:横顔で、顎先が下唇より前に出ているか
3つ目は横顔です。下唇のいちばん前の点から、まっすぐ下に線を引いてください。顎先の点が、その線より後ろにあるか、線の上か、線より前にあるかを見ます。
顎先が線より指半分以上後ろにあれば子供寄りで−1点、線の上か前にあれば大人寄りで+1点、そのあいだなら0点です。
子供の顔は、横から見ると顎先が控えめで、唇から顎へなだらかに引いていきます。大人の顔は、顎の骨が前へ伸びて、顎先が唇の線に近づきます。横顔で顎の出方を見るのは、正面の写真では分からない、顔の奥行きの成長を見るためです。
この項目は、年齢とともに少しずつ動くことがあります。顎まわりの肉づきが変わると、顎先の位置が前後して見えるからです。数年前の写真と比べて点数が変わっていても、それは自然なことです。
横顔の写真では、首の角度にも気をつけてください。顎を上げると顎先が前に出て大人寄りに、引くと後ろに下がって子供寄りに出ます。耳の穴と目尻を結んだ線が、床と平行になる角度が基準です。
曲線か直線か④:目の横幅を、縦幅で割る
ここから2つ目の軸です。1つ目は目の形です。正面の写真で、片方の目の目頭から目尻までを横幅、黒目の上のまぶたの際から下のまぶたの際までを縦幅として、横幅が縦幅の何倍かを見ます。
2.8倍に届かなければ曲線寄りで−1点、3.1倍以上あれば直線寄りで+1点、そのあいだなら0点です。
**目の形は、曲線か直線かの印象を最初に決める場所です。**縦幅に対して横幅が短い目は丸く見え、顔全体に柔らかい印象を与えます。横幅が長い目は切れ長に見え、顔に線の印象が出ます。
この項目は、アイラインやまつ毛で見え方が変わるので、アイラインを引いていない写真で測ってください。また、目を大きく開いた写真では縦幅が大きく出るので、普段どおりに開いた写真を使います。左右の目で比が違う人は、2つの平均を取ってください。
目の比で迷うのは、片方の目が2.8倍、もう片方が3.1倍というように、左右で判定が分かれる場合です。そのときは0点にして、次の2項目に判断を任せます。
曲線か直線か⑤:頬から顎への輪郭に、折れがいくつあるか
2つ目は正面の輪郭です。片方の頬骨の点から、顎先の点まで、輪郭の線を指でゆっくりなぞってください。途中で線の向きがはっきり変わる場所、つまり「折れ」がいくつあるかを数えます。
折れが見つからず、頬骨から顎先まで1本のカーブでつながっていれば曲線寄りで−1点、折れが2か所以上あれば直線寄りで+1点、1か所だけなら0点です。
折れが出やすいのは、頬骨のすぐ下、耳の下のエラのあたり、顎先の手前の3か所です。折れがあると、輪郭がいくつかの直線をつないだ形に見え、顔に直線の印象が出ます。
ここでは、輪郭が丸いか四角いかではなく、線が途中で向きを変えるかどうかだけを見ています。顔の幅が広くても、輪郭が1本のカーブでつながっていれば曲線寄りです。反対に、顔が細くても、頬骨の下と顎の手前で線が折れていれば直線寄りです。
折れの数が分かりにくい場合は、写真を白黒にして、明るさを少し落としてみてください。輪郭の影が濃くなり、線の向きが変わる場所が見えやすくなります。
曲線か直線か⑥:横顔で、額から鼻筋の線に段があるか
3つ目は横顔の上半分です。額のいちばん前から鼻先まで、横顔の線を指でなぞってください。鼻の付け根の点のあたりで、線がどう変わるかを見ます。
額から鼻先まで、なだらかな1本のカーブでつながっていれば曲線寄りで−1点、鼻の付け根ではっきり凹み、そこから鼻筋がまっすぐ伸びていれば直線寄りで+1点、そのあいだなら0点です。
鼻筋の途中に骨の出っぱりがあって、横から見て線が一度折れている場合も、直線寄りとして数えてください。顔の線は、正面の輪郭と横顔の線の両方で印象が決まります。正面がなめらかでも、横顔に段があれば、斜めから見たときに直線の印象が出ます。
この項目は、正面の写真では分からないぶん、自分でも気づいていないことが多い場所です。横顔の写真を見て、思っていたより直線的だった、あるいは曲線的だったと感じる人は少なくありません。
額から鼻の線は、顎の角度と違って撮り方であまり変わりません。迷ったときに、曲線か直線かの軸でいちばん頼りにしてよい項目です。
点を足して、2軸の上に自分を置く
6か所を測り終えたら、軸ごとに点を足します。子供顔⇔大人顔の軸は、①②③の合計です。曲線⇔直線の軸は、④⑤⑥の合計です。どちらも−3から+3のあいだに入ります。
合計が−2以下ならその軸は子供顔、または曲線です。+2以上なら大人顔、または直線です。0か±1なら中間です。
2つの軸を組み合わせると、8つのタイプのどのあたりにいるかが分かります。子供顔の側は、曲線の端がキュート、直線の端がクールカジュアルで、そのあいだにアクティブキュートとフレッシュが入ります。大人顔の側は、曲線の端がフェミニン、直線の端がクールで、そのあいだにソフトエレガントとエレガントが入ります。
たとえば、子供顔⇔大人顔が+3、曲線⇔直線が−2なら、大人顔で曲線の端、つまりフェミニンの位置です。子供顔⇔大人顔が−2、曲線⇔直線が+3なら、子供顔で直線の端、クールカジュアルの位置です。
点を足すときは、6か所の点を紙に縦に書き出してください。たとえば、①0、②−1、③−1、④−1、⑤0、⑥+1と出た人なら、子供顔⇔大人顔の軸は0−1−1で−2、曲線⇔直線の軸は−1+0+1で0です。子供顔ははっきり出ていて、曲線か直線かは中間、という位置になります。この人は、子供顔の側の4タイプのうち、端ではないアクティブキュートかフレッシュのあたりにいます。
書き出しておくと、あとで撮り直したときに、どの項目が動いたかもすぐに分かります。合計だけを覚えておくと、次に測ったときに合計が同じでも中身が入れ替わっていることに気づけません。
曲線⇔直線の合計が±1の人は、端のタイプではなく、あいだの2つのどちらかに入ります。あいだの2つは、点数よりも、顔のパーツの大きさや立体感で分かれるので、8タイプを並べて比べた記事で特徴を見比べてください。2軸の位置が分かったあとなら、比べる相手が2つに絞られているので、迷わずに選べます。
どちらとも取れる①:片方の軸だけが0か±1に出た
ここからが、いちばん迷う人のための部分です。まず、片方の軸ははっきり出たのに、もう片方の軸が0か±1に出た場合です。
この場合は、**中間に出た軸の3項目のうち、0点だった項目だけを測り直します。**0点は境目のあいだに入ったという意味なので、もう少し細かく見れば、どちらかに寄っている可能性があります。
測り直すときは、撮り直した写真を使ってください。同じ写真で測り直すと、最初の判定に引っぱられます。日を変えて、同じ撮り方で撮った写真で、0点の項目だけをもう一度測ります。そこで−1か+1が出れば、その点を合計に入れ直します。
それでも0点のままなら、その軸は中間のままで正しいということです。中間の軸を無理にどちらかに決める必要はありません。子供顔⇔大人顔が中間の人は、服の雰囲気を子供寄りにも大人寄りにも振れる人です。曲線⇔直線が中間の人は、柔らかい素材も、きちんとした素材も着こなせる人です。
中間に出た軸は、日によって、服によって、どちらにも寄って見えます。だからこそ、**中間の軸は「どちらでも似合う」ではなく「その日の予定で選べる」と考えてください。**仕事の日は大人寄り、休日は子供寄り、というように、予定に合わせて寄せる側を変えれば、迷いが選択肢に変わります。
どちらとも取れる②:両方の軸が中間に出た
両方の軸が0か±1に出た人は、8タイプの図の真ん中にいます。どのタイプの説明を読んでも少しずつ当てはまり、少しずつ当てはまらない、という感覚を持っている人が多いはずです。
この場合は、**目を閉じた写真と、笑った写真を1枚ずつ足してください。**どちらも、最初の正面写真と同じ距離、同じ高さで撮ります。
目を閉じた写真では、目の形の影響が消えます。輪郭と顔の下半分の長さだけで、顔の印象がどちらに寄るかを見ます。目を閉じたときに、最初の正面写真より大人っぽく見えるなら、あなたの目は子供寄りの印象を足していて、骨の形は大人寄りです。反対に、目を閉じると幼く見えるなら、目が大人寄りの印象を足しています。
笑った写真では、表情で動く場所が分かります。笑ったときに頬が丸く盛り上がり、目が細くなる人は、表情が曲線の印象を足しています。笑ったときに口角が横に引かれて、輪郭の折れが目立つ人は、表情が直線の印象を足しています。
両方の軸が中間の人は、動かない特徴(骨の形)と、動く特徴(目の形・表情)が、反対の方向を向いていることがよくあります。服を選ぶときは、動かない特徴に合わせてください。表情は場面によって変わりますが、骨の形は変わらないので、服の印象と食い違う時間が少なくて済みます。
どちらとも取れる③:正面と横顔で、結果が逆になった
もう1つ、迷いやすいのが、正面の写真で測った項目と、横顔で測った項目が、反対の向きに出る場合です。たとえば、子供顔⇔大人顔の軸で、正面の①と②が−1なのに、横顔の③が+1に出る。あるいは、曲線⇔直線の軸で、正面の④と⑤が−1なのに、横顔の⑥が+1に出る。
この場合、合計は−1になり、中間として扱われます。けれど、ほかの中間の人とは事情が違います。正面と横顔で印象が分かれる顔は、見る角度で印象が変わる顔です。
正面から見られることの多い場面、たとえば向かい合って話す仕事の打ち合わせや、写真に写る場面では、正面の結果が強く出ます。横や斜めから見られることの多い場面、たとえば並んで歩く、隣の席で食事をする場面では、横顔の結果が強く出ます。
こういう顔の人は、首元と耳元で調整すると、角度による食い違いを小さくできます。正面の結果に合わせた形を首元に置き、横顔の結果に合わせた形を耳元に置くと、どの角度から見ても、どこかに顔と合う形が見えます。コートの襟の形を顔タイプで選ぶ考え方は、顔タイプ別のコートの襟の選び方で詳しく書いています。
正面と横顔のどちらを優先するか決めきれないときは、自分がいちばん多くの時間を過ごす場面を1つ思い浮かべてください。その場面で、相手からどの角度で見られているかで、優先する写真を決めます。
写真で間違えやすいこと:レンズ・前髪・眉・肌の明るさ
6か所を測っても結果が自分の感覚と大きくずれる場合は、写真に原因があることがほとんどです。よくある間違いを4つ挙げておきます。
1つ目はレンズの距離です。撮り方の章でも書きましたが、近くから撮った写真は、顔の真ん中が大きく写ります。縦横比が縦長に出て、目の比も変わります。1.5m離れて撮り、拡大して使ってください。
2つ目は前髪です。前髪を下ろしたまま撮ると、生え際の点が打てず、縦横比を測れません。眉の上で前髪を切りそろえている人は、それだけで顔の縦が短く見え、子供顔の側に寄った印象になります。測るときは必ず額を出してください。
3つ目は眉です。眉は描き方で、曲線にも直線にも見せられます。この手順で眉を測る場所に入れていないのは、そのためです。ただ、写真を見て全体の印象を確かめるときに、眉の形に引っぱられることがあります。全体を見るときは、眉を指で隠して見てください。
4つ目は肌の明るさです。強い光で撮ると輪郭の影が飛んで、折れが見えにくくなり、曲線の側に寄ります。暗い部屋で撮ると影が濃くなって、折れが実際より多く見え、直線の側に寄ります。窓の光が顔の正面から入る、昼間の明るさで撮ってください。
結果を服で確かめるときは、首元の1か所だけ変える
2軸の位置が出たら、手持ちの服で1回だけ確かめてください。確かめるのは首元だけです。全身の服を変えると、どこが効いているのか分からなくなります。
子供顔⇔大人顔の軸は、首元の開きの大きさで確かめます。首の詰まった丸首と、鎖骨が見えるくらい開いたVネックを1枚ずつ着て、正面の写真を同じ撮り方で撮ってください。子供顔の人は詰まった首元のほうが、大人顔の人は開いた首元のほうが、顔と服がつながって見えます。
曲線⇔直線の軸は、首元の線の形で確かめます。丸首と、角のある襟のシャツを1枚ずつ着て撮ってください。曲線の人は丸首のほうが、直線の人は角のある襟のほうが、顔の印象と服の印象がそろいます。
**2枚の写真を並べたとき、顔に目が行くほうが、あなたに合っている側です。**服の襟や柄に目が行くほうは、服が顔より前に出ています。測った2軸の結果と、この確かめの結果が同じ向きなら、そのまま信じてかまいません。
結果が逆になったときは、測った2軸のほうを優先してください。服での確かめは、色や素材の影響も受けるので、ずれることがあります。子供顔か大人顔かを見分けるほかの方法は、大人顔と子供顔の違いにもまとめています。
人に言われたタイプと違ったときの考え方
家族や友人に「あなたは◯◯タイプだと思う」と言われていて、測った結果がそれと違うことがあります。そのときは、どちらかが間違っていると考えなくて大丈夫です。
人が顔の印象を言うときは、多くの場合、表情や話し方、普段の服の印象も一緒に見ています。いつも笑顔で話す人は、骨の形が直線寄りでも、曲線の印象で受け取られやすくなります。いつもきちんとした服を着ている人は、顔が子供寄りでも、大人寄りの印象で受け取られやすくなります。
測った結果は、そうした動く特徴を外して、骨と肉づきだけで見た位置です。**人に言われたタイプは、その人から見えている、表情と服を含めたあなたの位置です。**どちらも本当のあなたで、見ている範囲が違うだけです。
服を選ぶときは、測った結果を土台にして、人に言われたタイプを、寄せたいときの方向として使ってください。たとえば、測った結果が大人顔の曲線で、周りからは可愛いと言われるなら、仕事の日は測った結果に合わせ、休日は周りの印象に寄せる、という使い分けができます。
もう1つ、人に言われたタイプと測った結果のずれは、それ自体が役に立つ情報です。ずれている軸が、あなたが普段の表情や服で「足している」印象だからです。測った結果が大人顔で、周りから幼く見えると言われるなら、あなたは普段、表情や服で子供寄りの印象を足しています。その印象が気に入っているなら、服でも続けてかまいません。気に入っていないなら、服を測った結果のほうに寄せれば、周りの印象も少しずつ動いていきます。
ずれを知ったうえで服を選べば、どちらの印象で見られたいかを、自分で決められるようになります。言われたタイプに合わせて服を選び続けるのでも、測った結果だけで選ぶのでもなく、その日の予定に合わせて、どちらに寄せるかを選んでください。
測り直したくなったら、いつでも写真2枚から始め直せます。同じ距離、同じ高さ、同じ明るさで撮れば、何度測っても同じ場所に戻ってこられます。それが、言葉ではなく長さで決める手順のいちばんの良さです。
よくある問い
- Q. 顔タイプ診断は、鏡を見ながらでもできますか
- 鏡は左右が反転するうえ、見る角度が少しずつ動くので、長さの比を測るのには向きません。写真なら印をつけて指で長さを比べられ、日を変えて同じ写真を見直すこともできます。どうしても鏡で見る場合は、顔から鏡まで腕1本ぶん離し、目の高さを鏡の中心に合わせてください。それでも、最後の判定は写真で確かめるのがおすすめです。
- Q. 自撮りで撮った写真では、なぜいけないのですか
- 腕を伸ばした自撮りは、顔からレンズまでが30〜50cmほどしかありません。この距離だと、レンズに近い鼻や頬が大きく、遠い耳や顎の輪郭が小さく写ります。縦横比が実際より縦長に出て、大人顔の側に寄った結果になりやすくなります。1.5mほど離れて、ほかの人に撮ってもらうか、棚の上にスマートフォンを置いてタイマーで撮ってください。
- Q. メイクをした写真と、すっぴんの写真では結果が変わりますか
- 長さの比を測る6か所は、骨と肉づきで決まる場所なので、メイクではほとんど変わりません。ただ、目の横幅と縦幅は、アイラインやまつ毛で見え方が変わります。目の比を測るときだけは、アイラインを引いていない写真を使ってください。眉の形は描き方で大きく変わるので、この手順では測る場所から外しています。
- Q. 測った結果が、以前に受けた診断と違いました
- 違うのが片方の軸だけで、その軸の合計が0か±1なら、どちらも正しい可能性があります。中間の顔は、見る人や服によってどちらにも寄って見えるからです。片方の軸の合計が±2以上なのに結果が逆になっている場合は、写真の撮り方をもう一度確かめてください。距離と高さが合っていれば、数字のほうを信じてかまいません。
- Q. 年齢を重ねると、顔タイプは変わりますか
- 骨の長さの比は大人になってからは大きく変わりませんが、頬や顎まわりの肉づきは少しずつ変わります。そのため、子供顔と大人顔の軸のうち、横顔で顎先の出方を見る項目は、年齢とともに大人寄りに動くことがあります。数年に一度、同じ撮り方で写真を撮り直し、前回と比べてください。動いた項目だけを見直せば足ります。
— メグラシ編集部





