アラフォー 服 秋|休日の服は留め具の数で緩い・固いを見分ける

**いま着ている服を見下ろして、ボタンやファスナーのある場所を数えてみてください。**シャツの前、ズボンの前、ベルト、靴の紐。全部で何か所ありましたか。
**休日の服は、留め具のある場所が2〜4か所に入っていれば、緩すぎも固すぎもしません。**0〜1か所なら近所に出る部屋着に寄り、5か所以上なら仕事帰りのような印象に寄ります。色や形を考える前に、この数だけで組み合わせの向きがほぼ決まります。
アラフォーの休日は、行き先がばらばらになりやすい時期です。午前は子どもの習い事の送り迎え、昼は友人とランチ、夕方は買い物、という日もあれば、一日家の近所で過ごす日もあります。行き先ごとに服を考え直すのは手間がかかるので、まず「数」で大きく外さないようにして、細かいところは素材で整える。この記事はその順番で進めます。
秋に何を買い足すかを行事の数から決める考え方はアラフォーの服 秋冬|行事と集まりの数から買い足す1枚を決めるにまとめています。この記事は、手持ちの服をどう組むかのほうを扱います。
結論:休日の服は、留め具のある場所を2〜4か所に収める
| 留め具のある場所 | 見え方 | まずやること |
|---|---|---|
| 0〜1か所 | 部屋着・近所着に寄る | どこか1か所だけ足す |
| 2〜4か所 | 外に出る休日の服として収まる | 数はそのまま。素材で調整する |
| 5か所以上 | 仕事の日の服に寄る | 外しやすい場所から1か所ずつ外す |
この表で見てほしいのは、真ん中の帯が広いことです。2〜4の間なら、どこに置くかで印象は変わりますが、大きく外れることはありません。迷ったら3を目指してください。3か所は、上に1か所、下に1か所、足元か腰に1か所、という配り方ができる数で、どの行き先にも合わせやすい中心になります。
0か5以上になったときだけ、手を入れる。そう決めておくと、毎朝の判断がずいぶん軽くなります。
なぜ留め具の数で、緩い・固いが分かれるのか
留め具は、その服が「体に合わせて仕立てられているか」を外から見せる部品です。前あきのシャツは前を留めることで胸の位置が決まり、前あきのパンツはファスナーとボタンでウエストの高さが決まります。ベルトは腰の位置をもう一度示し、紐靴は足の甲で靴を締めます。
反対に、かぶって着るニット、ゴムのウエスト、足を入れるだけの靴は、体のどこにも位置を決めません。楽に動けるのは良いところですが、見る人には「ここで留めている」という線が見えないので、全体が柔らかく、家の中の服に近い印象になります。
つまり留め具の数は、服のどこに区切りの線が入っているかの数でもあります。線が0か1本だと輪郭がぼやけて部屋着に寄り、5本以上入ると区切りが多すぎて、仕事の日のように固く見える。2〜4本だと、ちょうど外に出る服の輪郭になります。
色や形の判断は人によって分かれますが、留め具は目で見て数えられます。数えられるので、家族に「今日の服、どう?」と聞かなくても、自分ひとりで判断がつきます。
数え方|「個数」ではなく「場所」で数える
いちばん大事なのは、ボタンの個数を数えないことです。前あきのシャツにボタンが7個並んでいても、それは「前あき」という1か所です。数えるのは、留め具が集まっている場所の数です。
| 場所 | 1か所と数えるもの | 0か所と数えるもの |
|---|---|---|
| 上半身の前 | 前あきのシャツ・カーディガン・ジャケット | かぶって着るニット・カットソー |
| 腰 | 前あきのパンツ・スカート、ベルト(別に1か所) | ゴムのウエスト |
| 袖口 | ボタンで留めたカフス | 折り返しただけの袖 |
| 足元 | 紐・ストラップ・バックル | 足を入れるだけの靴 |
上着とその下のシャツの両方が前あきなら、上半身の前で2か所です。ベルトはボトムとは別に数えます。袖口は、ボタンを留めて着ているときだけ1か所とし、まくっているときは数えません。
バッグの留め具、アクセサリーの留め金、髪留めは数えません。これらは体から離れていて、服の輪郭を区切る線にならないからです。帽子も、顎紐で留めるもの以外は数えません。
数え終わったら、合計を指で覚えておいてください。次の章からは、その数ごとに何をするかを書いていきます。
0〜1か所の日|部屋着に寄ったら、1か所だけ足す
かぶるニットにゴムのウエストのパンツ、足を入れるだけの靴。秋の休日にいちばん多い組み合わせですが、数えると0か所です。着心地はよく、家の近所なら何の問題もありません。ただ、そのまま友人とのランチや子どもの学校の集まりに行くと、自分だけ家から出てきたままのような気がして落ち着かない、という感覚になりやすい組み合わせでもあります。
このときは、全部を替えずに1か所だけ足します。足す場所の選び方は、手持ちで替えやすいものから順にこうなります。
- 足元を紐靴かストラップの靴にする(ニットとパンツはそのまま)
- ニットの上に、前あきのカーディガンかシャツを羽織る
- パンツを、前あきのファスナーのあるものに替える
いちばん楽なのは1番の靴です。靴は全身の端にあるので、替えても上の服の着心地は変わりません。それでいて、足の甲に1本線が入るだけで、全体が外に出る服に寄ります。
1か所の日も同じ考え方で、もう1か所足して2にします。すでに上に前あきがあるなら下か足元へ、下に前あきがあるなら上か足元へ、と、離れた場所に足すと全身に線が散って落ち着きます。同じ場所に重ねて足すと、そこだけ固くなって、他が緩いまま残ります。
5か所以上の日|仕事着に寄ったら、外しやすい場所から外す
前あきのシャツにジャケット、前あきのパンツにベルト、紐の革靴。これで5か所です。袖口のボタンを留めていれば6か所になります。休日に着ると、仕事の帰りに寄ったような印象になりやすい組み合わせです。
このときは、外しやすい順に1か所ずつ減らしていきます。
- ベルトを外す(ボトムがずり落ちないなら)
- 靴を、足を入れるだけのものに替える
- ジャケットを、前あきのないプルオーバーの羽織りに替える
- シャツの袖口のボタンを外して、軽くまくる
ベルトは外しても見た目の形が崩れにくいので、最初に試す場所です。ボトムがずり落ちる場合は、ベルトを残して靴に移ってください。
5か所から4か所に減らすだけで、印象はかなり動きます。5と4の間には、数字以上の差があります。もし4にしてもまだ固いと感じたら、数ではなく素材のほうに原因があることが多いので、後の章の「生地の表面」を見てください。
2〜4か所の中で、どこに置くかで印象が動く
数がちょうどよくても、置き場所が偏ると印象が片寄ります。たとえば3か所が全部上半身に集まっていると(前あきのシャツ、その上のカーディガン、袖口のボタン)、上だけきちんとして下が緩い、ちぐはぐな組み合わせに見えることがあります。
置き方の目安は、上・腰・足元の3つの場所に、なるべく1か所ずつ散らすことです。
- 上に1か所:前あきのシャツかカーディガン
- 腰に1か所:前あきのパンツかスカート
- 足元に1か所:紐靴かストラップの靴
この配り方が、いちばん行き先を選ばない3か所です。
2か所の日は、上と足元か、腰と足元にすると、上下のどちらか一方に寄りません。上と腰の2か所にすると、足元に線がない分だけ全身が上に寄って見えます。それが合う日もありますが、迷ったら足元を1か所にしてください。
4か所の日は、どこか1つの場所に2か所重なります。重ねるなら上がおすすめです。シャツの上にカーディガンを羽織るのは、秋らしい重なりでもあり、暑くなったら1枚脱げば3か所に戻ります。腰に重ねる(前あきのパンツにベルト)と、休日にしては腰まわりが固くなりやすいので、ベルトは細めで、ボトムと近い色にしてください。
どちらとも取れる服は、こう数える
数えていくと、1か所と数えるべきか0か所なのか、迷う服が必ず出てきます。ここがいちばん判断の分かれるところなので、よく出てくるものを順に書きます。
留めずに羽織る前あきの服
前あきのカーディガンやシャツを、ボタンを留めずに羽織っている場合です。これは生地の張りで決めます。
ハンガーから外して、肩の縫い目のあたりを指でつまんで吊るしてください。前の端がまっすぐ下に落ちるなら1か所、端が波打って内側に巻き込むなら0か所です。張りのある布は、留めていなくても前の端が縦の線として見えるので、前あきの効果が残ります。柔らかい編み地は、端が線にならないので、かぶって着るニットと同じ扱いになります。
一番上だけ留める・途中まで留める
前あきのカーディガンを、上から2〜3個だけ留めて着る場合は、1か所と数えます。留めている場所がひとつでもあれば、前あきの線は見えるからです。ボタンを全部留めて着る場合も1か所で、数は変わりません。違いが出るのは印象のほうで、全部留めると固め、途中まで留めると柔らかめになります。合計が4のときは途中まで、2のときは全部、と使い分けると、数を変えずに調整できます。
ゴムのウエストに飾りのボタン・前の縫い目
実際に留めていない飾りのボタンは0か所です。ただ、前の中心に縫い目が通っていて、ポケットの口がまっすぐ切られているパンツは、見た目が前あきのパンツに近くなります。これは0.5か所と数えてください。
パーカー・ブルゾンのファスナー
ファスナーを閉めていれば1か所です。開けて着るときは、羽織りと同じく生地の張りで決めます。スウェット地なら0か所、張りのある布なら1か所です。
スナップボタンと紐
スナップボタンは、ボタンと同じ扱いで数えます。ウエストや裾の紐は、結んで締めていれば0.5か所、飾りとして垂らしているだけなら0か所です。紐は線として細く、ボタンやファスナーほど区切りが強くないので、半分と見ます。
襟元だけにボタンがあるニット・カットソー
かぶって着るニットでも、襟元に2〜3個だけボタンが付いた形があります。前の途中まで開くポロ襟や、ヘンリーネックと呼ばれる形です。これは前あきの半分として、0.5か所と数えます。襟元に縦の線が短く入るので、まったくの無地のかぶるニットよりは区切りが見えますが、胸から下は線が通らないので、前あきのシャツほどの効果はありません。ボタンを全部開けて着ると、襟元の線もほぼ消えるので0か所にしてください。
ワンピース・サロペット・ジャンパースカート
上下がつながった服は、上半身と腰を合わせて1つの服として数えます。前あきのワンピースは、ボタン列が胸から裾まで通っていても1か所です。かぶって着るワンピースは0か所ですが、ウエストに共布のベルトを結んで締めていれば、紐と同じ扱いで0.5か所を足します。
サロペットとジャンパースカートは、肩の留め具を見ます。肩紐をバックルやボタンで留める形なら1か所、肩紐が身頃から続いていて留め具がない形なら0か所です。脇にボタンが付いていても、着るときにしか開けないものは数えません。人から見えない場所の留め具は、輪郭を区切る線にならないからです。
巻きスカート・巻きパンツ
巻いてボタンや紐で留める形は、前の重なりが斜めの線として見えるので、ボタンなら1か所、紐なら0.5か所です。脇の内側で隠れて留める形は、外から見えないので0か所と数えます。
留め具がないのに、きちんと見える靴
ローファーや、甲に飾りの金具が付いた靴は、紐もストラップもありませんが、甲に横の線が入っているので、足を入れるだけのスニーカーよりもきちんと見えます。これは0.5か所と数えてください。ブーツの脇に付いたファスナーは、履いてしまえば内側に隠れることが多いので、外から見えなければ0か所です。前に紐が通ったブーツは、紐靴と同じく1か所です。
端数が出たときの決め方
0.5か所が入って合計が1.5や4.5になったら、その日に会う人の数で上下を決めます。家族だけ、または1〜2人の友人と会う日は、少ないほうに寄せて切り捨てます。3人以上が集まる場所や、初めて会う人がいる場所に行く日は、切り上げます。1.5を切り捨てると1で「足す日」に、4.5を切り上げると5で「外す日」になります。
数が同じでも固く見えるときは、生地の表面を見る
留め具の数が3か所でも、なぜか固く見えたり、緩く見えたりすることがあります。そのときは、生地の表面に原因があることがほとんどです。
見るのは、表面に艶があるか、起毛しているかです。艶のある布(とろみのある布、目の詰まった平らな布、革)は、光をはね返して輪郭がはっきりするので、固めに見えます。起毛した布(フランネル、裏起毛、毛足のあるニット、コーデュロイ)は、光を吸って輪郭がやわらぐので、緩めに見えます。
秋は起毛した布が増える季節なので、同じ3か所でも、秋の初めより緩めに見えやすくなります。3か所の組み合わせで「少し緩い」と感じたら、上下どちらか1枚を艶のある布に替えてください。逆に「少し固い」と感じたら、どちらか1枚を起毛した布に替えます。
このやり方の良いところは、留め具の数を変えなくていいことです。数は2〜4の範囲に入れたまま、生地の表面で細かく寄せる。順番を逆にすると、生地をいくら替えても0か所の組み合わせは部屋着に寄ったままなので、判断が終わりません。
よくある5つの組み合わせを、実際に数えてみる
数え方が分かっても、最初は手が止まりやすいので、秋の休日によく見る組み合わせを5つ、順に数えてみます。
例1:かぶるニット、ゴムのウエストのワイドパンツ、スニーカー
上0、腰0、足元0で、合計0か所です。紐のスニーカーなら足元が1になり、合計1か所。どちらにしても「足す日」です。いちばん手軽なのは、ニットの上に張りのある前あきのシャツを羽織って、ボタンを留めずに着ることです。肩で吊るして端がまっすぐ落ちるシャツなら、留めなくても1か所になり、紐のスニーカーと合わせて2か所に入ります。
例2:前あきのシャツ、センタープレスのパンツ、ローファー
上1、腰1(前あきのパンツ)、足元0.5で、合計2.5か所です。端数が出ているので、その日に会う人の数で決めます。家族と近所に出るなら切り捨てて2か所、範囲の中なのでこのまま出かけられます。初めて会う人がいる集まりなら切り上げて3か所として、こちらもそのまま出かけられます。この組み合わせは、どちらに転んでも範囲に入る、使いやすい型です。
例3:ジャケット、前あきのシャツ、前あきのパンツ、ベルト、紐の革靴
上2、腰2、足元1で、合計5か所です。「外す日」なので、まずベルトを外して4か所にします。それでもまだ固く見えるなら、ジャケットの下のシャツを、かぶって着る薄手のニットに替えて3か所にします。ジャケットを残してシャツを替えるほうが、ジャケットを脱ぐよりも肌寒い日に向いています。
例4:かぶるワンピース、前あきのカーディガン(途中まで留める)、ショートブーツ
上と腰で1つの服として数えるので、ワンピースは0、カーディガンは1か所です。ショートブーツが脇のファスナーで外から見えないなら0で、合計1か所。足す日です。ワンピースのウエストに共布の紐があれば、結んで0.5を足して1.5か所。会う人が少ない日は切り捨てて1か所のままなので、足元を前に紐の通ったブーツに替えて、2か所以上にしてください。
例5:パーカー(ファスナーを閉める)、デニムパンツ、紐のスニーカー
上1、腰1(デニムの前あき)、足元1で、合計3か所です。範囲の中心で、そのまま出かけられます。ただしパーカーがスウェット地で、昼に暑くなって前を開けると、上が0になって2か所に減ります。それでも範囲の中なので、脱ぎ着しても困らない組み合わせです。
5つの例を通して見ると、迷いやすいのは端数の出る組み合わせと、上下がつながった服を着る日だということが分かります。そこだけ丁寧に数えれば、他はほとんど考えずに済みます。
行き先ごとの目安
行き先によって、ちょうどいい数は少しずつずれます。ただ、どれも2〜4の範囲の中での話です。
| 行き先 | 目安 | 置き方 |
|---|---|---|
| 近所の公園・買い物 | 2 | 腰と足元 |
| 友人とのランチ | 3 | 上・腰・足元に1か所ずつ |
| 子どもの学校の集まり | 3〜4 | 上に重ねて4にしてもよい |
| 美術館・展示 | 3 | 上・腰・足元 |
| 家族での外食 | 2〜3 | 上と足元を優先 |
学校の集まりで4か所にしてもいいのは、その場に初めて会う人が多いからです。前の章の端数の決め方と同じで、人数と初めて会う人の有無で、多めに寄せます。
近所の公園や買い物で2か所にするのは、動きやすさを優先するためです。腰と足元に置くのは、しゃがんだり歩いたりしても線が崩れにくい場所だからです。上半身の前あきは、しゃがむと前が開いて形が崩れやすいので、動く日は外しておいたほうが楽です。
雨の日と、歩く距離が長い日
雨の日は、足元を紐靴にすると紐が濡れて、帰ってから乾かす手間が増えます。この日は足元を足を入れるだけの靴にして0か所とし、その分を上か腰で足して2〜3か所にしてください。張りのある前あきの羽織りは、雨の日の湿った空気の中でも形が崩れにくいので、上で1か所を持ってくるのに向いています。
歩く距離が長い日は、反対に足元を優先します。足の甲で靴を締める紐靴やストラップの靴は、歩いても靴の中で足がずれにくく、疲れにくいからです。足元で1か所を確保しておけば、上半身はかぶるニットで楽にしても、合計は2か所に収まります。
夕方から夜まで出かける日
昼から夜まで外にいる日は、気温が下がるにつれて羽織りを足していくので、夕方以降に数が増えていきます。出かけるときに2か所で出て、夜に羽織りを足して3か所になる、という動き方にしておくと、どの時間帯でも範囲に収まります。昼に4か所で出てしまうと、夜に羽織りを足したとき5か所に届いて、急に固く見えることがあります。夜まで出かける日は、少なめの数で家を出るのが目安です。
手持ちの服で試す、15分の手順
一度、休日の服をまとめて数えておくと、次からは考えずに組めます。
- 休日によく着るトップス、ボトム、羽織り、靴を、床かベッドの上に並べる
- それぞれに「1」「0」「0.5」の付箋を貼る(前の章の数え方で)
- 留めずに羽織る前あきの服は、肩を指で吊るして、前の端が落ちるかを見てから数を決める
- よく着る組み合わせを3つ作り、付箋の数を足す
- 合計が0〜1か5以上の組み合わせだけ、足すか外すかを決めて、もう一度足す
ここまでで15分ほどです。合計が2〜4に入った組み合わせは、そのまま「休日の型」として覚えておいてください。
並べてみると、手持ちの服が「1」と「0」のどちらかに大きく偏っていることに気づくことがあります。「0」ばかりなら、休日の服が楽な方向に寄っている人です。「1」ばかりなら、仕事の服を休日にも回している人です。どちらの偏りも悪いことではありませんが、偏っているほうの反対側の服を1〜2枚持っておくと、組み合わせの幅が大きく広がります。秋に買い足す1枚を決めるときの手がかりにもなります。
また、同じ「1」の服でも、張りの強いものと弱いもの、艶のあるものと起毛したものが混ざっています。付箋に、数とあわせて「艶」「起毛」と書き添えておくと、後の章の生地の調整がしやすくなります。
付箋を貼ったままクローゼットに戻しておくと、朝に服を手に取ったとき、数字がそのまま目に入ります。1週間ほどで数字を見なくても組めるようになったら、付箋は外してかまいません。
秋に1枚足すなら、留め具を1か所持ってくる服
手持ちを数えてみて、休日の服が全体に0〜1か所に寄っていたら、秋に足す1枚は留め具を1か所持ってくる服にしてください。
候補は3つです。
- 前あきの、張りのあるカーディガン。肩で吊るしたときに端がまっすぐ落ちるもの
- ボタンダウンの襟のシャツ。かぶるニットの上に羽織れる厚さのもの
- 紐かストラップのある、底の平らな靴
この3つは、手持ちのかぶるニットとゴムのウエストのパンツに、そのまま足せます。どれか1つで、0か所の組み合わせが1か所になり、2つ組めば2か所になります。
逆に、休日の服が全体に5か所以上に寄っていた人は、足すのではなく留め具のない1枚を足します。かぶって着る起毛のニット、ゴムのウエストのきれいめなパンツ、足を入れるだけの革の靴。仕事の服を休日にも回している人ほど、この1枚で組み合わせがぐっと広がります。
売り場で迷ったら、手に取った服の留め具を数えて、手持ちの組み合わせに足したときに2〜4に入るかを、その場で計算してください。
よくある迷い方と、そのほどき方
何を着ても「なんとなく違う」
数えると、だいたい0か5以上に寄っています。2〜4に入っているのに違うと感じるなら、置き場所が上か下に偏っていないかを見てください。上・腰・足元に散らすと、たいてい落ち着きます。
去年の秋はしっくりきていた組み合わせが、今年は落ち着かない
去年と今年で靴が変わっていないかを確かめてください。紐靴から足を入れるだけの靴に替えると、それだけで1か所減ります。秋は靴を替える時期なので、服は同じでも数が動きやすい季節です。
家族に「部屋着みたい」と言われた
それは数がほぼ0か1の合図です。足元を紐靴に替えて、もう一度聞いてみてください。全部を替えなくても、1か所で返ってくる言葉が変わります。
きちんとした服が好きで、休日も固めに着たい
5か所以上で着たい日があっても、まったく問題ありません。この記事の数は、緩い・固いを見分けるための物差しで、どちらが正しいかを決めるものではありません。固めに着たい日は、そのつもりで5か所にして、生地の表面を起毛に寄せると、休日らしい柔らかさが少し残ります。
楽な服が好きで、留め具のある服がほとんどない
手持ちのほとんどが、かぶるニットとゴムのウエストのパンツという人も少なくありません。その場合は、中の服を替えるより先に、靴と羽織りで1か所ずつ足すほうが早く済みます。紐靴を1足、前あきの張りのある羽織りを1枚。この2つだけで、手持ちの楽な服のどれと組んでも2か所になります。着心地はほとんど変わらないまま、外に出る服の側に寄せられます。
数えるのが面倒で、続かない
毎朝数える必要はありません。前の章の15分の手順で、よく着る組み合わせを一度数えて「休日の型」を3つ決めてしまえば、あとはその型から選ぶだけです。新しい服を買ったときだけ、その服を型のどれかに入れたら何か所になるかを数え直してください。数えるのは、買った日と、型が古くなった季節の変わり目だけで足ります。
家族の服と並ぶと、自分だけ浮いて見える
家族と出かける日に、自分だけが固い、または自分だけが緩いと感じるなら、家族の服の留め具も数えてみてください。家族がそろって2か所なのに自分だけ5か所なら、浮いて見えるのは当然です。家族の数に1か所足すか引くかの範囲に収めると、並んだときに自然に見えます。合わせるのは家族の服の色ではなく、数のほうです。
同じ組み合わせを、季節の進み方に合わせて動かす
秋は、同じ月の中でも気温の幅が大きい季節です。羽織りを着たり脱いだりする日が多いので、留め具の数も一日の中で動きます。
朝はカーディガンを羽織って4か所、昼に脱いで3か所、という動き方なら、どちらも範囲の中です。困るのは、朝は3か所で出て、昼に羽織りを脱いだら1か所になる組み合わせです。脱いだ後に部屋着に寄ってしまうので、外で過ごす時間が長い日は、羽織りを脱いでも2か所残るかを、朝のうちに確かめておいてください。
確かめ方は簡単で、羽織りを除いた残りの服だけで数え直すだけです。2か所以上残るなら、どれだけ脱いでも大丈夫です。1か所以下になるなら、腰か足元にもう1か所足してから出かけます。
冬が近づいてコートを着るようになると、コートの前あきで1か所増えます。コートを着ている間は、中の服を1か所減らしても全体は範囲に収まります。冬の立ち上がりの時期は、コートを脱いだ室内で2か所、コートを着た外で3か所、という配り方を目安にしてください。
年代の近い人と会う日の、ちょうどいい数
アラフォーの休日は、同世代の友人と会う日、子どもの友達の家族と会う日、親世代と出かける日など、会う人の幅が広い時期でもあります。
同世代の友人と会う日は、目安どおり3か所で十分です。子どもの友達の家族と会う日は、初めて会う大人がいることが多いので、3〜4か所に寄せておくと落ち着きます。親世代と出かける日は、移動や待ち時間が長くなりがちなので、腰と足元の2か所にして、上半身は楽にしておくのもひとつの方法です。
どの日も、範囲の中で上下に寄せているだけで、まったく別の服を用意しているわけではありません。手持ちの3つの「休日の型」の中から、その日の数に近いものを選べば足ります。
まとめ|休日の服は、色や形より先に数える
- 休日の服は、留め具のある場所を2〜4か所に収める。迷ったら3
- 数えるのは個数ではなく場所。ボタン列は1か所、ベルトは別に1か所
- 0〜1か所なら1か所足す。いちばん手軽なのは足元
- 5か所以上なら1か所ずつ外す。外しやすい順はベルト、靴、上着
- どちらとも取れる服は、生地の張りと、その日会う人の数で決める
- 数が同じで印象がずれるときは、生地の表面(艶か起毛か)で寄せる
秋の休日服で迷う時間の多くは、色や形を考え直している時間です。先に数を2〜4に入れてしまえば、残るのは小さな調整だけになります。まずは今日の服を見下ろして、数えるところから始めてください。
秋の1枚が若い印象か落ち着いた印象かで迷うときは40代ファッション 秋|若作りか地味か、迷う1枚を3か所で見分けるを、布の落ち方と配色で通年の手持ちを整えたいときはアラフィフファッションの選び方|落ち感と配色コントラストもあわせて読んでみてください。
よくある問い
- Q. アラフォーの休日服が、なんとなく部屋着っぽく見えてしまいます
- 上から下まで、留め具のある場所を数えてみてください。0か1なら、それが理由です。前あきのシャツかカーディガンを1枚足すか、ボトムをファスナーのある前あきに替えるか、紐靴にするか。どれか1か所を足すだけで、組み合わせ全体が外に出る服に寄ります。服を全部買い替える必要はありません。
- Q. 休日なのに、仕事の日と同じような服に見えてしまいます
- 数えて5か所以上なら、1か所ずつ外していきます。外しやすい順は、ベルト、靴の紐、上着の前ボタンです。ベルトをやめてもずり落ちないボトムなら、まずベルトから外してください。それでも固いときは、上着を前あきのないプルオーバーに替えると、一気に2か所減ります。
- Q. ゴムのウエストに飾りのボタンが付いたパンツは、何か所と数えますか
- ボタンで実際に留めていないなら、0か所と数えてください。ただし、前の中心に縫い目が通っていて、ポケットの口がまっすぐ縦か斜めに切られているなら、見た目は前あきのパンツに近くなります。その場合は0.5か所として、合計が1.5か2.5のように端数になったら、下の章の決め方で上下どちらに寄せるかを決めます。
- Q. パーカーのファスナーも、留め具に入りますか
- 入ります。ただし、厚手のスウェット地でファスナーを開けて着ているなら0か所、閉めているなら1か所です。スウェット地は生地が柔らかく、前を開けると端が波打つので、前あきの効果がほとんど出ません。逆に、張りのある布のブルゾンなら、開けていても1か所と数えます。
— メグラシ編集部





