40代ファッション カジュアル|袖・裾・襟の着方で大人に寄せる

**いま着ているトップスの袖口、首元、裾の3か所を、鏡で見てください。**手首は見えていますか。鎖骨のあたりは見えていますか。腰の位置は分かりますか。3つとも「見えない」なら、服を替える前に、着方で変えられる場所が3つ残っています。
40代のカジュアルは、Tシャツもシャツもニットもデニムも、20代のころと同じものを着ていることが多いはずです。それなのに見え方が変わったと感じるのは、服よりも着方の差であることがよくあります。**袖・裾・襟をすべて服の作られたまま着ると、手首も首元も腰も布に覆われて、体の輪郭がどこにも出ません。**輪郭が1か所でも見えると、同じ服が大人の着方に変わります。
服の丈や素材そのものを見直す方法は40代、大好きなカジュアルが急に似合わなくなったに、差し色の入れ方は40代のカジュアルコーデ|差し色は1点にあります。この記事は、手持ちの服のまま動かせる着方だけを扱います。
結論:袖・裾・襟の3か所を、着方で動かす
| 場所 | そのまま着たとき | 動かしたとき | 出発点の目安 |
|---|---|---|---|
| 袖 | 手首が隠れる | 手首が見えて、腕が軽く見える | 手首の骨から指3本ぶん上で止める |
| 裾 | 腰の位置が分からない | 腰の位置が見えて、脚が長く見える | 前中心を5cmほど入れる |
| 襟 | 首元が詰まる | 鎖骨が見えて、首まわりが軽く見える | ボタン2つまで開け、後ろに指1本ぶん抜く |
**3か所のうち、1日に動かすのは2か所までにしてください。**3か所とも動かすと、こなれた着方ではなく、着崩れているように見えやすくなります。
それぞれの目安は出発点です。自分の手首の太さや首元の長さ、身長で少しずつ変わるので、後の節で確かめ方を置いています。
なぜ40代のカジュアルは、着方で差がつくのか
カジュアルな服は、もともと体を覆うように作られています。Tシャツもスウェットも、袖は手首や肘まで、裾は腰の下まで、首元はぴったりと詰まっています。20代のころは、それをそのまま着ても軽やかに見えます。
40代になると、同じ服をそのまま着たときに、布の面積が広く見えるようになります。顔まわりや手元の印象が落ち着いてくるぶん、布の面が目立つからです。**布の面を少し減らして、手首・鎖骨・腰のどこかで輪郭を見せる。**それが、着方で大人に寄せるということです。
| 見せる輪郭 | どこで見せるか | 見えると変わること |
|---|---|---|
| 手首 | 袖口 | 腕全体が軽く見える |
| 鎖骨 | 首元 | 顔まわりが明るく見える |
| 腰の位置 | トップスの裾 | 上下の比率が分かる |
| 足首 | パンツの裾 | 足元が軽く見える |
足首は、裾の一部として後の節で扱います。
先に確かめる|全身を撮って、3か所の今を見る
着方を動かす前に、いつもの着方で全身の写真を撮ってください。鏡を見るより、写真のほうが3か所の状態を落ち着いて見られます。
- いつものカジュアルの服を、いつもどおりに着る
- 2mほど離れた場所から、正面の全身を撮る
- 写真で、手首・鎖骨・腰の位置・足首が見えているかを確かめる
| 写真で見えている輪郭 | 動かす場所 |
|---|---|
| 0か所 | 袖と裾から動かす |
| 1か所 | 見えていない場所のうち、顔に近いほうを1つ |
| 2か所 | 足さなくてよい。整っているかだけ確かめる |
| 3か所以上 | 1か所戻して、2か所にする |
**輪郭が0か所の人は、袖と裾から動かしてください。**襟は顔に近く、動かすと印象が大きく変わるので、慣れてからで構いません。
袖①|手首を見せる位置
袖を動かすときの目安は、手首の骨から指3本ぶん上です。ここで袖が止まると、手首がしっかり見えて、腕全体が軽く見えます。
| 袖が止まる位置 | 見え方 | 向いている服 |
|---|---|---|
| 手首の骨の上 | ほとんど変わらない | 袖口の広い服 |
| 手首の骨から指2本上 | 手首が少し見える | 秋のニットやスウェット |
| 手首の骨から指3本上 | 手首がしっかり見える | シャツ、Tシャツの長袖 |
| 肘の少し下 | 腕がかなり見える | 暖かい日のシャツ |
| 肘より上 | 作業をしている印象に近い | カジュアルでも控える |
手首の太さで、目安は少し変わります。手首が細めの人は指2本ぶん、しっかりしている人は指3本ぶんを出発点にしてください。袖口と手首の間に指1本入るくらいのすき間があると、袖が腕に張りつかず、軽く見えます。
袖②|シャツの袖の折り方
シャツの袖は、まくり方で印象が変わります。
| 折り方 | やり方 | 見え方 |
|---|---|---|
| きっちり折る | 袖口の幅で2回折る | 整って、きちんと |
| ざっくり折る | 袖口の幅の2倍で1回、上から半分かぶせる | こなれて、軽い |
| 押し上げる | ボタンを外して、そのまま上に押し上げる | くしゃっとした動き |
| 袖口だけ折る | 袖口のボタンを留めて1回折る | 控えめに手首が見える |
**40代のカジュアルでいちばん使いやすいのは、ざっくり折る方法です。**袖口の幅の2倍ほどで1回大きく折り、その折り返しの上から袖口の部分を半分かぶせると、裏の生地が少しのぞいて、こなれた印象になります。
きっちり2回折る方法は、整いすぎて仕事の服のように見えることがあります。休日のカジュアルでは、折り返しの幅を広くとって、1回で止めてください。
袖③|ニットとスウェットの袖を押し上げる
ニットやスウェットは、折るより押し上げるほうがなじみます。袖口のゴム編みが手首の上で止まり、その上に布がたまります。
| 服 | 押し上げる位置 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 薄手のニット | 手首の骨から指3本上 | 伸びたまま戻らない編みは避ける |
| 厚手のニット | 手首の骨から指2本上 | たまった布が大きくなりすぎない |
| スウェット | 手首の骨から指2〜3本上 | 袖口のゴムがゆるいと落ちてくる |
| カーディガン | 手首の骨から指2本上 | 前を開けて着るときに効く |
押し上げた布がたまる量は、袖の長さで決まります。袖が長い服ほど、たまる布が多くなって、腕のあたりがふくらんで見えます。押し上げてふくらみが気になるときは、ふくらみを1回だけ内側に折り込んでください。
裾①|トップスを出すときの長さ
トップスの裾を外に出して着るときは、どこで裾が止まるかで見え方が決まります。
| 裾が止まる位置 | 見え方 | 合わせる下 |
|---|---|---|
| ウエストのくびれ | 上半身が短く、脚が長く見える | 股上の深いパンツ、スカート |
| 腰骨 | 上下の比率が整う | ほとんどの下 |
| お尻の半分 | 落ち着いて、体を覆う | 細めのパンツ |
| お尻が全部隠れる | 上の面積が大きく見える | 細めのパンツ、レギンス |
**外に出すなら、腰骨のあたりで止まる丈がいちばん合わせやすい長さです。**お尻が全部隠れる長さのトップスは、そのまま出すと上の布の面積が大きくなるので、次の節の前だけ入れる着方を試してください。
裾②|前だけ入れる量
長めのトップスは、前だけを下に入れると、腰の位置が見えます。入れる量の目安は、前中心を5cmほどです。
| 入れる量 | 見え方 | 向いている服 |
|---|---|---|
| 前中心を2〜3cm | ほんの少し腰が見える | 薄手のTシャツ |
| 前中心を5cm | 腰の位置がはっきり見える | シャツ、Tシャツ、薄手のニット |
| 前の半分全体 | 前はきちんと、後ろは覆う | シャツ |
| 片側だけ | 動きが出るが、崩れて見えやすい | 慣れてから |
やり方は、前中心の裾を5cmほど下に入れ、そこから脇に向かって入れる量をだんだん減らしていくことです。**脇のあたりでは、ほとんど入れずに外に出しておきます。**前から見て、裾がゆるい弧を描くように見えれば整っています。
入れたあとは、ウエストのところで布を1cmほど上に引き出して、下にたまったふくらみを平らにならしてください。ふくらみが残っていると、前だけ入れた部分が垂れて見えます。
裾③|全部入れるときのたるみ
トップスを全部入れる着方は、腰の位置がいちばんはっきり見えます。ただ、入れ方によっては窮屈に見えることもあります。
| 入れ方 | 見え方 | 合う場面 |
|---|---|---|
| ぴったり入れる | きちんとして、仕事の服に近い | きれいめの日 |
| 1〜2cmたるませる | 柔らかく、カジュアル | 休日 |
| 3cm以上たるませる | ふくらみが目立つ | 控える |
**カジュアルの日は、全部入れたあと、上に1〜2cmたるませてください。**腕を上げて下ろすと、ちょうどよいたるみが自然にできます。ぴったり入れると、Tシャツやスウェットでも仕事の服のように見えることがあります。
裾④|パンツの裾の折り返し
下の裾も、着方で動かせる場所です。パンツの裾を折り返すと、足首が見えて足元が軽く見えます。
| パンツ | 折り返しの幅 | 回数 | 見え方 |
|---|---|---|---|
| まっすぐなデニム | 3cm前後 | 1〜2回 | 足首が見えて軽い |
| 太めのデニム | 4〜5cm | 1回 | 太い裾が軽く見える |
| 細めのデニム | 2cm前後 | 1〜2回 | くるぶしが見える |
| チノパン | 3cm前後 | 1回 | 休日らしい軽さ |
| きれいめのパンツ | 折らない | 0回 | 折るとちぐはぐに見える |
折り返しの幅は、裾幅で決まります。裾が太いほど、折り返しの幅を広くすると釣り合います。折り返した裾の下端が、くるぶしの骨のすぐ上か、骨にかかるくらいの位置が目安です。
襟①|シャツのボタンをいくつ開けるか
シャツを着るとき、ボタンをいくつ開けるかで、首元の見え方が変わります。
| 開けるボタン | 首元の見え方 | 合う場面 |
|---|---|---|
| 全部留める | 詰まって、きちんと | きれいめの日 |
| 1つ | 首元が少し開く | 仕事の日と休日のどちらも |
| 2つ | 鎖骨のあたりが見える | 休日のカジュアル |
| 3つ | 胸元まで開く | 下にキャミソールなどを重ねる |
**休日のカジュアルなら、2つ開けて鎖骨のあたりが見える位置が出発点です。**鎖骨の間のくぼみが見えるくらいまで開けると、顔まわりが明るく見えます。
3つ目まで開けるときは、下に1枚重ねて、胸元が見えすぎないようにしてください。重ねる1枚は、シャツより首元が詰まっていると、2枚の重なりがきれいに見えます。
襟②|襟を後ろに抜く
シャツの襟を後ろに少し引いて、首の後ろにすき間を作る着方です。首まわりが軽く見え、シャツが体から少し離れて見えます。
| 抜く量 | 見え方 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 抜かない | 首に沿って、きちんと | そのままでよい |
| 首の後ろに指1本 | 首まわりが軽い | 出発点 |
| 首の後ろに指2本 | 抜いていることがはっきり分かる | 前のボタンを2つまでに |
| それ以上 | 肩から落ちやすい | 控える |
やり方は、前のボタンを2つ開けて、両手で襟の後ろをつまみ、指1本ぶん後ろに引くことです。前の裾をパンツやスカートに少し入れると、前が引っぱられて、抜いた襟が戻りにくくなります。
襟③|ニットやスウェットからシャツ襟を出す
秋は、ニットやスウェットの下にシャツを重ねる日が増えます。重ねるとき、シャツの襟をどう出すかで首元が変わります。
| 出し方 | 見え方 | 合う上の服 |
|---|---|---|
| 襟だけ出す | きちんと、学生らしさもある | 丸首のニット |
| 襟と裾を出す | カジュアルで、動きがある | 丸首のスウェット |
| 襟と袖口と裾を出す | 重ね着の層がはっきり見える | 薄手のニット |
| 出さない | すっきり | Vネックのニット |
**襟と裾の両方を出すと、首元と腰の2か所が動くので、その日はほかの場所は動かさないでください。**袖まで出すと、3か所すべてが動いて、重ね着の層が目立ちすぎることがあります。
1日に動かすのは2か所まで
ここまでの袖・裾・襟の3か所に、パンツの裾を加えた4か所のうち、1日に動かすのは2か所までにします。
| 動かす場所の数 | 見え方 |
|---|---|
| 0か所 | 服をそのまま着ている |
| 1か所 | 少しこなれて見える |
| 2か所 | 大人のカジュアルに見える |
| 3か所 | 動きが多く、崩れて見えやすい |
| 4か所 | 着崩れに見える |
組み合わせは、上半身と下半身から1か所ずつ選ぶと、全身のバランスが取れます。
| 組み合わせ | 動かす場所 |
|---|---|
| 上と下で1か所ずつ | 袖とパンツの裾、襟とパンツの裾 |
| 上半身で2か所 | 袖と襟、襟と裾 |
| 顔から遠い2か所 | トップスの裾とパンツの裾 |
**迷ったら、袖とパンツの裾の組み合わせから始めてください。**手首と足首が見えると、全身の端が軽くなって、どんな服でもまとまりやすくなります。
アイテム別|動かしやすい場所
手持ちのカジュアルな服ごとに、動かしやすい場所をまとめます。
| アイテム | 動かしやすい場所 | 動かしにくい場所 |
|---|---|---|
| 長袖のTシャツ | 袖、裾 | 襟(丸首は動かせない) |
| シャツ | 袖、裾、襟 | なし |
| 薄手のニット | 袖、裾 | 襟 |
| 厚手のニット | 袖 | 裾(入れるとふくらむ) |
| スウェット | 袖 | 裾、襟 |
| カーディガン | 袖、前の開け方 | 裾 |
| デニム | 裾の折り返し | なし |
シャツは、3か所すべてを動かせるいちばん使いやすい服です。着方で大人に寄せたいなら、手持ちのシャツから始めると、動かし方の感覚がつかみやすくなります。
厚手のニットやスウェットは、裾を入れるとウエストがふくらむので、袖だけを動かし、残りの1か所はパンツの裾で選んでください。
秋の着方|袖をまくると寒い日
9月末から10月にかけては、朝晩が冷えて、袖をまくると寒く感じる日が増えます。その場合は、袖の動かし方を控えめにします。
| 気温の目安 | 袖の動かし方 | 代わりに動かす場所 |
|---|---|---|
| 最高気温が25度前後 | 肘の少し下までまくる | そのまま |
| 20度前後 | 手首の骨から指3本上 | そのまま |
| 15度前後 | 手首の骨から指2本上 | 襟かパンツの裾 |
| 15度未満 | 動かさない | 襟とパンツの裾 |
**寒い日は、袖を大きくまくるより、袖口を手首の骨のすぐ上まで押し上げるだけにしてください。**手首がわずかに見えるだけでも、袖をまくったときと近い軽さが出ます。
上にジャケットやカーディガンを羽織る日は、羽織りの袖を押し上げて、中のシャツやニットの袖口を1〜2cm出すと、手首のあたりに重なりの層ができます。
羽織りを重ねる日の3か所
秋はトップスの上にジャケットやカーディガン、薄いコートを重ねる日が増えます。羽織りを重ねると、中の服の袖・裾・襟の見え方が変わるので、動かす場所も変わります。
| 羽織り | 動かしやすい場所 | 中の服で動かす場所 |
|---|---|---|
| ジャケット | 羽織りの袖を押し上げる | 中の袖口を1〜2cm出す |
| カーディガン | 前を開けて着る | 中のトップスの前だけ入れる |
| 薄いコート | 前を開けて着る | 中の襟を開ける |
| デニムジャケット | 袖を折り返す | 中の裾を出す |
羽織りの前を開けて着ると、中のトップスが縦に細長く見えます。前を開けて着る日は、中のトップスの前だけを入れると、腰の位置が羽織りの内側に見えて、全身の縦の線がはっきりします。
羽織りの袖を押し上げる日は、中の服の袖も一緒に押し上げると、手首のあたりで布が重なってふくらみます。中の袖口は押し上げずに、羽織りの袖口から1〜2cmだけのぞかせてください。袖口の色が羽織りと違えば、手首に細い線が1本入り、それだけで重ね着の奥行きが見えます。
靴で変わる、裾の位置
パンツの裾の折り返しは、合わせる靴で少し変えます。
| 靴 | 裾の位置の目安 | 折り返し |
|---|---|---|
| スニーカー | くるぶしの骨のすぐ上 | 3cm前後で1〜2回 |
| ローファー | くるぶしの骨にかかる | 2〜3cmで1回 |
| ショートブーツ | ブーツの履き口に少しかかる | 折らないか、細く1回 |
| パンプス | くるぶしの骨の下 | 折らない |
ショートブーツを合わせる日は、裾を折り返すと、ブーツの履き口と折り返しが重なって足首がふくらんで見えることがあります。ブーツの日は、裾を折らずに、履き口に少しかかる長さのままにしてください。
どちらとも取れるとき①|前だけ入れると、だらしなく見える気がする
前だけ入れる着方を試して、鏡の前でだらしなく見える気がする人も多いはずです。原因は、入れる量と場所のどちらかにあります。
| 気になる見え方 | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 入れた部分が垂れている | 布がたまりすぎている | 1cm上に引き出して平らにならす |
| 片側だけ入っている | 左右の量がそろっていない | 前中心から左右同じ量に |
| 裾の弧がゆがんでいる | 脇まで入れている | 脇は出しておく |
| 下がふくらんで見える | 生地が厚い | 前だけ入れるのをやめて、全部出す |
厚手のニットやスウェットは、前だけ入れると下にふくらみが出やすい服です。**生地を指でつまんで、5mm以上の厚みがあるなら、前だけ入れる着方は控えてください。**その日は裾は出したまま、袖とパンツの裾で動かします。
どちらとも取れるとき②|襟を抜くと、肩から落ちる
襟を後ろに抜くと、時間とともに肩から落ちてくることがあります。
| 落ちる理由 | 直し方 |
|---|---|
| 抜く量が多い | 首の後ろに指1本ぶんに戻す |
| 前のボタンが開きすぎている | 前は2つまでに |
| 前の裾が出ている | 前の裾を少しパンツに入れる |
| シャツの生地がやわらかい | 抜かずに、ボタンを2つ開けるだけにする |
生地がやわらかくて落ち感のあるシャツは、襟を抜くと重さで後ろに落ちていきます。**張りのある生地のシャツで抜いて、やわらかい生地のシャツは抜かない。**このように分けておくと、一日中位置を直さなくて済みます。
どちらとも取れるとき③|身長で目安が変わる
身長で、裾の位置や折り返しの幅の見え方が少し変わります。
| 身長の傾向 | トップスの裾 | パンツの裾の折り返し |
|---|---|---|
| 低め | 腰骨より上で止めるか、前だけ入れる | 2cm前後、1回 |
| 中くらい | 腰骨か、前だけ入れる | 3cm前後、1〜2回 |
| 高め | 腰骨からお尻の半分まで | 3〜4cm、1〜2回 |
身長が低めの人は、パンツの裾を太く折り返すと、脚の長さに対して折り返しの面が大きく見えることがあります。細めに1回折り、トップスの前を入れて腰の位置を少し高く見せると、全身の縦の比率が整います。
朝の鏡で30秒|動かす順番
着方を毎朝迷わないように、動かす順番を決めておくと30秒で終わります。
- 服を着たら、まずトップスの裾を決める(出す・前だけ入れる・全部入れる)
- 次に袖を決める(そのまま・押し上げる・折る)
- シャツなら襟を決める(ボタンの数と抜き方)
- パンツの裾を、靴に合わせて決める
- 動かした場所が2か所以内かを数える
| 手順 | 決めること | 迷ったら |
|---|---|---|
| 1 | トップスの裾 | 腰骨で止まるならそのまま出す |
| 2 | 袖 | 手首の骨から指3本上 |
| 3 | 襟 | ボタンを2つ開けるだけ |
| 4 | パンツの裾 | スニーカーの日は3cmで1回 |
| 5 | 数を確かめる | 3か所以上なら、顔から遠い場所を戻す |
**裾から決めるのは、裾の入れ方で、襟の抜き方と袖のバランスが変わるからです。**前を入れる日は襟が安定し、出す日は襟が動きやすくなります。
着方で直らないとき、見直す場所
3か所を動かしても、まだ見え方が変わらないと感じるときは、服そのものの丈や生地が合っていない可能性があります。
| 動かしても変わらない場所 | 見直す場所 |
|---|---|
| 袖を押し上げても、すぐ落ちる | 袖口のゴムが伸びている |
| 前だけ入れても、下がふくらむ | 生地の厚み |
| 襟を開けても、首元が詰まって見える | 襟の形と大きさ |
| 裾を折っても、足元が重い | パンツの裾幅と丈 |
服の丈・素材・色を見直す手順は40代、大好きなカジュアルが急に似合わなくなったにまとめてあります。着方で直るものと、服を替えないと直らないものを分けて考えると、買い足す1枚が絞れます。
よくある行き違い
**「40代のカジュアルは、服を大人向けに買い替えないといけない」。**手持ちの服でも、袖・裾・襟の3か所を動かすだけで見え方は変わります。買い替えは、着方で直らない場所が分かってからで十分です。
**「こなれて見せるには、全部崩せばいい」。**3か所とも動かすと、こなれではなく着崩れに見えやすくなります。1日に動かすのは2か所までにしてください。
**「袖をまくるのは夏だけ」。**秋も、手首がわずかに見えるだけで軽さが出ます。寒い日は大きくまくらず、袖口を手首の骨のすぐ上まで押し上げてください。
**「シャツのボタンは全部留めるほうが上品」。**休日のカジュアルでは、全部留めると仕事の服に近く見えることがあります。2つ開けて鎖骨のあたりを見せると、首まわりが明るく見えます。
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よくある問い
- Q. 40代のカジュアルが子どもっぽく見えます。服を買い替えたほうがいいですか
- 買い替える前に、袖・裾・襟の3か所の着方を見直してください。Tシャツやシャツ、ニットをそのまま着ると、手首も首元も腰まわりも布で覆われて、体の輪郭がどこにも出ません。袖を手首の骨から指3本ぶん上げる、トップスの前だけを少し入れる、シャツのボタンを2つ開ける。このうち2か所を動かすだけで、同じ服でも大人の着方に見えることが多いです。3か所を動かしても変わらないときに、はじめて服の丈や生地を見直します。
- Q. トップスの前だけ入れるのは、だらしなく見えませんか
- 入れる量と場所で決まります。前中心を5cmほど入れ、脇に向かってだんだん出していくと、腰の位置が見えて整って見えます。入れる量が片側だけ多い、入れた部分がふくらんで下に垂れている、というときにだらしなく見えます。入れたあと、ウエストのところで布を1cmほど上に引き出して、ふくらみを平らにならしてください。
- Q. 秋になって袖をまくると寒いのですが、どうすればいいですか
- 袖をまくるのをやめて、手首の見え方だけを残してください。ニットやスウェットの袖口を手首の骨のすぐ上まで押し上げる、シャツなら袖口のボタンを留めて1回だけ折る、といった方法なら、腕はほとんど覆われたまま手首だけが見えます。手首が見えるだけで、袖を大きくまくったときと近い軽さが出ます。
- Q. 襟を後ろに抜くと、肩から落ちてきます
- 抜く量が多すぎるか、前のボタンが開きすぎていることが多いです。首の後ろに指1本ぶんのすき間を目安にして、前のボタンは2つまでにしてください。それでも落ちてくるなら、前の裾をパンツやスカートに入れると、前が引っぱられて襟の位置が止まります。
— メグラシ編集部





