水着の上に着るやつ|冬の屋内プールの付き添いは、水に入る回数で選ぶ

**冬の屋内プールで、子どもに付き添って水に入る回数は、1時間に何回ですか。**この回数で、水着の上に着るものが決まります。
「水着の上に着るやつ」と検索する人の多くは、自分が泳ぐためではなく、子どもの付き添いでプールに行く人です。打ち間違えて「みずきの上に着るやつ」と入れて探している人もいます。探しているのは、ラッシュガードなのか、タオル地の羽織なのか、水着用のパンツなのか、自分でもはっきりしていないことが多いはずです。
それがはっきりしないのは、水に入る物と、水に入らない物を同じ1枚で済ませようとしているからです。冬の屋内プールでは、この2つを分けて考えると、何を持っていけばいいかがすぐ決まります。
ここでは、1時間に水へ入る回数を3つに分けて、それぞれ水着の上に何を着るかを決めます。施設の決まりの確かめ方と、どちらとも取れる場合の決め方も、後半で厚めに書きます。
夏の屋外のプールや、ホテルのプールの場合は水着の上から着るやつ(ホテルのプールは部屋からの道のりで選ぶ)に、秋冬に水着で入る温泉は水着の上に着るやつ(湯の外を歩く距離で選ぶ)に書いています。この記事は、冬の屋内プールで、子どもに付き添う大人のための話です。
結論:水に入る物と、プールサイドで羽織る物を分ける
先に結論を表にします。
| 1時間に水へ入る回数 | 水着の上に着る物 | プールサイドで足す物 |
|---|---|---|
| 0回(見学だけ) | なし | タオル地の羽織かフードつきの上着 |
| 1〜3回 | 水に入れる長袖のラッシュガード | 腰に巻く大きめのタオル |
| 入りっぱなし | 水に入れる長袖のラッシュガード+水着用のパンツ | 上がったときのタオル地の羽織 |
この表で大事なのは、真ん中の列と右の列が別の物になっていることです。水に入れるラッシュガードは、濡れても重くならず乾きやすい代わりに、濡れたまま空気に当たると冷えます。タオル地の羽織は暖かいけれど、着たまま水には入れません。
1枚で両方をこなせる物はありません。だから、「水着の上に着るやつ」を1枚探すのをやめて、水の中用と水の外用の2つを考えます。この2つを分けて考えると、もう1つ良いことがあります。手持ちの物で間に合うかが、すぐにわかることです。家にあるタオル地の羽織や、去年の夏に使ったラッシュガードが、そのまま冬の屋内プールでも使えます。冬のために新しく買い足す必要があるのは、たいてい2つのうち片方だけです。
荷物は1つ増えますが、どちらも薄く小さくたためる物なので、プールバッグに入れても大きさはほとんど変わりません。
先に確かめること|施設が水の中で認めている物
着る物を決める前に、施設の決まりを1つだけ確かめてください。水着以外の物を着て水に入ってよいかです。
屋内の温水プールは、公営の施設でも、レジャー施設でも、スイミングスクールの見学会でも、水の中で着てよい物を決めています。決まりは施設ごとにばらばらで、おおむね次の3通りです。
1つめは、水着用に作られたラッシュガードなら認める施設。最近はこちらが増えています。2つめは、水着以外の物を着て水に入ることを一切認めない施設。古い公営プールに多い決まりです。3つめは、ラッシュガードは認めるけれど、Tシャツや普段の服は認めない施設。
確かめ方は、施設の案内ページで「ラッシュガード」「Tシャツ」「着衣」のどれかの語を探すことです。書いてあれば、それに従います。書いていなければ、当日の受付で「ラッシュガードを着て水に入ってよいですか」と聞いてください。受付で聞けば、ほとんどの施設ですぐに答えてもらえます。
あわせて、プールサイドに出る人は全員水着が必要かも見ておきます。見学だけのつもりでも、プールサイドに出るなら水着の着用が決まりになっている施設があります。ギャラリーや観覧席があれば、そこからは普段の服で見ていられます。
この2点が確かめられれば、あとは次の章の回数の数え方に進めます。
水に入る回数の数え方|子どもの年齢と泳げるかどうか
1時間に何回水に入るかは、行く前に完全には決められません。ただし、子どもの年齢と泳げるかどうかで、だいたいの見当はつきます。
3歳くらいまでの子どもは、施設の決まりで大人が一緒に水に入ることが求められることが多く、入りっぱなしに近くなります。浅い幼児用のプールでも、大人が手の届く距離にいる必要があります。
4〜6歳くらいで、まだ泳げない子どもは、大人が水に入ったり出たりをくり返すことになります。子どもが浅いところで遊んでいるあいだは外で見て、深いほうへ行こうとしたら一緒に入る。1時間に1〜3回が目安です。
泳げる子ども、または小学生以上なら、大人はプールサイドから見ていることが多くなります。施設によっては大人の付き添いが要らない年齢もあります。この場合は0回に近くなります。
兄弟で年齢が離れていると、上の子は泳げて下の子は泳げない、ということがよくあります。その場合は、下の子に合わせて数えてください。入る回数が多いほうに合わせておけば、少なかったときに困ることはありません。
行く時間帯でも回数は変わります。休日の昼過ぎのように混んでいる時間は、子どもが人にぶつからないよう、大人が水に入って近くにいる回数が増えます。平日の夕方や、開館してすぐの空いている時間なら、プールサイドから見ていられる時間が長くなります。同じ子どもでも、混んでいる日は回数を1つ多めに見積もっておくと、着る物を外しません。
施設の種類でも違います。波の出るプールや流れるプールのあるレジャー施設は、浅いところだけの公営プールより、大人が水に入る回数が多くなります。子どもが流れに乗って離れていくので、追いかけて入ることになるからです。
回数を数えるのは、着る物を決めるためです。1回でも水に入る可能性があるなら、「水に入れる上着」が要ります。0回と言い切れるときだけ、それを省けます。
0回のとき|見学だけなら、乾いたまま暖かい物を
水に入らない、プールサイドか観覧席で見ているだけなら、水着の上に着る物は水に入れなくてよい物で足ります。
観覧席から見られる施設なら、水着も要りません。普段の服で、冬なら薄手の長袖1枚で十分です。館内は暖房が効いていて、水温より少し高い空気になっていることが多いので、厚手のニットやコートは暑く感じます。コートは入口のロッカーに入れておきましょう。
プールサイドに出る必要があるなら、水着の上にタオル地の羽織か、フードつきの上着を着ます。乾いた体なら、館内の空気はそれほど冷たくありません。羽織が要るのは、子どもが上がってきて抱き上げたときに自分が濡れるからです。濡れた子どもを抱くと、胸から腹にかけて水が移り、そこから冷えてきます。
タオル地の羽織は、ひざ上くらいまでの丈があると、プールサイドのベンチに座ったときに太ももの裏が濡れたベンチに直接触れません。前はボタンかファスナーで閉じられる形のほうが、子どもを抱いたあとにさっと閉じられて楽です。
観覧席で見ている場合も、席がプールの水面に近い高さにあると、湿った空気がこもって汗ばむことがあります。上は脱ぎ着しやすい前開きの物にしておくと、暑いときにすぐ調整できます。
見学だけの日でも、子どもが「一緒に入って」と言い出すことはよくあります。その可能性が少しでもあるなら、次の1〜3回の組み方にしておいてください。
1〜3回のとき|入るたびに着替えない組み方
水に入ったり出たりを1時間に1〜3回くり返すなら、水着の上に水に入れる長袖のラッシュガードを着ておきます。施設が認めていることが前提です。
ラッシュガードを着たまま水に入り、上がったらそのままプールサイドで待つ。入るたびに羽織を脱いだり着たりしなくて済むのが、この組み方のいちばんの利点です。子どもが急に深いほうへ行ったときに、羽織を脱ぐ手間なくすぐに水へ入れます。
ただし、ラッシュガードは濡れたままプールサイドにいると冷えます。濡れた生地から水が蒸発するときに、体の熱を奪うからです。上がってから次に入るまで10分を超えるなら、腰に大きめのタオルを巻くか、肩にかけてください。上半身はラッシュガードのままで、腰から下だけ覆うと、またすぐ水に入るときも外しやすいです。
ラッシュガードの丈は、腰骨が隠れるくらいのものが扱いやすいです。短すぎると、子どもを抱き上げたときに背中が出て、そこから冷えます。長すぎると、水の中で生地がふくらんで動きにくくなります。
プールサイドで待つ時間は、10分を境目にして考えてください。上がってから次に入るまで10分以内なら、ラッシュガードのままで待っていても、体が冷えきる前にまた水に入ります。10分を超えるなら、腰のタオルに加えて、肩にもタオルをかけてください。20分を超えるなら、タオル地の羽織に替えたほうが楽です。その場合は、次に水に入るときに羽織を脱ぐ手間がかかりますが、20分以上座って冷えるよりはずっと楽です。
水着そのものは、普段のものでかまいません。ラッシュガードの下にワンピース型の水着を着ておくと、水の中で生地がずれても肌が出ません。
入りっぱなしのとき|上も下も水の中で暖かく
3歳くらいまでの子どもに付き添って、ほとんどの時間を水の中で過ごすなら、上に加えて下も水の中用にします。長袖のラッシュガードに加えて、水着用のショートパンツか、ひざ下までの水着用のレギンスです。
入りっぱなしでいると、体は水の中で少しずつ冷えます。屋内の温水プールの水温は、おおむね30℃前後です。お風呂よりずっと低い温度で、動かずに子どもを支えていると、30分ほどで体が冷えてきます。子どもは遊んで動いていても、付き添う大人は立っているだけのことが多いからです。
水着用のパンツやレギンスは、太ももを覆うことで、水の中で冷えやすい脚の熱を少し保ってくれます。上がったときにも、太ももが濡れた生地に覆われているほうが、素肌よりは冷たさを感じにくくなります。
入りっぱなしの日は、上がったときに使うタオル地の羽織も持っていきます。休憩で上がるときや、子どもがトイレに行くときに、さっと羽織ります。プールサイドで待つ時間がほとんどなくても、更衣室に戻るまでの廊下で冷えるからです。
入りっぱなしの日に気をつけたいのは、水の中で立っている位置です。子どもが遊ぶ浅いところは、大人にとってはひざから腰くらいの深さです。この深さだと、上半身はずっと水の外に出ていて、濡れたラッシュガードが空気に当たり続けます。水の中にいるのに上半身が冷える、という状態になりやすいのです。
肩まで水に浸かるほうが、上半身は冷えにくくなります。子どもを支えるときに、自分もひざを曲げて肩まで沈むと、体の冷え方がずいぶん違います。ずっとその姿勢でいる必要はありませんが、寒いと感じたら、一度肩まで沈んでみてください。
1時間に1回は上がって、子どもと一緒に水分をとってください。温水プールでも汗をかいていて、気づかないうちに体の水分が減っています。
ラッシュガードの形の選び方|前開きか、かぶりか
水に入れるラッシュガードを用意すると決めたら、次は形です。付き添いの大人が選ぶときに見るのは、前を開けられるかと袖口の締まり方の2つです。
前開きのファスナーがついた形は、脱ぎ着が楽です。濡れたラッシュガードは肌に貼りついて、かぶりの形だと脱ぐのに手間がかかります。付き添いの日は、子どもの着替えを手伝いながら自分も着替えることになるので、片手でファスナーを下ろせる前開きのほうが、更衣室での時間が短くなります。
かぶりの形は、水の中で前が開く心配がなく、子どもに引っ張られてもずれません。小さな子どもは、大人の服をつかんで体を支えようとします。前開きだと、つかまれたときにファスナーが下がることがあります。入りっぱなしの日なら、かぶりのほうが安心です。
まとめると、1〜3回の日は前開き、入りっぱなしの日はかぶり。どちらの日もある人は、前開きでファスナーの上に留め具があるものを選ぶと、両方に使えます。
袖口は、手首でゴムが軽く締まっているものを選んでください。袖口が広いと、水の中で生地がふくらみ、子どもを支えるときに腕にまとわりつきます。締まりすぎていると、濡れたときに脱ぎにくくなります。指が2本入るくらいの締まり方が、扱いやすい目安です。
色は、水の中で子どもから見つけやすい明るい色を選ぶ人もいます。プールで子どもが大人を見失ったとき、明るい色の上着は遠くからでも目に入ります。逆に、白や薄い色は濡れると透けることがあるので、水着の色と重ねたときに透けないかを、家で一度水にくぐらせて確かめておくと安心です。
更衣室からプールサイドまで|冬の付き添いで冷える場所
冬の屋内プールで冷えるのは、水の中よりも、水の外を移動するときです。とくに次の3か所です。
1つめは、更衣室からプールサイドまでの通路。シャワーを浴びたあとの濡れた体で、暖房の届きにくい通路を通ると、プールサイドに着く前に体が冷えます。ラッシュガードを着ているなら、シャワーのあとすぐに袖を通しておくと、冷えが和らぎます。
2つめは、プールサイドのベンチ。濡れたまま座ると、ベンチの冷たさと体の水が重なって、腰から冷えてきます。座る前にタオルを敷くと違います。
3つめは、帰りにプールから上がって更衣室に戻るまで。遊び終わったあとは体力も落ちていて、いちばん冷えやすい時間です。タオル地の羽織は、この帰りの数分のためにも持っていく意味があります。
シャワーの温度にも気をつけてください。プールに入る前のシャワーは、施設によっては水に近い温度のことがあります。冬にそのシャワーを浴びると、プールサイドに出る前に体が縮こまります。子どもが嫌がって泣くのもこの場面です。シャワーを浴びたらすぐにタオルで体を軽く拭き、ラッシュガードか羽織を着てからプールサイドに向かうと、最初の数分が楽になります。
付き添いの大人は、子どもの着替えを手伝うために、自分が濡れたまま更衣室で過ごす時間が長くなります。子どもを先に着替えさせているあいだ、自分は水着のまま待つことになるので、その間も羽織っておける物があると楽です。
どちらとも取れるとき①|施設の決まりがわからない
施設の案内ページに、水の中で何を着てよいか書いていない。受付で聞く前に、何を持っていけばいいかを決めたい。ここがいちばん迷う場面です。
この場合は、両方を持っていくのが答えです。水に入れるラッシュガードと、水に入れなくてよいタオル地の羽織。受付で聞いて、ラッシュガードが認められていれば着て入り、認められていなければ水着だけで入って、上がったら羽織を着ます。
ラッシュガードが認められていない施設で、どうしても水の中で上半身を覆いたいときは、ワンピース型で袖のある水着や、上が長めの丈のセパレート水着を選ぶ手があります。これらは水着の扱いなので、ラッシュガードを禁じている施設でも着て入れることが多いです。ただし、施設によっては判断が分かれるので、これも受付で一言確かめてください。
受付で聞くときは、「ラッシュガードはいいですか」だけでなく、「水着の上に着る物で、水の中で着てはいけない物はありますか」と聞くと、施設の決まりがまとめてわかります。Tシャツは不可、ラッシュガードは可、帽子は必須、といった答えが一度に返ってきます。スイミングキャップが必須の施設もあるので、あわせて聞いておくと、当日に売店で買い足さずに済みます。
決まりがわからないまま行って、ラッシュガードだけを持っていくと、着られなかったときに上に何も羽織れません。羽織だけを持っていくと、水に入るたびに脱ぐことになります。両方を持っていけば、どちらに転んでも困りません。
どちらとも取れるとき②|見学のつもりが、入ることになりそう
「今日は見学だけ」と決めて行っても、子どもが泣き出したり、一緒に入ってほしいと言ったりして、結局水に入ることがあります。とくに初めての施設や、久しぶりのプールでは、子どもが不安になりやすいものです。
この可能性があるかどうかは、子どもがその施設に何回来ているかで見当がつきます。3回目以上で、慣れているなら、見学だけで済む可能性が高い。初めてか2回目なら、入ることになる可能性を考えておきます。
入ることになりそうなら、最初から水着を着て、その上にラッシュガードを着ておきます。見学だけで済めば、ラッシュガードの上に羽織を重ねて座っていればいいだけです。逆に、水着を着ていないまま入ることになると、更衣室に戻って着替える数分のあいだ、子どもを待たせることになります。
迷ったら水着を着ていく。これを決まりにしておくと、子どもの気分に合わせて動けます。
どちらとも取れるとき③|体型や肌を隠したい気持ち
付き添いでプールに行くのをためらう理由として多いのが、水着姿を人に見られたくない、というものです。とくに産後や、久しぶりに水着を着る人ほど、この気持ちは強くなります。
これは、冷やさないための重ね方で、自然に解決できることが多いです。水に入る回数が1回以上なら、長袖のラッシュガードとひざ上までの水着用パンツを着るのは、冷えを防ぐための組み方として理にかなっています。結果として、腕も脚も上半身もほとんど覆われます。
水に入らない時間が長いなら、プールサイドではタオル地の羽織を着て過ごします。ひざ上までの丈なら、座っても立っても腰まわりが隠れます。これも、濡れた子どもを抱いて冷えるのを防ぐための物です。
ラッシュガードの下に着る水着も、上下が分かれたものよりワンピース型のほうが、子どもを抱き上げたり、かがんだりしたときに腰まわりが出にくくなります。水着用のパンツを重ねるなら、水着の脚の付け根が隠れる長さのものを選ぶと、立ったり座ったりしても気になりません。
隠すための服を探すと、何を選んでも「これで隠れているか」が気になり続けます。冷やさないための服として選ぶと、組み合わせは自然に決まり、結果として気になる場所も覆われます。選ぶ理由を変えるだけで、迷いが小さくなります。
施設がラッシュガードを認めていない場合は、前の章で書いた袖のある水着や、上が長めのセパレート水着を選んでください。水着の売り場では、こうした形の水着が年々増えています。
どちらとも取れるとき④|生理の日や、体調がすぐれない日
付き添いの日が、生理の日と重なることがあります。体調がすぐれない日に、無理をして水に入る必要はありません。
この場合は、水に入らない前提で考え、観覧席から見られる施設なら観覧席で、プールサイドに出る必要があるなら水着の上にタオル地の羽織を着て見学します。水の中での付き添いが必要な年齢の子どもなら、その日はもう1人の大人に水の中を任せるか、プールに行く日を変えることも考えてください。
水に入る必要があるときは、生理用の水着用ショーツなど、水着の下に着けられる物を選ぶ人もいます。施設によっては決まりがあるので、気になる場合は受付で聞いてください。体を冷やすと、生理中の体はとくにつらくなるので、上がったらすぐに羽織を着て、更衣室に早めに戻ることを優先してください。
帰り道まで考える|髪と首の冷え
冬の屋内プールの付き添いでは、プールを出たあとも冷えが続きます。館内は暖かくても、外は冬の空気です。
冬の屋内プールでは、更衣室の暖かさに油断しがちです。更衣室は暖房が効いていて、着替えているあいだは寒さを感じません。けれど、施設の出口を出た瞬間に、外の空気との差が10℃以上になることがあります。
いちばん冷えるのは、濡れた髪と首です。子どもの髪を乾かすのを優先して、自分の髪が生乾きのまま外に出ると、首の後ろから一気に冷えます。更衣室にドライヤーがあれば、子どものあとに自分の髪の根元だけでも乾かしてください。時間がなければ、髪を低い位置でまとめて、首にマフラーかストールを巻きます。
着替えの服は、プールに行くときより一段暖かくしておきます。プールで体力を使ったあとは、行きと同じ服でも寒く感じます。行きはコートの下が薄手でも、帰りはその下に薄手のニットを1枚足すくらいがちょうどよいです。
子どもの着替えも同じです。帽子か、フードのついた上着を持っていくと、濡れた髪のまま外に出ても頭が冷えません。プールの帰りに子どもが風邪をひくのは、たいていこの帰り道です。
1枚で済ませたいとき|荷物を減らす考え方
ここまで、水の中用と水の外用を分けると書いてきました。それでも、荷物を1つでも減らしたい、という日もあります。子どもの荷物だけでバッグがいっぱいになるからです。
1枚で済ませたいなら、どちらの役目を捨てるかを先に決めてください。
水の外の役目を捨てるなら、ラッシュガードだけを持っていきます。プールサイドで待つ時間が短い日、つまり入りっぱなしに近い日に向いています。冷えは、上がったときにバスタオルを体に巻いてしのぎます。バスタオルはどうせ持っていく物なので、荷物は増えません。
水の中の役目を捨てるなら、タオル地の羽織だけを持っていきます。見学に近い日、0回か、入っても1回くらいの日に向いています。水に入るときは羽織を脱いで水着だけで入り、上がったらすぐに羽織ります。
どちらの役目を捨てるかが決められないなら、それは1〜3回の日です。この日は1枚で済ませようとせず、2つ持っていったほうが結局楽です。ラッシュガードもタオル地の羽織も、丸めれば片手に収まる大きさなので、増えるのはバッグの隅の少しの場所だけです。
年代や体の変化で変わるところ
付き添いでプールに行く大人の年代はさまざまです。同じ回数でも、体の感じ方が変わることがあります。
20代から30代前半で、小さな子どもに付き添う人は、自分の体が冷えにくいと思いがちです。けれど、産後しばらくのあいだは、以前より冷えを感じやすくなっていることがあります。去年まで平気だった時間でも、上がったら羽織る物を手の届くところに置いておいてください。
30代後半から40代で、小学生の子どもに付き添う人は、プールサイドで待つ時間が長くなります。水に入らない時間が長いぶん、乾いた体でいる時間も長く、タオル地の羽織より、薄手のフードつきの上着のほうが軽くて楽なこともあります。
祖父母の立場で付き添う人は、プールサイドの床の滑りやすさにも気をつけてください。足元は素足が決まりの施設が多いですが、プールサイドへの通路や更衣室では、滑りにくい底のサンダルを履いてよい施設もあります。着る物と一緒に、足元の決まりも受付で確かめておくと安心です。
どの年代でも共通しているのは、付き添う大人は子どもより動かないということです。子どもが元気に遊んでいても、自分の体は冷えていることがあります。子どもの様子を見るのと同じくらい、自分の手先や唇の色にも気を配ってください。
持っていく物の決め方|前の日に3つ確かめる
最後に、前の日の準備です。持っていく物は、次の3つを確かめれば決まります。
- 施設が水の中でラッシュガードを認めているか
- プールサイドに出る人に水着が必要か、観覧席があるか
- 子どもの年齢と泳げるかどうかで、1時間に何回水に入りそうか
この3つから、最初の表のどの行に入るかが決まります。決まらないときは、両方を持っていく。水に入れるラッシュガードと、水に入れなくてよいタオル地の羽織。どちらも薄くたためるので、プールバッグに入れても重さはほとんど変わりません。
服以外に1つ足すなら、小さめのタオルをもう1枚です。プールサイドのベンチに敷く、肩にかける、子どもの頭を拭く、と使い道が多く、バスタオル1枚だけで行くより、ずっと動きやすくなります。
もう1つ、ビニールの袋を1枚入れておくと、帰りに濡れたラッシュガードと水着をまとめられます。濡れた物と乾いた物を同じバッグに入れると、着替えの服まで湿ってしまいます。
水着の上に着るやつを1枚で探すと、いつまでも決まりません。水の中で着る物と、水の外で羽織る物に分けて、1時間に水へ入る回数で選ぶ。冬の屋内プールの付き添いは、これで迷わずに済みます。
秋に水辺で過ごす日の服は水着の上に着るやつ(秋のカヌー体験は落ちたあとの重さで選ぶ)にも書いています。屋内プールで大人が泳ぐ日の服は屋内プールの服装を見てください。
よくある問い
- Q. 子どもの付き添いでプールに入るとき、ラッシュガードは着てもいいですか
- 施設によります。屋内の温水プールでは、水着以外の物を着て水に入ることを禁止しているところと、水着用に作られたラッシュガードなら認めているところがあります。行く前に施設の案内ページで「ラッシュガード」「Tシャツ」「着衣」のどれかの語を探してください。書いていなければ、受付で一言聞くのが確実です。
- Q. 冬の屋内プールのプールサイドは寒いですか
- 館内の空気は水温より少し高めに保たれていることが多く、乾いた体なら寒くありません。寒くなるのは、水から上がって体が濡れたまま、プールサイドで座って待つときです。濡れた体から水が蒸発するときに熱が奪われるので、10分を超えて待つなら、水着の上に羽織る物があったほうが楽です。
- Q. 付き添いで水に入らない予定なら、水着は要りませんか
- 施設によっては、プールサイドに出る人は全員水着の着用が決まりになっています。見学だけでも水着が要るのか、観覧席から見られるのかを先に確かめてください。観覧席がある施設なら、普段の服で見ていられます。プールサイドに出る必要があるなら、水着の上に羽織る物を用意します。
- Q. 体型を隠したいのですが、何を着ればいいですか
- 水に入る予定があるなら、水着用の長袖のラッシュガードと、ひざ上までの水着用のショートパンツかレギンスを、施設が認めている範囲で選んでください。水に入らない時間が長いなら、タオル地の羽織かフードつきの上着を、プールサイドにいるあいだだけ着ます。どちらも、隠すためより冷やさないための物として選ぶと、組み合わせが決めやすくなります。
— メグラシ編集部





