水着の上に着るやつ|秋の海で遊ぶなら、水温と上がった後の風で選ぶ

**行く日の海の水温を、先に調べてみてください。**気温ではなく、水の温度です。その数字が25度を超えているか、22度を下回っているかで、水着の上に着るやつはまったく別のものになります。
秋の海で水着の上に着るものは、水温と、海から上がったあとの風の2つで決まります。水温が25度以上なら、長袖のラッシュガードとレギンスで足ります。22〜24度なら、ウェット素材の薄い上着に替えます。21度以下なら、全身を覆うウェットスーツを借りるか、水には入らずに浜で過ごす日にしてください。そのうえで、上がったあとに風速3m以上の風が吹いている日は、すぐ着られる風を通さない1枚を浜に置いておきます。
夏の海では、上に着るものは日差しと人目をよけるためのものでした。秋になると、役目が「冷えを止める」に変わります。秋の海は、気温が下がっても水温はゆっくりとしか下がらないので、水の中は意外に温かく感じます。そのぶん、上がって濡れた体に風が当たったときの冷え方は、夏とは比べものになりません。「みずきの上に着るやつ」と打って探していた人も、まずは水温を見てから選んでください。
濡れたまま着られるかどうかという、季節を問わない選び方は濡れたまま着られるかを袖口と乾く時間で決める、水着の上に着るやつにまとめています。この記事は、秋の海で遊ぶ日に絞って書いていきます。
結論:水温で中身を決め、風で上がったあとを決める
水温ごとに、水の中で着るものと、上がったあとに着るものが変わります。行く日の水温に近い行を1つだけ見てください。
| 水温 | 水の中で着るもの | 上がったあとにすぐ着るもの |
|---|---|---|
| 25度以上 | 長袖のラッシュガードとレギンス | タオル地の羽織り。風が強ければ風を通さない上着 |
| 22〜24度 | ウェット素材の薄い上着とレギンス | 風を通さない上着。乾いた肌着に着替える |
| 21度以下 | 全身を覆うウェットスーツ。または水に入らない | 風を通さない上着と、乾いた肌着一式 |
この表で大事なのは、右の列です。秋の海で困るのは、水の中より上がったあとだからです。水の中で着るものを正しく選んでいても、上がったあとに濡れた生地のまま風に当たっていると、体はどんどん冷えていきます。上がったら、1分以内に風を通さない1枚を着る。秋の海で遊ぶ日は、これを前提に荷物を組んでください。
もうひとつ、秋は遊泳の期間が終わって、見守る人がいない浜が多くなります。水に入るなら、海の体験を受け付けているところに申し込むか、管理された場所を選び、ひとりで入らないようにしてください。体験の申し込み先では、ウェット素材の上着やウェットスーツを貸し出していることも多いので、何を借りられるかを先に確かめておくと、持っていくものが減ります。
水温の調べ方|気温を見て決めない
秋の海で失敗する人の多くは、気温を見て服を決めています。天気予報の最高気温が23度なら、水も同じくらいだろうと考えてしまう。でも実際には、海の水は、夏に温まった分をゆっくり手放していきます。気温がぐっと下がった日でも、水温はまだ高いまま、ということがよくあります。
水温は、海の水温を載せている天気の情報や、現地で海の体験を受け付けているところの案内で見られます。毎日更新されているものなら、行く日の前日か前々日の数字を目安にしてください。同じ日でも、湾の奥と外海に面した浜では、数度違うことがあります。行く浜の近くの数字を探してください。
調べた水温は、次の3つの境目に当てはめて使います。
境目①|水温25度と22度
1つめの境目は、水温25度です。これ以上あれば、水の中で着るものは、長袖のラッシュガードとレギンスで足りることが多くなります。ラッシュガードは、日差しと擦り傷から肌を守る薄い生地で、温かさはほとんどありません。25度あれば、水の中で体温を保つ役目は、まだ水そのものが果たしてくれます。
2つめの境目は、22度です。22〜24度の間は、ラッシュガードだけでは、水の中にいるうちに体が冷えてきます。この帯では、ウェット素材の薄い上着に替えてください。ウェット素材は、生地と体の間に入ったわずかな水を体温で温めて、外の水と入れ替わりにくくする仕組みです。長袖のラッシュガードとウェット素材の上着は、見た目は似ていても、温かさの役目がまったく違います。
21度以下になると、上着だけでは脚とお腹から冷えてきます。この帯で水に入るなら、全身を覆うウェットスーツを借りてください。手持ちの服を重ねて何とかしようとすると、濡れた生地が重くなって、かえって冷えます。水に入らずに浜で過ごす日にする、というのも、十分に選べる答えです。
水温の感じ方には個人差があります。同じ24度でも、冷えやすい人には寒く、動き回る人には暑く感じます。自分が冷えやすいと分かっているなら、表の1段下の行に合わせてください。
境目②|上がったあとの風速3m
水温の次に見るのは、風です。天気予報の風速を見てください。風速3mを超える日は、上がったあとの冷え方が一段強くなります。
濡れた体に風が当たると、生地にしみた水が体から熱を奪いながら乾いていきます。風が強いほど、それが速く進みます。夏なら気持ちいいと感じる風が、秋には寒さに変わるのはこのためです。風速3mは、浜で旗がはっきりなびき、髪が顔にかかるくらいの風です。
風の強い日は、浜に上がったら、まず風を通さない上着を羽織ってください。ラッシュガードやウェット素材の上着を着たままで構いません。上から風をさえぎるだけで、濡れた生地から熱が逃げる速さはかなり落ちます。タオル地の羽織りは水を吸ってくれますが、風は通します。風の強い日は、タオル地の上にもう1枚、風を通さないものを重ねてください。
風を通さない上着は、山歩きや自転車に使う薄手のもので十分です。手持ちにあれば、それをそのまま使えます。浜に置いておく間に砂が入らないよう、袋に入れておいてください。
境目③|水の中にいる時間は30分
3つめの境目は、時間です。同じ水温でも、水の中にいる時間が長いほど、体は冷えていきます。
目安は、30分です。水の中にいるのが合計30分を超える予定なら、水温の表で1段下の行に合わせてください。たとえば水温25度でも、シュノーケルで1時間近く浮いている予定なら、ラッシュガードより、ウェット素材の薄い上着のほうが楽に過ごせます。逆に、水に入るのは10分ほどで、あとは浜で過ごすなら、表のとおりで足ります。
時間で分けておくと、当日の判断も楽になります。30分たったら一度上がって、風を通さない上着を羽織り、温かい飲み物を飲んで体を戻す。それを繰り返すと決めておけば、薄い側の装備でも過ごしやすくなります。寒さで震えが止まらなくなったら、その日は無理をせず、水から上がって着替えてください。
生地の違い|ラッシュガードとウェット素材は「上がったあと」で分かれる
ラッシュガードは、伸びる薄い化学繊維の生地です。水をあまり含まず、濡れても重くなりにくいので、水の中でも動きやすくできています。乾くのも早く、上がって風に当たれば、しばらくで表面は乾いてきます。ただし、乾いていく間は体の熱を奪います。秋の風の中では、乾くまでの時間がそのまま冷える時間になります。
ウェット素材は、細かな気泡を含んだ厚みのある生地です。水の中では温かさを保ちますが、上がったあとは、生地の中の水がなかなか抜けません。着たまま長く浜にいると、じわじわと冷えてきます。上がって休む時間が長くなるなら、ウェット素材の上着は脱いで、乾いた肌着と風を通さない上着に着替えてください。
どちらの生地も、水の中のためのもので、浜で過ごすためのものではありません。この区別がつくと、上がったあとに何を着ればいいかが自然と決まります。
遊び方ごと|シュノーケル・磯遊び・パドルボード・浜で過ごすだけ
同じ水温でも、何をして遊ぶかで、体の冷え方と、守る場所が変わります。
シュノーケルは、顔を水につけて浮いている時間が長い遊び方です。体をあまり動かさないので、思ったより早く冷えてきます。背中には日差しがずっと当たるので、長袖で背中を覆うものを選んでください。水の中にいる時間が30分を超えやすいので、境目③を使って、1段厚い側に寄せておくと安心です。
磯遊びは、岩の間を歩いて生き物を探す遊び方です。濡れるのは膝から下と手が中心で、上半身はほとんど濡れません。この場合、上半身は水着の上に乾いた速乾の長袖を着るだけで足ります。大事なのは、膝と手と足です。岩で擦りむきやすいので、レギンスで膝を覆い、足元はマリンシューズにしてください。
パドルボードは、板の上に立って漕ぐ遊び方です。水に落ちることはあっても、ほとんどの時間は水の上で風に当たっています。水の中より、上半身が風で冷えるのが気になる遊び方です。ラッシュガードの上に、濡れても構わない薄い風よけを重ねるか、風の強い日はウェット素材の上着にしてください。
浜で過ごすだけなら、水着の上に着るものは、街の服と同じ考え方で足ります。水着で浜に座る時間があるなら、下に敷くものと、羽織る長袖があれば十分です。
いくつかの遊び方を1日に組み合わせる日は、いちばん長く水の中にいる遊び方に合わせてください。午前にシュノーケル、午後に磯遊びという日なら、水着の上にはシュノーケルに合わせたものを着て、磯遊びのときは上半身だけ乾いた長袖に着替える、という順番にすると、1日を通して冷えにくくなります。
サイズ|水の中では体に沿わせ、上がったあとはゆったり
ラッシュガードとウェット素材の上着は、体に沿うサイズを選んでください。水の中で生地が体から浮くと、ばたついて動きにくいうえに、冷たい水が生地の中で入れ替わり続けます。特にウェット素材は、体に沿っていることで温かさを保つ仕組みなので、大きすぎると役目を果たしません。借りる場合は、受付で試しに着てみて、首と袖口に指が1本入るくらいを目安にしてください。
一方で、上がったあとに羽織るものは、ゆったりしたサイズにします。濡れた水着やラッシュガードの上から着るので、体に沿う形だと袖を通しにくく、肌に張りついて冷たく感じます。腰まで隠れる長さがあると、浜に座ったときにお腹と腰が冷えにくくなります。
手持ちのラッシュガードを秋にも使うなら、一度、首と袖口を確かめてください。夏に何度も着て塩と日差しにさらされた生地は、伸びて体から浮きやすくなっています。袖口に指が2本以上楽に入る、首まわりが波打っている、というときは、水の中で冷たい水が入れ替わりやすい状態です。秋の海では、夏より少しきつめに感じるものを選ぶくらいで、ちょうどよくなります。
上がったあとに羽織るものは、前を開けて着られる形にしておくと、濡れた髪や体に引っかからずに着られます。頭からかぶる形は、濡れた体では袖を通しにくく、着るまでに時間がかかります。上がってから1分以内、という目安を守るには、前開きのほうが確実です。
下半身と足元|レギンスとマリンシューズで、擦り傷と冷えを止める
下半身は、水着の上に水用のレギンスを重ねると、脚の日焼けと擦り傷の両方を防げます。秋は日差しが弱くなったと感じても、海の上では照り返しがあり、思った以上に焼けます。ショートパンツを重ねるのは、体の線が気になる場合の選択で、温かさにはほとんど効きません。
足元は、マリンシューズを履いてください。秋の海は、足先から冷えてきます。素足で水に入ると、水温が25度あっても、10分ほどで足先が冷たく感じてきます。底のある水用の靴を履いていれば、冷えがやわらぐうえに、岩場や貝殻で足の裏を切る心配も減ります。磯遊びの日は、マリンシューズは欠かせません。
浜を歩くときにも、秋は砂がもう熱くありません。夏のように、砂の熱さで足の裏を守る必要はありませんが、上がったあとに濡れた足で砂の上を歩くと、足が冷えます。浜に置いておく荷物の中に、乾いた靴下を1足入れておくと、着替えたあとすぐに足を温められます。
上がったあとの一式|浜に置いておくもの
秋の海で遊ぶ日は、水の中で着るものと同じくらい、上がったあとの一式が大事です。浜に置いておくのは、次の4つです。
1つめは、タオル地のポンチョか、大きなバスタオルです。体についた水をまず吸い取ってから、次の1枚を着ます。ポンチョなら、着たまま中で水着を脱いで着替えられます。
2つめは、風を通さない上着です。境目②のとおり、風速3mを超える日は、タオル地の上にこれを重ねます。
3つめは、乾いた肌着一式です。濡れた水着を着たまま帰ろうとすると、移動の間に冷えてきます。上がって休むと決めたら、乾いた肌着に着替えてください。
4つめは、乾いた靴下と、温かい飲み物です。足先と体の内側から温めると、冷えた体が戻りやすくなります。
この4つを1つの袋にまとめ、浜の、自分が上がってくる場所の近くに置いておいてください。上がってから荷物を探しに歩く間にも、体は冷えていきます。
どちらとも取れるとき①|水温が22〜23度の境目
水温が22度か23度という日は、ラッシュガードでいけそうにも、ウェット素材の上着が要りそうにも見えます。この日は、境目③の時間で分けてください。
水の中にいるのが合計30分を超えるなら、ウェット素材の上着にします。30分を超えない、もしくは30分ごとに上がって休むと決めているなら、長袖のラッシュガードとレギンスでも過ごせます。迷うなら、ウェット素材の上着を借りられるかを受付で確かめておき、当日の体の感じで決めるのも一つの方法です。
迷ったら厚い側にしておくほうが、取り返しはつきます。暑いと感じたら前を開けるか脱げば済みますが、薄い側で冷えてしまったら、その日のうちに戻すのは難しいからです。
どちらとも取れるとき②|日差しは強いが、風も強い
秋晴れで日差しは強いのに、風も強い日があります。日なたにいると暑く、濡れて風に当たると寒い。この日は、上がったあとの判断が分かれます。
日差しがある間は、風を通さない上着を羽織って、日なたに座っていれば、体はすぐに戻ってきます。雲がかかって日差しがなくなると、一気に冷えてきます。この日は、日差しがあるうちに水に入り、雲が出てきたら早めに上がって着替えると決めておくと過ごしやすくなります。
日差しの強い日は、顔と首の後ろ、手の甲が焼けます。上半身は長袖で覆えていても、首の後ろは見落としがちです。襟の高いラッシュガードを選ぶか、首の後ろに日焼け止めを塗っておいてください。
どちらとも取れるとき③|子どもと一緒で、自分が入るか分からない
子どもと一緒に浜に行く日は、自分が水に入るかどうか、行ってみないと分からないこともあります。この日は、切り替えやすい重ね方にしておいてください。
水着の上に、長袖のラッシュガードとレギンスを着て、その上に街の服を重ねて行きます。入らないと決めたら、そのまま街の服で過ごします。入ると決めたら、街の服だけ脱げば済みます。子どもの手を引いて急に水に入ることになっても、着替えに走らずに済みます。
子どもと一緒の日は、自分より子どもの冷えに目が行きがちです。子どもを着替えさせている間、濡れた自分の体は風に当たり続けています。先に自分が風を通さない上着を羽織ってから、子どもの着替えにかかってください。親子でプールに行く日の重ね方は、親子でプールに行く日の、水着の上に着るやつに分けてあります。
手持ちで代用できるもの・できないもの
秋の海のために、すべてを新しくそろえる必要はありません。手持ちで代わりになるものと、ならないものを分けておきます。
代わりになるのは、運動用の速乾の長袖です。化学繊維で、すぐに乾くものなら、磯遊びのように浅く水に入る程度の日には、ラッシュガードの代わりになります。泳いだり浮いたりする日は、濡れて重くなり、水の中でばたつくので向きません。
山歩きや自転車に使う、薄手の風を通さない上着も、そのまま上がったあとの1枚になります。
代わりにならないのは、綿の服です。綿は水をよく吸い、なかなか乾きません。綿のTシャツやパーカーを水着の上に着て海に入ると、上がったあとに冷たい生地が体に張りついたままになります。秋の海では、綿は水に入らない日の服として使ってください。
借りる場合の確かめ方も書いておきます。海の体験を申し込むときは、ウェット素材の上着やウェットスーツを貸し出しているか、サイズは何があるか、借りるのに追加の申し込みが要るかを、前もって聞いておいてください。当日の受付で、自分に合うサイズが残っていないこともあります。借りたものを着るときは、下に水着を着ておくのが基本です。体に沿うものなので、着るのにも脱ぐのにも、ふだんの服より時間がかかります。受付には、時間に余裕を持って着くようにしてください。
秋の始まりと終わりで、水温の帯はどう動くか
秋の海の水温は、夏の終わりから少しずつ下がっていきます。秋の始まりのころは、まだ夏の名残で25度を超えている浜も多く、長袖のラッシュガードで過ごせる日が続きます。そこから、週を追うごとに水温は下がり、同じ浜でも2〜3週間で表の1行下に移ることがあります。
下がり方は、場所によって違います。南の地域や、暖かい海流が近くを通る浜では、下がり方がゆるやかで、秋が深まっても25度前後を保っていることがあります。湾の奥や、外海から離れた浜では、気温の影響を受けやすく、下がるのも早くなります。
このため、前の年に同じ時期に行ったときの記憶や、数週間前に行ったときの装備は、そのまま当てにしないでください。行く日の直前に水温を調べ直して、表の行を選び直すのが確実です。秋の海は、同じ浜でも、行く週によって別の海になります。
1日の組み立て例|水温ごとに、前の晩に袋に入れるもの
水温を調べたら、前の晩のうちに荷物を袋にまとめておくと、当日の浜で迷わずに済みます。3つの例で書いておきます。
水温26度、風は弱い日。水着の上に長袖のラッシュガードとレギンスを着ていきます。足元はマリンシューズ。浜に置く袋には、タオル地のポンチョ、乾いた肌着一式、乾いた靴下を入れます。風が弱いので、風を通さない上着は、念のため薄いものを1枚。
水温23度、風速4mの日。水着の上にウェット素材の薄い上着とレギンスを着ていきます。借りられるなら、受付で試しに着てから決めます。袋には、タオル地のポンチョ、風を通さない上着、乾いた肌着一式、乾いた靴下、温かい飲み物。この日は、水の中にいる時間を30分ごとに区切ると決めておき、上がったら1分以内に風を通さない上着を羽織ります。
水温20度の日。水に入るなら、全身を覆うウェットスーツを借ります。入らないと決めたら、水着の上に街の服を重ね、磯や浜で過ごす日にします。どちらの場合も、袋には風を通さない上着と、乾いた肌着一式、温かい飲み物を入れておきます。
帰り道まで考える|濡れたものの持ち帰りと、着替えの順番
秋の海の1日は、浜を離れてからも続きます。帰りの移動で冷えないよう、着替えの順番と、濡れたものの持ち帰り方を決めておいてください。
着替えは、肌に近いものから乾かしていく順番にします。タオルで体を拭いたら、まず乾いた肌着、次に乾いた靴下、最後に上着です。足は冷えが残りやすいので、靴下は早めに履き替えてください。髪が濡れたままだと、首から冷えてきます。帽子やタオルで頭を覆ってから移動すると、帰り道が楽になります。
濡れたラッシュガードやウェット素材の上着は、水をしっかり絞ってから、内側が水をはじく袋に入れて持ち帰ります。ほかの荷物と同じ袋に入れると、着替えた服まで湿ってきます。家に着いたら、早めに真水ですすいで、日陰で干してください。塩が残ったままだと、生地が傷みやすくなります。
年代で変わるところ
20代から30代は、動き回る時間が長く、体も温まりやすい分、薄い側の装備で過ごせることが多くなります。そのぶん、上がったあとに長く浜で座っていると、気づかないうちに冷えています。休むときは、風を通さない上着を先に羽織ってください。
40代になると、冷えた体が戻るまでに、以前より時間がかかると感じる人が増えてきます。水の中にいる時間を30分ごとに区切って、上がったら乾いた肌着に着替える流れを、最初から組んでおくと過ごしやすくなります。
50代以上では、無理に水に入らず、浜や磯で過ごす時間を増やすのも十分な楽しみ方です。水に入るなら、境目の表で1段厚い側に合わせ、体験の申し込み先で、ウェット素材の上着を借りられるかを先に確かめておいてください。
よくある行き違い
1つめは、気温で服を決めることです。秋は、気温と水温がずれます。気温が低くても水は温かく、上がったあとの風で冷える、という順番を覚えておいてください。
2つめは、ラッシュガードに温かさを期待することです。ラッシュガードは、日差しと擦り傷から守るための生地です。冷える日に温かさを足すなら、ウェット素材の上着に替えてください。
3つめは、上がったあとの1枚を、車や荷物置き場に置いてくることです。浜から離れた場所に置くと、取りに行く間に冷えます。上がってくる場所のすぐ近くに置いてください。
4つめは、綿のTシャツで水に入ることです。乾かずに冷え続けるので、秋の海では避けてください。
装いに活かすなら
行く日の水温を調べて、表の行を1つ選ぶ。水の中にいる時間が30分を超えるなら、1段厚い側に寄せる。風速3mを超える日は、上がってすぐ着る風を通さない1枚を、浜の、上がってくる場所の近くに置く。乾いた肌着と靴下、温かい飲み物を同じ袋に入れておく。この順番で決めていけば、秋の海でも、上がったあとに震えずに済みます。
冬に南の島へ行く日の選び方は冬に南の島へ行くなら、街でも着られる1枚に絞る水着の上に着るやつに、秋冬の長袖の選び方は秋冬に水着の上に着る長袖にまとめています。
関連記事
よくある問い
- Q. 秋の海は、ラッシュガードだけで入れますか
- 水温が25度以上あり、水の中にいるのが30分ほどまでなら、長袖のラッシュガードとレギンスで過ごせることが多いです。水温が24度を下回る日や、1時間近く水に入る予定の日は、ウェット素材の薄い上着に替えるほうが冷えにくくなります。どちらの日も、上がったあとに風を通さない上着をすぐ着られるよう、浜に置いておいてください。
- Q. 水温はどうやって調べればいいですか
- 天気予報の気温ではなく、海の水温を見てください。海の水温を載せている天気の情報や、現地で海の体験を受け付けているところの案内に、その日の水温が出ていることがあります。秋は、気温が下がっても水温はゆっくりとしか下がらないので、気温だけで判断すると、水の中は思ったより温かく、上がったあとは思ったより寒く感じます。
- Q. 手持ちの運動用の長袖Tシャツを、ラッシュガードの代わりにしてもいいですか
- 速く乾く化学繊維のものなら、水に浅く入る程度の日には代わりになります。ただ、濡れると重くなって体から浮きやすく、泳ぐと水の中でばたつきます。綿のTシャツは濡れると乾かず、上がったあとに体を冷やし続けるので、秋の海では使わないでください。
- Q. 子どもと一緒で、自分が水に入るか分かりません。何を着ていけばいいですか
- 水着の上に長袖のラッシュガードとレギンスを着て、その上から街の服を重ねて行くのが、いちばん切り替えやすい形です。入らないと決めたら街の服のまま過ごし、入ると決めたら街の服だけ脱げば済みます。上がったあとの風を通さない上着と、乾いた肌着を1組、どちらの場合もかばんに入れておいてください。
— メグラシ編集部





