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水着の上に着るやつ|秋冬の水着で入る温泉は、湯の外を歩く距離で選ぶ

メグラシ編集部//読了 15分
湯気の立つ屋外の湯のそばの濡れた木のベンチに、フードつきのタオル地の羽織と長袖のラッシュガードが置かれている秋の夕方

**あなたが秋冬に水着で入る温泉へ行くなら、水着の上に着るものは、湯から湯へ歩く距離で決めてください。**湯から次の湯まで30歩を超えて歩くか、屋外の湯があるなら、湯の外で羽織る1枚を持っていきます。どちらもなければ、水着だけで足ります。

水着で入る温泉は、プールとも、ふつうの大浴場とも違います。いくつもの湯を行き来し、ときには屋外の湯に出て、休憩所で座って休んでから、また湯に戻ります。秋冬は、湯の外の空気が冷たいので、湯から上がった瞬間がいちばん寒く感じます。体が冷えるのは湯の中ではなく、湯と湯のあいだを歩いている時間です。

この記事では、湯の中で着る物と、湯の外で羽織る物を分けて考えます。同じ「水着の上に着るやつ」でも、秋冬の水泳教室については水着の上に着るやつ|秋冬の水泳教室は、プールサイドで待つ時間で選ぶに、ホテルのプールについては水着の上から着るやつ|ホテルのプールは、部屋からの道のりで選ぶに書いています。ここでは、水着で湯をめぐる施設に絞ります。

結論:湯の中で着る物と、湯の外で羽織る物を分ける

水着で入る温泉では、着る物の役割を2つに分けると迷いが消えます。

役割いつ着るか選び方
湯の中で着る物湯に浸かっているあいだ施設の決まりで着られる物だけ
湯の外で羽織る物湯から湯へ移るとき・休憩所歩く距離と屋外の湯の有無で決める

**湯の中で着る物は、施設の決まりがすべてです。**着たまま湯に入れるものが限られている施設も多いので、ここは自分の好みより決まりを優先します。

湯の外で羽織る物は、自分で選べます。湯から次の湯までの距離が短く、すべての湯が屋内にあるなら、湯の外で羽織る物は要らないこともあります。距離が長い、屋外の湯がある、休憩所で長く座る、のどれかに当てはまるなら、1枚持っていきます。

秋冬にこの分け方が大切になるのは、湯の中と湯の外の温度の差が、夏よりずっと大きくなるからです。夏なら、湯から上がって水着のまま歩いても、外の空気が体を冷やしすぎることはあまりありません。秋冬は、湯の中が40度前後なのに、湯の外の空気は屋内でも20度台、屋外なら10度を下回ることもあります。この差の大きさが、湯の外で羽織る物の役割を大きくしています。

2つを1枚で兼ねようとすると、どちらにも中途半端になります。湯の中で着られる薄手のラッシュガードは、湯の外では濡れて冷たくなります。湯の外で暖かいタオル地の上着は、湯の中には着て入れません。役割を分けて、それぞれに合う物を選んでください。

先に確かめること|その施設で、湯の中に着て入れる物は何か

出かける前に、施設の案内でいちばん先に見てほしいのが、湯の中に着て入れる物の決まりです。ここが分からないまま持ち物を決めると、着ていった物を入口で脱ぐことになります。

決まりは、施設によっておおむね次の3つに分かれます。

  • 水着と、水着用として作られたラッシュガードや短パンなら、湯の中でも着てよい
  • プールの区画では着てよいが、温泉の湯船では水着だけにする
  • 湯の中は水着のみ。上着は湯の外でだけ着てよい

案内に書かれていない場合は、受付で「ラッシュガードを着たまま湯に入れますか」と一言聞いてください。施設の人にとってはよくある質問です。聞いておくと、湯の前で迷う時間がなくなります。

もう1つ、館内着やタオル地の上着を貸してくれるかどうかも見ておきます。貸し出しがあれば、湯の外で羽織る物は持っていかなくても足りることがあります。ただし、貸し出しの館内着が濡れた水着の上に着てよい物か、湯の区画には持ち込めない物かは、施設によって違います。湯の区画で羽織れる物かどうかまで確かめておくと、当日困りません。

湯の成分で、水着や上着が傷むことがある

水着で入る温泉ならではの注意として、湯の成分があります。温泉の湯には、さまざまな成分が溶けています。においの強い湯や、色のついた湯、肌がぬるっとする湯は、水着や上着の生地に影響することがあります。

よくあるのは、明るい色の水着や上着が少しずつ色あせたり、黄ばんだりすることです。金具のついた水着では、金具の色が変わることもあります。1回で大きく変わることは少ないですが、同じ物を何度も着ていくと差が出てきます。

気になるなら、湯の中で着る物は、色が濃いめで、金具の少ないものにしておくと安心です。湯から上がって着替えるときに、水着と上着を真水でさっと流しておくだけでも、傷み方はかなり変わります。家に帰ったら、なるべく早く水洗いをして、日陰で干してください。お気に入りの水着を長く使いたいなら、温泉に行く日のための1着を別に決めておくのも1つの方法です。

湯の外を歩く距離の数え方|湯から湯まで何歩か

湯の外で羽織る物が要るかどうかは、湯から次の湯まで、何歩くらい歩くかで決めます。施設の案内図や、写真で全体の広さを見ておいてください。

歩数で考えるのは、秒数より当日に数えやすいからです。目安として、大人がふつうに歩くと、30歩でおよそ20秒ほどです。濡れた床の上では歩幅が小さくなり、ゆっくり歩くので、実際にはもう少しかかります。

湯から上がった体は、皮膚の表面の水が乾くときに熱を奪われます。屋内の暖かい通路でも、30歩を超えるあたりから肩と腕が冷たく感じ始めます。湯と湯が隣り合っていて数歩で移れるなら、羽織る物は要りません。湯の区画が分かれていて、通路を歩いて移るなら、1枚持っていくと移動が楽になります。

数えるときは、いちばん遠い湯までの距離ではなく、自分がよく行き来しそうな湯の間の距離で考えてください。全部の湯を1回ずつ回るより、気に入った2つか3つの湯を何度も行き来することのほうが多いからです。

境目①|すべての湯が屋内で、湯から湯まで30歩以内

湯がすべて屋内にあって、湯から湯まで30歩以内で移れる施設なら、湯の外で羽織る物はなくても大丈夫です。屋内の湯の区画は、たいてい空調で暖かく保たれていて、濡れた体で数十歩歩くくらいでは冷えにくいからです。

この場合に持っていくのは、湯の中で着られる物だけで十分です。体を少し隠したいなら、施設の決まりに合う薄手のラッシュガードを1枚。決まりで水着だけなら、水着だけで構いません。

それでも、休憩所で長く座るつもりなら、境目③を見てください。歩く距離が短くても、座っている時間が長ければ体は冷えます。

湯の中で着るラッシュガードは、丈と袖を湯の深さで決める

湯の中でラッシュガードを着てよい施設なら、どんな形を選ぶかも考えておきます。目安になるのは、湯の深さです。水着で入る温泉の湯船は、座ると胸から肩くらいまで浸かる深さのものが多くあります。

湯に浸かっている間、肩から上は湯の外に出ています。長袖のラッシュガードは、湯の中では体にぴったり沿いますが、湯から出た肩と腕の部分は濡れたまま空気に触れるので、かえって冷たく感じることがあります。屋内の暖かい湯の区画なら気になりませんが、屋外の湯では半袖や袖のない形のほうが、湯の外に出たときの冷たさが少なくなります。

丈は、腰まで隠れるものを選ぶと、湯の中で裾が浮き上がりにくくなります。短い丈のものは、湯に浸かると裾がふわりと浮いて、お腹のあたりがめくれることがあります。体にほどよく沿う大きさを選び、大きすぎるものは避けてください。湯の中で生地がふくらむと、動きにくくなるうえ、湯から上がるときに水を多く含んで重くなります。

境目②|屋外の湯がある、または湯から湯まで30歩を超える

屋外の湯がある施設や、湯の区画が広くて30歩を超えて歩く施設では、湯の外で羽織る1枚を持っていきます。

秋冬の屋外の湯は、湯の中は温かくても、湯から上がった瞬間に外の空気が体に当たります。外気が15度を下回る日は、湯から屋内の扉まで歩く数十秒で、肩と腕が一気に冷えます。風のある日は、さらに冷たく感じます。

ここで選ぶのは、次の条件に合う物です。

  • 濡れた水着の上から着ても、重くなりにくい
  • 前が開いていて、脱ぎ着が一瞬で済む
  • 肩と首まで覆える

タオル地のフードつきの羽織は、この3つをすべて満たします。濡れた体の水を吸いながら、外の空気をさえぎります。湯の前で脱いで、近くの棚かベンチに置けば、湯から上がってすぐに羽織れます。

前を閉じるタイプの物や、頭からかぶる物は、濡れた体に張りついて脱ぎ着に時間がかかります。湯の前で手間取ると、そのぶん体が冷えるので、前開きを選んでください。

羽織る物の素材は、濡れたあとの重さで比べる

湯の外で羽織る物の素材は、主に3つから選ぶことになります。厚めのタオル地、薄くて軽いマイクロファイバーのような起毛の生地、そしてラッシュガードと同じ生地で作られたパーカーです。

比べ方はかんたんです。家で一度、水で濡らして軽く絞り、手に持ってみてください。濡れたあとにずっしり重くなる物は、湯から湯へ何度も羽織るうちに、肩に重さがたまっていきます。厚めのタオル地は暖かい反面、濡れると重くなりやすい素材です。休憩所でじっと座るときには向いていますが、何度も脱ぎ着するときは少し負担になります。

薄い起毛の生地は、濡れても軽く、乾きも早いのが利点です。ただ、風を通しやすいので、屋外の湯で風の強い日には、少し寒く感じることがあります。ラッシュガードと同じ生地のパーカーは、水をほとんど吸わないので重くなりませんが、暖かさは控えめです。

迷ったら、屋外の湯に何度も出るなら軽い起毛、休憩所で長く座るならタオル地、と分けて考えてください。どちらも当てはまるなら、薄い起毛の羽織に、休憩所用のタオルを1枚足す組み合わせが、重さと暖かさの釣り合いがとりやすいです。

サウナと外気浴があるときは、羽織を休む場所に置いておく

水着で入る温泉の中には、サウナと水風呂、外で体を休める場所がそろっているところもあります。秋冬は、サウナのあとに外の空気で休む時間が、とくに気持ちよく感じる季節です。

サウナの中には、羽織る物は持ち込まないのが基本です。熱で生地が傷んだり、決まりで持ち込みを断っていたりする施設が多いからです。サウナと水風呂を出たあとに外で休むなら、羽織る物は外の休む場所の近くに置いておきます。

外で休む時間は、体が温まっている間は水着だけでも心地よく感じます。けれど、秋冬の外気では、5分を過ぎるころから急に冷えを感じることがあります。冷えを感じたらすぐに羽織れるように、手の届くところに置いておくのが大切です。休む椅子の背にかけておくか、たたんで膝の上に置いておくと、立ち上がらずに羽織れます。

境目③|休憩所で30分以上座る

もう1つの境目は、休憩所で座る時間です。水着で入る温泉では、湯と湯のあいだに、休憩所や湯の区画の長椅子で休むことが多くなります。

湯から上がってすぐは体が温かいので、水着のままでも気になりません。けれど、座って10分、20分と過ぎると、体の表面が冷え始めます。30分以上座るつもりなら、湯の外で羽織る物を持っていってください。休憩所が屋外に近い場所にある施設や、窓際の席では、もう少し早く冷えを感じます。

休憩所で羽織る物は、歩くときの物より少し厚めでも構いません。座っている間は脱ぎ着しないので、濡れた水着の上でも暖かさを保てる物が向いています。タオル地の羽織の上に、もう1枚薄い物を重ねられると安心です。

休憩所で飲み物を飲んだり、軽く食事をしたりできる施設もあります。食事の席では、水着のままより、羽織を1枚着ていたほうが落ち着いて過ごせます。

休憩所の椅子にも目を向けておきます。木やプラスチックの長椅子は、濡れた水着で座るとお尻と太ももの裏が冷たく感じます。寝そべることのできる椅子があるなら、背中まで冷たさが伝わります。羽織る物の丈が膝まであれば、座ったときに太ももの裏まで覆えるので、椅子の冷たさが直接伝わりにくくなります。丈の短い羽織しかないなら、タオルを1枚敷いてから座ってください。

休憩所で眠ってしまうことも、湯上がりにはよくあります。うとうとしている間に体はゆっくり冷えていき、目が覚めたときに寒さで体がこわばっていることがあります。眠ってしまいそうなときは、羽織の前を閉じ、フードをかぶって、首とお腹を覆っておいてください。

歩く距離と施設の決まりを組み合わせる

ここまでの境目と、湯の中に着て入れる物の決まりを組み合わせると、持ち物はおおよそ次のように決まります。

湯の外の状況湯の中で着られる物がある水着だけの決まり
屋内のみ・30歩以内薄手のラッシュガード1枚水着だけ
屋外の湯あり・30歩超ラッシュガードと羽織1枚水着と羽織1枚
休憩所で30分以上上に加えて、羽織を厚めに羽織を厚めに

この表は、あくまで軸を示すためのものです。実際には、自分がどの湯をどれくらい行き来するかで変わります。屋外の湯がある施設でも、屋外には1回だけ行って、あとは屋内の湯で過ごすなら、羽織は1回のために持っていくことになります。その1回のために荷物を増やすかどうかは、外の気温と風の強さで決めてください。

湯から上がったあとの数十秒|濡れた体と床の冷たさ

秋冬の水着で入る温泉で、いちばん冷えるのは湯から上がった直後の数十秒です。この時間の過ごし方で、羽織る物の役立ち方が変わります。

湯から上がったら、まず羽織る物を肩にかけます。体を拭くより先にかけるほうが、外の空気に触れる時間が短くなります。タオル地の羽織なら、羽織りながら体の水を吸ってくれるので、拭く手間も省けます。

足元も冷えやすい場所です。屋外の湯のまわりの床は、石やタイルでできていることが多く、秋冬は濡れた足で歩くと冷たさが響きます。施設で湯の区画に履いていける物が決まっているなら、それに従います。湯の区画で履ける滑りにくいサンダルを用意している施設もあるので、案内を見ておいてください。

床が濡れていると、滑りやすくもなります。羽織る物の裾が長すぎると、足にまとわりついて歩きにくくなるので、膝くらいまでの丈が歩きやすい長さです。

宿に泊まって、部屋から湯の区画へ向かうとき

水着で入る温泉が宿に併設されていて、部屋から湯の区画まで歩いて向かうこともあります。この場合は、更衣室で着替えるのではなく、部屋で水着に着替えてから廊下を歩くことになるかもしれません。

部屋から湯の区画までの廊下を、水着の上に何を着て歩いてよいかは、宿の決まりで変わります。館内着を上に着て歩いてよい宿、水着の上にタオル地の羽織を着れば歩いてよい宿、湯の区画のそばの更衣室で着替えるよう案内している宿があります。案内に書かれていなければ、着いたときに受付で聞いてください。

廊下は、湯の区画よりも空調が控えめなことがあります。帰りに濡れた水着のまま廊下を歩くと、湯の区画を出た途端に冷えを感じます。部屋に戻るまでの距離が長いなら、湯の区画を出る前に体と髪をしっかり拭き、乾いた羽織に替えてから歩くと楽です。そのために、湯の外で羽織る物とは別に、帰りに着る乾いた1枚を用意しておくと安心です。

髪と首の冷え|帰り道までを考える

水着で入る温泉では、髪も濡れます。秋冬は、濡れた髪から首に水が伝って、湯から上がったあとの冷えを強くします。

湯の区画で髪をまとめておくと、首まわりが冷えにくくなります。長い髪は、高い位置でまとめて首から離します。施設によっては、湯に入るときに髪をまとめるよう案内しているところもあります。

フードつきの羽織は、濡れた髪をフードで覆えるので、屋外の湯から屋内へ戻るときに頭と首を守れます。フードのない羽織なら、首にタオルを1枚かけておくだけでも違います。

帰り道は、湯から上がって着替えたあとも、しばらく体が温かく感じます。けれど、秋冬の夕方から夜は、外に出て10分もすると体が冷え始めます。髪をしっかり乾かしてから出る、首まわりを覆える上着を着て帰る、の2つを守るだけで、帰り道の冷えはかなり減ります。

どちらとも取れるとき①|屋外の湯に、行くか行かないか決めていない

屋外の湯がある施設に行くけれど、寒そうなので行くかどうか決めていない、ということがあります。このときは、羽織る物を持っていくかどうかで迷います。

迷ったら、持っていってください。行かなかった場合の荷物が1枚増えるだけですが、行きたくなったときに羽織る物がないと、寒さを理由にあきらめることになります。タオル地の羽織は、軽くたためば小さめのバッグにも入ります。

屋外の湯は、秋冬だからこそ気持ちがよい場所です。湯の中は温かく、顔に当たる空気だけが冷たい。その心地よさを味わうためにも、湯から上がったあとの数十秒を乗り切る物を1枚用意しておくと、行くかどうかを当日の気分で決められます。

ただし、外気が5度を下回るような寒い日や、雨の日は、屋外の湯に出る回数を少なくしておくほうが体への負担が少なくなります。湯に入る前後で体が冷えすぎると、温まるまでに時間がかかるからです。

どちらとも取れるとき②|体を隠したい気持ちと、施設の決まり

水着で入る温泉では、体を隠したいという気持ちを持つ人も多いです。けれど、湯の中に着て入れる物の決まりによって、隠せる方法が変わります。

湯の中でもラッシュガードや水着用のショートパンツを着られる施設なら、隠したい場所に合わせて選べます。お腹まわりや腰まわりが気になるなら、腰まで隠れる長めのラッシュガード。太ももが気になるなら、水着用のショートパンツを重ねます。腕が気になるなら、長袖のラッシュガードにします。

湯の中は水着だけという決まりの施設では、湯の外の時間で隠す形にします。膝まで隠れる丈のタオル地の羽織を着て湯のそばまで行き、湯に入る直前に脱ぎます。湯から上がったらすぐに羽織るので、水着だけの姿で過ごす時間は、湯の出入りの一瞬だけになります。

どちらの場合も、隠すことにこだわりすぎて、湯を楽しめなくなっては本末転倒です。水着で入る温泉は、さまざまな体型の人が気楽に過ごす場所です。気になる場所を1つだけ選んで隠し、ほかは気にしすぎない、くらいの割り切りで十分です。

どちらとも取れるとき③|子ども連れで行くとき

子ども連れで水着で入る温泉に行くと、自分が湯に入っている時間より、子どもを見守っている時間のほうが長くなることがあります。

子どもが湯の区画やプールの区画で遊んでいる間、大人は湯の外で立って見ていたり、湯のふちに座って足だけ浸けていたりします。この時間は、湯から上がった直後と同じように、体が冷えやすくなります。子ども連れなら、歩く距離や屋外の湯の有無にかかわらず、湯の外で羽織る物を1枚持っていくほうが安心です。

湯の外で見守るときは、すぐに水に入れる状態にしておくことも大切です。羽織る物は、前開きで、すぐに脱げる物を選んでください。子どもが水の中で助けを求めたとき、羽織を脱ぐのに手間取らないようにします。

子どもの分の羽織る物も忘れずに用意してください。子どもは大人より体が小さいぶん、湯から上がったあとに冷えやすいです。フードつきのタオル地の羽織を1枚持たせておくと、湯から湯へ移るときに羽織らせやすくなります。

どちらとも取れるとき④|友人同士か、2人で行くか

友人同士で行くか、2人で行くかでも、湯の外で羽織る物の選び方は少し変わります。

友人同士で行く場合は、休憩所でおしゃべりしながら過ごす時間が長くなりがちです。湯に入っている時間より、座っている時間のほうが長くなることもあります。境目③の休憩所で30分以上座る場合に当てはまることが多いので、羽織は少し厚めの物を選んでおきます。

2人で行く場合は、湯から湯へ一緒に移ることが多く、相手の歩く速さに合わせて移動します。相手がゆっくり湯を選ぶ人なら、湯の外にいる時間が長くなるので、羽織る物があると楽です。

どちらの場合も、写真を撮る機会があるなら、羽織る物の色も少しだけ気にしておくと楽しいです。湯気や湯の色の中では、落ち着いた色より、少し明るめの色のほうが写真の中で映えます。ただし、施設によっては撮影を禁止している区画があるので、撮る前に案内を確かめてください。

持っていく物の決め方|前の日に3つ確かめる

ここまでの内容を、前の日に確かめる3つの手順にまとめておきます。

1つ目は、湯の中に着て入れる物の決まりです。施設の案内を見て、ラッシュガードや水着用のショートパンツが湯の中で着られるかを確かめます。分からなければ、当日受付で聞くつもりで、両方の場合に備えた物を用意します。

2つ目は、湯の外を歩く距離と、屋外の湯の有無です。施設の案内図や写真を見て、湯から湯までの距離と、屋外の湯があるかを確かめます。30歩を超えて歩くか、屋外の湯があるなら、湯の外で羽織る物を1枚入れます。

3つ目は、当日の外気温です。天気予報で、施設のある場所の最低気温と風の強さを見ます。15度を下回る日は、羽織る物を肩と首まで覆える形にします。風の強い日は、フードつきの物が役立ちます。

着替えと荷物は、濡れた物を入れる袋まで用意する

前の日の準備で忘れやすいのが、帰るときの濡れた物の扱いです。水着、湯の中で着た上着、湯の外で羽織った物は、どれも濡れたまま持ち帰ることになります。ロッカーで着替えるときに、乾いた服と濡れた物が混ざらないよう、口を閉じられる袋を1つ用意しておきます。

濡れた物は、袋に入れたまま長く置いておくと、においが残りやすくなります。家に着いたら、袋からすぐに出して水洗いしてください。湯の成分が残っていると、生地が傷みやすくなるので、洗うまでの時間はなるべく短くします。

着替えの服は、湯上がりの体がまだ温かいうちに着ることを考えて、脱ぎ着しやすい物にしておきます。秋冬だからといって、行きと同じ厚手のニットを着込むと、湯上がりの体には暑く感じて汗をかき、そのあと外に出たときに冷えます。前開きの上着を1枚はおって、外に出る直前に前を閉じる形にすると、温度の調整がしやすくなります。

この3つが決まれば、持っていく物は自然に絞られます。水着、湯の中で着られる物、湯の外で羽織る物、髪をまとめる物、帰り道の上着。これだけあれば、秋冬の水着で入る温泉は十分に楽しめます。湯上がりの持ち物全般は日帰り温泉の持ち物|秋冬は、湯上がりから家に着くまでの時間で選ぶにもまとめています。

年代で変わるところ

湯の外を歩く距離で決めるという考え方は、年代で変わりません。変わるのは、冷えへの感じ方と、隠したい場所の優先順位です。

20代から30代は、湯の外でもそれほど冷えを感じないことが多く、湯の外で羽織る物は薄手でも足ります。そのぶん、写真を撮ったり、友人と過ごしたりする時間を楽しめるように、羽織る物の色や形を選ぶ余裕があります。

40代は、湯から上がったあとの冷えを感じやすくなる人が増えます。屋外の湯がある施設では、羽織る物を肩と首まで覆える物にしておくと楽です。休憩所で座る時間が長くなりがちなので、羽織を少し厚めにしておくと安心です。

50代以降は、湯の出入りで体温が大きく変わることに気をつけたい年代です。屋外の湯へ出る回数を少なめにする、湯から上がったらすぐに羽織る、休憩所でしっかり体を休める、の3つを意識してください。湯の区画で履ける滑りにくいサンダルも、足元の安心につながります。

どの年代でも、無理に長く湯に入り続けたり、寒い屋外で長く過ごしたりする必要はありません。湯の外の時間を数えて、自分の体に合った物を1枚用意しておくことが、秋冬の水着で入る温泉をいちばん楽しめる方法です。

南の島へ行くときや、屋外の温水プールに行くとき

最後に、水着で入る温泉と似た場面について触れておきます。秋冬に南の島へ旅行するときや、屋外の温水プールに行くときも、湯の外で羽織る物の考え方はそのまま使えます。

南の島では、日中は暖かくても、朝晩や風のある日は思ったより冷えることがあります。プールや海から上がったあとの数十秒に羽織る物を1枚持っていくと、体が冷えにくくなります。日差しが強い場所なら、羽織る物が日よけの役目も果たします。

屋外の温水プールでは、水の中は温かくても、プールサイドの空気は冷たいです。プールから上がって休むときや、更衣室へ戻るときに羽織る物があると、体が冷えすぎずに済みます。

**湯や水の中より、外に出ている時間を数えてください。**秋冬の水着の上に着るものは、その時間の長さで決まります。

よくある問い

Q. 水着で入る温泉に、ラッシュガードを着たまま入ってもいいですか
施設によって決まりが違います。湯船の中でも着たままでよいところ、プールの区画だけ着られるところ、湯船では脱ぐように案内しているところがあります。案内に書かれていなければ、受付で一言聞いてください。着られない湯がある場合は、湯の外で羽織るタオル地の上着を別に持っていくと、湯に入る直前まで体を覆えます。
Q. 秋冬に屋外の湯へ移るとき、何を羽織ればいいですか
濡れたまま着ても重くなりにくく、脱ぐのも一瞬で済む物が向いています。フードつきのタオル地の羽織や、前を開けたまま着られる薄手のラッシュガードが使いやすいです。外気が15度を下回る日は、湯から上がって歩く数十秒で体が冷えるので、肩と首まで覆える形を選んでください。
Q. 施設で館内着を貸してくれる場合でも、上に着るものは持っていくべきですか
館内着が水着の上に着てよいものか、湯の区画では着られないものかで変わります。濡れた水着の上に着られない館内着なら、湯の区画を移動するための羽織は別に要ります。貸し出しのタオル地の上着がある施設なら、持っていかなくても足りることが多いので、出かける前に案内を確かめてください。
Q. 体型を隠したいのですが、何を選べばいいですか
湯に入れる上着の決まりに合わせて、隠す場所を分けると選びやすいです。湯の中でも着られるなら、腰まで隠れる長めのラッシュガードか、水着用のショートパンツを重ねます。湯の中では着られないなら、湯の外で羽織るタオル地の上着を膝まで隠れる丈にして、湯に入る直前に脱ぐ形にします。

— メグラシ編集部

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