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秋のBBQの服装|日暮れの冷えと火の粉で、上着と素材を決める

メグラシ編集部//読了 13分
夕方の河原で、袖をまくった灰青色の綿シャツと濃い灰色のパンツの女性が炭火のグリルの前でトングを持ち、後ろの折りたたみ椅子に灰色のウールの上着が掛けてある

**秋のBBQに出かける日、帰る時刻の気温を見ましたか。**昼の予報だけで服を決めて、日が落ちてから寒かった、あるいは火の前で暑くて脱いだ上着に火の粉で穴があいた。秋のBBQで困ることは、だいたいこの2つです。

秋は、昼の日なたと火の前では汗ばむのに、日が落ちると一気に冷えます。**暑さと寒さが同じ日に来るので、1枚の服では答えが出ません。**決め手は、終わる時刻の気温と、火のそばに立つ時間です。

泊まりの秋キャンプは秋キャンプの服装に、畑や果樹園の行楽はりんご狩り・ぶどう狩りの服装に分けてあります。この記事は、日帰りのBBQだけを扱います。

結論:終わる時刻の気温で上着を決め、火の前では綿かウールを着る

先に答えを置きます。秋のBBQの服は、次の3つで決まります。

決めること見るもの決め方の目安
上着を持つか終わる時刻の気温18度を下回るなら上着を1枚持つ
外側の素材火のそばに立つ時間30分以上立つなら綿かウール
首・手首・足首日が落ちたあとに残るか残るなら3か所を覆う小物を持つ

昼の最高気温ではなく、**帰る時刻の気温に合わせて上着を持ちます。**昼は脱いで、鞄か椅子の背に掛けておけば足ります。

火の前に立つ人は、外側を綿のシャツかウールのカーディガンにしてください。化繊の上着は、火から離れた席で着るものとして分けておきます。

始まる時刻と終わる時刻で、持つ枚数が決まる

秋のBBQは、昼前に集まって午後に終わる会と、昼過ぎに集まって日が落ちるまで続く会に分かれます。同じ日でも、どちらに出るかで持つ枚数が変わります。

時間帯気温の動き着る枚数の目安
11時〜14時いちばん暖かい時間だけ長袖1枚か、半袖+薄い羽織り
11時〜16時午後3時を過ぎて下がり始める長袖+羽織り1枚
13時〜17時終わりごろに日が傾く長袖+羽織り+首の小物
14時〜19時日の入りをまたぐ長袖+中間の1枚+上着
16時〜21時夜が本番になる冬の手前の上着まで持つ

日の入りの時刻は、10月の初めと終わりで30分ほど早まります。同じ「夕方まで」でも、月の後半ほど暗くなるのが早く、冷えも早く来ます。

集合の連絡に終わる時刻が書かれていないときは、片付けの時間も含めて考えてください。食べ終わってから炭の始末と片付けで、30分から1時間は外にいます。

もう一つ見落としやすいのが、帰り道です。駐車場までの道や駅までの歩きは、日が落ちたあとになります。会場では火のそばで暖かくても、帰り道は火から離れて、周りの気温そのものの中を歩きます。枚数は、会場ではなく帰り道に合わせて数えてください。

予報は、帰る時刻の数字を見る

天気予報の最高気温は、たいてい午後2時ごろの気温です。BBQが夕方まで続くなら、その数字では足りません。時間ごとの予報で、帰る時刻の気温を見てください。

帰る時刻の気温感じ方上着の目安
22度以上日陰でも過ごしやすい羽織りは無くても困らない
20〜21度動かないと少し涼しい薄い羽織りを1枚
18〜19度座っていると肌寒い長袖の上に羽織り
15〜17度上着がほしい裏地のない上着か、厚手のカーディガン
12〜14度手が冷たくなる上着+首の小物
11度以下冬の手前中綿の上着か、重ねて3枚

ここに、場所の分の差が足されます。川沿いや海辺、標高の高いキャンプ場は、街の予報より2〜4度低く感じることがあります。予報と自分の体感がいつもずれる人は、気温どおりの服装で寒い・暑いの手順でずれの幅を先に測っておくと、ここでの判断が早くなります。

火のそばは何度ちがうか|立つ位置で体感が変わる

炭火の前は、秋の夕方でも汗ばむほど暖かくなります。逆に、グリルから数m離れた席は、周りの気温そのままです。同じ会場でも、立つ位置で体感が大きく変わります。

立つ位置体感の目安服の考え方
グリルの正面50cm以内顔と胸だけ真夏のように暑い半袖か袖をまくれる1枚
グリルの横1m片側だけ暖かい長袖1枚
グリルから2m少し暖かい程度長袖+羽織り
テーブル席(3m以上)周りの気温のまま予報どおりの服
風上の席煙は来ないが冷える上着を着たまま
風下の席暖かい空気と煙が来る煙を受ける羽織り

火の番は、交代で回ってくることが多い役です。**前に立っているあいだだけ外側を脱ぎ、離れたらすぐ着る。**この出し入れができるように、前を開けられる羽織りを選んでください。かぶりの上着は、脱ぐたびに髪と顔に煙のにおいが移ります。

素材は火の粉で選ぶ|化繊の上着は火から離れて着る

炭がはぜると、細かい火の粉が飛びます。多くは数十cmで消えますが、風がある日は1mほど先まで届くことがあります。このとき、素材によって受ける傷が違います。

外側の素材火の粉が当たったとき火のそばで着るか
綿(厚手のシャツ・デニム)焦げても小さな点で止まりやすい着てよい
ウール(カーディガン・ジャケット)燃え広がりにくく、焦げ跡が小さい着てよい
麻綿に近いが、薄手は穴になりやすい厚手なら着てよい
ポリエステルのフリース当たった場所が溶けて固まる離れた席で着る
ナイロンの上着小さな穴があきやすい離れた席で着る
ダウン(化繊の表地)穴から羽毛が出てくる離れた席で着る
アクリルのニット溶けて毛玉のように固まる離れた席で着る
撥水加工の上着表地は化繊が多い離れた席で着る
綿とポリエステルの混紡混ぜる割合で差が出る綿が多いものを選ぶ

表示の札で、外側の素材を出かける前に確かめておいてください。札に「綿」「毛」とあれば火の前で着られます。「ポリエステル」「ナイロン」「アクリル」が主なら、火から2m離れてから着る1枚に回します。

煙のにおい|残っていい服と、残したくない服

BBQのあとは、着ていた服に煙のにおいが残ります。残り方は素材と表面の形で変わります。

服の表面においの残り方扱い方
毛足のあるニット・起毛残りやすく抜けにくい外側に羽織りを重ねる
厚手のウール残るが干すと抜けやすい帰ったら外に干す
綿のシャツ・カットソー洗えばすぐ落ちる気にせず着てよい
つるりとした化繊のシャツ残りにくい離れた席向き
髪長い髪ほど残るまとめて帽子をかぶる
バッグの布洗えない布は残る席から離して置く

洗いにくい服や、翌日も着たい服は、煙を受ける場所に出さないのが早道です。外側に洗える1枚を羽織って、煙を受ける役をその1枚に任せてください。

袖と裾|火のそばでは、垂れるものを減らす

火のそばで気をつけたいのは、垂れて火に近づくものです。袖口の広い服、長いストール、裾の広いスカートは、トングを持って身を乗り出したときに網の上まで届くことがあります。

場所火のそばで困る形替える形
袖口広がる袖・フレア袖手首で絞れる袖か、まくれる袖
首長く垂れるストール首に沿う短いスヌードか、巻いた端を中に入れる
裾広がるロングスカートパンツか、広がりの少ないスカート
前開けたまま垂れる長い羽織り前を留めるか、腰丈の羽織り
髪下ろした長い髪後ろでまとめる

**袖口は、手首から5cm上までまくって止まるかで選んでください。**まくっても落ちてくる袖は、火の番のたびに直すことになります。

役割で変わる服|焼く人・運ぶ人・子どもを見る人

同じBBQでも、何をする人かで服の条件が変わります。誘われた時点で、自分がどの役になりそうかを考えておくと、服が絞れます。

役割体の動き服の条件
焼く人火の前に立ち続ける綿かウールの外側・まくれる袖
炭を起こす人しゃがむ・あおぐ腰が出ない丈・汚れてよい色
食材を運ぶ人車と会場を行き来する両手が空く鞄・歩ける靴
取り分ける人テーブルで立ち座り袖が皿に触れない長さ
子どもを見る人走る・しゃがむ・抱くパンツ・脱ぎ着しやすい羽織り
座って食べる人ほとんど動かない予報より1枚多く
片付ける人水を使う・ゴミを運ぶ濡れてよい袖口と靴

いちばん冷えるのは、座って食べるだけの人です。**動かない人ほど、予報より1枚多く持ってください。**逆に、焼く人と運ぶ人は、昼は予報より1枚少なくても過ごせます。

場所の型で変わる寒さと足元

BBQの場所は、河原・キャンプ場・公園・自宅の庭・屋上・海辺と、場所ごとに寒さの出方が違います。

場所寒さの出方足元
河原川風で、夕方の冷えが早い石の上を歩ける厚い靴底
山あいのキャンプ場日が山に隠れるのが早い土の上で汚れてよい靴
街の公園街の予報に近い芝の上を歩けるスニーカー
自宅や知人の庭家に入って温まれる脱ぎ履きしやすい靴
建物の屋上風が強く、日が落ちると冷える平らな床なので靴は選びやすい
海辺海風で体感が下がる砂が入りにくい靴
湖のほとり朝晩の冷え込みが強い湿った土に強い靴底

河原と海辺は、街の予報より2〜3度低く感じるつもりで服を決めてください。山あいのキャンプ場は、標高が100m上がるごとに気温がおよそ0.6度下がります。

足元|石・芝・土・砂で靴を替える

BBQの足元は、地面で決まります。地面ごとに、困ることが違います。

地面困ること靴の条件
河原の丸い石足首をひねりやすい厚い靴底・足首まで覆う形
芝生朝露や水で濡れる布より合皮や撥水の靴
土雨のあとはぬかるむ洗える靴・溝のある底
砂靴の中に入る履き口の狭い靴
木の床・デッキ油が落ちて滑る平らで溝のある底
コンクリート炭の灰が付く汚れが目立たない色

火のそばに立つ人は、つま先の開いた靴を避けてください。炭や火の粉が足の上に落ちたとき、覆いのない靴では避けられません。秋は足先も冷えるので、甲まで覆う靴が両方の点で合います。

座る場所|椅子・シート・ベンチで下を決める

食べるときにどこに座るかで、下に着るものが変わります。

座る場所体勢下に着るもの
背もたれのある低い椅子膝が腰より高くなるパンツか、膝下まであるスカート
折りたたみの丸椅子前かがみになる腰が出ない丈のトップス
レジャーシート地面に直接座るパンツ・地面の冷えを受ける厚手
木のベンチ冷たく固い厚手の下か、敷くもの
家の縁側やデッキ足を下ろす・あぐら動きやすいパンツ

低い椅子は、膝が腰より高くなります。短いスカートは膝の上まで上がりやすいので、**膝下まで届く丈か、パンツにしてください。**レジャーシートに座る日は、地面の冷えがそのまま伝わります。座る時間が1時間を超えるなら、厚手のパンツか、敷く布を1枚持つと楽です。

昼の日差し|秋でも日なたは強い

秋は気温が下がっても、昼の日差しはまだ強い日があります。屋根のない河原や芝生で2〜3時間過ごすと、顔や首、手の甲が日に当たり続けます。

日陰の少ない場所なら、つばのある帽子が1つあると昼の日差しと夜の冷えの両方に使えます。昼は日よけ、日が落ちたら髪をまとめて煙のにおいを防ぐ役に回せます。首の後ろが出る服の日は、襟のあるシャツを1枚羽織ると、日差しと煙を同時に受けられます。

昼の日なたで暑く感じると、つい半袖1枚で過ごしたくなります。それ自体は困りませんが、そのときに脱いだ長袖や羽織りを、車の中や遠くの荷物置き場に置いてこないでください。日が陰ったときに取りに行く手間が出ると、着るのが遅れます。脱いだものは、自分の座る椅子の背か、足元の鞄に入れておくのがいちばん早く戻せます。

日差しの強さは、気温よりも雲の量で変わります。晴れの予報で、昼の最高気温が20度前後の日は、日なたでは25度を超えたように感じることもあります。この差があるので、昼の体感だけで服を減らすと、日が陰ったときの落差が大きくなります。

日が落ちてからの30分|体感は3〜5度下がる

秋のBBQでいちばん寒さに困るのは、日が落ちてからの30分です。日差しがなくなったとたん、日なたで感じていた暖かさが消え、体感は数度一気に下がります。

日の入りからの時間気温と体感すること
日の入り30分前日が傾き、日陰が広がる上着を手元に出す
日の入り日なたの暖かさが消える上着を着る
日の入り後30分体感は昼より3〜5度低い首を覆う
日の入り後1時間地面から冷えが上がる足首と手首を覆う
日の入り後2時間街の朝と同じくらいまで下がる冬の手前の装い

**寒いと感じてから着ると、体が温まるまでに時間がかかります。**日が傾き始めたら、寒くなる前に1枚着てください。

首・手首・足首の3か所で、少ない荷物で温める

日が落ちてから足す小物は、首・手首・足首の3か所に絞ると、荷物が少なく済みます。

場所足すもの火のそばでの扱い
首短いスヌード・薄手のストール端を中に入れて垂らさない
手首袖の長いインナー・手首まである手袋焼くときは外す
足首厚手の靴下・くるぶしまである靴下そのままでよい
頭ニット帽・つばのある帽子煙のにおいよけにもなる
腰腰に巻ける薄い羽織り火の前では外す

いちばん効くのは首です。首を覆うだけで、上半身の体感が1枚分ほど変わります。足首は、座っているあいだに地面の冷えを受ける場所なので、くるぶしが出る靴下の日は、厚手のものを鞄に1足入れておくと替えられます。

持っていく上着の選び方|1枚だけなら何にするか

荷物を減らしたい日は、上着を1枚に絞ります。そのときは、火のそばで着られるかと、夜まで足りるかの2つで選びます。

上着の候補火のそば夜の冷え向く会
厚手の綿のシャツ着られる足りない日がある昼で終わる会
デニムの上着着られる中に1枚足せば足りる夕方までの会
ウールのカーディガン着られる首の小物と組めば足りる夕方までの会
ウールの短い上着着られる足りる日の入りをまたぐ会
フリース離れて着る足りる座る時間が長い会
中綿の上着離れて着る十分夜まで続く会
薄いナイロンの上着離れて着る風を止めるだけ海辺や屋上

**1枚だけ持つなら、デニムかウールの短い上着が両方の条件を満たします。**夜まで続く会で中綿の上着を持つなら、火の前用に綿のシャツを中に着ておき、上着は火から離れるときだけ羽織ってください。

色|炭と油の汚れと、日暮れの見え方

BBQでは、炭の灰、肉の油、ソースが飛びます。外側の色は、汚れが目立つかどうかで選ぶと気が楽です。

色汚れの見え方日暮れの見え方
白・生成り灰もソースも目立つ暗くなっても見える
薄い灰色灰は目立たず、油は目立つ夕方まで見える
ベージュ・茶ソースが目立たない暗くなると地面に溶ける
カーキ・深い緑ほとんど目立たない暗くなると見えにくい
紺灰が白く浮く暗くなると見えにくい
黒灰が白く浮く暗くなると見えにくい
赤・からし色油は目立たない暗くなっても見える

明るい色を着たい日は、エプロンか、汚れてよい羽織りを1枚重ねてください。日が落ちてから子どもを見失いたくない日は、親も子も、どこかに明るい色か赤やからし色を入れておくと、暗い中で見つけやすくなります。

片付けの時間|水と灰で袖口と靴が汚れる

BBQの最後は片付けです。網を洗う、炭の始末をする、ゴミをまとめる。この時間は、袖口と靴がいちばん汚れます。

片付けの作業汚れる場所備え
網や鉄板を洗う袖口・胸元袖をまくって止める
炭の始末手・足元・裾裾をまくれるパンツ
ゴミをまとめる指先・手首使い捨ての手袋を持つ
テーブルを拭く袖口袖の短いインナーを中に
椅子やシートをたたむ膝・裾汚れてよい色の下

片付けは日が落ちてからになることが多いので、上着を着たまま作業することになります。上着の袖口が汚れたくないなら、片付けのあいだだけ上着を脱いで、中の1枚で動ける厚さにしておくと楽です。

子どもと一緒の日|親の服は、しゃがむ回数で決める

子ども連れのBBQでは、親は子どもを追いかけ、しゃがみ、抱き上げます。火のそばに子どもが近づかないように見ている時間も長くなります。

親の服は、しゃがんでも腰が出ない丈のトップスと、膝を曲げても突っ張らないパンツにしてください。子どもを抱き上げると、子どもの靴が服の前に当たります。前面は汚れてよい色にしておくと気になりません。

子どもの服は、火の粉の当たりにくい綿を外側に。化繊の上着を着せる日は、火のそばに近づく時間だけ脱がせるか、火から離れた場所で遊ばせる約束をしておきます。日が落ちたあと子どもは急に冷えるので、子どもの上着も、親と同じく終わる時刻の気温で選んでください。

子どもは遊んで汗をかいたまま、日暮れを迎えることがよくあります。汗で湿った肌着のまま上着を着せても、なかなか温まりません。替えの肌着を1枚持っていき、日が傾き始めたころに着替えさせてから上着を重ねると、帰り道まで落ち着いて過ごせます。

当日の朝に確かめる5つ

出かける前に、次の5つを確かめると、服で困ることがほとんどなくなります。

確かめること見るもの変える服
帰る時刻の気温時間ごとの予報上着の厚さ
風の強さ予報の風速風を止める1枚を足すか
場所の地面河原・芝・土・砂靴
火のそばに立つ時間自分の役割外側の素材
座る場所椅子かシートか下に着るもの

風速が秒速4mを超える予報なら、火の粉も遠くまで飛びます。この日は、火のそばに立つ人ほど化繊を避けてください。ウィンドブレーカーは風速5m/sからにある通り、風が強い日は同じ気温でも体感が下がるので、火から離れたあとの1枚も厚めにしておきます。

どちらとも取れるとき①|終わる時刻が読めない

「昼から集まって、あとは流れで」という会は、何時に終わるか分かりません。昼で帰る人もいれば、夜まで残る人もいます。

この場合は、**夜まで残る前提の服を持ち、昼は脱いで過ごしてください。**持っていく荷物は増えますが、寒くて先に帰ることになるよりは楽です。上着は畳むと小さくなるものを選ぶと、椅子の背や鞄に入れておけます。

それでも荷物を増やしたくないなら、自分が帰る時刻を先に決めておきます。「日の入りまでいる」と決めたら、日の入りの時刻の気温で服を選び、それより遅くは残らない。終わる時刻を服の側から決めてしまう方法です。

車で行く会なら、迷う分の上着を車に置いておく手もあります。会場のすぐそばに車を止められるなら、夜の分の上着は車の中に残し、手元には夕方までの1枚だけ持ちます。ただし、河原やキャンプ場で車まで5分以上歩く場所では、取りに行くのが遅れがちです。その場合は、最初から夜の分も手元に置いてください。

電車で行く会は、帰り道の分まで自分で持ち歩くことになります。この日は、薄手を2枚重ねる組み方が向いています。厚い上着1枚より、薄手のニットと風を止める薄い上着の2枚のほうが、畳んだときに小さくなり、昼のあいだの置き場にも困りません。

どちらとも取れるとき②|暑がりと寒がりが一緒の日

家族や友人と行くと、同じ場所にいても暑い寒いの感じ方が違います。暑がりの人に合わせると寒がりの人が困り、逆もまた同じです。

この日は、全員の服を同じ厚さにそろえないでください。寒がりの人は、予報より1枚多く持ち、火の近くの席に座ります。暑がりの人は、焼く役や運ぶ役に回り、外側を脱いで動きます。役割と席で体感の差を吸収すると、服を合わせなくて済みます。

自分がどちらか分からない人は、ふだんの通勤で見当をつけてください。周りが上着を着始める時期に、まだ要らないと感じる人は暑がり寄り、周りより先に上着を出している人は寒がり寄りです。寒がり寄りの人は帰る時刻の予報から2度引いた気温で、暑がり寄りの人は予報どおりの気温で服を選ぶと、ずれが小さくなります。

写真を一緒に撮る予定がある日は、服の厚さが違っても、色の明るさだけそろえておくと並んだときにまとまります。厚さは体感に合わせ、色は全員で合わせる。この分け方なら、寒がりの人だけが着込んで見えることも気になりにくくなります。

どちらとも取れるとき③|火の番になるか分からない

招かれた側だと、焼く役が回ってくるかどうか分かりません。そのときは、火の前で着られる服を外側にしておくのが無難です。

ここで迷いやすいのが、化繊の上着しか持っていない日です。その場合は、新しく綿の上着を用意するより先に、火の前に立つ時間だけ上着を脱げる状態にしてください。具体的には、前を開けられて、さっと脱げて、椅子の背に掛けておける形です。かぶりのフリースより、前開きのものが扱いやすくなります。

上着を脱いだときに中が薄すぎると、火の前を離れた瞬間に寒くなります。中の1枚は、それだけで15分ほど外に立っていられる厚さにしてください。綿の厚手のシャツや、目の詰まったウールのニットなら、この条件を満たします。

焼く役を頼まれたら、引き受ける前に袖と首まわりを一度見直してください。袖口をまくって止める、ストールの端を中にしまう、長い髪をまとめる。この3つを済ませてから火の前に立てば、服の側で困ることはほとんどありません。

どちらとも取れるとき④|雨上がり・風が強い予報

前の日に雨が降ったあとは、芝生や土の上が湿っています。風が強い予報の日は、火の粉も煙も遠くまで流れます。どちらも、晴れの日とは服の条件が変わります。

天気変わること服の替え方
前日が雨地面が湿っている撥水の靴・シートの下に敷くもの
当日の朝まで雨椅子やテーブルも濡れている拭く布・濡れてよい下
風が秒速4m以上火の粉が遠くまで飛ぶ火のそばの人は化繊を避ける
風が秒速6m以上体感が大きく下がる風を止める上着を1枚足す
晴れて風が弱い煙がその場にとどまる煙を受ける羽織り

雨の日に開くかどうか迷う会なら、屋根のある場所かどうかを先に聞いておくと、靴と上着が決めやすくなります。

持ち物の早見表|終わる時刻ごと

最後に、終わる時刻ごとの持ち物をまとめます。着ていく服に、ここの持ち物を足してください。

終わる時刻着ていく服鞄に入れるもの
午後2時ごろ長袖1枚か、半袖+羽織り帽子・汚れてよい布
午後4時ごろ長袖+羽織り首の小物・替えの靴下
日の入りごろ長袖+綿かウールの上着首の小物・手袋・厚手の靴下
日の入り後1〜2時間長袖+中間の1枚+上着首と手首と足首の小物・敷く布
夜9時ごろまで冬の手前の上着まで小物一式・ひざ掛け

荷物が多くなるときは、帰りに着るものを1つの袋にまとめておくと、日が落ちたときにすぐ取り出せます。

組み立て例|終わる時刻で3通り

ここまでの条件を、実際の1日の服にまとめると次のようになります。手持ちの服に置き換えるときは、外側の素材と、鞄に入れる小物の数だけ合わせてください。

**昼で終わる会(11時〜14時・帰る時刻の予報22度)**の例です。綿の長袖カットソーに、くるぶし丈のパンツ、甲を覆うスニーカー。羽織りは厚手の綿のシャツを1枚、腰に巻くか椅子の背に掛けておきます。鞄には帽子と、手を拭く布だけで足ります。

**夕方までの会(12時〜17時・帰る時刻の予報17度)**の例です。綿の長袖に、ウールのカーディガンかデニムの上着。下は厚手のパンツで、足首まで覆う靴下を履きます。鞄には短いスヌードと替えの靴下を入れておきます。火の番が回ってきたら、上着を脱いで袖を5cmまくれば、そのまま火の前に立てます。

**日の入りをまたぐ会(14時〜19時・帰る時刻の予報13度)**の例です。綿の長袖の上に、薄手のウールのニット、外側にウールの短い上着。中綿の上着を持つなら、火から離れる時間だけ羽織る前提で、畳んで袋に入れておきます。首・手首・足首の小物を一式と、レジャーシートに敷く布を1枚。帰りの車や電車の中で暑ければ、中のニットを脱いで調整します。

3つの例で共通しているのは、いちばん内側を綿にしていることです。外側を脱いで火の前に立つ場面が、どの会でも一度はあるからです。

まとめ

  • 秋のBBQは、火の前の暑さと日暮れの冷えが同じ日に来る
  • 上着は、昼の最高気温ではなく、帰る時刻の気温で決める
  • 火の前に立つ時間が長い人ほど、外側は綿かウールにする
  • 化繊の上着は、火から2m離れた席で着る1枚に回す
  • 日が傾き始めたら、寒くなる前に1枚着る。首・手首・足首の3か所を覆う

日帰りの火を囲む会は、泊まりのキャンプより荷物が少なくて済みます。そのぶん、帰る時刻の1枚を忘れやすい会でもあります。出かける前に、時間ごとの予報で帰る時刻の数字だけ見ておいてください。

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よくある問い

Q. 秋のBBQは半袖と長袖、どちらで行けばいいですか
昼に始まって午後3時ごろに終わるなら、半袖か薄い長袖の上に羽織りを1枚で足ります。夕方以降まで残るなら、長袖を土台にして、上着を1枚足してください。決め手は始まる時刻ではなく、終わる時刻の気温です。天気予報の時間ごとの気温で、帰る時刻の数字を見て、その気温で寒くない服を用意し、昼は脱いで調整します。火の前に長く立つ人は、昼は半袖のほうが楽なこともあります。
Q. フリースやダウンを着てBBQに行っても大丈夫ですか
着て行くことはできますが、火の前では脱いでください。フリースやダウンの表地に多いポリエステルやナイロンは、火の粉が当たると溶けて小さな穴があきやすい素材です。ダウンは穴から中の羽毛が出てくることもあります。グリルから2mほど離れた席で座っているときや、日が落ちてからの移動のときに着て、焼く番や炭の様子を見るときは、綿のシャツやウールのカーディガンに切り替えると安心です。
Q. スカートでBBQに行くのは向いていませんか
芝生の公園や庭で、椅子に座って過ごすならスカートでも困りません。足首まで覆う長さで、裾が広がりすぎないものなら、火のそばを通っても裾が煽られにくくなります。河原の石の上やレジャーシートに直接座る日、子どもを追いかけてしゃがむ回数が多い日は、パンツのほうが扱いやすくなります。スカートの日は、厚手のタイツか靴下で足首を覆っておくと、日暮れの冷えに備えられます。
Q. 煙のにおいが服に残るのが気になります
においは、毛足のある素材や厚手のニットに残りやすく、表面のつるりとした綿や化繊のシャツには残りにくい傾向があります。気になる服は、外側に1枚羽織って、煙を受ける面を羽織りに任せてください。帰ったらその1枚だけを外に干すか洗えば済みます。風上と風下は時間で変わるので、座る位置をときどき替えるのも効きます。

— メグラシ編集部

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50代のコート選び|秋冬の1着は、下の丈と脱いで持つ回数で選ぶ

50代のコートは、流行の形より先に、手持ちのスカートやワンピースの丈と、1日にコートを脱いで手に持つ回数で選ぶと、着ない1着になりにくくなります。コートの裾は、いちばん長い下の裾より5cm以上長いか、10cm以上短いかのどちらかに。脱ぐ回数が1日5回を超えるなら、重さとたたみやすさを優先します。手持ちの下の丈の測り方、脱ぐ回数の数え方、重さの量り方、移動の手段で変わる丈と前の留め方、襟と袖、色の数、試着で確かめること、2着目の足し方、どちらとも取れるときの決め方まで。

メグラシ編集部/読了 20分
50代ファッション|長く着た秋冬服がくたびれて見えるときの直し方

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50代ファッション|長く着た秋冬服がくたびれて見えるときの直し方

衣替えで出した秋冬服を着てみたら、なんだかくたびれて見える。50代のクローゼットには、10年近く大切に着てきた服が多く、その分だけ服の側に疲れが出ています。首元の伸び、袖口と裾のリブ、毛玉と毛羽立ち、黒と紺の色あせ、膝とお尻のテカリ、肩と前の形崩れ、靴とバッグの角の7か所を窓際の光で確かめる方法、家でできる直し方と店に頼む直し方、着方で目立たなくする工夫、手放す1着と残す1着の分け方、買い替えるならどこからかまで。気に入っている服を、もう一季節きれいに着るための点検です。

メグラシ編集部/読了 20分
雨の日のデートの服装|行き先と移動で、濡れる場所を先に決める

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雨の日のデートの服装|行き先と移動で、濡れる場所を先に決める

雨の日のデートで困るのは、着いたときに裾や靴が濡れていて、そのまま何時間も過ごすことです。濡れる場所は、行き先と移動のしかたで決まります。映画館・美術館・水族館・商業施設・食事の店・カフェめぐり・街歩き・車での外出まで、行き先ごとに濡れる場所と服の条件を表にしました。二人で並んで歩くと外側の肩が濡れる理由、裾の長さと跳ね返りの高さ、濡れ跡が残る素材と色、秋の冷たい雨で足す羽織り、店に入ってからの傘と上着の始末まで。行き先が当日まで決まらない日や、きれいめにしたいが濡れたくない日の決め方も入れています。

メグラシ編集部/読了 13分
雨の日に靴が滑る|駅の床・タイル・落ち葉で滑る靴の直し方

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雨の日に靴が滑る|駅の床・タイル・落ち葉で滑る靴の直し方

雨の日に、駅の床や建物の入口のタイル、横断歩道の白線、濡れた落ち葉の上で靴が滑る。原因は、底の溝のすり減り、底の硬さ、地面に触れる面の小ささ、新しい靴の底のつるつる、の4つにほぼ分かれます。靴底を裏返して30秒で原因を確かめる方法、原因ごとの直し方と滑り止めの貼り方、雨の日に足を置かない面、駅や階段での足の置き方、職場できちんとした靴が要る日の分け方、手持ちの靴を雨の日用に分ける目安と、買い替えるときに売り場で見る3か所までまとめました。

メグラシ編集部/読了 13分
冬の雨の日の服装|10度以下の冷たい雨は、上着の表地と足首で選ぶ

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冬の雨の日の服装|10度以下の冷たい雨は、上着の表地と足首で選ぶ

気温が10度を下回る日の雨は、濡れることより、濡れたあとに冷えることのほうがつらくなります。服を選ぶ順番は2つ。手持ちの上着の表地が水をはじくかを先に確かめ、はじかないなら撥水の1枚を外に重ねる。次に、足首と甲を覆う靴と靴下を決める。雨の中を歩く時間で分ける3つの組み方、ウールのコートとダウンで出る日の扱い、上着の丈と傘の関係、中の重ね方、パンツとスカート、靴下、屋内に入ったときの始末、みぞれの日、どちらとも取れるときの決め方まで、手持ちの服を確かめながら答えが出る形にまとめました。

メグラシ編集部/読了 13分

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