水着の上から着る服|水着で入るサウナは、外気浴の長さと気温で選ぶ

**水着で入るサウナでは、サウナ室の中で水着の上に何かを重ねる必要はありません。**上から着る服が要るのは、外気浴の椅子に座っている時間と、館内を移動する時間だけです。
その1枚をどう選ぶかは、2つの数字で決まります。外気浴の1回の長さと、その日の気温です。
- 外気浴が1回5分以内、気温が15度以上:大判のタオル1枚で足りる
- 外気浴が10分を超える、または気温が15度を下回る:頭からかぶれるタオル地のポンチョ
- 気温が10度を下回る夜:ポンチョの上に、濡れても重くならない化繊の羽織を足す
夏の水着の上着は日差しと人目を防ぐためのものでしたが、秋冬のサウナで着る1枚は、汗と水で濡れた体を冷たい風から守るためのものです。役割が違うので、夏に使っていた薄い上着をそのまま持っていくと、外気浴の椅子で肩が冷えます。
秋の海で水着の上に着るものは水着の上に着るやつ|秋の海で遊ぶなら、水温と上がった後の風で選ぶ、温泉に水着で入る日は水着で入る温泉の服装|浸かる時間と歩く距離で、水着と上の一枚を選ぶで書いています。この記事では、サウナに水着で入る日に絞ります。
結論:着るのは外気浴と移動のときだけ。長さと気温で1枚を決める
水着で入るサウナでの「上から着る服」は、次のように分かれます。
| 場所 | 上から着るか | 決める軸 |
|---|---|---|
| サウナ室 | 着ない | 施設の決まりと熱 |
| 水風呂 | 着ない | 布が水を含むため |
| 外気浴 | 着る | 1回の長さと気温 |
| 館内の移動・休憩処 | 着る | 歩く距離と人目 |
表は、着る場所と着ない場所を分けるためのものです。迷いやすいのは外気浴で、ここをどう決めるかがこの記事の中心になります。
外気浴は、サウナ室と水風呂のあとに、外の空気の中で座って休む時間です。この数分のあいだ、体は汗と水で濡れたまま、風に当たっています。気温が高い季節なら何も着なくても心地よいのですが、秋から冬にかけては、同じ5分でも肩と太ももの冷え方がまったく違ってきます。
なぜサウナ室の中では何も重ねないのか
水着の上から何か着ていないと落ち着かない、という人は少なくありません。ただ、サウナ室の中では、重ねるほど困ることが増えます。
布が熱と汗を含んで重くなる
サウナ室の中は、乾いた熱の部屋で80度から100度近く、湿った熱の部屋でもかなりの温度があります。その中で布を1枚重ねると、布が汗を吸い、熱を含んで、肌に張りつきます。出たあとの水風呂の前に脱ぐことになり、脱いだ布の置き場所にも困ります。
金具が熱を持つ
ファスナーや金属のボタン、留め具は、サウナ室の中で熱を持ちます。肌に触れると、思わず身を引くくらい熱く感じることがあります。上着だけでなく、水着そのものにも金具がついていないかを確かめておいてください。
施設の決まりがある
水着で入れるサウナでも、サウナ室の中では水着以外のものを着ないように案内しているところが多くあります。衛生と安全のためです。持っていく前に、行く施設の案内を一度読んでおくと、当日に慌てずに済みます。
それでも隠したいとき
水着だけで人前に出ることに抵抗があるなら、サウナ室の中で重ねるのではなく、水着の形そのもので調整します。上下に分かれた形でも、上の丈が長いもの、ショートパンツ型の下を合わせたもの、ワンピース型で腰まわりに布が重なっているもの、などです。サウナ室の中で着るものは水着だけにして、覆う範囲を水着で決めてしまうと、外気浴のときの羽織も選びやすくなります。
外気浴の1回の長さを、まず測る
上から着る1枚を決めるために、まず自分が外気浴に何分座っているかを知っておきます。初めての人は、前回いつもどのくらい座っていたかを思い出せないかもしれません。その場合は、次の回にスマートフォンを持たずに、外気浴スペースの時計か、施設の掲示の時計で一度だけ測ってみてください。
長さで変わること
- 5分以内:体がまだ温かいうちに戻る。濡れた肌に風が当たっても、冷えを感じる前に屋内に入れる
- 5分から10分:体の表面の熱が抜けて、肩と腕の外側から冷えてくる。タオルを肩にかけるだけでは、太ももが冷える
- 10分を超える:汗と水がほぼ乾き、体の芯の熱も下がってくる。何も着ていないと、震えるほどではなくても、背中がこわばる
境目を5分と10分に置いているのは、このあたりで冷えの出る場所が変わるからです。5分までは肩、10分までに太もも、10分を超えると背中と足首、という順に冷えが広がっていきます。羽織る1枚は、冷えが届く場所を覆える大きさで選びます。
外気浴を何回とるか
1回の長さに加えて、何回とるかも見ておきます。外気浴を3回とるなら、羽織は3回とも濡れた体に触れることになります。1回目で湿った羽織を2回目にまた着ると、最初から冷たく感じます。3回以上とる日は、タオル地のように水を吸っても冷たさを感じにくい素材を選ぶか、羽織を2枚持っていくと快適です。
外気浴を何分、何回とるかは、その日の体調と施設の案内に合わせてください。長くとるほうがいい、という決まりはありません。ここで測るのは、あくまで着るものを選ぶための目安です。
気温は15度と10度の2つを見る
外気浴の長さと同じくらい効くのが、その日の気温です。天気予報で、自分が外気浴をする時間帯の気温を見ておきます。
15度以上
秋の昼間の多くはここに入ります。風がなければ、5分以内の外気浴は大判のタオル1枚で心地よく過ごせます。タオルは肩から背中にかけて、残りを膝の上に置くと、肩と太ももを同時に覆えます。
10度から15度
秋の夕方から夜、冬の昼間がここに入ります。タオル1枚では、肩にかけた部分以外が冷えてきます。ここからは、頭からかぶれて、肩から太ももまでを一度に覆える形が役に立ちます。ポンチョ型のものです。
10度未満
冬の夜や、山あいの施設の秋の夜はここに入ります。ポンチョだけでは、風が通ると冷えます。ポンチョの上に、化繊の薄い羽織を1枚足します。風を止めて、ポンチョが吸った水分の冷たさを外に逃がさない役割です。
昼と夜で同じ施設に行くとき
同じ施設でも、昼に行くか夜に行くかで、外気浴の気温は5度以上変わることがあります。秋の晴れた日なら、昼は18度、日が落ちてからは12度、ということもよくあります。夕方に入って夜まで過ごす予定なら、入ったときの気温ではなく、最後の外気浴をとる時刻の気温で選んでおくと、帰る前に冷えて慌てることがありません。
風があるとき
気温と同じくらい、風も効きます。同じ15度でも、風が吹いている日は10度台前半くらいの冷え方になります。外気浴スペースが屋上や開けたテラスにある施設、海や川沿いの施設では、予報の気温より1段下の基準で選んでおくと外れません。
羽織る1枚の素材を選ぶ
外気浴で着るものの素材は、ふだんの服とは選び方が違います。肌はぬれていて、羽織は何度も水を吸います。そのうえで、冷たく感じにくいことが大切です。
| 素材 | 水を吸う量 | 濡れたあとの冷たさ | 向く条件 |
|---|---|---|---|
| タオル地(綿) | 多い | 感じにくい | 15度前後まで |
| ワッフル織り | 中くらい | やや感じにくい | 15度以上 |
| 化繊の薄手 | 少ない | 風を止めれば感じにくい | 10度未満の重ね |
| 厚手の起毛 | 多い | 濡れると重く冷たい | 向かない |
表は、素材ごとの違いを見比べるためのものです。どれか1つで全部を済ませるより、気温に合わせて組み合わせるほうが、結果として持ち物は少なくなります。
タオル地がいちばん使いやすい理由
タオル地は水をたくさん吸いますが、吸ったあとも肌に冷たく張りつきにくい性質があります。外気浴の数分のあいだ、体についた水を吸いながら、肌との間に空気の層を作ってくれます。だから、10度から15度の外気浴なら、まずタオル地のポンチョを選びます。
厚手の起毛は向かない
冬のふだん着で暖かい起毛の羽織は、外気浴には向きません。水を吸うと重くなり、乾くまでに時間がかかり、2回目以降は湿った冷たい布を羽織ることになります。暖かそうに見えて、いちばん冷える選択です。
形:かぶるか、前を開けるか
素材と同じくらい大事なのが形です。外気浴の椅子に座ったときに、どこまで覆えるかで選びます。
頭からかぶるポンチョ型
頭からかぶって、腕をなかに入れたまま座れる形です。肩から太ももまでを一度に覆えて、風が入る隙間が少なくなります。脱ぐときも頭から抜くだけなので、サウナ室に戻る前の着替えが早く済みます。外気浴を目的に選ぶなら、この形がいちばん失敗しません。
フードがついていると、濡れた髪からの冷えも防げます。髪が長い人は、フードの中にまとめて入れておくと、首まわりが濡れません。
前を開ける羽織型
バスローブのように前を合わせる形は、館内を歩くときに着脱しやすい反面、外気浴の椅子では前が開いて、太ももが出やすくなります。羽織型を選ぶなら、腰ひもで締められるものか、膝まで届く丈のものにしてください。
腕を出すか、中に入れるか
外気浴のあいだ、飲み物を持ちたい人もいます。腕を出すと、袖のない形なら腕の外側が冷え、袖のある形なら袖口から水が入ります。飲むときだけ腕を出して、あとは中に入れておけるポンチョ型が、ここでも扱いやすいです。
そのほかに確かめたい3つ
ポンチョを選ぶとき、形と素材のほかに、次の3つも見ておくと、使い始めてから困りません。
- 重さ:乾いた状態で手に持って、重く感じるものは、水を吸うとさらに重くなる。肩が下に引っ張られて、外気浴のあいだ首まわりがこわばる
- 乾きやすさ:布が厚すぎると、外気浴を3回とったあと、家に持ち帰っても翌日まで湿っている。薄手のタオル地か、表と裏で厚みの違う布が扱いやすい
- 首まわりの開き:頭からかぶる形は、首の開きが広すぎると肩からずり落ち、狭すぎると濡れた髪が引っかかる。かぶったときに、鎖骨の下に指が2本入るくらいの開きが目安
この3つは、売り場で手に取ればすぐに確かめられます。見た目の色や柄で選ぶ前に、一度持ち上げて、かぶってみてください。
丈:座ったときに、太ももの上に何cm残るか
外気浴の椅子は、背もたれのある寝椅子のような形と、ふつうの腰かける椅子の形があります。どちらでも、丈は座った状態で膝が隠れるかで見ます。
立ったときに膝が隠れる丈でも、座ると布が引き上げられて、太ももの半分くらいまで上がってしまいます。目安として、立ったときに膝より10cm以上下まである丈なら、座っても膝が隠れます。
寝椅子に横になる施設では、さらに足首まで覆いたくなります。このときは、ポンチョの丈で足首まで覆うのは難しいので、膝の上に大判のタオルを1枚かける組み合わせにします。足首は思っているより冷えやすく、ここが冷えると、外気浴を短く切り上げたくなります。
背の高さとの関係
同じポンチョでも、背の高い人と低い人では、覆える場所が変わります。売られているポンチョは、多くが1つのサイズで作られています。背が低い人は、丈が長すぎて歩くときに裾を踏みやすく、背が高い人は太ももが出やすくなります。自分の膝から床までの長さを測っておき、ポンチョの着丈と比べてから選ぶと失敗しません。
館内を移動するとき、休憩処で過ごすとき
外気浴とは別に、館内を歩く時間があります。サウナ室から外気浴スペースまで、休憩処まで、更衣室まで、の移動です。
歩く距離で決める
サウナ室、水風呂、外気浴スペースが同じ区画にまとまっている施設なら、移動はほんの数歩で、上から何も着なくても困りません。外気浴スペースが別の階にある、休憩処が通路の先にある、という施設では、歩く時間が1分を超えるかで決めます。1分を超えるなら、外気浴用のポンチョをそのまま着て歩けば足ります。
休憩処で長く過ごすとき
食事や仮眠のできる休憩処で、水着のまま長く過ごす施設もあります。ここでは、外気浴用のポンチョは湿っていて、長く座ると冷えてきます。休憩処に30分以上いる予定なら、乾いたTシャツと短パンか、薄手のワンピースを1組、別に持っていくと快適です。水着の上から着られるものにしておけば、着替えに更衣室まで戻る手間がありません。
足元は、施設の決まりに合わせる
館内の移動では、足元も気になります。裸足で歩く決まりの施設もあれば、館内用の履物を貸し出している施設もあります。濡れた床はすべりやすいので、履物が使える施設なら、底にすべり止めのある、かかとの留まる形のものが歩きやすいです。
外気浴スペースの床は、秋冬になると石や木の表面が冷たくなります。裸足で座る時間が長いと、足の裏から冷えが上がってきます。履物が使えない施設では、外気浴の椅子に座ったら、足を床から上げて椅子の上に乗せるか、膝にかけたタオルの端で足先を包んでおくと、冷えを和らげられます。
人目が気になるとき
男女いっしょの空間で、水着のまま歩くことに抵抗がある人もいます。その気持ちは自然なものです。外気浴のポンチョを移動のときにも着たままにしておけば、館内のほとんどの時間を覆った状態で過ごせます。サウナ室に入る直前に脱いで、出たらすぐ着る、という流れにすると、水着だけでいる時間はサウナ室の中だけになります。
水着そのものの選び方
上から着るものを考える前に、水着自体がサウナに向いているかも確かめておきます。夏に海やプールで着ていた水着が、そのままサウナに向いているとは限りません。
確かめたい4か所
- 金具:肩ひもの調節具、背中の留め具、飾りの金属パーツ。サウナ室で熱くなる
- パッド:水と汗を吸うと乾きにくい。取り外せるか、ない形が楽
- 生地の厚み:薄すぎる生地は、濡れると透けて見えることがある。明るい色ほど注意
- 上下の形:上下に分かれていると、更衣室での着脱が楽で、上から羽織るときも邪魔にならない
色の選び方
水着の色は、濃い色のほうが、汗や水で濡れても透けにくく、生地の色の変化も目立ちません。外気浴のポンチョを明るい色にしておくと、全体が重く見えません。秋冬の施設は照明が落ち着いていることが多く、白や淡い色の水着は思っているより目立ちます。気になる人は、濃い色を選んでおくと安心です。
サイズの選び方
水着のサイズは、ふだんの服のサイズと同じものを選ぶ人が多いのですが、サウナで着る水着は、少しゆとりのあるもののほうが楽です。サウナ室の中では体が温まり、汗をかいて肌の表面がやわらかくなります。きつい水着は、肩ひもや脇の縁が食い込んで、跡が残りやすくなります。
反対に、大きすぎる水着は、水風呂に入ったときに水を含んで下がり、外気浴の椅子で座り直すたびに気になります。試着できるなら、腕を上げる、しゃがむ、椅子に座る、の3つの動きをしてみて、どの動きでも縁が肌に食い込まず、ずれもしないものを選んでください。
夏に使っていた水着を流用するとき
夏の海やプールで使った水着をサウナに流用するなら、まず金具とパッドを確かめます。金具がついていれば、その水着はサウナ室では避けて、プールのある施設で使います。パッドが外せるなら外し、外せないなら、サウナのあとに念入りに乾かします。夏の水着は日差しと塩素で生地が弱っていることもあるので、伸びている部分がないかも一緒に見ておくと安心です。
1日の流れで見る、着る・脱ぐのタイミング
初めて水着で入るサウナに行く日は、どこで着て、どこで脱ぐかがわからず、更衣室で立ち止まってしまいがちです。ここでは、ひと通りの流れの中で、上から着る服がどう動くかを順に追ってみます。
更衣室で
水着に着替えたら、その上にポンチョをかぶって更衣室を出ます。サウナ室までの距離が短い施設でも、更衣室から出るときに着ておくと、通路で人とすれ違うときに落ち着きます。バスタオルは、ポンチョとは別に1枚持って出ます。
サウナ室の前で
サウナ室の入口の近くには、たいてい荷物やタオルを置く棚かフックがあります。ここでポンチョを脱いで掛けます。濡れた手で触ると、次に着るときに冷たく感じるので、ポンチョは乾いた側を内側にして掛けておくと、外気浴で着たときに肌あたりがやわらかくなります。
サウナ室を出て、水風呂のあと
サウナ室を出たら、施設の案内に沿って汗を流し、水風呂に入ります。水風呂のあとは、バスタオルで体の水を軽く押さえてから、ポンチョを取りに行きます。水をしっかり拭かずにポンチョを着ると、1回目からポンチョが重く湿ってしまい、2回目以降の外気浴で冷えやすくなります。拭いてから着る、この順番だけは守ってください。
外気浴の椅子で
ポンチョをかぶったら、外気浴スペースの椅子に座ります。座ったら、裾を膝の下に軽く折り込むと、風が下から入りにくくなります。気温が10度を下回る日は、ここで化繊の羽織をポンチョの上に重ねます。外気浴を終えたら、羽織を先に脱いで椅子に掛け、ポンチョを着たままサウナ室の前まで戻ります。
最後の1回のあと
最後の外気浴を終えたら、ポンチョを着たまま休憩処か更衣室へ向かいます。休憩処で過ごすなら、そこで乾いた服に着替えるか、ポンチョを脱いでTシャツと短パンを水着の上から着ます。更衣室に戻るなら、ポンチョはそのまま濡れたものの袋に入れて持ち帰ります。
この流れの中で、上から着る服が要るのは、更衣室を出てからサウナ室に入るまでと、水風呂から次のサウナ室までの外気浴、そして最後の移動だけです。サウナ室と水風呂の中では一度も着ていません。この区切りが頭に入っていると、何を何枚持っていけばいいかが自然に見えてきます。
季節と時間帯で組み合わせる例
同じ施設でも、行く季節と時間帯で、上から着るものの組み合わせは変わります。秋から冬にかけての、よくある3つの場面で組み合わせを見てみます。
秋の昼間(気温18度前後、外気浴5分)
大判のタオル1枚で足ります。肩から背中にかけて、端を膝の上に置きます。風がある日は、ポンチョを持っていって、2回目以降の外気浴で着る、という使い分けにします。日差しがある時間なら、外気浴の椅子はひなたを選ぶと、タオル1枚でも冷えを感じにくくなります。
秋の夕方から夜(気温12度前後、外気浴8分)
タオル地のポンチョを着ます。フードがあるものなら、濡れた髪をフードの中に入れておきます。膝から下が冷えるようなら、もう1枚タオルを膝にかけます。日が落ちると、同じ8分でも体感がひと段下がるので、夕方に入って夜まで過ごす予定なら、最初から羽織を1枚持っておくと安心です。
冬の夜(気温6度前後、外気浴10分)
タオル地のポンチョの上に、化繊の薄い羽織を重ねます。足首まで冷えるので、膝から下にタオルをかけます。外気浴の時間は、ふだんより短めに切り上げてください。寒いと感じたら、決めていた時間より早く屋内に戻るほうがいいです。冬の夜は、外気浴そのものより、外気浴スペースまで歩く通路で冷えることもあるので、移動のあいだも羽織を着たままにしておきます。
3つの例に共通すること
どの場面でも、サウナ室の中では水着だけ、外気浴では肩と太ももを覆う、気温が下がるほど上に1枚足す、という順番は変わりません。季節によって変わるのは、外気浴で何枚重ねるかだけです。夏の水着の上着を基準にしないで、この3つの場面のどれに近いかで決めると、持っていく物を迷わずに済みます。
迷うとき①:施設の貸し出しポンチョがある
最近は、外気浴用のポンチョやガウンを貸し出している施設も増えました。借りられるなら、自分のものを持っていく必要はないのでは、と迷う人も多いでしょう。
借りるもので足りる日
- 初めて行く施設で、外気浴が何分になるかわからない
- 気温が15度以上で、外気浴は5分以内の予定
- 荷物を増やしたくない、帰りに濡れたものを持ち帰りたくない
この条件なら、借りるもので十分です。
自分のものを持っていく日
- 気温が10度を下回る夜に行く
- 外気浴を10分以上とりたい
- 貸し出しのものが1サイズで、丈が自分に合わないことがわかっている
- 外気浴を3回以上とる予定で、1枚では湿ってしまう
この場合は、自分の体に合う丈のポンチョか、貸し出しのものの上に重ねる化繊の羽織を持っていきます。借りるものと自分のものを組み合わせると、荷物は少なく、冷えにも対応できます。
迷うとき②:外気浴スペースが半屋外、または屋根の下
外気浴スペースが、完全な屋外ではなく、屋根の下や、壁に囲まれた半屋外になっている施設があります。気温の予報と、実際の外気浴スペースの体感が合わないことがよくあります。
屋根があり、壁が3方向にある
風が入りにくく、予報の気温より少し暖かく感じます。この場合は、気温の基準を1段上げて考えます。予報が12度でも、15度以上の基準で、大判のタオルで足りることがあります。
屋根はあるが、風が通り抜ける
屋根で雨や日差しは防げても、風は防げません。気温の基準は予報のまま、風がある日として1段下げて考えます。ポンチョに加えて、化繊の羽織を持っておくと安心です。
わからないときは、1回目で決める
初めて行く施設で、外気浴スペースの様子がわからないときは、1回目の外気浴を短めにとって、そのときの冷え方で2回目以降の羽織を決めます。肩だけ冷えたならタオルで足り、太ももまで冷えたならポンチョ、背中がこわばったなら羽織を足す、という順番です。
迷うとき③:同行者と、寒さの感じ方が違う
友人や家族と行くと、同じ外気浴スペースで、片方は「ちょうどいい」、片方は「寒い」ということがよくあります。
自分の感じ方で決める
この場合は、相手に合わせず、自分が冷えを感じる場所で羽織を決めてください。外気浴の時間を相手に合わせると、寒い側は長く座りすぎ、暑い側は短く切り上げることになります。それぞれのペースで外気浴をとり、休憩処で落ち合う、という過ごし方でも、一緒に来た楽しさは変わりません。
持ち物を分け合う
寒がりの人が化繊の羽織を2枚持っていき、1枚を相手に貸す、という分け方もできます。秋冬のサウナでは、同じ日でも夕方以降に急に冷えることがあるので、余分な1枚がよく役に立ちます。
初めて一緒に行く相手のとき
初めて水着で入るサウナに、まだそれほど親しくない相手と行くこともあるでしょう。水着姿を見られることそのものが気になって、外気浴どころではなくなる、という声もあります。
この場合は、外気浴用のポンチョを、移動のときも含めてずっと着ている前提で選びます。丈は膝より10cm以上下、色は濃いめ、首まわりの開きは狭め。サウナ室に入る直前に脱ぎ、出たらすぐ着る、という動きを最初から決めておけば、相手と並んで座っていても落ち着いて過ごせます。気になる場所を隠すための1枚ではなく、自分のペースで過ごすための1枚と考えると、選び方も変わってきます。
帰り道と、濡れたものの持ち帰り
サウナのあとは、体が温まっていて、つい薄着で外に出たくなります。けれど、秋冬の帰り道は、施設を出てから10分ほどで体が冷えてきます。
帰りの服
帰りの服は、首と足首を覆えるものにしておきます。首まで上がる上着、靴下、足首まで隠れるボトム、の3つです。髪が乾ききっていないなら、帽子かフードのあるものがあると、首から冷えにくくなります。
髪を乾かしてから出る
秋冬のサウナの帰りに、いちばん冷えるのは濡れた髪です。施設のドライヤーが混んでいると、つい半乾きのまま出てしまいがちですが、根元が湿ったまま外に出ると、首の後ろから一気に冷えてきます。毛先は湿っていても構わないので、根元と首の後ろだけは乾かしてから出てください。
ドライヤーの順番を待つ時間がない日は、タオルで根元を押さえるように拭いてから、帽子かフードで頭を覆って帰ります。外気浴用のポンチョにフードがついていれば、館内でかぶっているあいだに、髪の水気をある程度吸い取ってくれます。
濡れたものを入れる袋
水着、ポンチョ、タオルは、帰りには濡れて重くなっています。口を閉じられる防水の袋を1枚用意しておくと、ほかの荷物が濡れません。ポンチョは吸った水で重くなるので、施設の脱水機が使えるなら使ってから入れると、帰りの荷物がずいぶん軽くなります。
家に帰ってから
タオル地のポンチョは、その日のうちに洗って干しておきます。湿ったまま置いておくと、においが残りやすくなります。水着は、真水で洗ってから、日の当たらない場所で陰干しにします。
持っていく前に、3つの質問
水着で入るサウナに行く前に、次の3つを自分に聞いてみてください。
- 外気浴の1回は何分くらいか。5分以内ならタオル、10分を超えるならポンチョ
- 外気浴をする時間帯の気温は何度か。15度を下回るならポンチョ、10度を下回るなら羽織を足す
- 水着に金具はついていないか。サウナ室の中で熱を持たないか
この3つが決まれば、持っていくものはほぼ決まります。夏の水着の上着の延長で考えると、薄くて冷える1枚を選びがちです。秋冬のサウナで着る1枚は、外気浴の数分を、冷えずに座っていられるかどうかだけで選んでください。
子どもと一緒に水着で入る施設に行くなら、水着の上に着るやつ|秋冬の親子プールは浸かる深さと抱っこ回数で選ぶも参考になります。子どもの体は大人より冷えやすいので、外気浴の基準を1段下げて考えてください。
よくある問い
- Q. 水着で入るサウナに、ラッシュガードを着たまま入ってもいいですか
- 施設によって決まりが違います。サウナ室の中では水着以外の着用を断っているところも多いので、行く前に案内を確かめてください。認められている場合でも、厚手のものは汗と熱を含んで重くなり、ファスナーが熱を持つことがあります。サウナ室では脱いで、外気浴や移動のときに羽織るほうが扱いやすいです。
- Q. サウナポンチョは買ったほうがいいですか、借りられるもので足りますか
- 1回だけ、または年に数回なら、施設の貸し出しで足ります。月に何度も通う、外気浴を長く取りたい、秋冬の夜に行くことが多い、のどれかに当てはまるなら、自分の体に合う丈のものを1枚持っておくと、座ったときの冷えと、肩からずり落ちる気になりがなくなります。
- Q. 水着で入るサウナには、どんな水着が向いていますか
- 金属の留め具やワイヤーがなく、生地が薄すぎないものが向いています。金具はサウナ室で熱を持ちやすく、肌に触れると熱く感じます。パッドは水と汗を含むと乾きにくいので、取り外せるものか、パッドのない形が楽です。上下に分かれた形なら、上から羽織るときも着脱が楽になります。
- Q. 外気浴のときに体が冷えすぎないか心配です
- 外気浴の時間は、体調とその日の気温に合わせて短めから始めてください。寒いと感じたら、無理に続けずに屋内に戻るのがいちばんです。羽織るものは、肩と太ももを覆えるものを1枚用意しておくと、短い外気浴でも冷えを感じにくくなります。体調に不安があるときは、施設の注意書きに従ってください。
— メグラシ編集部





